JP3889589B2 - 引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置およびその取付方法 - Google Patents

引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置およびその取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は戸袋内にドアを引き込んで収納する引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置及びその取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すような引き戸式の自動ドア装置が知られている。
【0003】
この自動ドア装置の骨組みとなる引き戸枠50は、戸尻側縦枠50aと、戸先側縦枠50bと、両縦枠50a,50bの上端を接続する上枠50cとによって門形に形成されている。
【0004】
戸尻側縦枠50aと戸先側縦枠50bとの略中間には中枠51が設けられており、戸尻側縦枠50aと右側上枠50cと中枠51およびフロアによって囲まれる範囲に戸袋52が形成され、また、戸先側縦枠50bと左側上枠50cと中枠51およびフロアによって囲まれる範囲が間口53となる。
【0005】
54は、引き戸式の扉であり、開かれたときに戸袋52内に収納されるようになっている。この扉54の上方には上枠50cと平行して長尺の引き戸レール55が配置されており、上記扉54は吊り金具56を介してその引き戸レール55に吊持されている。
【0006】
この引き戸レール55には、モータ、駆動プーリ、従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体化した駆動ユニット58が取り付けられ、また、間口53の上部には点検整備を行うときに取り外される点検パネル57が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように戸袋52が壁の一部を構成しており、間口53のみが開口している引き戸枠では、上記した駆動ユニット58を斜めにしてまず間口53内に入れ、次いで斜めから水平に姿勢を変更しつつ戸袋52内に送り込み、最終的に引き戸レール55と平行に配置して固定しなければならず、取り付けの作業性が極めて悪く、また、点検整備時に取り外すのも容易でないという問題がある。
【0008】
本発明は以上のような従来の引き戸式自動ドア装置における課題を考慮してなされたものであり、点検パネルの開口から駆動ユニットを簡便に取り付けることができ、また、点検整備時には駆動ユニットを簡単に取り外すことのできる引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置およびその取付方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置は、門形に形成された引き戸枠の枠内に、開口部としての間口と戸袋が並設され、その間口と戸袋とに跨がって配置される引き戸レールをガイドとして扉が開閉移動するように構成された引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置において、モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユニットと、この駆動側ユニットと切り離されて構成された従動プーリを含む従動側ユニットと、上記引き戸レールに沿って間口内から戸袋内に亘って配置されたガイド部材と、一方の上記ユニットを支持し引き戸レールをガイドとして戸袋内にスライドするスライド部材と、上記間口の幅方向に所定の間隔をおいて上記間口の幅内に配置され、上記スライド部材を引き戸レールに固定するための固定部と、駆動プーリと従動プーリとに張架されるベルトと、を備え、上記スライド部材は、間口幅よりも短く形成され、かつ、所定の位置までスライドさせた状態で少なくとも上記固定部の配置されたところから上記戸袋内の所定位置に亘って上記ガイド部材上に配置されることを要旨とする。
【0010】
本発明に従えば、駆動側ユニットと従動側ユニットが分割されているため、モータ、駆動プーリ、従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体化した従来の駆動ユニットのように、間口から斜めに挿入することなく間口から簡単に各ユニットを挿入することができる。しかも、手の届かない戸袋側に配置するユニットについては引き戸レール上をスライドさせることにより確実に戸袋内に送り込むことができる。また、スライド部材が間口幅よりも短く形成されているので、スライド部材を水平にしたまま間口から挿入することができる。
【0011】
本発明の自動ドア装置において、スライド部材にそのスライド方向に延びる凹溝を形成し、その凹溝と係合しつつスライド部材のスライド移動を許容する止め金具を上記固定部に備えることが好ましい。
【0012】
スライド溝を形成した本発明に従えば、凹溝と止め金具が係合している範囲で、スライド部材をスライド方向における任意の位置で固定することができるようになる。
【0013】
また、上記スライド部材は棒状部材で構成することができ
【0015】
また、上記扉駆動装置が駆動側ユニットを制御する制御器を有する場合、この制御器は、上記間口上方に着脱可能に取り付けられる点検パネル内に配置することが好ましい。それにより、駆動側ユニット、従動側ユニットを取り外すことなく制御器の保守、メンテナンスを行うことができる。
【0016】
本発明に係る扉駆動装置の取付方法は、駆動側ユニット及び従動側ユニットの一方が支持されたスライド部材を間口から挿入するとともに予め設置されている引き戸レールに沿ってガイド部材上を戸袋内にスライドさせ、上記間口の幅方向に所定の間隔をおいて上記間口の幅内に配置された固定部によって上記スライド部材を所定の位置で固定し、他方のユニットを間口から挿入して固定し、駆動プーリと従動プーリとにベルトを張架することを要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る引き戸式自動ドア装置の骨組みとなる引き戸枠の構成を示している。
【0019】
引き戸枠1は、戸尻側縦枠2、戸先側縦枠3及び両縦枠2,3の上端に架設される上枠4とを門形に形成したものから構成されている。
【0020】
戸尻側縦枠2と戸先側縦枠3との略中間には中枠5が立設されており、この中枠5の右側に壁面の一部を構成する戸袋6が形成され、左側に開口部としての間口7が形成される。
【0021】
なお、本実施形態は片引き左勝手の構成を示しているが、片引き右勝手に構成した場合には、間口7の左側に戸袋6が形成されることになる。
【0022】
また、8は引き戸枠1内を往復移動し、矢印A方向に開かれたときに戸袋6内に収納される扉であり。9は、間口7の上方に着脱可能に取り付けられる点検パネルである。
【0023】
図2は、引き戸枠1の上方に配置され、扉8を開閉させる扉駆動装置の構成を示したものである。
【0024】
同図において、扉駆動装置は、扉8の開閉移動をガイドする長尺の引き戸レール10と、この引き戸レール10の戸袋側に配置される駆動側ユニット11と、引き戸レール10の間口側に取り付けられる従動側ユニット12と、引き戸レール10に吊持された扉8とタイミングベルト(後述する)13とを接続する接続部材14とから主として構成されている。
【0025】
なお、本実施形態では、引き戸レール10の戸袋側に駆動側ユニット11を設け、間口側に従動側ユニット12を設けたが、この逆に、戸袋側に従動側ユニット12を設け、間口側に駆動側ユニット11を配置することもできる。
【0026】
以下、各部の構成について説明する。
【0027】
引き戸レール10は、角パイプからなるベース梁部材10aと、その前面に固定されるレール部10bを有し、このレール部10bに吊り金具15がA方向またはB方向に移動可能に取り付けられ、この吊り金具15にさらに扉8の上部が吊り下げられている。
【0028】
また、ベース梁部材10aの一方端を金具10cを介して戸先側縦枠3に固定し、他方端を図示しない金具を介して戸尻側縦枠2に固定することにより、戸袋6などの壁面が形成される前に引き戸レール10が設置されるようになっている。
【0029】
駆動側ユニット11は、モータ16と、そのモータ16の回転速度を減速させる減速機17とその減速機17の出力軸17aに接続された駆動プーリ18を備えており、この駆動プーリ18の周面には上記したタイミングベルト13が歯合する歯面が形成されている。
【0030】
減速機17が接続されたモータ16は、取付金具19及び20を介してスライド部材21の上面に固定されている。
【0031】
図3は、図2のC−C断面を示したものであり、上記スライド部材21はベース梁部材10aに沿ってスライドさせることができるようになっている。詳しくは、ベース梁部材10aとスライド部材21の間にはガイド部材22が設けられている。
【0032】
このガイド部材22は、戸袋6内にスライド部材21を送り込む際に、そのスライド部材21をガイドするためのものであり、ベース梁部材10aの上面後方に固定される角パイプで構成されている。
【0033】
ベース梁部材10aの上面とガイド部材22の前面とに跨がってL形鋼からなるブラケット23が2カ所(図2参照)設けられており、このブラケット23の横板部23aはボルト24を介してベース梁部材10aに固定され、縦板部23bはガイド部材22の前面に溶接されている。上記ベース梁部材10aに備えられたブラケット23は固定部として機能する。
【0034】
縦板部23bにおいて、ガイド部材22の高さを超えて延設されている部分には、止め金具としてのボルト25が設けられている。
【0035】
ボルト25は、その先端部に雄ねじ部を有し、後端にはスライド部材22の凹溝21aと係合し得る鍔部25aが形成されている。このボルト25は、ワッシャ25bを介してナット25cが螺合されるようになっている。
【0036】
スライド部材21はアルミ製の押出し成形材からなり、上記ガイド部材22に沿ってその上面を滑動するように構成されている。そのため、前面には、上述したように鍔部25aが係合されるT字状の溝21aが長手方向に形成されておいる。ただし、鍔部25aは遊びを持って溝21aに係合されており、ボルト25をナット25cで締めつけない限りは、スライド部材21をスライドさせることができるようになっている。
【0037】
また、スライド部材21の後面下部には凸条21bが垂下されている。この凸条21bは、ガイド部材22の角部22aと当接することによってスライド部材21をガイド部材22に対して平行に保つように機能する。
【0038】
また、スライド部材21の上面には別のT字状の溝21bが長手方向に形成されており、この溝21bには上記したボルト25と同じ構成からなるボルト26の鍔部26aが係合している。このボルト26は、上記した取付金具19、詳しくは取付金具19から鉤状に折り曲げられた横板部19aとスライド部材21とを予め固定するために用いられる。
【0039】
なお、図3において、接続部材14の上端部14aにはベルトクランプ27が備えられている。このベルトクランプ27はタイミングベルト13の一部と接続され、接続部材14を介し扉8をタイミングベルト13と連動させるようになっている。
【0040】
次に、従動側ユニット12の構成について説明する。
【0041】
図4は図2のD−D断面を示したものである。なお、図3と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図4において、ガイド部材22よりも短い寸法に形成されたガイド部材22´には上記ブラケット23と同じ構成からなるブラケット30が2カ所(図2参照)設けられている。
【0043】
スライド部材31は短尺である点を除いては、上記スライド部材22と同じ構成であり、ガイド部材22´に沿ってその上面を矢印B方向にスライドできるように構成されている。また、このスライド部材31はボルト32を用いてブラケット30に固定される。
【0044】
スライド部材22´の前面には、ボルト32の鍔部32aが遊嵌されるT字状の溝31aが長手方向に形成されており、また、後面下部にはガイド部材22´とを平行な状態を確保するための凸条31bが垂下されている。
【0045】
スライド部材31の上面には別のT字状の溝31cが形成されており、この溝31cには固定ねじ33〜35(図2参照)が配設される。
【0046】
固定ねじ33は、L形金具36をスライド部材31上に固定するためのものであり、このL形金具36は従動プーリ37を回転自在に支持しているフレーム38に対し調整ねじ39を介して接続されている。
【0047】
一方、固定ねじ34,35はフレーム38を直接スライド部材31に固定するためのものである。
【0048】
従って、調整ねじ39を時計または反時計方向に回転させることにより、フレーム38を矢印A方向またはB方向に若干移動させることができ(図2参照)、それによりタイミングベルト13の張力を調節することができるようになっている。
【0049】
また、扉8の開閉制御を行うコントローラ(制御器)40は、従来は駆動側ユニット11および従動側ユニット12とともに共通のフレーム上に一体化されていたが、本実施形態では独立され、点検パネル9内の上枠4に固定されている。したがって、点検パネル9を取り外せば、直ちに保守、メンテナンスを実行することができるようになっている。
【0050】
次に、上記構成を有する引き戸式自動ドア装置の組立て方法について説明する。
【0051】
まず、駆動側ユニット11の固定方法について説明する。
【0052】
図5に示すように、戸袋6が壁面として形成される前に、ベース梁部材10aが戸尻側縦枠2および戸先側縦枠3に架設される。
【0053】
このベース梁部材10aにレール部10bが固定され、扉8を吊持するための吊り金具15が取り付けられる。
【0054】
この状態で、駆動側ユニット11を固定したスライド部材21(図中、二点鎖線で示す)を水平にしたまま間口7から挿入する。
【0055】
スライド部材21は間口寸法よりもわずかに短く形成されているため、従来のように斜めにして挿入する必要はない。
【0056】
挿入したスライド部材21は、ガイド部材22上に置かれ、次いで二つのブラケット23と当接するように移動させられる。このとき、予め溝21a内に差し込んでいた2本のボルト25の雄ねじ部を、各ブラケット23の貫通孔からそれぞれ突出させ、ナット25cを締めつけない状態で螺合しておく。
【0057】
また、駆動プーリ18にはタイミングベルト13の一部を掛けておく。
【0058】
そして、スライド部材21をガイド部材22に沿わせて矢印A方向、すなわち戸袋側にスライドさせる。
【0059】
スライド部材21の前面については二つのボルト25が遊嵌されており、また、後面については凸条21bがガイド部材22の角部と当接するため、スライド時において、スライド方向と直交する方向の振れが規制される。それにより、スライド部材21を所定の位置まで正確に送り込むことができる。
【0060】
こうして戸袋内に送り込まれた駆動側ユニット11は、各ブラケット23のナット25cを締めつけることにより、ガイド部材22と固定することができる。
【0061】
また、スライド部材21はガイド部材22上でスライドさせることができるため、任意の位置に固定することが可能になる。
【0062】
次に、従動側ユニット12の固定方法について説明する。
【0063】
まず、従動側ユニット12を固定したスライド部材31を水平にしたまま間口7から挿入する。ただし、従動プーリ13には、タイミングベルト13の他方側を掛けておく。
【0064】
この従動側ユニット12については点検パネル9の開口部に配置されるため、図4に示したようにスライドさせることなくガイド部材22´上に配置することができ、ブラケット30と当接するように位置決めされる。
【0065】
次に、予め、溝31a内に差し込んでいた2本のボルト32の雄ねじ部を、各ブラケット30の貫通孔からそれぞれ突出させ、ナット32bを締めつけることにより、ガイド部材22´に固定する。
【0066】
そして、調整ねじ39を廻してタイミングベルト13を緊張させる。
【0067】
こうして点検パネル9の開口部に従動側ユニット12を固定することができる。
【0068】
次いで、接続部材14のベルトクランプ27でタイミングベルト13を挟み、タイミングベルト13と扉8とが連動できるように接続する。
【0069】
以上の手順によれば、駆動側ユニット11および従動側ユニット12を間口から簡便に取り付けることができる。
【0070】
図6および図7は本発明の第二の実施形態を示したものである。
【0071】
本発明の自動ドア装置は、片引きタイプに限らず、引き分けタイプにも適用することができる。
【0072】
引き分けタイプでは、間口に一対の扉41aおよび41bを有し、これらの扉の上方に点検用パネル42が着脱可能に取り付けられている。
【0073】
各扉41aおよび41bはその両側に形成される戸袋43aおよび43b内に収納されることになる。
【0074】
この構成では駆動側ユニット11は、上記した片引き左勝手用の自動ドア装置と同様に右側の戸袋43b内に配置されるが、従動側ユニット12については、左側の戸袋43a内に配置しなければならない。
【0075】
そこで、この実施形態における従動側ユニット12は、駆動側ユニット11を固定している長尺のスライド部材21と同じ構成からなるスライド部材21´を用い、そのスライド部材21´に従動プーリ37を固定し、駆動側ユニット11の取り付け方法と同様に、別のガイド部材22上をスライドさせて戸袋43a内の所定の位置まで送り込み、点検パネルの開口に位置する各ブラケット23´においてボルトを締めつけることにより、従動側ユニット12をベース梁部材10aに固定することができる。
【0076】
また、タイミングベルト13の上段側に固定されたベルトクランプ27´および接続金具14´を介して左側の扉41aを移動させ、タイミングベルト13の下段側に固定されたベルトクランプ27および接続金具14を介して右側の扉41bを移動させることができる。
【0077】
このように、引き分けタイプのものについても片引きタイプと同様に、簡便に扉駆動装置を設置することができる。
【0078】
なお、本実施形態の構成によれば、駆動側ユニットと従動側ユニットとが分割されているため、自動ドア装置を設置する間口寸法が異なっていても駆動側ユニットを固定しているスライド部材21と従動側ユニット12を固定しているスライド部材31との距離L(図2参照)を縮めるかまたは引き離すことにより、任意の間口に対応することができるという利点がある。
【0079】
なお、上記した実施形態に示したスライド部材21の形状は、ガイド部材22に沿って正確に戸袋内に送り込むことができるものであれば、任意の形状のものを採用することができる。また、上記実施形態ではガイド部材22をベース梁部材10aと別体に構成したが、両者を一体に構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、駆動側ユニットと従動側ユニットを分割したため、モータ、駆動プーリ、従動プーリを長尺ベース部材に取り付けて一体化した従来の駆動ユニットのように、間口から斜めに挿入することなく間口から簡単に各ユニットを挿入することができる。しかも、手の届かない戸袋側に配置するユニットについては引き戸レール上をスライドさせることにより確実に戸袋内に送り込むことができる。
【0081】
請求項2の本発明によれば、スライド部材にそのスライド方向に延びる凹溝を形成し、その凹溝と係合しつつスライド部材のスライド移動を許容する止め金具を固定部に備えたため、凹溝と止め金具が係合している範囲で、スライド部材をスライド方向における任意の位置で固定することができる。
【0083】
請求項4の本発明によれば、駆動側ユニットを制御する制御器を間口上方に着脱可能に取り付けられる点検パネル内に配置したため、駆動側ユニット、従動側ユニットを取り外すことなく制御器の保守、メンテナンスを行うことができる。
【0084】
請求項5の本発明によれば、駆動側ユニット及び従動側ユニット方を間口から挿入するとともに予め設置されている引き戸レールをガイドとして戸袋内にスライドさせ所定の位置で固定し、他方のユニットを間口から挿入して固定し、上記駆動プーリと上記従動プーリとにベルトを張架することで、限られた間口の開口部から手の届かない戸袋内に扉駆動装置を確実且つ簡便に取り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態を示す片引き自動ドア装置の正面図である。
【図2】本発明の駆動側ユニットおよび従動側ユニットの配置を示す正面図である。
【図3】図2のC−C拡大断面図である。
【図4】図2のD−D拡大断面図である。
【図5】各ユニットの取り付け方法を説明するための正面図である。
【図6】本発明に係る第二の実施形態を示す両開き自動ドア装置の正面図である。
【図7】図7の駆動側ユニットおよび従動側ユニットの配置を示す正面図である。
【図8】従来の片引き自動ドア装置が設置される建物構造を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 引き戸枠
2 戸尻側縦枠
3 戸先側縦枠
4 上枠
5 中枠
6 戸袋
7 間口
8 扉
9 点検パネル
10 引き戸レール
10a ベース梁部材
10b レール部
11 駆動側ユニット
12 従動側ユニット
13 タイミングベルト
14 接続部材
15 吊り金具
16 モータ
18 駆動プーリ
21 スライド部材
21b T字状の溝
22 ガイド部材
23 ブラケット
25 ボルト
37 従動プーリ

Claims (5)

  1. 門形に形成された引き戸枠の枠内に、開口部としての間口と戸袋が並設され、その間口と戸袋とに跨がって配置される引き戸レールをガイドとして扉が開閉移動するように構成された引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置において、
    モータおよび駆動プーリを含む駆動側ユニットと、この駆動側ユニットと切り離されて構成された従動プーリを含む従動側ユニットと、上記引き戸レールに沿って間口内から戸袋内に亘って配置されたガイド部材と、一方の上記ユニットを支持し上記引き戸レールに沿って上記戸袋内にスライドするスライド部材と、上記間口の幅方向に所定の間隔をおいて上記間口の幅内に配置され、上記スライド部材を上記引き戸レールに固定するための固定部と、上記駆動プーリと上記従動プーリとに張架されるベルトと、を備え、
    上記スライド部材は、間口幅よりも短く形成され、かつ、所定の位置までスライドさせた状態で少なくとも上記固定部の配置されたところから上記戸袋内の所定位置に亘って上記ガイド部材上に配置されることを特徴とする引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置。
  2. 上記スライド部材にそのスライド方向に延びる凹溝が形成され、その凹溝と係合しつつスライド部材のスライド移動を許容する止め金具が上記固定部に備えられている請求項1記載の引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置。
  3. 上記スライド部材は棒状部材からなる請求項1または2記載の引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置。
  4. 上記扉駆動装置は上記駆動側ユニットを制御する制御器を有し、この制御器が、上記間口上方に着脱可能に取り付けられる点検パネル内に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の引き戸式自動ドア装置の扉駆動装置を取り付ける取付方法であって、
    動側ユニット及び従動側ユニットの一方が支持されたスライド部材を間口から挿入するとともに予め設置されている引き戸レールに沿ってガイド部材上を戸袋内にスライドさせ、上記間口の幅方向に所定の間隔をおいて上記間口の幅内に配置された固定部によって上記スライド部材を所定の位置で固定し、他方のユニットを間口から挿入して固定し、上記駆動プーリと上記従動プーリとにベルトを張架することを特徴とする扉駆動装置の取付方法。
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