JP2009160732A - インクジェットヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化に応じてインク流路を適切に変形させるように調整しやすい。
【解決手段】副マニホールド流路105aからアパーチャ112を介してノズル108側へとインクが再充填される。アパーチャ112の内壁面を画定するダイアフラム151が設けられている。分室141aはダイアフラム151を挟んでアパーチャ112に対向している。分室141aには空気が充填されている。アパーチャ112内のインクの温度が上昇すると、分室141a内の空気の圧力が上昇し、ダイヤフラム151がアパーチャ112内に向かって凸に撓む。これによって、インク流れ方向に直交する方向に関するアパーチャ112の断面積が減少する。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクを吐出するインクジェットヘッドに関する。
インクを吐出する吐出口と、その吐出口にインクを供給するインク流路とが形成されたインクジェットヘッドにおいて、インクの吐出特性がインクの温度によって変化することがある。例えば、インク温度が高くなるとインク粘度が低下し、インクが流れやすくなる。また、インク温度が低くなるとインク粘度が上昇し、インクが流れにくくなるからである。
特許文献1は、インク温度に応じてインク流路を変形させることによって、インクの吐出特性を調整するものである。特許文献1においては、線膨張係数の小さい金属板と線膨張係数の大きい樹脂材料との2層構造によって流路の壁部が構成されている。インクの温度が変化すると、線膨張係数の違いにより壁部が変形し、流路断面積が変化する。特許文献1は、これによって、インクの吐出特性を調整している。
特開2006−306066号公報
ところで、インク吐出後にインク流路において吐出口側へとインクを再充填する能力がインク温度に応じて変化することがある。例えば、インク温度が高くなるとインクが流れやすくため、インクが再充填されやすくなる一方で、インク温度が低くなるとインクが流れにくくなるため、インクが再充填されにくくなる。インクの吐出特性の変化は、このようなインクを再充填する能力が変化することによって発生する場合がある。
例えば、インク温度が高いときにちょうどよい量のインクが再充填されるようにインク流路を設計すると、インク温度が低いときに再充填されるインク量が不足する。これによって、吐出口から吐出されるインクの量が不足するおそれがある。一方で、インク温度が低いときにちょうどよい量のインクが再充填されるようにインク流路を設計すると、インク温度が高いときに再充填されるインク量が過剰になる。これによって、吐出口から吐出されるインクの量が過剰になるおそれがある。
そこで、特許文献1を採用することによって、インクを再充填する能力が温度に応じて変化しないようにインク流路を変形させることも考えられる。しかし、特許文献1は、壁部自体の熱膨張を利用しているが、壁部はインク流路を画定するものであるため、その形状や構造、材料に関する設計上の自由度が小さい。したがって、温度変化に応じて適切に変形するように壁部を調整しにくい。
本発明の目的は、温度変化に応じてインク流路を適切に変形させるように調整しやすいインクジェットヘッドを提供することにある。
本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出する吐出口と、前記吐出口にインクを供給するインク流路と、前記吐出口からインクを噴射させる噴射エネルギーを前記インク流路内のインクに供給する噴射アクチュエータと、前記噴射エネルギーが供給される位置より前記インク流路に沿って前記吐出口から離隔した位置にある前記インク流路の内壁面を画定する壁部と、気体を収容した密閉空間を画定する気体室とを備えている。そして、前記壁部が、前記気体室の内壁面の一部をさらに画定しており、前記気体室内の気体が、前記インク流路内のインクの温度に応じて前記壁部に印加する圧力を変化させると共に、前記インク流路内のインクの温度が上昇するのに応じてインクの流れ方向に直交する方向に関する前記インク流路の断面の面積を減少させるように、前記壁部を撓ませる。
また、本発明の別の観点によると、本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出する吐出口と、前記吐出口にインクを供給するインク流路と、前記吐出口からインクを噴射させる噴射エネルギーを前記インク流路内のインクに供給する噴射アクチュエータと、前記噴射エネルギーが供給される位置より前記インク流路に沿って前記吐出口から離隔した位置にある前記インク流路の内壁面を画定する壁部と、前記壁部が画定する前記内壁面に交差する方向に関して前記壁部を付勢する付勢部材とを備えている。そして、前記付勢部材が、前記インク流路内のインクの温度に応じて前記内壁面に交差する方向に関して熱膨張する際に前記壁部に印加する付勢力を増加させると共に、前記インク流路内のインクの温度が上昇するのに応じてインクの流れ方向に直交する方向に関する前記インク流路の断面の面積を減少させるように、前記壁部を撓ませる。
本発明の一方のインクジェットヘッドによると、インク流路の壁部が気体室内に面しており、気体室内の圧力がインクの温度変化に応じて変化することによって壁部を変形させる。また、他方のインクジェットヘッドによると、壁部に交差するように付勢部材が付勢力を印加しており、インクの温度変化に応じて付勢部材が変形し付勢力を変化させることによって、壁部を変形させる。
そして、壁部の変形は、温度が高くなるほどインク流路の断面積が小さくなるように調整されている。したがって、温度が低くインクの粘度が高いときにはインクが流れにくくなる一方で、インク流路の断面積が大きくインクが流れやすくなるように構成することができる。そして、インク温度が高くなってインクの粘度が低くなるときにはインクが流れやすくなる一方で、インク流路の断面積が小さくなるように壁部が変形するため吐出口へとインクが流れにくくなる。このように、温度変化に応じてインク粘度が変化しても、インク流路において噴射エネルギーが付与される箇所へインクを再充填する能力が変化するのを抑制することができる。また、本発明によると、気体室や付勢部材を壁部とは独立に構成することができる。したがって、気体室や付勢部材の形状や構造、材料に関して設計上の自由度が大きい。これによって、本発明は、壁部自体の熱膨張を利用する場合と比べて、温度変化に応じた壁部の変形を調整しやすくなっている。
また、本発明においては、前記気体室内に気体と共に液体が収容されていることが好ましい。これによると、気体の熱膨張を利用すると共に、液体に溶解する気体の量が温度によって異なることも利用して気体室内の圧力を変化させることができる。
また、本発明においては、前記噴射アクチュエータが、前記インク流路内のインクに圧力を印加することによって前記噴射エネルギーを供給するものであり、前記インク流路の一部が、前記噴射アクチュエータが前記インク流路内のインクに圧力を印加した際に発生した圧力波を反射させる絞り部であり、前記壁部が、前記絞り部の少なくとも一部の内壁面を画定していることが好ましい。これによると、絞り部の断面積が温度に応じて変化するようになる。
また、本発明においては、複数の前記吐出口と複数の前記絞り部と前記絞り部のそれぞれの前記内壁面を画定する複数の前記壁部とが設けられており、前記インク流路が、前記絞り部のそれぞれを含むと共に前記吐出口のそれぞれに連通した複数の個別インク流路を有しており、前記複数の絞り部が、いずれも一平面に沿って延び、前記一平面内の一直線に沿って配列されており、前記複数の壁部が、前記一直線に沿って配列されている。そして、前記付勢部材が、前記壁部を挟んで前記複数の絞り部に対向し、前記インク流路内のインクの温度に応じて熱膨張する温度変形部材と、前記壁部のそれぞれに向かって突出した複数の凸部とを有しており、前記温度変形部材が熱膨張する際に、前記複数の凸部を前記壁部に向かって付勢することが好ましい。これによると、1つの温度変形部材によって複数の凸部を複数の壁部に向かって付勢するので、絞り部が複数ある場合に対応した構成が実現する。
また、本発明においては、前記付勢部材が、前記温度変形部材が熱膨張によって変形する変形量より大きく前記凸部を前記壁部に向かって移動させる変位拡大機構をさらに有していることが好ましい。これによると、温度変形部材の熱膨張による変形量を変位拡大機構によって拡大し、温度変形部材の変形量より大きく凸部を移動させることができる。
また、本発明はさらに以下のように構成されていることが好ましい。つまり、前記複数の凸部が一方の表面に固定された、前記絞り部に向かって移動可能な平板部材が設けられている。そして、前記変位拡大機構が、長さが互いに等しい板状の第1及び第2のアーム部材と、前記第1のアーム部材の一端と回転軸との距離及び前記第2のアーム部材の一端と回転軸との距離が互いに等しくなるように、前記第1及び第2のアーム部材の両方を互いに対して回転可能に支持する第1の支持部材と、前記第1のアーム部材の一端及び前記第2のアーム部材の一端を前記回転軸と平行な軸周りに回転可能に支持する第2及び第3の支持部材と、前記第1のアーム部材の他端及び前記第2のアーム部材の他端を前記回転軸と平行な軸周りに回転可能に支持する、前記平板部材の前記一方の表面に平行な他方の表面に固定された第4及び第5の支持部材とを有している。また、前記2及び第3の支持部材が、前記第1のアーム部材の一端及び前記第2のアーム部材の一端を、互いの距離が変化可能であり、且つ、前記一平面に直交する方向に関して前記絞り部との距離がいずれも同じ距離に保持されるように支持している。また、前記第4及び第5の支持部材が、前記第1のアーム部材の他端及び前記第2のアーム部材の他端を、互いの距離が変化可能になるように支持している。そして、前記温度変形部材が、前記インク流路内のインクの温度に応じて熱膨張する際に、前記第1の支持部材を前記平板部材に近づく方向に付勢することが好ましい。
上記の構成によると、温度変形部材の熱膨張による変形量を、第1及び第2のアーム部材の変位によって拡大して平板部材に伝達することができる。これによって、温度変形部材の変形量よりも大きく平板部材を移動させることができるため、壁部の変形量を大きくすることができる。
また、本発明においては、前記壁部が、薄膜状の部材からなることが好ましい。これによると、壁部を撓みやすくすることができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について図を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ101は、4つのインクジェットヘッド1を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ101は、制御装置16を有しており、制御装置16はインクジェットプリンタ101の各部の動作を制御する。また、インクジェットプリンタ101には、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12がそれぞれ設置されている。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙部11から排紙部12に向かって用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部11のすぐ下流側には、用紙を狭持搬送する一対の送りローラ5a、5bが配置されている。一対の送りローラ5a、5bは、用紙Pを給紙部11から図中右方に送り出すためのものである。用紙搬送経路の中間部には、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7の間に架け渡されるように巻き回されたエンドレスの搬送ベルト8と、搬送ベルト8によって囲まれた領域内においてインクジェットヘッド1と対向する位置に配置されたプラテン15とを含むベルト搬送機構13が設けられている。プラテン15は、インクジェットヘッド1と対向する領域において搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持するものである。ベルトローラ7と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙部11から送りローラ5a、5bによって送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けるものである。
図示しない搬送モータがベルトローラ6を回転させることによって、搬送ベルト8が駆動される。これにより、搬送ベルト8が、ニップローラ4によって外周面8aに押さえ付けられた用紙Pを粘着保持しつつ排紙部12に向けて搬送する。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離機構14が設けられている。剥離機構14は、搬送ベルト8の外周面8aに粘着されている用紙Pを外周面8aから剥離して、図中左方の右方の排紙部12に向けて送るように構成されている。
4つのインクジェットヘッド1は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、搬送方向に沿って4つ並べて設けられている。つまり、このインクジェットプリンタ101は、ライン式プリンタである。4つのインクジェットヘッド1は、その下端にヘッド本体2をそれぞれ有している。ヘッド本体2は、搬送方向に直交した方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、ヘッド本体2の底面が外周面8aに対向するインク吐出面2aとなっている。搬送ベルト8によって搬送される用紙Pが4つのヘッド本体2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙Pの上面すなわち印刷面に向けてインク吐出面2aから各色のインクが吐出されることで、用紙Pの印刷面に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
次に、図2〜図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。図2は、ヘッド本体2の平面図である。図3は、図2の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。なお、図3では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及びノズル108を実線で描いている。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った部分断面図である。
図2に示すように、ヘッド本体2は、流路ユニット9とアクチュエータユニット21とを含むものである。なお、インクジェットヘッド1は、インクを供給するリザーバユニット(不図示)や、制御装置16からの制御指令に基づいてアクチュエータユニット21を駆動させる駆動信号を生成するドライバIC(不図示)がヘッド本体2に組み付けられることによって形成される。
ヘッド本体2は、流路ユニット9、及び、流路ユニット9の上面9aに固定された4つのアクチュエータユニット21を含んでいる。図3に示すように、流路ユニット9には、圧力室110等を含むインク流路と、空気が充填される空気室141とが内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に噴射エネルギーを付与する機能を有する。以下、流路ユニット9内に形成されたインク流路について説明する。
流路ユニット9は、直方体形状となっている。流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット側のインク流路の開口に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図2及び図3に示すように、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105及びマニホールド流路105から分岐した複数の副マニホールド流路105aが形成されている。副マニホールド流路105aは、いずれもアクチュエータユニット21の下方において流路ユニット9の長手方向に平行に延びている。流路ユニット9の下面には、多数のノズル108の開口がマトリクス状に配置されたインク吐出面2aが形成されている。圧力室110も流路ユニット9におけるアクチュエータユニット21の固定面においてノズル108と同様マトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、等間隔に流路ユニット9の長手方向に並ぶ圧力室110の列が、短手方向に互いに平行に16列配列されている。各圧力室列に含まれる圧力室110の数は、後述のアクチュエータユニット21の外形形状(台形形状)に対応して、その長辺側から短辺側に向かって次第に少なくなるように配置されている。ノズル108も、これと同様の配置がされている。
また、流路ユニット9内には、副マニホールド流路105aから各圧力室110までのインク流路の一部を構成する複数のアパーチャ112が形成されている。アパーチャ112は、図3に示されるように、流路ユニット9の長手方向に平行に配列されたアパーチャ列121a〜121pを構成している。これらのうち、アパーチャ列121a〜121dは、平面視において副マニホールド流路105aが形成されている領域に互いに密集するように形成されている。また、アパーチャ列121e〜121h、アパーチャ列121i〜121l、アパーチャ列121m〜121pも、それぞれ平面視において副マニホールド流路105aが形成されている領域に密集するように形成されている。
流路ユニット9は、図4に示すように、上から順に、キャビティプレート122、ベースプレート123、アパーチャプレート124、サプライプレート125、マニホールドプレート126、127、128、カバープレート129、及び、ノズルプレート130、という9枚のステンレス鋼等の金属プレートから構成されている。これらプレート122〜130は、主走査方向に長尺な矩形状の平面形状を有する。
キャビティプレート122には、インク供給口105bに対応する貫通孔、及び、圧力室110に対応する略菱形の貫通孔が多数形成されている。ベースプレート123には、各圧力室110について圧力室110とアパーチャ112との連絡孔及び圧力室110とノズル108との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口105bとマニホールド流路105との連絡孔(図示せず)が形成されている。アパーチャプレート124には、各圧力室110についてアパーチャ112となる貫通孔及び圧力室110とノズル108との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口105bとマニホールド流路105との連絡孔(図示せず)が形成されている。サプライプレート125には、各圧力室110についてアパーチャ112と副マニホールド流路105aとの連絡孔及び圧力室110とノズル108との連絡孔が形成されていると共に、インク供給口105bとマニホールド流路105との連絡孔(図示せず)が形成されている。マニホールドプレート126、127、128には、各圧力室110について圧力室110とノズル108との連絡孔、及び、積層時に互いに連結してマニホールド流路105及び副マニホールド流路105aとなる貫通孔が形成されている。カバープレート129には、各圧力室110について圧力室110とノズル108との連絡孔が形成されている。ノズルプレート130には、各圧力室110に対応するノズル108が形成されている。ノズルプレート130の下面には、ノズル108の開口108a(吐出口)が形成されている。
これらプレート122〜130を互いに位置合わせしつつ積層することによって、流路ユニット9内に、マニホールド流路105から副マニホールド流路105a、そして副マニホールド流路105aの出口からアパーチャ112及び圧力室110を経てノズル108に至る多数の個別インク流路132が形成される。このうち、アパーチャ112は、図4に示されているように、インクの流れ方向(個別インク流路132の延びる方向)に直交する方向に関する断面積が、個別インク流路132においてノズル108以外で最も小さい部分である。
次に、流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。リザーバユニットからインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに分岐される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路132に流れ込み、アパーチャ112及び圧力室110を介してノズル108に至る。
アクチュエータユニット21について説明する。図2に示すように、4つのアクチュエータユニット21は、それぞれ台形の平面形状を有しており、インク供給口105bを避けるよう千鳥状に配置されている。さらに、各アクチュエータユニット21の平行対向辺は流路ユニット9の長手方向に沿っており、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士は流路ユニット9の幅方向(副走査方向)に関して互いにオーバーラップしている。
アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる複数の圧電シートが積層された積層構造を有している。圧電シートは、いずれも複数の圧力室110に跨るサイズを有した連続平板である。最上層の圧電シート上面における圧力室110に対向する位置には、個別電極(不図示)が配置されている。また、最上層の圧電シートの下面にはシート全面に形成された共通電極(不図示)が配置されている。
共通電極はすべての圧力室110に対応する領域において等しくグランド電位が付与されている。一方、個別電極は、ドライバICからの駆動信号が選択的に入力されるようになっている。つまり、アクチュエータユニット21において、個別電極と圧力室110とで挟まれた部分が、個別のアクチュエータ(噴射アクチュエータ)として働き、圧力室110の数に対応した複数のアクチュエータが作り込まれている。
ここで、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。圧電シートはその厚み方向に分極されており、個別電極が配置された部分が活性層として働く。この活性層は、個別電極を共通電極と異なる電位にして、圧電シートに対してその分極方向に電界を印加すると、圧電シートの電界印加部分が圧電効果により歪む。例えば、分極方向と電界の印加方向とが同じであれば、活性部は分極方向に直交する方向(平面方向)に縮む。つまり、アクチュエータユニット21は、最上層の圧電シートを活性部を含む層とし、その下方の圧電シートを非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプのアクチュエータである。圧電シートは圧力室110を区画するキャビティプレート122の上面に固定されているため、最上層の圧電シートにおける電界印加部分とその下方の圧電シートとの間で平面方向への歪みに差が生じると、圧電シート全体が圧力室110側へ凸になるように変形(ユニモルフ変形)する。これにより圧力室110内のインクに圧力が付与され、ノズル108からインク滴が吐出される。つまり、圧力室110は、個別インク流路132の中で、開口108aからインクを噴射させるための噴射エネルギーがアクチュエータユニット21からインクへと供給される領域に相当する。
ここで、圧力室110と副マニホールド流路105aとの間にアパーチャ112が配置されていることによって個別インク流路132が絞られている。つまり、アパーチャ112は個別インク流路132の絞り部に相当する。したがって、圧力室110に圧力が付与された際に、個別インク流路132内のインクが副マニホールド流路105aへと逆流することなく、ノズル108に向かって流れやすくなっている。また、いわゆる引き打ち(fill before fire)方式によってインク滴が吐出される場合には、圧力室110内のインクに負圧が付与されることによって発生した圧力波がアパーチャ112において反射する。そして、その反射波が圧力室110に到達するタイミングに合わせて圧力室110内のインクに正圧が付与される。このように、アパーチャ112は圧力室110からの圧力波を反射させる機能も担っている。なお、ノズル108からインク滴が吐出された後は、副マニホールド流路105aから圧力室110へと、アパーチャ112を通じて、インクが再充填される。
次に、流路ユニット9内に形成された空気室について説明する。流路ユニット9内には、図3に示すように空気室141が形成されている。空気室141は、流路ユニット9内で密閉空間を画定している。空気室141には空気が充填されている。なお、空気室141内に充填する気体が、空気以外の混合気体や純粋気体であってもよい。空気室141は複数の分室141a(気体室)を有している。図3には、分室141aの一部が示されている。分室141aは、流路ユニット9の長手方向に平行に延びており、隣り合う2本のアパーチャ列に平面視において重なるように配置されている。例えば、図3に示されているように、アパーチャ列121i及び121jには一本の分室141aが重なっており、アパーチャ列121k及び121lにも別の分室141aが重なっている。これらの分室141a同士は、複数の連通流路141cによって連通している。なお、図3には、図を見やすくするため、その他の分室141aを図示していないが、アパーチャ列121a〜121d、アパーチャ列121e〜121h、及び、アパーチャ列121m〜121pに対しても同様の位置関係で分室141aが形成されている。
分室141aは、図4に示すようにベースプレート123に形成されており、ベースプレート123の下面に開口している。分室141aとアパーチャ112との間には、ダイヤフラム151(壁部)が設置されている。ダイヤフラム151は、樹脂材料や金属材料等からなる薄膜状の部材であり、流路ユニット9を構成する他のプレートと比べて変形しやすいように構成されている。ダイヤフラム151は、平面視において分室141aとアパーチャ112とが重なり合っている領域を含むような形状を有している。そして、ベースプレート123とアパーチャプレート124との間において、分室141a内の空間とアパーチャ112内の空間とを完全に分離するように配置されている。これによって、ダイヤフラム151は、アパーチャ112の内壁面の一部を画定していると共に、分室141aの内壁面の一部も画定している。また、分室141aは、ダイヤフラム151を挟んでアパーチャ112に対向している。ダイヤフラム151の周縁は、ベースプレート123及びアパーチャプレート124のいずれか、又は両方に確実に接着されている。これによって、ダイヤフラム151が変形してもアパーチャ112から分室141aへとインクが流出したり、分室141aからアパーチャ112へと空気が流出したりすることがないように構成されている。
ところで、上記のように、ノズル108からインクが吐出された後は、副マニホールド流路105aから圧力室110へと、アパーチャ112を通じてインクが再充填される。しかし、個別インク流路132を流れるインクの温度が変化すると、副マニホールド流路105aから圧力室110へとインクを再充填する能力に変化が生じるおそれがある。これは、インク温度が変化すると、これに応じてインクの粘度が変化するためである。つまり、インク温度が高くなるにつれてインク粘度が低下する。これによってインクが流れやすくなるため、副マニホールド流路105aから圧力室110へとインクが再充填されやすくなる。一方で、インク温度が低くなるにつれてインク粘度が上昇する。これによってインクが流れにくくなるため、副マニホールド流路105aから圧力室110へとインクが再充填されにくくなる。
また、インクを再充填する能力は、アパーチャ112の流路抵抗によっても変化する。流路抵抗が大きいとインクが流れにくくなり、流路抵抗が小さいとインクが流れやすくなるからである。そこで、例えば、アパーチャ112の流路抵抗がある一定の値になるようにアパーチャ112の形状や大きさを決定したとする。ここで、この流路抵抗の値は、インクがある温度になるときにちょうどよい量のインクが再充填されるように調整されているとする。この場合、インクが上記のある温度より高くなると、インク粘度が低下してインクが流れやすくなるため、再充填される量が過剰になってしまう。逆に、インクが上記のある温度より低くなると、インク粘度が上昇してインクが流れにくくなるため、再充填される量が不足してしまう。
そこで、空気室141及びダイヤフラム151は、個別インク流路132内のインクの温度に応じてアパーチャ112内の流路抵抗が適切に変化するように構成されている。具体的には、空気室141は、上記のとおり流路ユニット9内で密閉されている。したがって、インク温度に応じて空気室141内の圧力が変動する。
一方で、ダイヤフラム151は、分室141a内の圧力とアパーチャ112内の圧力との差に応じて変形するように構成されている。例えば、分室141a内の圧力とアパーチャ112内の圧力とが等しい場合には、ダイヤフラム151は図4のように水平に延びた状態を取っている。一方、分室141a内の圧力がアパーチャ112内の圧力より大きくなると、図5(a)のようにアパーチャ112内に向かって凸に撓んだ状態を取る。したがって、図5(a)の状態においては、インクの流れ方向(個別インク流路132に沿った方向)に直交する方向に関してアパーチャ112の断面積が、図4の状態より小さくなる。つまり、図5(a)の状態におけるアパーチャ112の流路抵抗は、図4の状態におけるアパーチャ112の流路抵抗より大きくなる。
また、分室141a内の圧力がアパーチャ112内の圧力より小さくなると、ダイヤフラム151は、図5(b)のように分室141a内に向かって凸に撓んだ状態を取る。したがって、図5(b)の状態においては、インクの流れ方向に直交する方向に関してアパーチャ112の断面積が、図4の状態より大きくなる。つまり、図5(b)の状態におけるアパーチャ112の流路抵抗は、図4の状態におけるアパーチャ112の流路抵抗より小さくなる。
分室141a内の空気は、ある温度においてダイヤフラム151が、図4のように水平に沿った状態を取るように調整されている。そして、空気の温度が上昇すると、ダイヤフラム151はアパーチャ112内へ向かって凸に撓む。これによって、アパーチャ112内の流路抵抗が大きくなる。また、空気の温度が低下すると、ダイヤフラム151は分室141a内に向かって凸に撓む。これによってアパーチャ112内の流路抵抗が小さくなる。
このように、本実施形態によると、個別インク流路132内のインク温度が上昇するのに応じてアパーチャ112内の断面積を減少させるようにダイヤフラム151が変形する。また、個別インク流路132内のインク温度が低下するのに応じてアパーチャ112内の断面積を増加させるようにダイヤフラム151が変形する。つまり、インク温度が高くインク粘度が低いときには個別インク流路132内のインクが流れやすくなる一方で、アパーチャ112の流路抵抗が大きくなる方向にダイヤフラム151が変形する。また、インク温度が低くインク粘度が高いときには個別インク流路132内のインクが流れにくくなる一方で、アパーチャ112の流路抵抗が小さくなる方向にダイヤフラム151が変形する。これによって、本実施形態は、副マニホールド流路105aから圧力室110へインクを再充填する能力がインク温度に応じて変化しにくくなるように構成されている。
なお、インクの温度変化に応じたダイヤフラム151の変形量は、ダイヤフラム151の材質、厚み、平面形状や、空気室141内に充填した気体の質量等の設計上のパラメータに依存する。これらのパラメータを調整することによってダイヤフラム151の変形量を調整できる。なお、空気室141に所定の質量の気体を充填する工程は、例えば、流路ユニット9の製造工程において、空気室141内へと連通する流路を形成しておく。そして、かかる流路を通じて、空気室141の容積と所定の質量とに対応する所定の圧力をかけつつ空気室141内に気体を導入し、その後この流路を密閉することによって実施される。
そして、ダイヤフラム151の変形量は、インク温度が変化しても個別インク流路132においてインクを再充填する能力ができるだけ変化しないように調整されていることが好ましい。ただし、本実施形態のインクジェットプリンタ101の使用環境として想定される温度範囲内(例えば、5℃〜40℃程度の範囲内)において、再充填の能力ができるだけ一定になればよい。なお、逆に、インクを再充填する能力が変化しない温度範囲が広くなるように流路ユニット9を構成した場合には、インクジェットプリンタ101の使用環境として想定される温度範囲を広く設定することができる。
ところで、本実施形態とは異なる参考例として、例えばダイヤフラム151等のインク流路の壁部自体が熱膨張するのを利用してインク流路の断面積を変化させることも考えられる。しかし、インク流路の壁部は、内部のインクが適切に流れるように設計しないといけないため、形状や構造、材料に関する設計上の自由度が小さい。これに対して、本実施形態は、空気室141内の気体の圧力が温度によって変化することを利用してダイヤフラム151を変形させ、アパーチャ112の断面積を変化させている。したがって、空気室141の形状、容積や内部の気体の質量等を調整することによって、アパーチャ112の断面積の変化量を調整することができる。ここで、空気室141やその内部の気体は、インク流路とは独立に構成されているため、形状や構造、材料に関する設計上の自由度が大きい。したがって、インク流路の壁部自体の熱膨張を利用する場合と比べて、温度変化に応じたダイヤフラム151の変形量を調整しやすくなっている。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るヘッド本体202について図6を参照しつつ説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態においてヘッド本体2をヘッド本体202に置き換えたものである。ヘッド本体202以外の構成については第1の実施形態と同様であるので、以下においてはその説明を省略する。また、ヘッド本体202の構成もヘッド本体2と同じ部分については適宜説明を省略する。なお、第1の実施形態において用いた符号と同じ符号が付されている部分は同じ構成を示している。
第2の実施形態のヘッド本体202は流路ユニット209を有している。流路ユニット209においては、第1の実施形態と異なり、空気室141内に気体と共に液体241が充填されている。空気室141内の気体及び液体241は、本実施形態の使用環境として想定される温度範囲において、温度が上昇するのに応じて液体241へと気体が溶解する量が小さくなるようなものが選択されることが好ましい。例えば、液体241として水、空気室141内の気体として二酸化炭素が選択されてもよい。空気室141内の気体の量と液体241の量は、上記の温度範囲内において個別インク流路132内のインク温度が上昇した場合に空気室141内の圧力が増加するように調整されている。つまり、第1の実施形態と同様に、インク温度の上昇に応じてアパーチャ112内の断面積を減少させる方向にダイヤフラム151が変形するように調整されている。
本実施形態によると、液体241中に溶解する気体の量が温度によって変化することも利用しつつ、ダイヤフラム151の変形量を調整することができる。これによって、ダイヤフラム151の変形量を調整する設計上の自由度が高くなる。また、インク流路の壁部自体の熱膨張を利用する場合と比べて、温度変化に応じたダイヤフラム151の変形を調整しやすいことも、第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る流路ユニット309について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態において流路ユニット9を流路ユニット309に置き換えたものである。流路ユニット309以外の構成については第1の実施形態と同様であるので、以下においてはその説明を省略する。また、流路ユニット309の構成も流路ユニット9と同じ部分については適宜説明を省略する。なお、第1の実施形態において用いた符号と同じ符号が付されている部分は同じ構成を示している。
図7は、ダイヤフラム151の周辺に関する流路ユニット309の断面図である。なお、図7の断面図は、第1の実施形態において図3のIV−IV線に沿った部分断面図に相当する。流路ユニット309において、分室141a内には、ダイヤフラム付勢部材350(付勢部材)が設けられている。ダイヤフラム付勢部材350は、ダイヤフラム151に沿って延びる平板部材352を有している。平板部材352の下面には下方に向かって突出する複数の凸部352aが形成されている。各凸部352aはダイヤフラム151を挟んでアパーチャ112に対向している。
ダイヤフラム付勢部材350は温度変形部材351を有している。温度変形部材351は分室141aの天井面に固定されており、主走査方向(図7の奥から手前に向かう方向)に関して後述のアーム部材362との間にアーム部材361を挟む位置に配置されている。温度変形部材351は、アパーチャ112内のインクの温度に応じて下方へと熱膨張する部材である。温度変形部材351は、流路ユニット309において温度変形部材351以外の部分を構成する材料の線膨張率よりも大きい線膨張率を有する材料から構成されている。例えば、ベースプレート123やアパーチャプレート124より線膨張率が大きい材料から構成されている。
また、ダイヤフラム付勢部材350は、温度変形部材351の熱膨張による変形量より大きく平板部材352を変位させる変位拡大機構350aを有している。変位拡大機構350aは、アーム部材361及び362(第1及び第2のアーム部材)を有している。アーム部材361及び362は互いに同じ長さを有する部材である。アーム部材361及び362は、主走査方向に関して重なり合うように交差しており、その交差位置はそれぞれその長さ方向のちょうど中間の位置である。そして、アーム部材361及び362は、その交差位置において支持軸353(第1の支持部材)によって支持されている。支持軸353は、主走査方向に関して延びる軸部材であり、アーム部材361及び362の両方を互いに対して回転可能に支持している。これによって、アーム部材361及び362は、図7において支持軸353を回転軸として、互いに対して時計回り又は反時計回りに回転することができる。支持軸353は、主走査方向に関してアーム部材362より奥に位置する温度変形部材351の下方まで延びている。温度変形部材351の下面は、支持軸353に上方から当接するように配置されている。
アーム部材361及び362の上端部は、それぞれ支持部材354及び355(第2及び第3の支持部材)に支持されている。支持部材354は鉛直方向及び副走査方向に関して延びた平板状の部材であり、図7において副走査方向に関して長尺な長方形の形状を有している。支持部材354は分室141aの天井面に固定されている。支持部材354には副走査方向に沿って延びる貫通孔354aが形成されている。アーム部材361の上端部は、留め具361aを介して支持部材354に支持されている。留め具361aは支持部材354の厚み方向に関して貫通孔354aを貫通しており、貫通孔354aの延びる方向に沿って往復移動可能である。これによって、アーム部材361は留め具361aを回転軸として回転可能であると共に、アーム部材361の上端部は副走査方向に沿って往復移動可能である。
支持部材355は平板状の部材であり、分室141aの天井面に固定されている。支持部材355は、図7において支持部材354の右方に配置されている。アーム部材362の上端部は、軸部材362aを介して支持部材355に支持されている。軸部材362aは主走査方向に沿って延びており、アーム部材362は軸部材362aを回転軸として回転可能に支持部材355に支持されている。
アーム部材361及び362の下端部は、それぞれ支持部材356及び357(第4及び第5の支持部材)に支持されている。支持部材356は鉛直方向及び副走査方向に関して延びた平板状の部材であり、図7において副走査方向に関して長尺な長方形の形状を有している。支持部材356は分室141aの天井面に固定されている。支持部材356には副走査方向に沿って延びる貫通孔356aが形成されている。アーム部材362の下端部は、留め具362bを介して支持部材356に支持されている。留め具362bは貫通孔356aを支持部材356の厚み方向に関して貫通しており、貫通孔356aの延びる方向に沿って往復移動可能である。これによって、アーム部材362は軸部材362aを回転軸として回転可能であると共に、アーム部材362の下端部は副走査方向に沿って往復移動可能である。
支持部材357は平板状の部材であり、平板部材352の上面に固定されている。支持部材357は、図7において支持部材356の右方に配置されている。アーム部材361の下端部は、軸部材361bを介して支持部材357に支持されている。軸部材361bは主走査方向と平行に延びており、アーム部材361は軸部材361bを回転軸として回転可能に支持部材357に支持されている。
以上の構成により、変位拡大機構350aは、温度変形部材351の熱膨張による変形量を拡大し、拡大した変形量に相当する距離だけ平板部材352を下方へと変位させる。例えば、図7(a)は、アパーチャ112内のインクの温度がある値のときの温度変形部材351を示している。この状態からインクの温度が上昇すると、温度変形部材351は下方に向かって熱膨張して図7(b)の状態になる。これによって、支持軸353は、温度変形部材351によって付勢され、下方へと移動する。そして、アーム部材361は軸部材361bを中心に時計回りに回転し、アーム部材362は軸部材362aを中心に反時計回りに回転する。これによって、アーム部材361及び362は、図7(a)のθ1から図7(b)のθ2(<θ1)へと互いの間の角度が変化するように、互いに対して回転している。さらに、アーム部材361の上端部は貫通孔354aに沿って右方へと移動し、アーム部材362の下端部は貫通孔356aに沿って右方へと移動する。
そして、平板部材352は、アーム部材361及び362の下端部が下方へと移動した距離に相当する距離だけ下方に向かって平行に移動する。ここで、アーム部材361及び362の下端部は、温度変形部材351の下面が下方へと移動した距離よりも大きく下方へと移動することとなる。例えば、アーム部材362は図7(a)の状態から図7(b)の状態に至るまでに、軸部材362aを中心に反時計回りに回転する。つまり、支持軸353及び留め具362bも、軸部材362aを中心に反時計回りに回転する。かかる回転移動によって留め具362bが下方へと移動する距離は、支持軸353が下方へと移動する距離より大きい。留め具362bの回転移動の回転半径は、支持軸353の回転移動の回転半径より大きいからである。そして、温度変形部材351の下面が熱膨張によって下方へと移動する距離と支持軸353が下方へと移動する距離は等しい。また、アーム部材361及び362の下端部が下方へと移動する距離は平板部材352が下方へと移動する距離と等しい。したがって、平板部材352は、温度変形部材351の熱膨張による変形量より大きく下方へと移動することとなる。
平板部材352の移動に伴って、平板部材352の下面に形成された凸部352aも下方へと移動する。つまり、温度変形部材351の熱膨張による付勢力は、変位拡大機構350aによって凸部352aへと伝達される。そして、凸部352aは、ダイヤフラム151に当接し、ダイヤフラム151を下方に向かって付勢し、ダイヤフラム151をアパーチャ112内に向かって凸に撓ませる。このとき、アパーチャ112内のインクの温度が高いほど温度変形部材351が大きく熱膨張する。このため、インク温度が高いほど凸部352aがダイヤフラム151に印加する付勢力が大きく、ダイヤフラム151が大きく撓む。
逆に、図7(b)の状態から個別インク流路132内のインク温度が低下した場合には、温度変形部材351が上方へと収縮する。この場合には、温度変形部材351から支持軸353への付勢力が小さくなるため、凸部352aからダイヤフラム151への付勢力も小さくなる。これによって、ダイヤフラム151が自己の弾性力により図7(a)の状態に復帰するように変形する。ダイヤフラム151が図7(a)の状態へと復帰するように変形すると、平板部材352もダイヤフラム151に押されて上方へと移動する。
このように、第3の実施形態によると、第1及び第2の実施形態と同様、個別インク流路132内のインク温度が上昇するのに応じてアパーチャ112内の断面積を減少させるようにダイヤフラム151を変形させる。また、個別インク流路132内のインク温度が低下するのに応じてアパーチャ112内の断面積を増加させるようにダイヤフラム151を変形させる。これによって、副マニホールド流路105aから圧力室110へインクを再充填する能力がインク温度に応じて変化しにくくなっている。
また、第3の実施形態によると、温度変形部材351の熱膨張によって平板部材352を下方へと移動させる。そして、平板部材352の移動距離は、変位拡大機構350aの機能により、温度変形部材351の熱膨張による変位量より大きくなっている。したがって、ダイヤフラム151の変形量を大きくすることができる。
さらに、第3の実施形態は、ダイヤフラム付勢部材350によってダイヤフラム151を変形させることにより、アパーチャ112の断面積を変化させている。したがって、ダイヤフラム付勢部材350の構成を調整することによって、アパーチャ112の断面積の変化量を調整することができる。ここで、ダイヤフラム付勢部材350は、インク流路の壁部とは独立に構成されているため、形状や構造、材料に関する設計上の自由度が大きい。したがって、第1の実施形態と同様、インク流路の壁部自体の熱膨張を利用する場合と比べて、温度変化に応じたダイヤフラム151の変形を調整しやすくなっている。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る流路ユニット409について説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態において流路ユニット309を流路ユニット409に置き換えたものである。流路ユニット409以外の構成については第3の実施形態と同様であるので、以下においてはその説明を省略する。また、流路ユニット409の構成も流路ユニット309と同じ部分については適宜説明を省略する。なお、第3の実施形態において用いた符号と同じ符号が付されている部分は同じ構成を示している。
図8は、ダイヤフラム151の周辺に関する流路ユニット409の断面図である。なお、図8の断面図は、第3の実施形態において図7に相当する図である。流路ユニット409において、分室141a内には、ダイヤフラム付勢部材450が設けられている。ダイヤフラム付勢部材450は温度変形部材451を有している。温度変形部材451は、分室141aの天井面に固定されており、副走査方向に関して複数のアパーチャ112に跨るように延びている。また、温度変形部材451は、温度変形部材351よりも鉛直方向に関して長く延びており、第3の実施形態と異なり、その下面に複数の凸部451aが直接固定されている。凸部451aは、ダイヤフラム151を挟んでアパーチャ112に対向している。
第4の実施形態においても、第3の実施形態と同様に、温度変形部材451が下方へと熱膨張する際に凸部451aがダイヤフラム151を下方へと付勢し、ダイヤフラム151をアパーチャ112内に向かって凸に撓ませる。また、アパーチャ112内のインクの温度が低下した場合には、凸部451aがダイヤフラム151から離隔する方向に移動する。これによって、ダイヤフラム151が自己の弾性力によって図8の状態へと復帰するように変形する。このように、個別インク流路132内のインク温度が上昇するのに応じてアパーチャ112内の断面積を減少させるようにダイヤフラム151を変形させることができる。また、個別インク流路132内のインク温度が低下するのに応じてアパーチャ112内の断面積を増加させるようにダイヤフラム151を変形させることができる。これによって、副マニホールド流路105aから圧力室110へインクを再充填する能力がインク温度に応じて変化しにくくなっている。なお、温度変形部材451は、鉛直方向に関する熱膨張の変形量が大きくなるように、できるだけ鉛直方向に関して長い方が好ましい。
第4の実施形態において、インク流路の壁部自体の熱膨張を利用する場合と比べて、温度変化に応じたダイヤフラム151の変形を調整しやすいことも、第3の実施形態と同様である。
<変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の各実施形態においては、個別インク流路132を変形させるためのダイヤフラムがアパーチャ112の内壁面を確定するように設置されている。しかし、圧力室110と副マニホールド流路105aとの間であれば、いずれの場所にダイヤフラムを設置してもよい。
また、上述の各実施形態においては、空気室141がベースプレート123に形成されているが、サプライプレート125に平面視においてアパーチャ112と重なるように形成されていてもよい。この場合は、ダイヤフラム151が、アパーチャプレート124とサプライプレート125との間に、アパーチャ112と分室141aとを分離するように設けられる。
また、上述の第1の実施形態においては、インク温度が低いときにはダイヤフラム151が分室141a内に凸に撓んでおり、インク温度が高いときにはダイヤフラム151がアパーチャ112内に凸に撓んでいることが想定されている。しかし、第1の実施形態の使用環境として想定される温度範囲内において、必ずしもダイヤフラム151が分室141a内に凸に撓んだ状態(図5(b)の状態)から、ダイヤフラム151がアパーチャ112内に凸に撓んだ状態(図5(a)の状態)へと変化しなくてもよい。例えば、上記の温度範囲の最も低温においては図4のようにダイヤフラム151が水平に沿った状態であり、インク温度が上昇するにつれてダイヤフラム151がアパーチャ112内に凸に撓むようになっていてもよい。あるいは、上記の温度範囲の最も高温においても最も低温においてもダイヤフラム151が分室141a内に凸に撓んでおり、その温度範囲内ではインク温度が低下するにつれてダイヤフラム151の撓み量が小さくなるようになっていてもよい。
また、上述の第3の実施形態に含まれる変位拡大機構350aは、温度変形部材351の変形量を拡大するための機構の一例であり、かかる機能を有する機構であれば別の構造を有するものであってもよい。例えば、支持部材355及び357はそれぞれアーム部材362及び361の端部を回転可能に支持するものであるが、かかる支持部材355及び357の代わりに、支持部材354及び356のように、副走査方向に関して移動可能なようにアーム部材362及び361の端部を支持する部材が用いられてもよい。また、支持部材353は、アーム部材361及び362の両方の長さ方向に関して中間に位置している。しかし、中間以外に位置していてもよい。ただし、アーム部材361の上端から支持部材353までの距離及び362の上端から支持部材353までの距離が等しくなるような位置であることが好ましい。
また、変位拡大機構350aは、平板部材352を下方へと平行移動させるものである。これは、ダイヤフラム151においてアパーチャ112と平面視で重なる領域に確実に凸部352aを当接させるためである。しかし、平板部材352が下方へと移動する際に水平方向にも移動することがある程度許容されるのであれば、変位拡大機構350aにおいて支持部材356と支持部材357との配置が逆であってもよい。このとき、支持部材356がアーム部材361の下端部を支持し、支持部材357がアーム部材362の下端部を支持することとなる。また、平板部材352が下方に移動する際、水平な姿勢を保ったままでなく、水平方向から傾斜することがある程度許容されるのであれば、変位拡大機構350aの構造としてさらに種々のバリエーションが採用され得る。例えば、アーム部材361及び362の長さが同じでなくてもよい。
本発明の一実施形態に係る第1の実施形態のインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。 図1のヘッド本体の平面図である。 図2の一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図3のIV−IV線に沿った部分断面図である。 図4のダイヤフラムが変形した場合を示す図である。 第1の実施形態とは異なる第2の実施形態に係るヘッド本体における図4に対応する部分断面図である。。 さらに別の第3の実施形態に係るヘッド本体における図3のVII−VII線断面に相当する部分断面図である。 さらに別の第4の実施形態に係るヘッド本体における図7に対応する部分断面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
9 流路ユニット
101 インクジェットプリンタ
108 ノズル
110 圧力室
112 アパーチャ
132 個別インク流路
141 空気室
141a 分室
151 ダイヤフラム
202 ヘッド本体
209 流路ユニット
309 流路ユニット
350 ダイヤフラム付勢部材
350a 変位拡大機構
351 温度変形部材
352 平板部材
352a 凸部
353 支持軸
354〜357 支持部材
361,362 アーム部材
409 流路ユニット
450 ダイヤフラム付勢部材
451 温度変形部材
451a 凸部

Claims (8)

  1. インクを吐出する吐出口と、
    前記吐出口にインクを供給するインク流路と、
    前記吐出口からインクを噴射させる噴射エネルギーを前記インク流路内のインクに供給する噴射アクチュエータと、
    前記噴射エネルギーが供給される位置より前記インク流路に沿って前記吐出口から離隔した位置にある前記インク流路の内壁面を画定する壁部と、
    気体を収容した密閉空間を画定する気体室とを備えており、
    前記壁部が、前記気体室の内壁面の一部をさらに画定しており、
    前記気体室内の気体が、前記インク流路内のインクの温度に応じて前記壁部に印加する圧力を変化させると共に、前記インク流路内のインクの温度が上昇するのに応じてインクの流れ方向に直交する方向に関する前記インク流路の断面の面積を減少させるように、前記壁部を撓ませることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記気体室内に気体と共に液体が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. インクを吐出する吐出口と、
    前記吐出口にインクを供給するインク流路と、
    前記吐出口からインクを噴射させる噴射エネルギーを前記インク流路内のインクに供給する噴射アクチュエータと、
    前記噴射エネルギーが供給される位置より前記インク流路に沿って前記吐出口から離隔した位置にある前記インク流路の内壁面を画定する壁部と、
    前記壁部が画定する前記内壁面に交差する方向に関して前記壁部を付勢する付勢部材とを備えており、
    前記付勢部材が、前記インク流路内のインクの温度に応じて前記内壁面に交差する方向に関して熱膨張する際に前記壁部に印加する付勢力を増加させると共に、前記インク流路内のインクの温度が上昇するのに応じてインクの流れ方向に直交する方向に関する前記インク流路の断面の面積を減少させるように、前記壁部を撓ませることを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 前記噴射アクチュエータが、前記インク流路内のインクに圧力を印加することによって前記噴射エネルギーを供給するものであり、
    前記インク流路の一部が、前記噴射アクチュエータが前記インク流路内のインクに圧力を印加した際に発生した圧力波を反射させる絞り部であり、
    前記壁部が、前記絞り部の少なくとも一部の内壁面を画定していることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットヘッド。
  5. 複数の前記吐出口と複数の前記絞り部と前記絞り部のそれぞれの前記内壁面を画定する複数の前記壁部とが設けられており、
    前記インク流路が、前記絞り部のそれぞれを含むと共に前記吐出口のそれぞれに連通した複数の個別インク流路を有しており、
    前記複数の絞り部が、いずれも一平面に沿って延びており、
    前記付勢部材が、
    前記壁部を挟んで前記複数の絞り部に対向し、前記インク流路内のインクの温度に応じて熱膨張する温度変形部材と、前記壁部のそれぞれに向かって突出した複数の凸部とを有しており、前記温度変形部材が熱膨張する際に、前記複数の凸部を前記壁部に向かって付勢することを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記付勢部材が、
    前記温度変形部材が熱膨張によって変形する変形量より大きく前記凸部を前記壁部に向かって変位させる変位拡大機構をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットヘッド。
  7. 記複数の凸部が一方の表面に固定された、前記絞り部に向かって移動可能な平板部材が設けられており、
    前記変位拡大機構が、
    長さが互いに等しい板状の第1及び第2のアーム部材と、
    前記第1のアーム部材の一端と回転軸との距離及び前記第2のアーム部材の一端と回転軸との距離が互いに等しくなるように、前記第1及び第2のアーム部材の両方を互いに対して回転可能に支持する第1の支持部材と、
    前記第1のアーム部材の一端及び前記第2のアーム部材の一端を前記回転軸と平行な軸周りに回転可能に支持する第2及び第3の支持部材と、
    前記第1のアーム部材の他端及び前記第2のアーム部材の他端を前記回転軸と平行な軸周りに回転可能に支持する、前記平板部材の前記一方の表面に平行な他方の表面に固定された第4及び第5の支持部材とを有しており、
    前記2及び第3の支持部材が、前記第1のアーム部材の一端及び前記第2のアーム部材の一端を、互いの距離が変化可能であり、且つ、前記一平面に直交する方向に関して前記絞り部との距離がいずれも同じ距離に保持されるように支持しており、
    前記第4及び第5の支持部材が、前記第1のアーム部材の他端及び前記第2のアーム部材の他端を、互いの距離が変化可能になるように支持しており、
    前記温度変形部材が、前記インク流路内のインクの温度に応じて熱膨張する際に、前記第1の支持部材を前記平板部材に近づく方向に付勢することを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記壁部が、薄膜状の部材からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
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