JP2019059183A - 円筒印刷用治具及び円筒印刷用治具を用いた印刷装置 - Google Patents

円筒印刷用治具及び円筒印刷用治具を用いた印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷を行う円筒の径に合わせたローラの間隔を調整する移動を簡単に行うことができ、円筒を精度よく回転させることができる円筒印刷用治具を提供する。【解決手段】円筒印刷用治具は、テーブル移動式印刷装置の機体に脱着可能に固定可能な保持体と、該保持体に上下方向に平行移動可能に連結する基体と、円筒を支持するための所定の間隔を存して対向する一対の前記基体に設けられた円筒支持ローラと、印刷装置のテーブルの移動を回転運動に変換する動力変換機構とを備えている。一対の円筒支持ローラの軸部は回転伝動機構を介して連結される。円筒支持ローラの中の一方は動力変換機構の動力を用いて回転させる。他方の円筒支持ローラは、一方の円筒支持ローラの回転と同期して回転する。【選択図】図1

Description

本発明は、円筒印刷用治具及び円筒印刷用治具を用いた印刷装置に関する。
円筒の印刷においては、円筒の大きさが変わっても印刷ヘッドの下に円筒の中心位置がくるようにリンク機構やスライド機構を用いた位置を合わせる機構が提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記装置においては、片側に設けられた駆動ローラにより円筒物を回転される機構のものである。また、テーブルの移動を回転方向の力に変換して円筒物を回転させる装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。この装置においても片側に設けられたローラにより円筒物を回転させる。
特開平8−207265号公報 WO2017−086007号公報
片側に設けられた駆動ローラにより円筒物を回転させる上記特許文献1に記載された機構は、円筒物への回転力の伝達が弱く、また回転力を与えるモータなどの機構も必要になる。
上記特許文献2に記載された装置は、円筒物を回転させる専用の駆動機構は必要ないが、やはり円筒物をローラ上に載せる構造であり、片側のローラだけで円筒物を回転させる。片側に設けられたローラだけで円筒物に回転力を与える構造より両側のローラを用いて一緒に回転力を与える方が確実に円筒物に回転力を与えられる。上記特許文献1のような機構において、両方のローラにモータを設けると高価になる。また印刷する円筒の径に合わせ印刷ヘッドの下に円筒の中心が位置するにはローラ側が移動するのが理想であるが、その場合にはモータ等の駆動軸も一緒に移動させることが必要になり構造も複雑になる。
インクジェット印刷のように印刷物の搬送精度が必要となる印刷においては円筒物の回転をスリップ無く確実に行うことが必要であり、円筒物を載せる構造を用いている場合には、円筒物が軽いとスリップ等の影響も出やすくなる。
そこで本発明は、モータ等の駆動源を設けることなく、両側のローラに駆動力を与えることが可能で、しかも両側のローラの移動も簡単に行える機構により確実に円筒などの印刷物を駆動(回転)させることができる円筒印刷用治具を用いた印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、テーブル移動式印刷装置の機体に脱着可能に固定可能な保持体と、該保持体に上下方向に平行移動可能に連結する基体と、円筒を支持するための所定の間隔を存して対向する一対の前記基体に設けられた円筒支持ローラと、印刷装置のテーブルの移動を回転運動に変換する動力変換機構とを備えたテーブル移動式印刷装置に用いられる円筒印刷用治具であって、前記一対の円筒支持ローラの軸部を回転伝動機構を介して連結し、前記円筒支持ローラの中の一方を前記動力変換機構の動力を用いて回転させ、該一方の円筒支持ローラの回転と同期して前記他方の円筒支持ローラが回転するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記動力変換機構を、前記基体に回転自在に連結し前記テーブルに前記基体の重量により接触する動力変換ローラにより構成したことを特徴とする。
また本発明は、前記動力変換ローラが前記一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラであることを特徴とする。
また本発明は、前記動力変換ローラを、前記基体に設けた駆動ローラで構成し、該駆動ローラを前記一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラに回転伝動機構を介して連結したことを特徴とする。
また本発明は、前記基体に前後方向にスライド可能に一対の取付体を設け、一方の取付体に前記駆動ローラと一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラとを回転自在に支承し、前記基体に該基体の前後方向に延びる無端状のタイミングベルトを回転自在に配置し、該タイミングベルトの片側に前記一対の支持ローラの軸部に設けたタイミングプーリを噛み合わせ、前記基体に前記一対の取付体を前記基体に脱着可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記係止機構は、設定した原点を基準として、複数の係止位置を前記基体の取付体を支持する支持面に設けた有段式であることを特徴とする。
また本発明は、前記係止機構は、設定した原点を基準として取付体をスライドさせ、任意の位置で係止するようにした無段階式であることを特徴とする。
また本発明は、機体と、テーブルと、該テーブルに対して平行な平面内で一方向に移動自在に支持された印刷ヘッドと、前記テーブルを前記印刷ヘッドの移動方向に対して直交する方向に移動可能に支持する副走査駆動機構と、前記テーブルを昇降方向に駆動するテーブル昇降駆動機構と、脱着可能な円筒印刷用治具とを備え、コントローラの制御により前記テーブルを一方向に移動し、前記印刷ヘッドを前記テーブルを横切る方向に移動し、テーブル上の印刷媒体に印刷を行うテーブル移動式の印刷装置であって、前記印刷用治具は、テーブル移動式印刷装置の機体に脱着可能に固定可能な保持体と、該保持体に上下方向に平行移動可能に連結する基体と、円筒を支持するための所定の間隔を存して対向する一対の前記基体に設けられた円筒支持ローラと、印刷装置のテーブルの移動を回転運動に変換する動力変換機構とを備え、前記一対の円筒支持ローラの軸部を回転伝動機構を介して連結し、前記円筒支持ローラの中の一方を前記動力変換機構の動力を用いて回転させ、該一方の円筒支持ローラの回転と同期して前記他方の円筒支持ローラが回転するようにしたことを特徴とするものである。
本件の構造を用いると、円筒(印刷媒体)の径に合わせた円筒支持ローラの移動が簡単に行えるようになり、しかも円筒を回転させるためのモータなどの特別な機構が必要なく、また両方の円筒支持ローラにより円筒に回転力を与えることができるので円筒を精度良く回転させて印刷する事ができるので、重量のある円筒や軽い円筒(ローラとの密着性が低い)に対しても良好な印刷結果が得られる。
円筒印刷用治具の外観図である。 円筒印刷用治具の説明図である。 円筒印刷用治具の一部の断面説明図である。 印刷装置の外観図である。 円筒印刷用治具の外観図である。 円筒印刷用治具の一部の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図4は、インクジェットプリンタ(印刷装置)2に、円筒印刷用治具4を装着した状態の外観説明図を示している。
プリンタ2の機体6には、インクジェット型の印刷ヘッド8を、主走査方向(Y軸方向)に案内するヘッド案内レール(図示省略)が架設されている。印刷ヘッド8は、ヘッドキャリッジに一体的に形成され、該ヘッドキャリッジは、ヘッド案内レールに移動自在に連結している。
プリンタ2の機体6には、テーブル10が設けられ、該テーブル10は機体6の前後方向即ち副走査方向(X軸方向)に移動可能なX軸移動体(図示省略)に昇降機構(図示省略)を介して支持されている。X軸移動体は、機体6に配設されたX軸ガイド(図示省略)に沿って移動可能に取り付けられ、コントローラの制御によりX軸方向に移動するように構成されている。
プリンタ2の機体6には、テーブル昇降自動制御機構が設けられ、テーブル10の高さを自動的に制御できるように構成されている。また、プリンタ2の機体6には、テーブル昇降操作ハンドル11が設けられ、このハンドルを操作することで、テーブル10の高さをテーブル面が床面に対して平行を保持した状態で変えることができ、印刷対象物とインクジェット印刷ヘッド8との距離を個々の対象物の高さに対して手動でも調整することができるようにされている。
上記プリンタ2は、円筒印刷用治具4を外した状態では、通常の平坦な面を有するメディアへの印刷を行うために使用される。なお平坦な面を有するメディアとはシート状の薄いものから、板状の厚さのあるものまで、形状に関係なく搬送ができるのものであれば対応が可能である。メディアへの印刷では、テーブル10上にメディアをセットし、コントローラの制御によりテーブル10をX軸方向に移動させながら印刷ヘッド8を、ヘッド案内レールに沿ってY軸方向に往復移動させ、印刷ヘッド8のインク吐出部から紫外線硬化型インクをメディア(印刷媒体)の頂部の印刷施行エリアに吐出して、メディアの印刷施行エリアに印刷を行う。
一定の厚みがあるメディアへの印刷を行う場合には、テーブル10を下げ印刷ヘッド8とメディアとの距離を自動調整して印刷を行う。ヘッドキャリッジには、印刷ヘッド8に隣接して紫外線照射装置13が装備され、印刷時、メディアの印刷面上にインクが吐出された後、紫外線が照射される。なおインクは印刷対象物との組み合わせにより必要な用途のものを使用すればよく、紫外線硬化型インクに限定されるものではない。
円筒印刷用治具4は、図1に示すように一方向に長いレール状部材から成る保持体12と、各種の部品を取り付けるための基体14とカバー16とを備えている。保持体12の両端部には、保持体12をプリンタ2の機体6の上縁部に形成された取付部に脱着可能にねじ止め固定するためのクランプ用取付片18,20が設けられている。保持体12の両端近傍には突片22,24が一体的に形成され、各突片22,24に軸穴26,28が形成されている。
基体14の前方部の両側には、昇降ガイド部30,32が一体的に設けられ、これにテーブル10の載置面に対して垂直な方向に延びる長穴34,36が形成されている。長穴34,36にはボルト38,40の軸部がスライド自在に嵌合配置され、ボルト38,40のねじ部が、昇降ガイド部30,32の枠部42に配置された板ナット44にねじ込まれている。
ボルト38,40の軸部には、筒体48が嵌挿配置され、該軸部は、軸穴26,28に嵌挿されている。長穴24,26に軸部がスライド自在に嵌合するボルト38,40と、枠部42に移動方向が規制された板ナット44,46は、基体14を、テーブル10の載置面に対して水平な状態で、テーブル10の載置面に対して垂直な方向に平行移動可能な連結体12に結合する昇降連結機構を構成する。
基体14の底板50の後方部上に一対の取付体52,54が前後方向にスライド自在に配置され、一方の取付体52の枠板間に2個のローラから成る駆動ローラ56が設けられた軸58と12個のローラから成るメディア駆動ローラ60が設けられた軸62が回転自在に掛架されている。他方の取付体54の枠板間には、12個のローラから成るメディア従動ローラ64が設けられた軸66が回転自在に掛架されている。
前記取付体52,54の基体14の底板50上のスライド方向は、基体14の側枠部68,70によって基体14の前後方向に規制されている。各取付体52,54の平板部には、それぞれ互いに所定の間隔を有してナット72が固定され、各ナット72に保持されたパイプにインデックスプランジャ74,76,78,80が挿入配置されている。基体14の底板50には、各インデックスプランジャ74,76,78,80ごとにプランジャ用のインデックス孔82が形成されている。
インデックス孔82の配置は、円筒106の大小に対応したメディア駆動ローラ60とメディア従動ローラ64の対向位置との間隔に対応して設定され、本実施形態では2段階でローラ60,64の間隔を変更できる位置にローラ60,64間に設定した原点を基準として前後方向に対称にインデックス孔82が設けられている。
尚、ローラピッチ変更の移動量は段階的である必要はなく、無段階に変更できるようにしても良い。前記各軸58,62,66は互いに平行に配置され、ローラ60,64は同径に設定されている。基体14の側部に、前後方向に所定の間隔を有してタイミングベルトプーリ84,86が回転自在に取り付けられ、プーリ84,86間に無端状のタイミングベルト88が掛け渡されている。軸66,62の各一端には、ローラ60,64と同径のタイミングベルトプーリ(歯付きプーリ)90,92が固設され、該歯付きプーリ90,92は、タイミングベルト88の片側である上位走行部に噛み合っている。
軸58と軸62には、それぞれには歯付きプーリ94,96が固定され、該プーリ94,96間に無端状のタイミングベルト98が掛け渡されている。駆動ローラ56は、その摩擦周面が、プリンタのテーブル10と接触し、テーブル10の機体6の前後方向(副操作方向)の移動を回転運動に変換するように、基体14に配置されている。メディア駆動ローラ60はタイミングベルト98とプーリ94,96によって、駆動ローラ56との回転比が、テーブル送り量とメディア駆動ローラ60の回転周長が同じになるように調整されている。
メディア従動ローラ64は、メディア駆動ローラ60と作画原点位置を基準とし、該原点に対して対称な位置に配置され、タイミングプーリ90,92とタイミングベルト88によって、ローラ60,64は互いに同期して同方向に回転するように構成されている。 基体14の四隅には、補助輪100が回転自在に軸支されている。基体14には、カバー16が設けられている。該カバー16には、開口部が設けられ、該開口部に配置されたローラ60,64上に円筒を載置するように構成されている。カバー16には、インデックスプランジャ74,76,78,80配置用の長穴と、基体14に設けた把手102配置用の穴が形成され、長穴の近傍には、インデックス孔82の位置を示すインデックス表示104が設けられている。
上記した構成において、円筒メディア106の径に応じて適正なローラピッチを選択する場合には、インデックスプランジャ74,76,78,80のノブを引き上げ取付体52,54をスライドさせ大径な円筒用又は小径な円筒用のインデックス孔82の中のいずれかを選択して、インデックスプランジャ74,76,78,80のピンを、選択したインデックス孔82に挿入することで、ローラピッチを2段階で調整できる。このとき、ローラの軸62,66に固着されたタイミングベルトプーリ90,92は、タイミングベルト88の上側(片側)で常時噛み合っているため、ローラピッチが変わっても対向する2つのローラ60,64の同期をとり続けることができる。
タイミングベルトプーリ84,86はそれぞれプーリ保持体に回転自在に支持され、各プーリ保持体は基体4の底板50に取り付けられている。各プーリ保持体の中の、タイミングベルトプーリ84を保持するプーリ保持体は、基体4の前後方向にスライド自在に底板50に取り付けられている。タイミングベルト88とプーリ90,92の歯がしっかりと噛み合うためにはタイミングベルト88はテンションが掛かった状態にしておく必要がある。そのため基体14に設けたばね110により、プーリ84のプーリ保持体を外側に引っ張った状態でタイミングベルト88の弛みを無くして、プーリ84のプーリ保持体を底板50にネジにより固定する。またプーリ90,92とプーリ84,86との間にローラ部材108を設けその下をタイミングベルト88を通す構造を用いているのでタイミングベルト間をプーリ90,92がどの場所に移動しても確実にタイミングベルト88に接触させることができ、ローラ部材108の下を通すことで、同時にタイミングベルトにテンションも与えている。円筒印刷用治具4の保持体12をプリンタ2の機体6の前方に配置し、クランプ用取付片18,20を、機体6の所定のクランプ位置にねじにより固定すると、円筒印刷用治具4の基体14は、自重により、前方の補助輪100と、駆動ローラ56を介して、又は後方の補助輪100と駆動ローラ56を介してテーブル10上に平行に載置される。
円筒の印刷を行う場合には、被印刷物であるメディア106をローラ60,64に載せる。このときメディア106の直径が大きくても小さくてもメディア106の頂部の位置又はメディア106の中心が、印刷ヘッド8のインク吐出経路に対してずれることがないように、メディア106の頂部(又は中心)の位置は、印刷ヘッド8に対して同じ位置となるようにしている。メディア106表面と印刷ヘッド8との間隔を調整するには、プリンタ2の操作パネルで、「テーブル高さ変更メニュー」を選択してメディアの直径値をコントローラに入力し、プリンタ2のテーブル高さの設定を行う。
印刷中は、駆動ローラ56と前方又は後方の補助輪100が、基体4の自重によりテーブル10に接触する。テーブル10の、図2中、矢方向で示すX軸方向(副走査方向)の移動に伴い、駆動ローラ56は、テーブル10との接触摩擦で回転し、これによりメディア駆動ローラ60が回転する。メディア駆動ローラ60の回転により円筒メディア106が回転し、メディア従動ローラ64がメディア駆動ローラ60と同期して回転する。
このとき、メディア駆動ローラ60の回転は、タイミングプーリ92を介してタイミングベルト88に伝達され、タイミングベルト88の回転は、これに噛み合うタイミングプーリ90を介してメディア従動ローラ64に伝達され、両ローラ60,64は同期して同方向に回転するので、ローラ60,64の両方を使用して円筒メディア106を回転させることができる。
上記実施形態において、駆動ローラ56は、テーブル10の移動を回転運動に変換する動力変換機構を構成するが、メディア駆動ローラ60が動力変換駆動ローラを兼ねる構成としても良い。また実施形態は片方だけ駆動ローラ56を設けているが、もう一方に設けても良い。
また駆動ローラ56はテーブル10と接触しテーブルの移動により回転するため、ゴムなどすべり難く力が伝わりやすい部材が使用されるが、テーブル10面上で滑りにくい部材が使用されている場合などでは駆動ローラ56は樹脂や金属などでも対応が可能であり、両方の接触で回転力が与えられる構造であれば良い。またメディア駆動ローラ60、メディア従動ローラ64も円筒物に回転を与えるためゴムなど比較的滑りにくい部材を使用すると良い。なお対象となる円筒印刷物がメディア駆動ローラ60、メディア従動ローラ64の表面を滑りやすく又は汚すなど悪影響を与える可能性がある部材を使用する場合には、対象となる円筒物の印刷を行わない周面部分にサポート部材などを一時的に巻き付け、それを介しローラに接触させるようにしてもよく、必ずしも円筒物の表面に直接接触して回転力を与えなくても良い。
また、上記実施形態において、駆動ローラ56、軸58に固定された歯付きプーリ94、軸62に固定された歯付きプーリ96及びタイミングベルト98は、回転伝動機構を構成するが、特にベルトとプーリを用いた構成に限定されるものではない。
インデックスプランジャ74,76,78,80とインデックス孔82は、一対の取付体52,54を基体14に脱着可能に係止する係止機構を構成するが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、原点を基準として任意の位置に取付体52,54を係止する無段式の構成としても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の態様は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 プリンタ
4 円筒印刷用治具
6 機体
8 印刷ヘッド
10 テーブル
11 テーブル昇降操作ハンドル
12 保持体
13 紫外線照射装置
14 基体
16 カバー
18 取付片
20 取付片
22 突片
24 突片
26 軸穴
28 軸穴
30 昇降ガイド部
32 昇降ガイド部
34 長穴
36 長穴
38 ボルト
40 ボルト
42 枠部
44 板ナット
46 板ナット
48 筒体
50 底板
52 取付体
54 取付体
56 駆動ローラ
58 軸
60 メディア駆動ローラ
62 軸
64 メディア従動ローラ
66 軸
68 側枠部
70 側枠部
72 ナット
74 インデックスプランジャ
76 インデックスプランジャ
78 インデックスプランジャ
80 インデックスプランジャ
82 インデックス孔
84 プーリ
86 プーリ
88 タイミングベルト
90 プーリ
92 プーリ
94 プーリ
96 プーリ
98 タイミングベルト
100 補助輪
102 把手
104 インデックス表示
106 円筒メディア
108 ローラ部材
110 ばね

Claims (8)

  1. テーブル移動式印刷装置の機体に脱着可能に固定可能な保持体と、該保持体に上下方向に平行移動可能に連結する基体と、円筒を支持するための所定の間隔を存して対向する一対の前記基体に設けられた円筒支持ローラと、印刷装置のテーブルの移動を回転運動に変換する動力変換機構とを備えたテーブル移動式印刷装置に用いられる円筒印刷用治具であって、前記一対の円筒支持ローラの軸部を回転伝動機構を介して連結し、前記円筒支持ローラの中の一方を前記動力変換機構の動力を用いて回転させ、該一方の円筒支持ローラの回転と同期して前記他方の円筒支持ローラが回転するようにしたことを特徴とする円筒印刷用治具。
  2. 前記動力変換機構を、前記基体に回転自在に連結し前記テーブルに前記基体の重量により接触する動力変換ローラにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の円筒印刷用治具。
  3. 前記動力変換ローラが前記一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラであることを特徴とする請求項2に記載の円筒印刷用治具。
  4. 前記動力変換ローラを、前記基体に設けた駆動ローラで構成し、該駆動ローラを前記一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラに回転伝動機構を介して連結したことを特徴とする請求項2に記載の円筒印刷用治具。
  5. 前記基体に前後方向にスライド可能に一対の取付体を設け、一方の取付体に前記駆動ローラと一対の円筒支持ローラの中の一方の円筒支持ローラとを回転自在に支承し、前記基体に該基体の前後方向に延びる無端状のタイミングベルトを回転自在に配置し、該タイミングベルトの片側に前記一対の支持ローラの軸部に設けたタイミングプーリを噛み合わせ、前記基体に前記一対の取付体を前記基体に脱着可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とする請求項4に記載の円筒印刷用治具。
  6. 前記係止機構は、設定した原点を基準として、複数の係止位置を前記基体の取付体を支持する支持面に設けた段階式であることを特徴とする請求項5に記載の円筒印刷用治具。
  7. 前記係止機構は、設定した原点を基準として取付体をスライドさせ、任意の位置で係止するようにした無段階式であることを特徴とする請求項5に記載の円筒印刷用治具。
  8. 機体と、テーブルと、該テーブルに対して平行な平面内で一方向に移動自在に支持された印刷ヘッドと、前記テーブルを前記印刷ヘッドの移動方向に対して直交する方向に移動可能に支持する副走査駆動機構と、前記テーブルを昇降方向に駆動するテーブル昇降駆動機構と、脱着可能な円筒印刷用治具とを備え、コントローラの制御により前記テーブルを一方向に移動し、前記印刷ヘッドを前記テーブルを横切る方向に移動し、テーブル上の印刷媒体に印刷を行うテーブル移動式の印刷装置であって、前記印刷用治具は、テーブル移動式印刷装置の機体に脱着可能に固定可能な保持体と、該保持体に上下方向に平行移動可能に連結する基体と、円筒を支持するための所定の間隔を存して対向する一対の前記基体に設けられた円筒支持ローラと、印刷装置のテーブルの移動を回転運動に変換する動力変換機構とを備え、前記一対の円筒支持ローラの軸部を回転伝動機構を介して連結し、前記円筒支持ローラの中の一方を前記動力変換機構の動力を用いて回転させ、該一方の円筒支持ローラの回転と同期して前記他方の円筒支持ローラが回転するようにしたことを特徴とする印刷装置。
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