JP2016147413A - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のヘッドを並べて配置して片側供給で駆動信号を供給するときにつなぎ目部分での吐出速度の変化が大きくなって画質が低下する。【解決手段】複数のノズル4が配列され、各ノズル4に対応する複数の圧電素子PZTを有する複数のヘッド101を長尺方向に並べて構成され、ヘッド101には複数の圧電素子PZTの並び方向の一方側から圧電素子PZTに与える駆動信号が供給され、2つのヘッド101A,101Bは、駆動信号の供給側に近い側同士、又は、駆動信号の供給側から遠い側同士が隣り合って配置され、2つのヘッド101A、101Bの駆動信号の供給側から遠い側同士が架橋配線202、203で相互に接続されている。【選択図】図8
Description
本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドとして、液体を吐出する2以上のヘッドを長尺方向に並べたものが知られている。
例えば、複数の短尺ヘッド(ヘッドチップ)を用紙幅方向に複数個並べて配列したマルチアレイヘッドがある(特許文献1)。
ところで、1つのヘッドの複数のノズルに対応する各圧力発生手段(駆動素子)に駆動信号を与えるとき、ノズル配列方向に並ぶ複数の圧力発生手段の一方側から供給する片側供給を行う構成が知られている。
この片側供給の構成では、駆動信号の供給側から遠い側の圧力発生手段ほど駆動信号の波形のなまりが大きくなるため、ノズル位置に応じて吐出特性にバラツキが生じる。
その結果、複数のヘッドを並べて配置したとき、並び方向で隣り合うヘッドのつなぎ目で吐出特性が異なって、つなぎ目部分での画像品質が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、2つのヘッドのつなぎ目部分での画質低下を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出する複数のノズルが配列され、各ノズルに対応する複数の圧力発生手段を有する少なくとも2つのヘッドを長尺方向に並べた液体吐出ヘッドであって、
前記ヘッドには前記複数の圧力発生手段の並び方向の一方側から前記圧力発生手段に与える駆動信号が供給され、
前記2つのヘッドは、前記駆動信号の供給側に近い側同士、又は、前記駆動信号の供給側から遠い側同士が隣り合って配置され、
前記2つのヘッドの前記駆動信号の供給側から遠い側同士が相互に接続されている
構成とした。
液体を吐出する複数のノズルが配列され、各ノズルに対応する複数の圧力発生手段を有する少なくとも2つのヘッドを長尺方向に並べた液体吐出ヘッドであって、
前記ヘッドには前記複数の圧力発生手段の並び方向の一方側から前記圧力発生手段に与える駆動信号が供給され、
前記2つのヘッドは、前記駆動信号の供給側に近い側同士、又は、前記駆動信号の供給側から遠い側同士が隣り合って配置され、
前記2つのヘッドの前記駆動信号の供給側から遠い側同士が相互に接続されている
構成とした。
本発明によれば、ヘッドチップのつなぎ目部分での画質低下を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドの一例について図1を参照して説明する。図1は同液体吐出ヘッドの模式的平面説明図である。
この液体吐出ヘッド100は、複数のヘッド101をベース部材102上に長尺方向、ここではノズル配列方向に沿って千鳥状に並べて配置したものである。
次に、ヘッド101の一例について図2及び図3を参照して説明する。図2は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)に沿う断面説明図、図3は同ヘッドのノズル配列方向(液室短手方向)に沿う断面説明図である。
このヘッド101は、例えば2枚のSUS基板1A、1Bで構成した流路板1と、流路板1の一面に接合した振動板部材2と、流路板1の他面に接合したノズル板3とを有している。
これらによって液滴(液体の滴)を吐出する複数のノズル4がそれぞれ通路5を介して通じる個別流路としての複数の個別液室6、個別液室6に液体を供給する供給路を兼ねた流体抵抗部7、流体抵抗部7を介して個別液室6に通じる液導入部8を形成している。
そして、液導入部8に振動板部材2に形成した供給口9を介してフレーム部材17に形成した共通液室10から液体を供給する。
振動板部材2は各個別液室6に対応してその壁面を形成する各振動領域2aを有し、振動領域2aの面外側(液室6と反対面側)に島状凸部2bが設けられている。そして、振動板部材2の島状凸部2bに振動領域2aを変形させる圧力発生手段(駆動素子、アクチュエータ手段)としての積層型圧電部材12の柱状の圧電素子12Aの上端面(接合面)を接合している。また、積層型圧電部材12の反対面はベース部材13に接合している。
ここで、圧電部材12は、圧電層21と内部電極22A、22Bとを交互に積層したものである。内部電極22A、22Bは、それぞれ端面、即ち圧電部材12の振動板部材2に略垂直な側面に引き出して、この側面に形成された端面電極(外部電極)23、24に接続している。端面電極(外部電極)23、24間に電圧を印加することで積層方向の変位を生じる。外部電極23を個別外部電極(個別電極)とし、外部電極24を共通外部電極(共通電極)として使用する。
この圧電部材12は、ハーフカットダイシングによって溝31(図3)を加工して1つの圧電部材12に対して所要数の柱状の圧電素子(圧電柱)12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成したものである。
なお、圧電部材12の圧電素子12A、12Bは、同じものであるが、圧電素子12Aは駆動信号(駆動信号)を与えて駆動させ、圧電素子12Bは駆動信号を与えないで単なる支柱として使用する。また、圧電部材12の端部の圧電素子12Bは共通電極を外部に取り出すために幅広に形成した圧電素子12Baとし、内部電極22A、22Bがいずれも両端面まで形成されている。
また、圧電部材12には圧電素子12Aに与える駆動信号を伝達するめのフレキシブル配線基板としてのFPC15が接続されている。
FPC15には、圧電素子12Aの個別外部電極23に接続する、駆動信号を伝達する配線である個別電極配線と、端部の圧電素子12Baに取り出される複数の圧電素子12Aの共通電極24に接続された共通取出電極に接続する共通電極配線とを有している。
このFPC15には、圧電素子12Aに対して画像データに応じて駆動信号を出力する駆動IC(ドライバIC)16が搭載されている。
ノズル板3には各個別液室6に対応して直径10〜35μmのノズル4を形成し、流路板1に接着剤接合している。そして、このノズル板3の吐出面(吐出方向の表面、液室6側と反対の面)には撥液層を設けている。
さらに、これらの圧電部材12、ベース部材13及びFPC15などで構成される圧電アクチュエータの外周側には、例えばエポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したフレーム部材17を接合している。
そして、このフレーム部材17には前述した共通液室10を形成している。更に、フレーム部材17には、共通液室10に外部から液体を供給するための供給口部19を形成し、この供給口部19は更にサブタンクや液体タンクなどの液体供給源に接続される。
このように構成したヘッド101においては、例えば、圧電部材12の圧電素子12Aに与える電圧を基準電位から下げることによって圧電素子12Aが収縮し、振動板部材2の振動領域2aが変形して個別液室6の容積が膨張する。これにより、個別液室6内に液体が流入する。
その後、圧電部材12の圧電素子12Aに与える電圧を上げて圧電素子12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材2の振動領域2aをノズル4方向に変形させて個別液室6の容積を収縮させる。これにより、個別液室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
そして、圧電部材12の駆動柱12Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板部材2の振動領域2aが初期位置に復元し、個別液室6が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室10から個別液室6内にインクが充填される。そこで、ノズル4のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液体吐出のための動作に移行する。
次に、液体吐出ヘッドを駆動するヘッド駆動制御装置を含む回路構成について図4を参照して説明する。図4は1つのヘッドに係るヘッド駆動制御装置を含む回路の説明に供する回路図である。
1つのヘッド101には、前述したように、各ノズル4に対応して複数の圧力発生手段である圧電素子12A(ここでは、「圧電素子PZT」という。)が配置されている。
一方、駆動信号生成回路601は、例えば図5に示すような駆動信号(駆動波形)を生成して出力する。
この駆動信号生成回路601で生成された駆動信号は、ヘッド101の駆動IC16にFPC15などの配線部材を介して供給され、駆動IC16内に含まれるアナログスイッチで構成した選択手段であるスイッチ手段SWを介して、各圧電素子PZTに与えられる。
波形選択制御回路602は、画像データに応じてスイッチ手段SWのON/OFFを制御する信号を出力する。これにより、スイッチ手段SWがON状態になった圧電素子PZTに駆動信号が入力される。
ここで、複数の圧電素子PZTに対する駆動信号の供給(給電)は、圧電素子の並び方向の片側(一方側)から行う片側供給の構成としている。
これにより、ノズル配列方向に並ぶ複数の圧電素子PZT及びスイッチ手段SWの列は、駆動信号の供給側に近い側と遠い側とがあることになる。
ここで、駆動信号生成回路601から供給される駆動信号を駆動IC16の各スイッチ手段SW及び圧電素子PZTに対して供給する供給回路は、駆動IC16内の内部配線の合成抵抗成分Rと、共通電極配線の抵抗成分R1と、スイッチ手段SWがON状態にされている圧電素子PZTの容量成分Cとで構成されるRCローパスフィルタ(LPF)の回路となる。
このLPFを駆動信号が通過することによって、駆動信号の高周波成分がカットされる。そのため、駆動信号の供給側から遠くなるほど駆動信号が通るLPFの段数が増加し、図6に示すように、駆動信号の波形になまりが生じる。特に、同時に駆動する圧電素子PZTの数が多くなるほど、LPFの数が多くなって、駆動信号のなまり量も大きくなる。
この駆動信号のなまりによって吐出速度Vjが低下することになる。そのため、図7に示すように、駆動信号の供給側(ヘッドに対する給電側)に近いノズルから遠い(供給側と反対側の)ノズルに向かうに従って吐出速度Vjが低下していくことになる。
そこで、この液体吐出ヘッド100では、図1に示すように、ヘッド並び方向において、隣り合う2つのヘッド101は、駆動信号の供給側(FPC15などの配線部材を介して駆動信号生成回路601に接続される側)から遠い側同士が隣り合って配置されている。なお、隣り合う2つのヘッド101は、駆動信号の供給側に近い側同士が隣り合って配置されてもよい。
これにより、ヘッド並び方向において、隣り合う2つのヘッド101は、吐出速度Vjが逆方向に変化することになる。したがって、例えば、各ヘッド101の吐出速度Vjの変化量がほぼ同じとすると、液体吐出ヘッド100全体での吐出速度Vjは、個々のヘッド101の吐出速度Vjの最大変化量が1つのヘッド101の吐出速度Vjの変化量で収まることになる。
そして、隣り合うヘッド101,101のつなぎ目部分における吐出速度Vjがほぼ同じになるので、吐出速度Vjの差によるスジが目立たなくなり、つなぎ目部分における画質の低下を低減することができて、画質を向上することができる。
次に、本発明の第1実施形態について図8及び図9を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する説明図、図9は同じく等価回路の回路図である。
隣り合う2つのヘッド101A、101Bは、複数の圧電素子PZTが配列された方向に沿って、各圧電素子PZTの共通電極24が接続される共通電極配線パターン201を有している。また、各圧電素子PZTの個別電極23は、駆動IC16内の選択手段であるスイッチ手段SWにそれぞれ接続される。複数のスイッチ手段SWは圧電素子PZTの並び方向に並んで配置されている。
そして、共通電極配線パターン201の一端部側に駆動信号生成回路601からの駆動信号の供給配線161が接続されている。また、駆動IC16の複数のスイッチ手段SWの一端部側のスイッチ手段SWに駆動信号生成回路601からの駆動信号(駆動信号)の供給配線162が接続されている。
ここで、2つのヘッド101A、101Bは、駆動信号の供給側から遠い側同士が隣り合って配置されている。
そして、2つのヘッド101A、101Bの共通電極配線パターン201の駆動信号の供給側から遠い側同士が架橋配線202によって相互に接続されている。架橋配線202の一部はヘッド101A、101Bの内部配線202aで構成している。
また、2つのヘッド101A、101Bのスイッチ群16aを構成している複数のスイッチ手段SWのうち、駆動信号の供給側から遠い側のスイッチ手段SWの圧電素子PZTと接続する側と反対側同士が架橋配線203によって相互に接続されている。スイッチ群16aは駆動IC16に含まれる。
このとき、図9に示すように、ヘッド101Aの駆動信号の共通電極配線パターン201の供給側から遠い側と、ヘッド101Bの共通電極配線パターン201の駆動信号の供給側から遠い側とは、架橋配線202の架橋抵抗R202を介して接続された状態になる。
また、ヘッド101Aの駆動信号の供給側から遠い側のスイッチ手段SWの圧電素子PZTと接続する側と反対側と、ヘッド101Bの駆動信号の供給側から遠い側のスイッチ手段SWの圧電素子PZTと接続する側とは、架橋配線203の架橋抵抗R203を介して接続された状態になる。
次に、このように構成した実施形態の作用について図10を参照して説明する。図10は同実施形態の作用説明に供する説明図である。
2つのヘッド101A,101Bにおいて、同時に液体を吐出させるノズル(これを「駆動チャンネル」という。)の数が異なる場合が生じる。例えば、図10に示すように、ヘッド101Aの同時駆動チャンネル数が少なく、ヘッド101Bの同時駆動チャンネル数が多くなる場合が生じる(逆の場合でも同じである)。
このとき、本実施形態の架橋配線202、203による接続を行っていない構成(これを「比較例」とする。)とした場合、ヘッド101Aとヘッド101Bとでは、図10に破線で示すように、駆動信号の供給側から遠い側における吐出速度Vjの低下量にばらつきが生じる。
すなわち、駆動信号の供給側から遠い側同士を隣り合って配置した場合でも、駆動チャンネル数が異なると、隣り合う2つのヘッドのつなぎ目部分における吐出速度Vjにばらつきが生じて、つなぎ目部分における画質の低下が生じることがある。
そこで、本実施形態では、2つのヘッドの駆動信号の供給側に対して遠い側同士が相互に接続されている構成としている。
これにより、例えばヘッド101Aの駆動チャネル数が少なく、ヘッド101Bの駆動数が多い場合、ヘッド101Bの供給側から遠い側の圧電素子PZTに対し、ヘッド101Aの駆動信号の配線と架橋配線202、203を通じても給電される。
したがって、ヘッド101Aに流れる電流が増え、ヘッド101Aにおける吐出速度Vjの低下も大きくなる。
この結果、図10に実線で示すように、ヘッド101Aでの吐出速度Vjの低下が大きくなることでヘッド101Bの吐出速度Vjとほぼ同じになり、2つのヘッド101A、101Bでのつなぎ部分での吐出速度Vjの差が小さくなる。
これにより、印刷品質の変化が目立たず、全体の印刷品質が向上する。
次に、本発明の第2実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する説明図である。
本実施形態では、2つのヘッド101A、101Bは、駆動信号の供給側に近い側同士が隣り合って配置されている。
その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
このように構成しても第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、共通電極配線パターン、スイッチ手段のいずれについても駆動信号の供給側から遠い側同士を相互に接続した例で説明しているが、共通電極配線パターン、スイッチ手段のいずれか一方について駆動信号の供給側から遠い側同士を相互に接続する構成とすることもできる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図12及び図13を参照して説明する。図12は同装置の説明図、図13は同装置の液体吐出ユニットの平面説明図である。
この液体を吐出する装置は、ライン型画像形成装置である。給紙トレイ401に積載された被記録媒体である用紙400は、給紙コロ402によって、破線で図示する搬送経路に沿って搬送される。搬送経路に搬送された用紙400は、タイミング合わせ兼スキュー補正ローラ(所謂レジストローラ)対403を経由して、ベルト搬送ユニット404へ搬送される。
ベルト搬送ユニット404は、所定のタイミングにて駆動される搬送ローラ405と、テンションローラ406と、これらローラ405、406間に掛け回された無端状の搬送ベルト407を備えている。
なお、ベルト搬送ユニット404の搬送ベルト407で用紙400を保持するには、静電吸着や空気吸引による吸着等による手段や、その他の公知の手段を用いることができる。
用紙400は、ベルト搬送ユニット404で液体吐出ユニット300に対向して搬送され、液体吐出ユニット300の各液体吐出ヘッド311の各ヘッド101が画像データに応じて駆動されて液体が吐出されることで、画像が形成される。
液体吐出ユニット300は、前記第1実施形態に係る複数の液体吐出ヘッド100で構成され、図13に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の液体を吐出する液体吐出ヘッド311Y、311M、311C、311Kを備えている。
そして、液体吐出ユニット300にて画像が形成された用紙400は、デカーラユニット409に搬送されて、デカール(カール矯正)される。
デカーラユニット409を通過した用紙400は、そのまま排紙の場合、分離爪410によって、搬送経路411を経て、排紙ローラ412へ搬送されて排紙される。
また、反転排紙又は裏面印字(両面印刷)する場合は、分離爪410が図示の位置から反時計回りに切り替えられ、搬送経路413を通過し、ガイド部材414を経て、叩きコロ415に送られる。叩きコロ415に送られた用紙400は、回転方向を切り替えた叩きコロ415によって、逆向きに搬送される。
そして、そのまま反転排紙の場合は、第2分離爪416を経て、搬送経路417を通過して、排紙ローラ412へ送られて排紙される。
また、裏面印字する場合は、叩きコロ415によって逆向き搬送された用紙400は、図示の位置から反時計回りに切り替えられた第2分離爪416と両面反転ローラ418の間を経て、搬送経路419を通過して、レジストローラ対403へ送られる。
また、液体吐出ユニット300の各ヘッド101の性能を維持回復するため、維持回復ユニット408が備えられている。維持回復ユニット408は、各ヘッド101のノズル面をキャッピングするキャップ420、キャップ420に接続された吸引ポンプ、キャップ420内にインクを吸引したときヘッドに残留するインクを払拭するワイパ421を備えている。
ここでは、維持回復動作を行うときには、液体吐出ユニット300が上昇し、維持回復ユニット408が液体吐出ユニット300の各ヘッド101の下方まで移動して、維持回復動作が行われる。また、維持回復ユニット408のキャップ420は、待機時には、液体吐出ユニット300の各ヘッド101の湿度を保つ保湿キャップも担っており、非印刷時には、液体吐出ユニット300が上昇して、維持回復ユニット408は液体吐出ユニット300の下方まで移動して、保湿キャッピングを行う。
このように本発明に係る液体吐出ヘッド又は液体吐出ヘッドを含む液体吐出ユニットを備えることで、ヘッド配列方向における画質の低下が抑制されて高画質画像を形成することができる。
本願において、「液体を吐出する装置」とは、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置である。
この「液体を吐出する装置」には、液体を吐出する部分だけでなく、液体が付着するもの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
また、「液体を吐出する装置」には、従前の記録装置、印刷装置、画像形成装置、液滴吐出装置、液体吐出装置、処理液塗布装置、立体造形装置などと称される装置そのものが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものに付着した液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
なお、上記「液体が付着するもの」とは液体が一時的にでも付着可能なものを意味する。そして、「液体が付着するもの」の用語に代えて、用紙、媒体、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙、粉体層(粉末層)などの代替用語を使用するとき、当該代替用語は、特に限定しない限り、すべての液体が付着するものを含む意味であるものとする。
また、「液体が付着するもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤なども含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、特に限定しない限り、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
また、「液体吐出ユニット」とは、液体を吐出させる部分を一体化したものを意味する。例えば、「液体吐出ユニット」は、複数の液体吐出ヘッドを組み合わせたもの、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持機構、主走査移動機構の構成を任意に液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
例えば、「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドとヘッドタンクを一体化したもの、液体吐出ヘッドとキャリッジを一体化したもの、液体吐出ヘッド、ヘッドタンク及びキャリッジを一体化したものが含まれる。
また、これらの液体吐出ユニットにフィルタユニットを追加したものが含まれる。
また、液体吐出ヘッドと維持機構を一体化したもの、液体吐出ヘッドと維持機構と主走査移動機構を一体化したもの、液体吐出ヘッド、シリアル型装置における主走査移動機構、供給機構を一体化したものなども含まれる。
上記主走査移動機構は、キャリッジ、キャリッジを案内するガイド部材、あるいは、これらに駆動源、キャリッジの移動機構を組み合わせて構成される。供給機構は、メインタンクを装着する装填部、チューブと、ヘッドタンクなどで構成される。維持機構は、キャップ、ワイパ部材、キャップに通じる吸引ポンプなどの吸引手段、空吐出受けのいずれか2以上を組み合わせたものである。
さらに、「液体吐出ユニット」には、前記実施形態で説明した機構部から液体が付着するものを搬送する機構を除いた部分で構成されるものを含む。
また、「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、上記実施形態で説明した圧電アクチュエータ以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 流路板
2 振動板部材
3 ノズル板
4 ノズル
6 個別液室
10 共通液室
12 圧電部材
12A 圧電素子(PZT;圧力発生手段)
15 FPC
16 駆動IC
100 液体吐出ヘッド
101 ヘッド
300 液体吐出ユニット
311Y、311M、311C、311K 液体吐出ユニット
400 用紙(被記録媒体)
404 ベルト搬送ユニット
601 駆動信号生成回路
2 振動板部材
3 ノズル板
4 ノズル
6 個別液室
10 共通液室
12 圧電部材
12A 圧電素子(PZT;圧力発生手段)
15 FPC
16 駆動IC
100 液体吐出ヘッド
101 ヘッド
300 液体吐出ユニット
311Y、311M、311C、311K 液体吐出ユニット
400 用紙(被記録媒体)
404 ベルト搬送ユニット
601 駆動信号生成回路
Claims (5)
- 液体を吐出する複数のノズルが配列され、各ノズルに対応する複数の圧力発生手段を有する少なくとも2つのヘッドを長尺方向に並べた液体吐出ヘッドであって、
前記ヘッドには前記複数の圧力発生手段の並び方向の一方側から前記圧力発生手段に与える駆動信号が供給され、
前記2つのヘッドは、前記駆動信号の供給側に近い側同士、又は、前記駆動信号の供給側から遠い側同士が隣り合って配置され、
前記2つのヘッドの前記駆動信号の供給側から遠い側同士が相互に接続されている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記ヘッドは、前記複数の圧力発生手段が共通に接続される共通電極配線パターンを有し、
前記2つのヘッドの前記共通電極配線パターンの前記駆動信号の供給側から遠い側同士が相互に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記ヘッドは、前記駆動信号を与える前記圧力発生手段を選択する複数の選択手段を有し、
前記複数の選択手段は、前記圧力発生手段の並び方向に沿って配置され、
前記2つのヘッドの前記複数の選択手段のうち、前記駆動信号の供給側から遠い側に配置された前記選択手段の前記圧力発生手段に接続される側と反対側同士が相互に接続されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出ユニット。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド又は請求項4に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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---|---|---|---|
JP2015024867A JP2016147413A (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 |
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---|---|---|---|
JP2015024867A JP2016147413A (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 |
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---|---|
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JP (1) | JP2016147413A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2015
- 2015-02-12 JP JP2015024867A patent/JP2016147413A/ja active Pending
-
2016
- 2016-02-05 US US15/016,402 patent/US20160236469A1/en not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021138149A (ja) * | 2016-06-30 | 2021-09-16 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP7226476B2 (ja) | 2016-06-30 | 2023-02-21 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
JP2023052957A (ja) * | 2016-06-30 | 2023-04-12 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出ヘッド |
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