JP2018062026A - ロボットの速度や加速度を制限する機能を備えたロボット制御装置 - Google Patents

ロボットの速度や加速度を制限する機能を備えたロボット制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】速度制限をする必要の無い動作領域でロボットの速度や加速度が低下するのを回避し、またロボット教示中でも生産中でも、指定された領域に侵入するロボットの速度及び加速度を制限できるようにする。【解決手段】ロボット制御装置10は、ロボット11におけるツール11cの先端部の位置を計算するロボットツール先端位置計算部15と、ユーザが任意の大きさの動作制限領域Aを設定するために設けられた動作制限領域設定部16と、ツール11cの先端部の位置が動作制限領域A内に有るか無いかを判定する判定部17と、ツール11cの先端部の位置が動作制限領域A内に有る場合にロボット11の速度及び加速度のうちの少なくとも一方を制限するようになされた動作制限部18と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、生産現場に設置される産業用ロボットを制御するロボット制御装置に関する。
生産現場において産業用ロボットを使用する場合、ユーザは、ロボットに対する動作指令を含むプログラムを予め作成してロボット制御装置に記憶している。あるいは、ユーザは、ロボット制御装置に接続された教示操作盤などを使って実際にロボットを操作して作業動作をロボットに教示している。また、このようにロボットの動作を設定する際、ユーザは、一般に、ロボットが発揮できる最大速度や最大加速度を上限として、そのロボットの用途に必要な速度や加速度を決めている。
しかし、プログラムミスや操作ミスによりロボットが周辺機械と干渉した場合、万が一にロボットが最大速度または最大加速度で動いていたとすると、周辺機械に対して甚大な被害が及んでしまう。
従来、こうした干渉時の被害を小さくする為に、ロボットの動作制限に関するパラメータを設定することにより、ロボットが発揮できる最大速度や最大加速度を制限する方法(以下、第一従来例と呼ぶ。)がある。また同様の目的で、ロボットの動作モードを教示モードに切替えるスイッチをロボット制御装置に設け、教示モードにおいてはロボットの動作速度を所定の安全速度に制限してロボットの教示操作を行える方法(以下、第二従来例と呼ぶ。)もある。
また、ロボットの動作速度を制限する方法は、特許文献1、特許文献2、特許文献3などにおいても開示されている。
具体的には、特許文献1は、ロボットに設置されたセンサによりロボット周囲の環境情報を検出し、その環境情報を基に、センサが検出不可能な未観測領域とロボットの動作環境とを含む3次元の環境モデルを生成するようにした装置を開示する。この装置は、ロボットが未観測領域に侵入すると判断したとき、ロボットの動作速度、動作加速度、動作力など制限する機能を備えている。
特許文献2は、ロボットと人間とを隔離する安全距離が設定されており、ロボットを非常停止しても停止できずに安全距離を超えると判定された場合に、ロボットの動作速度を制限し、停止できるようにするロボット制御装置を開示している。
特許文献3は、ロボットアームを含む所定の範囲内へ侵入した物体の位置を検出する侵入検出部と、ロボットアームの先端の位置、移動方向及び移動速度を検出する動作検出部とを備えた装置を開示する。この装置は、物体とロボットアーム先端との距離や、物体に対するロボットアーム先端の移動方向に応じて、ロボットアームの動作速度を制限する機能を有する。ロボットアームが人や物体に近付く方向に移動し、人や物体に対して所定の離間距離内に存在する場合はロボットアームの動作が制限される。一方、ロボットアームが人や物体から遠ざかる方向に移動する場合はロボットアームの動作は制限されることなく継続される。
特開2015−208789号公報 特開2015−000470号公報 特開2011−125975号公報
しかし、上述した第一従来例のようにパラメータ設定によりロボットの発揮可能な最大速度や最大加速度を制限すると、速度制限をする必要の無い動作領域、例えば干渉の可能性が小さい動作領域においても、ロボットの最大速度や最大加速度が制限されてしまう。これにより、ロボットを使用した生産工程においてサイクルタイムが伸びてしまう。
また、上述した第二従来例のようにロボットの動作モードを教示モードに切替えてロボットの最大速度や最大加速度を制限する場合も同様に、速度制限をする必要の無い動作領域でも、ロボットの最大速度や最大加速度が制限されてしまう。この結果、ロボット教示作業の効率が悪くなる。また、教示モードの時しか速度制限を行えず、ロボットによる生産中は速度制限を行えないという問題も生じる。
さらに、前述した特許文献1に記載された装置の場合は、ロボットの動作速度を制限するために、センサによりロボット周囲の環境情報を検出し、その環境情報を基に、センサにより検出不可能な未観測領域を含む三次元の環境モデルを生成する必要がある。このため、ロボットの動作制御を開始する度に、三次元の環境モデルを生成するための演算処理が必要となる。
また、前述した特許文献2に記載された装置の場合は、ロボットを非常停止しても停止できずに安全距離を超えると判定された場合にロボットの動作速度を制限するように構成されている。この装置においては、ロボットの動作速度を制限するか否かを判定する条件が複雑である。
また、前述した特許文献3に記載された装置の場合は、ロボットアームの速度を制限するか否かを判定するために、物体とロボットアーム先端との距離や、物体に対するロボットアーム先端の移動方向を検出する必要があり、動作制限の制御が複雑である。
そこで本発明の目的は、上述の実状に鑑み、速度制限をする必要の無い動作領域でロボットの速度や加速度が低下するのを回避し、またロボット教示中でも生産中でも、指定された領域に侵入するロボットの速度及び加速度を制限できるロボット制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の一態様は、産業用のロボットを制御するロボット制御装置であって、
前記ロボットの動作中、前記ロボットに取付けられたツールの先端部の位置を計算するロボットツール先端位置計算部と、
ユーザが前記ロボットのワールド座標系における座標値によって任意の大きさの動作制限領域を設定するために設けられた動作制限領域設定部と、
前記ロボットツール先端位置計算部により計算された前記先端部の位置が、前記動作制限領域設定部により定められた前記動作制限領域内に有るか無いかを判定する判定部と、
前記先端部の位置が前記動作制限領域内に有ることが前記判定部により判定された場合、前記ロボットの速度及び加速度のうちの少なくとも一方を制限するようになされた動作制限部と、
を備えたロボット制御装置が提供される。
本発明の他の態様は、上記した一態様のロボット制御装置であって、前記ロボットは、工作機械に対してワークを着脱する作業を行うロボットであり、前記動作制限領域は、前記工作機械を含む領域である、ロボット制御装置が提供される。
本発明によれば、速度制限をする必要の無い動作領域でロボットの速度や加速度が低下するのを回避することができる。さらに、ロボット教示中でも生産中でも、指定された領域、例えば工作機械を含む領域に侵入したロボットの速度及び加速度を制限することができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態のロボット制御装置を示す機能ブロック図である。 一実施形態のロボット制御装置により動作されるロボットのアーム部と動作制限領域とを示す上面図である。 一実施形態のロボット制御装置によるロボットの制御フローを示したフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は、一実施形態のロボット制御装置10を示す機能ブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態のロボット制御装置10は、産業用のロボット11を制御するためにロボット11と相互通信可能に接続されている。
ロボット11は、図1における二点鎖線の枠内に示されるように、複数のアーム部(リンク部)11aを関節部11bにより互いに連結して構成された多関節ロボットである。
ロボット11により作業を行うために、ロボットハンド、加工ツール、溶接ツールなどの各種ツール11cが、ロボット11の遠位側のアーム部11aの末端に在る関節部11b(以下、手首部と呼ぶこともある。)に着脱可能に取付けられている。手首部は、ロール方向、ピッチ方向、及びヨー方向という3方向にツール11cを動作させられるような関節構造を有しているのが好ましい。
ロボット11の各関節部11bには、アーム部11aを回転駆動するモータ20が内蔵されている。ロボット制御装置10は、ロボット11の各関節部11b内のモータ20に速度指令、位置指令、トルク指令などの動作指令を送ることによって各アーム部11aを動作させるようになっている。さらに、ロボット11は、モータ20の軸位置(回転角度)を検出するエンコーダなどの位置検出器21を備えている。ロボット制御装置10は、位置検出器21により検出されるモータ20の実際の軸位置と指令値との偏差を補正するように動作指令をモータ20に出力するサーボアンプ19を備えている。
本願においては、ロボット11のアーム部11aの回転可能範囲によって定まる範囲内に工作機械やベルトコンベアなどの各種の周辺機械または構造物(図示せず)が設置される状況を想定している。例えば、ロボット11が、工作機械に対してワークを着脱する作業を行うローダ・アンローダ部として生産現場に設置されるような状況である。こうした状況においてロボット11が動作プログラムに従って動作したとき、プログラムミスが在ると、ロボット11の手首部に取付けられたツール11cの先端部(以下、ツール先端部と称す。)が工作機械と干渉することがある。また、ロボット11に作業動作を教示するためにユーザが教示操作盤23を使ってロボット11を動作させたときも、ユーザの操作ミスによりロボット11のツール先端部が工作機械と干渉することがある。こうした干渉時にロボット11の発揮可能な最大速度及び最大加速度でツール先端部が動いていたとすると、工作機械は甚大な被害を受ける。そこで、被害を低減するため、本願においては、ロボット11を高速動作させない領域、すなわち動作制限領域Aをユーザがロボット制御装置10内に事前に設定登録できるようにしている。さらに、ロボット制御装置10は、その動作制限領域A内にツール先端部の位置が有る間はロボット11の速度や加速度を制限するように構成されている。
図2は、ロボット制御装置10により動作されるロボット11のアーム部11aと動作制限領域Aとを示す上面図である。但し、図2に示されるアーム部11aは、ロボット11の遠位側に在ってツールが取付けられたアーム部とする。また、動作制限領域Aは、実際の空間においては視認不能な領域であるが、理解を容易にするために点線の枠により図示されている。
図2に示されるように、ロボット11のツール先端部の位置が、位置P1から位置P2へ向かって旋回されるとする。このとき、ツール先端部が、点線で示される動ユーザ作制限領域Aを通過する間は、ロボット11の動作制限が行われる。このため、ツール先端部が動作制限領域Aにおける工作機械などと干渉したとしても、工作機械の損傷を小さく抑えることができる。
一方、ロボット11のツール先端部が動作制限領域Aに入る前と動作制限領域Aを出た後は、ロボット11の動作制限は行われず、動作指令どおりの速度や加速度でロボット11のアーム部11aは旋回する。このため、速度や加速度を制限するパラメータを予め設定しておく方法や、教示モードに切替えてロボットの動作を所定の安全速度に制限してロボットの教示操作を行う方法と比べ、ロボット11の動作効率が向上する。
動作制限領域Aは、例えば、図2に示されるように直方体の内側として定義される。この場合には、直方体の頂点の座標値が、後述する動作制限領域設定部16から数値入力されて判定部17に保存される。その座標値は、ロボット11のワールド座標系における位置であることが好ましい。また、動作制限領域Aは複数の領域として定義されてもよく、また、形状は直方体に限定されない。
さらに、再び図1を参照して、上述した本実施形態のロボット制御装置10をより具体的に説明する。
図1に示されるように、本実施形態のロボット制御装置10は、動作指令部12、教示モード指令部13、記憶部14、ロボットツール先端位置計算部15、動作制限領域設定部16、判定部17、動作制限部18、サーボアンプ19を備える。以下、これら構成要素の機能を説明する。
ロボット制御装置10の制御対象であるロボット11の各軸を駆動するモータ20はサーボモータである。
動作指令部12は、予め作成されたロボット動作プログラムに従ってロボット11を動作させる指令信号(動作指令)を出力する。ロボット動作プログラムは記憶部14内に記憶されている。ユーザが、ロボット制御装置10に通信可能に接続された上位コンピュータ22を使って作成し、記憶部14に記憶させてもよい。記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)といったメモリ装置や、ハードディスクといった磁気記憶装置などである。
教示モード動作指令部12は、ユーザが教示操作盤23を使ってロボット11を操作する信号をロボット制御装置10に入力すると、その入力信号に応じた指令信号(動作指令)を生成および出力する。
サーボアンプ19は、動作指令部12から出力される指令信号を後述する動作制限部18を介して受取って、この指令信号と、モータ20の軸位置(回転角度)を検出する位置検出器21からの出力信号とが一致するようにモータ20を制御する機能を有する。位置検出器21にはエンコーダが使用されるのが好ましい。また、サーボアンプ19はロボット制御装置10外に設けられていてもよい。
ロボットツール先端位置計算部15は、ロボット11の動作中に、ロボット11に取付けられたツール11cの先端部の位置、すなわちツール先端部の位置を計算する機能を有する。算出されるツール先端部の位置は、ロボット11のワールド座標系における座標値で表されるものとする。
動作制限領域設定部16は、ユーザがロボット11のワールド座標系における座標値によって任意の大きさの動作制限領域Aを設定するために設けられている。動作制限領域Aは、ロボット11が設置された実空間においてロボット11の高速動作が許されない領域である。例えばロボット11が工作機械に対してワークを着脱する作業を行う場合、その工作機械を包む領域が動作制限領域Aとして設定される。
動作制限領域設定部16は、上位コンピュータ22または教示操作盤23などに付属されたキーボードまたはタッチパネルなどの入力装置から構成されてもよい。動作制限領域設定部16により設定された動作制限領域Aの座標値データは、後述する判定部17に送られて保存される。
判定部17は、ロボットツール先端位置計算部15により計算されたツール先端部の位置が、動作制限領域設定部16により設定された動作制限領域A内に有るか無いかを判定する機能を有する。
動作制限部18は、ツール先端部の位置が動作制限領域A内に有ることが判定部17により判定された場合、ロボット11の速度及び加速度のうちの少なくとも一方を所定の値以下に制限する機能を有する。具体的には、動作制限部18は、ツール先端部の位置が動作制限領域A内に有る間、ロボット11に出力すべき動作指令のうちの速度や加速度の指令値のみを一定の割合で小さくすることにより、ロボット11の速度及び加速度のうちの少なくとも一方を所定の値以下に低下させる。
前述したロボット制御装置10は、ロボット11の動作制限領域Aをグラフィック表示する表示部(図示せず)を備えていてもよい。また、表示部は、上位コンピュータ22に付属される表示パネルや、教示操作盤23に備わる表示画面により構成されてもよい。このような表示部を備えることにより、ユーザは、ロボット11の動作制限領域Aの設定を表示部により確認しながら行えるようになる。
図3は、図1に示されたロボット制御装置10によるロボット11の処理フローを示したフローチャートである。
以下、図1〜図3を参照しつつ、図1に示されたロボット制御装置10の動作について説明する。但し、図3のステップS11が実施されるときには、動作制限領域Aが動作制限領域設定部16により設定されて判定部17に入力されているものとする。
はじめに、図3のステップS11において、ロボット制御装置10のロボットツール先端位置計算部15は、現在動作中のロボット11におけるツール先端部の位置を計算する。
例えば、ロボットツール先端位置計算部15は、エンコーダなどの位置検出器21から所定時間毎、例えば制御周期毎に、ロボット11の各関節部11b内のモータ20の軸位置(回転角度)を読取る。そして、ロボットツール先端位置計算部15は、読取った各モータ20の回転角度及び、各アーム部11aやツール11cなどの機構部の設計寸法、例えば各モータ軸間の長さに基づき、ロボット11のワールド座標系におけるツール先端部の位置を計算する。上記の機構部の設計寸法は事前にロボット制御装置10に記憶されている。
続いて、図3のステップS12において、判定部17は、ロボットツール先端位置計算部15により計算されたツール先端部の位置が、動作制限領域設定部16により予め設定された動作制限領域A内に有るか無いかを判定する。この判定の結果、ツール先端部の位置が動作制限領域A内に有る場合は、図3のステップS13が行われる。
図3のステップS13においては、動作制限部18がロボット11の速度及び加速度のうちの少なくとも一方を所定の値以下に制限する。
例えば、動作制限部18は、図1に示された動作指令部12または教示モード指令部13から出力される動作指令のうちの速度や加速度の指令値のみをそれぞれ所定の閾値以下に低減してサーボアンプ19に出力する。これにより、生産中でもロボット教示中でもツール先端部の位置が動作制限領域A内に有る間は、ロボット11の速度や加速度が所定の安全値以下に抑えられながら、ロボット11は指令された動作を履行する。
一方、上記ステップS12において、ツール先端部の位置が動作制限領域A内に無いと判定された場合には、ロボット11の速度や加速度を制限することは行われない。つまり、動作指令部12または教示モード指令部13から出力された動作指令どおりの速度や加速度でロボット11は動作する(図3のステップS14)。
さらに、前述のステップS13またはステップS14の処理が実行されると、動作指令の終了信号が出たかどうかが判別される(図3のステップS15)。このステップにおいて動作指令の終了信号が出たと判断されると、ロボット11の動作は終了する。一方、動作指令の終了信号が出ていないと判断されている間、言い換えれば、動作指令が出力されている間は前述のステップS11〜ステップS15の一連の処理が繰返される。
以上に説明したように、生産設備において例えば工作機械に対するワークの着脱をロボット11に行わせる場合、ユーザは、工作機械を含む任意の領域を動作制限領域Aとしてロボット制御装置10内に事前に設定することができる。ロボット制御装置10は、生産時や教示時にロボット11におけるツール先端部の位置を計算し、該ツール先端部の位置が動作制限領域A内に有る間はロボット11の速度及び加速度を制限するように構成されている。このため、生産中やロボット教示中にプログラムミスや操作ミスにより工作機械とロボット11が干渉した場合でも、ロボット11の速度や加速度を制限しない場合に比べて被害を小さくすることができる。
さらに、ロボット制御装置10は、ツール先端部の位置が動作制限領域A内に無ければロボット11の速度及び加速度を制限しないように構成されている。このため、速度制限をする必要の無い動作領域でロボットの速度や加速度が低下するのを回避することができ、生産中や教示中のロボット11の動作効率が向上する。
なお、上述した実施形態のロボット制御装置10は、バスを介して互いに接続された、記憶部、CPU(control processing unit)、および通信部などを備えたコンピュータシステムを用いて構成されうる。該記憶部は、ROM(read only memory)やRAM(random access memory)などである、また、上述したようなロボット制御装置10が備える動作指令部12、教示モード指令部13、ロボットツール先端位置計算部15、動作制限領域設定部16、判定部17、動作制限部18、等の機能や動作は、ROMに記憶されたプログラムがCPUにより実行されることよって達成されうる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
10 ロボット制御装置
11 ロボット
11a アーム部
11b 関節部
11c ツール
12 動作指令部
13 教示モード指令部
14 記憶部
15 ロボットツール先端位置計算部
16 動作制限領域設定部
17 判定部
18 動作制限部
19 サーボアンプ
20 モータ
21 位置検出器
22 上位コンピュータ
23 教示操作盤

Claims (2)

  1. 産業用のロボット(11)を制御するロボット制御装置(10)であって、
    前記ロボット(11)の動作中、前記ロボット(11)に取付けられたツール(11c)の先端部の位置を計算するロボットツール先端位置計算部(15)と、
    ユーザが前記ロボット(11)のワールド座標系における座標値によって任意の大きさの動作制限領域(A)を設定するために設けられた動作制限領域設定部(16)と、
    前記ロボットツール先端位置計算部(15)により計算された前記先端部の位置が、前記動作制限領域設定部(16)により定められた前記動作制限領域(A)内に有るか無いかを判定する判定部(17)と、
    前記先端部の位置が前記動作制限領域(A)内に有ることが前記判定部(17)により判定された場合、前記ロボット(11)の速度及び加速度のうちの少なくとも一方を制限するようになされた動作制限部(18)と、
    を備えたロボット制御装置(10)。
  2. 前記ロボット(11)は、工作機械に対してワークを着脱する作業を行うロボットであり、
    前記動作制限領域(A)は、前記工作機械を含む領域である、請求項1に記載のロボット制御装置(10)。
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