JP6131526B2 - 液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置に関する。
特許文献1には、2つのノズル穴を有するインクチャンネルが複数設けられた記録ヘッドについて記載されている。各チャンネルの2つのノズル穴は、その中心を結ぶ直線が主走査方向及び副走査方向に交差するように配置されている。また、複数のチャンネルは、2つのノズル穴の中心を結ぶ直線が互いに平行になるように、副走査方向に沿って一列に配置されている。
特開2004−98579号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の記録ヘッドを用いて、1つのドット(画素)を形成すると、ドットは2つのノズル穴の配列方向に長くなる。そのため、この記録ヘッドで直交する2本の直線を描くと、直線間で線の太さに違いが生じる。例えば、ノズル穴の配列方向に沿う直線は、画素の長手方向が連なって構成される。線の太さは、画素の短手方向の幅にほぼ等しく、細い。一方、これと直交する直線は、画素の短手方向が連なって構成される。線の太さは、画素の長手方向の幅にほぼ等しく、太くなる。このように、直線間で太さの違いが生じると、画像品質の低下が生じる。
そこで、本発明の目的は、画像品質の低下を抑制することが可能な液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出ヘッドは、一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、複数の圧力室と、前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いている。
これによると、複数の吐出口組から液滴を吐出して、例えば、交差方向に沿った直線及び当該直線とは直交方向に対して反対に傾いた直線を形成しても、両直線の太さが同じになる。このため、画像品質の低下を抑制することが可能となる。
本発明において、前記吐出面を有し、前記吐出口を構成する複数の貫通孔が形成されたプレートを含んでいることが好ましい。これにより、複数の貫通孔を別体のプレートに形成することが可能となり、液体吐出ヘッドの製造が容易になる。
また、本発明において、前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されていることが好ましい。これにより、プレートの強度低下を抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記直交方向に関して隣接する2つの前記吐出口組列のうち、一方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線は、他方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線とは、前記直交方向に対して反対に傾いていることが好ましい。これにより、一方向に関して隣接する2つの吐出口組が、互いに異なる吐出口組列に属するため、直交方向に離すことが可能となる。このため、プレートの強度低下をより抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が一列だけ配置されていることが好ましい。これにより、プレートの直交方向に関する幅を小さくすることが可能となる。このため、液体吐出ヘッドの幅も小さくすることが可能となる。
また、本発明において、前記プレートの前記吐出面とは反対側の面には、前記貫通孔によって構成された複数の開口が形成されており、当該面の前記吐出口組に係る隣接する前記開口間には、液体吐出方向と直交し且つ前記吐出面と平行な平面領域が存在することが好ましい。これにより、吐出口組を構成する2以上の吐出口から吐出された液滴が互いに離れるように広がりにくくなる。このため、画像品質の低下をより抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組のうち、一方の前記吐出口組の前記直線が前記一方向に平行な仮想直線に対して45°傾き、他方の前記吐出口組の前記直線が前記仮想直線に対して135°傾いていることが好ましい。これにより、吐出口組から液滴を吐出して直線を形成しても、直線間における太さのばらつきを抑制することが可能となる。
本発明の液体吐出ヘッドによると、複数の吐出口組から液滴を吐出して、例えば、交差方向に沿った直線及び当該直線とは直交方向に対して反対に傾いた直線を形成しても、両直線の太さが同じになる。このため、画像品質の低下を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態による液体吐出ヘッドが採用されたインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示すヘッドのヘッド本体を示す概略斜視図である。 図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 (a)は吐出面の平面図であり、(b)は図4(a)の一点鎖線で囲まれた領域を示す拡大図である。 図3の一点鎖線で囲まれた領域を示す拡大図である。 本実施形態のヘッドを用いて、用紙に互いに直交する2本の直線を描いたときの状況図である。 本発明の他の実施形態による液体吐出ヘッドの吐出面の拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の液体吐出ヘッドが採用された液体吐出装置の一実施形態であるインクジェットプリンタ101の全体構成について説明する。
プリンタ101は、直方体形状の筐体101aを有する。筐体101aの天板上部には、排紙部4が設けられている。筐体101aの内部空間は、上から順に空間A,B,Cに区分できる。空間A,Bには、給紙部23から排紙部4に向かう用紙搬送経路が形成されており、図1に示す黒太矢印に沿って用紙Pが搬送される。空間Aでは、用紙Pへの画像形成、用紙Pの排紙部4への搬送が行われる。空間Bでは、用紙Pの搬送経路への給紙が行われる。空間Cからは、空間Aのヘッド1に対してインクが供給される。
空間Aには、ブラックインクを吐出するヘッド1、搬送機構40、用紙Pをガイドする2つのガイド部10a,10b、用紙センサ26、及び、制御部100等が配置されている。
ヘッド(液体吐出ヘッド)1は、ヘッドホルダ5を介して筐体101aに支持されている。ヘッド1の下面は、複数の吐出口108(図4参照)が配列された吐出面1aである。ヘッドホルダ5は、吐出面1aと搬送ベルト43との間に記録に適した所定の間隙が形成されるように、ヘッド1を保持している。また、ヘッドホルダ5は、吐出面1aが水平になるように、ヘッド1を保持している。
ヘッド1は、ヘッド本体3(図2参照)に加えて、リザーバユニット、フレキシブルプリント配線基板(FPC)、制御基板等が積層された積層体である。制御基板で調整された信号は、FPC上のドライバICで駆動信号に変換され、さらにアクチュエータユニット21に出力される。アクチュエータユニット21が駆動されると、リザーバユニットから供給されたインクが、吐出口108から吐出されることになる。
搬送機構40は、2つのベルトローラ41,42と、搬送ベルト43と、プラテン46と、ニップローラ47と、剥離プレート45とを有している。搬送ベルト43は、両ローラ41,42の間に巻回されたエンドレスのベルトである。プラテン46は、ヘッド1に対向配置され、搬送ベルト43の上側ループを内側から支える。ベルトローラ42は、駆動ローラであって、搬送ベルト43を走行させる。ベルトローラ42は、図示しないモータによって、図1中時計回りに回転される。ベルトローラ41は、従動ローラであって、搬送ベルト43の走行によって回転される。ニップローラ47は、ベルトローラ41に対向配置され、給紙部23からの用紙Pを搬送ベルト43の外周面に押さえ付ける。用紙Pは、シリコン層(弱粘着性の外周面被覆層)によって搬送ベルト43に保持され、ヘッド1に向かって搬送される。剥離プレート45は、搬送されてきた用紙Pを搬送ベルト43から剥離し、下流側の排紙部4へと導く。
2つのガイド部10a,10bは、搬送機構40を挟んで配置されている。搬送方向上流側のガイド部10aは、2つのガイド31a,31bと送りローラ対32とを有し、給紙部23と搬送機構40とを繋ぐ。画像形成用の用紙Pが、搬送機構40に向けて搬送される。搬送方向下流側のガイド部10bは、2つのガイド33a,33bと2つの送りローラ対34,35とを有し、搬送機構40と排紙部4とを繋ぐ。画像形成後の用紙Pが、排紙部4に向けて搬送される。
用紙センサ26は、ヘッド1の上流側に配置され、搬送される用紙Pの先端を検知する。このとき出力された検知信号は、ヘッド1と搬送機構40との駆動の同期に用いられ、所望の解像度と速度で画像が形成されることになる。
空間Bには、給紙部23が配置されている。給紙部23は、給紙トレイ24及び給紙ローラ25を有する。このうち、給紙トレイ24が、筐体101aに対して着脱可能となっている。給紙トレイ24は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収納可能である。給紙ローラ25は、制御部100の制御により、給紙トレイ24内で最も上方の用紙Pを送り出す。
ここで、副走査方向とは、搬送機構40によって搬送される用紙搬送方向Dと平行な方向であり、主走査方向とは、水平面(吐出面1a)に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
空間Cには、ブラックインクを貯留するカートリッジ22が筐体101aに着脱可能に配置されている。カートリッジ22は、ヘッド1にチューブ及びポンプ(ともに不図示)を介して接続されている。なお、ポンプは、ヘッド1にインクを強制的に送るとき(例えば、インクの初期導入持)以外は停止状態にあり、ヘッド1へのインク供給を妨げない。
次に、制御部100について説明する。制御部100は、プリンタ101各部の動作を制御して、プリンタ101全体の動作を司る。制御部100は、外部装置(プリンタ101と接続されたPC等)から供給された印刷信号に基づいて、画像形成動作を制御する。具体的には、制御部100は、用紙Pの搬送動作、用紙Pの搬送に同期したインク吐出動作等を制御する。
制御部100は、外部装置から受信した印刷信号に基づいて、給紙部23、搬送機構40、及び、各送りローラ対32,34,35を駆動する。給紙トレイ24から送り出された用紙Pは、上流側ガイド部10aによりガイドされ搬送機構40に送られる。搬送機構40によって搬送される用紙Pは、ヘッド1のすぐ下方を通過する際に、インクが吐出される。これにより、用紙P上に所望の画像が形成される。画像が形成された用紙Pは、剥離プレート45によって搬送ベルト43から剥離された後、下流側ガイド部10bによりガイドされて、筐体101a上部から排紙部4に排出される。
次に、図2〜図5を参照しつつヘッド1について詳細に説明する。ヘッド1は、ヘッド本体3を有している。ヘッド本体3は、図2に示すように、流路ユニット9の上面にアクチュエータユニット21が固定された積層体であり、主走査方向に長尺な略直方体形状を有している。上面には、複数の圧力室110の開口が主走査方向に沿って配列されている。アクチュエータユニット21は、この開口を封止し、圧力室110の側壁を構成している。
流路ユニット9は、図3に示すように、ステンレス製の9枚の金属プレート122〜130を積層した積層体である。流路ユニット9の上面には、図2に示すように、インク供給口105aが開口している。流路ユニット9の内部には、図3に示すように、インク供給口105aと繋がったマニホールド流路105が形成されている。マニホールド流路105は、主走査方向に沿って延在している。さらに、複数の個別インク流路(個別液体流路)132が形成されている。各個別インク流路132は、各金属プレート122〜130に形成された複数の貫通孔が互いに連通して構成される。これら個別インク流路132は、マニホールド流路105の出口からアパーチャ112及び圧力室110を経て、2つの吐出口108(吐出口組)に至る。図4に示すように、個別インク流路132には、吐出口組108Aに繋がるものと、吐出口組108Bに繋がるものとがある。
流路ユニット9の下面は吐出面1aであり、多数の吐出口108が形成されている。吐出口108は、図4に示すように、主走査方向に配列されている。これら吐出口108は、主走査方向に隣接する一対の吐出口108により、複数の吐出口組108A,108Bを構成する。これら吐出口組108A,108Bは、主走査方向に沿って交互に配置され、一列の吐出口組列109を構成している。また、吐出口組108A,108Bは、主走査方向に関して等間隔に配置されている。
吐出口組を構成する2つの吐出口108について、互いの中心を結ぶ直線Lを想定したとき、図4(b)に示すように、直線Lは主及び副走査方向に対して傾いている。2つの吐出口組108A、108Bは、直線Lの傾き具合で区別される。吐出口組108Aの仮想直線LAは、図中右上がりで、主走査方向に対して45°傾いている。一方、吐出口組108Bの仮想直線LBは、図中左上がりで、主走査方向に対して135°傾いている。つまり、2つの仮想直線LA、LBは、副走査方向に対して、互いに反対に傾いている。なお、吐出口組108Aからは、2つのインク滴が同時に吐出され、1つのドット(画素)DAが形成される。同様にして、吐出口組108Bにより、1つの画素DBが形成される。
金属プレート130は、図3及び図4に示すように、貫通孔107が形成されている。貫通孔107は、吐出面1aに吐出口108を有し、その反対の面130aに開口107aを有し、開口107aから吐出口108にかけてテーパ状の先細りである。本実施の形態において、一対の貫通孔107は、高さ30μmの円錐台形で、平行な軸同士の距離が60μmである。また、開口107aの直径は40μm、吐出口108の直径は15μmとした。そのため、開口107a同士は、図3に示すように、最小幅20μmの平面領域130bを挟んで離隔している。平面領域130bの存在は、インク滴の飛翔形態に関して、ノズルのテレセントリック性を改善する。これにより、一対の吐出口108(吐出口組)から吐出された2つのインク滴は、ほぼ並行に飛翔可能となり、高い画像品質が得られる。金属プレート130に隣接する金属プレート129は、一対の貫通孔107に対応して、貫通孔129aが形成されている。平面視で、貫通孔129aは、2つの開口107aを内包する。
リザーバユニットは、流路ユニット9と同様に、インク流路が形成された流路部材である。インク流路のリザーバには、流路ユニット9へのインクが貯留される。リザーバユニットのインクは、インク供給口105aから流路ユニット9内に供給される。
次に、アクチュエータユニット21について説明する。アクチュエータユニット21は、流路ユニット9の上面に固定されて、ヘッド本体3を構成する。図2に示すように、アクチュエータユニット21は、主走査方向に長尺な長方形平面形状を有し、すべての圧力室110を覆っている。
アクチュエータユニット(エネルギー付与手段)21は、図5に示すように、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系セラミックス製であり、3枚の圧電層161〜163から構成されたピエゾ式アクチュエータである。最上層の圧電層161は、厚み方向に分極され、上面の個別電極135及び下面全体の共通電極134に挟まれている。個別電極135は、大部分が圧力室110と対向し、平面視で圧力室外の一部が個別ランド136と接続している。この形態が、圧力室110毎に形成され、それぞれが個別のアクチュエータとして働く。つまり、アクチュエータユニット21には、圧力室110に対応した数のアクチュエータが作り込まれており、それぞれ圧力室110内のインクに選択的な吐出エネルギーを与える。
ここで、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。各アクチュエータは、いわゆるユニモルフ型アクチュエータである。圧電層161の両電極134、135で挟まれた部分は、分極方向に電界が印加されると、分極方向と直交する方向(平面方向)に縮む。このとき、下の圧電層162、163との間で歪み差が生じるので、個別電極135と圧力室110で挟まれた部分が、圧力室110側に向かって突出する。これに伴い、圧力室110内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与され、インク滴として吐出されることになる。
なお、本実施形態においては、個別電極135の電位が、予め所定の電位が付与されているところ、駆動信号が供給されて、一旦グランド電位となり、その後の所定のタイミングで再び所定電位に復帰する。いわゆる、引き打ち駆動である。グランド電位となるタイミングでは、圧力室110の容積増大に伴い、圧力室110内にインクが吸い込まれる。続く所定電位への復帰では、圧力室110の容積減少(インク圧力の上昇)により、2つの吐出口108からインク滴が同時に吐出される。
続いて、用紙Pに主及び副走査方向に交差した直線L1,L2を印刷したときの線幅について、図6を参照しつつ以下に説明する。なお、直線L1は、主走査方向に対して45°傾いた線であり、仮想直線LAと平行な線である。直線L2は、主走査方向に対して135°傾いた線であり、仮想直線LBと平行な線である。
用紙Pに直線L1を印刷するときは、用紙Pが搬送機構40などによって用紙搬送方向Dに搬送される。そして、用紙Pと吐出面1aとが対向しているときに、各吐出口組108A,108Bから、所望のタイミングで2滴1組のインク滴が吐出される。このとき、まず、図6中左方の吐出口組108Aからインク滴が吐出され、用紙PにドットDAが形成される。次に、用紙Pの搬送に合わせて、当該吐出口組108Aの右方において隣接する吐出口組108Bからインク滴が吐出され、用紙PにドットDBが形成される。これらドットDA,DBが交互に形成されて繋がることで、直線L1が用紙Pに描かれる。
直線L2の印刷も、同様に行われる。このとき、まず、図6中右方の吐出口組108Bからインク滴が吐出され、用紙PにドットDBが形成される。次に、用紙Pの搬送に合わせて、当該吐出口組108Bの左方において隣接する吐出口組108Aからインク滴が吐出され、用紙PにドットDAが形成される。これらドットDA,DBが交互に形成されて繋がることで、直線L2が用紙Pに描かれる。
ドットDAは、図6に示すように、2つのインク滴DA1で構成され、仮想直線LAに沿って細長い。ドットDBも、2つのインク滴DB1で構成され、仮想直線LBに沿って細長い。そして、吐出口組108A,108Bが主走査方向に関して交互に配置されているため、これらドットDA,DBも主走査方向に交互に配置され、直線L1,L2がそれぞれ形成される。
直線L1の線幅は、最大値がドットDBの長手方向の長さに等しく、最小値がドットDAの短手方向(長手方向と直交する方向)の長さに等しい。直線L2の線幅は、最大値がドットDAの長手方向の長さに等しく、最小値がドットDBの短手方向の長さに等しい。このように直線L1,L2に対して、ドットDA,DBの寄与が互いに逆となっているが、両ドットDA,DBのサイズはともに等しいため、直線L1,L2の平均的な線幅は同じになる。仮に、ヘッドが吐出口組108Aだけを有する場合、直線L1はドットDAの長手方向端同士の連なりで構成され、直線L2はドットDAの短手方向端同士の連なりで構成されることになる。直線L1は、直線L2より細く描かれ、画質の低下を招く。ヘッドが吐出口組108Bだけを有する場合も、同様である。しかしながら、本発明においては、互いに直交する方向の線を描いても平均線幅が同じになるため、画像品質の低下を抑制することが可能となる。
以上に述べたように、本実施形態のヘッド1によると、例えば、互いに直交する方向の線を描いても線幅が同じになるため、画像品質の低下を抑制することが可能となる。また、ヘッド1が金属プレート130を含んでいるため、吐出口108を構成するための複数の貫通孔107を別体の金属プレート130に形成することが可能となり、ヘッド1の製造が容易になる。
また、吐出面1aには、吐出口組列109が一列だけ形成されている。このため、金属プレート130の副走査方向(直交方向)に関する幅を小さくすることが可能となる。このため、ヘッド1の幅も小さくすることが可能となる。
また、仮想直線LAが主走査方向(具体的には、仮想直線LC)に対して45°傾き、仮想直線LBが仮想直線LCに対して135°傾いている。このため、例えば、主及び副走査方向に沿った2本の直線を描いても、両直線の平均線幅が同じになる。このような線幅に関する特徴は、印字時に多用される直線の描画形態(例えば、縦線、横線、斜線の多用)を考えると、印字品質の観点で有利であり、これを実現する本発明における吐出口108の配置形態は実用的である。
上述の実施形態における吐出面1aには、吐出口組列109が一列だけ形成されていたが、図7に示すように、吐出面201aに吐出口組列209が複数形成されていてもよい。本変形例における吐出面201aには、2列の吐出口組列209a,209bが形成されている。吐出口組列209aは、上述の吐出口組108Aが主走査方向に等間隔で複数配列されて構成されている。吐出口組列209bは、上述の吐出口組108Bが主走査方向に等間隔で複数配列されて構成されている。副走査方向に関して、2つの隣接する吐出口組108Aが、並びの中央に1つの吐出口組108Bを挟んでいる。主走査方向に関しては、吐出口組108Aおよび吐出口組108Bが交互に配置されている。このように主走査方向に関して隣接する2つの吐出口組108A,108Bが、互いに異なる吐出口組列209a,209bに属するため、副走査方向に離すことが可能となる。つまり、金属プレートにおいて、単位面積当たりの吐出口108の形成数が少なくなる。このため、金属プレートの局部的な強度低下を抑制することが可能となる。
なお、吐出口組列は、3以上設けられていてもよい。こうすれば、金属プレートの強度低下をより抑制することが可能となる。吐出口108を複数の吐出口組列に配置する場合、上述した吐出口組列が1列の場合を基本(これを基本列と称する)とし、この列を構成する組の規則的配置転換として説明できる。
吐出口108を偶数列(例えば、6列)に配置する場合、基本列の一端の組を基準にして、基本列中の並び順において、一端の組(端組)及びこれから6番目毎の組を抽出して、新たな列(第1列)とする。このとき、主走査方向に関して、第1列における各組の配置位置は、元の基本列での配置位置と同じとする。次に、端組に隣接した組(一端からは2番目の組)及びこれから6番目毎の組を抽出して、新たな列(第2列)とする。この操作を6回繰り返して、6つの列(第1〜第6列)を構成する。
一端の組が吐出口組108Aとすると、第1、第3及び第5列は、共に吐出口組108Aのみで構成され、第2、第4及び第6列は、共に吐出口組108Bのみで構成される。副走査方向に関して、6つの列の並び順は自在である。しかし、新たな画素の隣接位置に既に画素が有ってもなくても、これを極力乾いた用紙P上に形成するために、主走査方向に隣接する画素を形成する2つの吐出口組列は、副走査方向に関して、1列以上の別の吐出口組列を挟む形態として良い。間に挟まれる吐出口組列の数は、1つの画素が形成されてから、これに隣接する別の画素が形成されるまでの時間において、先の画素の用紙搬送に伴う主走査方向への変位(移動距離)が画質低下をおこさない範囲に止められる。
吐出口108を奇数列に配置する場合、各列の構成方法及び副走査方向の配置形態は、偶数列の場合と同じである。なお、1つの吐出口組列は、基本列から奇数番目毎に吐出口組を抽出して構成されるので、主走査方向に吐出口組108A及び吐出口組108Bが交互に配置されている。
また、別の変形例として、例えば、主走査方向に隣接する2つの吐出口組108A,108Bを、主走査方向に順に有する複数の吐出口組列が、吐出面に形成されていてもよい。この場合も上述と同様に、単位面積当たりの吐出口108の形成数が少なくなる。このため、金属プレートの局部的な強度低下を抑制することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、吐出口組を構成する2つの吐出口108の中心を結ぶ仮想直線LAの仮想直線LCに対する角度が、0°を超え45°未満、及び、45°を超え90°未満の範囲であってもよい。これにおいても、上述の実施形態と同様に、互いに直交する方向の線を描いても線幅が同じになるため、画像品質の低下を抑制することが可能となる。
また、吐出口組108A,108Bが、3以上の吐出口108から構成されていてもよい。このとき、3以上の吐出口108は、各吐出口組108A,108Bにおいて、互いの中心が一直線上に配置されておればよい。この吐出口組によって形成されたドットDAは、吐出口組108Aにおいて最も外側にある吐出口108から吐出された2つのインク滴DA1と、当該2つの吐出口108間にある1以上の吐出口108から吐出されたインク滴DA1とが直線上に配列されることで構成される。また、ドットDBもドットDAと同様に構成される。このように吐出口組が、3以上の吐出口108から構成されても、上述と同様な効果を得ることが可能となる。
さらに、本発明は、吐出口組を構成する吐出口108の数及びその配置位置にかかわらず、適用可能である。用紙P上では、画素のサイズ及び形状は、吐出口108の配置形態(数及び位置)に依存し、複数の吐出口108が作る1つの画素は、円形状から外れやすい。画素は、平面視で、中心あるいは重心を持ち、これを通る長軸及び短軸を仮想することができる。吐出口108の配置形態においては、画素の中心(重心)に対応する中心(重心)、及び、画素の長軸に対応する直線L’を想定可能であり、従って、この配置形態を上述の吐出口組108A又は吐出口組108Bのいずれかに対応付けることができる。
この構成の液体吐出ヘッドの場合、主走査方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口108からそれぞれ成る複数の吐出口組が、主走査方向に関して等間隔に配置された吐出面1aと、複数の圧力室110と、吐出口組と圧力室110とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、圧力室110内の液体に吐出エネルギーを付与し、複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段としてのアクチュエータユニットとを含み、吐出口組を構成する2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、この画素の重心に対応する前記2以上の吐出口の配置の重心を通り、前記画素の重心を通る前記画素の長軸に対応する前記2以上の吐出口の配置形態の長軸が、吐出面1aと平行であって、主走査方向及び副走査方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、主走査方向に関して、隣接する2つの吐出口組は、配置形態の長軸が副走査方向に対して互いに反対に傾いていることに特徴がある。この構成であっても、上述と同様の効果を享受できる。
本発明は、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う液体吐出ヘッドにも適用可能である。さらに、本発明は、液体の吐出方式にかかわらず適用できる。例えば、本実施の形態では、圧電素子を用いたが、抵抗加熱方式でも、静電容量方式でもよい。
1 ヘッド(液体吐出ヘッド)
1a 吐出面
107 貫通孔
107a 開口
108 吐出口
108A,108B 吐出口組
109,209a,209b 吐出口組列
110 圧力室
130 金属プレート
130a 面
130b 平面領域
132 個別インク流路(個別液体流路)
DA,DB ドット(画素)
LA,LB 仮想直線
LC 仮想直線

Claims (21)

  1. 一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、
    複数の圧力室と、
    前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、
    前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、
    前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、
    前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いており、
    前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されているとともに、
    前記直交方向に関して隣接する2つの前記吐出口組列のうち、一方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線は、他方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線とは、前記直交方向に対して反対に傾いていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記吐出面を有し、前記吐出口を構成する複数の貫通孔が形成されたプレートを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記プレートの前記吐出面とは反対側の面には、前記貫通孔によって構成された複数の開口が形成されており、
    当該面の前記吐出口組に係る隣接する前記開口間には、液体吐出方向と直交し且つ前記吐出面と平行な平面領域が存在することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組のうち、一方の前記吐出口組の前記直線が前記一方向に平行な仮想直線に対して45°傾き、他方の前記吐出口組の前記直線が前記仮想直線に対して135°傾いていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、
    複数の圧力室と、
    前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、
    前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、
    前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、
    前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いており、
    前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されているとともに、
    前記一方向に隣接する前記吐出口組が属する2つの前記吐出口組列は、前記直交方向に関して、1以上の別の前記吐出口組列を挟んでいることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 前記吐出口組列は、前記直線が前記直交方向に対して互いに同じ方向に傾いた複数の前記吐出口組で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記吐出面に前記吐出口を有し、前記吐出面とは反対側の面には開口を有する複数の貫通孔が形成されたプレートを備え、
    前記プレートの前記吐出面とは反対側の面において、前記吐出口組に係る隣接する前記開口間には、液体吐出方向と直交し且つ前記吐出面と平行な平面領域が存在することを特徴とする請求項5又は6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、
    複数の圧力室と、
    前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、
    前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、
    前記複数の吐出口組からは、同じ供給源から供給される液体の液滴が吐出されるものであり、
    前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、
    前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  9. 前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されていることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記直交方向に関して隣接する2つの前記吐出口組列のうち、一方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線は、他方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線とは、前記直交方向に対して反対に傾いていることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記一方向に隣接する前記吐出口組が属する2つの前記吐出口組列は、前記直交方向に関して1以上の別の前記吐出口組列を挟んでいることを特徴とする請求項9又は10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記吐出面に前記吐出口を有し、前記吐出面とは反対側の面には開口を有する複数の貫通孔が形成されたプレートを備え、
    前記プレートの前記吐出面とは反対側の面において、前記吐出口組に係る隣接する前記開口間には、液体吐出方向と直交し且つ前記吐出面と平行な平面領域が存在することを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組のうち、一方の前記吐出口組の前記直線が前記一方向に平行な仮想直線に対して45°傾き、他方の前記吐出口組の前記直線が前記仮想直線に対して135°傾いていることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 記録用紙を搬送するための搬送機構と、
    液体吐出ヘッドと、
    前記搬送機構及び前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、
    を備え、
    前記液体吐出ヘッドは、
    一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、
    複数の圧力室と、
    前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、
    前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、
    前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、
    前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いており、
    前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されているとともに、前記直交方向に関して隣接する2つの前記吐出口組列のうち、一方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線は、他方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線とは、前記直交方向に対して反対に傾いており、
    前記搬送機構は、前記直交方向に記録用紙を搬送するものであり、
    前記制御部は、前記搬送機構により前記直交方向へ搬送されている記録用紙に対して、この記録用紙の搬送に同期して液滴が吐出されるように前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする液体吐出装置。
  15. 前記複数の吐出口組からは、同じ供給源から供給される液体の液滴が吐出されることを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。
  16. 記録用紙を搬送するための搬送機構と、
    液体吐出ヘッドと、
    前記搬送機構及び前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、
    を備え、
    前記液体吐出ヘッドは、
    一方向に関して互いに隣接する2以上の吐出口からそれぞれなる複数の吐出口組が、前記一方向に関して等間隔に配置された吐出面と、
    複数の圧力室と、
    前記吐出口組と前記圧力室とをそれぞれ繋ぐ複数の個別液体流路と、
    前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与し、前記複数の吐出口組から選択的に液滴を吐出させるエネルギー付与手段とを含み、
    前記吐出口組を構成する前記2以上の吐出口は、それぞれから吐出される液滴によって1つの画素を形成するとともに、互いの中心を結ぶ直線が前記吐出面と平行であって前記一方向及び前記一方向と直交する直交方向と交差する交差方向に傾くように配置されており、
    前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組は、前記直線が前記直交方向に対して互いに反対に傾いており、
    前記複数の吐出口組からは、同じ供給源から供給される液体の液滴が吐出され、
    前記搬送機構は、前記直交方向に記録用紙を搬送するものであり、
    前記制御部は、前記搬送機構により前記直交方向へ搬送されている記録用紙に対して、この記録用紙の搬送に同期して液滴が吐出されるように前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする液体吐出装置。
  17. 前記吐出面には、前記一方向に沿った前記複数の吐出口組がなす吐出口組列が、前記直交方向に複数配置されていることを特徴とする請求項16に記載の液体吐出装置。
  18. 前記直交方向に関して隣接する2つの前記吐出口組列のうち、一方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線は、他方の前記吐出口組列を構成する前記吐出口組の前記直線とは、前記直交方向に対して反対に傾いていることを特徴とする請求項17に記載の液体吐出装置。
  19. 前記一方向に隣接する前記吐出口組が属する2つの前記吐出口組列は、前記直交方向に関して1以上の別の前記吐出口組列を挟んでいることを特徴とする請求項14〜18の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  20. 前記吐出面に前記吐出口を有し、前記吐出面とは反対側の面には開口を有する複数の貫通孔が形成されたプレートを備え、
    前記プレートの前記吐出面とは反対側の面において、前記吐出口組に係る隣接する前記開口間には、液体吐出方向と直交し且つ前記吐出面と平行な平面領域が存在することを特徴とする請求項14〜19の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  21. 前記一方向に関して隣接する2つの前記吐出口組のうち、一方の前記吐出口組の前記直線が前記一方向に平行な仮想直線に対して45°傾き、他方の前記吐出口組の前記直線が前記仮想直線に対して135°傾いていることを特徴とする請求項14〜20のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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