JP2008007993A - 二重ドアの連動装置 - Google Patents

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Takeshi Tanimizu
健 谷水
Yukiya Okamoto
幸也 岡本
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Abstract

【課題】二重ドアの開閉装置を現地で格段に容易に組み立てできる二重ドアの連動装置を提供すること。
【解決手段】プーリベース11の所定箇所に、間隔をおいて第1および第2プーリ12,13が固定され、さらに、ワイヤ14が、両プーリ12,13に掛け渡され、さらに、ワイヤ14の一部分に第1ドア用ハンガ取付部18が固定される一方、プーリベース11の所定箇所に、間隔をおいて第2ドア用第1ハンガ取付部16および第2ドア用第2ハンガ取付部17が固定されてなる二重ドアの連動装置1を用いて、二重ドアの開閉装置を現地で組み立てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二重ドアの連動装置に関し、二重ドアの自動開閉装置、二重ドアの半自動開閉装置(開き動作が手動である一方、閉じ動作が自動である二重ドアの開閉装置)、または、手動による二重ドアの開閉装置に使用されれば好適な二重ドアの連動装置に関する。
従来、二重ドアを有する二重ドアの開閉装置としては、特開2002−256763号公報に記載されているものがある。
この二重ドアの開閉装置は、全閉状態おいて、第1ドアと第2ドアの夫々が重なり部分をもった状態で、第1および第2ドアで、建物の開口を閉鎖するようになっている。上記本体ベースは、上記建物に対して移動不可になっている。上記本体ベースは、上記建物に直接または部材を介して間接的に固定されている。
上記プーリベースは、本体ベースに対して本体ベースの延在方向に移動可能な構成になっている。上記プーリベースには、第1プーリと第2プーリとが配設され、両プーリ間には、ループ状の歯付ベルトが張架されている。この歯付ベルトの第1個所は、連結具を介して上記本体ベースに固定されている。上記第1ドアは、吊下具および連結具を介して、上記プーリを境にして上記歯付ベルトの第1個所と反対側の第2個所に固定されている。一方、第2ドアは、吊下具を介して上記プーリベースに固定されている。
このドアの開閉装置は、第1ドアの本体ベースに対する移動速度が、第2ドアの本体ベースに対する移動速度の2倍になっている。例えば、ドアの全開状態から全閉状態にドアを移動させるとき、第1ドアが第2ドアの2倍の速度で全閉方向に移動して、第1および第2ドアで上記開口を閉鎖するようになっている。
この二重ドアの開閉装置は、調節手段を有し、調節手段によって、プーリベースに配設された第1および第2プーリの位置をドアの移動方向に調整することができるようになっている。
詳細には、上記調節手段による調整は、プーリベースに配設される第1プーリと第2プーリをスライド移動可能にした状態で、2つの調整ねじのうちの一方を緩め他方を締めることによって、第1プーリと第2プーリの軸間距離を一定に保ちながら行う。これによって、第1プーリと第2プーリのプーリベースにおける配設位置を、ドアの移動方向に上記歯付ベルトの歯ピッチより小さい寸法で調節し、固定手段であるボルトとナットによって、第1プーリと第2プーリを所望の位置に固定する。
このように、第2ドアに固定されたプーリベースに配設した調節手段によって、第2ドアのプーリベースに配設される各プーリの位置をドアの移動方向に上記歯付ベルトの歯ピッチより小さい寸法で調節するようになっている。このことから、本体ベースに配設される第1ドア用の各プーリと、プーリベースに配設される第2ドア用の各プーリとの相対位置関係を変えることが可能となり、第1ドアと第2ドアの相対位置関係を変えることができるようになっている。
このように、第1ドアと第2ドアを連動させる構成をとりながら、第1ドアの閉位置を所望の位置に微調整することが可能となるため、閉状態で第1ドアの縦框と枠体との隙間がなくなるように設置調整することができる。また、閉状態における第1ドアと第2ドアの縦框の重なり状態を適正に微調整することが可能となるため、第1ドアの縦框と第2ドアの縦框の位置が前後で重なった状態で、開口部が閉鎖されるように設置調整することができるようになっている。
しかしながら、上記従来の二重ドアの開閉装置では、閉状態で第1ドアの縦框と枠体との隙間がないようにする調整、および、閉状態における第1ドアと第2ドアの縦框の重なりの状態を適正な寸法にする調整に、上記調節手段による精密かつ非常に複雑な調整が必要になるという問題がある。
また、従来、本体ベース、プーリベース、第1、第2プーリ、歯付ベルト、および、第1、第2ドアを有する二重ドアの開閉装置の組み立てるのに、現地で、上記プーリベースに第1プーリと第2プーリとを固定し、更に、両プーリ間に、無端部材を張架するという作業が必要になる。また、無端部材に、第1ドア用ハンガ取付部を固定すると共に、プーリベースに、第2ドア用ハンガ取付部を固定する作業が必要になる。このことから、上述の調節手段による精密かつ非常に複雑な調整の前に、現地で、歯付ベルト長さの精密な調整や、ベルトの張力の精密な調整等の複雑かつ精密な作業が必要になるという問題がある。
すなわち、従来、現地でのドアの開閉装置の取付施行工事には、現地での取付部品点数が多く、調整も複雑でかつ精密性が要求され、現地でのドアの開閉装置の取付施行工事に、技術、熟練が必要になるという問題がある。
特開2002−256763号公報
そこで、本発明の課題は、二重ドアの開閉装置を現地で格段に容易に組み立てできる二重ドアの連動装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の二重ドアの連動装置は、
プーリベースと、
上記プーリベースに固定された第1プーリと、
上記プーリベースに固定された第2プーリと、
上記第1プーリと上記第2プーリとの間に掛け渡された無端部材と、
上記無端部材の一部分に固定された第1ドア用ハンガ取付部と、
上記プーリベースに固定された第2ドア用ハンガ取付部と
を備えることを特徴としている。
尚、第2ドア用ハンガ取付部は、プーリベースと一体であっても別体であっても良い。
本発明を用いて二重ドアの開閉装置を組み立てる場合、プーリベースの正確な所定箇所に予め第1および第2プーリが固定され、さらに、無端部材が、所定の張力を有した状態で、両プーリに掛け渡されている本発明の二重ドアの連動装置を使用することになるから、現地で、プーリベースに対して第1および第2プーリが精密に位置決めされるように、かつ、この位置決めに関連するが、無端部材の張力が所定の大きさになるように、プーリベースに第1および第2プーリを固定すると共に、無端部材を第1および第2プーリに掛け渡す必要がない。すなわち、従来必要であった、現地施工時の無端部材の長さの調整や、無端部材の張力の調整を省略できるから、現地での組み立ての施工時間を大幅に削減できる。
また、第1ドア用ハンガ取付部が、無端部材の所定位置に、正確に固定されていると共に、第2ドア用ハンガ取付部が、プーリベースの所定位置に、正確に固定されている本発明の二重ドアの連動装置を使用することになるから、従来と異なり、二重ドアの開閉装置を組み立てるのに、現地において、無端部材における第1ドア用ハンガ取付部の取付位置の検討および調整を行う必要がなく、かつ、プーリベースにおける第2ドア用ハンガ取付部の取付位置の検討および調整を行う必要がない。
そして、本発明を使用した場合、現地で、上記第1および第2ドア用ハンガ取付部の夫々に、ドアが固定された状態のハンガを固定するだけで、閉状態で第1ドアの縦框と枠体との隙間がないようにする調整、および、閉状態における第1ドアと第2ドアの縦框の重なりの状態を適正な寸法にする調整を行うことができる。
すなわち、本発明を使用して二重ドアの開閉装置を組み立てる場合には、精密な調整を必要とする作業を大幅に省略できて、従来と比較して、二重ドアの開閉装置を、現地で格段に容易に組み立てることができ、かつ、二重ドアの開閉装置を、精密に組み立てることができる。
本発明を使用すると、従来と比較して、二重ドアの開閉装置を現地で格段に容易に組み立てることができ、かつ、二重ドアの開閉装置を、精密に組み立てることができる。また、熟練を要していない人でも、現地で、二重ドアの開閉装置を組み立てることができる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の二重ドアの連動装置1を示す図である。
この二重ドアの連動装置1は、後の図2で詳述する二重ドアの開閉装置の一部を構成する。この二重ドアの連動装置1は、工場等の製造施設で予め製造され、二重ドアの開閉装置の他の部品と共に、二重ドアの開閉装置が設置される現地に送られるようになっている。
この二重ドアの連動装置1は、プーリベース11、第1プーリ12、第2プーリ13、および、無端部材の一例として鋼製のワイヤ14を備える。また、二重ドアの連動装置1は、第1ドア用ハンガ取付部18と、二つの第2ドア用ハンガ取付部、すなわち、第2ドア用第1ハンガ取付部16および第2ドア用第2ハンガ取付部17とを備える。
上記プーリベース11は、細長い板状の鋼材からなっている。上記プーリベース11は、断面矩形状の筒部材の4つの矩形状の外側平面部のうちの一つの平面部の幅方向の中央部分を、筒部材の延在方向に端から端まで切除したような形状をしている。
第1プーリ12は、プーリベース11の一端部に固定されている。詳細には、上記プーリベース11の内部空間における一方の端部領域に、上記一つの平面部における開口の幅方向の寸法よりも大きな幅方向の寸法を有し、かつ、矩形状の表面を有する鋼製の第1固定板24を配置する。そして、図1に31で示すボルトで、第1プーリ12と、第1固定板24とを固定する一方、図1に32および33で示すボルトで、第1固定板24を、プーリベース11に固定する。このようにして、第1プーリ12を、プーリベース11に固定する。
第2プーリ13は、プーリベース11の他端部に固定されている。詳細には、上記プーリベース11の内部空間における他方の端部領域に、上記一つの平面部における開口の幅方向の寸法よりも大きな幅方向の寸法を有し、かつ、矩形状の表面を有する鋼製の第2固定板25を配置する。そして、図1に36で示すボルトで、第2プーリ13と、第2固定板25とを固定する一方、図1に37および38で示すボルトで、第2固定板25を、プーリベース11に固定する。このようにして、第2プーリ13を、プーリベース11に固定する。
ループ状のワイヤ14は、第1プーリ12と第2プーリ13との間に掛け渡されている。ワイヤ14の長さを、適切な長さに予め調整し、かつ、第1プーリ12と、第2プーリ13との距離を、所定の距離に調整することによって、ワイヤ14の張力を、所定の張力に調整している。
上記第2ドア用第1ハンガ取付部16は、表面矩形の板状の鋼材からなっている。上記第2ドア用第1ハンガ取付部16は、プーリベース11の上記開口を有する一つの平面部に対向する平面部における一端部に、ボルト46,47によって、第2ドア用第1ハンガ取付部16におけるプーリベース11側とは反対側の表面から、ネジ込み固定されている。
上記第2ドア用第1ハンガ取付部16における一方の組の互いに平行な二つの縁は、プーリベース11の延在方向に略平行に延びている一方、第2ドア用第1ハンガ取付部16における他方の組の互いに平行な二つの縁は、プーリベース11の延在方向に垂直な方向に略平行に延びている。上記第2ドア用第1ハンガ取付部16は、プーリベース11から、プーリベース11の延在方向に垂直な方向にはみ出しており、このはみ出した部分に、ハンガを取り付けるようになっている。詳細には、上記はみ出した部分は、ハンガ取付用の穴40,41を有している。このハンガ取付用の穴40,41を用いて、上記はみ出した部分に、ハンガを固定するようになっている。
上記第2ドア用第2ハンガ取付部17は、表面矩形の板状の鋼材からなっている。上記第2ドア用第2ハンガ取付部17は、プーリベース11の上記開口を有する一つの平面部に対向する平面部に、ボルト48,49によって、第2ドア用第2ハンガ取付部17におけるプーリベース11側とは反対側の表面から、ネジ込み固定されている。
上記第2ドア用第1ハンガ取付部16と第2ドア用第2ハンガ取付部17とのプーリベース11の延在方向の距離は、第2ドア(図1に図示せず)における第2ドアの移動方向の幅よりも一定寸法以上大きく設定されている。
上記第2ドア用第2ハンガ取付部17における互いに平行な二つの縁は、プーリベース11の延在方向に略平行になっている一方、第2ドア用第2ハンガ取付部17におけるもう一組の互いに平行な二つの縁は、プーリベース11の延在方向に垂直な方向に略平行になっている。上記第2ドア用第2ハンガ取付部17は、プーリベース11から、プーリベース11の延在方向に垂直な方向にはみ出しており、このはみ出した部分に、ハンガを取り付けるようになっている。詳細には、上記はみ出した部分は、ハンガ取付用の穴44,45を有している。このハンガ取付用の穴44,45を用いて、上記はみ出した部分に、ハンガを固定するようになっている。
上記第1ドア用ハンガ取付部18は、ループ状のワイヤ14の一部分に固定されている。ワイヤ14の上記一部分は、プーリ12,13を境にして、ワイヤ14における、第2ドア用ハンガ取付部16,17の上記はみ出した部分側に位置している。上記第1ドア用ハンガ取付部18は、ワイヤ14の上記一部分が移動すると、その一部分の移動に付随して上記一部分と同じ速度で上記一部分と同じ距離移動するようになっている。
尚、上記実施形態の二重ドアの連動装置1では、固定板24,25が配置されるプーリベース11の内部空間が、プーリベース11におけるその延在方向の一端から他端まで延びているから、プーリベース11における第1および第2プーリ12,13の再取付およびプーリベース11の延在方向の取付位置の再調整が容易である。したがって、予め取付られることがわかっている第2ドアの規格寸法に基づいて、プーリベース11に予め固定されている第1および第2プーリ12,13の固定位置を、第2ドアの移動方向の幅が多少変更された場合においても、容易に微調整することができる。
図2は、上記実施形態の二重ドアの連動装置1を有する二重ドアの開閉装置を示す図である。この二重ドアの開閉装置は、半自動の開閉動作を行うようになっている。すなわち、この二重ドアの開閉装置は、開き動作を手動で行う一方、閉じ動作を自動的に行うようになっている。詳述しないが、バネ等の付勢部材で所定の力で第1ドア50を全閉方向に常時付勢することにより、二重ドアの半自動の開閉動作を実現している。また、詳述しないが、二重ドアの開閉装置は、制動装置を有し、閉じブレーキ、バックチェック、ディレード等の機能を有している。
以下に、図2を用いて、二重ドアの開閉装置について簡単に説明した後、上記二重ドアの連動装置1を用いた二重ドアの開閉装置の現地における組立方法の一例を説明する。尚、図2において、90は、建物の開口の縁を示し、Wは、ドアの全開状態における開口幅である有効寸法を示している。また、a1は、ドアの全閉状態における第1ドア50の全閉側の縁を示し、a2は、ドアの全開状態における第1ドア50の全閉側の縁を示している。
この二重ドアの開閉装置は、二つのドア、すなわち、第1ドア50および第2ドア51を連動させて、建物の開口を開閉するようになっている。上記第1ドア50は、枠体の上部にある本体ベース60に設置された第1レール61に第1ドア用ハンガ(吊下具)63,64の戸車66,67を介して走行可能に吊下げられている。
一方、第2ドア51は、本体ベース60に第1レール61と並行するように設置された第2レール68に、第2ドア用ハンガ70,71の戸車72,73を介して走行可能に吊り下げられている。第2ドア51は、第2ドア用ハンガ70,71を介して、上記実施形態の二重ドアの連動装置1のプーリベース11の第2ドア用第1および第2ハンガ取付部(図1参照)に固定されている。このプーリベース11には、上述のように、第1プーリ12と第2プーリ13とが配設され、両プーリ12,13間にワイヤ14が張架されている。このワイヤ14は、本体ベース60に連結具79によって固定されると共に、第1ドア用ハンガ取付部18に固定されたハンガ64を介して第1ドア50に連結されている。
この二重ドアの開閉装置は、全閉状態において、第1ドア50の縦框と枠体との隙間がなく、かつ、第1ドア50の縦框と第2ドア51の縦框の位置が前後で重なった状態で、開口部が閉鎖されるようになっている。一方、この二重ドアの開閉装置は、全開状態においては、壁を有する収納部に第1ドア50と第2ドア51の位置が前後で重なった状態で収まり、建物の開口の大部分が開放されるようになっている。
この二重ドアの開閉装置を、例えば、現地で以下のように組み立てる。
先ず、本体ベース60を、建物の開口の上方に適切に取り付ける。次に、第1ドア50が取付られている状態の第1ドア用ハンガ(吊下具)63,64を、本体ベース60のレール61に、戸車66,67を介して走行可能に吊下げる。続いて、第2ドア51が固定されている状態の第2ドア用ハンガ70,71を、レール68に、戸車72,73を介して走行可能に吊り下げる。続いて、第2ドア用ハンガ70,71を、上記実施形態の二重ドアの連動装置1の第2ドア用第1および第2ハンガ取付部に固定し、続いて、上記実施形態の二重ドアの連動装置1の第1ドア用ハンガ取付部を、第1ドア用ハンガ64に固定する。最後に、第1および第2ドア50,51を、図2に矢印Aで示すドアの全開方向に移動させた後、第1ドア50の全開方向側の縁と、第2ドア51の全開方向側の縁とが、一致している状態で、ワイヤ14におけるプーリ12,13よりも鉛直方向の上方に位置する一部分を、連結具79によって本体ベース60に固定して、ドアの開閉装置を組み立てる。
図3は、上記プーリベース11の動作と、第1ドア50の動作との関係を示す模式図である。図示しない人が第1ドア50を全開方向に引っ張って、全閉位置から第1ドア50を、図3に矢印Aで示す全開方向に移動させると、ワイヤ14におけるプーリ12,13よりも鉛直方向下方に位置する第1ドア連結部分80が、第1ドア50と同じ速度で第1ドア50と同じ距離、矢印Aに示す全開方向に移動する。そのとき、ワイヤ14の上記連結部分80が、第2プーリ13を矢印A方向に引っ張ることに起因して、プーリベース11が、矢印Bに示す方向に、ワイヤ14の上記連結部分80の速度の1/2の速度で移動する。すなわち、プーリベース11に固定されている第2ドア(図3に図示せず)が、ワイヤ14の上記連結部分80の速度の1/2の速度で移動する。このようにして、第1ドア50および第2ドアが、全開位置で略同じ位置に位置する一方、全閉位置で、第1ドア50が第2ドアよりも全閉側に位置するようにしている。
本実施形態の二重ドアの連動装置1を用いて二重ドアの開閉装置を組み立てる場合、プーリベース11の正確な所定箇所に予め第1および第2プーリ12,13が固定され、さらに、ワイヤ14が、所定の張力を有した状態で、両プーリ12,13に掛け渡されている本実施形態の二重ドアの連動装置1を使用することになるから、現地で、プーリベース11に対して第1および第2プーリ12,13が精密に位置決めされているように、かつ、この位置決めに関連するが、ワイヤ14の張力が所定の大きさになるように、ワイヤ14の長さを調整し、かつ、プーリベース11に第1および第2プーリ12,13を固定すると共に、ワイヤ14を第1および第2プーリ12,13に掛け渡す必要がない。すなわち、従来必要であった、施工時のワイヤ14の長さの調整や、ワイヤ14の張力の調整を省略できるから、現地での組み立ての施工時間を大幅に削減できる。
また、第1ドア用ハンガ取付部18が、ワイヤ14の所定位置に、正確に固定されていると共に、第2ドア用ハンガ取付部16,17が、プーリベース11の所定位置に、正確に固定されている本実施形態の二重ドアの連動装置1を使用することになるから、従来と異なり、二重ドアの開閉装置を組み立てるのに、ワイヤ14における第1ドア用ハンガ取付部18の取付位置の検討および調整を行う必要がなく、かつ、プーリベース11における第2ドア用ハンガ取付部16,17の取付位置の検討および調整を行う必要がない。
すなわち、本実施形態の二重ドアの連動装置1を使用した場合、現地で、第1および第2ドア用ハンガ取付部16,17,18の夫々に、ドア50,51が固定されている状態のハンガ63,64,70,71を固定するだけで、従来、非常に複雑でかつ精密性を要求されていた次の調整、すなわち、閉状態で第1ドア50の縦框と枠体との隙間がないようにする調整、および、閉状態における第1ドア50と第2ドア51の縦框の重なりの状態を適正な寸法にする調整、を行うことができる。
したがって、本実施形態の二重ドアの連動装置1を使用して二重ドアの開閉装置を組み立てる場合には、精密な調整を必要とする作業を大幅に省略できて、従来と比較して、二重ドアの開閉装置を、現地で格段に容易に組み立てることができ、かつ、二重ドアの開閉装置を、精密に組み立てることができる。したがって、高い技術および熟練を要していない人でも、二重ドアの開閉装置を組立できる。
さらには、上記実施形態の二重ドアの連動装置1を使用した場合、従来、無端部材が歯付ベルトであるときに生じていた複雑な微調整、すなわち、歯付ベルトのピッチ毎の移動という複雑な微調整を行う必要がない。
また、本実施形態の二重ドアの連動装置1を使用した場合、図2に示すように、二重ドアの連動装置1のプーリベース11の幅方向が、鉛直方向に一致する構成であるから、調整を正面から容易に行うことができる。
尚、上記実施形態の二重ドアの連動装置1は、開き動作を手動で行う一方、閉じ動作を自動的に行う二重ドアの半自動開閉装置に組み込まれていた。しかしながら、本発明の二重ドアの連動装置は、開き動作および閉じ動作の両方を自動的に行う二重ドアの自動開閉装置に組み込まれるようになっていても良く、また、ドアの開き動作と閉じ動作とを、共に手動で行う二重ドアの開閉装置に組み込まれるようになっていても良い。
また、上記実施形態の二重ドアの連動装置1では、固定板24,25を用いて、第1および第2プーリ12,13を、プーリベース11に固定したが、固定板を省略して、第1および第2プーリを、直接プーリベースに固定しても良い。また、この発明では、プーリベースの形状は、例えば、単なる平板形状等であっても良く、プーリおよびハンガ取付部を固定できる形状であれば如何なる形状であっても良い。
また、上記実施形態の二重ドアの連動装置1では、二つの第2ドア用ハンガ取付部、すなわち、第2ドア用第1ハンガ取付部16および第2ドア用第2ハンガ取付部17を有していたが、この発明では、一つまたは三つ以上の第2ドア用ハンガ取付部を有していても良い。
また、上記実施形態の二重ドアの連動装置1では、無端部材が、ワイヤ14であったが、この発明では、無端部材は、丸ベルトであっても良く、無端部材は、金属製のチェーン等でも良い。無端部材として、ゴム製の丸ベルトを使用した場合、組み付け作業時の安全性と、取り扱いの容易性を確保できる。また、丸ベルトの弾力性によって、反転開き時などの音が軽減する事が期待でき、更に、制動機構として、ラック・ピニオン機構(例えば、特開2004−263546号公報参照)を使用している場合には、ラックとピニオンの噛み合い時の突入音が軽減されることが期待できる。
本発明の一実施形態の二重ドアの連動装置を示す図である。 上記実施形態の二重ドアの連動装置を有する二重ドアの開閉装置を示す図である。 上記二重ドアの連動装置のプーリベースの動作と、二重ドアの開閉装置の第1ドアの動作との関係を示す模式図である。
符号の説明
1 二重ドアの連動装置
11 プーリベース
12 第1プーリ
13 第2プーリ
14 ワイヤ
16 第2ドア用第1ハンガ取付部
17 第2ドア用第2ハンガ取付部
18 第1ドア用ハンガ取付部
50 第1ドア
51 第2ドア

Claims (1)

  1. プーリベースと、
    上記プーリベースに固定された第1プーリと、
    上記プーリベースに固定された第2プーリと、
    上記第1プーリと上記第2プーリとの間に掛け渡された無端部材と、
    上記無端部材の一部分に固定された第1ドア用ハンガ取付部と、
    上記プーリベースに固定された第2ドア用ハンガ取付部と
    を備えることを特徴とする二重ドアの連動装置。
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USD748030S1 (en) 2013-09-16 2016-01-26 Bbs Gmbh Vehicle wheel rim
USD805992S1 (en) 2014-10-08 2017-12-26 Bbs Gmbh Wheel rim
USD810647S1 (en) 2014-01-31 2018-02-20 Bbs Gmbh Vehicle wheel rim

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