JP2019058294A - 歩行支援器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気的駆動手段を用いずに使用者が無理なく長時間歩行できる歩行支援器具を提供する。【解決手段】 本発明の歩行支援器具1は、使用者100の腰部101に装着される腰部ベルト10と、上部が腰部ベルトに軸支されることで下部が前後方向に揺動自在となる大腿部リンク20と、大腿部リンクに取り付けられており使用者の膝102の上部に装着される膝ベルト30とを備えており、更に、大腿部リンクはその上部から前方にのびる操作部21を備えており、歩行時に膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が操作部を手で下方に押すことで、操作部が力点、軸支箇所43が支点、膝ベルトが作用点となり、膝ベルトを装着している方の脚の膝に対して後ろ向きの力を作用させる。膝を手で押さえるのと同様の効果を得られ、膝の具合が悪い場合には膝の痛みを緩和することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、電気的駆動手段を用いずに歩行を支援する歩行支援器具に関する。
人の脚に装着して歩行を支援する歩行支援器具が知られている。
例えば特許文献1には、ユーザの大腿と下腿に大腿リンクと下腿リンクを装着し、両リンクをジョイントで連結し、下腿リンクをアクチュエータ(電動モータ)で前後方向に揺動させる歩行支援装置が開示されている。
また、特許文献2には、腰部装着部と左大腿部装着部を連結し、左大腿部装着部に固定した棒状の左側伝達部を使用者が左手で後方に引いたり、前方に押し出したりすることで左大腿部を前後方向に揺動させる歩行支援器具が開示されている。
例えば特許文献1には、ユーザの大腿と下腿に大腿リンクと下腿リンクを装着し、両リンクをジョイントで連結し、下腿リンクをアクチュエータ(電動モータ)で前後方向に揺動させる歩行支援装置が開示されている。
また、特許文献2には、腰部装着部と左大腿部装着部を連結し、左大腿部装着部に固定した棒状の左側伝達部を使用者が左手で後方に引いたり、前方に押し出したりすることで左大腿部を前後方向に揺動させる歩行支援器具が開示されている。
しかし、上記特許文献に開示された技術では次のような問題がある。
すなわち、特許文献1の技術ではアクチュエータを用いるので重量が増すという問題やバッテリー切れの場合に使用できないという問題がある。
また、特許文献2の技術では左手の力で左大腿部を前後方向に揺動させるため、左手の筋肉に負担がかかり、長時間の歩行が難しいという問題や、歩行速度を早める際に右脚の動きに合わせて左手を前後動させるのが難しいという問題がある。
すなわち、特許文献1の技術ではアクチュエータを用いるので重量が増すという問題やバッテリー切れの場合に使用できないという問題がある。
また、特許文献2の技術では左手の力で左大腿部を前後方向に揺動させるため、左手の筋肉に負担がかかり、長時間の歩行が難しいという問題や、歩行速度を早める際に右脚の動きに合わせて左手を前後動させるのが難しいという問題がある。
本発明は、このような問題を考慮して、電気的駆動手段を用いずに使用者が無理なく長時間歩行できる歩行支援器具を提供することを目的とする。
本発明の歩行支援器具は、使用者の腰部に装着される腰部ベルトと、上部が前記腰部ベルトに軸支されることで下部が前後方向に揺動自在となる大腿部リンクと、前記大腿部リンクに取り付けられており使用者の膝の上部に装着される膝ベルトとを備えており、更に、前記大腿部リンクはその上部から前方にのびる操作部を備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作部を手で下方に押すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚の膝に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする。
また、前記操作部が上方にのびる操作ノブを備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作ノブを手で前方に押し出すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする。
また、前記腰部ベルトが、使用者の腰部に接触するパッドと、前記パッドの前後方向への移動量を調節するパッド調節機構とを備えていることを特徴とする。
また、前記パッド調節機構が、左右2枚の板体の前端同士を軸支して成る平面視く字状の屈曲部と、前記左右2枚の板体の後端に架け渡されるラチェット式荷締めベルトとを備えており、前記パッドは前記左右2枚の板体の前端同士の軸支箇所に取り付けられており、前記ラチェット式荷締めベルトを締め上げて前記左右2枚の板体の後端同士を近づけることで、前記軸支箇所と共に前記パッドを前方に移動させることを特徴とする。
また、前記腰部ベルトが、使用者の腰部に巻回される左右2本の帯から成るベルト本体を備えており、一方の前記帯の端部には、中空形状でありその上面と底面に形成された左右方向にのびるスリットと、当該スリット内を移動するシャフトから成るボックスが取り付けられており、他方の前記帯の端部を前記ボックスに通した状態で前記シャフトを移動させることで、当該シャフトによって前記他方の帯を前記ボックスの内面に押し付けて2本の前記帯を締め上げる仕組みであり、前記シャフト及び前記ボックスに、使用者が手で把持するためのフックを備えることを特徴とする。
また、前記操作部が上方にのびる操作ノブを備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作ノブを手で前方に押し出すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする。
また、前記腰部ベルトが、使用者の腰部に接触するパッドと、前記パッドの前後方向への移動量を調節するパッド調節機構とを備えていることを特徴とする。
また、前記パッド調節機構が、左右2枚の板体の前端同士を軸支して成る平面視く字状の屈曲部と、前記左右2枚の板体の後端に架け渡されるラチェット式荷締めベルトとを備えており、前記パッドは前記左右2枚の板体の前端同士の軸支箇所に取り付けられており、前記ラチェット式荷締めベルトを締め上げて前記左右2枚の板体の後端同士を近づけることで、前記軸支箇所と共に前記パッドを前方に移動させることを特徴とする。
また、前記腰部ベルトが、使用者の腰部に巻回される左右2本の帯から成るベルト本体を備えており、一方の前記帯の端部には、中空形状でありその上面と底面に形成された左右方向にのびるスリットと、当該スリット内を移動するシャフトから成るボックスが取り付けられており、他方の前記帯の端部を前記ボックスに通した状態で前記シャフトを移動させることで、当該シャフトによって前記他方の帯を前記ボックスの内面に押し付けて2本の前記帯を締め上げる仕組みであり、前記シャフト及び前記ボックスに、使用者が手で把持するためのフックを備えることを特徴とする。
使用者が操作部を手で下方に押すと、膝に後ろ向きの力が作用する。すなわち、膝を真っ直ぐに伸ばす方向に力が働くことになり、膝を手で押さえるのと同様のサポート効果を得られる。体重によって膝に掛かる負担を軽減でき、膝の具合が悪い場合には膝の痛みを緩和することができる。このように、本発明の歩行支援器具によれば電気的駆動手段を用いることなく無理なく長時間歩行することができる。
また、操作部を手で押すだけでよいので、従来技術のように手を前後に揺動させる場合と比較して、手の筋肉に負担が掛からないという利点や、歩行速度を早めた際にも脚の動きに合わせて操作するのが容易という利点もある。
大腿部リンクは使用者の側方に位置するので、歩行支援器具を身体に装着した状態のままで着座する際に大腿部リンクが邪魔にならない。したがって、歩行支援器具を取り外すことなくシートベルトを掛けて車を運転することもできる。
また、腰部ベルトを用いることで歩行支援器具を身体に強固に固定することができるので、使用者が操作部を手で下方に押しやすくなる。
操作ノブを設けることにすれば、使用者は操作ノブを手で前方に押し出せばよいので、より楽に操作することができる。
また、パッドとパッド調節機構を備えることにすれば、パッドで使用者の腰部をサポートできると共に大腿部リンクを位置ずれなく確実に支持できる。
パッド調節機構としてラチェット式荷締めベルトを用いて屈曲部に取り付けたパッドの位置を調節することにすれば、調節作業を容易に行なうことができる。
また、ベルト本体のシャフトとボックスにフックを取り付けることにすれば、使用者はこれらフックを把持しながらベルトを締結したり、締結を解除したりできるので、腰部ベルトを腰部に装着したり取り外したりする際の作業性を向上できる。
また、操作部を手で押すだけでよいので、従来技術のように手を前後に揺動させる場合と比較して、手の筋肉に負担が掛からないという利点や、歩行速度を早めた際にも脚の動きに合わせて操作するのが容易という利点もある。
大腿部リンクは使用者の側方に位置するので、歩行支援器具を身体に装着した状態のままで着座する際に大腿部リンクが邪魔にならない。したがって、歩行支援器具を取り外すことなくシートベルトを掛けて車を運転することもできる。
また、腰部ベルトを用いることで歩行支援器具を身体に強固に固定することができるので、使用者が操作部を手で下方に押しやすくなる。
操作ノブを設けることにすれば、使用者は操作ノブを手で前方に押し出せばよいので、より楽に操作することができる。
また、パッドとパッド調節機構を備えることにすれば、パッドで使用者の腰部をサポートできると共に大腿部リンクを位置ずれなく確実に支持できる。
パッド調節機構としてラチェット式荷締めベルトを用いて屈曲部に取り付けたパッドの位置を調節することにすれば、調節作業を容易に行なうことができる。
また、ベルト本体のシャフトとボックスにフックを取り付けることにすれば、使用者はこれらフックを把持しながらベルトを締結したり、締結を解除したりできるので、腰部ベルトを腰部に装着したり取り外したりする際の作業性を向上できる。
[第1の実施の形態]
本発明の歩行支援器具の第1の実施の形態について説明する。
図1〜図3に示すように、歩行支援器具1は腰部ベルト10、大腿部リンク20及び膝ベルト30から概略構成される。
腰部ベルト10は使用者100の腰部101に装着されるものであり、大腿部リンク20を支持するために使用される。
本実施の形態の腰部ベルト10はベルト本体11、パッド12及びパッド調節機構40を備える。なお、図1及び図3にはパッド12及びパッド調節機構40の図示を省略している。
パッド12は使用者100の腰部101に接触するものであり、クッション性を持つ材料から成る。
本発明の歩行支援器具の第1の実施の形態について説明する。
図1〜図3に示すように、歩行支援器具1は腰部ベルト10、大腿部リンク20及び膝ベルト30から概略構成される。
腰部ベルト10は使用者100の腰部101に装着されるものであり、大腿部リンク20を支持するために使用される。
本実施の形態の腰部ベルト10はベルト本体11、パッド12及びパッド調節機構40を備える。なお、図1及び図3にはパッド12及びパッド調節機構40の図示を省略している。
パッド12は使用者100の腰部101に接触するものであり、クッション性を持つ材料から成る。
パッド調節機構40はパッド12の前後方向への移動量を調節するために用いられ、屈曲部41とラチェット式荷締めベルト42を備える。
屈曲部41は左右2枚の板体41aの前端同士を軸支することで平面視く字状に形成されている。左右2枚の板体41aは軸支箇所43を中心にして水平面内で回転可能になっており、軸支箇所43にパッド12が固定されている。板体41aは樹脂や金属等の剛性が高い材料を用いるのが好ましい。
ラチェット式荷締めベルト42は左側の板体41aの後端に架け渡され、右側の板体41aの後端に固定されている。板体41aの後端には上下方向にのびるシャフト44が取り付けられている。シャフト44の上下両端は上下のフレーム45に設けられた左右方向にのびるスリット46に通されており、これによりシャフト44は左右方向に移動可能になっている。なお、ラチェット式荷締めベルト42のバックル部42aは使用者100の利き手の側に配置するのが好ましい。
図4(a)に示す状態から、図4(b)に示すように使用者100がベルト本体11を利用して腰部ベルト10を腰部101に装着した状態でラチェット式荷締めベルト42を締め上げると(矢印(1))、左側の板体41aの後端がいわゆる動滑車として機能し、シャフト44がスリット46内を移動し(矢印(2))、左右2枚の板体41aの後端同士が近づく方向に移動する。これにより左右2枚の板体41aの成す角度が小さくなっていき、軸支箇所43と共にパッド12が前方に移動する(矢印(3))。使用者100がラチェット式荷締めベルト42を締め上げる量を調節することでパッド12の前後方向の位置を調節することができる。
屈曲部41は左右2枚の板体41aの前端同士を軸支することで平面視く字状に形成されている。左右2枚の板体41aは軸支箇所43を中心にして水平面内で回転可能になっており、軸支箇所43にパッド12が固定されている。板体41aは樹脂や金属等の剛性が高い材料を用いるのが好ましい。
ラチェット式荷締めベルト42は左側の板体41aの後端に架け渡され、右側の板体41aの後端に固定されている。板体41aの後端には上下方向にのびるシャフト44が取り付けられている。シャフト44の上下両端は上下のフレーム45に設けられた左右方向にのびるスリット46に通されており、これによりシャフト44は左右方向に移動可能になっている。なお、ラチェット式荷締めベルト42のバックル部42aは使用者100の利き手の側に配置するのが好ましい。
図4(a)に示す状態から、図4(b)に示すように使用者100がベルト本体11を利用して腰部ベルト10を腰部101に装着した状態でラチェット式荷締めベルト42を締め上げると(矢印(1))、左側の板体41aの後端がいわゆる動滑車として機能し、シャフト44がスリット46内を移動し(矢印(2))、左右2枚の板体41aの後端同士が近づく方向に移動する。これにより左右2枚の板体41aの成す角度が小さくなっていき、軸支箇所43と共にパッド12が前方に移動する(矢印(3))。使用者100がラチェット式荷締めベルト42を締め上げる量を調節することでパッド12の前後方向の位置を調節することができる。
大腿部リンク20はその上部が腰部ベルト10に軸支されることでその下部が前後方向に揺動自在となっている。具体的には、腰部ベルト10の右側には下方にのびる下垂部13が設けられており、この下垂部13に大腿部リンク20が軸支されている。大腿部リンク20は樹脂や金属等の剛性が高い材料を用いるのが好ましい。下垂部13を腰部ベルト10から脱着自在な構造にしてもよい。
大腿部リンク20はその上部から前方にのびる操作部21を備えている。
膝ベルト30は大腿部リンク20に取り付けられる部材であり、使用者100の膝102の上部に装着される。膝ベルト30の一部に面ファスナーやボタン等を取り付けることで、使用者100の膝まわりの太さに合わせて膝ベルト30の直径を調節できる。膝ベルト30の大腿部リンク20への取り付け位置を調節可能にすれば、使用者100の体格(脚の長さ)に応じて膝ベルト30の位置を調節できるので好ましい。
膝ベルト30の前側を比較的硬い樹脂等で形成し、後ろ側を比較的柔らかい布やゴム等で形成するのが好ましい。これにより、膝ベルト30のうち膝102に接触する前側の部位が固くなるので膝102を強固にサポートでき、膝102の裏側に接触する後ろ側の部位が柔らかくなるので歩行中に膝ベルト30が当たって痛みが生じる事態を防止できる。
大腿部リンク20や膝ベルト30を、透明性を有する材料で形成すれば歩行支援器具123を目立たずに使用できる。
大腿部リンク20はその上部から前方にのびる操作部21を備えている。
膝ベルト30は大腿部リンク20に取り付けられる部材であり、使用者100の膝102の上部に装着される。膝ベルト30の一部に面ファスナーやボタン等を取り付けることで、使用者100の膝まわりの太さに合わせて膝ベルト30の直径を調節できる。膝ベルト30の大腿部リンク20への取り付け位置を調節可能にすれば、使用者100の体格(脚の長さ)に応じて膝ベルト30の位置を調節できるので好ましい。
膝ベルト30の前側を比較的硬い樹脂等で形成し、後ろ側を比較的柔らかい布やゴム等で形成するのが好ましい。これにより、膝ベルト30のうち膝102に接触する前側の部位が固くなるので膝102を強固にサポートでき、膝102の裏側に接触する後ろ側の部位が柔らかくなるので歩行中に膝ベルト30が当たって痛みが生じる事態を防止できる。
大腿部リンク20や膝ベルト30を、透明性を有する材料で形成すれば歩行支援器具123を目立たずに使用できる。
次に、歩行支援器具1の使用方法について説明する。
図3(a)に示すとおり、使用者100はベルト本体11を利用して腰部ベルト10を腰部101に装着し、次にラチェット式荷締めベルト42を締め上げてパッド12の位置を調節すると共に膝ベルト30を膝102の上部に装着する。
図3(b)に示すとおり、歩行中に膝ベルト30を装着していない方の脚(本実施の形態では左脚)を前方に移動させている間、使用者100は操作部21を手で下方に押す。これにより、図1(b)に矢印で示すように操作部21が力点、軸支箇所22が支点、膝ベルト30が作用点となり、膝ベルト30を装着している方の脚(右足)の膝102に対して後ろ向きの力が作用する。
使用者100が左脚を前方に移動させている間は、使用者100のほぼ全体重が右脚に掛かった状態、換言するとほぼ右脚だけで体を支えている状態になる。したがって、右膝の具合が悪い場合には右膝に痛みを生じさせる原因になる。使用者100が操作部21を手で下方に押すことで右膝に後ろ向きの力を作用させると、右膝を真っ直ぐに伸ばす方向に力が働くため、体重によって右膝に掛かる負担を軽減でき、痛みを緩和することができる。すなわち、右膝の具合が悪いときに、右膝を手で押さえることで右膝の痛みを緩和するのと同様のサポート効果を得ることができる。また、停止中に使用者100が操作部21を手で下方に押しながら上体を起こすと、膝102を支えながら全身をのばすことができるのでストレッチ効果により爽快な気分を得られる。
図3(a)に示すとおり、使用者100はベルト本体11を利用して腰部ベルト10を腰部101に装着し、次にラチェット式荷締めベルト42を締め上げてパッド12の位置を調節すると共に膝ベルト30を膝102の上部に装着する。
図3(b)に示すとおり、歩行中に膝ベルト30を装着していない方の脚(本実施の形態では左脚)を前方に移動させている間、使用者100は操作部21を手で下方に押す。これにより、図1(b)に矢印で示すように操作部21が力点、軸支箇所22が支点、膝ベルト30が作用点となり、膝ベルト30を装着している方の脚(右足)の膝102に対して後ろ向きの力が作用する。
使用者100が左脚を前方に移動させている間は、使用者100のほぼ全体重が右脚に掛かった状態、換言するとほぼ右脚だけで体を支えている状態になる。したがって、右膝の具合が悪い場合には右膝に痛みを生じさせる原因になる。使用者100が操作部21を手で下方に押すことで右膝に後ろ向きの力を作用させると、右膝を真っ直ぐに伸ばす方向に力が働くため、体重によって右膝に掛かる負担を軽減でき、痛みを緩和することができる。すなわち、右膝の具合が悪いときに、右膝を手で押さえることで右膝の痛みを緩和するのと同様のサポート効果を得ることができる。また、停止中に使用者100が操作部21を手で下方に押しながら上体を起こすと、膝102を支えながら全身をのばすことができるのでストレッチ効果により爽快な気分を得られる。
なお、本実施の形態では腰部ベルト10がパッド12とパッド調節機構40を備えるものとしたが、これらを備えない構成であってもよい。すなわち、周知のベルトの一部に上記下垂部13のような大腿部リンク20を軸支できる箇所を設けるだけでもよい。この場合は歩行支援器具1を小型化、軽量化できるという利点がある。
また、ラチェット式荷締めベルト42ではなく、釣り用のリールのように軸回りに回転するドラムの周囲にベルトを巻き付けることでベルトを締め上げる仕組みにしてもよい。
また、歩行支援器具1を片方の脚だけでなく、両方の脚に装着してもよい。
また、ラチェット式荷締めベルト42ではなく、釣り用のリールのように軸回りに回転するドラムの周囲にベルトを巻き付けることでベルトを締め上げる仕組みにしてもよい。
また、歩行支援器具1を片方の脚だけでなく、両方の脚に装着してもよい。
[第2の実施の形態]
次に本発明の歩行支援器具の第2の実施の形態について説明するが、上記第1の実施の形態と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)に示すように、本実施の形態の歩行支援器具2は、操作部21が操作ノブ23を備える点に特徴を有する。操作ノブ23は操作部21の上端から上方にのびる部材である。操作部21と操作ノブ23とを一体成形してもよい。
図5(b)に矢印で示すように、使用者100が操作ノブ23を手で前方に押し出すことで、操作部21が力点、軸支箇所22が支点、膝ベルト30が作用点となり、膝ベルト30を装着している方の膝102に対して後ろ向きの力を作用させることができる。第1の実施の形態のように使用者100が操作部21を手で下方に押す場合と比較して、操作ノブ23を手で前方に押し出す方が楽に操作できるという利点がある。
次に本発明の歩行支援器具の第2の実施の形態について説明するが、上記第1の実施の形態と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)に示すように、本実施の形態の歩行支援器具2は、操作部21が操作ノブ23を備える点に特徴を有する。操作ノブ23は操作部21の上端から上方にのびる部材である。操作部21と操作ノブ23とを一体成形してもよい。
図5(b)に矢印で示すように、使用者100が操作ノブ23を手で前方に押し出すことで、操作部21が力点、軸支箇所22が支点、膝ベルト30が作用点となり、膝ベルト30を装着している方の膝102に対して後ろ向きの力を作用させることができる。第1の実施の形態のように使用者100が操作部21を手で下方に押す場合と比較して、操作ノブ23を手で前方に押し出す方が楽に操作できるという利点がある。
[第3の実施の形態]
次に本発明の歩行支援器具の第3の実施の形態について説明するが、上記各実施の形態と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6(a)及び(b)に示すように、本実施の形態の歩行支援器具3は、腰部ベルト60がパッド12及びパッド調節機構40を備えておらず、その替わりとして帯状で柔軟性を有する素材から成るサポーター50とベルト本体51を備える点に特徴を有する。
サポーター50の左右の端部にベルト本体51が取り付けられている。サポーター50の背面側に剛性を高めるための補強材52を取り付けてもよい。
本実施の形態のベルト本体51は、使用者100の腰部に巻回される左右2本の帯53を一組として上下二組備えている。上下二組にすることで腰部ベルト10を腰部101に強固に固定できる。
左右一組の帯53のうち一方の帯53の端部にはボックス54が取り付けられている。ボックス54は中空形状で左右の側面が開口しており、その上面と底面に左右方向にのびるスリット54aが形成されており、当該スリット54a内を移動するシャフト54bを備えている。なお、ボックス54は市販されているものを流用すればよい。
シャフト54b及びボックス54は使用者100が手で把持するためのフック55を備えている。
シャフト54b及びボックス54を備えるベルトの使用方法は周知であるため説明を省略するが、2つのフック55を手で掴むことで、シャフト54b及びボックス54を直接手で掴む場合と比較してより強固に腰部ベルト60を締め上げることができる。
また、例えば上下二組のうち上側の左右の帯53を締め上げたあと、下側の左右の帯53を締め上げ、必要に応じて更に上側の左右の帯53を締め上げるなどすることで、更に強固に腰部ベルト60を締め上げることができる。
次に本発明の歩行支援器具の第3の実施の形態について説明するが、上記各実施の形態と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6(a)及び(b)に示すように、本実施の形態の歩行支援器具3は、腰部ベルト60がパッド12及びパッド調節機構40を備えておらず、その替わりとして帯状で柔軟性を有する素材から成るサポーター50とベルト本体51を備える点に特徴を有する。
サポーター50の左右の端部にベルト本体51が取り付けられている。サポーター50の背面側に剛性を高めるための補強材52を取り付けてもよい。
本実施の形態のベルト本体51は、使用者100の腰部に巻回される左右2本の帯53を一組として上下二組備えている。上下二組にすることで腰部ベルト10を腰部101に強固に固定できる。
左右一組の帯53のうち一方の帯53の端部にはボックス54が取り付けられている。ボックス54は中空形状で左右の側面が開口しており、その上面と底面に左右方向にのびるスリット54aが形成されており、当該スリット54a内を移動するシャフト54bを備えている。なお、ボックス54は市販されているものを流用すればよい。
シャフト54b及びボックス54は使用者100が手で把持するためのフック55を備えている。
シャフト54b及びボックス54を備えるベルトの使用方法は周知であるため説明を省略するが、2つのフック55を手で掴むことで、シャフト54b及びボックス54を直接手で掴む場合と比較してより強固に腰部ベルト60を締め上げることができる。
また、例えば上下二組のうち上側の左右の帯53を締め上げたあと、下側の左右の帯53を締め上げ、必要に応じて更に上側の左右の帯53を締め上げるなどすることで、更に強固に腰部ベルト60を締め上げることができる。
本発明は、電気的駆動手段を用いずに使用者が無理なく長時間歩行できる歩行支援器具に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 歩行支援器具
2 歩行支援器具
3 歩行支援器具
10 腰部ベルト
11 ベルト本体
12 パッド
13 下垂部
20 大腿部リンク
21 操作部
22 軸支箇所
23 操作ノブ
30 膝ベルト
40 パッド調節機構
41 屈曲部
41a 板体
42 ラチェット式荷締めベルト
42a バックル部
43 軸支箇所
44 シャフト
45 フレーム
46 スリット
50 サポーター
51 ベルト本体
52 補強材
53 帯
54 ボックス
54a スリット
54b シャフト
55 フック
60 腰部ベルト
100 使用者
101 腰部
102 膝
2 歩行支援器具
3 歩行支援器具
10 腰部ベルト
11 ベルト本体
12 パッド
13 下垂部
20 大腿部リンク
21 操作部
22 軸支箇所
23 操作ノブ
30 膝ベルト
40 パッド調節機構
41 屈曲部
41a 板体
42 ラチェット式荷締めベルト
42a バックル部
43 軸支箇所
44 シャフト
45 フレーム
46 スリット
50 サポーター
51 ベルト本体
52 補強材
53 帯
54 ボックス
54a スリット
54b シャフト
55 フック
60 腰部ベルト
100 使用者
101 腰部
102 膝
本発明の歩行支援器具は、使用者の腰部に装着される腰部ベルトと、上部が前記腰部ベルトに軸支されることで下部が前後方向に揺動自在となる大腿部リンクと、前記大腿部リンクに取り付けられており使用者の膝の上部に装着される膝ベルトとを備えており、更に、前記大腿部リンクはその上部から前方にのびる操作部を備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作部を手で下方に押すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚の膝に対して後ろ向きの力を作用させるものであり、前記腰部ベルトが、使用者の腰部に接触するパッドと、前記パッドの前後方向への移動量を調節するパッド調節機構とを備えており、前記パッド調節機構が、左右2枚の板体の前端同士を軸支して成る平面視く字状の屈曲部と、前記左右2枚の板体の後端に架け渡されるラチェット式荷締めベルトとを備えており、前記パッドは前記左右2枚の板体の前端同士の軸支箇所に取り付けられており、前記ラチェット式荷締めベルトを締め上げて前記左右2枚の板体の後端同士を近づけることで、前記軸支箇所と共に前記パッドを前方に移動させることを特徴とする。
また、前記操作部が上方にのびる操作ノブを備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作ノブを手で前方に押し出すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする。
また、前記操作部が上方にのびる操作ノブを備えており、歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作ノブを手で前方に押し出すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする。
Claims (5)
- 使用者の腰部に装着される腰部ベルトと、
上部が前記腰部ベルトに軸支されることで下部が前後方向に揺動自在となる大腿部リンクと、
前記大腿部リンクに取り付けられており使用者の膝の上部に装着される膝ベルトとを備えており、
更に、前記大腿部リンクはその上部から前方にのびる操作部を備えており、
歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作部を手で下方に押すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚の膝に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする歩行支援器具。
- 前記操作部が上方にのびる操作ノブを備えており、
歩行時に前記膝ベルトを装着していない方の脚を前方に移動させている間、使用者が前記操作ノブを手で前方に押し出すことで、前記操作部が力点、前記軸支されている箇所が支点、前記膝ベルトが作用点となり、前記膝ベルトを装着している方の脚に対して後ろ向きの力を作用させることを特徴とする請求項1に記載の歩行支援器具。
- 前記腰部ベルトが、使用者の腰部に接触するパッドと、前記パッドの前後方向への移動量を調節するパッド調節機構とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行支援器具。
- 前記パッド調節機構が、左右2枚の板体の前端同士を軸支して成る平面視く字状の屈曲部と、前記左右2枚の板体の後端に架け渡されるラチェット式荷締めベルトとを備えており、
前記パッドは前記左右2枚の板体の前端同士の軸支箇所に取り付けられており、
前記ラチェット式荷締めベルトを締め上げて前記左右2枚の板体の後端同士を近づけることで、前記軸支箇所と共に前記パッドを前方に移動させることを特徴とする請求項3に記載の歩行支援器具。
- 前記腰部ベルトが、使用者の腰部に巻回される左右2本の帯から成るベルト本体を備えており、
一方の前記帯の端部には、中空形状でありその上面と底面に形成された左右方向にのびるスリットと、当該スリット内を移動するシャフトから成るボックスが取り付けられており、他方の前記帯の端部を前記ボックスに通した状態で前記シャフトを移動させることで、当該シャフトによって前記他方の帯を前記ボックスの内面に押し付けて2本の前記帯を締め上げる仕組みであり、
前記シャフト及び前記ボックスに、使用者が手で把持するためのフックを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の歩行支援器具。
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