JP2023088834A - 紫外線照射装置および印刷装置 - Google Patents

紫外線照射装置および印刷装置 Download PDF

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Soichiro Takehana
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紀之 宮越
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Abstract

【課題】円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置で使用される紫外線照射装置において、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能な紫外線照射装置を提供する。【解決手段】紫外線照射装置4は、被印刷体2を保持するとともに被印刷体2の軸心を回転中心にして被印刷体2を回転させる回転機構16と、紫外線硬化型のインクが付着した被印刷体2の外周面に向かって紫外線を照射する紫外線照射器17とを備えている。被印刷体2の外周面には、被印刷体2の上方から吐出されたインクが着弾する。紫外線照射器17は、被印刷体2の側方に配置されており、被印刷体2の側方から被印刷体2の外周面に向かって紫外線を照射する。【選択図】図3

Description

本発明は、円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置において使用される紫外線照射装置に関する。また、本発明は、かかる紫外線照射装置を備える印刷装置に関する。
従来、インクを吸収しない筒状体の外周面にインクジェット方式で印刷を行うための印刷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、樹脂製のチューブである筒状体が取り付けられる円柱状のマンドレルと、マンドレルの軸心を回転中心にしてマンドレルを回転させるモータと、筒状体の外周面に向かって紫外線硬化型のインクを吐出するインクジェットヘッドと、インクが付着した筒状体の外周面に向かって紫外線を照射する紫外線照射装置とを備えている。インクジェットヘッドは、筒状体の上方に配置されており、筒状体の外周面には、筒状体の上方から吐出されたインクが着弾する。紫外線照射装置は、筒状体の下方に配置されている。
特開2010-143200号公報
特許文献1に記載の印刷装置のように、紫外線硬化型のインクを用いて筒状体の外周面に印刷を行うための印刷装置では、筒状体の外周面に着弾したインクのにじみを抑制するために、筒状体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが好ましい。
そこで、本発明の課題は、円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置で使用される紫外線照射装置において、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能な紫外線照射装置を提供することにある。また、本発明の課題は、かかる紫外線照射装置を備える印刷装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の紫外線照射装置は、円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置において使用される紫外線照射装置であって、被印刷体を保持するとともに被印刷体の軸心を回転中心にして被印刷体を回転させる回転機構と、インクが付着した被印刷体の外周面に向かって紫外線を照射する紫外線照射器とを備え、被印刷体の外周面には、被印刷体の上方から吐出されたインクが着弾し、紫外線照射器は、被印刷体の側方に配置され、被印刷体の側方から被印刷体の外周面に向かって紫外線を照射することを特徴とする。
本発明の紫外線照射装置では、紫外線照射器は、被印刷体の側方に配置されており、被印刷体の上方から吐出されて着弾したインクが付着している被印刷体の外周面に向かって、被印刷体の側方から紫外線を照射している。そのため、本発明では、特許文献1に記載された印刷装置のように被印刷体の下方に紫外線照射器が配置されている場合と比較して、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能になる。
本発明において、紫外線照射装置は、被印刷体の上端部が配置される開口が形成されるとともに紫外線照射器を上側から覆うカバー部を有するカバーを備えることが好ましい。このように構成すると、たとえば、被印刷体の上方に配置されるインクジェットヘッドが被印刷体の外周面に向かってインクを吐出する場合、被印刷体の側方に配置される紫外線照射器が被印刷体の側方から紫外線を照射しても、インクジェットヘッドの下面を構成するノズル面に紫外線が照射されるのをカバー部によって抑制することが可能になる。したがって、紫外線照射器が被印刷体の側方に配置されていても、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりを抑制することが可能になる。
本発明において、カバーの上下方向の位置が調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、印刷装置で印刷される被印刷体の外径が変わる場合であっても、被印刷体の外径に合わせてカバーの上下方向の位置を調整することが可能になる。また、被印刷体の外径に合わせてカバーの上下方向の位置を調整することで、カバー部の開口の縁と被印刷体との隙間を必要最小限の隙間にすることが可能になる。したがって、紫外線照射器が被印刷体の側方に配置され、かつ、被印刷体の外径が変わる場合であっても、インクジェットヘッドのノズル面に紫外線が照射されるのをカバー部によって抑制することが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、紫外線照射装置は、開口の一部を塞ぐための2個の第2カバーを備え、2個の第2カバーのそれぞれの左右方向の位置が調整可能になっているとともに、2個の第2カバーのうちの一方の第2カバーは、左右方向の一方側から開口の一部を塞ぐことが可能になっており、他方の第2カバーは、左右方向の他方側から開口の一部を塞ぐことが可能になっていることが好ましい。
このように構成すると、印刷装置で印刷される被印刷体の外径が変わる場合であっても、被印刷体の外径に合わせて第2カバーの左右方向の位置を調整することが可能になる。また、被印刷体の外径に合わせて第2カバーの左右方向の位置を調整することで、第2カバーの端面と被印刷体との隙間を必要最小限の隙間にすることが可能になる。したがって、紫外線照射器が被印刷体の側方に配置され、かつ、被印刷体の外径が変わる場合であっても、インクジェットヘッドのノズル面に紫外線が照射されるのを第2カバーによって抑制することが可能になる。
本発明において、たとえば、紫外線照射装置は、2個の第2カバーのそれぞれの左右方向の位置を調整するためのカバー位置調整機構を備え、第2カバーは、左右方向へのスライドが可能になるようにカバーに保持され、カバー位置調整機構は、左右方向へのスライドが可能になるようにカバーに保持されるとともに左右方向の外側から第2カバーに接触して左右方向の内側に第2カバーを押す押付部材と、左右方向の外側に第2カバーを付勢する付勢部材と、カバーに回転可能に保持されるとともに押付部材に係合する調整用ネジとを備え、調整用ネジを回すと、第2カバーが左右方向にスライドする。この場合には、調整用ネジを回すといった簡単な作業で、第2カバーの左右方向の位置を調整することが可能になる。
本発明において、カバーは、カバー部を含むカバー上部と、カバー上部が上端側に取り付けられるカバー下部とを備え、カバー上部は、第2カバーおよびカバー位置調整機構を保持し、カバー上部およびカバー下部のいずれか一方は、永久磁石からなる吸着部材を備え、カバー上部およびカバー下部のいずれか他方は、永久磁石または磁性部材からなるとともに吸着部材に吸着される被吸着部材を備え、吸着部材と被吸着部材との間に生じる磁気的吸着力によってカバー上部がカバー下部に取り付けられていることが好ましい。
このように構成すると、磁気的吸着力によってカバー上部がカバー下部に取り付けられているため、カバー部を含むカバー上部をカバー下部から容易に取り外すことが可能になる。したがって、印刷後の被印刷体を回転機構から取り外して、印刷前の被印刷体を回転機構に取り付けるときに(すなわち、被印刷体を交換するときに)、カバー上部を容易に着脱することが可能になり、その結果、被印刷体の交換作業を容易に行うことが可能になる。
また、このように構成すると、カバー上部が第2カバーおよびカバー位置調整機構を保持しているため、一旦取り外れたカバー上部がカバー下部に取り付けられた後の、カバー部と第2カバーとの配置関係を維持することが可能になる。したがって、カバー上部が着脱されても、被印刷体の外径に合わせて左右方向で位置調整された第2カバーと被印刷体との相対位置の変動を抑制することが可能になり、その結果、引き続き同じ外径の被印刷体の印刷を行う場合には、カバー上部を着脱した後に、第2カバーの左右方向の位置を再調整する手間を省くことが可能になる。
本発明では、カバー下部の上下方向の位置が調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、印刷装置で印刷される被印刷体の外径が変わる場合であっても、被印刷体の外径に合わせてカバーの上下方向の位置を調整することが可能になる。また、被印刷体の外径に合わせてカバーの上下方向の位置を調整することで、カバー部の開口の縁と被印刷体との隙間を必要最小限の隙間にすることが可能になる。したがって、紫外線照射器が被印刷体の側方に配置され、かつ、被印刷体の外径が変わる場合であっても、インクジェットヘッドのノズル面に紫外線が照射されるのをカバー部によって抑制することが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、紫外線照射装置は、開口の前後方向の一部を塞ぐ第3カバーを備え、第3カバーは、カバー部に載置されていることが好ましい。このように構成すると、被印刷体の長さ(被印刷体の軸方向の長さ)に応じて開口の前後方向の一部を塞ぐことが可能になる。したがって、印刷装置で印刷される被印刷体の長さが変わる場合であっても、開口を通過した紫外線がインクジェットヘッドのノズル面に照射されるのを抑制することが可能になる。
本発明において、紫外線照射器の上下方向の位置が調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、印刷装置で印刷される被印刷体の外形が変わる場合であっても、被印刷体に付着したインクを硬化させる上でより適切な位置に紫外線照射器を配置することが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構の傾きが調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、被印刷体の上方に配置されるインクジェットヘッドが被印刷体の外周面に向かってインクを吐出する場合、被印刷体の外形が円錐台状または円錐状になっていても、回転機構の傾きを調整することで、被印刷体の軸方向の全域において、被印刷体の外周面とインクジェットヘッドのノズル面との距離(ギャップ)を一定にすることが可能になる。したがって、被印刷体に対して適切な印刷を行うことが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、紫外線照射装置は、たとえば、左右方向を回動の軸方向とする回転機構の回動が可能となるように回転機構が前後方向の一端部に連結されるベースフレームと、上下方向に配列される複数の段差面が形成される階段状の段差部を有するとともにベースフレームの前後方向の他端部に固定される支持フレームと、段差面に載置される載置部を有するとともに左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように回転機構に保持される係合部材と、回転機構に対する係合部材の回動方向の一方側に係合部材を付勢する第2付勢部材とを備え、回転機構は、被印刷体の一端を保持するとともに被印刷体と一緒に回転する第1回転部と、被印刷体の他端を保持するとともに被印刷体と一緒に回転する第2回転部と、第1回転部および第2回転部が回転可能に取り付けられる回動フレームとを備え、ベースフレームの前後方向の一端部には、回動フレームの前後方向の一端部が回動可能に連結され、係合部材は、回動フレームの前後方向の他端部に回動可能に保持され、第2付勢部材は、載置部が段差部に向かう方向に係合部材を付勢し、回転機構の自重によって載置部が段差面に載置され、第2付勢部材の付勢力に抗して係合部材を回動させると、段差面から載置部が外れる。
本発明において、紫外線照射装置は、回動フレームに回動可能に保持されるとともに回動フレームに対する係合部材の回動中心となる回動軸と、回動軸に固定される偏心カムとを備え、回動軸は、係合部材に対して回動可能となっており、回動フレームには、偏心カムが配置されるカム配置穴が形成され、回動フレームに対して偏心カムを回動させると、回動フレームの前後方向の他端部が係合部材に対して上下動することが好ましい。このように構成すると、偏心カムを利用して、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構の傾きを微調整することが可能になる。
本発明において、偏心カムは、円板状に形成される偏心円板カムであり、偏心カムの中心と回動軸の軸心との距離である偏心量は、上下方向で隣接する段差面の間の段差の半分と等しくなっていることが好ましい。このように構成すると、支持フレームの段差部と係合部材とを用いて、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構の傾きを調整する場合であっても、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構の傾きを連続的に調整することが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心に対する紫外線照射器の傾きが調整可能になっていることが好ましい。このように構成すると、被印刷体の外形が円錐台状または円錐状になっていても、紫外線照射器の傾きを調整することで、被印刷体の軸方向の全域において、被印刷体の外周面と紫外線照射器との距離を一定にすることが可能になる。したがって、被印刷体の外周面に付着したインクを適切に硬化させることが可能になる。
本発明において、紫外線照射装置は、回転機構に被印刷体が保持されていることを検知するための第1検知機構を備え、第1検知機構によって回転機構に被印刷体が保持されていることが検知されると、紫外線照射器による紫外線の照射が可能になることが好ましい。このように構成すると、回転機構に被印刷体が保持されていないと、紫外線照射器が紫外線を照射しないため、印刷装置のオペレータが紫外線照射器に触れられる状態で、紫外線照射器による紫外線の照射が行われるのを防止することが可能になる。したがって、紫外線照射装置の安全性を高めることが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、たとえば、回転機構は、被印刷体の一端を保持する第1回転部と、第1回転部を回転可能に保持する第1保持部と、第1回転部を回転させるためのモータと、第1回転部とモータとを連結する動力伝達機構と、被印刷体の他端を保持する第2回転部と、第2回転部を回転可能に保持する第2保持部と、左右方向を回動の軸方向とする第2保持部の回動が可能となるように第2保持部を回動可能に保持する第3保持部と、第2保持部が第1保持部側に傾く方向に第3保持部に対して第2保持部を付勢する第3付勢部材とを備え、第1検知機構は、第3保持部に取り付けられ、回転機構に被印刷体が取り付けられると、第2保持部が第1検知機構によって検知される位置まで第3付勢部材の付勢力に抗して第3保持部に対して回動する。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、紫外線照射装置は、被印刷体の上端部が配置される開口が形成されるとともに紫外線照射器を上側から覆うカバー部を有するカバーと、カバー部に載置されるとともに開口の前後方向の一部を塞ぐ第3カバーと、カバー部に第3カバーが載置されていることを検知するための第2検知機構とを備え、第2検知機構によってカバー部に第3カバーが載置されていることが検知されると、紫外線照射器による紫外線の照射が可能になることが好ましい。このように構成すると、カバーおよび第3カバーが取り付けられていないと、紫外線照射器が紫外線を照射しないため、印刷装置のオペレータが紫外線照射器に触れられる状態で、紫外線照射器による紫外線の照射が行われるのを効果的に防止することが可能になる。したがって、紫外線照射装置の安全性をより高めることが可能になる。
本発明において、上下方向から見たときの被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、たとえば、回転機構は、被印刷体の一端を保持する第1回転部と、第1回転部を回転可能に保持する第1保持部と、第1回転部を回転させるためのモータと、第1回転部とモータとを連結する動力伝達機構と、被印刷体の他端を保持する第2回転部と、第2回転部を回転可能に保持する第2保持部と、左右方向を回動の軸方向とする第2保持部の回動が可能となるように第2保持部を回動可能に保持する第3保持部と、第2保持部が第1保持部側に傾く方向に第3保持部に対して第2保持部を付勢する第3付勢部材とを備え、被印刷体の軸心の方向における第3保持部の位置が調整可能になっており、第3カバーには、第2検知機構によって検知される被検知部を有する被検知部材が取り付けられ、第2検知機構は、第2保持部に取り付けられ、回転機構に被印刷体が保持された状態でカバー部の所定の位置に第3カバーが載置されると、被検知部が第2検知機構によって検知される。
この場合には、被印刷体の長さに応じて、被印刷体の軸心の方向における第3保持部の位置が調整されるため、第2保持部に取り付けられた第2検知機構を被印刷体の長さに応じて移動させて所定の位置に配置することが可能になる。したがって、被印刷体の長さに応じて第3カバーを移動させたり、被印刷体の長さに応じて第3カバーを交換したりする場合であっても、第2検知機構によって、カバー部の適切な位置に第3カバーが載置されたことを検知することが可能になる。
本発明の紫外線照射装置は、紫外線照射装置が載置されるテーブルと、被印刷体の上方に配置されるとともに被印刷体の外周面に向かってインクを吐出するインクジェットヘッドとを備える印刷装置に用いることができる。この印刷装置では、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能になる。
以上のように、本発明では、円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置で使用される紫外線照射装置において、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能になる。また、本発明の印刷装置では、被印刷体の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる印刷装置の概略構成を示す正面図である。 図1に示す紫外線照射装置の平面図である。 図2に示す紫外線照射装置の構成を説明するための正面図である。 図3に示す回転機構およびその周辺部の構成を説明するための側面図である。 図3に示す回転機構およびその周辺部の構成を説明するための側面図である。 図4のE部の構成を説明するための拡大図である。 図3に示す紫外線照射器およびその周辺部の構成を説明するための側面図である。 図5に示す円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の印刷を行うときの紫外線照射器等の状態を説明するための平面図である。 図3に示すカバー、第2カバー、カバー位置調整機構および第3カバー等の平面図である。 図9に示すカバー、第2カバー、カバー位置調整機構および第3カバー等の側面図である。 図9に示すカバー、第2カバー、カバー位置調整機構および第3カバー等の正面図である。 図11に示すカバー上部とカバー下部とが分離された状態を示す正面図である。 (A)は、図10のF部の構成を説明するための拡大図であり、(B)は、図10のG部の構成を説明するための拡大図である。 図9に示すカバー部および第2カバーと被印刷体との配置関係を説明するための正面図である。 図4のE部の構成を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる回転機構の周辺部の構成を説明するための側面図である。 図16(A)のG-G方向から回転機構の周辺部の構成を説明するための図である。 図17のH-H方向から支持フレームおよび係合部材等を示す側面図である。 図17のJ-J断面の構成を説明するための図である。 図17のK-K断面の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器の周辺部の構成を説明するための側面図である。 図21のM-M方向から紫外線照射器の周辺部の構成を説明するための図である。 図22のN-N断面の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかるカバー部の構成を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるカバーの構成を説明するための側面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる第3カバーの構成を説明するための拡大側面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射装置の構成を説明するための正面図である。 図27のP-P方向から紫外線照射装置の一部の構成を示す底面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる回転機構の構成を説明するための平面図である。 図29のQ-Q断面の断面図である。 図29のR部の構成を説明するための拡大平面図である。 図29のR部の構成を説明するための拡大平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(印刷装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる印刷装置1の概略構成を示す正面図である。
本形態の印刷装置1は、円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための装置であり、たとえば、業務用のインクジェットプリンタである。被印刷体2は、たとえば、筒状に形成されている。すなわち、被印刷体2は、円筒状、円錐台筒状または円錐筒状に形成されている。また、被印刷体2は、たとえば、樹脂で形成されている。印刷装置1では、外径や長さが異なる複数種類の被印刷体2の印刷を行うことが可能になっている。たとえば、印刷装置1で印刷可能な被印刷体2の外径は、40~110(mm)となっている。
印刷装置1は、被印刷体2の外周面に向かって紫外線硬化型のインクを吐出するインクジェットヘッド3と、被印刷体2の外周面に吐出されたインクを硬化させるための紫外線照射装置4と、紫外線照射装置4が載置されるテーブル5を有するステージ6と、インクジェットヘッド3が搭載されるキャリッジ7と、主走査方向への移動が可能となるようにキャリッジ7を保持するYバー8と、上下方向(鉛直方向)と主走査方向とに直交する副走査方向への移動が可能となるようにステージ6を保持する本体フレーム9とを備えている。
また、印刷装置1は、Yバー8に対してキャリッジ7を主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構11と、本体フレーム9に対してステージ6を副走査方向に移動させるステージ駆動機構12と、テーブル5を昇降させるテーブル昇降機構13とを備えている。キャリッジ駆動機構11は、たとえば、モータと、モータの動力をキャリッジ7に伝達するベルトおよびプーリ等の動力伝達機構とを備えている。ステージ駆動機構12は、たとえば、モータと、モータの動力をステージ6に伝達するベルトおよびプーリ等の動力伝達機構とを備えている。テーブル昇降機構13は、たとえば、モータと、モータの動力をテーブル5に伝達するボールねじ等の動力伝達機構とを備えている。
テーブル5の上面は、上下方向に直交する平面となっている。テーブル5に載置される紫外線照射装置4は、インクジェットヘッド3よりも下側に配置されている。被印刷体2は、紫外線照射装置4に保持されており、インクジェットヘッド3の下方に配置されている。すなわち、インクジェットヘッド3は、被印刷体2の上方に配置されている。インクジェットヘッド3は、下側に向かってインクを吐出する。
インクジェットヘッド3が吐出したインクは、被印刷体2の上端部において被印刷体2の外周面に着弾する。すなわち、被印刷体2の外周面には、被印刷体2の上方から吐出されたインクが着弾する。インクジェットヘッド3の下面は、インクを吐出する複数のノズルが配列されるノズル面となっている。インクジェットヘッド3のノズル面と被印刷体2の上端との距離(ギャップ)は、たとえば、2(mm)である。
(紫外線照射装置の全体構成)
図2は、図1に示す紫外線照射装置4の平面図である。図3は、図2に示す紫外線照射装置4の構成を説明するための正面図である。
紫外線照射装置4は、被印刷体2を保持するとともに被印刷体2の軸心を回転中心にして被印刷体2を回転させる回転機構16を備えている。本形態では、円柱状の外形を有する被印刷体2に印刷を行うときには、被印刷体2の軸心の方向は水平方向と平行になっている。一方、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2に印刷を行うときには、被印刷体2の軸心の方向は水平方向に対して傾いている。このときの水平方向に対する被印刷体2の軸心の方向の傾斜角度は、それほど大きくなく、たとえば、最大でも15°程度である。
以下の説明では、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心の方向(図2等のX方向)を前後方向とし、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に直交する方向(図2等のY方向)を左右方向とする。すなわち、水平方向であって、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心の方向を前後方向とし、水平方向であって、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に直交する方向を左右方向とする。また、以下では、前後方向の一方側である図2等のX1方向側を「前」側とし、その反対側である図2等のX2方向側を「後ろ」側とし、左右方向の一方側である図2等のY1方向側を「右」側とし、その反対側である図2等のY2方向側を「左」側とする。
本形態では、左右方向と主走査方向とが一致するように(すなわち、前後方向と副走査方向とが一致するように)、紫外線照射装置4がテーブル5に載置されている。なお、本形態では、インクジェットヘッド3を一定位置に停止させた状態で回転機構16によって被印刷体2を回転させながら被印刷体2に印刷を行う。また、本形態では、被印刷体2の長さ(軸心の方向の長さ)がインクジェットヘッド3の前後方向の幅よりも長くなっているため、被印刷体2の印刷を行うときには、テーブル5を段階的に前後方向(副走査方向)に移動させる。
紫外線照射装置4は、インクが付着した被印刷体2の外周面に向かって紫外線を照射する紫外線照射器17と、紫外線照射器17を上側から覆うカバー部18aを有するカバー18とを備えている。カバー部18aには、被印刷体2の上端部が配置される開口18bが形成されている。紫外線照射器17は、被印刷体2の側方に配置されている。具体的には、紫外線照射器17は、被印刷体2の左側に配置されている。紫外線照射器17は、被印刷体2の側方から被印刷体2に紫外線を照射する。すなわち、紫外線照射器17は、被印刷体2の左側から被印刷体2に紫外線を照射する。
本形態では、被印刷体2の印刷を行うときに、回転機構16は、前側から見たときの反時計回りの方向に被印刷体2を回転させる。また、上述のように、紫外線照射器17は、被印刷体2の左側に配置されている。すなわち、紫外線照射器17は、被印刷体2の側方に配置されるとともに、回転機構16による被印刷体2の回転方向において、被印刷体2の外周面へのインクの着弾地点の下流側に配置されている。また、紫外線照射器17は、被印刷体2の左側から被印刷体2に紫外線を照射する。そのため、被印刷体2の上端部において被印刷体2にインクが着弾した後、被印刷体2が180°回転する前に、被印刷体2の外周面の、インクが着弾した部分に紫外線が照射される。
また、紫外線照射装置4は、左右方向の外側から開口18bの一部を塞ぐための2個の第2カバー20と、2個の第2カバー20のそれぞれの左右方向の位置を調整するためのカバー位置調整機構21とを備えている。すなわち、2個の第2カバー20のそれぞれの左右方向の位置は調整可能になっている。本形態の紫外線照射装置4は、4個のカバー位置調整機構21を備えている。さらに、紫外線照射装置4は、開口18bの前後方向の一部を塞ぐ第3カバー22を備えている。第3カバー22は、カバー部18aに載置されている。また、紫外線照射装置4は、回転機構16に被印刷体2が保持されていることを検知するための第1検知機構23(図6参照)と、カバー部18aに第3カバー22が載置されていることを検知するための第2検知機構24(図15等参照)とを備えている。なお、図3では、第3カバー22の図示を省略している。
(回転機構および回転機構の周辺部の構成)
図4、図5は、図3に示す回転機構16およびその周辺部の構成を説明するための側面図である。図6は、図4のE部の構成を説明するための拡大図である。
回転機構16は、被印刷体2の一端を保持する第1回転部27と、第1回転部27を回転可能に保持する第1保持部28と、第1回転部27を回転させるためのモータ29と、第1回転部27とモータ29とを連結する動力伝達機構30と、被印刷体2の他端を保持する第2回転部32と、第2回転部32を回転可能に保持する第2保持部33と、左右方向を回動の軸方向とする第2保持部33の回動が可能となるように第2保持部33を回動可能に保持する第3保持部34と、第2保持部33が第1保持部28側に傾く方向に第3保持部34に対して第2保持部33を付勢する第3付勢部材としての圧縮コイルバネ35(図6(A)参照)とを備えている。
第1回転部27および第2回転部32は、被印刷体2と一緒に回転する。第1回転部27は、被印刷体2の後端を保持し、第2回転部32は、被印刷体2の前端を保持している。第1回転部27、第1保持部28、モータ29および動力伝達機構30は、被印刷体2の後ろ側に配置されている。第2回転部32、第2保持部33、第3保持部34および圧縮コイルバネ35は、被印刷体2の前側に配置されている。動力伝達機構30は、ベルトおよびプーリによって構成されている。なお、動力伝達機構30は、歯車列によって構成されていても良い。
第2保持部33は、第3保持部34の上端部に回動可能に連結されている。第2保持部33は、第3保持部34の上端部の後端側に配置される回動中心軸37を中心にして第3保持部34に対して回動可能となっている。圧縮コイルバネ35は、回動中心軸37よりも前側に配置されている。圧縮コイルバネ35は、第2保持部33に下側から接触しており、第2保持部33を上側に向かって付勢している。すなわち、第2保持部33は、圧縮コイルバネ35によって、回動中心軸37を中心にして、図6の時計回りの方向に付勢されている。
回転機構16に被印刷体2が取り付けられていないときには、第2保持部33は、圧縮コイルバネ35の付勢力によって第1保持部28側に傾いている(図6(C)参照)。すなわち、回転機構16に被印刷体2が取り付けられていないときには、第1回転部27の軸心に対して、第2回転部32の軸心が傾いている。回転機構16に被印刷体2が取り付けられると、第2保持部33は、圧縮コイルバネ35の付勢力に抗して、第2回転部32の軸心と被印刷体2の軸心とが一致する位置まで回動する。
第3保持部34は、被印刷体2の軸心の方向に移動可能になっており、被印刷体2の軸心の方向における第3保持部34の位置が調整可能になっている。本形態では、被印刷体2の長さに応じて、被印刷体2の軸心の方向における第2回転部32、第2保持部33および第3保持部34の位置が調整される。また、本形態では、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構16の傾きが調整可能になっている。すなわち、水平方向に対する被印刷体2の軸心の傾きが調整可能となっている。本形態では、図5に示すように、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の外周面に印刷を行うときに回転機構16の傾きが調整される。
回転機構16は、被印刷体2の軸心の方向に第3保持部34を案内するためのガイドレール38と、ガイドレール38に係合するとともに第3保持部34が固定されるガイドブロック39と、ガイドレール38が固定される回動フレーム40とを備えている。回動フレーム40は、被印刷体2の軸心の方向に細長い長尺状に形成されている。第1保持部28の下端部は、回動フレーム40に固定されている。すなわち、第1回転部27は、第1保持部28を介して回動フレーム40に回転可能に取り付けられている。
ガイドブロック39は、ガイドレール38に上側から係合している。ガイドブロック39は、第2保持部33よりも下側に配置されている。ガイドブロック39には、第3保持部34が固定されている。すなわち、第2回転部32は、第2保持部33、第3保持部34、ガイドブロック39およびガイドレール3を介して回動フレーム40に回転可能に取り付けられている。ガイドブロック39は、第3保持部34と一緒に被印刷体2の軸心の方向に移動する。
回動フレーム40には、被印刷体2の軸心の方向に細長いネジ挿通穴(図示省略)が形成されている。ネジ挿通穴には、第3保持部34を回動フレーム40に固定するための固定用ネジ46(図15参照)が挿通されている。第3保持部34には、固定用ネジ46が係合するネジ穴が形成されている。固定用ネジ46を緩めると、ガイドレール38に沿って被印刷体2の軸心の方向に第2回転部32、第2保持部33および第3保持部34を移動させることが可能になる。
回動フレーム40は、紫外線照射装置4の底面を構成する下部フレーム41に対して回動可能となっている。具体的には、回動フレーム40は、左右方向を回動の軸方向として下部フレーム41に対して回動可能となっている。また、回動フレーム40は、紫外線照射装置4の後端側に配置される回動中心軸42を中心にして回動可能となっている。下部フレーム41の後端部には、支持フレーム43が固定されている。支持フレーム43には、回動中心軸42が取り付けられている。支持フレーム43は、左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。具体的には、支持フレーム43は、回動フレーム40の左右方向の両端側に配置されている。
下部フレーム41の前端部には、ガイドフレーム44が固定されている。ガイドフレーム44には、回動フレーム40の回動方向に回動フレーム40を案内するためのガイド穴44aが形成されている。ガイド穴44aは、左右方向でガイドフレーム44を貫通している。左右方向から見たときのガイド穴44aの形状は、回動中心軸42を回動中心とする円弧状となっている。ガイドフレーム44は、左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。具体的には、ガイドフレーム44は、回動フレーム40の左右方向の両端側に配置されている。
ガイド穴44aには、回動フレーム40の前端部をガイドフレーム44に固定するための固定用ネジ45が挿通されている。固定用ネジ45は、つまみネジである。回動フレーム40の前端部には、固定用ネジ45が係合するネジ穴が形成されている。固定用ネジ45を緩めると、回動中心軸42を中心にして、下部フレーム41、支持フレーム43およびガイドフレーム44に対して回動フレーム40を回動させることが可能になる。また、回動フレーム40を回動させることで、水平方向に対する回転機構16の傾きが調整される。
本形態では、円柱状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、図4に示すように、被印刷体2の軸心の方向と前後方向とが一致するように回動フレーム40が固定されている。すなわち、円柱状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、被印刷体2の軸心は水平面上に配置されている。また、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、図5に示すように、被印刷体2の上端が前後方向と平行になるように、回転機構16の傾きが調整されて、回動フレーム40が固定される。
(紫外線照射器および紫外線照射器の周辺部の構成)
図7は、図3に示す紫外線照射器17およびその周辺部の構成を説明するための側面図である。図8は、図5に示す円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときの紫外線照射器17等の状態を説明するための平面図である。
紫外線照射器17は、紫外線(紫外光)を射出する多数のLEDチップが実装されるLED基板48を備えている。LED基板48は、細長い長方形の平板状に形成されている。LED基板48は、左右方向から見たときに長方形状に形成されるLED基板48の短辺方向と上下方向とが一致し、LED基板48の長辺方向と前後方向とが一致するように配置されている。上述のように、紫外線照射器17は、被印刷体2の左側に配置されている。紫外線照射器17は、右側に向かって紫外線を射出する。本形態では、紫外線照射器17の上下方向の位置が調整可能になっている。また、紫外線照射器17の左右方向の位置と、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に対する紫外線照射器17の傾きとが調整可能になっている。
紫外線照射器17は、保持部49に固定されている。紫外線照射器17が取り付らけれた保持部49は、載置部50に載置されている。載置部50の上面は、上下方向に直交する平面となっている。載置部50には、互いに平行な一対のリンク部材51の一端部が回動可能に連結されている。リンク部材51の他端部は、下部フレーム41に固定される保持フレーム52に回動可能に連結されている。保持フレーム52は、載置部50よりも下側に配置されている。
リンク部材51は、左右方向を回動の軸方向として載置部50および保持フレーム52に対して回動可能になっている。一対のリンク部材51は、左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。具体的には、図3に示すように、一対のリンク部材51は、載置部50および保持フレーム52の左右方向の両端側に配置されている。本形態では、載置部50とリンク部材51と保持フレーム52とによって平行リンク機構が形成されている。
保持フレーム52の前端部には、ガイドフレーム53が固定されている。ガイドフレーム53には、載置部50を上下方向に案内するためのガイド穴53aが形成されている。ガイド穴53aは、左右方向でガイドフレーム53を貫通している。ガイド穴53aは、円弧状に形成されている。ガイドフレーム53は、左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。具体的には、ガイドフレーム53は、載置部50および保持フレーム52の左右方向の両端側に配置されている。
ガイド穴53aには、載置部50の前端部をガイドフレーム53に固定するための固定用ネジ54が挿通されている。固定用ネジ54は、つまみネジである。載置部50の前端部には、固定用ネジ54が係合するネジ穴が形成されている。固定用ネジ54を緩めると、下部フレーム41、保持フレーム52およびガイドフレーム53に対して載置部50を昇降させることが可能になる。また、載置部50を昇降させることで、紫外線照射器17の上下方向の位置が調整される。本形態では、被印刷体2の外周面の最適な箇所に紫外線が照射されるように、被印刷体2の外形に応じて紫外線照射器17の上下方向の位置が調整される。
保持部49の下面には、シート状の永久磁石であるマグネットシート55が貼り付けられている。載置部50の上面を構成する部材は、磁性を有する金属材料で形成された磁性部材となっている。保持部49は、マグネットシート55と載置部50の上面との間に生じる磁気的吸着力によって載置部50の上面に固定されている。本形態では、磁気的吸着力によって載置部50の上面に固定される保持部49を左右方向に移動させることで、紫外線照射器17の左右方向の位置が調整される。また、磁気的吸着力によって載置部50の上面に固定される保持部49を水平面内において傾けることで、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に対する紫外線照射器17の傾きが調整される。
本形態では、円柱状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、紫外線照射器17の紫外線の射出面が前後方向と平行になるように紫外線照射器17が設置される。また、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、図8に示すように、紫外線照射器17の紫外線の射出面が被印刷体2の左端と平行になるように、紫外線照射器17の傾きが調整されて、紫外線照射器17が設置される。
(カバー、第2カバー、カバー位置調整機構および第3カバーの構成)
図9は、図3に示すカバー18、第2カバー20、カバー位置調整機構21および第3カバー22等の平面図である。図10は、図9に示すカバー18、第2カバー20、カバー位置調整機構21および第3カバー22等の側面図である。図11は、図9に示すカバー18、第2カバー20、カバー位置調整機構21および第3カバー22等の正面図である。図12は、図11に示すカバー上部58とカバー下部59とが分離された状態を示す正面図である。図13(A)は、図10のF部の構成を説明するための拡大図であり、図13(B)は、図10のG部の構成を説明するための拡大図である。図14は、図9に示すカバー部18aおよび第2カバー20と被印刷体2との配置関係を説明するための正面図である。
カバー18は、カバー部18aを含むカバー上部58と、カバー上部58が上端側に取り付けられるカバー下部59とを備えている。本形態のカバー18は、1個のカバー上部58と2個のカバー下部59とによって構成されている。2個のカバー下部59は、左右方向に間隔をあけた状態で配置されている。右側に配置されるカバー下部59は、カバー上部58の右端部を下側から支持し、左側に配置されるカバー下部59は、カバー上部58の左端部を下側から支持している。本形態では、カバー18の上下方向の位置が調整可能となっている。具体的には、カバー下部59の上下方向の位置が調整可能となっている。
カバー部18aは、長方形の平板状に形成されている。カバー部18aは、カバー部18aの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。また、カバー部18aは、カバー部18aの長辺方向と前後方向とが一致するように配置されている。カバー部18aは、カバー18の上面を構成するとともにカバー上部58の上面を構成している。
開口18bは、上下方向でカバー部18aを貫通する貫通穴である。開口18bは、前後方向に細長い長方形状に形成されている。開口18bの前後方向の長さは、印刷装置1で印刷が行われる被印刷体2の中で最も長い被印刷体2の長さよりも長くなっている。カバー部18aの上面には、左右方向において第3カバー22を位置決めするためのガイド板60が固定されている。ガイド板60は、前後方向に細長い長方形の平板状に形成されている。ガイド板60は、左右方向において間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。2枚のガイド板60は、左右方向において開口18bを挟むように配置されている。
カバー上部58は、カバー上部58の前後方向の側面を構成する平板状の2個の側板部58aと、カバー上部58の左右方向の側面を構成する平板状の2個の側板部58bとを備えている。側板部58aは、側板部58aの厚さ方向と前後方向とが一致するように配置され、側板部58bは、側板部58bの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。側板部58aは、カバー部18aの前後方向の両端に繋がり、側板部58bは、カバー部18aの左右方向の両端に繋がっている。
また、カバー上部58は、カバー位置調整機構21の一部を構成する後述の押付部材68が取り付けられる取付部58cと、第2カバー20を保持する保持部58dとを備えている。取付部58cは、前後方向に細長い略長方形の平板状に形成されている。取付部58cは、取付部58cの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。取付部58cは、カバー部18aの下側に配置されている。また、取付部58cは、カバー上部58の右端部と左端部との2箇所に配置されている。取付部58cの下面には、シート状の永久磁石であるマグネットシート61が貼り付けられている。すなわち、カバー上部58は、マグネットシート61を備えている。本形態のマグネットシート61は、永久磁石からなる吸着部材となっている。
保持部58dは、カバー上部58の後端部において左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されるとともに、カバー上部58の前後方向の中心よりも前側において左右方向に間隔をあけた状態で2箇所に配置されている。カバー上部58の後端部に配置される2個の保持部58dは、左右方向において開口18bの両側に配置されている。同様に、カバー上部58の前後方向の中心よりも前側に配置される2個の保持部58dは、左右方向において開口18bの両側に配置されている。
保持部58dは、カバー部18aの下面に固定される平板状の固定板62と、固定板62の下面に固定される平板状の載置板63とから構成されている。載置板63は、固定板62よりも前後方向の内側に突出している。載置板63の上面は、上下方向に直交する平面となっている。図13に示すように、カバー部18aの下面と載置板63の上面との間には隙間が形成されている。この隙間には、第2カバー20の前後方向の両端部が配置されている。
カバー下部59は、磁性材料で形成されている。たとえば、カバー下部59は、磁性を有する金属材料で形成されている。カバー下部59は、固定フレーム64に固定されている。固定フレーム64の下端部は、下部フレーム41に固定されている。固定フレーム64は、下部フレーム41の右前端、右後端、左前端および左後端の4箇所に固定されている。カバー下部59は、固定フレーム64に固定される被固定部59aと、取付部58cが載置される載置部59bとを備えている。
載置部59bは、前後方向に細長い長方形の平板状に形成されている。載置部59bは、載置部59bの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。載置部59bは、カバー下部59の上面を構成している。上述のように、カバー下部59は磁性材料で形成されている。すなわち、載置部59bは磁性材料で形成されている。カバー上部58は、マグネットシート61と載置部59bの上面との間に生じる磁気的吸着力によって載置部59bの上面に固定されている。すなわち、カバー上部58は、マグネットシート61と載置部59bの上面との間に生じる磁気的吸着力によってカバー下部59に取り付けられている。本形態の載置部59bは、磁性部材からなるとともに吸着部材であるマグネットシート61に吸着される被吸着部材となっている。
本形態では、カバー下部59に取り付けられるカバー上部58は、側板部58bの左右方向の内側面および載置部59bの端面等によってカバー下部59に対して水平方向で位置決めされる。そのため、カバー下部59にカバー上部58を取り付けると、カバー下部59に対してカバー上部58が水平方向で自動的に位置決めされる。
被固定部59aは、カバー下部59の前端部と後端部との2箇所に配置されている。図10に示すように、被固定部59aには、固定フレーム64に対してカバー下部59を上下方向に案内するためのガイド穴59cが形成されている。ガイド穴59cは、左右方向で被固定部59aを貫通している。ガイド穴59cは、上下方向に細長い長穴状に形成されている。ガイド穴59cには、カバー下部59を固定フレーム64に固定するための固定用ネジ65が挿通されている。固定フレーム64には、固定用ネジ65が係合するネジ穴が形成されている。
固定用ネジ65を緩めると、下部フレーム41および固定フレーム64に対してカバー下部59を昇降させることが可能になる。また、カバー下部59を昇降させることで、カバー下部59の上下方向の位置が調整される。すなわち、固定用ネジ65を緩めると、下部フレーム41および固定フレーム64に対してカバー18を昇降させることが可能になり、カバー18を昇降させることで、カバー18の上下方向の位置が調整される。
第2カバー20は、主として、前後方向に細長い略長方形の平板状に形成される平板部によって構成されている。第2カバー20の平板部は、第2カバー20の厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。第2カバー20の平板部の下面には、起毛処理が施されている。第2カバー20は、カバー部18aの下側に配置されている。上述のように、カバー部18aの下面と載置板63の上面との間の隙間に、第2カバー20の前後方向の両端部が配置されており、第2カバー20は、カバー18に保持されている。具体的には、第2カバー20は、カバー上部58に保持されている。また、第2カバー20は、左右方向へのスライドが可能となるようにカバー18に保持されている。
第2カバー20の前後方向の長さは、開口18bの前後方向の長さよりも短くなっている。前後方向において、第2カバー20の後端と開口18bの後端とはほぼ同じ位置に配置されている。2枚の第2カバー20のうちの一方の第2カバー20は、開口18bの左右方向の中心よりも右側に配置されており、右側から開口18bの一部を塞ぐことが可能になっている。他方の第2カバー20は、開口18bの左右方向の中心よりも左側に配置されており、左側から開口18bの一部を塞ぐことが可能になっている。
カバー位置調整機構21は、2枚の第2カバー20の前端部の左右方向の外側の2箇所と、2枚の第2カバー20の後端部の左右方向の外側の2箇所とに配置されている。カバー位置調整機構21は、カバー上部58に保持されている。カバー位置調整機構21は、左右方向の外側から第2カバー20に接触して左右方向の内側に第2カバー20を押す押付部材68と、左右方向の外側に第2カバー20を付勢する付勢部材としての引張りコイルバネ69と、カバー18に回転可能に保持されるとともに押付部材68に係合する調整用ネジ70とを備えている。
押付部材68は、左右方向へのスライドが可能になるようにカバー18に保持されている。押付部材68は、カバー上部58の取付部58cに載置されている。押付部材68は、カバー部18aの下側に配置されている。押付部材68は、2枚の第2カバー20の左右方向の外側に配置されている。右側に配置される押付部材68は、右側に配置される第2カバー20の右端面に接触して第2カバー20を左側に押している。左側に配置される押付部材68は、左側に配置される第2カバー20の左端面に接触して第2カバー20を右側に押している。
図9に示すように、押付部材68には、左右方向に押付部材68を案内するためのガイド穴68aが形成されている。ガイド穴68aには、ガイド用ネジ71が上側から挿通されている。取付部58cには、ガイド用ネジ71が係合するネジ穴が形成されている。押付部材68は、ガイド用ネジ71に沿って左右方向にスライド可能となっている。また、押付部材68には、調整用ネジ70が係合するネジ穴が形成されている。
引張りコイルバネ69の一端部は、第2カバー20に係合している。引張りコイルバネ69の他端部は、取付部58cに形成されるバネ係合部に係合している。引張りコイルバネ69は、2枚の第2カバー20の左右方向の外側に配置されている。右側に配置される引張りコイルバネ69は、右側に配置される第2カバー20を右側に付勢し、左側に配置される引張りコイルバネ69は、左側に配置される第2カバー20を左側に付勢している。調整用ネジ70は、つまみネジである。調整用ネジ70は、側板部58bに回動可能に保持されている。調整用ネジ70の頭部は、側板部58bの左右方向の外側に配置されている。
本形態では、調整用ネジ70を回すと、第2カバー20が左右方向にスライドする。また、本形態では、第2カバー20の前端側と後端側とにカバー位置調整機構21が配置されているため、前側に配置される押付部材68の左右方向の位置と、後ろ側に配置される押付部材68の左右方向の位置とをずらすことで、図8に示すように、上下方向から見たときの前後方向に対する第2カバー20の傾きを調整することが可能になっている。
第3カバー22は、長方形の平板状に形成されている。上述のように、第3カバー22は、カバー部18aに載置されている。第3カバー22は、2枚のガイド板60の間に配置されている。第3カバー22は、開口18bの前端側部分を塞いでいる。第3カバー22の前端は、開口18bの前端よりも前側に配置されている。第3カバー22には、第2検知機構24によって検知される被検知部72aを有する被検知部材72が取り付けられている。被検知部材72は、第3カバー22の下面に固定されている。被検知部材72は、第3カバー22の下面から下側に向かって伸びており、被検知部材72の下端部が被検知部72aとなっている。
本形態では、被印刷体2の外径に応じて、カバー18の上下方向の位置と第2カバー20の左右方向の位置とを調整する。具体的には、たとえば、被印刷体2の外径が比較的大きい場合には、図14(A)に示すように、開口18bの左右方向の縁と被印刷体2の外周面との間の隙間G1が必要最小限の大きさとなるように、カバー18の上下方向の位置と第2カバー20の左右方向の位置とを調整する。また、たとえば、被印刷体2の外径が比較的小さい場合には、図14(B)に示すように、第2カバー20の端面と被印刷体2の外周面との間の隙間G2が必要最小限の大きさとなるように、カバー18の上下方向の位置と第2カバー20の左右方向の位置とを調整する。
また、本形態では、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときには、図8に示すように、被印刷体2の形状に応じて第2カバー20の傾きを調整する。具体的には、前後方向の全域において第2カバー20の端面と被印刷体2の外周面との間の隙間G2が一定になるように、被印刷体2の形状に応じて第2カバー20の傾きを調整する。隙間G1、G2は、たとえば、2(mm)である。また、第2カバー20の左右方向の調整および傾きの調整を行うときには、第2カバー20の端面と被印刷体2の外周面との間にシム板(たとえば、厚さ2(mm)のシム板)を配置するとともに、第2カバー20を移動させて、第2カバー20の端面と被印刷体2の外周面とをシム板に押し付ける。
また、本形態では、被印刷体2の長さに応じて第3カバー22の前後方向の位置をずらす。被印刷体2の長さが比較的短くて、開口18bの前端部を第3カバー22で覆うことができない場合には、追加のカバーを第3カバー22の前側に配置する。ただし、前後方向の長さが異なる複数種類の第3カバー22を準備しておいて、開口18bの前端側部分の全体が覆われる第3カバー22を選択して取り付けても良い。
(第1検知機構および第2検知機構の構成)
図15は、図4のE部の構成を説明するための平面図である。
第1検知機構23は、接点部を構成する接点部材と接点部材を押すレバー23aとを有するインターロックスイッチである(図6参照)。第1検知機構23は、第3保持部34に取り付けられている。第1検知機構23は、第2保持部33の下側に配置されている。レバー23aは、第1検知機構23の本体部の上側に配置されている。回転機構16に被印刷体2が取り付けられていないときには、圧縮コイルバネ35の付勢力によって第2保持部33が第1保持部28側に傾いており、レバー23aは、接点部材に接触していない(図6(C)参照)。そのため、第1検知機構23は、オフ状態になっている。
この状態で、回転機構16に被印刷体2が取り付けられると、第2保持部33が圧縮コイルバネ35の付勢力に抗して回動して、レバー23aを押す(図6(A)、(B)参照)。第2保持部33に押されたレバー23aが接点部材を押すと、第1検知機構23がオン状態になって、第2保持部33が第1検知機構23によって検知される。すなわち、回転機構16に被印刷体2が取り付けられると、第2保持部33が第1検知機構23によって検知される位置まで圧縮コイルバネ35の付勢力に抗して第3保持部34に対して回動する。また、第2保持部33が第1検知機構23によって検知されることで、回転機構16に被印刷体2が保持されていることが第1検知機構23によって検知される。
第2検知機構24は、第1検知機構23と同様に、接点部を構成する接点部材と接点部材を押すレバー24aとを有するインターロックスイッチである。第2検知機構24は、固定部材73に固定されている。固定部材73は、第2保持部33に固定されている。すなわち、第2検知機構24は、固定部材73を介して第2保持部33に取り付けられている。第2検知機構24は、第2回転部32の前側に配置されている。レバー24aは、第2検知機構24の本体部の前側に配置されている。図15に示すように、固定部材73には、被検知部材72の被検知部72aをレバー24aに案内するためのガイド溝73aが形成されている。ガイド溝73aは、固定部材73の前端から後ろ側に向かって形成されている。
回転機構16に被印刷体2が保持された状態でカバー部18aの所定の位置に第3カバー22が載置されると、被検知部72aがレバー24aを押す。被検知部72aに押されたレバー24aが接点部材を押すと、第2検知機構24がオン状態になって、被検知部72aが第2検知機構24によって検知される。すなわち、回転機構16に被印刷体2が保持された状態でカバー部18aの所定の位置に第3カバー22が載置されると、被検知部72aが第2検知機構24によって検知される。また、被検知部72aが第2検知機構24によって検知されることで、カバー部18aに第3カバー22が載置されていることが第2検知機構24によって検知される。
本形態では、回転機構16に被印刷体2が保持されていることが第1検知機構23によって検知されると、紫外線照射器17による紫外線の照射が可能になる。より具体的には、回転機構16に被印刷体2が保持されていることが第1検知機構23によって検知され、かつ、カバー部18aに第3カバー22が載置されていることが第2検知機構24によって検知されると、紫外線照射器17による紫外線の照射が可能になる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、紫外線照射器17は、被印刷体2の側方に配置されており、被印刷体2の上端部において着弾したインクが付着している被印刷体2の外周面に向かって、被印刷体2の側方から紫外線を照射している。具体的には、紫外線照射器17は、被印刷体2の上端部において被印刷体2にインクが着弾した後、被印刷体2が180°回転する前に、被印刷体2の外周面の、インクが着弾した部分に紫外線を照射している。そのため、本形態では、上述の特許文献1に記載された印刷装置のように被印刷体2の下方に紫外線照射器17が配置されている場合と比較して、被印刷体2の外周面に着弾したインクにより早く紫外線を照射することが可能になる。
本形態では、紫外線照射器17は、カバー部18aによって上側から覆われている。そのため、本形態では、被印刷体2の側方に配置される紫外線照射器17が被印刷体2の側方から紫外線を照射する場合であっても、被印刷体2の上方に配置されるインクジェットヘッド3のノズル面(下面)に紫外線が照射されるのをカバー部18aによって抑制することが可能になる。したがって、本形態では、紫外線照射器17が被印刷体2の側方に配置されていても、インクジェットヘッド3のノズルの目詰まりを抑制することが可能になる。
本形態では、カバー18の上下方向の位置が調整可能になっているとともに、第2カバー20の左右方向の位置が調整可能となっている。また、本形態では、開口18bの左右方向の縁と被印刷体2の外周面との間の隙間G1や、第2カバー20の端面と被印刷体2の外周面との間の隙間G2が必要最小限の大きさとなるように被印刷体2の外径に応じて、カバー18の上下方向の位置と第2カバー20の左右方向の位置とを調整している。そのため、本形態では、紫外線照射器17が被印刷体2の側方に配置され、かつ、被印刷体2の外径が変わる場合であっても、インクジェットヘッド3のノズル面に紫外線が照射されるのをカバー部18aや第2カバー20によって抑制することが可能になる。
本形態では、カバー位置調整機構21は、左右方向の外側から第2カバー20に接触して左右方向の内側に第2カバー20を押す押付部材68と、左右方向の外側に第2カバー20を付勢する引張りコイルバネ69と、カバー18に回転可能に保持されるとともに押付部材68に係合する調整用ネジ70とを備えており、調整用ネジ70を回すと、第2カバー20が左右方向にスライドする。そのため、本形態では、調整用ネジ70を回すといった簡単な作業で、第2カバー20の左右方向の位置を調整することが可能になる。
本形態では、カバー上部58は、マグネットシート61と載置部59bの上面との間に生じる磁気的吸着力によってカバー下部59に取り付けられている。そのため、本形態では、カバー部18aを含むカバー上部58をカバー下部59から容易に取り外すことが可能になる。したがって、本形態では、印刷後の被印刷体2を回転機構16から取り外して、印刷前の被印刷体2を回転機構16に取り付けるときに(すなわち、被印刷体2を交換するときに)、カバー上部58を容易に着脱することが可能になり、その結果、被印刷体2の交換作業を容易に行うことが可能になる。
また、本形態では、カバー上部58が第2カバー20およびカバー位置調整機構21を保持しているため、一旦取り外れたカバー上部58がカバー下部59に取り付けられた後の、カバー部18aと第2カバー20との配置関係を維持することが可能になる。また、本形態では、カバー上部58の取付部58cがカバー下部59の載置部59bに載置されているため、一旦取り外れたカバー上部58がカバー下部59に取り付けられた後の、カバー18aおよび第2カバー20の上下方向の位置を維持することが可能になる。さらに、本形態では、カバー下部59にカバー上部58を取り付けると、カバー下部59に対してカバー上部58が水平方向で自動的に位置決めされる。
したがって、本形態では、カバー上部58が着脱されても、被印刷体2の外径に合わせて左右方向で位置調整された第2カバー20と被印刷体2との相対位置の変動を抑制することが可能になるとともに、被印刷体2の外径に合わせて上下方向で位置調整されたカバー18と被印刷体2との相対位置の変動を抑制することが可能になる。その結果、本形態では、引き続き同じ外径の被印刷体2の印刷を行う場合、カバー上部58を着脱した後に、第2カバー20の左右方向の位置を再調整する手間を省くことが可能になるとともに、カバー18の上下方向の位置を再調整する手間を省くことが可能になる。
本形態では、第3カバー22が開口18bの前端側部分を塞いでいる。そのため、本形態では、被印刷体2の長さに応じて第3カバー22を適切な位置に配置することで、印刷装置1で印刷される被印刷体2の長さが変わる場合であっても、開口18bの前端側部分を通過した紫外線がインクジェットヘッド3のノズル面に照射されるのを抑制することが可能になる。
本形態では、紫外線照射器17の上下方向の位置が調整可能になっており、被印刷体2の外周面の最適な箇所に紫外線が照射されるように、被印刷体2の外形に応じて紫外線照射器17の上下方向の位置が調整されている。そのため、本形態では、印刷装置1で印刷される被印刷体2の外形が変わる場合であっても、被印刷体2に付着したインクを硬化させる上でより適切な位置に紫外線照射器17を配置することが可能になる。
本形態では、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構16の傾きが調整可能になっており、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときに、被印刷体2の上端が前後方向と平行になるように、回転機構16の傾きが調整されている。そのため、本形態では、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行う場合であっても、被印刷体2の軸方向の全域において、被印刷体2の外周面とインクジェットヘッド3のノズル面との距離を一定にすることが可能になる。したがって、本形態では、被印刷体2に対して適切な印刷を行うことが可能になる。
本形態では、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に対する紫外線照射器17の傾きが調整可能になっており、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体2の印刷を行うときに、紫外線照射器17の紫外線の射出面が被印刷体2の左端と平行になるように、紫外線照射器17の傾きが調整されている。そのため、本形態では、被印刷体2の外形が円錐台状または円錐状になっていても、被印刷体2の軸方向の全域において、被印刷体2の外周面と紫外線照射器17との距離を一定にすることが可能になる。したがって、本形態では、被印刷体2の外周面に付着したインクを適切に硬化させることが可能になる。
本形態では、回転機構16に被印刷体2が保持されていることが第1検知機構23によって検知されると、紫外線照射器17による紫外線の照射が可能になる。すなわち、本形態では、回転機構16に被印刷体2が保持されていないと、紫外線照射器17が紫外線を照射しない。そのため、本形態では、印刷装置1のオペレータが紫外線照射器17に触れられる状態で、紫外線照射器17による紫外線の照射が行われるのを防止することが可能になる。したがって、本形態では、紫外線照射装置4の安全性を高めることが可能になる。
また、本形態では、第2検知機構24によってカバー部18aに第3カバー22が載置されていることが検知されると、紫外線照射器17による紫外線の照射が可能になるため、カバー18および第3カバー22が取り付けられていないと、紫外線照射器17は紫外線を照射しない。したがって、本形態では、印刷装置1のオペレータが紫外線照射器17に触れられる状態で、紫外線照射器17による紫外線の照射が行われるのを効果的に防止することが可能になり、その結果、紫外線照射装置4の安全性をより高めることが可能になる。
特に本形態では、回転機構16に被印刷体2が保持されていることが第1検知機構23によって検知され、かつ、カバー部18aに第3カバー22が載置されていることが第2検知機構24によって検知されると、紫外線照射器17による紫外線の照射が可能になるため、印刷装置1のオペレータが紫外線照射器17に触れられる状態で、紫外線照射器17による紫外線の照射が行われるのをより効果的に防止することが可能になる、したがって、本形態では、紫外線照射装置14の安全性をより一層高めることが可能になる。
本形態では、被印刷体2の長さに応じて被印刷体2の軸心の方向で位置調整される第2保持部33に第2検知機構24が取り付けられている。そのため、本形態では、たとえば、被印刷体2の長さに応じて第3カバー22を移動させる場合であっても、第2検知機構24によって、カバー部18aの適切な位置に第3カバー22が載置されたことを検知することが可能になる。
(回転機構の周辺部の変更例)
図16は、本発明の他の実施の形態にかかる回転機構16の周辺部の構成を説明するための側面図である。図17は、図16(A)のG-G方向から回転機構16の周辺部の構成を説明するための図である。図18は、図17のH-H方向から支持フレーム80および係合部材81等を示す側面図である。図19は、図17のJ-J断面の構成を説明するための図である。図20は、図17のK-K断面の構成を説明するための図である。なお、図16~図20では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
上述した形態では、下部フレーム41の前端部に左右方向に間隔をあけた状態で2個のガイドフレーム44が固定されているが、この変更例では、2個のガイドフレーム44のうちの1個のガイドフレーム44に代えて、支持フレーム80が下部フレーム41の前端部に固定されている。この変更例では、紫外線照射装置4は、左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように回転機構16に保持される(具体的には、回動フレーム40に保持される)係合部材81と、回転機構16に対する係合部材81の回動方向の一方側に係合部材81を付勢する第2付勢部材としての引張りコイルバネ82と、回動フレーム40に対する係合部材81の回動中心となる回動軸83と、回動軸83に固定される偏心カム84とを備えている。
上述のように、回動フレーム40は、左右方向を回動の軸方向として下部フレーム41に対して回動可能となっている。また、下部フレーム41の後端部には、支持フレーム43が固定され、支持フレーム43には、回動フレーム40の回動中心となる回動中心軸42が取り付けられている。すなわち、回動フレーム40は、左右方向を回動の軸方向とする回動フレーム40の回動が可能となるように支持フレーム43に連結されている。この変更例では、下部フレーム41と支持フレーム43とによって、左右方向を回動の軸方向とする回転機構16の回動が可能となるように回転機構16が前後方向の一端部である後端部に連結されるベースフレーム85が構成されている。ベースフレーム85の後端部には、回動フレーム40の後端部が回動可能に連結されている。なお、図16では、支持フレーム43の図示を省略している。
支持フレーム80は、下部フレーム41の前端部に固定されている。すなわち、支持フレーム80は、ベースフレーム85の前後方向の他端部となる前端部に固定されている。ガイドフレーム44は、回動フレーム40の右側に配置され、支持フレーム80は、回動フレーム40の左側に配置されている。支持フレーム80には、ガイドフレーム44のガイド穴44aに相当するガイド穴80aが形成されている。また、支持フレーム80には、左右方向で支持フレーム80を貫通する縦長の貫通穴80bが形成されている。貫通穴80bは、ガイド穴80aの前側に形成されている。
貫通穴80bの前側の側面は、上下方向に配列される複数の段差面80cが形成される階段状の段差部80dとなっている。すなわち、支持フレーム80は、階段状の段差部80dを備えている。複数の段差面80cは、左右方向から見たときに、回動中心軸42を曲率中心とする円弧上に配列されている。複数の段差面80cは、上側を向いている。上下方向で隣接する段差面80cの間の段差S(図18参照)は一定となっている。具体的には、段差Sは、回動中心軸42を中心とする周方向において一定となっている。
ガイドフレーム44または支持フレーム80には、左右方向から見たときの前後方向に対する回動フレーム40の角度を示す目盛86が印された目盛板87が固定されている。すなわち、ガイドフレーム44または支持フレーム80には、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構16の角度を示す目盛86が印された目盛板87が固定されている。
回動軸83は、回動軸83の軸方向と左右方向とが一致するように配置されている。偏心カム84は、円板状に形成される偏心円板カムである。偏心カム84は、回動軸83の両端部に固定されており、2枚の偏心カム84は、回動軸83と一緒に回動可能となっている。偏心カム84の中心は、回転軸83の軸心からずれている。偏心カム84の中心と回動軸83の軸心との距離である偏心量D(図20(A)参照)は、上下方向で隣接する段差面80cの間の段差Sの半分と等しくなっている。
回動フレーム40には、偏心カム84が配置されるカム配置穴40aが形成されている(図20参照)。具体的には、回動フレーム40の左右方向の側面を構成する側面部40bの前端部にカム配置穴40aが形成されている。カム配置穴40aは、長穴状に形成されている。偏心カム84は、側面部40bに回動可能に保持されている。すなわち、偏心カム84が固定される回動軸83は、偏心カム84を介して回動フレーム40に回動可能に保持されている。具体的には、回動軸83の両端部が偏心カム84を介して回動フレーム40の前端部に回動可能に保持されている。回動軸83および偏心カム84は、左右方向を回動の軸方向として回動フレーム40に対して回動可能となっている。
回動軸83の両端は、回動フレーム40よりも左右方向の外側に突出している。回動軸83の右端部は、ガイドフレーム44のガイド穴44aに挿通され、回動軸83の左端部は、支持フレーム80のガイド穴80aに挿通されている。また、回動軸83の右端は、ガイドフレーム44よりも右側に突出し、回動軸83の左端は、支持フレーム80よりも左側に突出している。ガイドフレーム44よりも右側に突出する回動軸83の右端部には、偏心カム付きのクランプレバー88が取り付けられている。
係合部材81は、左右方向において2枚の側面部40bの間に配置されている。また、係合部材81は、左側に配置される側面部40bの右側に隣接するように配置されている。係合部材81には、回動軸83が挿通される挿通穴が形成されている。係合部材81は、回動軸83および偏心カム84を介して回動フレーム40の前端部に回動可能に保持されている。また、回動軸83は、係合部材81に対して回動可能となっている。係合部材81は、段差面80cに載置される載置部81aを備えている(図17、図18参照)。載置部81aは、係合部材81の前下端部に配置されており、回動軸83よりも前側かつ下側に配置されている。また、載置部81aは、係合部材81の左端部に配置されている。
引張りコイルバネ82の一端側は、係合部材81の後ろ上端部に係合している。引張りコイルバネ82の他端側は、回動フレーム40の前端部に配置されるバネ係合部40cに係合している。バネ係合部40cは、係合部材81の後ろ側に配置されている。引張りコイルバネ82は、右側から見たときに、回動軸83を中心にして時計回りの方向(図19の時計回りの方向)に係合部材81を付勢している。係合部材81の前下端部に配置される載置部81aは、段差部80dの後ろ側に配置されている。引張りコイルバネ82は、載置部81aが段差部80dに向かう方向に係合部材81を付勢している。
載置部81aは、回転機構16の自重によって段差面80cに載置されている。また、載置部81aが段差部80dに向かう方向に係合部材81が付勢されているため、回動フレーム40の前端部が上昇するようにベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させると、水平方向に対する回動フレーム40の角度に応じた段差面80cに載置部81aが自動的に載置される。
引張りコイルバネ82の付勢力に抗して係合部材81を回動させると(すなわち、載置部81aが段差部80dから離れるように、右側から見たときの反時計回りの方向に係合部材81を回動させると)、段差面80cから載置部81aが外れる。そのため、引張りコイルバネ82の付勢力に抗して係合部材81を回動させると、回動フレーム40の前端部が下降するようにベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させることが可能になる。なお、係合部材81の前上端部には、引張りコイルバネ82の付勢力に抗して係合部材81を回動させるための指掛け部81bが形成されている。
この変更例では、クランプレバー88の偏心カム88aが図17の二点鎖線で示す位置に配置されていると、ベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させることが可能になる。一方、偏心カム88aが図17の実線で示す位置に配置されるように、前後方向を回動の軸方向としてクランプレバー88を回動させると、ガイドフレーム44および支持フレーム80に対して回動フレーム40の前端部が固定された状態となり、ベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させることができない状態となる。
なお、支持フレーム80の左側では、回動軸83が座金89に挿通されるとともに座金89が回動軸83に固定されている。また、ガイドフレーム44の右側であって、かつ、クランプレバー88の左側では、回動軸83が座金89に挿通されるとともに座金89は回動軸83に対して左右方向に移動可能となっている。そのため、偏心カム88aが図17の実線で示す位置に配置されるようにクランプレバー88を回動させると、2枚の座金89の間にガイドフレーム44、支持フレーム80および回動フレーム40が挟まれて、ガイドフレーム44および支持フレーム80に対して回動フレーム40の前端部が固定された状態となる。
この変更例では、クランプレバー88の偏心カム88aを図17の二点鎖線で示す位置に移動させて、ベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させることで、水平方向に対する回転機構16の傾きが調整される。水平方向に対する回転機構16の傾きを調整するときには、まず、印刷装置1のオペレータが手動で、回動フレーム40の前端部が上昇するようにベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させる。このように回動フレーム40を回動させると、水平方向に対する回動フレーム40の角度に応じた段差面80cに載置部81aが自動的に載置される。この変形例では、複数の段差面80cを用いて、水平方向に対する回転機構16の傾きを、たとえば、0.5°ピッチで変えることが可能となっている。
その後、オペレータは、左右方向を回動の軸方向としてクランプレバー88を回動させて偏心カム84を回動させる。偏心カム84は、回動軸83を回動中心にして回動フレーム40および係合部材81に対して回動するため、偏心カム84を回動させると、回動フレーム40の前端部は、係合部材81に対して上下動する。すなわち、ベースフレーム85に対して回動フレーム40が回動する。このように、偏心カム84を回動させると、回動フレーム40の前端部が係合部材81に対して上下動して、ベースフレーム85に対して回動フレーム40が回動するため、この変更例では、偏心カム84を利用して、水平方向に対する回転機構16の傾きを微調整することが可能になっている。
また、この変更例では、偏心カム84の中心と回動軸83の軸心との距離である偏心量Dが上下方向で隣接する段差面80cの間の段差Sの半分と等しくなっているため、支持フレーム80の段差部80dと係合部材81とを用いて、水平方向に対する回転機構16の傾きを調整する場合であっても、水平方向に対する回転機構16の傾きを連続的に調整することが可能になる。
なお、偏心量Dが段差Sの半分と等しくなっていなくても良い。また、紫外線照装置4は、偏心カム84を備えていなくても良い。また、ネジ部材を用いて回動フレーム40の前端部を上下動させることで、ベースフレーム85に対して回動フレーム40を回動させても良い。この場合には、オペレータが手動でネジ部材を回転させても良いし、ネジ部材を回転させるモータを紫外線照射装置4が備えていても良い。
(紫外線照射器の周辺部の変更例)
図21は、本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射器17の周辺部の構成を説明するための側面図である。図22は、図21のM-M方向から紫外線照射器17の周辺部の構成を説明するための図である。図23は、図22のN-N断面の構成を説明するための図である。なお、図21~図23では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
上述した形態では、下部フレーム41の前端側に左右方向に間隔をあけた状態で2個のガイドフレーム53が配置されているが、この変更例では、2個のガイドフレーム53のうちの1個のガイドフレーム53に代えて、支持フレーム80とほぼ同様に形成される支持フレーム90が下部フレーム41の前端側に配置されている。この変更例では、紫外線照射装置4は、左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように載置部50に保持される係合部材91と、載置部50に対する係合部材91の回動方向の一方側に係合部材91を付勢する引張りコイルバネ92と、載置部50に対する係合部材91の回動中心となる回動軸93と、回動軸93に固定される偏心カム94とを備えている。
載置部50は、リンク部材51の一端部が連結されるリンク連結部50aを備えている。図21に示すように、リンク連結部50aと保持フレーム52との間には、紫外線照射器17を持ち上げる方向に載置部50を付勢する圧縮コイルバネ98が配置されている。圧縮コイルバネ98の上端部は、後ろ側に配置されるリンク部材51とリンク連結部50aとの連結部分の近傍でリンク連結部50aに係合している。圧縮コイルバネ98は、後ろ側に配置されるリンク部材51の保持フレーム52に対する回動中心を中心とする周方向の一方側にリンク連結部50aを付勢している。圧縮コイルバネ98は、アシストバネとしての機能を果たしている。
支持フレーム90は、下部フレーム41の前端部に固定されている。ガイドフレーム53は、リンク連結部50aの右側に配置され、支持フレーム90は、リンク連結部50aの左側に配置されている。支持フレーム90には、ガイドフレーム53のガイド穴53aに相当するガイド穴90aが形成されている。また、支持フレーム90には、左右方向で支持フレーム90を貫通する縦長の貫通穴90bが形成されている。貫通穴90bは、ガイド穴90aの前側に形成されている。なお、図21では、貫通穴90bの図示を省略し、図23では、ガイド穴90aの図示を省略している。
支持フレーム80と同様に、貫通穴90bの前側の側面は、上下方向に配列される複数の段差面90cが形成される階段状の段差部90dとなっている。上下方向で隣接する段差面90cの間の段差は一定となっている。ガイドフレーム53または支持フレーム90には、紫外線照射器17の高さを示す目盛96が印された目盛板97が固定されている。
回動軸93は、回動軸93の軸方向と左右方向とが一致するように配置されている。偏心カム94は、円板状に形成される偏心円板カムである。偏心カム94は、回動軸93の両端部に固定されており、2枚の偏心カム94は、回動軸93と一緒に回動可能となっている。偏心カム94の中心は、回転軸93の軸心からずれている。偏心カム94の中心と回動軸93の軸心との距離である偏心量は、上下方向で隣接する段差面90cの間の段差の半分と等しくなっている。
リンク連結部50aの左右方向の側面を構成する側面部50bの前端部には、偏心カム94が配置されるカム配置穴が形成されている。偏心カム94は、側面部50bに回動可能に保持されている。すなわち、偏心カム94が固定される回動軸93は、偏心カム94を介して載置部50に回動可能に保持されている。具体的には、回動軸93の両端部が偏心カム94を介して載置部50の前端部に回動可能に保持されている。回動軸93および偏心カム94は、左右方向を回動の軸方向として載置部50に対して回動可能となっている。
回動軸93の両端は、リンク連結部50aよりも左右方向の外側に突出している。回動軸93の右端部は、ガイドフレーム53のガイド穴53aに挿通され、回動軸93の左端部は、支持フレーム90のガイド穴90aに挿通されている。また、回動軸93の右端は、ガイドフレーム53よりも右側に突出し、回動軸93の左端は、支持フレーム90よりも左側に突出している。支持フレーム90よりも左側に突出する回動軸93の左端部には、クランプレバー88が取り付けられている。
係合部材91は、左右方向において2枚の側面部50bの間に配置されている。また、係合部材91は、左側に配置される側面部50bの右側に隣接するように配置されている。係合部材91には、回動軸93が挿通される挿通穴が形成されている。係合部材91は、回動軸93および偏心カム94を介してリンク連結部50aの前端部に回動可能に保持されている。また、回動軸93は、係合部材91に対して回動可能となっている。係合部材91は、段差面90cに載置される載置部91aを備えている(図22参照)。載置部91aは、係合部材91の前下端部に配置されており、回動軸93よりも前側かつ下側に配置されている。また、載置部91aは、係合部材91の左端部に配置されている。
引張りコイルバネ92の一端側は、係合部材91の後ろ上端部に係合している。引張りコイルバネ92の他端側は、リンク連結部50aの前端部に配置されるバネ係合部50cに係合している。バネ係合部50cは、係合部材91の後ろ側に配置されている。引張りコイルバネ92は、右側から見たときに、回動軸93を中心にして時計回りの方向(図23の時計回りの方向)に係合部材91を付勢している。係合部材91の前下端部に配置される載置部91aは、段差部90dの後ろ側に配置されている。引張りコイルバネ92は、載置部91aが段差部90dに向かう方向に係合部材91を付勢している。
載置部91aは、紫外線照射器17等の自重によって段差面90cに載置されている。また、載置部91aが段差部90dに向かう方向に係合部材91が付勢されているため、載置部50と一緒に紫外線照射器17を持ち上げると、紫外線照射器17の高さに応じた段差面90cに載置部91aが自動的に載置される。引張りコイルバネ92の付勢力に抗して係合部材91を回動させると(すなわち、載置部91aが段差部90dから離れるように、右側から見たときの反時計回りの方向に係合部材91を回動させると)、段差面90cから載置部91aが外れて、載置部50と一緒に紫外線照射器17を下降させることが可能になる。なお、係合部材91の前上端部には、引張りコイルバネ92の付勢力に抗して係合部材91を回動させるための指掛け部91bが形成されている。
この変更例では、クランプレバー88の偏心カム88aが図22の二点鎖線で示す位置に配置されていると、載置部50と一緒に紫外線照射器17を昇降させることが可能になる。一方、偏心カム88aが図22の実線で示す位置に配置されるように、前後方向を回動の軸方向としてクランプレバー88を回動させると、ガイドフレーム53および支持フレーム90に対してリンク連結部50aの前端部が固定された状態となり、載置部50と一緒に紫外線照射器17を昇降させることができない状態となる。
なお、ガイドフレーム53の右側では、回動軸93が座金89に挿通されるとともに座金89が回動軸93に固定されている。また、支持フレーム90の左側であって、かつ、クランプレバー88の右側では、回動軸93が座金89に挿通されるとともに座金89は回動軸93に対して左右方向に移動可能となっている。そのため、偏心カム88aが図22の実線で示す位置に配置されるようにクランプレバー88を回動させると、2枚の座金89の間にガイドフレーム53、支持フレーム90およびリンク連結部50aが挟まれて、ガイドフレーム53および支持フレーム90に対してリンク連結部50aの前端部が固定された状態となる。
この変更例では、クランプレバー88の偏心カム88aを図22の二点鎖線で示す位置に移動させて、紫外線照射器17の高さ(上下方向の位置)を調整する。紫外線照射器17の高さを調整するときには、まず、印刷装置1のオペレータが手動で、リンク連結部50aを持ち上げる。リンク連結部50aを持ち上げると、リンク連結部50aの高さに応じた段差面90cに載置部91aが自動的に載置される。
その後、オペレータは、左右方向を回動の軸方向としてクランプレバー88を回動させて偏心カム94を回動させる。偏心カム94は、回動軸93を回動中心にしてリンク連結部50aおよび係合部材91に対して回動するため、偏心カム94を回動させると、リンク連結部50aは、係合部材91に対して上下動する。このように、偏心カム94を回動させると、リンク連結部50aが係合部材91に対して上下動するため、この変更例では、偏心カム94を利用して、紫外線照射器17の高さを微調整することが可能になっている。
なお、ネジ部材を用いてリンク連結部50aを上下動させても良い。この場合には、オペレータが手動でネジ部材を回転させても良いし、ネジ部材を回転させるモータを紫外線照射装置4が備えていても良い。
(カバーの変更例、カバーの周辺部の変更例)
図24は、本発明の他の実施の形態にかかるカバー部18aの構成を説明するための平面図である。図25は、本発明の他の実施の形態にかかるカバー18の構成を説明するための側面図である。図26は、本発明の他の実施の形態にかかる第3カバー22の構成を説明するための拡大側面図である。図27は、本発明の他の実施の形態にかかる紫外線照射装置4の構成を説明するための正面図である。図28は、図27のP-P方向から紫外線照射装置4の一部の構成を示す底面図である。なお、図24~図28では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
上述した形態では、紫外線照射装置4は、カバー位置調整機構21を備えているが、この変更例では、紫外線照射装置4は、カバー位置調整機構21を備えていない。この変更例では、オペレータが第2カバー20の上面に直接触れて、第2カバー20の左右方向の位置や傾きを調整するための複数の貫通穴18cがカバー部18aに形成されている(図24参照)。貫通穴18cは、開口18bの左右方向の両側に形成されている。また、貫通穴18cは、開口18bの左右方向の両側のそれぞれにおいて、たとえば、3箇所に形成されている。
また、上述した形態では、被印刷体2を交換するときにカバー下部59からカバー上部58が取り外されているが、この変更例では、被印刷体2を交換するときに被印刷体2を交換可能な位置までカバー下部59に対してカバー上部58が開くように、カバー下部59に対してカバー上部58を回動させることが可能になっている(図25参照)。また、この変更例では、第3カバー22がカバー部18aに載置されている状態でカバー上部58が開いたときに、第3カバー22に取り付けられる被検知部材72を畳むことが可能になっている(図25の破線および二点鎖線参照)。さらに、この変形例では、紫外線照射装置4は、下部フレーム41に対してカバー下部59を昇降させるカバー昇降機構105を備えている(図27参照)。
この変更例では、図25に示すように、カバー上部58の後端部は、カバー下部59の後ろ上端部に回動可能に連結されている。カバー上部58は、カバー下部59に対して左右方向を回動の軸方向として回動可能になっている。この変更例では、オペレータは、被印刷体2を交換するときに、被印刷体2を交換可能な位置までカバー下部59に対してカバー上部58を回動させてカバー上部58を開く。カバー下部59には、開いた状態のカバー上部58を下側から支持するための支持部材106が取り付けられている。支持部材106の一端部は、カバー下部59の前上端部に回動可能に取り付けられている。支持部材106の他端部は、カバー上部58に下側から係合可能となっている。支持部材106は、カバー下部59の内側に収容可能となっている。
この変更例では、被検知部材72は、左右方向を回動の軸方向として第3カバー22に対して回動可能になっている。図26に示すように、被検知部材72は、第3カバー22の下側に配置される回動中心軸107を回動中心にして第3カバー22に対して回動可能となっている。第3カバー22の下面には、回動中心軸107が取り付けられる軸保持部材108が固定されている。被検知部材72は、カバー上部58から被検知部材72が下側に向かって伸びる検知可能位置(図25の二点鎖線で示す位置)と、カバー上部58の内側に被検知部材72が収容される収容位置(図25の破線で示す位置)との間で、第3カバー22に対して回動可能となっている。
第3カバー22の下面には、被検知部材72を保持するための板バネ109が固定されている。板バネ109は、検知可能位置で被検知部材72を保持するための第1係合部109aと、収容位置で被検知部材72を保持するための第2係合部109bとを備えている。被検知部材72には、第1係合部109aが係合する第1係合穴72bと、第2係合部109bが係合する第2係合穴72cとが形成されている。被印刷体2の印刷時には、被検知部材72は、検知可能位置に配置されている(図26(A)参照)。また、被印刷体2を交換する際にカバー上部58を開いたときには、被印刷体2の交換作業の支障とならないように、オペレータは、被検知部材72を検知可能位置から収容位置まで回動させる(図26(B)参照)。
カバー昇降機構105は、上下方向を回転の軸方向とする回転が可能となるように下部フレーム41に保持されるネジ部材112と、ネジ部材112に螺合するとともにカバー下部59に固定されるナット部材113とを備えている。ネジ部材112およびナット部材113は、紫外線照射装置4の四隅のそれぞれの近傍に配置されている。すなわち、カバー昇降機構105は、4本のネジ部材112と4個のナット部材113とを備えている。ナット部材113は、カバー下部59の下端に固定されている。
ネジ部材112の下端部には、プーリ114が固定されている。図28に示すように、4個のプーリ114には、ベルト115が架け渡されている。また、カバー昇降機構105は、ベルト115の張力を調整するためのアイドルプーリ116を備えている。4本のネジ部材112のうちの1本のネジ部材112の上端部には、このネジ部材112を回転させるためのレバー117が着脱可能になっている。
この変更例では、カバー下部59の高さを調整してカバー18の高さを調整するときには、オペレータは、1本のネジ部材112にレバー117を取り付けてレバー117を回転させる。レバー117を回転させると、4本のネジ部材112が一緒に回転して、下部フレーム41に対してカバー下部59が昇降する。カバー下部59が昇降するときには、4本のネジ部材112が同期して回転するため、カバー部18aの水平状態が維持される。カバー18の高さの調整が終了すると、レバー117が取り外される。
紫外線照射装置4は、カバー18の高さを示す目盛118が印された目盛板119を備えている。目盛板119は、下部フレーム41に固定される固定部材120に固定されている。なお、カバー昇降機構105は、ネジ部材112を回転させるモータを備えていても良い。
(回転機構の変更例)
図29は、本発明の他の実施の形態にかかる回転機構16の構成を説明するための平面図である。図30は、図29のQ-Q断面の断面図である。図31、図32は、図29のR部の構成を説明するための拡大平面図である。なお、図29~図32では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
上述した形態では、回転機構16は、第3保持部34と圧縮コイルバネ35とを備えているが、この変更例の回転機構16は、第3保持部34および圧縮コイルバネ35を備えていない。この変更例では、第2保持部33は、ガイドブロック39に固定されている。また、この変更例では、回転機構16は、ガイドブロック39に固定される固定部材124と、固定部材124に対して前後方向の移動が可能となるように固定部材124に保持されるスライド部材125と、スライド部材125に対して左右方向を軸方向とする回動が可能となるようにスライド部材125に保持される係合部材126と、スライド部材125および係合部材126の前側への移動を規制するための規制部材127とを備えている。
また、回転機構16は、スライド部材125に対する係合部材126の回動方向の一方側に係合部材126を付勢するネジリコイルバネ128(図30参照)と、スライド部材125に固定される固定軸129と、固定軸129が挿通される圧縮コイルバネ130と、固定部材124に対して上下方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように固定部材124に保持される回動部材131と、固定部材124に対する回動部材131の回動方向の一方側に回動部材131を付勢する引張りコイルバネ132とを備えている。
スライド部材125には、固定部材124に対してスライド部材125を前後方向に案内するとともに固定部材124に対するスライド部材125の前後方向の移動範囲を規制するためのガイド穴125aが形成されている(図30参照)。ガイド穴125aは、前後方向に長い長穴である。ガイド穴125aには、固定部材124に固定されるガイド用ネジ135が挿通されている。スライド部材125は、固定部材124に対する回動部材131の回動方向の一方側への回動部材131の回動を規制する回動規制部125bと、ネジリコイルバネ128の一端部が接触するバネ係合部125cとを備えている。
固定軸129は、固定軸129の軸方向と前後方向とが一致するように配置されている。固定軸129の前端は、スライド部材125に固定されている。第2保持部33には、固定軸129が挿通される貫通穴が形成されている。上述のように、固定軸129は、圧縮コイルバネ130の内周側に挿通されている。圧縮コイルバネ130の前端は、スライド部材125に接触している。圧縮コイルバネ130の後端は、第2保持部33に接触している。圧縮コイルバネ130は、スライド部材125に対して第2保持部33を後ろ側に付勢している。すなわち、圧縮コイルバネ130は、スライド部材125に対して、第2回転部32と第2保持部33とガイドブロック39と固定部材124とを後ろ側に付勢している。
規制部材127は、前後方向に細長い長尺状に形成されている。規制部材127は、回動フレーム40に固定されている。規制部材127は、前後方向に配列される複数の規制面127aが形成される鋸刃状の規制部127bを備えている(図30参照)。規制部127bは、規制部材127の上端面に形成されている。規制面127aは、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜する傾斜面となっている。複数の規制面127aのピッチ(前後方向のピッチ)は、一定になっている。
係合部材126は、スライド部材125の後端部に固定される回動中心軸136(図30参照)を回動中心にしてスライド部材125に対して回動可能になっている。回動中心軸136は、回動中心軸136の軸方向と左右方向とが一致するように配置されている。回動中心軸136は、バネ係合部125cの下側に配置されている。係合部材126の後端部には、回動中心軸136が挿通される挿通穴が形成されている。係合部材126は、規制面127aに係合する係合部126aを備えている(図30参照)。係合部126aは、係合部材126の下端部に配置されている。回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられているときには、係合部126aの前端面が規制面127aに所定の接触圧で接触している。
係合部材126には、スライド部材125に対する係合部材126の回動方向へ係合部材126を案内するとともにスライド部材125に対する係合部材126の回動範囲を規制するためのガイド穴126bが形成されている(図30参照)。ガイド穴126bは、回動中心軸136よりも前側に配置されている。また、ガイド穴126bは、回動中心軸136よりも上側に配置されている。左右方向から見たときのガイド穴126bの形状は、回動中心軸136の軸心を曲率中心とする円弧状に形成されている。ガイド穴126bには、スライド部材125に固定されるガイド用ネジ137が挿通されている。
ネジリコイルバネ128には、回動中心軸136が挿通されている。ネジリコイルバネ128の一端部は、スライド部材125のバネ係合部125cに接触している。ネジリコイルバネ128の他端部は、係合部材126に接触している。ネジリコイルバネ128は、右側から見たときに、回動中心軸136を中心にして反時計回りの方向(図30の反時計回りの方向)に係合部材126を付勢している。係合部材126の下端部に配置される係合部126aは、規制部127bの上側に配置されている。ネジリコイルバネ128は、係合部126aが規制部127bに向かう方向に係合部材126を付勢している。
ネジリコイルバネ128の付勢力に抗して係合部材126を回動させると(すなわち、係合部126aが規制部127bから離れるように、右側から見たときの時計回りの方向に係合部材126を回動させると)、図30の二点鎖線で示すように、規制面127aから係合部126aが外れる。そのため、ネジリコイルバネ128の付勢力に抗して係合部材126を回動させると、スライド部材125および係合部材126を前側に移動させることが可能になる。なお、係合部材126の前上端部には、ネジリコイルバネ128の付勢力に抗して係合部材126を回動させるための指掛け部126cが形成されている。
この変更例では、回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられているときには、規制面127aと、規制面127aに接触する係合部126aとによって、スライド部材125および係合部材126の前側への移動が規制されている。また、回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられているときには、圧縮コイルバネ130が所定量縮んでおり(たとえば、5(mm)程度縮んでおり)、圧縮コイルバネ130に付勢力によって、スライド部材125に対して、第2回転部32と第2保持部33とガイドブロック39と固定部材124とが後ろ側に付勢されている。そのため、回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられているときには、被印刷体2の前端面は、第2回転部32に所定の接触圧で接触し、被印刷体2の後端面は、第1回転部27に所定の接触圧で接触している。
回動部材131は、固定部材124の前端部に固定される回動中心軸を回動中心にして固定部材124に対して回動可能になっている。この回動中心軸は、回動中心軸の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。回動部材131は、回動規制部125bの前側に配置される被規制部131aと、引張りコイルバネ132の前端部が係合するバネ係合部131bとを備えている。被規制部131aは、回動部材131の左前端部に配置されている。バネ係合部131bは、被規制部131aの後ろ側に配置されている。
回動部材131の後ろ側には、第1検知機構23が配置されている。第1検知機構23は、第1検知機構23の本体部の前側にレバー23aが配置されるように、固定部材124に取り付けられている。レバー23aには、回動部材131の後端部が前側から接触可能となっている。引張りコイルバネ132の後端部は、第2保持部33に係合している。引張りコイルバネ132の前端部は、上述のように、回動部材131のバネ係合部131bに係合している。引張りコイルバネ132は、上側から見たときに、回動部材131の回動中心を中心にして時計回りの方向(図31、図32の時計回りの方向)に回動部材131を付勢している。図31、図32の時計回りの方向への回動部材131の回動は、被規制部131aの後ろ側に配置される回動規制部125bによって規制されている。
この変形例では、回転機構16に被印刷体2を取り付けるときには、第1回転部27と第2回転部32との間に被印刷体2を配置した後、圧縮コイルバネ130が所定量縮むまで、スライド部材125および係合部材126を後ろ側に移動させる。スライド部材125および係合部材126が後ろ側に移動すると、第2回転部32、第2保持部33、ガイドブロック39および固定部材124も圧縮コイルバネ130に押されて後ろ側に移動する。また、圧縮コイルバネ130が所定量縮むまで、スライド部材125および係合部材126を後ろ側に移動させると、被印刷体2の前端面が第2回転部32に所定の接触圧で接触するとともに、被印刷体2の後端面が第1回転部27に所定の接触圧で接触して、回転機構16に被印刷体2が正しくセットされる。
回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられているときには、圧縮コイルバネ130が所定量縮んでおり、第2保持部33に対してスライド部材125が相対的に後ろ側に移動して回動規制部125bが後ろ側に移動している。このときには、図32に示すように、図32の時計回りの方向に回動部材131が回動しており、回動部材131の後端部がレバー23aを後ろ側に押している。具体的には、第1検知機構23の接点部材をレバー23aが押す位置まで回動部材131の後端部がレバー23aを後ろ側に押している。そのため、回転機構16に被印刷体2が正しく取り付けられていることが第1検知機構23によって検知される。
回転機構16から被印刷体2を取り外すときには、ネジリコイルバネ128の付勢力に抗して係合部材126を回動させて、第1回転部27と第2回転部32との間から被印刷体2を取り外すことが可能となる位置まで、スライド部材125および係合部材126を前側に移動させる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、カバー上部58とカバー下部59とが別体で形成されており、カバー上部58とカバー下部59とが分離可能となっているが、カバー上部58とカバー下部59とが一体で形成されていても良い。また、上述した形態において、第2カバー20は、カバー18の上側に配置されていても良い。さらに、上述した形態において、第2検知機構24は、たとえば、回動フレーム40に取り付けられていても良い。
上述した形態において、第1検知機構23は、光学式のセンサであっても良い。同様に、第2検知機構24は、光学式のセンサであっても良い。また、上述した形態において、第3保持部34に対して第2保持部33を付勢する第3付勢部材は、圧縮コイルバネ35以外のバネ部材であっても良い。また、左右方向の外側に第2カバー20を付勢する付勢部材は、引張りコイルバネ69以外のバネ部材であっても良い。
上述した形態において、載置部59bの上面にマグネットシート61が貼り付けられていても良い。すなわち、カバー下部59がマグネットシート61を備えていても良い。この場合には、カバー上部58は、磁性材料で形成されており、取付部58cが被吸着部材となる。また、取付部58cの下面にマグネットシート61が貼り付けられるとともに、載置部59bの上面にマグネットシートが貼り付けられていても良い。この場合には、載置部59bの上面に貼り付けられるマグネットシートが被吸着部材となる。
上述した形態において、一定の外径を有する被印刷体2のみの印刷が印刷装置1で行われる場合には、カバー18の上下方向の位置が調整可能となっていなくても良い。また、一定の外径を有する被印刷体2の印刷のみが印刷装置1で行われる場合には、紫外線照射装置4は、第2カバー20およびカバー位置調整機構21を備えていなくても良い。また、一定の外径を有する被印刷体2の印刷のみが印刷装置1で行われる場合には、紫外線照射器17の上下方向の位置が調整可能になっていなくても良い。
上述した形態において、一定の長さの被印刷体2のみの印刷が印刷装置1で行われる場合には、紫外線照射装置4は、第3カバー22を備えていなくても良い。また、上述した形態において、円柱状の外形を有する被印刷体2のみの印刷が印刷装置1で行われる場合には、左右方向から見たときの水平方向に対する回転機構16の傾きが調整可能になっていなくても良い。また、円柱状の外形を有する被印刷体2のみの印刷が印刷装置1で行われる場合には、上下方向から見たときの被印刷体2の軸心に対する紫外線照射器17の傾きが調整可能になっていなくても良い。
上述した形態において、紫外線照射装置4は、前後方向(X方向)と主走査方向とが一致するように(すなわち、左右方向と副走査方向とが一致するように)テーブル5に載置されても良い。また、上述した形態において、印刷装置1は、ステージ駆動機構12に代えて、Yバー8を副走査方向に移動させるYバー駆動機構を備えていても良い。なお、上述した形態において、紫外線照射器17を被印刷体2の下方に配置することも可能である。
1 印刷装置
2 被印刷体
3 インクジェットヘッド
4 紫外線照射装置
5 テーブル
16 回転機構
17 紫外線照射器
18 カバー
18a カバー部
18b 開口
20 第2カバー
21 カバー位置調整機構
22 第3カバー
23 第1検知機構
24 第2検知機構
27 第1回転部
28 第1保持部
29 モータ
30 動力伝達機構
32 第2回転部
33 第2保持部
34 第3保持部
35 圧縮コイルバネ(第3付勢部材)
40 回動フレーム
40a カム配置穴
58 カバー上部
59 カバー下部
59b 載置部(被吸着部材)
61 マグネットシート(吸着部材)
68 押付部材
69 引張りコイルバネ(付勢部材)
70 調整用ネジ
72 被検知部材
72a 被検知部
80 支持フレーム
80c 段差面
80d 段差部
81 係合部材
81a 載置部
82 引張りコイルバネ(第2付勢部材)
83 回動軸
84 偏心カム
85 ベースフレーム
D 偏心量
S 段差
X 前後方向、上下方向から見たときの被印刷体の軸心の方向
Y 左右方向

Claims (19)

  1. 円柱状、円錐台状または円錐状の外形を有する被印刷体の外周面に紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うための印刷装置において使用される紫外線照射装置であって、
    前記被印刷体を保持するとともに前記被印刷体の軸心を回転中心にして前記被印刷体を回転させる回転機構と、前記インクが付着した前記被印刷体の外周面に向かって紫外線を照射する紫外線照射器とを備え、
    前記被印刷体の外周面には、前記被印刷体の上方から吐出された前記インクが着弾し、
    前記紫外線照射器は、前記被印刷体の側方に配置され、前記被印刷体の側方から前記被印刷体の外周面に向かって紫外線を照射することを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記被印刷体の上端部が配置される開口が形成されるとともに前記紫外線照射器を上側から覆うカバー部を有するカバーを備えることを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記カバーの上下方向の位置が調整可能になっていることを特徴とする請求項2記載の紫外線照射装置。
  4. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、
    前記開口の一部を塞ぐための2個の第2カバーを備え、
    2個の前記第2カバーのそれぞれの左右方向の位置が調整可能になっているとともに、2個の前記第2カバーのうちの一方の前記第2カバーは、左右方向の一方側から前記開口の一部を塞ぐことが可能になっており、他方の前記第2カバーは、左右方向の他方側から前記開口の一部を塞ぐことが可能になっていることを特徴とする請求項2記載の紫外線照射装置。
  5. 2個の前記第2カバーのそれぞれの左右方向の位置を調整するためのカバー位置調整機構を備え、
    前記第2カバーは、左右方向へのスライドが可能になるように前記カバーに保持され、
    前記カバー位置調整機構は、左右方向へのスライドが可能になるように前記カバーに保持されるとともに左右方向の外側から前記第2カバーに接触して左右方向の内側に前記第2カバーを押す押付部材と、左右方向の外側に前記第2カバーを付勢する付勢部材と、前記カバーに回転可能に保持されるとともに前記押付部材に係合する調整用ネジとを備え、
    前記調整用ネジを回すと、前記第2カバーが左右方向にスライドすることを特徴とする請求項4記載の紫外線照射装置。
  6. 前記カバーは、前記カバー部を含むカバー上部と、前記カバー上部が上端側に取り付けられるカバー下部とを備え、
    前記カバー上部は、前記第2カバーおよび前記カバー位置調整機構を保持し、
    前記カバー上部および前記カバー下部のいずれか一方は、永久磁石からなる吸着部材を備え、
    前記カバー上部および前記カバー下部のいずれか他方は、永久磁石または磁性部材からなるとともに前記吸着部材に吸着される被吸着部材を備え、
    前記吸着部材と前記被吸着部材との間に生じる磁気的吸着力によって前記カバー上部が前記カバー下部に取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の紫外線照射装置。
  7. 前記カバー下部の上下方向の位置が調整可能になっていることを特徴とする請求項6記載の紫外線照射装置。
  8. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、
    前記開口の前後方向の一部を塞ぐ第3カバーを備え、
    前記第3カバーは、前記カバー部に載置されていることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  9. 前記紫外線照射器の上下方向の位置が調整可能になっていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  10. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、
    左右方向から見たときの水平方向に対する前記回転機構の傾きが調整可能になっていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  11. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、
    左右方向を回動の軸方向とする前記回転機構の回動が可能となるように前記回転機構が前後方向の一端部に連結されるベースフレームと、上下方向に配列される複数の段差面が形成される階段状の段差部を有するとともに前記ベースフレームの前後方向の他端部に固定される支持フレームと、前記段差面に載置される載置部を有するとともに左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように前記回転機構に保持される係合部材と、前記回転機構に対する前記係合部材の回動方向の一方側に前記係合部材を付勢する第2付勢部材とを備え、
    前記回転機構は、前記被印刷体の一端を保持するとともに前記被印刷体と一緒に回転する第1回転部と、前記被印刷体の他端を保持するとともに前記被印刷体と一緒に回転する第2回転部と、前記第1回転部および前記第2回転部が回転可能に取り付けられる回動フレームとを備え、
    前記ベースフレームの前後方向の一端部には、前記回動フレームの前後方向の一端部が回動可能に連結され、
    前記係合部材は、前記回動フレームの前後方向の他端部に回動可能に保持され、
    前記第2付勢部材は、前記載置部が前記段差部に向かう方向に前記係合部材を付勢し、
    前記回転機構の自重によって前記載置部が前記段差面に載置され、
    前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記係合部材を回動させると、前記段差面から前記載置部が外れることを特徴とする請求項10記載の紫外線照射装置。
  12. 前記回動フレームに回動可能に保持されるとともに前記回動フレームに対する前記係合部材の回動中心となる回動軸と、前記回動軸に固定される偏心カムとを備え、
    前記回動軸は、前記係合部材に対して回動可能となっており、
    前記回動フレームには、前記偏心カムが配置されるカム配置穴が形成され、
    前記回動フレームに対して前記偏心カムを回動させると、前記回動フレームの前後方向の他端部が前記係合部材に対して上下動することを特徴とする請求項11記載の紫外線照射装置。
  13. 前記偏心カムは、円板状に形成される偏心円板カムであり、
    前記偏心カムの中心と前記回動軸の軸心との距離である偏心量は、上下方向で隣接する前記段差面の間の段差の半分と等しくなっていることを特徴とする請求項12記載の紫外線照射装置。
  14. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心に対する前記紫外線照射器の傾きが調整可能になっていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  15. 前記回転機構に前記被印刷体が保持されていることを検知するための第1検知機構を備え、
    前記第1検知機構によって前記回転機構に前記被印刷体が保持されていることが検知されると、前記紫外線照射器による紫外線の照射が可能になることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の紫外線照射装置。
  16. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、
    前記回転機構は、前記被印刷体の一端を保持する第1回転部と、前記第1回転部を回転可能に保持する第1保持部と、前記第1回転部を回転させるためのモータと、前記第1回転部と前記モータとを連結する動力伝達機構と、前記被印刷体の他端を保持する第2回転部と、前記第2回転部を回転可能に保持する第2保持部と、左右方向を回動の軸方向とする前記第2保持部の回動が可能となるように前記第2保持部を回動可能に保持する第3保持部と、前記第2保持部が前記第1保持部側に傾く方向に前記第3保持部に対して前記第2保持部を付勢する第3付勢部材とを備え、
    前記第1検知機構は、前記第3保持部に取り付けられ、
    前記回転機構に前記被印刷体が取り付けられると、前記第2保持部が前記第1検知機構によって検知される位置まで前記第3付勢部材の付勢力に抗して前記第3保持部に対して回動することを特徴とする請求項15記載の紫外線照射装置。
  17. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心の方向を前後方向とすると、
    前記被印刷体の上端部が配置される開口が形成されるとともに前記紫外線照射器を上側から覆うカバー部を有するカバーと、前記カバー部に載置されるとともに前記開口の前後方向の一部を塞ぐ第3カバーと、前記カバー部に前記第3カバーが載置されていることを検知するための第2検知機構とを備え、
    前記第2検知機構によって前記カバー部に前記第3カバーが載置されていることが検知されると、前記紫外線照射器による紫外線の照射が可能になることを特徴とする請求項15記載の紫外線照射装置。
  18. 上下方向から見たときの前記被印刷体の軸心に直交する方向を左右方向とすると、
    前記回転機構は、前記被印刷体の一端を保持する第1回転部と、前記第1回転部を回転可能に保持する第1保持部と、前記第1回転部を回転させるためのモータと、前記第1回転部と前記モータとを連結する動力伝達機構と、前記被印刷体の他端を保持する第2回転部と、前記第2回転部を回転可能に保持する第2保持部と、左右方向を回動の軸方向とする前記第2保持部の回動が可能となるように前記第2保持部を回動可能に保持する第3保持部と、前記第2保持部が前記第1保持部側に傾く方向に前記第3保持部に対して前記第2保持部を付勢する第3付勢部材とを備え、
    前記被印刷体の軸心の方向における前記第3保持部の位置が調整可能になっており、
    前記第3カバーには、前記第2検知機構によって検知される被検知部を有する被検知部材が取り付けられ、
    前記第2検知機構は、前記第2保持部に取り付けられ、
    前記回転機構に前記被印刷体が保持された状態で前記カバー部の所定の位置に前記第3カバーが載置されると、前記被検知部が前記第2検知機構によって検知されることを特徴とする請求項17記載の紫外線照射装置。
  19. 請求項1から7のいずれかに記載の紫外線照射装置と、前記紫外線照射装置が載置されるテーブルと、前記被印刷体の上方に配置されるとともに前記被印刷体の外周面に向かって前記インクを吐出するインクジェットヘッドとを備えることを特徴とする印刷装置。
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