JP2002256763A - 自動ドア装置 - Google Patents

自動ドア装置

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JP2002256763A
JP2002256763A JP2001052794A JP2001052794A JP2002256763A JP 2002256763 A JP2002256763 A JP 2002256763A JP 2001052794 A JP2001052794 A JP 2001052794A JP 2001052794 A JP2001052794 A JP 2001052794A JP 2002256763 A JP2002256763 A JP 2002256763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動ドアの閉位置を所望の位置に調整するこ
とができ、又連動する複数の可動ドアで構成される場合
に閉状態における各可動ドアの縦框の重なり状態を適正
に調整することができる引戸式の自動ドア装置を提供す
る。 【解決手段】 2枚の可動ドア2,3が連動してスライ
ド開閉する開閉機構6を備えた二重引戸式の自動ドア装
置1において、調節手段7によって、プーリベース24
に配設される第1プーリ25と第2プーリ26の位置を
可動ドア2の移動方向に歯付ベルト27の歯ピッチより
小さい寸法で調節可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸式の自動ドア
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】引戸式の自動ドア装置は、通常、駆動プ
ーリと従動プーリの間に歯付ベルトを張架し、この歯付
ベルトの一部に吊下具を介して可動ドアを垂下させ、駆
動プーリをモータで回動させることにより、可動ドアを
スライド開閉させるように構成されている。この自動ド
ア装置の一例として、例えば、実開昭63−76181
号公報には、開口を閉鎖する2枚の可動ドアを連動させ
てスライド開閉する二重引戸式のものが開示されてい
る。
【0003】この二重引戸式の自動ドア装置では、施工
時に2枚の可動ドアの縦框の重なりを一致させたり、可
動ドアの閉位置を所定の位置に位置合わせする必要があ
る。その方法として、歯付ベルトに固定する吊下具の位
置を、歯付ベルトの歯ピッチ単位で調整することが行わ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た自動ドア装置では、可動ドアの位置決めを歯ピッチ未
満の寸法で微調整することができないため、閉状態にお
ける2枚の可動ドアの縦框の重なり位置が必ずしも一致
せず、位置ずれが生じた場合には、見栄えが悪くなった
り、閉位置において可動ドアと外枠との間で隙間ができ
たりするなどの不都合が生じることがあった。
【0005】また、自動ドア装置では、設置場所の開口
の大きさに合わせて可動ドアの幅やストロークを変更す
る必要がある。こうした寸法変更に対応するのに、従来
は自動ドア装置を構成する主要部材についても可能ドア
ごとに専用部品を用意しなければならず、部品の在庫数
が増えるという問題もある。
【0006】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、可動ドアの閉位置を所望の位置に調整
することができ、又連動する複数の可動ドアで構成され
る場合に閉状態における各可動ドアの縦框の重なり状態
を適正に調整することができる引戸式の自動ドア装置を
提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、可動ドアの幅
やストロークの変更といった自動ドア装置の仕様変更に
対し、構成部品の共通化を図ることができる引戸式の自
動ドア装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、プーリ支持部
材に配設したプーリ間に歯付ベルトを張架し、該歯付ベ
ルトの一部に可動ドアを垂下させ、該可動ドアが歯付ベ
ルトを介して駆動されてスライド開閉するように構成さ
れた引戸式の自動ドア装置であって、上記プーリ支持部
材に、各プーリの配設位置を可動ドアの移動方向に調節
する調節手段を備える。
【0009】上記構成によれば、調節手段によって、プ
ーリ支持部材に配設される各プーリの位置を可動ドアの
移動方向に歯付ベルトの歯ピッチより小さい寸法で調節
し得るため、歯付ベルトの一部に垂下される可動ドアの
閉位置を所望の位置に微調整することが可能となる。ま
た、自動ドア装置が連動する複数の可動ドアで構成され
る場合に、閉状態における各可動ドアの縦框の重なり状
態を適正に微調整することが可能となる。
【0010】上記自動ドア装置において、上記可動ドア
として、互いに連動してスライド開閉する第1可動ドア
と第2可動ドアを有し、該第1可動ドア用のプーリ支持
部材及び該第2可動ドア用のプーリ支持部材の少なくと
も一方に上記調節手段が配設されている構成とすること
ができる。
【0011】この構成によれば、調節手段によって、少
なくとも一方のプーリ支持部材に配設される各プーリの
位置を可動ドアの移動方向に歯付ベルトの歯ピッチより
小さい寸法で調節することが可能となる。これにより、
第1可動ドア用のプーリ支持部材に配設されるプーリ
と、第2可動ドア用のプーリ支持部材に配設されるプー
リとの相対位置関係を変えることが可能となり、各歯付
ベルトの一部に垂下される第1可動ドアと第2可動ドア
の相対位置関係を変えることが可能となる。その結果、
互いに連動してスライド開閉する第1可動ドアと第2可
動ドアを有する自動ドア装置において、第1可動ドアの
閉位置を所望の位置に微調整することが可能となる。ま
た、閉状態における第1可動ドアと第2可動ドアの縦框
の重なり状態を適正に微調整することが可能となる。
【0012】例えば、上記第1可動ドア用のプーリ支持
部材を固定部材側に固定し、該プーリ支持部材に配設し
たプーリ間に第1歯付ベルトを張架する一方で、上記第
2可動ドア用のプーリ支持部材を第2可動ドア側に固定
し、該プーリ支持部材に配設したプーリ間に第2歯付ベ
ルトを張架し、該第1歯付ベルトと該第2歯付ベルトを
連結し、第1可動ドアを駆動する第1歯付ベルトによっ
て第2歯付ベルトを従動駆動することにより第2可動ド
アを駆動して、第1可動ドアと第2可動ドアを連動させ
る開閉機構が構成されていると共に、上記調節手段が第
2可動ドア用のプーリ支持部材に配設されている構成と
することができる。
【0013】この構成によれば、第2可動ドア側に固定
したプーリ支持部材に配設した調節手段によって、第2
可動ドア用のプーリ支持部材に配設される各プーリの位
置を可動ドアの移動方向に歯付ベルトの歯ピッチより小
さい寸法で調節することが可能となる。これにより、固
定部材側に設けた第1可動ドア用のプーリ支持部材に配
設されるプーリと、第2可動ドア側に固定したプーリ支
持部材に配設されるプーリとの相対位置関係を変えるこ
とが可能となり、第1歯付ベルトの一部に垂下させた第
1可動ドアと、この第1可動ドアを駆動する第1歯付ベ
ルトによって従動駆動される第2歯付ベルトの一部に垂
下させた第2可動ドアとの相対位置関係を変えることが
可能となる。
【0014】その結果、第1可動ドアを駆動する第1歯
付ベルトによって第2歯付ベルトを従動駆動することに
より第2可動ドアを駆動して、第1可動ドアと第2可動
ドアを連動させる開閉機構を備えた自動ドア装置におい
て、第1可動ドアの閉位置を所望の位置に微調整するこ
とが可能となる。また、閉状態における第1可動ドアと
第2可動ドアの縦框の重なり状態を適正に微調整するこ
とが可能となる。
【0015】例えば、第1歯付ベルトによって駆動され
る第1可動ドアの閉位置を所望の位置に微調整した後
に、第2可動ドア用のプーリ支持部材に配設された調節
手段によって、第1歯付ベルトによって従動駆動される
第2歯付ベルトの一部に垂下させた第2可動ドアの位置
を、位置決めされた第1可動ドアに対し、第2可動ドア
の縦框が適正に重なる状態に微調整することが可能とな
り、設置調整が容易となる。
【0016】上記調節手段として、上記プーリ支持部材
に長手方向に延びるスライド溝を設ける一方、該プーリ
支持部材に配設される各プーリ側に、該スライド溝に沿
って案内されるように係合する係合部を設け、各プーリ
がプーリ支持部材のスライド溝に係合部によって係合
し、各プーリがプーリ支持部材のスライド溝に沿ってス
ライド移動可能とし、固定手段によって各プーリが所望
の位置に固定されるように構成すると、簡素な構成であ
りながら、プーリ支持部材に配設される各プーリを所望
の位置に容易にスライド移動でき、固定手段によって各
プーリを所望の位置に簡単に固定することが可能とな
り、調整の作業性の向上を図ることが可能となる。
【0017】上記プーリ支持部材を引き抜き形鋼で構成
すると、自動ドア装置の仕様を、設置場所に合わせて可
動ドアの幅やストロークを変更する必要が生じたときで
も、引き抜き形鋼からなるプーリ支持部材の素材を所定
の寸法に切断するだけで所望のプーリ支持部材を簡単に
作製することが可能となり、構成部品の共通化を図るこ
とで仕様変更への対応と部品の汎用性の向上を図ること
が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0019】図1〜図7は、本発明に係る自動ドア装置
1の構成例を示す。
【0020】この自動ドア装置1は、図1に示すよう
に、枠体4の上部に設置された詳細を後述する開閉機構
6によって、第1可動ドア2と第2可動ドア3とが連動
して開口部(枠体4と縦壁9aで形成される領域)をス
ライド開閉するように構成されている。ここで、図1
(a)は閉状態を、図1(b)は開状態をそれぞれ表
す。
【0021】第1可動ドア2は、図2及び図3に示すよ
うに、枠体4の上部にある本体ベース5に設置された第
1レール11に吊下具12,13の戸車12a,13a
を介して走行可能に吊下げられている。本体ベース5に
は駆動プーリ14と従動プーリ15が各プーリ支持部材
18,19を介してそれぞれ固定されていて、第1可動
ドア2は、駆動プーリ14と従動プーリ15との間に張
架した第1歯付ベルト16の一部に連結具17を介して
連結されている。この第1可動ドア2は、駆動プーリ1
4をモータ、減速機等で構成された駆動源8によって駆
動することによって、スライド開閉するように構成され
ている。
【0022】第2可動ドア3は、第1レール11と並行
するように本体ベース5に設置された第2レール21に
吊下具22,23の戸車22a,23aを介して走行可
能に吊下げられている。この第2可動ドア3には吊下具
22,23を介してプーリ支持部材であるプーリベース
24が固定され、このプーリベース24には第1プーリ
25と第2プーリ26とが配設され、両プーリ25,2
6間に第2歯付ベルト27が張架されている。
【0023】図5に示すように、この第2歯付ベルト2
7は、図中のR位置が固定側である本体ベース5の第2
レール21に連結具28によって固定される一方で、図
中のS位置が移動側である第1可動ドア2に吊下具13
を介して連結具29によって連結されている(図4及び
図6参照)。この第2歯付ベルト27が第1歯付ベルト
16と連動することによって、第2可動ドア3が第1可
動ドア2より低速に開閉される開閉機構6を構成してい
る。
【0024】具体的には、この例では、第2可動ドア3
が第1可動ドア2の1/2の速度で開閉するように設定
されている。従って、開動作では、図1(a)に示す閉
位置にある第1可動ドア2がストロークST1を移動し
て開く間に、第2可動ドア3がストロークST2(=1
/2・ST1)だけ移動して開き、図1(b)に示す開
状態となる。尚、閉動作ではこの逆となる。
【0025】調節手段7は、プーリベース24に配設さ
れる第1プーリ25と第2プーリ26の位置が可動ドア
2の移動方向に調節し得るように構成されている。
【0026】プーリベース24は、アルミニウム等の引
き抜き形鋼で形成され、図6に示すように、長手方向に
延びる断面視“コ”の字状をなす基部24aと、この基
部24aの上部に配置された長手方向に延びる断面視逆
T字状のスライド溝24cを有する案内部24bとから
なる。
【0027】第1プーリ25は、図4及び図5に示すよ
うに、断面視L字状をなす帯板の支え31の上面に軸が
立設され、その軸で軸支されている。この支え31の上
面には、第1プーリ25を挟んでその両側に2つの長孔
31a,31aが穿孔されていて、各長孔31a,31
aに固定手段である2本のボルト32,32が下方から
挿入される。図6に示すように、各ボルト32,32の
頭部である各係合部32a,32aは、プーリベース2
4のスライド溝24cにそれぞれ挿入され係合される。
これにより、第1プーリ25が支え31の側面に設けた
調整ねじ34を用いてスライド移動可能になる。そし
て、第1プーリ25を所望の位置に位置決めした状態
で、2つのナット33,33を各ボルト32,32に締
め付けることにより、プーリ25がプーリベース24の
所望の位置に固定されるようになっている。
【0028】同様に、第2プーリ26は、断面視L字状
をなす帯板の支え35の上面に軸が立設され、その軸で
軸支されている。この支え35の上面には、第2プーリ
26を挟んでその両側に2つの長孔35a,35aが穿
孔されていて、各長孔35a,35aに固定手段である
2本のボルト36,36が下方から挿入される。図6に
示すように、各ボルト36,36の頭部である各係合部
36a,36aは、プーリベース24のスライド溝24
cにそれぞれ挿入され係合される。これにより、第2プ
ーリ26が支え35の側面に設けた調整ねじ38を用い
てスライド移動可能になる。そして、第2プーリ26を
所望の位置に位置決めした状態で、2つのナット37,
37を各ボルト36,36に締め付けることにより、プ
ーリ26がプーリベース24の所望の位置に固定される
ようになっている。
【0029】上記プーリベース24の形状は、長手方向
に延びる断面視“コ”の字状をなす基部24aと、この
基部24aの上部に配置された案内部24bとからなる
ため、剛性が高くなる。このため、第1プーリ25と第
2プーリ26がプーリベース24の案内部24bに配設
され、両プーリ25,26間に第2歯付ベルト27が張
架され、この第2歯付ベルト27を介して第2可動ドア
3が駆動される状況下でも変形等が生じることなく、ス
ムーズな開閉動作が可能となる。
【0030】ここで、上記自動ドア装置1の設置時にお
ける調整について説明する。
【0031】図1(a)に示す閉状態では、第1可動ド
ア2の縦框2aと枠体4との隙間がなく、かつ、第1可
動ドア2の縦框2bと第2可動ドア3の縦框3aの位置
が前後で重なった状態で、開口部が閉鎖されるように設
置調整する必要がある。
【0032】図1(b)に示す開状態では、壁を有する
収納部9(図中のドットパターン領域)に第1可動ドア
2と第2可動ドア3の位置が前後で重なった状態で収ま
り、開口部が開放されるように設置調整する必要があ
る。
【0033】調節手段7による調整は、図5に示すよう
に、第1プーリ25と第2プーリ26の軸間距離D1を
一定に保ちながら行う必要があるため、プーリベース2
4に配設される第1プーリ25と第2プーリ26をスラ
イド移動可能にした状態で、2つの調整ねじ34,38
のうちの一方を緩め他方を締めることによって行う。こ
れによって、第1プーリ25と第2プーリ26のプーリ
ベース24における配設位置を、可動ドア2の移動方向
に第2歯付ベルト27の歯ピッチP1より小さい寸法で
調節し、固定手段であるボルト32,36とナット3
3,37によって、第1プーリ25と第2プーリ26を
所望の位置に固定することができる。
【0034】このように、第2可動ドア3に固定された
プーリベース24に配設した調節手段7によって、第2
可動ドア3のプーリベース24に配設される各プーリ2
5,26の位置を可動ドア2の移動方向に第2歯付ベル
ト27の歯ピッチP1より小さい寸法で調節することが
できる。これにより、本体ベース5に配設される第1可
動ドア2用の各プーリ14,15と、第2可動ドア3用
のプーリベース24に配設される各プーリ25,26と
の相対位置関係を変えることが可能となり、各歯付ベル
ト16,27の一部に垂下される第1可動ドア2と第2
可動ドア3の相対位置関係を変えることができる。
【0035】その結果、自動ドア装置1が、開閉機構6
によって、第1可動ドア2を駆動する第1歯付ベルト1
6によって第2歯付ベルトを従動駆動することにより第
2可動ドア3を駆動して、第1可動ドア2と第2可動ド
ア3を連動させる構成をとりながら、第1可動ドア2の
閉位置を所望の位置に微調整することが可能となるた
め、閉状態で第1可動ドア2の縦框2aと枠体4との隙
間がなくなるように設置調整することができる。また、
閉状態における第1可動ドア2と第2可動ドア3の縦框
2b,3aの重なり状態を適正に微調整することが可能
となるため、第1可動ドア2の縦框2bと第2可動ドア
3の縦框3aの位置が前後で重なった状態で、開口部が
閉鎖されるように設置調整することができる。
【0036】尚、第1可動ドア2や第2可動ドア3の位
置決めを、第2歯付ベルト27の歯ピッチP1より大き
い寸法で調節する必要があるときは、第2歯付ベルト2
7と連結具29の噛み合う位置を歯ピッチP1単位で適
宜変える。具体的には、連結具29には、図7に示すよ
うに、歯数6でピッチP1の歯溝29aと、2つの取付
孔29bが形成されているので、この歯溝29aと第2
歯付ベルト27の歯との噛み合う位置を歯ピッチP1単
位で変えて調整する。調整後は、図6に示すように、歯
溝29aと第2歯付ベルト27の歯とを噛み合わせた状
態で、吊下具13に固定された断面視L字状の支え42
に連結具29を取付孔29bでボルトによって締結する
ことにより、第2歯付ベルト27を連結具29,支え4
2を介して第1可動ドア2の吊下具13に連結する。ま
た、第2歯付ベルト27と連結具28による連結も支え
41を用いて同様にして行うことができる。こうした調
整を行った後に、更に上述した調節手段7による微調整
を行えばよい。
【0037】このように、調節手段7は簡素な構成であ
りながら、プーリベース24に配設される各プーリ2
5,26を調整ねじ34,38を用いて所望の位置に容
易にスライド移動でき、固定手段であるボルト32,3
6とナット33,37によって各プーリ25,26を所
望の位置に簡単に固定することができるため、調整の作
業性の向上を図ることができる。
【0038】また、プーリベース24を引き抜き形鋼と
したので、自動ドア装置1の仕様を、設置場所に合わせ
て可動ドア2,3の幅やストロークを変更する必要が生
じたときでも、引き抜き形鋼からなるプーリベースの素
材を所定の寸法に切断するだけで所望のプーリベースを
簡単に作製することができ、構成部品の共通化を図るこ
とで仕様変更への対応と部品の汎用性の向上を図ること
ができる。
【0039】以上、本発明の自動ドア装置は、上記した
実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要
に応じ適宜構成を変形、追加、置換又は削除した構成と
してもよいことは言うまでもない。
【0040】例えば、上記では、自動ドア装置として、
2枚の可動ドアを連動させてスライド開閉する構成例を
用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、3枚以上の可動ドアを連動させてスライド開閉す
る構成とする場合にも、本発明を適用することができ
る。また、1枚の可動ドアで構成した自動ドア装置に
も、本発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動ドア
装置によれば、調節手段によって、プーリ支持部材に配
設される各プーリの位置を可動ドアの移動方向に歯付ベ
ルトの歯ピッチより小さい寸法で調節し得るため、歯付
ベルトの一部に垂下される可動ドアの閉位置を所望の位
置に微調整することができる。また、自動ドア装置が連
動する複数の可動ドアで構成される場合に、閉状態にお
ける各可動ドアの縦框の重なり状態を適正に微調整する
ことができる。
【0042】例えば、互いに連動してスライド開閉する
第1可動ドアと第2可動ドアを有する自動ドア装置にお
いて、第1可動ドア用のプーリ支持部材及び第2可動ド
ア用のプーリ支持部材の少なくとも一方に上記調節手段
が配設されている構成にすると、調節手段によって、少
なくとも一方のプーリ支持部材に配設される各プーリの
位置を可動ドアの移動方向に歯付ベルトの歯ピッチより
小さい寸法で調節することができる。これにより、第1
可動ドア用のプーリ支持部材に配設されるプーリと、第
2可動ドア用のプーリ支持部材に配設されるプーリとの
相対位置関係を変えることが可能となり、各歯付ベルト
の一部に垂下される第1可動ドアと第2可動ドアの相対
位置関係を変えることができる。その結果、互いに連動
してスライド開閉する第1可動ドアと第2可動ドアを有
する自動ドア装置において、第1可動ドアの閉位置を所
望の位置に微調整することができる。また、閉状態にお
ける第1可動ドアと第2可動ドアの縦框の重なり状態を
適正に微調整することができる。
【0043】より具体的には、例えば、第1可動ドアを
駆動する第1歯付ベルトによって第2歯付ベルトを従動
駆動することにより第2可動ドアを駆動して、第1可動
ドアと第2可動ドアを連動させる開閉機構を備えた自動
ドア装置において、第2可動ドア側に固定されたプーリ
支持部材に調節手段が配設されている構成にすることに
より、上記したと同様の作用効果を奏する。
【0044】例えば、第1歯付ベルトによって駆動され
る第1可動ドアの閉位置を所望の位置に微調整した後
に、第2可動ドア用のプーリ支持部材に配設された調節
手段によって、第1歯付ベルトによって従動駆動される
第2歯付ベルトの一部に垂下させた第2可動ドアの位置
を、位置決めされた第1可動ドアに対し、第2可動ドア
の縦框が適正に重なる状態に微調整することが可能とな
り、設置調整が容易となる。
【0045】上記調節手段として、各プーリがプーリ支
持部材のスライド溝に係合部によって係合し、各プーリ
がプーリ支持部材のスライド溝に沿ってスライド移動可
能とし、固定手段によって各プーリが所望の位置に固定
されるように構成すると、簡素な構成でありながら、プ
ーリ支持部材に配設される各プーリを所望の位置に容易
にスライド移動でき、固定手段によって各プーリを所望
の位置に簡単に固定することが可能となり、調整の作業
性の向上を図ることができる。
【0046】上記プーリ支持部材を引き抜き形鋼で構成
すると、自動ドア装置の仕様を、設置場所に合わせて可
動ドアの幅やストロークを変更する必要が生じたときで
も、引き抜き形鋼からなるプーリ支持部材の素材を所定
の寸法に切断するだけで所望のプーリ支持部材を簡単に
作製することができ、構成部品の共通化を図ることで仕
様変更への対応と部品の汎用性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ドア装置の全体構成を示す正
面図であって、(a)は閉状態を、(b)は開状態をそ
れぞれ表す。
【図2】本発明に係る自動ドア装置の開閉機構の構成例
を示す正面図であって、閉状態を表す。
【図3】本発明に係る自動ドア装置の開閉機構の構成例
を示す正面図であって、開動作の途中状態を表す。
【図4】本発明に係る自動ドア装置の開閉機構の要部を
示す正面図である。
【図5】本発明に係る自動ドア装置の開閉機構の要部を
示す上視図である。
【図6】本発明に係る自動ドア装置の開閉機構の構成例
を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る自動ドア装置に使用する歯付ベル
トと連結するための連結具の構成例を示す図であって、
(a)は裏面図を、(b)は側面図をそれぞれ表す。
【符号の説明】
1 自動ドア装置 2 第1可動ドア 3 第2可動ドア 5 本体ベース(固定部材) 6 開閉機構 7 調節手段 14 駆動プーリ 15 従動プーリ 16 第1歯付ベルト 18,19 プーリ支持部材 24 プーリベース(プーリ支持部材) 24c スライド溝 25 第1プーリ 26 第2プーリ 27 第2歯付ベルト 32,36 ボルト(固定手段) 33,37 ナット(固定手段) 32a,36a 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリ支持部材に配設したプーリ間に歯
    付ベルトを張架し、該歯付ベルトの一部に可動ドアを垂
    下させ、該可動ドアが歯付ベルトを介して駆動されてス
    ライド開閉するように構成された引戸式の自動ドア装置
    であって、上記プーリ支持部材に、各プーリの配設位置
    を可動ドアの移動方向に調節する調節手段を備えること
    を特徴とする自動ドア装置。
  2. 【請求項2】 上記可動ドアとして、互いに連動してス
    ライド開閉する第1可動ドアと第2可動ドアを有し、該
    第1可動ドア用のプーリ支持部材及び該第2可動ドア用
    のプーリ支持部材の少なくとも一方に上記調節手段が配
    設されている請求項1記載の自動ドア装置。
  3. 【請求項3】 上記第1可動ドア用のプーリ支持部材を
    固定部材側に固定し、該プーリ支持部材に配設したプー
    リ間に第1歯付ベルトを張架する一方で、上記第2可動
    ドア用のプーリ支持部材を第2可動ドア側に固定し、該
    プーリ支持部材に配設したプーリ間に第2歯付ベルトを
    張架し、該第1歯付ベルトと該第2歯付ベルトを連結
    し、第1可動ドアを駆動する第1歯付ベルトによって第
    2歯付ベルトを従動駆動することにより第2可動ドアを
    駆動して、第1可動ドアと第2可動ドアを連動させる開
    閉機構が構成されていると共に、上記調節手段が第2可
    動ドア用のプーリ支持部材に配設されている請求項2記
    載の自動ドア装置。
  4. 【請求項4】 上記調節手段として、上記プーリ支持部
    材に長手方向に延びるスライド溝を設ける一方、該プー
    リ支持部材に配設される各プーリ側に、該スライド溝に
    沿って案内されるように係合する係合部を設け、各プー
    リがプーリ支持部材のスライド溝に係合部によって係合
    し、各プーリがプーリ支持部材のスライド溝に沿ってス
    ライド移動可能とし、固定手段によって各プーリが所望
    の位置に固定されるように構成する請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載の自動ドア装置。
  5. 【請求項5】 上記プーリ支持部材が引き抜き形鋼で構
    成されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自
    動ドア装置。
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