JP2019064382A - スペアタイヤの保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペアタイヤの取外し作業の作業性を向上させることが可能なスペアタイヤの保持装置を提供する。【解決手段】一方の端部が車両のフレーム部材(4)に取り付けられ、繰り込み及び繰り出し可能に構成された吊支部材(8)と、吊支部材の他方の端部に吊支され、スペアタイヤ(50)のセンターボア(54)の内径よりも小さい外径である胴体部(12)と、胴体部の底部に設けられた車輪部(24)と、開口部(32)を吊支部材が貫通してなり、センターボアの内径よりも長辺の長さが大きく短辺の長さが小さい矩形プレート(30)とを含み、スペアタイヤを車両に搭載するときには、矩形プレートを胴体部の上端面に吊支部材と直交するよう位置させ、吊支部材を繰り込むことでスペアタイヤを矩形プレートでフレーム部材に引き寄せて保持し、スペアタイヤを車両から取り外すときには、吊支部材を繰り出すことで車輪部を接地させ、スペアタイヤを胴体部に載せた状態で車輪部によって移動可能とする。【選択図】図2

Description

本発明は、スペアタイヤの保持装置に関する。
中型や大型のトラック等の車両では、スペアタイヤを例えばラダーフレームの後部に位置するクロスメンバに吊架することが広く知られている(特許文献1)。
このように吊架されたスペアタイヤは、例えばクロスメンバに設けられたスペアタイヤキャリアでチェーン等の吊支部材を繰り込み或いは繰り出すことで昇降可能に構成されており、運転者等がスペアタイヤキャリアと一体または別体に設けられたハンドルを操作することで、車両の走行時には吊支部材を巻き取ってスペアタイヤをクロスメンバ側に保持しておき、スペアタイヤの使用時には吊支部材を繰り出してスペアタイヤを路上に降ろし、吊支部材から取外すことが可能である。
特開2011−136641号公報
ところで、このようにクロスメンバに吊架され保持されたスペアタイヤの取外し作業をする場合、運転者等は車両の下側でスペアタイヤを降ろすとともに取付位置まで移動させる作業をしなければならず、特に大型のトラックではスペアタイヤも大きく重いため、作業性が悪いという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スペアタイヤの取外し作業の作業性を向上させることが可能なスペアタイヤの保持装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係るスペアタイヤの保持装置は、一方の端部が車両のフレーム部材に取り付けられ、繰り込み及び繰り出し可能に構成された吊支部材と、前記吊支部材の他方の端部に吊支され、スペアタイヤのセンターボアの内径よりも小さい外径である胴体部と、前記胴体部の底部に設けられた車輪部と、前記胴体部の外形よりも小さい内径の開口部を有し、該開口部を前記吊支部材が貫通してなり、長辺の長さが前記センターボアの前記内径よりも大きく、短辺の長さが前記センターボアの前記内径よりも小さい矩形プレートとを含み、前記スペアタイヤを前記車両に搭載するときには、前記矩形プレートを前記胴体部の上端面に前記吊支部材と直交するよう位置させ、前記吊支部材を繰り込むことで前記スペアタイヤを前記矩形プレートを介して前記胴体部により前記フレーム部材に引き寄せて保持し、前記スペアタイヤを前記車両から取り外すときには、前記吊支部材を繰り出すことで前記車輪部を接地させ、前記スペアタイヤを前記胴体部に載せた状態で前記車輪部によって移動可能とすることを特徴とする。
このように、本適用例に係るスペアタイヤの保持装置では、スペアタイヤのセンターボアを貫通可能且つ底部に車輪部を有した胴体部を吊支部材に吊支するとともに、吊支部材が開口部を貫通するよう矩形プレートを設けており、スペアタイヤを車両に搭載するときには、矩形プレートを胴体部の上端面に吊支部材と直交するよう位置させ、吊支部材を繰り込むことで、スペアタイヤは矩形プレートを介して胴体部によりフレーム部材に引き寄せられて保持され、一方、スペアタイヤを車両から取り外すときには、吊支部材を繰り出し車輪部を接地させることで、スペアタイヤは、胴体部に載せられた状態で車輪部によって移動可能とされる。
従って、本適用例に係るスペアタイヤの保持装置によれば、スペアタイヤが大きく重い場合であっても、胴体部の底部に設けられた車輪部を接地させ、スペアタイヤを胴体部に載せた状態で車両の側方にまで容易に移動させるようにでき、スペアタイヤの取外し作業の作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置が適用される大型トラック等の車両のラダーフレームの後部を示す斜視図である。 スペアタイヤが実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態を車両後方から見た図である。 実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置の概略構成図である。 実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置が適用された車両において、運転者等の作業者がクロスメンバからスペアタイヤを取り外す作業をする際の作業手順(a)〜(e)を時系列的に示す図である。 スペアタイヤが実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態を車両後方から見た図である。 実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置の概略構成図である。 実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置が適用された車両において、運転者等の作業者がクロスメンバからスペアタイヤを取り外す作業をする際の作業手順(a)〜(e)を時系列的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るスペアタイヤの保持装置について、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置が適用される大型トラック等の車両のラダーフレーム2の後部を示す斜視図である。また、図2は、スペアタイヤが実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態を車両後方から見た図、図3は、実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置の概略構成図である。
ラダーフレーム2は、左右一対のサイドフレーム3を複数のクロスメンバで連結して構成されており、図1に示すように、ラダーフレーム2の後部には、複数のクロスメンバのうちの一つとしてクロスメンバ(フレーム部材)4が配設されている。
クロスメンバ4にはスペアタイヤキャリア6が設けられており、当該スペアタイヤキャリア6によってスペアタイヤ50がクロスメンバ4に保持されている。スペアタイヤキャリア6には、一体または別体に設けられたハンドル7を用いて当該チェーン8を巻き取り(繰り込み)及び繰り出し可能にチェーン(吊支部材)8が内装されており、チェーン8の先端には、図2及び図3に示すようにタイヤスライダ10が吊支されている。そして、チェーン8には、当該チェーン8が貫通してスペアタイヤキャリア6とタイヤスライダ10との間を移動可能に、保持プレート30が設けられている。
スペアタイヤの保持装置は、主としてこれらチェーン8、タイヤスライダ10及び保持プレート30から構成され、以下、図2及び図3に基づき、実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置の構成についてより詳しく説明する。 タイヤスライダ10は、本体部14と脚部16からなる胴体部12と、脚部16の先端、即ち胴体部12の底部22に取り付けられた車輪部24とで構成されている。
本体部14は、円筒状に構成され、本体部14の上端面、即ち胴体部12の頭部18にはフック20が取付けられており、当該フック20にチェーン8の先端が連結されている。脚部16は、例えば3本の脚16aで構成されており、脚16aがそれぞれジョイント19を介して本体部14の下端面に連結されている。これより、3本の脚16aは、ジョイント19を回動させることで、図2に二点鎖線で示すように三脚状に開脚可能である。また、車輪部24は、脚16aの各先端に設けられたキャスター車輪24aによって構成されている。
胴体部12及び車輪部24は、スペアタイヤ50のセンターボア54を貫通可能に構成されている。即ち、本体部14の外径はスペアタイヤ50のセンターボア54の内径よりも小さく設定され、脚部16及び車輪部24は、タイヤスライダ10がセンターボア54を貫通する際に、3本の脚16aを畳んだ状態でセンターボア54の開口面積の範囲内に収まるように構成されている。
保持プレート30は、長辺と短辺とを有した矩形状のプレート部材(矩形プレート)で構成されており、長辺の寸法は、スペアタイヤ50のセンターボア54の内径よりも大きく設定されており、短辺の寸法は、センターボア54の内径よりも小さく設定されている。これより、保持プレート30は、チェーン8と直交してセンターボア54の開口面に対し略平行となる姿勢ではセンターボア54の内周縁と係合してセンターボア54を貫通することはなく、チェーン8に沿いセンターボア54の開口面に対し傾斜し略垂直となるような姿勢ではセンターボア54を貫通可能である。
保持プレート30には中央に位置して胴体部12の外形よりも小径の貫通孔(開口部)32が穿設されており、当該貫通孔32をチェーン8が貫通している。これにより、保持プレート30は、チェーン8に沿ってスペアタイヤキャリア6とタイヤスライダ10との間を移動自在である。
上記タイヤスライダ10の本体部14の上端面側の部分、即ち胴体部12の頭部18は段差を有して外周縁が縮径されており、当該頭部18の外径は、保持プレート30の上記貫通孔32の内径に対応している。即ち、タイヤスライダ10の頭部18は保持プレート30の貫通孔32と嵌合可能に構成されている。
これより、スペアタイヤ50がスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態、即ちスペアタイヤキャリア6でチェーン8が巻き取られた状態では、保持プレート30の貫通孔32をタイヤスライダ10の頭部18に嵌合させることで、図2に示すように、保持プレート30は、チェーン8に直交するように位置してスペアタイヤ50のセンターボア54の開口面に対し略平行とされ、センターボア54の内周縁と係合した状態となる。これにより、スペアタイヤ50は、保持プレート30を介してタイヤスライダ10でクロスメンバ4に引き寄せられ、クロスメンバ4と保持プレート30とでホイール52を挟み込むようにしてクロスメンバ4に保持される。このとき、タイヤスライダ10は、図2に示すように、車両から下方に延びた状態でスペアタイヤ50とともにクロスメンバ4に保持される。
一方、スペアタイヤキャリア6でチェーン8を繰り出した状態では、図3に示すように、保持プレート30はチェーン8に沿ってスペアタイヤキャリア6とタイヤスライダ10との間を移動可能となり、保持プレート30をスペアタイヤ50のセンターボア54の開口面に対し傾斜させて略垂直にでき、この状態で保持プレート30とタイヤスライダ10は共にセンターボア54を貫通可能となる。
以下、このように構成された実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置の作用効果について説明する。
図4を参照すると、実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置が適用された車両において、運転者等の作業者がクロスメンバ4からスペアタイヤ50を取り外す作業をする際の作業手順が図4(a)〜図4(e)の順で時系列的に示されており、以下図4に基づき説明する。
先ず、図4(a)に示すように、スペアタイヤ50がクロスメンバ4に吊架された状態で、作業者はハンドル7を使用してスペアタイヤキャリア6に巻き取られていたチェーン8の繰り出しを開始する。
そして、図4(b)に示すように、タイヤスライダ10のキャスター車輪24aが接地したら、図4(c)に示すように、作業者はタイヤスライダ10の3本の脚16aを開脚させる。このとき、3本の脚16aは、図2に二点鎖線で示したように、ホイール52の縁部と当接することになり、開脚状態はタイヤスライダ10の胴体部12の上に安定的に保持される。この状態で、作業者はスペアタイヤキャリア6に巻き取られていたチェーン8を更に繰り出しながら、キャスター車輪24aを用いてタイヤスライダ10を移動させるようにし、スペアタイヤ50を車両の側方に引き出す。
スペアタイヤ50を車両の側方に引き出したら、図4(d)に示すように、作業者はスペアタイヤ50を起立させるようにしてスペアタイヤ50の外周面を接地させた後、3本の脚16aを畳み、保持プレート30を例えば略垂直となるように傾けてスペアタイヤ50のセンターボア54に通す。そして、最終的に、図4(e)に示すように、作業者は3本の脚16aを畳んだ状態でタイヤスライダ10をセンターボア54に通して抜き取る。
このように、本発明の実施形態1に係るスペアタイヤの保持装置によれば、スペアタイヤ50のセンターボア54を貫通可能且つ底部22に車輪部24を有したタイヤスライダ10の胴体部12をスペアタイヤキャリア6に内装されたチェーン8の先端に設けるとともに、チェーン8を貫通孔32に貫通させるようにして保持プレート30を設けるようにしている。そして、スペアタイヤ50を車両に搭載するときには、保持プレート30をタイヤスライダ10の頭部18にチェーン8と直交するように位置させ、スペアタイヤキャリア6でチェーン8を巻き取ることで保持プレート30を介してスペアタイヤ50をタイヤスライダ10でクロスメンバ4側に引き寄せるようにしており、一方、スペアタイヤ50を車両から取り外すときには、チェーン8を繰り出してスペアタイヤ50とともにタイヤスライダ10を下降させ、胴体部12の底部22に設けられた車輪部24を接地させ、スペアタイヤ50をタイヤスライダ10の胴体部12に載せた状態で車輪部24により移動可能としている。
これにより、スペアタイヤ50を車両に搭載するときには、保持プレート30とクロスメンバ4との間にホイール52のセンターボア54の周縁部が挟み込まれることで、スペアタイヤ50はクロスメンバ4に良好に保持され、一方、スペアタイヤ50を車両から取り外すときには、スペアタイヤ50はタイヤスライダ10の胴体部12に載せた状態で車輪部24によって滑らかに移動可能とされる。
従って、スペアタイヤ50が大きく重い場合であっても、タイヤスライダ10を用いることで、スペアタイヤ50を容易に車両の側方にまで移動させるようにでき、スペアタイヤ50の取外し作業の作業性を向上させることができる。 なお、スペアタイヤ50を車両に搭載する場合には、上記作業を逆に行えばよく、これによりスペアタイヤ50の搭載作業の作業性をも向上させることができる。
[実施形態2]
図5には、スペアタイヤが実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態を車両後方から見た図が示され、図6には、実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置の概略構成図が示されている。
実施形態2では、タイヤスライダ10に代えてタイヤスライダ110を用いる点が実施形態1と相違しており、スペアタイヤの保持装置は、チェーン8、タイヤスライダ110及び保持プレート30から構成され、以下、図5及び図6に基づき、実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置の構成について説明する。なお、上記実施形態1との共通部分については同一符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分についてのみ説明する。
タイヤスライダ110は、胴体部112と当該胴体部112の底部122に取り付けられた車輪部124とで構成されている。 胴体部112は、円筒状のドラム部材で構成され、胴体部112の頭部118にはフック120が取付けられており、当該フック120にチェーン8の先端が連結されている。車輪部124は、例えば3つのキャスター車輪124aで構成されている。
胴体部112及び車輪部124は、スペアタイヤ50のセンターボア54を貫通可能に構成されている。即ち、胴体部112の外径はスペアタイヤ50のセンターボア54の内径よりも小さく設定され、車輪部24は、タイヤスライダ110がセンターボア54を貫通する際、センターボア54の開口面積の範囲内に収まるように構成されている。
胴体部112の頭部118は段差を有して外周縁が縮径されており、当該頭部118の外径は、保持プレート30の貫通孔32の内径に対応している。即ち、タイヤスライダ110の頭部118も、実施形態1のタイヤスライダ10と同様、保持プレート30の貫通孔32と嵌合可能に構成されている。
これより、スペアタイヤ50がスペアタイヤの保持装置で車両に保持された状態、即ちスペアタイヤキャリア6でチェーン8が巻き取られた状態では、保持プレート30の貫通孔32をタイヤスライダ110の頭部118に嵌合させることで、図5に示すように、保持プレート30は、チェーン8に直交するように位置してスペアタイヤ50のセンターボア54の開口面に対し略平行とされ、センターボア54の内周縁と係合した状態となる。これにより、スペアタイヤ50は、保持プレート30を介してタイヤスライダ110でクロスメンバ4に引き寄せられ、クロスメンバ4と保持プレート30とでホイール52を挟み込むようにしてクロスメンバ4に保持される。このとき、タイヤスライダ110は、図5に示すように、車両から下方に延びた状態でスペアタイヤ50とともにクロスメンバ4に保持される。
一方、スペアタイヤキャリア6でチェーン8を繰り出した状態では、図6に示すように、保持プレート30はチェーン8に沿ってスペアタイヤキャリア6とタイヤスライダ110との間を移動可能となり、保持プレート30をスペアタイヤ50のセンターボア54の開口面に対し傾斜させて略垂直にでき、この状態で保持プレート30とタイヤスライダ110は共にセンターボア54を貫通可能となる。
以下、このように構成された実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置の作用効果について説明する。
図7を参照すると、実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置が適用された車両において、運転者等の作業者がクロスメンバ4からスペアタイヤ50を取り外す作業をする際の作業手順が図7(a)〜図7(e)の順で時系列的に示されており、以下図7に基づき説明する。
先ず、図7(a)に示すように、スペアタイヤ50がクロスメンバ4に吊架された状態で、作業者はハンドル7を使用してスペアタイヤキャリア6に巻き取られていたチェーン8の繰り出しを開始する。
そして、図7(b)に示すように、タイヤスライダ110のキャスター車輪124aが接地したら、図7(c)に示すように、スペアタイヤ50をタイヤスライダ110の胴体部112に載せた状態で、作業者はスペアタイヤキャリア6に巻き取られていたチェーン8を更に繰り出しながら、キャスター車輪124aを用いてタイヤスライダ110を移動させるようにし、スペアタイヤ50を車両の側方に引き出す。
スペアタイヤ50を車両の側方に引き出したら、図7(d)に示すように、作業者はスペアタイヤ50を起立させるようにしてスペアタイヤ50の外周面を接地させた後、保持プレート30を例えば略垂直となるように傾けてスペアタイヤ50のセンターボア54に通す。そして、最終的に、図7(e)に示すように、作業者はタイヤスライダ110をセンターボア54に通して抜き取る。
このように、本発明の実施形態2に係るスペアタイヤの保持装置によれば、スペアタイヤ50のセンターボア54を貫通可能且つ底部122に車輪部124を有したタイヤスライダ110の胴体部112をスペアタイヤキャリア6に内装されたチェーン8の先端に設けるとともに、チェーン8を貫通孔32に貫通させるようにして保持プレート30を設けるようにしている。そして、スペアタイヤ50を車両に搭載するときには、保持プレート30をタイヤスライダ110の頭部118にチェーン8と直交するように位置させ、スペアタイヤキャリア6でチェーン8を巻き取ることで保持プレート30を介してスペアタイヤ50をタイヤスライダ110でクロスメンバ4側に引き寄せるようにしており、一方、スペアタイヤ50を車両から取り外すときには、チェーン8を繰り出してスペアタイヤ50とともにタイヤスライダ110を下降させ、胴体部112の底部122に設けられた車輪部124を接地させ、スペアタイヤ50をタイヤスライダ110の胴体部112に載せた状態で車輪部124により移動可能としている。
これにより、スペアタイヤ50を車両に搭載するときには、保持プレート30とクロスメンバ4との間にホイール52のセンターボア54の周縁部が挟み込まれることで、スペアタイヤ50はクロスメンバ4に良好に保持され、一方、スペアタイヤ50を車両から取り外すときには、スペアタイヤ50はタイヤスライダ110の胴体部112に載せた状態で車輪部124によって滑らかに移動可能とされる。
従って、スペアタイヤ50が大きく重い場合であっても、実施形態1の場合と同様、タイヤスライダ110を用いることで、スペアタイヤ50を車両の側方にまで容易に移動させるようにでき、スペアタイヤ50の取外し作業の作業性を向上させることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、実施形態1においてタイヤスライダ10の胴体部12を例えば3本の脚16aからなる脚部16で構成し、実施形態2においてタイヤスライダ110の胴体部112をドラム部材で構成するようにしたが、スペアタイヤ50のセンターボア54を貫通可能であれば、胴体部12、112の構造はこれらに限られるものではない。
また、上記実施形態では、車輪部24、124をキャスター車輪24a、124aで構成するようにしたが、車輪部24、124の構造はキャスター車輪に限られるものではない。
2 ラダーフレーム
4 クロスメンバ(フレーム部材)
6 スペアタイヤキャリア
8 チェーン(吊支部材)
10、110 タイヤスライダ
12、112 胴体部
14 本体部
16 脚部
24、124 車輪部
30 保持プレート(矩形プレート) 50 スペアタイヤ 52 ホイール 54 センターボア

Claims (1)

  1. 一方の端部が車両のフレーム部材に取り付けられ、繰り込み及び繰り出し可能に構成された吊支部材と、
    前記吊支部材の他方の端部に吊支され、スペアタイヤのセンターボアの内径よりも小さい外径である胴体部と、
    前記胴体部の底部に設けられた車輪部と、
    前記胴体部の外形よりも小さい内径の開口部を有し、該開口部を前記吊支部材が貫通してなり、長辺の長さが前記センターボアの前記内径よりも大きく、短辺の長さが前記センターボアの前記内径よりも小さい矩形プレートと、を含み、
    前記スペアタイヤを前記車両に搭載するときには、前記矩形プレートを前記胴体部の上端面に前記吊支部材と直交するよう位置させ、前記吊支部材を繰り込むことで前記スペアタイヤを前記矩形プレートを介して前記胴体部により前記フレーム部材に引き寄せて保持し、
    前記スペアタイヤを前記車両から取り外すときには、前記吊支部材を繰り出すことで前記車輪部を接地させ、前記スペアタイヤを前記胴体部に載せた状態で前記車輪部によって移動可能とすることを特徴とする、スペアタイヤの保持装置。
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