JP2003113691A - 引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置およびその取付方法 - Google Patents

引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置およびその取付方法

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JP2003113691A JP2001308398A JP2001308398A JP2003113691A JP 2003113691 A JP2003113691 A JP 2003113691A JP 2001308398 A JP2001308398 A JP 2001308398A JP 2001308398 A JP2001308398 A JP 2001308398A JP 2003113691 A JP2003113691 A JP 2003113691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検パネルの開口から駆動ユニットを簡便に
取り付け、または取り外すことができる引き戸式自動ド
ア装置を提供する。 【解決手段】 引き戸レール10をガイドとして扉8を戸
袋6内に収納する引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置に
おいて、上記扉駆動装置が、モータ16および駆動プーリ
18を含む駆動側ユニット11と、この駆動側ユニット11と
切り離されて構成された従動プーリ37を含む従動側ユニ
ット12と、少なくとも一方の上記ユニットを支持し引き
戸レール10をガイドとして戸袋6内にスライドするスラ
イド部材21と、そのスライド部材21を引き戸レール10に
固定するための固定部23と、駆動プーリ18と従動プーリ
37とに張架されるベルト13と、を備えてなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は戸袋内にドアを引き
込んで収納する引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置及び
その取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すような引き戸式の自動
ドア装置が知られている。
【0003】この自動ドア装置の骨組みとなる引き戸枠
50は、戸尻側縦枠50aと、戸先側縦枠50bと、両
縦枠50a,50bの上端を接続する上枠50cとによ
って門形に形成されている。
【0004】戸尻側縦枠50aと戸先側縦枠50bとの
略中間には中枠51が設けられており、戸尻側縦枠50
aと右側上枠50cと中枠51およびフロアによって囲
まれる範囲に戸袋52が形成され、また、戸先側縦枠5
0bと左側上枠50cと中枠51およびフロアによって
囲まれる範囲が間口53となる。
【0005】54は、引き戸式の扉であり、開かれたと
きに戸袋52内に収納されるようになっている。この扉
54の上方には上枠50cと平行して長尺の引き戸レー
ル55が配置されており、上記扉54は吊り金具56を
介してその引き戸レール55に吊持されている。
【0006】この引き戸レール55には、モータ、駆動
プーリ、従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体
化した駆動ユニット58が取り付けられ、また、間口5
3の上部には点検整備を行うときに取り外される点検パ
ネル57が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように戸袋52が
壁の一部を構成しており、間口53のみが開口している
引き戸枠では、上記した駆動ユニット58を斜めにして
まず間口53内に入れ、次いで斜めから水平に姿勢を変
更しつつ戸袋52内に送り込み、最終的に引き戸レール
55と平行に配置して固定しなければならず、取り付け
の作業性が極めて悪く、また、点検整備時に取り外すの
も容易でないという問題がある。
【0008】本発明は以上のような従来の引き戸式自動
ドア装置における課題を考慮してなされたものであり、
点検パネルの開口から駆動ユニットを簡便に取り付ける
ことができ、また、点検整備時には駆動ユニットを簡単
に取り外すことのできる引き戸式自動ドア装置の扉駆動
装置およびその取付方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引き戸式自
動ドア装置の扉駆動装置は、門形に形成された引き戸枠
の枠内に、開口部としての間口と戸袋が並設され、その
間口と戸袋とに跨がって配置される引き戸レールをガイ
ドとして扉が開閉移動するように構成された引き戸式自
動ドア装置の扉駆動装置において、上記扉駆動装置が、
モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユニットと、この
駆動側ユニットと切り離されて構成された従動プーリを
含む従動側ユニットと、少なくとも一方の上記ユニット
を支持し引き戸レールをガイドとして戸袋内にスライド
するスライド部材と、そのスライド部材を引き戸レール
に固定するための固定部と、駆動プーリと従動プーリと
に張架されるベルトと、を備えてなることを要旨とす
る。
【0010】本発明に従えば、駆動側ユニットと従動側
ユニットが分割されているため、モータ、駆動プーリ、
従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体化した従
来の駆動ユニットのように、間口から斜めに挿入するこ
となく間口から簡単に各ユニットを挿入することができ
る。しかも、手の届かない戸袋側に配置するユニットに
ついては引き戸レール上をスライドさせることにより確
実に戸袋内に送り込むことができる。
【0011】本発明の自動ドア装置において、スライド
部材にそのスライド方向に延びる凹溝を形成し、その凹
溝と係合しつつスライド部材のスライド移動を許容する
止め金具を上記固定部に備えることが好ましい。
【0012】スライド溝を形成した本発明に従えば、凹
溝と止め金具が係合している範囲で、スライド部材をス
ライド方向における任意の位置で固定することができる
ようになる。
【0013】また、上記スライド部材は棒状部材で構成
することができ、この場合、その軸方向長さは、上記ス
ライド部材を略水平にしたまま上記間口から挿入し得る
長さに形成することが好ましい。
【0014】スライド部材を間口寸法よりも若干短く形
成すれば、スライド部材を水平にしたまま間口から挿入
することができ、間口寸法よりも若干長くてもスライド
部材をわずかに傾斜させるだけで間口から挿入すること
ができる。
【0015】また、上記扉駆動装置が駆動側ユニットを
制御する制御器を有する場合、この制御器は、上記間口
上方に着脱可能に取り付けられる点検パネル内に配置す
ることが好ましい。それにより、駆動側ユニット、従動
側ユニットを取り外すことなく制御器の保守、メンテナ
ンスを行うことができる。
【0016】本発明に係る扉駆動装置の取付方法は、開
口部としての間口から戸袋に渡って扉を開閉させる扉駆
動装置を取り付ける取付方法において、扉駆動装置を、
モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユニットと従動プ
ーリを含む従動側ユニットとに分割し、一方のユニット
を間口から挿入するとともに予め設置されている引き戸
レールをガイドとして戸袋内にスライドさせ所定の位置
で固定し、他方のユニットを間口から挿入して固定し、
駆動プーリと従動プーリとにベルトを張架することを要
旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る引き戸式自動ドア装
置の骨組みとなる引き戸枠の構成を示している。
【0019】引き戸枠1は、戸尻側縦枠2、戸先側縦枠
3及び両縦枠2,3の上端に架設される上枠4とを門形
に形成したものから構成されている。
【0020】戸尻側縦枠2と戸先側縦枠3との略中間に
は中枠5が立設されており、この中枠5の右側に壁面の
一部を構成する戸袋6が形成され、左側に開口部として
の間口7が形成される。
【0021】なお、本実施形態は片引き左勝手の構成を
示しているが、片引き右勝手に構成した場合には、間口
7の左側に戸袋6が形成されることになる。
【0022】また、8は引き戸枠1内を往復移動し、矢
印A方向に開かれたときに戸袋6内に収納される扉であ
り。9は、間口7の上方に着脱可能に取り付けられる点
検パネルである。
【0023】図2は、引き戸枠1の上方に配置され、扉
8を開閉させる扉駆動装置の構成を示したものである。
【0024】同図において、扉駆動装置は、扉8の開閉
移動をガイドする長尺の引き戸レール10と、この引き
戸レール10の戸袋側に配置される駆動側ユニット11
と、引き戸レール10の間口側に取り付けられる従動側
ユニット12と、引き戸レール10に吊持された扉8と
タイミングベルト(後述する)13とを接続する接続部
材14とから主として構成されている。
【0025】なお、本実施形態では、引き戸レール10
の戸袋側に駆動側ユニット11を設け、間口側に従動側
ユニット12を設けたが、この逆に、戸袋側に従動側ユ
ニット12を設け、間口側に駆動側ユニット11を配置
することもできる。
【0026】以下、各部の構成について説明する。
【0027】引き戸レール10は、角パイプからなるベ
ース梁部材10aと、その前面に固定されるレール部1
0bを有し、このレール部10bに吊り金具15がA方
向またはB方向に移動可能に取り付けられ、この吊り金
具15にさらに扉8の上部が吊り下げられている。
【0028】また、ベース梁部材10aの一方端を金具
10cを介して戸先側縦枠3に固定し、他方端を図示し
ない金具を介して戸尻側縦枠2に固定することにより、
戸袋6などの壁面が形成される前に引き戸レール10が
設置されるようになっている。
【0029】駆動側ユニット11は、モータ16と、そ
のモータ16の回転速度を減速させる減速機17とその
減速機17の出力軸17aに接続された駆動プーリ18
を備えており、この駆動プーリ18の周面には上記した
タイミングベルト13が歯合する歯面が形成されてい
る。
【0030】減速機17が接続されたモータ16は、取
付金具19及び20を介してスライド部材21の上面に
固定されている。
【0031】図3は、図2のC−C断面を示したもので
あり、上記スライド部材21はベース梁部材10aに沿
ってスライドさせることができるようになっている。詳
しくは、ベース梁部材10aとスライド部材21の間に
はガイド部材22が設けられている。
【0032】このガイド部材22は、戸袋6内にスライ
ド部材21を送り込む際に、そのスライド部材21をガ
イドするためのものであり、ベース梁部材10aの上面
後方に固定される角パイプで構成されている。
【0033】ベース梁部材10aの上面とガイド部材2
2の前面とに跨がってL形鋼からなるブラケット23が
2カ所(図2参照)設けられており、このブラケット2
3の横板部23aはボルト24を介してベース梁部材1
0aに固定され、縦板部23bはガイド部材22の前面
に溶接されている。上記ベース梁部材10aに備えられ
たブラケット23は固定部として機能する。
【0034】縦板部23bにおいて、ガイド部材22の
高さを超えて延設されている部分には、止め金具として
のボルト25が設けられている。
【0035】ボルト25は、その先端部に雄ねじ部を有
し、後端にはスライド部材22の凹溝21aと係合し得
る鍔部25aが形成されている。このボルト25は、ワ
ッシャ25bを介してナット25cが螺合されるように
なっている。
【0036】スライド部材21はアルミ製の押出し成形
材からなり、上記ガイド部材22に沿ってその上面を滑
動するように構成されている。そのため、前面には、上
述したように鍔部25aが係合されるT字状の溝21a
が長手方向に形成されておいる。ただし、鍔部25aは
遊びを持って溝21aに係合されており、ボルト25を
ナット25cで締めつけない限りは、スライド部材21
をスライドさせることができるようになっている。
【0037】また、スライド部材21の後面下部には凸
条21bが垂下されている。この凸条21bは、ガイド
部材22の角部22aと当接することによってスライド
部材21をガイド部材22に対して平行に保つように機
能する。
【0038】また、スライド部材21の上面には別のT
字状の溝21bが長手方向に形成されており、この溝2
1bには上記したボルト25と同じ構成からなるボルト
26の鍔部26aが係合している。このボルト26は、
上記した取付金具19、詳しくは取付金具19から鉤状
に折り曲げられた横板部19aとスライド部材21とを
予め固定するために用いられる。
【0039】なお、図3において、接続部材14の上端
部14aにはベルトクランプ27が備えられている。こ
のベルトクランプ27はタイミングベルト13の一部と
接続され、接続部材14を介し扉8をタイミングベルト
13と連動させるようになっている。
【0040】次に、従動側ユニット12の構成について
説明する。
【0041】図4は図2のD−D断面を示したものであ
る。なお、図3と同じ構成要素については同一符号を付
してその説明を省略する。
【0042】図4において、ガイド部材22よりも短い
寸法に形成されたガイド部材22´には上記ブラケット
23と同じ構成からなるブラケット30が2カ所(図2
参照)設けられている。
【0043】スライド部材31は短尺である点を除いて
は、上記スライド部材22と同じ構成であり、ガイド部
材22´に沿ってその上面を矢印B方向にスライドでき
るように構成されている。また、このスライド部材31
はボルト32を用いてブラケット30に固定される。
【0044】スライド部材22´の前面には、ボルト3
2の鍔部32aが遊嵌されるT字状の溝31aが長手方
向に形成されており、また、後面下部にはガイド部材2
2´とを平行な状態を確保するための凸条31bが垂下
されている。
【0045】スライド部材31の上面には別のT字状の
溝31cが形成されており、この溝31cには固定ねじ
33〜35(図2参照)が配設される。
【0046】固定ねじ33は、L形金具36をスライド
部材31上に固定するためのものであり、このL形金具
36は従動プーリ37を回転自在に支持しているフレー
ム38に対し調整ねじ39を介して接続されている。
【0047】一方、固定ねじ34,35はフレーム38
を直接スライド部材31に固定するためのものである。
【0048】従って、調整ねじ39を時計または反時計
方向に回転させることにより、フレーム38を矢印A方
向またはB方向に若干移動させることができ(図2参
照)、それによりタイミングベルト13の張力を調節す
ることができるようになっている。
【0049】また、扉8の開閉制御を行うコントローラ
(制御器)40は、従来は駆動側ユニット11および従
動側ユニット12とともに共通のフレーム上に一体化さ
れていたが、本実施形態では独立され、点検パネル9内
の上枠4に固定されている。したがって、点検パネル9
を取り外せば、直ちに保守、メンテナンスを実行するこ
とができるようになっている。
【0050】次に、上記構成を有する引き戸式自動ドア
装置の組立て方法について説明する。
【0051】まず、駆動側ユニット11の固定方法につ
いて説明する。
【0052】図5に示すように、戸袋6が壁面として形
成される前に、ベース梁部材10aが戸尻側縦枠2およ
び戸先側縦枠3に架設される。
【0053】このベース梁部材10aにレール部10b
が固定され、扉8を吊持するための吊り金具15が取り
付けられる。
【0054】この状態で、駆動側ユニット11を固定し
たスライド部材21(図中、二点鎖線で示す)を水平に
したまま間口7から挿入する。
【0055】スライド部材21は間口寸法よりもわずか
に短く形成されているため、従来のように斜めにして挿
入する必要はない。
【0056】挿入したスライド部材21は、ガイド部材
22上に置かれ、次いで二つのブラケット23と当接す
るように移動させられる。このとき、予め溝21a内に
差し込んでいた2本のボルト25の雄ねじ部を、各ブラ
ケット23の貫通孔からそれぞれ突出させ、ナット25
cを締めつけない状態で螺合しておく。
【0057】また、駆動プーリ18にはタイミングベル
ト13の一部を掛けておく。
【0058】そして、スライド部材21をガイド部材2
2に沿わせて矢印A方向、すなわち戸袋側にスライドさ
せる。
【0059】スライド部材21の前面については二つの
ボルト25が遊嵌されており、また、後面については凸
条21bがガイド部材22の角部と当接するため、スラ
イド時において、スライド方向と直交する方向の振れが
規制される。それにより、スライド部材21を所定の位
置まで正確に送り込むことができる。
【0060】こうして戸袋内に送り込まれた駆動側ユニ
ット11は、各ブラケット23のナット25cを締めつ
けることにより、ガイド部材22と固定することができ
る。
【0061】また、スライド部材21はガイド部材22
上でスライドさせることができるため、任意の位置に固
定することが可能になる。
【0062】次に、従動側ユニット12の固定方法につ
いて説明する。
【0063】まず、従動側ユニット12を固定したスラ
イド部材31を水平にしたまま間口7から挿入する。た
だし、従動プーリ13には、タイミングベルト13の他
方側を掛けておく。
【0064】この従動側ユニット12については点検パ
ネル9の開口部に配置されるため、図4に示したように
スライドさせることなくガイド部材22´上に配置する
ことができ、ブラケット30と当接するように位置決め
される。
【0065】次に、予め、溝31a内に差し込んでいた
2本のボルト32の雄ねじ部を、各ブラケット30の貫
通孔からそれぞれ突出させ、ナット32bを締めつける
ことにより、ガイド部材22´に固定する。
【0066】そして、調整ねじ39を廻してタイミング
ベルト13を緊張させる。
【0067】こうして点検パネル9の開口部に従動側ユ
ニット12を固定することができる。
【0068】次いで、接続部材14のベルトクランプ2
7でタイミングベルト13を挟み、タイミングベルト1
3と扉8とが連動できるように接続する。
【0069】以上の手順によれば、駆動側ユニット11
および従動側ユニット12を間口から簡便に取り付ける
ことができる。
【0070】図6および図7は本発明の第二の実施形態
を示したものである。
【0071】本発明の自動ドア装置は、片引きタイプに
限らず、引き分けタイプにも適用することができる。
【0072】引き分けタイプでは、間口に一対の扉41
aおよび41bを有し、これらの扉の上方に点検用パネ
ル42が着脱可能に取り付けられている。
【0073】各扉41aおよび41bはその両側に形成
される戸袋43aおよび43b内に収納されることにな
る。
【0074】この構成では駆動側ユニット11は、上記
した片引き左勝手用の自動ドア装置と同様に右側の戸袋
43b内に配置されるが、従動側ユニット12について
は、左側の戸袋43a内に配置しなければならない。
【0075】そこで、この実施形態における従動側ユニ
ット12は、駆動側ユニット11を固定している長尺の
スライド部材21と同じ構成からなるスライド部材21
´を用い、そのスライド部材21´に従動プーリ37を
固定し、駆動側ユニット11の取り付け方法と同様に、
別のガイド部材22上をスライドさせて戸袋43a内の
所定の位置まで送り込み、点検パネルの開口に位置する
各ブラケット23´においてボルトを締めつけることに
より、従動側ユニット12をベース梁部材10aに固定
することができる。
【0076】また、タイミングベルト13の上段側に固
定されたベルトクランプ27´および接続金具14´を
介して左側の扉41aを移動させ、タイミングベルト1
3の下段側に固定されたベルトクランプ27および接続
金具14を介して右側の扉41bを移動させることがで
きる。
【0077】このように、引き分けタイプのものについ
ても片引きタイプと同様に、簡便に扉駆動装置を設置す
ることができる。
【0078】なお、本実施形態の構成によれば、駆動側
ユニットと従動側ユニットとが分割されているため、自
動ドア装置を設置する間口寸法が異なっていても駆動側
ユニットを固定しているスライド部材21と従動側ユニ
ット12を固定しているスライド部材31との距離L
(図2参照)を縮めるかまたは引き離すことにより、任
意の間口に対応することができるという利点がある。
【0079】なお、上記した実施形態に示したスライド
部材21の形状は、ガイド部材22に沿って正確に戸袋
内に送り込むことができるものであれば、任意の形状の
ものを採用することができる。また、上記実施形態では
ガイド部材22をベース梁部材10aと別体に構成した
が、両者を一体に構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、駆動側ユニ
ットと従動側ユニットを分割したため、モータ、駆動プ
ーリ、従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体化
した従来の駆動ユニットのように、間口から斜めに挿入
することなく間口から簡単に各ユニットを挿入すること
ができる。しかも、手の届かない戸袋側に配置するユニ
ットについては引き戸レール上をスライドさせることに
より確実に戸袋内に送り込むことができる。
【0081】請求項2の本発明によれば、スライド部材
にそのスライド方向に延びる凹溝を形成し、その凹溝と
係合しつつスライド部材のスライド移動を許容する止め
金具を固定部に備えたため、凹溝と止め金具が係合して
いる範囲で、スライド部材をスライド方向における任意
の位置で固定することができる。
【0082】請求項3の本発明によれば、スライド部材
を棒状部材で構成し、スライド部材を略水平にしたまま
上記間口から挿入し得る長さとしたため、スライド部材
を間口寸法よりも若干短く形成すれば、スライド部材を
水平にしたまま間口から挿入することができ、間口寸法
よりも若干長くてもスライド部材をわずかに傾斜させる
だけで間口から挿入することができる。
【0083】請求項4の本発明によれば、駆動側ユニッ
トを制御する制御器を間口上方に着脱可能に取り付けら
れる点検パネル内に配置したため、駆動側ユニット、従
動側ユニットを取り外すことなく制御器の保守、メンテ
ナンスを行うことができる。
【0084】請求項5の本発明によれば、扉駆動装置
を、モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユニットと従
動プーリを含む従動側ユニットとに分割し、一方のユニ
ットを間口から挿入するとともに予め設置されている引
き戸レールをガイドとして戸袋内にスライドさせ所定の
位置で固定し、他方のユニットを間口から挿入して固定
し、上記駆動プーリと上記従動プーリとにベルトを張架
することで、限られた間口の開口部から手の届かない戸
袋内に扉駆動装置を確実且つ簡便に取り付けることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態を示す片引き自動
ドア装置の正面図である。
【図2】本発明の駆動側ユニットおよび従動側ユニット
の配置を示す正面図である。
【図3】図2のC−C拡大断面図である。
【図4】図2のD−D拡大断面図である。
【図5】各ユニットの取り付け方法を説明するための正
面図である。
【図6】本発明に係る第二の実施形態を示す両開き自動
ドア装置の正面図である。
【図7】図7の駆動側ユニットおよび従動側ユニットの
配置を示す正面図である。
【図8】従来の片引き自動ドア装置が設置される建物構
造を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 引き戸枠 2 戸尻側縦枠 3 戸先側縦枠 4 上枠 5 中枠 6 戸袋 7 間口 8 扉 9 点検パネル 10 引き戸レール 10a ベース梁部材 10b レール部 11 駆動側ユニット 12 従動側ユニット 13 タイミングベルト 14 接続部材 15 吊り金具 16 モータ 18 駆動プーリ 21 スライド部材 21b T字状の溝 22 ガイド部材 23 ブラケット 25 ボルト 37 従動プーリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門形に形成された引き戸枠の枠内に、開
    口部としての間口と戸袋が並設され、その間口と戸袋と
    に跨がって配置される引き戸レールをガイドとして扉が
    開閉移動するように構成された引き戸式自動ドア装置の
    扉駆動装置において、 上記扉駆動装置が、モータおよび駆動プーリを含む駆動
    側ユニットと、この駆動側ユニットと切り離されて構成
    された従動プーリを含む従動側ユニットと、少なくとも
    一方の上記ユニットを支持し上記引き戸レールをガイド
    として上記戸袋内にスライドするスライド部材と、その
    スライド部材を上記引き戸レールに固定するための固定
    部と、上記駆動プーリと上記従動プーリとに張架される
    ベルトと、を備えてなることを特徴とする引き戸式自動
    ドア装置の扉駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記スライド部材にそのスライド方向に
    延びる凹溝が形成され、その凹溝と係合しつつスライド
    部材のスライド移動を許容する止め金具が上記固定部に
    備えられている請求項1記載の引き戸式自動ドア装置の
    扉駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記スライド部材が棒状部材からなり、
    その軸方向長さが、上記スライド部材を略水平にしたま
    ま上記間口から挿入し得る長さに形成されている請求項
    1または2記載の引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記扉駆動装置は上記駆動側ユニットを
    制御する制御器を有し、この制御器が、上記間口上方に
    着脱可能に取り付けられる点検パネル内に配置されてい
    る請求項1〜3のいずれかに記載の引き戸式自動ドア装
    置の扉駆動装置。
  5. 【請求項5】 開口部としての間口から戸袋に渡って扉
    を開閉させる扉駆動装置を取り付ける取付方法におい
    て、 扉駆動装置を、モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユ
    ニットと従動プーリを含む従動側ユニットとに分割し、
    一方のユニットを間口から挿入するとともに予め設置さ
    れている引き戸レールをガイドとして戸袋内にスライド
    させ所定の位置で固定し、他方のユニットを間口から挿
    入して固定し、上記駆動プーリと上記従動プーリとにベ
    ルトを張架することを特徴とする扉駆動装置の取付方
    法。
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