JP2019059191A - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019059191A
JP2019059191A JP2017187570A JP2017187570A JP2019059191A JP 2019059191 A JP2019059191 A JP 2019059191A JP 2017187570 A JP2017187570 A JP 2017187570A JP 2017187570 A JP2017187570 A JP 2017187570A JP 2019059191 A JP2019059191 A JP 2019059191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
width direction
longitudinal direction
liquid discharge
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017187570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7087318B2 (ja
Inventor
伊藤 祐一
Yuichi Ito
祐一 伊藤
林 秀樹
Hideki Hayashi
秀樹 林
啓太 平井
Keita Hirai
啓太 平井
泰介 水野
Taisuke Mizuno
泰介 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017187570A priority Critical patent/JP7087318B2/ja
Publication of JP2019059191A publication Critical patent/JP2019059191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087318B2 publication Critical patent/JP7087318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ワイピングに伴うノズル面の劣化を抑制する。【解決手段】ヘッド1のノズル面1aに開口したノズル1nは、ノズル配列方向Nに配列され、複数のノズル列1Rを形成している。ノズル配列方向Nは、ヘッド1の長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面1aに沿った方向である。ヘッド1には、長手方向xに互いに隣接する一対のノズル列1R間に、それぞれ、4つの凸部1pが設けられている。当該4つの凸部1pは、それぞれ、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面1aに沿った凸延在方向Pに延在している。幅方向yと凸延在方向Pとがなす鋭角の角度θpは、幅方向yとノズル配列方向Nとがなす鋭角の角度θnよりも大きい。上記4つの凸部1pそれぞれの凸延在方向Pにおける長さLは、ノズル1n同士のノズル配列方向Nの間隔Dよりも大きい。【選択図】図5

Description

本発明は、複数のノズルが形成された液体吐出ヘッド、及び、液体吐出ヘッドとワイパーブレードとを備えた液体吐出装置に関する。
液体吐出ヘッドにおける複数のノズルが開口したノズル面を、ワイパーブレードで拭き取る技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1の図15において、複数のノズルは、液体吐出ヘッドの長手方向と幅方向とに交差した方向であってかつノズル面に沿ったノズル配列方向に配列されている。ワイパーブレードは、液体吐出ヘッドのメンテナンス時に、ノズル面と接触した状態で、液体吐出ヘッドの長手方向に移動する。これにより、ノズル面上の液体が拭き取られる。
特開2016−185683号公報
特許文献1の図15において、ワイパーブレードは、ノズル配列方向に延在している。ノズル配列方向は、ノズル面における幅方向の一端から他端に向かうにつれて、ノズル面における長手方向の一端から他端に近づく方向である。そのため、ワイパーブレードによるノズル面の拭き取り(ワイピング)の際に、ワイパーブレードがノズル面における長手方向の一端から他端に移動すると、ノズル面上の液体は、ノズル面における幅方向の一端(特許文献1の図15では搬送方向の上流)に集められる。したがって、ノズル面における幅方向の一端では、ノズル面とワイパーブレードとの間に液体が多く存在する一方、ノズル面における幅方向の他端では、ノズル面とワイパーブレードとの間に液体がほとんど存在しない状態となる。そのため、ワイピングに伴い、ノズル面における幅方向の他端が劣化してしまう。
本発明の目的は、ワイピングに伴うノズル面の劣化を抑制することができる液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供することにある。
本発明の第1観点において、液体吐出ヘッドは、第1ノズル列を構成する複数の第1ノズルと、第2ノズル列を構成する複数の第2ノズルと、が開口したノズル面と、前記ノズル面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向において前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置され、前記ノズル面から突出した凸部と、を備え、前記複数の第1ノズルは、前記長手方向と前記ノズル面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記ノズル面に沿ったノズル配列方向に配列され、前記複数の第2ノズルは、前記ノズル配列方向に配列され、前記凸部は、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記ノズル面に沿った凸延在方向に延在し、前記ノズル配列方向は、前記ノズル面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記ノズル面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記凸延在方向は、前記ノズル面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記ノズル面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記幅方向と前記凸延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記ノズル配列方向とがなす鋭角の角度よりも大きく、前記複数の第1ノズルは、前記ノズル配列方向に所定の間隔をあけて配列され、前記凸部の前記凸延在方向における長さは、前記間隔よりも大きいことを特徴とする。
本発明の第1観点によれば、凸部を設けたことにより、ワイピングの際に、ノズル面上の液体が、ノズル面における幅方向の一端に集まらず、幅方向に分散される。したがって、ノズル面における幅方向の他端でノズル面とワイパーブレードとの間に液体がほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴うノズル面の劣化を抑制することができる。
本発明の第1観点において、前記凸部は、前記ノズル面における前記幅方向の一端及び他端のそれぞれから離隔してよい。凸部がノズル面における幅方向の一端及び/又は他端と接する場合、ワイピングの際に、凸部によってガイドされた液体が、ノズル面における幅方向の一端及び/又は他端から落下し得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
本発明の第1観点において、複数の前記凸部が、前記長手方向に互いに隣接する前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間において、前記幅方向に間隔をあけて配置されてよい。この場合、ワイピングの際に、複数の凸部のそれぞれによって液体がガイドされ、液体の幅方向への分散効果が高まる。したがって、ワイピングに伴うノズル面の劣化をより確実に抑制することができる。
本発明の第1観点において、前記凸部は、前記ノズル面を構成する部材と一体に形成されてよい。この場合、凸部がノズル面を構成する部材と別の部材で形成された場合に比べ、凸部の形成が容易であり、また、凸部の剥離によってノズル面の劣化抑制効果が得られなくなるという事態を回避することができる。
本発明の第1観点において、前記凸部における前記ノズル面からの突出高さは、前記ノズル面を構成する部材の厚みよりも大きくてよい。この場合、ノズル面への記録媒体の接触を防止することができる。
本発明の第2観点において、液体吐出ヘッドは、第1貫通孔と第2貫通孔とを有するプレートと、第1ノズルが開口した第1ノズル面を有し、前記第1ノズルが前記第1貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第1吐出ユニットと、第2ノズルが開口した第2ノズル面を有し、前記第2ノズルが前記第2貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第2吐出ユニットと、を備え、前記プレートは、前記第1貫通孔における前記第1ノズルが露出した一端を画定する第1面と、前記第1貫通孔における前記一端とは反対側の他端を画定する第2面と、前記第1面から前記第2面に向かって延び、前記第1貫通孔を画定する内周面と、を有し、前記内周面は、前記第1面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向と前記第1面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った面延在方向に延在する部分を有し、前記プレートには、前記長手方向において前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間に、前記第1面から突出した凸部が形成され、前記凸部は、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った凸延在方向に延在し、前記面延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記凸延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記幅方向と前記凸延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記面延在方向とがなす鋭角の角度よりも大きいことを特徴とする。
本発明の第2観点によれば、凸部を設けたことにより、ワイピングの際に、第1及び第2ノズル面上の液体が、第1及び第2ノズル面における幅方向の一端に集まらず、幅方向に分散される。したがって、第1及び第2ノズル面における幅方向の他端で第1及び第2ノズル面とワイパーブレードとの間に液体がほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴う第1及び第2ノズル面の劣化を抑制することができる。
本発明の第2観点において、前記凸部は、前記第1面における前記幅方向の一端及び他端のそれぞれから離隔してよい。凸部が第1面における幅方向の一端及び/又は他端と接する場合、ワイピングの際に、凸部によってガイドされた液体が、第1面における幅方向の一端及び/又は他端から落下し得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
本発明の第2観点において、複数の前記凸部が、前記長手方向に互いに隣接する前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間において、前記幅方向に間隔をあけて配置されてよい。この場合、ワイピングの際に、複数の凸部のそれぞれによって液体がガイドされ、液体の幅方向への分散効果が高まる。したがって、ワイピングに伴う第1及び第2ノズル面の劣化をより確実に抑制することができる。
本発明の第2観点において、前記凸部は、前記第1面を構成する部材と一体に形成されてよい。この場合、凸部が第1面を構成する部材と別の部材で形成された場合に比べ、凸部の形成が容易であり、また、凸部の剥離によって第1及び第2ノズル面の劣化抑制効果が得られなくなるという事態を回避することができる。
本発明の第2観点において、前記凸部における前記第1面からの突出高さは、前記第1面を構成する部材の厚みよりも大きくてよい。この場合、第1及び第2ノズル面への記録媒体の接触を防止することができる。
本発明の第3観点において、液体吐出装置は、第1貫通孔と第2貫通孔とを有するプレートと、第1ノズルが開口した第1ノズル面を有し、前記第1ノズルが前記第1貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第1吐出ユニットと、第2ノズルが開口した第2ノズル面を有し、前記第2ノズルが前記第2貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第2吐出ユニットと、を含む液体吐出ヘッドと、ワイパーブレードと、を備え、前記プレートは、前記第1貫通孔における前記第1ノズルが露出した一端を画定する第1面と、前記第1貫通孔における前記一端とは反対側の他端を画定する第2面と、前記第1面から前記第2面に向かって延び、前記第1貫通孔を画定する内周面と、を有し、前記内周面は、前記第1面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向と前記第1面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った面延在方向に延在する部分を有し、前記ワイパーブレードは、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿ったブレード延在方向に延在し、前記面延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記ブレード延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、前記幅方向と前記面延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記ブレード延在方向とがなす鋭角の角度よりも大きいことを特徴とする。
本発明の第3観点によれば、ワイパーブレードを、面延在方向ではなく、幅方向に対して面延在方向の角度よりも小さな角度をなすブレード延在方向に延在させたことにより、ワイピングの際に、第1及び第2ノズル面上の液体が、第1及び第2ノズル面における幅方向の一端に集まらず、幅方向に分散される。したがって、第1及び第2ノズル面における幅方向の他端で第1及び第2ノズル面とワイパーブレードとの間に液体がほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴う第1及び第2ノズル面の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、ワイピングに伴うノズル面の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るヘッドを含むプリンタの概略的な平面図である。 図1のワイパーブレードを移動させるための移動機構を示す側面図である。 図1のヘッドを下方から見た図である。 図3のIV−IV線に沿ったヘッドの部分断面図である。 ワイパーブレードによるノズル面の拭き取りの際にインクが移動する状況を示す、図3に対応する図である。 図5の領域VIを示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドを示す、図3に対応する図である。 図7のVIII−VIII線に沿ったヘッドの部分断面図である。 ワイパーブレードによるノズル面の拭き取りの際にインクが移動する状況を示す、図7に対応する図である。 図9の領域Xを示す拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るプリンタを示す、図3に対応する図である。 ワイパーブレードによるノズル面の拭き取りの際にインクが移動する状況を示す、図11に対応する図である。 図12の領域XIIIを示す拡大図である。 本発明の変形例に係るヘッドを示す、図3に対応する図である。
<第1実施形態>
先ず、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係るヘッド1を含むプリンタ100の全体構成について説明する。プリンタ100は、ヘッド1、ワイパーブレード2、搬送機構3、プラテン4及び制御装置5を備えている。
ヘッド1は、ライン式(即ち、位置が固定された状態で用紙9に対してインクを吐出する方式)であり、搬送方向と直交する長手方向xに長尺である。ヘッド1の幅方向yは、搬送方向と平行な方向であり、ヘッド1の長手方向xと直交している。ヘッド1の下面は、複数のノズル1n(図3及び図4参照)が開口したノズル面1aである。ここで、下面とは、鉛直方向zにおいて下方を向く面である。ノズル面1aは、鉛直方向zと直交する方向に延在し、用紙9と対向するように配置されている。ヘッド1の長手方向x及び幅方向yは、ノズル面1aに沿った方向であり、鉛直方向と直交する方向である。
ワイパーブレード2は、可撓性を有する板状の部材であって、鉛直方向zに立設して設けられている。ワイパーブレード2は、幅方向yにおいてノズル面1aよりも長い。
ワイパーブレード2は、ヘッド1のメンテナンス時以外のときは、ヘッド1の長手方向x外側に配置されている。ワイパーブレード2は、ヘッド1のメンテナンス時に、図2に示す移動機構20の駆動により、長手方向xに移動する。移動機構20は、ホルダ21、プーリ22,23、2本のベルト24,24及びワイパーモータ25を含む。なお、図2では、2本のベルト24,24が重なって一つに見えている。ホルダ21、プーリ22,23及び2本のベルト24,24は、ヘッド1とプラテン4との間に配置されている。ホルダ21は、幅方向yにおいてワイパーブレード2と略同じ長さを有し、ワイパーブレード2の基端を支持している。プーリ22,23は、長手方向xにおいてヘッド1の両外側に配置されている。2本のベルト24,24は、幅方向yにおいてヘッド1の両外側に配置されており、それぞれプーリ22,23に巻回されている。ホルダ21は、2本のベルト24,24に固定されている。ヘッド1のメンテナンス時に、ワイパーモータ25の駆動により、プーリ22,23が回転し、2本のベルト24,24が走行すると、ホルダ21がワイパーブレード2を支持した状態で長手方向xに移動する。このとき、ワイパーブレード2は、ホルダ21に支持された基端とは反対側の先端がノズル面1aと接触して撓んだ状態で、長手方向xに移動する。これにより、ノズル面1a上のインクが拭き取られる。
搬送機構3は、図1に示すように、搬送方向にヘッド1を挟んで配置された2つのローラ対31,32を有する。搬送モータ33の駆動により、各ローラ対31,32を構成する2つのローラが用紙9を挟持した状態で互いに逆方向に回転することで、用紙9が搬送方向に搬送される。
プラテン4は、ローラ対31,32の間において、ノズル面1aと対向している。搬送機構3の駆動により、用紙9は、プラテン4に支持されつつ、搬送方向に搬送される。プラテン4に支持された用紙9上に、ヘッド1の複数のノズル1n(図3及び図4参照)からインクが吐出される。
制御装置5は、PC等の外部装置から入力された記録指令に基づいて、用紙9に画像が記録されるように、ヘッド1及び搬送モータ33を制御する。また、制御装置5は、外部装置から入力されたメンテナンス指令に基づいて、ワイパーモータ25を制御する。
次いで、図3及び図4を参照し、本発明の第1実施形態に係るヘッド1の構成について具体的に説明する。
ヘッド1は、図4に示すように、複数のノズル1nが形成されたノズルプレート15と、ノズルプレート15の上面に取り付けられた18個の流路ユニット16とを有する。図4には、18個の流路ユニット16のうち、2個の流路ユニット16が示されている。流路ユニット16は、後述する36のノズル列1R(図3参照)のうち、長手方向xに並ぶ一対のノズル列1Rのそれぞれに対して設けられている。
18個の流路ユニット16は、それぞれ、図4に示すように、ダンパープレート16a、流路プレート16b、リザーバ部材16c、キャビティプレート16d、封止プレート16e、可撓性フィルム16f、振動板16g及び圧電素子16hを有する。
本実施形態において、ノズルプレート15、ダンパープレート16a、流路プレート16b、キャビティプレート16d及び封止プレート16eは、シリコン単結晶基板又は金属製(例えばステンレス鋼)の基板からなる。リザーバ部材16cは、熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン)で形成されている。ノズルプレート15、ダンパープレート16a、流路プレート16b、キャビティプレート16d及び封止プレート16eは、接着剤で互いに固定されている。リザーバ部材16cは、加熱により流路プレート16bの上面に溶着されている。
ダンパープレート16aには、ダンパー室51を画定する貫通孔と、ノズル1nに連通する流路52とが形成されている。ダンパープレート16aは、ノズルプレート15の上面に配置されている。流路プレート16bは、可撓性フィルム16fを挟んでダンパープレート16aの上面に配置されている。ダンパープレート16aと、可撓性フィルム16fと、ノズルプレート15とによって、ダンパー室51が画定されている。リザーバ部材16c及びキャビティプレート16dは、流路プレート16bの上面に配置されている。リザーバ部材16cには、インクタンク(図示略)から供給されたインクを貯留するリザーバ53が形成されている。キャビティプレート16dには、圧力室54が形成されている。流路プレート16bには、リザーバ53と圧力室54とを連通する流路55、及び、圧力室54と流路52とを連通する流路56が形成されている。キャビティプレート16dの上面に、振動板16gが配置されている。振動板16gの上面において圧力室54と対向する位置に、圧電素子16hが配置されている。圧力室54及び圧電素子16hは、ノズル1n毎に設けられている。封止プレート16eの下面には、圧力室54と対向する位置に、凹部が形成されている。封止プレート16eは、振動板16gを挟んでキャビティプレート16dの上面に配置され、圧電素子16hを覆っている。
リザーバ53に貯留されたインクは、流路55を介して圧力室54に分配される。圧力室54内のインクは、圧電素子16hの駆動により、流路56,52を介してノズル1nから吐出される。可撓性フィルム16fがリザーバ53内のインクの圧力に応じて変形することで、リザーバ53内の圧力変動が抑制される。
ノズルプレート15の下面は、複数のノズル1nが開口したノズル面1aである。ノズル面1aは、図3に示すように、鉛直方向zから見て、平行四辺形である。ノズル面1aにおける幅方向yの一端1w及び他端1xは、それぞれ、長手方向xに延在している。ノズル面1aにおける長手方向xの一端1y及び他端1zは、それぞれ、長手方向xと幅方向yとに交差する方向に延在している。
ノズル面1aには、36のノズル列1Rが形成されている。ノズル面1aに形成された36のノズル列1Rは、それぞれ、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面1aに沿った方向であるノズル配列方向Nに延在している。ノズル配列方向Nは、ノズル面1aにおける長手方向xの一端1y及び他端1zの延在方向と同じ方向である。
ノズル面1aに形成された36のノズル列1Rは、それぞれ、ノズル配列方向Nに所定の間隔Dをあけて配列された16個のノズル1nから構成されている。即ち、ノズル面1aには、計576個(=16個×36列)のノズル1nが開口している。
長手方向xに並ぶ一対のノズル列1Rが1組となって、長手方向xに間隔をあけて配置されている。
ヘッド1には、長手方向xに互いに隣接する一対のノズル列1Rと一対のノズル列1Rとの間に、それぞれ、4つの凸部1pが設けられている。即ち、ヘッド1には、計68個(=4×17)の凸部1pが設けられている。上記4つの凸部1pは、ノズル配列方向Nに配列され、幅方向yに間隔をあけて配置されている。
ヘッド1に設けられた68個の凸部1pは、それぞれ、図4に示すように、ノズルプレート15と一体に形成されており、ノズル面1aから下方に突出している。ヘッド1に設けられた68個の凸部1pは、それぞれ、例えばノズルプレート15に対する絞り加工により、形成されてよい。ヘッド1に設けられた68個の凸部1pのそれぞれにおけるノズル面1aからの突出高さHは、ノズルプレート15の厚み15Dよりも大きい。
ここで、ヘッド1において図3の左から1つ目及び2つ目のノズル列1Rが「第1ノズル列」に該当し、図3の左から3つ目及び4つ目のノズル列1Rが「第2ノズル列」に該当する。第1ノズル列は、ノズル配列方向Nに間隔Dをあけて配列された16個のノズル1nから構成されている。第2ノズル列は、ノズル配列方向Nに間隔Dをあけて配列された16個のノズル1nから構成されている。長手方向xにおいて第1ノズル列と第2ノズル列との間に、4つの凸部1pが設けられている。
ヘッド1に設けられた68個の凸部1pは、それぞれ、図3に示すように、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面1aに沿った凸延在方向Pに延在し、かつ、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1w及び他端1xのそれぞれから離隔している。ヘッド1に設けられた68個の凸部1pそれぞれの凸延在方向Pにおける長さLは、間隔Dよりも大きい。ヘッド1に設けられた68個の凸部1pは、それぞれ、凸延在方向Pにおいて一定の突出高さH(図4参照)を有する。
凸延在方向Pは、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1wから他端1xに向かうにつれて、ノズル面1aにおける長手方向xの一端1yから他端1zに近づく方向である。
幅方向yと凸延在方向Pとがなす鋭角の角度θpは、幅方向yとノズル配列方向Nとがなす鋭角の角度θnよりも大きい。
ワイパーブレード2は、ノズル配列方向Nに延在している。これにより、同じノズル列1Rに属する16個のノズル1nの周囲を一度に拭き取ることができ、同じノズル列1Rに属する16個のノズル1nにおいて吐出特性の差が生じるのを抑制することができる。
一方で、ワイパーブレード2がノズル配列方向Nに延在していると、以下のような問題が生じ得る。ノズル配列方向Nは、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1wから他端1xに向かうにつれて、ノズル面1aにおける長手方向xの一端1yから他端1zに近づく方向である。そのため、ワイパーブレード2によるノズル面1aの拭き取り(ワイピング)の際に、ワイパーブレード2がノズル面1aにおける長手方向xの一端1yから他端1zに移動すると、インクは、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1wに向かおうとする(図5及び図6に一点鎖線で示すワイパーブレード2を参照)。この点、本実施形態では、凸部1pが設けられているため、インクが凸部1pによってガイドされ、ノズル面1aにおける幅方向yの他端1xへと移動する(図5及び図6に二点鎖線で示すワイパーブレード2を参照)。これにより、ノズル面1a上のインクが、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1wに集まらず、幅方向yに分散される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、凸部1pを設けたことにより、ワイピングの際に、ノズル面1a上のインクが、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1wに集まらず、幅方向yに分散される(図5及び図6参照)。したがって、ノズル面1aにおける幅方向yの他端1xでノズル面1aとワイパーブレード2との間にインクがほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴うノズル面1aの劣化を抑制することができる。
凸部1pは、ノズル面1aにおける幅方向yの一端1w及び他端1xのそれぞれから離隔している(図5及び図6参照)。凸部1pがノズル面1aにおける幅方向yの一端1w及び/又は他端1xと接する場合、ワイピングの際に、凸部1pによってガイドされたインクが、一端1w及び/又は他端1xから落下し得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
4つの凸部1pが、長手方向xに互いに隣接するノズル列1Rの間において、幅方向yに間隔をあけて配置されている(図5及び図6参照)。この場合、ワイピングの際に、4つの凸部1pのそれぞれによってインクがガイドされ、インクの幅方向yへの分散効果が高まる。したがって、ワイピングに伴うノズル面1aの劣化をより確実に抑制することができる。
凸部1pは、ノズル面1aを構成する部材であるノズルプレート15と一体に形成されている(図4参照)。この場合、凸部1pがノズルプレート15と別の部材で形成された場合に比べ、凸部1pの形成が容易であり、また、凸部1pの剥離によってノズル面1aの劣化抑制効果が得られなくなるという事態を回避することができる。
凸部1pにおけるノズル面1aからの突出高さHは、ノズル面1aを構成する部材であるノズルプレート15の厚み15Dよりも大きい(図4参照)。この場合、ノズル面1aへの用紙9の接触を防止することができる。
<第2実施形態>
続いて、図7〜図10を参照し、本発明の第2実施形態に係るヘッド201について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成要素については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。
ヘッド201は、図7に示すように、6つのヘッドユニット202を有する。6つのヘッドユニット202は、それぞれ、プレート210と、プレート210に取り付けられた第1吐出ユニット211、第2吐出ユニット212及び第3吐出ユニット213とを有する。
プレート210は、第1貫通孔231、第2貫通孔232及び第3貫通孔233を有する。貫通孔231〜233は、長手方向xに間隔をあけて配置されている。貫通孔231〜233は、それぞれ、鉛直方向zから見て、矩形状である。
プレート210は、図8に示すように、各貫通孔231〜233の下端を画定する下面210aと、各貫通孔231〜233の上端を画定する上面210bと、下面210aから上面210bに向かって延び、各貫通孔231〜233を画定する内周面210cとを有する。長手方向x及び幅方向yは、下面210aに沿った方向である。
プレート210の下面210aは、図7に示すように、鉛直方向zから見て、平行四辺形である。下面210aにおける幅方向yの一端210w及び他端210xは、それぞれ、長手方向xに延在している。下面210aにおける長手方向xの一端210y及び他端210zは、それぞれ、長手方向xと幅方向yとに交差する方向に延在している。
内周面210cは、図7に示すように、各貫通孔231〜233の矩形状に沿って、一対の長辺251,252及び一対の短辺253,254を有する。一対の長辺251,252は、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつ下面210aに沿った面延在方向Cに延在している。面延在方向Cは、下面210aにおける長手方向xの一端210y及び他端210zの延在方向と同じ方向である。
吐出ユニット211〜213は、それぞれ、図8に示すように、ノズルプレート215、ダンパープレート216a、流路プレート16b、リザーバ部材16c、キャビティプレート16d、封止プレート16e、可撓性フィルム16f、振動板16g及び圧電素子16hを有する。図8には、吐出ユニット211〜213のうち、吐出ユニット211,212が示されている。吐出ユニット211〜213は、後述する36のノズル列1R(図7参照)のうち、長手方向xに並ぶ一対のノズル列1Rのそれぞれに対して設けられている。
本実施形態において、ノズルプレート215、ダンパープレート216a、流路プレート16b、キャビティプレート16d及び封止プレート16eは、シリコン単結晶基板又は金属製(例えばステンレス鋼)の基板からなる。リザーバ部材16cは、熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン)で形成されている。ノズルプレート215、ダンパープレート216a、流路プレート16b、キャビティプレート16d及び封止プレート16eは、接着剤で互いに固定されている。リザーバ部材16cは、加熱により流路プレート16bの上面に溶着されている。
ノズルプレート215には、複数のノズル1nが形成されている。ダンパープレート216aには、ダンパー室51を画定する貫通孔と、ノズルプレート215が配置される貫通孔とが形成されている。ダンパープレート216aは、プレート210の上面210bに配置されている。流路プレート16bは、可撓性フィルム16fを挟んでダンパープレート216aの上面に配置されている。ダンパープレート216aと、可撓性フィルム16fと、プレート210とによって、ダンパー室51が画定されている。リザーバ部材16c及びキャビティプレート16dは、流路プレート16bの上面に配置されている。リザーバ部材16cには、インクタンク(図示略)から供給されたインクを貯留するリザーバ53が形成されている。キャビティプレート16dには、圧力室54が形成されている。流路プレート16bには、リザーバ53と圧力室54とを連通する流路55、及び、圧力室54とノズル1nとを連通する流路56が形成されている。キャビティプレート16dの上面に、振動板16gが配置されている。振動板16gの上面において圧力室54と対向する位置に、圧電素子16hが配置されている。圧力室54及び圧電素子16hは、ノズル1n毎に設けられている。封止プレート16eの下面には、圧力室54と対向する位置に、凹部が形成されている。封止プレート16eは、振動板16gを挟んでキャビティプレート16dの上面に配置され、圧電素子16hを覆っている。
吐出ユニット211〜213において、リザーバ53は互いに異なる色のインクを貯留しており、ノズル1nから互いに異なる色のインクが吐出される。即ち、吐出ユニット211〜213のインク流路は、互いに独立している。
リザーバ53に貯留されたインクは、流路55を介して圧力室54に分配される。圧力室54内のインクは、圧電素子16hの駆動により、流路56を介してノズル1nから吐出される。可撓性フィルム16fがリザーバ53内のインクの圧力に応じて変形することで、リザーバ53内の圧力変動が抑制される。
ノズルプレート215の下面は、複数のノズル1nが開口したノズル面215aである。ノズル面215aには、図7に示すように、2つのノズル列1Rが形成されている。ノズル面215aに形成された2つのノズル列1Rは、それぞれ、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面215aに沿った方向であるノズル配列方向Nに延在している。ノズル配列方向Nは、面延在方向Cと同じ方向である。
ノズル面215aに形成された2つのノズル列1Rは、それぞれ、ノズル配列方向Nに配列された16個のノズル1nから構成されている。即ち、ノズル面215aには、計32個(=16個×2列)のノズル1nが開口している。
第1吐出ユニット211のノズル面215aに開口した32個のノズル1nは、第1貫通孔231の下端から露出している。第2吐出ユニット212のノズル面215aに開口した32個のノズル1nは、貫通孔232の下端から露出している。吐出ユニット213のノズル面215aに開口した32個のノズル1nは、貫通孔233の下端から露出している。
ここで、第1吐出ユニット211のノズル面215aが「第1ノズル面」に該当し、第2吐出ユニット212のノズル面215aが「第2ノズル面」に該当する。第1吐出ユニット211は、第1貫通孔231から露出した32個のノズル1n(第1ノズル)を有する。第2吐出ユニット212は、第2貫通孔232から露出した32個のノズル1n(第2ノズル)を有する。
各吐出ユニット211〜213のノズル面215aは、図8に示すように、プレート210の下面210aと平行であり、プレート210の下面210aよりも若干上方に位置している。これにより、内周面210cに沿って、ノズル面215aと下面210aとの間に、段差Sが形成されている。なお、ノズル面215aと下面210aとの間には、封止材Aが充填されている。
ヘッド201には、図7に示すように、長手方向xに互いに隣接する第1貫通孔231と第2貫通孔232との間、長手方向xに互いに隣接する第2貫通孔232と第3貫通孔233との間、及び、第3貫通孔233に対して第2貫通孔232の反対側に、それぞれ、4つの凸部201pが設けられている。即ち、ヘッド201には、計72個(=4×3×6)の凸部201pが設けられている。上記4つの凸部201pは、ノズル配列方向Nに配列され、幅方向yに間隔をあけて配置されている。
ヘッド201に設けられた72個の凸部201pは、それぞれ、図8に示すように、プレート210と一体に形成されており、下面210aから下方に突出している。ヘッド201に設けられた72個の凸部201pは、それぞれ、例えばプレート210に対する絞り加工により、形成されてよい。ヘッド201に設けられた72個の凸部201pのそれぞれにおける下面210aからの突出高さHは、プレート210の厚み210Dよりも大きい。
ヘッド201に設けられた72個の凸部201pは、それぞれ、図7に示すように、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつ下面210aに沿った凸延在方向Pに延在し、かつ、下面210aにおける幅方向yの一端210w及び他端210xのそれぞれから離隔している。ヘッド201に設けられた72個の凸部201pは、それぞれ、凸延在方向Pにおいて一定の突出高さH(図8参照)を有する。
凸延在方向Pは、下面210aにおける幅方向yの一端210wから他端210xに向かうにつれて、下面210aにおける長手方向xの一端210yから他端210zに近づく方向である。
幅方向yと凸延在方向Pとがなす鋭角の角度θpは、幅方向yと面延在方向Cとがなす鋭角の角度θcよりも大きい。
本実施形態において、ワイパーブレード2は、ヘッド201のメンテナンス時に、プレート210の下面210aと接触した状態で、長手方向xに移動する。このとき、ワイパーブレード2は、各吐出ユニット211〜213のノズル面215aとも順次接触し、ノズル面215a上のインクを拭き取る。
ワイパーブレード2は、面延在方向Cに延在している。これにより、ノズル面215aにおける内周面210cの一対の長辺251,252に沿った領域を一度に拭き取ることができ、ノズル面215aにおける各長辺251,252の両端に対応する部分に拭き残しが生じるのを抑制することができる。
一方で、ワイパーブレード2が面延在方向Cに延在していると、以下のような問題が生じ得る。面延在方向Cは、下面210aにおける幅方向yの一端210wから他端210xに向かうにつれて、下面210aにおける長手方向xの一端210yから他端210zに近づく方向である。そのため、ワイパーブレード2によるノズル面215aの拭き取り(ワイピング)の際に、ワイパーブレード2が下面210aにおける長手方向xの一端210yから他端210zに移動すると、インクは、下面210aにおける幅方向yの一端210wに向かおうとする(図9及び図10に一点鎖線で示すワイパーブレード2を参照)。この点、本実施形態では、凸部201pが設けられているため、インクが凸部201pによってガイドされ、下面210aにおける幅方向yの他端210xへと移動する(図9及び図10に二点鎖線で示すワイパーブレード2を参照)。これにより、ノズル面215a上のインクが、ノズル面215aにおける幅方向yの一端215wに集まらず、幅方向yに分散される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、凸部201pを設けたことにより、ワイピングの際に、ノズル面215a上のインクが、ノズル面215aにおける幅方向yの一端215wに集まらず、幅方向yに分散される(図9及び図10参照)。したがって、ノズル面215aにおける幅方向yの他端215xでノズル面215aとワイパーブレード2との間にインクがほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴うノズル面215aの劣化を抑制することができる。
凸部201pは、下面210aにおける幅方向yの一端210w及び他端210xのそれぞれから離隔している(図9及び図10参照)。凸部201pが下面210aにおける幅方向yの一端210w及び/又は他端210xと接する場合、ワイピングの際に、凸部201pによってガイドされたインクが、一端210w及び/又は他端210xから落下し得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
4つの凸部201pが、長手方向xに互いに隣接する第1貫通孔231と第2貫通孔232との間において、幅方向yに間隔をあけて配置されている(図9及び図10参照)。この場合、ワイピングの際に、4つの凸部201pのそれぞれによってインクがガイドされ、インクの幅方向yへの分散効果が高まる。したがって、ワイピングに伴うノズル面215aの劣化をより確実に抑制することができる。
凸部201pは、下面210aを構成する部材であるプレート210と一体に形成されている(図8参照)。この場合、凸部201pがプレート210と別の部材で形成された場合に比べ、凸部201pの形成が容易であり、また、凸部201pの剥離によってノズル面215aの劣化抑制効果が得られなくなるという事態を回避することができる。
凸部201pにおける下面210aからの突出高さHは、下面を構成する部材であるプレート210の厚み210Dよりも大きい(図8参照)。この場合、ノズル面215aへの用紙9の接触を防止することができる。
<第3実施形態>
続いて、図11〜図13を参照し、本発明の第3実施形態に係るプリンタ300について説明する。本実施形態のプリンタ300は、図11に示すように、ヘッド301及びワイパーブレード302の構成を除き、第1実施形態のプリンタ100と同様の構成を有する。本実施形態のヘッド301は、第2実施形態のヘッド201から凸部201pを省略したものである。以下、第1又は第2実施形態と同じ構成要素については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。
ワイパーブレード302は、図11に示すように、長手方向xと幅方向yとに交差した方向であってかつノズル面215a及び下面210aに沿ったブレード延在方向Wに延在している。ブレード延在方向Wは、下面210aにおける幅方向yの一端210wから他端210xに向かうにつれて、下面210aにおける長手方向xの一端210yから他端210zに近づく方向である。
幅方向yと面延在方向Cとがなす鋭角の角度θcは、幅方向yとブレード延在方向Wとがなす鋭角の角度θwよりも大きい。
本実施形態において、ワイパーブレード302は、ヘッド301のメンテナンス時に、プレート210の下面210aと接触した状態で、長手方向xに移動する。このとき、ワイパーブレード302は、各吐出ユニット211〜213のノズル面215aとも順次接触し、ノズル面215a上のインクを拭き取る。
ワイパーブレード302は、面延在方向Cではなく、幅方向yに対して面延在方向Cの角度θcよりも小さな角度θwをなすブレード延在方向Wに延在している。そのため、ワイパーブレード302によるノズル面215aの拭き取り(ワイピング)の際に、ワイパーブレード302が下面210aにおける長手方向xの一端210yから他端210zに移動すると、インクは、内周面210cの一対の長辺251,252のうち、ワイパーブレード302の移動方向の下流に位置する長辺251に沿って移動する(図12及び図13に一点鎖線で示すワイパーブレード302を参照)。これにより、ノズル面215a上のインクが、ノズル面215aにおける幅方向yの一端215wに集まらず、幅方向yに分散される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、ワイパーブレード302を、面延在方向Cではなく、幅方向yに対して面延在方向Cの角度θcよりも小さな角度θwをなすブレード延在方向Wに延在させたことにより、ワイピングの際に、ノズル面215a上のインクが、ノズル面215aにおける幅方向yの一端215wに集まらず、幅方向yに分散される(図12及び図13に一点鎖線で示すワイパーブレード302を参照)。したがって、ノズル面215aにおける幅方向yの他端215xでノズル面215aとワイパーブレード2との間にインクがほとんど存在しない状態となることが防止され、ワイピングに伴うノズル面215aの劣化を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
<変形例>
凸部の数や形状は、特に限定されない。例えば、第1ノズル列と第2ノズル列との間、又は、第1貫通孔と第2貫通孔との間に、1つの凸部が設けられてもよい。図14に示す変形例に係るヘッド1’では、長手方向xに互いに隣接する一対のノズル列1Rと一対のノズル列1Rとの間に、それぞれ、1つの凸部1p’が設けられている。また、例えば、凸部は、図4及び図8では先端が尖った形状であるが、先端が丸みを帯びた形状でもよいし、先端が平らな形状でもよい。
凸部は、ノズル面又は第1面における幅方向の一端及び/又は他端と接してもよい。
凸部は、ノズル面又は第1面を構成する部材と一体に形成されることに限定されず、ノズル面又は第1面を構成する部材と別の部材で形成されてもよい。
第1実施形態では、一対の第1ノズル列と一対の第2ノズル列との間に凸部が設けられているが、これに限定されない。例えば、3以上のノズル列と3以上のノズル列との間に凸部が設けられてもよい。また、長手方向においてノズル列と凸部とが交互に設けられてもよい。即ち、ノズル面に形成された複数のノズル列のうちのいずれか2つのノズル列の間に、凸部が設けられればよい。
第2実施形態では、凸部の凸延在方向における長さが、ノズル同士のノズル配列方向の間隔以下であってもよい。
第3実施形態のヘッドに、第2実施形態と同様の凸部が設けられてもよい。この場合、第3実施形態において、凸部によるインク分散効果をさらに得ることができる。
第1〜第3実施形態では、一対のノズル列が1組となって長手方向に間隔をあけて配置されているが、これに限定されない。例えば、3以上のノズル列が1組となって長手方向に間隔をあけて配置されてもよい。また、ノズル列が長手方向に等間隔で配置されてもよい。吐出ユニットのノズル面に、1つのノズル列又は3以上のノズル列が形成されてもよい。
1つのプレートに対して、2又は4以上の吐出ユニットが取り付けられてもよい。
吐出ユニットの構造は、図8に示すものに限定されない。例えば、複数の吐出ユニットのインク流路が共通であってもよい。また、上述の実施形態で述べた流路ユニット16及び吐出ユニット211〜213の構成は、一例であり、流路ユニット及び吐出ユニットを構成する部材の材料や製造方法は任意に変更可能である。
第2及び第3実施形態において、吐出ユニットのノズル面は、プレートの第1面よりも若干上方に位置しているが、これに限定されない。例えば、吐出ユニットのノズル面は、第1面よりも下方に位置してもよいし、第1面と同じレベルに位置してもよい。
第1及び第2実施形態において、ワイパーブレードの延在方向は、ノズル配列方向と同じに限定されない。
液体吐出ヘッドは、1色のインクを吐出することに限定されず、複数色のインクを吐出してもよい。
液体吐出ヘッドが吐出する液体は、インクに限定されず、任意の液体(例えば、インク中の成分を凝集又は析出させる処理液等)であってよい。
液体吐出ヘッドは、ライン式に限定されず、シリアル式であってもよい。
本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等にも適用可能である。
1;1’;201;301 ヘッド(液体吐出ヘッド)
1a ノズル面
1n ノズル
1p;1p’;201p 凸部
1R ノズル列
1w 幅方向の一端
1x 幅方向の他端
1y 長手方向の一端
1z 長手方向の他端
2;302 ワイパーブレード
9 用紙(記録媒体)
210 プレート
210a 下面(第1面)
210b 上面(第2面)
210c 内周面
210w 幅方向の一端
210x 幅方向の他端
210y 長手方向の一端
210z 長手方向の他端
211 第1吐出ユニット
212 第2吐出ユニット
215a ノズル面
231 第1貫通孔
232 第2貫通孔
100;300 プリンタ(液体吐出装置)
C 面延在方向
D ノズルの間隔
L 凸部の長さ
N ノズル配列方向
P 凸延在方向
W ブレード延在方向
x 長手方向
y 幅方向

Claims (11)

  1. 液体吐出ヘッドであって、
    第1ノズル列を構成する複数の第1ノズルと、第2ノズル列を構成する複数の第2ノズルと、が開口したノズル面と、
    前記ノズル面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向において前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置され、前記ノズル面から突出した凸部と、を備え、
    前記複数の第1ノズルは、前記長手方向と前記ノズル面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記ノズル面に沿ったノズル配列方向に配列され、
    前記複数の第2ノズルは、前記ノズル配列方向に配列され、
    前記凸部は、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記ノズル面に沿った凸延在方向に延在し、
    前記ノズル配列方向は、前記ノズル面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記ノズル面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記凸延在方向は、前記ノズル面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記ノズル面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記幅方向と前記凸延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記ノズル配列方向とがなす鋭角の角度よりも大きく、
    前記複数の第1ノズルは、前記ノズル配列方向に所定の間隔をあけて配列され、
    前記凸部の前記凸延在方向における長さは、前記間隔よりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記凸部は、前記ノズル面における前記幅方向の一端及び他端のそれぞれから離隔していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 複数の前記凸部が、前記長手方向に互いに隣接する前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間において、前記幅方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記凸部は、前記ノズル面を構成する部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記凸部における前記ノズル面からの突出高さは、前記ノズル面を構成する部材の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 液体吐出ヘッドであって、
    第1貫通孔と第2貫通孔とを有するプレートと、
    第1ノズルが開口した第1ノズル面を有し、前記第1ノズルが前記第1貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第1吐出ユニットと、
    第2ノズルが開口した第2ノズル面を有し、前記第2ノズルが前記第2貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第2吐出ユニットと、を備え、
    前記プレートは、前記第1貫通孔における前記第1ノズルが露出した一端を画定する第1面と、前記第1貫通孔における前記一端とは反対側の他端を画定する第2面と、前記第1面から前記第2面に向かって延び、前記第1貫通孔を画定する内周面と、を有し、
    前記内周面は、前記第1面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向と前記第1面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った面延在方向に延在する部分を有し、
    前記プレートには、前記長手方向において前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間に、前記第1面から突出した凸部が形成され、
    前記凸部は、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った凸延在方向に延在し、
    前記面延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記凸延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記幅方向と前記凸延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記面延在方向とがなす鋭角の角度よりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  7. 前記凸部は、前記第1面における前記幅方向の一端及び他端のそれぞれから離隔していることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 複数の前記凸部が、前記長手方向に互いに隣接する前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間において、前記幅方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記凸部は、前記第1面を構成する部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記凸部における前記第1面からの突出高さは、前記第1面を構成する部材の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体吐出装置であって、
    第1貫通孔と第2貫通孔とを有するプレートと、第1ノズルが開口した第1ノズル面を有し、前記第1ノズルが前記第1貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第1吐出ユニットと、第2ノズルが開口した第2ノズル面を有し、前記第2ノズルが前記第2貫通孔から露出するように前記プレートに取り付けられた第2吐出ユニットと、を含む液体吐出ヘッドと、
    ワイパーブレードと、を備え、
    前記プレートは、前記第1貫通孔における前記第1ノズルが露出した一端を画定する第1面と、前記第1貫通孔における前記一端とは反対側の他端を画定する第2面と、前記第1面から前記第2面に向かって延び、前記第1貫通孔を画定する内周面と、を有し、
    前記内周面は、前記第1面に沿った方向である前記液体吐出ヘッドの長手方向と前記第1面に沿った方向であって前記長手方向に直交する方向である前記液体吐出ヘッドの幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿った面延在方向に延在する部分を有し、
    前記ワイパーブレードは、前記長手方向と前記幅方向とに交差した方向であってかつ前記第1面に沿ったブレード延在方向に延在し、
    前記面延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記ブレード延在方向は、前記第1面における前記幅方向の一端から他端に向かうにつれて、前記第1面における前記長手方向の一端から他端に近づく方向であり、
    前記幅方向と前記面延在方向とがなす鋭角の角度は、前記幅方向と前記ブレード延在方向とがなす鋭角の角度よりも大きいことを特徴とする液体吐出装置。
JP2017187570A 2017-09-28 2017-09-28 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 Active JP7087318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017187570A JP7087318B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017187570A JP7087318B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019059191A true JP2019059191A (ja) 2019-04-18
JP7087318B2 JP7087318B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=66177916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017187570A Active JP7087318B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7087318B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7001114B2 (ja) 2020-02-27 2022-01-19 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074767A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット式記録装置
JP2005319653A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット記録装置のラインヘッドワイピング方法及びその装置
JP2009208349A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp ノズルプレートの凸部製造方法、ノズルプレート、インクジェットヘッド及び画像形成装置
JP2016141119A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074767A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット式記録装置
JP2005319653A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット記録装置のラインヘッドワイピング方法及びその装置
JP2009208349A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp ノズルプレートの凸部製造方法、ノズルプレート、インクジェットヘッド及び画像形成装置
JP2016141119A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7001114B2 (ja) 2020-02-27 2022-01-19 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7087318B2 (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6029497B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5598116B2 (ja) 液滴噴射装置
JP4639887B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2018114675A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置
JP7047534B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP5194309B2 (ja) インクジェットプリントヘッド及びこれを具備するインクジェットプリンタ
JP2019059130A (ja) 液体吐出装置
JP2006062166A (ja) 記録ヘッド装置およびこの記録ヘッド装置を備えたインクジェット記録装置。
JP6390851B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2019059191A (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP4779439B2 (ja) インクジェット記録装置及びブレード
JP6859697B2 (ja) 液体吐出装置
JP2016016638A (ja) 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP6299424B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット、画像形成装置
JP2021014021A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射システム
JP6740652B2 (ja) 液体噴射ヘッド
US20180065367A1 (en) Element substrate, liquid ejection head, and liquid ejection apparatus
JP2016147413A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
JP7331441B2 (ja) 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP7310323B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP7326900B2 (ja) 液体吐出ヘッド
WO2020044457A1 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2009160732A (ja) インクジェットヘッド
JP4636165B2 (ja) 液滴吐出装置および画像形成装置
JP6776568B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7087318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150