JP2007276289A - キャリッジ取付位置調整機構及び液体噴射装置と記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができるキャリッジ取付位置調整機構及びそのキャリッジ取付位置調整機構を備えた液体噴射装置と記録装置を提供すること。
【解決手段】メインキャリッジ21にキャリッジガイド軸127と平行となるように取り付けられた偏心回動軸31a、31bと、サブキャリッジ22に前記キャリッジガイド軸及び前記偏心回動軸と平行となるように取り付けられた基準回転軸32aを備え、前記偏心回動軸を回動させることにより前記サブキャリッジを前記基準回転軸を中心に回転させて液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を調整する。これにより、メインキャリッジの移動方向と直交する方向の液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができる。
【選択図】図4
【解決手段】メインキャリッジ21にキャリッジガイド軸127と平行となるように取り付けられた偏心回動軸31a、31bと、サブキャリッジ22に前記キャリッジガイド軸及び前記偏心回動軸と平行となるように取り付けられた基準回転軸32aを備え、前記偏心回動軸を回動させることにより前記サブキャリッジを前記基準回転軸を中心に回転させて液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を調整する。これにより、メインキャリッジの移動方向と直交する方向の液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、メインキャリッジに取り付けられたサブキャリッジの相対位置を調整するキャリッジ取付位置調整機構及びそのキャリッジ取付位置調整機構を備えた液体噴射装置と記録装置に関する。
記録装置の1つであるシリアル方式のインクジェット式プリンタは、紙送りローラにより用紙を副走査方向に搬送しつつ、キャリッジガイド軸に取り付けられているキャリッジを主走査方向に往復移動させて、キャリッジに搭載されている記録ヘッドのノズル開口からインクを吐出し記録するようになっている。このようなインクジェット式プリンタは、記録ヘッドのノズル開口形成面と用紙の記録面とのギャップ平行度が記録精度に大きく影響を及ぼす。このため、キャリッジガイド軸の両端を支持するフレームにキャリッジガイド軸の支持位置を変位させる機構を取り付けて、記録ヘッドのノズル開口形成面と用紙の記録面とのギャップ平行度を調整することが可能なインクジェット式プリンタが提案されている(特許文献1参照)。
上述したインクジェット式プリンタは、上記変位機構により主走査方向の傾きを高精度に調整することができるが、副走査方向の傾きを高精度に調整することができない。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができるキャリッジ取付位置調整機構及びそのキャリッジ取付位置調整機構を備えた液体噴射装置と記録装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明のキャリッジ取付位置調整機構では、キャリッジガイド軸に取り付けられ、当該キャリッジガイド軸に沿って往復移動可能なメインキャリッジと、液体噴射ヘッドを搭載し、前記メインキャリッジに取り付けられたサブキャリッジの相対位置を調整するキャリッジ取付位置調整機構であって、前記メインキャリッジに前記キャリッジガイド軸と平行となるように取り付けられた偏心回動軸と、前記サブキャリッジに前記キャリッジガイド軸及び前記偏心回動軸と平行となるように取り付けられた基準回転軸を備え、前記偏心回動軸を回動させることにより前記サブキャリッジを前記基準回転軸を中心に回転させて前記液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を調整することを特徴としている。これにより、メインキャリッジの移動方向と直交する方向の液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができる。また、前記サブキャリッジを前記メインキャリッジに対し、一回転方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴としている。これにより、サブキャリッジの基準回転軸を中心とした回転を偏心回動軸の回動に追従させることができるので、液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を高精度に調整することができる。
上記目的達成のため、本発明の前記液体噴射ヘッドから前記被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置では、上記各キャリッジ取付位置調整機構を備えたことを特徴としている。また、上記目的達成のため、本発明の被記録媒体に記録する記録装置では、上記液体噴射装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記作用を奏する液体噴射装置又は記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるプリンタの構成例を示す斜視図、図2は、そのプリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図、図3は、そのプリンタの概略断面側面図である。図1及び図2に示すプリンタ100は、例えばJIS規格のA0判やJIS規格のB0判といった比較的大型サイズの用紙(被噴射媒体)にまで記録できる大型のインクジェット式プリンタであり、給紙部110と、搬送部210と、排紙部130と、脚部140がこの順で上部から配設された構成となっている。そして、本発明の特徴的な部分を含む記録部(液体噴射装置)120が、搬送部210の斜め上方に配設されている。
プリンタ本体として一体化された記録部120、搬送部210、排紙部130は、給紙部110と脚部140に対して分離可能に構成されており、記録部120及び搬送部210を制御する制御部200が内蔵されている。プリンタ本体の上面及び前面には、上蓋125及び前蓋126が記録部120や搬送部210等を覆うように取り付けられている。上蓋125は、後部が回動可能に支持されており、前部を持って押し上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。前蓋126は、下部が回動可能に支持されており、上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、上蓋125や前蓋126を開放することにより、それらの開放口を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
給紙部110は、図1に示すように、記録部120の上部後方に突き出るように設けられている。そして、給紙部110の内部には、図2に示すように、2本のロール紙(用紙)がセット可能なロール紙ホルダ111が斜め上下に設けられ、給紙部110の前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ111を覆うように取り付けられている。このロール紙カバー112により、ロール紙ホルダ111に保持されているロール紙の汚染を防止することができると共に、ユーザの安全を確保することができる。
ロール紙ホルダ111は、ロール紙を保持するスピンドル113と、給紙部110の両側壁内面に取り付けられて、スピンドル113の着脱及び懸架が可能な一対のスピンドル受け114、115を備えている。そして、スピンドル113は、中央にロール紙が装着された後、両端がスピンドル受け114、115に装着され、回転可能に軸支持されるようになっている。ロール紙カバー112は、上部が回動可能に支持されており、下部を持って持ち上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。ユーザは、ロール紙カバー112の開閉を容易に行うことができ、ロール紙の交換作業時間等を短縮させることができる。
搬送部210は、図3に示すように、給紙部110から記録部120にかけて配設された平坦な給紙ガイド211、対向配置された接触・離間可能な紙送りローラ212及び従動ローラ213、キャリッジ122に搭載された記録ヘッド121と対向配置された平坦なプラテン214、記録部120から排紙部130にかけて配設された平坦な紙吸引部215、排紙部130に配設された排紙ガイド131を備えている。給紙ガイド211、排紙ガイド131の各表面は、用紙搬送面として作用する。
プラテン214の表面は、用紙搬送案内面として作用すると共に用紙吸引面としても作用する。即ち、プラテン214は、主走査方向に複数並設された吸引口214aを備えており、記録部120の内部に配設されたファン217により外気が各吸引口214aから吸引されることにより、プラテン214上を搬送されるロール紙を吸着するようになっている。従って、記録時において特にロール紙の幅が広くてもロール紙はプラテン214上で全幅にわたって確実に吸引されて平坦になるので、記録精度を高精度に維持することができる。
紙吸引部215の表面は、用紙搬送面及び用紙吸引面として作用する。即ち、紙吸引部215は、主走査方向に複数並設され、副走査方向に3列配設された吸引口215a、215b、215cを備えており、記録部120の内部に配設されたファン217により外気が各吸引口215a、215b、215cから吸引されることにより、紙吸引部215上を搬送されるロール紙を吸着するようになっている。排紙部130は、図1及び図2に示すように、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す排紙ガイド131と、ロール紙を副走査方向に搬送する図示しない排紙ローラを備えている。また、排紙部130の前面側から見て右側には、インクカートリッジを収納保持するカートリッジホルダ150が配設されている。
脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用のベアリング141を有する2本の支持柱142と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強棒143を備えている。そして、支持柱142の上部にプリンタ本体110、120、130が載置されネジ止め固定されるようになっている。ユーザは、プリンタ100のメンテナンス等のために背面側を見たいときや、プリンタ100の設置場所を変更したいときに、ベアリング141によりプリンタ100を容易に移動させることができる。制御部200は、プリンタコントローラを構成する図示しないメイン基板を備えている。このメイン基板は、図示しないCPU、ROM、RAM、ASIC等の制御素子や記憶素子、及びその他の各種回路素子が装着されている。そして、プリントエンジンを構成する給紙部110、記録部120、搬送部210等を制御するようになっている。
記録部120は、図2に示すように、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)121及び記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と図3に示す制御部200とを接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入った図示しないインクカートリッジとをつなぐインク供給チューブ124、ロール紙の浮き上がりを防止する図示しない紙吸引手段等を備えている。
記録ヘッド121は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
FFC123は、一端が制御部200のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタに接続されており、記録信号を制御部200から記録ヘッド121に送るようになっている。インク供給チューブ124は、各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジに繋がれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121に繋がれている。そして、インク供給チューブ124は、図示しないインク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジから記録ヘッド121に送るようになっている。
図4は、キャリッジ122とその周辺部の詳細を示す斜視図、図5は、その側面図、図6は、その主要部を示す斜視図である。このキャリッジ122は、図4及び図5に示すように、メインキャリッジ21とサブキャリッジ22の2体構造で構成されている。メインキャリッジ21は、側面視L字の板状に形成されており、一端側にキャリッジガイド軸127が軸受23を介して貫装され、他端側に本発明の特徴的な部分であるキャリッジ取付位置調整機構30を介してサブキャリッジ22が装着されている。このキャリッジガイド軸127は、軸方向が主走査方向を向くように配設され、両端が図示しないサイドフレームに支持されている。サブキャリッジ22は、三方が開放された箱状に形成されており、底面に記録ヘッド121が搭載されている。
更に、メインキャリッジ21は、一端側の上部に図2に示す無限軌道のキャリッジベルト128aが図示しない係止部を介して係止されている。このキャリッジベルト128aは、キャリッジガイド軸127と平行に配設され、両側に配設された図示しないキャリッジプーリに張架されている。尚、一方のキャリッジプーリには、図示しないキャリッジモータが連接されている。また、メインキャリッジ21は、一端側の上部にリニアエンコーダセンサ129aが取付部24を介して取り付けられている。このリニアエンコーダセンサ129aは、キャリッジガイド軸127と平行に配設されたリニアエンコーダスケール129bを挟み込むように配設されている。
このような構成によれば、キャリッジ122は、キャリッジモータの駆動によりキャリッジベルト128aが作動すると、キャリッジベルト128aの動きに連行され、キャリッジガイド軸127に案内されて往復移動する。このときのキャリッジ122の往復移動位置は、リニアエンコーダセンサ129aによりリニアエンコーダスケール129bから検出されるので、記録ヘッド121のインク滴の吐出タイミングに同期させて高精度な記録を行うことができる。
キャリッジ取付位置調整機構30は、メインキャリッジ21に取り付けられたサブキャリッジ22のキャリッジガイド軸127周りの回転角度(おじぎ)、即ち記録ヘッド121のノズル開口形成面とプラテン214上のロール紙の記録面とのギャップ平行度が調整可能な機構であり、図4及び図5に示すように、偏心回動機構31と基準回転機構32を備えている。偏心回動機構31は、図4及び図6に示す偏心カム31aが両端側に嵌入された回動軸(偏心回動軸)31bと、この回動軸31bの一先端に嵌入された扇状の調整板31cと、回動軸31bの両端近傍に配設された引張コイルバネ(付勢手段)31dと、調整板31cを回転させた後にネジ31fで固定する固定板31eを備えている。調整板31cの円弧部には、目盛りが刻印され、固定板31eには、調整板31cを回転させたときの目盛りを指示する矢印が刻印されており、ギザノッチ式により高分解能な微調整が可能となっている。基準回転機構32は、回転軸(基準回転軸)32aと、この回転軸32aの両端に係止された引張コイルバネ32bを備えている。
そして、回動軸31bは、両側の偏心カム31aがメインキャリッジ21の前面21aの上部にキャリッジガイド軸127と平行に形成された溝21bの両外側にそれぞれ位置するようにして、溝21b内に回動自在に配設される。そして、サブキャリッジ22は、両側面22aの後側上部に回動軸31bの両側の偏心カム31aと当接する略円形状の切欠き部22bが形成されており、切欠き部22b内に偏心カム31aが挿入されて配置される。
各引張コイルバネ31dは、一端がメインキャリッジ21の各側面21cにおけるキャリッジガイド軸127の近傍に係止され、他端がサブキャリッジ22の各側面22aにおける切欠き部22bの近傍に係止される。固定板31eは、調整板31cの目盛りと噛合うようにメインキャリッジ21の側面21cに固定される。回転軸32aは、メインキャリッジ21の前面21aの下部に回動軸31bと平行となるように配設されており、先端がサブキャリッジ22の各側面22aの下部に形成された回転軸穴22cに挿入される。各引張コイルバネ32bは、一端が回転軸32aの先端に係止され、他端がサブキャリッジ22の各側面22aの下部に係止される。
このような構成において、ユーザは、固定板31eのネジ31fを緩めて例えばサブキャリッジ22を図4の左回転方向へ回転させるように回転調整板31cを回転させる。すると、回動軸31bが回動して各偏心カム31aがサブキャリッジ22の各切欠き部22bを押圧する。これにより、サブキャリッジ22は、各回転軸32aを中心に図4の左回転方向へ回転する。このとき、各引張コイルバネ31dが、サブキャリッジ22の上部をメインキャリッジ21側に引っ張って、各切欠き部22bを各偏心カム31aに当接させていると共に、各引張コイルバネ32bが、サブキャリッジ22の下部をメインキャリッジ21側に引っ張って、各回転軸穴22cを各回転軸32aに当接させている。従って、高精度調整したサブキャリッジ22の状態を長く維持することができる。そして、ユーザは、固定板31eのネジ31fを締めて調整動作を完了する。以上により、サブキャリッジ22に搭載された記録ヘッド121のノズル開口形成面とロール紙の記録面との図4の左回転方向のギャップ平行度を微調整することができる。
一方、ユーザは、固定板31eのネジ31fを緩めて例えばサブキャリッジ22を図4の右回転方向へ回転させるように回転調整板31cを回転させる。すると、回動軸31bが回動して各偏心カム31aがサブキャリッジ22の各切欠き部22bから離間しようとする。ところが、各引張コイルバネ31dが、サブキャリッジ22の上部をメインキャリッジ21側に引っ張っているので、各切欠き部22bは各偏心カム31aに当接したまま追従することになる。従って、サブキャリッジ22は、各回転軸32aを中心に図4の右回転方向へ回転する。このときも、各引張コイルバネ31dが、サブキャリッジ22の上部をメインキャリッジ21側に引っ張って、各切欠き部22bを各偏心カム31aに当接させていると共に、各引張コイルバネ32bが、サブキャリッジ22の下部をメインキャリッジ21側に引っ張って、各回転軸穴22cを各回転軸32aに当接させているので、高精度調整したサブキャリッジ22の状態を長く維持することができる。そして、ユーザは、固定板31eのネジ31fを締めて調整動作を完了する。以上により、サブキャリッジ22に搭載された記録ヘッド121のノズル開口形成面とロール紙の記録面との図4の右回転方向のギャップ平行度を微調整することができる。
以上のような構成のキャリッジ取付位置調整機構30によれば、メインキャリッジ21を固定し、サブキャリッジ22側でロール紙の搬送方向の記録ヘッド121のノズル開口形成面とプラテン214上のロール紙の記録面とのギャップ平行度を調整するようにしているので、メインキャリッジ21側に取り付けられたリニアエンコーダセンサ129aとリニアエンコーダスケール129bとの距離は変化しない。従って、従来のような記録ヘッド交換時毎のリニアエンコーダセンサ129aとリニアエンコーダスケール129bの取付再調整が不要となり、ヘッド交換メンテナンス時間を短縮させることが可能となる。
キャリッジを備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
21 メインキャリッジ、22 サブキャリッジ、30 キャリッジ取付位置調整機構、31 偏心回動機構、31a 偏心カム、31b 回動軸、31c 調整板、31d 引張コイルバネ、31e 固定板、31f ネジ、32 基準回転機構、32a 回転軸、32b 引張コイルバネ、100 インクジェット式プリンタ、110 給紙部、120 記録部、121 記録ヘッド、122 キャリッジ、127 キャリッジガイド軸、130 排紙部、140 脚部、150 インクカートリッジホルダ、200 制御部、210 搬送部
Claims (4)
- キャリッジガイド軸に取り付けられ、当該キャリッジガイド軸に沿って往復移動可能なメインキャリッジと、液体噴射ヘッドを搭載し、前記メインキャリッジに取り付けられたサブキャリッジの相対位置を調整するキャリッジ取付位置調整機構であって、
前記メインキャリッジに前記キャリッジガイド軸と平行となるように取り付けられた偏心回動軸と、前記サブキャリッジに前記キャリッジガイド軸及び前記偏心回動軸と平行となるように取り付けられた基準回転軸を備え、前記偏心回動軸を回動させることにより前記サブキャリッジを前記基準回転軸を中心に回転させて前記液体噴射ヘッドのノズル開口形成面と被噴射媒体の被噴射面とのギャップ平行度を調整することを特徴とするキャリッジ取付位置調整機構。 - 前記サブキャリッジを前記メインキャリッジに対し、一回転方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のキャリッジ取付位置調整機構。
- 前記液体噴射ヘッドから前記被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
請求項1又は2に記載のキャリッジ取付位置調整機構を備えたことを特徴とする液体噴射装置。 - 被記録媒体に記録する記録装置であって、
請求項3に記載の液体噴射装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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