JP2019065701A - 自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材、自動ドア装置、及び、自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材のベース上壁に対し取り付けられる一対の第一取り付け部と、該一対の第一取り付け部の間に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記一対の第一取り付け部の各々は、前記ベース上壁の前記水平方向に延在するベース上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記ベース上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記ベース上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記ベース上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記第二取り付け部は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナット又は一方の前記第一軸受け部に形成される雌ネジとを有し、
前記ベース上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部の各前記第一軸受け部が前記ベース上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部の前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により各前記第一軸受け部及び前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部の前記端面から離れた位置に配置されることを特徴とする。
前記一対の第一取り付け部は、前記ベース上壁端部の前記内面側に配置される前記第一保持壁、及び/又は、前記第一当接壁に連続する連結部を有することを特徴とする。
前記一対の第一取り付け部及び前記第二取り付け部には、抜け止めが形成されることを特徴とする。
前記一対の第一取り付け部及び前記第二取り付け部は、金属の切削加工又は鋳造にて製造される、或いは樹脂成形にて形成されることを特徴とする。
前記一対の第二保持壁は、前記一対の第一保持壁よりも長くなるように形成されることを特徴とする。
前記ベース上壁は、ベース上壁基部と、ベース上壁中間部と、前記ベース上壁端部とを有するとともに、前記ベース上壁中間部と前記ベース上壁端部との連続部分が段差部になる形状に形成され、
該段差部は、前記ベース上壁中間部を上の段、前記ベース上壁端部を下の段にするような段差の部分に形成されるとともに、前記ベース上壁中間部の外面と、前記カバー上壁端部の外面とが略同一平面になるように形成され、
さらに、前記段差部は、前記ベース上壁端部と前記カバー上壁端部との重なり部分が生じるように形成されることを特徴とする。
前記段差部には、90°を超えて前記カバーを開かせるための部分として、切り欠き又は斜めに傾く部分が、前記カバー開閉用ヒンジ部材の取り付け位置に合わせて配置形成されることを特徴とする。
前記カバーには、該カバーの開状態に必要な分だけコードが確保されたセンサーが取り付けられることを特徴とする。
上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材のベース上壁に対し取り付けられる第一取り付け部と、該第一取り付け部の両側に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる一対の第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記第一取り付け部は、前記ベース上壁の前記水平方向に延在するベース上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記ベース上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記ベース上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記ベース上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記一対の第二取り付け部の各々は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記一対の第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナットとを有し、
前記ベース上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第一取り付け部の前記第一軸受け部が前記ベース上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第二取り付け部の各前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により前記第一軸受け部及び各前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部の前記端面から離れた位置に配置されることを特徴とする。
水平方向に延在する状態でベース部材が固定される上枠と、前記ベース部材の正面開口部の側を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記上枠の上壁に対し取り付けられる一対の第一取り付け部と、該一対の第一取り付け部の間に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記一対の第一取り付け部の各々は、前記上壁の前記水平方向に延在する上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記第二取り付け部は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナットとを有し、
前記上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部の各前記第一軸受け部が前記上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部の前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により各前記第一軸受け部及び前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記上壁端部の前記端面から離れた位置に配置されることを特徴とする。
上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとを備える自動ドア装置のメンテナンス時に、前記ベース部材及び前記カバーの両方に跨る状態で請求項1、2、3、4又は5に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材が取り付けられているものとするとともに、メンテナンス直前に第一工程及び第二工程が行われ、且つ、メンテナンス直後に第三工程及び第四工程が行われるものとし、
前記第一工程では、前記カバーのカバー上壁を少なくとも90°回転移動させて、前記カバー上壁を立てるような開状態にする作業が行われ、
前記第二工程では、前記カバーのカバー前壁と前記カバー開閉用ヒンジ部材との間に開放保持部材を取り付けて、前記カバーの開状態を保持する作業が行われ、
前記第三工程では、前記開放保持部材を前記カバー前壁と前記カバー開閉用ヒンジ部材との間から取り外す作業が行われ、
前記第四工程では、前記カバーのカバー上壁を倒すような回転移動をさせて閉状態となる元の状態に戻す作業が行われることを特徴とする。
前記カバー開閉用ヒンジ部材には、前記開放保持部材に対する挿入・係合スペースとして中抜き形状部分が形成され、
該中抜き形状部分は、前記カバーが開状態において前記カバー開閉用ヒンジ部材の第二取り付け部が回転移動することにより、前記カバー開閉用ヒンジ部材の一対の第一取り付け部の間に配置形成される部分であることを特徴とする。
前記カバー開閉用ヒンジ部材には、前記開放保持部材に対する係合部分として延長部が前記カバー開閉用ヒンジ部材の第一取り付け部の側に突出形成されることを特徴とする。
図1及び図2において、引分タイプ及び片引タイプの自動ドア装置31は、人の通行や物の搬入等の際にドア32が自動で開閉するように構成される。また、自動ドア装置31は、複数のヒンジ部材33によりカバー34(化粧カバー)が開閉自在(上げ下げ自在)となるように構成される。本実施例のカバー34は、センサー35が取り付けられるが、これは一例であるものとする。尚、図中の引用符号36は欄間を示す。また、引用符号37は無目、引用符号38はFIX(フィックス)をそれぞれ示す。
図3において、自動ドア装置31は、ドア32を開閉するための駆動機構(図22の引用符号3を参照)と、この駆動機構を制御するドアコントローラ装置(図22の引用符号4を参照)とを備えて構成される。駆動機構は、モータ(図22の引用符号5を参照)と、主動プーリー(図22の引用符号6を参照)と、従動プーリー(図22の引用符号7を参照)と、タイミングベルト39とを備えて構成される。タイミングベルト39には、ドア32に固定された連結金具40、41が取り付けられる。この連結金具40、41は、ドア32に固定された吊り金具42、43に設けられる。駆動機構は、ドアコントローラ装置とともにベース部材44の後述する固定壁51の内面側に固定される。
図3ないし図5において、ベース部材44は、上枠45との固定部分になる固定壁51と、この固定壁51に設けられる上記ハンガーレール46と、固定壁51の上端に連続するベース上壁52とを有し、これらが図3の紙面垂直方向に延在するような形状に形成される(図1及び図2のように正面から見た場合は、水平方向に延在する形状に形成される)。尚、固定壁51とハンガーレール46は公知の形状であって、ここでの説明は省略するものとする。
図3ないし図5において、ベース上壁52は、ベース上壁基部53と、ベース上壁中間部54と、ベース上壁端部55とを有するとともに、ベース上壁中間部54とベース上壁端部55との連続部分が段差部56になる図示形状に形成される。段差部56は、ベース上壁中間部54を上の段、ベース上壁端部55を下の段にするような段差の部分であって、この段差部56の寸法は、後述するカバー上壁端部63の厚みやヒンジ部材33の大きさに合わせて設定される。本実施例においては、ベース上壁中間部54の外面と、カバー上壁端部63の外面とが略同一平面になるように段差部56の寸法が設定される。尚、段差部56が形成されることにより、カバー上壁端部63との重なり部分57が生じるようになる。重なり部分57は、埃等をベース部材44の内部に入り難くする部分として有効であるのは勿論である。
図3ないし図5において、カバー34は、ベース部材44と同様に図3の紙面垂直方向に延在する形状に形成される(図1及び図2のように正面から見た場合は、水平方向に延在する形状に形成される)。カバー34は、化粧面を有するカバー前壁58と、このカバー前壁58の上端に連続するカバー上壁59と、カバー前壁58の下端に連続するカバー下壁60とを有する。
図3ないし図5において、カバー上壁59は、カバー前壁58に対し直角になるような壁であって、カバー上壁基部61と、カバー上壁中間部62と、カバー上壁端部63とを有する。カバー上壁59は、段差なしの形状に形成される。本実施例においては、カバー上壁59(少なくともカバー上壁端部63)がベース上壁端部55と同じ厚みに形成される。カバー上壁端部63は、ベース上壁端部55の上に重なるような部分に形成される。
図1ないし図6において、ヒンジ部材33は、ベース部材44のベース上壁端部55と、カバー34のカバー上壁端部63との両方に跨る状態で取り付けられる。ヒンジ部材33は、カバー34を開閉自在にするために複数箇所に取り付けられる。ヒンジ部材33は、自動ドア装置31の新設時に取り付けられる。又は、メンテナンス時に後付けされる。ヒンジ部材33は、これを取り付けることで、例えばメンテナンス時にカバー34の置き場に困らないという利点を有する。そして、本実施例のカバー34は、上述の如くセンサー35を付けていることから、センサー35の図示しないコードをカバー34の開状態に必要な分だけ確保しておけばよいという利点を有する(従来のようなカバー取り外しの場合、コードを長く確保する必要がある)。また、ヒンジ部材33を取り付けることで、カバー34を図7及び図8に示す如く開状態にし、そして、後述する開放保持部材93を用いて開状態(開放状態)を保持すれば、メンテナンス作業をし易くできるという利点を有する。
図10ないし図14において、ヒンジ部材33は、次のように構成される。すなわち、一対の第一取り付け部65と、連結部66と、第二取り付け部67と、回転軸部68とを備えて構成される(変形例に関しては後述する)。ヒンジ部材33は、以下の説明から分かるようになるが、公知の蝶番とは異なるものである。
図10ないし図14において、一対の第一取り付け部65は、ベース部材44のベース上壁端部55に対し差し込んで取り付けることができるように形成される。一対の第一取り付け部65は、二つとも同じ形状に形成される。一対の第一取り付け部65の各々は、第一差し込み空間69と、第一当接壁70と、一対の第一保持壁71と、第一軸受け部72とを有する。
図10、図13、及び図14において、連結部66は、一対の第一取り付け部65を連結する部分として形成される(変形例に関しては後述する)。連結部66は、一対の第一取り付け部65の取り扱いに配慮するために(一対の第一取り付け部65が回転軸部68にて各々動いてしまうと取り扱いがし難くなるから)形成される。連結部66は、下側の第一保持壁71及び第一当接壁70に対し同一平面で一体に形成される。
図10ないし図14において、第二取り付け部67は、一対の第一取り付け部65の間に配置される部材であって、カバー34のカバー上壁端部63に対し差し込んで取り付けることができるように形成される。第二取り付け部67は、第二差し込み空間75と、第二当接壁76と、一対の第二保持壁77と、第二軸受け部78とを有する。
以上の第一取り付け部65〜第二取り付け部67の材質については、金属及び樹脂のいずれであってもよいものとする。金属であれば、例えば切削加工や鋳造にて製造することができ、樹脂であれば金型を用いて樹脂成形することができる。尚、樹脂成形であれば軽量化を図ることもできる。
図10ないし図14において、回転軸部68は、第二取り付け部67を回転方向に移動させてカバー34を開閉自在にするための金属部材であって、軸本体80と、ナット81とを備えて構成される。軸本体80は、この頭部にマイナスドライバーの係合部分、すなわち溝82が形成される。また、軸先端には、雄ネジ83が形成される。雄ネジ83は、ナット81の螺合部分として形成される。
図15において、変形例としてのヒンジ部材33は、ナット81(図10ないし図14参照)を用いずに構成されたものである。図15のヒンジ部材33は、一方の第一取り付け部65の第一軸受け部72に雌ネジ84が形成され、ここに回転軸部68の雄ネジ83が螺合するようになる。図15のヒンジ部材33は、部品点数の削減に寄与することができるという利点を有する。
図16において、変形例としてのヒンジ部材33は、一対の第一取り付け部65及び第二取り付け部67に抜け止め85が形成されたものである。ここでの抜け止め85は、ギザギザ形状が採用される(一例であり、抜けを防止することができれば特に限定されないものとする。尚、図10ないし図14のヒンジ部材33は、接着剤や両面テープ、ゴムシート等で抜け防止を図るものとする)。図16のヒンジ部材33は、差し込むだけで抜け防止を図ることができるという利点や、作業性がよいという利点を有する。肉厚のバラツキがあれば、例えば板状のスペーサを介在させればよい。
図17において、変形例としてのヒンジ部材33は、連結部66(図10ないし図14参照)を用いずに構成されたものである。図17のヒンジ部材33は、部品点数が増えてしまうものの、形状を簡素化することができるという利点を有する。
図18において、変形例としてのヒンジ部材33は、次のように構成されたものである。すなわち、第一取り付け部65と、一対の第二取り付け部67と、回転軸部68とを備えて構成されたものである。図18のヒンジ部材33は、バリエーションの一つとして提供することができるという利点を有する。
図19において、引用符号86はベース部材を示す。また、引用符号87は上枠を示す。上枠87には、上壁88が形成される(ベース部材86には無い)。上壁88は、上壁基部89と、上壁中間部90と、上壁端部91とを有するとともに、上壁中間部90と上壁端部91との連続部分が段差部92になる図示形状に形成される。ヒンジ部材33は、上枠87の上壁端部91と、カバー34のカバー上壁端部63との両方に跨る状態で取り付けられる。図19は、ヒンジ部材33の取り付け箇所に関し、バリエーションの一つとして提供することができるという利点を有する。
図20を参照しながら、また、図3ないし図8も参照しながら、自動ドア装置31のメンテナンス時における作業方法を説明する。自動ドア装置31のメンテナンス時には、次のような工程(方法)に基づく作業が行われる。
以上、図1ないし図19を参照しながら説明してきたように、ヒンジ部材33は次のように特徴づけることができる。
「上枠(45)に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材(44)と、該ベース部材(44)の正面開口部(50)を覆うためのカバー(34)との両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材(44)のベース上壁(52)に対し取り付けられる一対の第一取り付け部(65)と、該一対の第一取り付け部(65)の間に配置されるとともに前記カバー(34)のカバー上壁(59)に対し取り付けられる第二取り付け部(67)と、前記カバー(34)を開閉自在にするための回転軸部(68)とを備え、
前記一対の第一取り付け部(65)の各々は、前記ベース上壁(52)の前記水平方向に延在するベース上壁端部(55)の差し込み空間として形成される第一差し込み空間(69)と、該第一差し込み空間(69)に差し込まれる前記ベース上壁端部(55)の当接部分として形成される第一当接壁(70)と、該第一当接壁(70)の上下両端に連続して前記ベース上壁端部(55)の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁(71)と、前記ベース上壁端部(55)の前記外面側の前記第一保持壁(71)に形成される第一軸受け部(72)とを有し、
前記第二取り付け部(67)は、前記カバー上壁(59)の前記水平方向に延在するカバー上壁端部(63)の差し込み空間として形成される第二差し込み空間(75)と、該第二差し込み空間(75)に差し込まれる前記カバー上壁端部(63)の当接部分として形成される第二当接壁(76)と、該第二当接壁(76)の上下両端に連続して前記カバー上壁端部(63)の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁(77)と、前記第二当接壁(76)又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部(78)とを有し、
前記ベース上壁端部(55)に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部(65)の各前記第一軸受け部(72)が前記ベース上壁端部(55)の端面(95)から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部(63)に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部(67)の前記第二軸受け部(78)が前記カバー上壁端部(63)の端面(96)近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部(68)により各前記第一軸受け部(72)及び前記第二軸受け部(78)が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部(55)の前記端面(95)から離れた位置に配置される」
と特徴づけることができる。
また、ヒンジ部材33を備える自動ドア装置31に関しては、次のように特徴づけることができる。
「上枠(45)に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材(44)と、該ベース部材(44)の正面開口部(50)を覆うためのカバー(34)と、これら前記ベース部材(44)及び前記カバー(34)の両方に跨る状態で取り付けられるヒンジ部材(33)とを備え、
該ヒンジ部材(33)は、前記ベース部材(44)のベース上壁(52)に対し取り付けられる一対の第一取り付け部(65)と、該一対の第一取り付け部(65)の間に配置されるとともに前記カバー(34)のカバー上壁(59)に対し取り付けられる第二取り付け部(67)と、前記カバー(34)を開閉自在にするための回転軸部(68)とを備え、
前記一対の第一取り付け部(65)の各々は、前記ベース上壁(52)の前記水平方向に延在するベース上壁端部(55)の差し込み空間として形成される第一差し込み空間(69)と、該第一差し込み空間(69)に差し込まれる前記ベース上壁端部(55)の当接部分として形成される第一当接壁(70)と、該第一当接壁(70)の上下両端に連続して前記ベース上壁端部(55)の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁(71)と、前記ベース上壁端部(55)の前記外面側の前記第一保持壁(71)に形成される第一軸受け部(72)とを有し、
前記第二取り付け部(67)は、前記カバー上壁(59)の前記水平方向に延在するカバー上壁端部(63)の差し込み空間として形成される第二差し込み空間(75)と、該第二差し込み空間(75)に差し込まれる前記カバー上壁端部(63)の当接部分として形成される第二当接壁(76)と、該第二当接壁(76)の上下両端に連続して前記カバー上壁端部(63)の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁(77)と、前記第二当接壁(76)又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部(78)とを有し、
前記ベース上壁端部(55)に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部(65)の各前記第一軸受け部(72)が前記ベース上壁端部(55)の端面(95)から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部(63)に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部(67)の前記第二軸受け部(78)が前記カバー上壁端部(63)の端面(96)近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部(68)により各前記第一軸受け部(72)及び前記第二軸受け部(78)が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部(55)の前記端面(95)から離れた位置に配置される」
と特徴づけることができる。
また、図20を参照しながら説明をしたメンテナンス時における作業方法に関しては、次のように特徴づけることができる。
「上枠(45)に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材(44)と、該ベース部材(44)の正面開口部(50)を覆うためのカバー(34)とを備える自動ドア装置31のメンテナンス時に、前記ベース部材(44)及び前記カバー(34)の両方に跨る状態でヒンジ部材(33)が取り付けられているものとするとともに、メンテナンス直前に第一工程(S1)及び第二工程(S2)が行われ、且つ、メンテナンス直後に第三工程(S3)及び第四工程(S4)が行われるものとし、
前記ヒンジ部材(33)は、前記ベース部材(44)のベース上壁(52)に対し取り付けられる一対の第一取り付け部(65)と、該一対の第一取り付け部(65)の間に配置されるとともに前記カバー(34)のカバー上壁(59)に対し取り付けられる第二取り付け部(67)と、前記カバー(34)を開閉自在にするための回転軸部(68)とを備え、
前記一対の第一取り付け部(65)の各々は、前記ベース上壁(52)の前記水平方向に延在するベース上壁端部(55)の差し込み空間として形成される第一差し込み空間(69)と、該第一差し込み空間(69)に差し込まれる前記ベース上壁端部(55)の当接部分として形成される第一当接壁(70)と、該第一当接壁(70)の上下両端に連続して前記ベース上壁端部(55)の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁(71)と、前記ベース上壁端部(55)の前記外面側の前記第一保持壁(71)に形成される第一軸受け部(72)とを有し、
前記第二取り付け部(67)は、前記カバー上壁(59)の前記水平方向に延在するカバー上壁端部(63)の差し込み空間として形成される第二差し込み空間(75)と、該第二差し込み空間(75)に差し込まれる前記カバー上壁端部(63)の当接部分として形成される第二当接壁(76)と、該第二当接壁(76)の上下両端に連続して前記カバー上壁端部(63)の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁(77)と、前記第二当接壁(76)又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部(78)とを有し、
前記ベース上壁端部(55)に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部(65)の各前記第一軸受け部(72)が前記ベース上壁端部(55)の端面(95)から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部(63)に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部(67)の前記第二軸受け部(78)が前記カバー上壁端部(63)の端面(96)近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部(68)により各前記第一軸受け部(72)及び前記第二軸受け部(78)が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部(55)の前記端面(95)から離れた位置に配置され、
前記第一工程(S1)では、前記カバー(34)のカバー上壁(59)を少なくとも90°回転移動させて、前記カバー上壁(59)を立てるような開状態にする作業が行われ、
前記第二工程(S2)では、前記カバー(34)のカバー前壁(58)と前記ヒンジ部材(33)との間に開放保持部材(93)を取り付けて、前記カバー(34)の開状態を保持する作業が行われ、
前記第三工程(S3)では、前記開放保持部材(93)を前記カバー前壁(58)と前記ヒンジ部材(33)との間から取り外す作業が行われ、
前記第四工程(S4)では、前記カバー(34)のカバー上壁(59)を倒すような回転移動をさせて閉状態となる元の状態に戻す作業が行われる」
と特徴づけることができる。
ヒンジ部材33は、図7ないし図9に示す如くの中抜き形状部分94が形成されることから、メンテナンス時における作業で、開放保持部材93の左右のズレを規制することができる。作業者は、安心且つスムーズにメンテナンス作業を行うことができる。
「上枠(45)に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材(44)と、該ベース部材(44)の正面開口部(50)を覆うためのカバー(34)との両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材(44)のベース上壁(52)に対し取り付けられる一対の第一取り付け部(65)と、該一対の第一取り付け部(65)の間に配置されるとともに前記カバー(34)のカバー上壁(59)に対し取り付けられる第二取り付け部(67)と、前記カバー(34)を開閉自在にするための回転軸部(68)とを備え、
前記一対の第一取り付け部(65)の各々は、前記ベース上壁(52)の前記水平方向に延在するベース上壁端部(55)の差し込み空間として形成される第一差し込み空間(69)と、該第一差し込み空間(69)に差し込まれる前記ベース上壁端部(55)の当接部分として形成される第一当接壁(70)と、該第一当接壁(70)の上下両端に連続して前記ベース上壁端部(55)の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁(71)と、前記ベース上壁端部(55)の前記外面側の前記第一保持壁(71)に形成される第一軸受け部(72)とを有し、
前記第二取り付け部(67)は、前記カバー上壁(59)の前記水平方向に延在するカバー上壁端部(63)の差し込み空間として形成される第二差し込み空間(75)と、該第二差し込み空間(75)に差し込まれる前記カバー上壁端部(63)の当接部分として形成される第二当接壁(76)と、該第二当接壁(76)の上下両端に連続して前記カバー上壁端部(63)の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁(77)と、前記第二当接壁(76)又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部(78)とを有し、
前記ベース上壁端部(55)に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部(65)の各前記第一軸受け部(72)が前記ベース上壁端部(55)の端面(95)から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部(63)に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部(67)の前記第二軸受け部(78)が前記カバー上壁端部(63)の端面(96)近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部(68)により各前記第一軸受け部(72)及び前記第二軸受け部(78)が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部(55)の前記端面(95)から離れた位置に配置され、
さらに、前記カバー(34)が開状態においては、前記第二取り付け部(67)が回転移動することで、前記一対の第一取り付け部(65)の間に前記開状態を保持するための開放保持部材(93)に対する挿入・係合スペースとしての中抜き形状部分(94)が形成される」
と特徴づけることができる。
ヒンジ部材33や自動ドア装置31等に関しては、次のような点も特徴づけることができる。すなわち、(1)図5に示す如く、切り欠き64が形成される点、(2)図11及び図12に示す如く、一対の第二保持壁77が一対の第一取り付け部65の各第一当接壁70の位置よりも長くなるように形成される点、(3)図15〜図19に示す如く、各種の変形例がある点、(4)図1及び図2に示す如く、センサー35付きのカバー34に適用することができる点、(5)第一取り付け部65〜第二取り付け部67の材質が樹脂であれば軽量化を図ることができる点、などを特徴づけることができる。尚、上記切り欠き64の変形例(斜めの段差部97)については以下の通りであり、これも特徴づけることができるものとする。
図21において、ベース部材44のベース上壁52は、ベース上壁基部53と、ベース上壁中間部54と、ベース上壁端部55とを有するとともに、ベース上壁中間部54とベース上壁端部55との連続部分が斜めの段差部97になる図示形状に形成される。斜めの段差部97は、例えば45°に傾くような壁であって、この斜めの段差部97を形成することにより、カバー34が一層大きく開くような状態になる(例えば全開状態)。カバー34の開状態を保持するためには、図8の開放保持部材93を取り付けるようにしてもよい。また、ヒンジ部材33に図21のような延長部98を設け、そして、例えば棒状の開放保持部材99を取り付けるようにしてもよい。棒状の開放保持部材99は、この先端がカバー34のカバー前壁58とカバー下壁60との連続部分に引っ掛けるようなものが一例として挙げられる。
Claims (14)
- 上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材のベース上壁に対し取り付けられる一対の第一取り付け部と、該一対の第一取り付け部の間に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記一対の第一取り付け部の各々は、前記ベース上壁の前記水平方向に延在するベース上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記ベース上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記ベース上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記ベース上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記第二取り付け部は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナット又は一方の前記第一軸受け部に形成される雌ネジとを有し、
前記ベース上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部の各前記第一軸受け部が前記ベース上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部の前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により各前記第一軸受け部及び前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部の前記端面から離れた位置に配置される
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 請求項1に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材において、
前記一対の第一取り付け部は、前記ベース上壁端部の前記内面側に配置される前記第一保持壁、及び/又は、前記第一当接壁に連続する連結部を有する
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 請求項2に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材において、
前記一対の第一取り付け部及び前記第二取り付け部には、抜け止めが形成される
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 請求項1に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材において、
前記一対の第一取り付け部及び前記第二取り付け部は、金属の切削加工又は鋳造にて製造される、或いは樹脂成形にて形成される
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 請求項1、2、3又は4に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材において、
前記一対の第二保持壁は、前記一対の第一保持壁よりも長くなるように形成される
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーと、これら前記ベース部材及び前記カバーの両方に跨る状態で取り付けられる請求項1、2、3、4又は5に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材とを備えて構成される
ことを特徴とする自動ドア装置。 - 請求項6に記載の自動ドア装置において、
前記ベース上壁は、ベース上壁基部と、ベース上壁中間部と、前記ベース上壁端部とを有するとともに、前記ベース上壁中間部と前記ベース上壁端部との連続部分が段差部になる形状に形成され、
該段差部は、前記ベース上壁中間部を上の段、前記ベース上壁端部を下の段にするような段差の部分に形成されるとともに、前記ベース上壁中間部の外面と、前記カバー上壁端部の外面とが略同一平面になるように形成され、
さらに、前記段差部は、前記ベース上壁端部と前記カバー上壁端部との重なり部分が生じるように形成される
ことを特徴とする自動ドア装置。 - 請求項7に記載の自動ドア装置において、
前記段差部には、90°を超えて前記カバーを開かせるための部分として、切り欠き又は斜めに傾く部分が、前記カバー開閉用ヒンジ部材の取り付け位置に合わせて配置形成される
ことを特徴とする自動ドア装置。 - 請求項6、7又は8に記載の自動ドア装置において、
前記カバーには、該カバーの開状態に必要な分だけコードが確保されたセンサーが取り付けられる
ことを特徴とする自動ドア装置。 - 上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記ベース部材のベース上壁に対し取り付けられる第一取り付け部と、該第一取り付け部の両側に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる一対の第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記第一取り付け部は、前記ベース上壁の前記水平方向に延在するベース上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記ベース上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記ベース上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記ベース上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記一対の第二取り付け部の各々は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記一対の第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナットとを有し、
前記ベース上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第一取り付け部の前記第一軸受け部が前記ベース上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第二取り付け部の各前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により前記第一軸受け部及び各前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記ベース上壁端部の前記端面から離れた位置に配置される
ことを特徴とする自動ドア装置。 - 水平方向に延在する状態でベース部材が固定される上枠と、前記ベース部材の正面開口部の側を覆うためのカバーとの両方に跨る状態で取り付けられる部材であり、且つ、前記上枠の上壁に対し取り付けられる一対の第一取り付け部と、該一対の第一取り付け部の間に配置されるとともに前記カバーのカバー上壁に対し取り付けられる第二取り付け部と、前記カバーを開閉自在にするための回転軸部とを備え、
前記一対の第一取り付け部の各々は、前記上壁の前記水平方向に延在する上壁端部の差し込み空間として形成される第一差し込み空間と、該第一差し込み空間に差し込まれる前記上壁端部の当接部分として形成される第一当接壁と、該第一当接壁の上下両端に連続して前記上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第一保持壁と、前記上壁端部の前記外面側の前記第一保持壁に形成される第一軸受け部とを有し、
前記第二取り付け部は、前記カバー上壁の前記水平方向に延在するカバー上壁端部の差し込み空間として形成される第二差し込み空間と、該第二差し込み空間に差し込まれる前記カバー上壁端部の当接部分として形成される第二当接壁と、該第二当接壁の上下両端に連続して前記カバー上壁端部の外面側及び内面側に配置される一対の第二保持壁と、前記第二当接壁又はこの近傍に配置形成される第二軸受け部とを有し、
前記回転軸部は、前記第二取り付け部を回転方向に移動させて前記カバーを前記開閉自在にするための金属部材であるとともに、軸先端に雄ネジが形成される軸本体と、前記雄ネジが螺合するナットとを有し、
前記上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記一対の第一取り付け部の各前記第一軸受け部が前記上壁端部の端面から離れた位置に配置され、前記カバー上壁端部に対し取り付けられた状態においては、前記第二取り付け部の前記第二軸受け部が前記カバー上壁端部の端面近傍に配置され、さらに、真っ直ぐに形成された前記回転軸部により各前記第一軸受け部及び前記第二軸受け部が一列に並んだ状態で前記上壁端部の前記端面から離れた位置に配置される
ことを特徴とする自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材。 - 上枠に対し水平方向に延在する状態で固定されるベース部材と、該ベース部材の正面開口部を覆うためのカバーとを備える自動ドア装置のメンテナンス時に、前記ベース部材及び前記カバーの両方に跨る状態で請求項1、2、3、4又は5に記載の自動ドア装置のカバー開閉用ヒンジ部材が取り付けられているものとするとともに、メンテナンス直前に第一工程及び第二工程が行われ、且つ、メンテナンス直後に第三工程及び第四工程が行われるものとし、
前記第一工程では、前記カバーのカバー上壁を少なくとも90°回転移動させて、前記カバー上壁を立てるような開状態にする作業が行われ、
前記第二工程では、前記カバーのカバー前壁と前記カバー開閉用ヒンジ部材との間に開放保持部材を取り付けて、前記カバーの開状態を保持する作業が行われ、
前記第三工程では、前記開放保持部材を前記カバー前壁と前記カバー開閉用ヒンジ部材との間から取り外す作業が行われ、
前記第四工程では、前記カバーのカバー上壁を倒すような回転移動をさせて閉状態となる元の状態に戻す作業が行われる
ことを特徴とする自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法。 - 請求項12に記載の自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法において、
前記カバー開閉用ヒンジ部材には、前記開放保持部材に対する挿入・係合スペースとして中抜き形状部分が形成され、
該中抜き形状部分は、前記カバーが開状態において前記カバー開閉用ヒンジ部材の第二取り付け部が回転移動することにより、前記カバー開閉用ヒンジ部材の一対の第一取り付け部の間に配置形成される部分である
ことを特徴とする自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法。 - 請求項12に記載の自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法において、
前記カバー開閉用ヒンジ部材には、前記開放保持部材に対する係合部分として延長部が前記カバー開閉用ヒンジ部材の第一取り付け部の側に突出形成される
ことを特徴とする自動ドア装置のメンテナンス時における作業方法。
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