JP7194461B2 - 排便補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者の腹部を押圧して排便を促すための排便補助具に関するものである。
便秘や筋力不足などによって排便が困難な者は、排便時に必要以上にいきむことが多い。しかしながらこれを長時間続けると、血圧が上昇して血管に過大な負担がかかるため、場合によっては脳や心臓の疾患を招く虞もあり、健康上好ましくない。この問題は、前かがみの姿勢となり、下腹部が比較的圧迫されやすい和式便器を使用するときよりも、上体が起きた座位姿勢となる洋式便器を使用する場合において特に懸念される。
上記のように排便が困難な者の排便を促すための排便補助具として、排便する際に、使用者の大腿部と腹部との間に挟み込むことで、下腹部付近を押圧して大腸等に刺激を付与するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1~3)。
特許文献1の排便補助具は、土台材の上面の傾斜面に、左右に長い半円形の棒体(押圧体)が設けられており、土台材の下面を両股(大腿部)の上に当てるとともに、棒体を下腹部に当て、器具を挟み込むように上体を前に倒して使用される。この状態で下腹部に力を入れることにより、下腹部が押圧される。
特許文献2の排便補助具は、テーブル状の支持体の天井部に、横長板状のパッドがスライド可能に保持されており、洋式便器に着座した使用者の前側に設置し、パッドを天井部の傾斜保持面の傾斜方向下方に向かってスライドさせることで、パッドの前端部を使用者の腹部に当接させて使用される。この状態で胸をパッドに近づけるように上体を前に倒すことで、使用者の腹部に対してパッドからの上向きの効力が作用し、腹圧が補助される。
特許文献3の排便補助具は、左右の両側端面が半月形に形成されたブロック体であり、使用者の膝に置いて前かがみになり、下腹部をブロック体と接触させることにより、結腸を緩やかにマッサージする。
実全昭63-043539号 特開2011-217788号 特表2015-528376号
しかしながら、特許文献1~3の排便補助具はいずれも、使用者自身が能動的に上体を前に倒す力により腹部を押圧するものであるから、使用者の体形や筋力、身体の自由度によっては、腹部を適切に押圧することができなかった。また、介助者が被介助者(使用者)の排便を補助するための介助用具としても適さなかった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、腹部を適切に押圧可能な排便補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の排便補助具は、以下の技術的手段を講じている。
本発明の排便補助具は、便器に着座した座位姿勢で使用され、腹部を押圧することにより使用者の排便を促す排便補助具であって、後縁部に切欠部が設けられ、前記切欠部に使用者の腹部を嵌挿させた状態で、前記座位姿勢の使用者の大腿部に載置される基台と、前記基台の上面部に所定の枢支部を支点として回動可能に設けられ、一方へ回動させることによって使用者の腹部に押接される押圧体と備えたことを特徴としている。
好ましくは、前記押圧体は、前記上面部における左右間の中央を挟んで左右位置に配される。
好ましくは、前記基台は、前記上面部を腹部側に下方傾斜させた状態で保持可能な角度調整部を備える。
好ましくは、前記押圧体は、一端部に把持部が設けられ、他端部が前記枢支部に回動可能に連結され、前記把持部よりも前記枢支部に近い位置に押し当て部が設けられる。
好ましくは、前記押圧体は、前記把持部を前記枢支部から離れる方向に位置変更可能な連結部を備える。
本発明の排便補助具によれば、洋式便器に着座した座位姿勢で基台を大腿部に載置させ、この状態で押圧体を一方向に回動させれば、腹部が押圧されるから、使用者の体形や筋力、身体の自由度にかかわらず、適切に腹部を押圧することができる。
実施形態の排便補助具の使用状態を示す図である。 実施形態の排便補助具の上方視概略構成図である。 実施形態の排便補助具の側方視概略構成図である。 実施形態の排便補助具の下板の上方視概略構成図である。 実施形態の排便補助具において把持部の位置を変更させたときの押圧体周辺を示す概略構成図である。 実施形態の排便補助具の下板の変形例を示す概略構成図である。 実施形態の排便補助具の押し当て部の変形例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態に係る排便補助具を、図面に基づき説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。
図1~4に示すように、本実施形態の排便補助具1は、主に使用者Pが洋式便器Tに着座した座位姿勢で使用されるものであって、その際に使用者Pの大腿部P1に載置される基台2と、基台2の上面部(以下、「基台上面部」という)2Aに設けられ、使用者Pの下腹部P2を押圧するための押圧体3とを備えている。
尚、以降の説明においては、上記のような使用状態における使用者Pの前後方向を排便補助具1の前後方向、使用者Pの左右方向を排便補助具1の左右方向、使用者Pの上下方向を排便補助具1の上下方向とする。
基台2は、上下に面合わせの状態で配される2つの上方視視略台形状の板体21,22と、それら板体21,22相互を後縁部(以下、「基台後縁部」という)2Bにおいて上下方向に回動可能に連結するヒンジ部23とでその主体が構成されている。
また、基台2は、下側の板体(以下、「下板」という)21に対する上側の板体(以下、「上板」という)22の角度を任意の位置で保持可能な角度調整部24と、下板21に対して上板22が所定の角度以上回動するのを阻止するワイヤーやリボン、板状のヒンジ部材等からなるストッパ25とを備えている。即ち、上板22は、下板21に対して所定の範囲内(例えば、5度から45度の間)で任意に角度調整可能に構成されている。
尚、本実施形態では、ストッパ25は、基台2の左右両方の側縁部(以下、「基台側縁部」という)2Cに設けられているが、左右何れか一方の基台側縁部2Cにのみ設けられてもよいし、基台2の前縁部(以下、「基台前縁部」という)2Dに設けられてもよい。
下板21は、基台後縁部2Bにおける左右間の中央部に、上方視視横長略台形状の切欠部(以下、「下板切欠部」という)26が設けられており、使用する際、使用者Pは、下腹部P2を下板切欠部26に嵌挿させる。このように、下板切欠部26に下腹部P2を嵌挿させることで、下板切欠部26の左右側端縁および前側端縁の3辺が下腹部P2の前面に接触するから、基台2が下腹部P2の左右方向にずれ難い。また、上記3辺の一部のみが下腹部P2の前面に当接するように構成されていることで、使用中に下腹部P2が下板21の内側端縁によって必要以上に擦れるのも防止できる。
下板21の上面部(以下、「下板上面部」という)211には、上板22を最小角度まで回動させたときに上板22の下面部(以下、「上板下面部」という)222に当接し、板体21,22相互間に所定の隙間を画成するための当接片28が設けられている。これにより、使用者Pは、上板22の傾斜角度を調整する際に上板22を手で把持し易い。また、上板22を最小角度まで回動させたときに、使用者Pの手や下腹部P2が上記隙間に強く挟まれるのも防止できる。
上板22は、基台後縁部2Bにおける左右間の中央部に、上方視視横長略半楕円形状の切欠部(以下、「上板切欠部」という)27が設けられており、使用する際、使用者Pは、下腹部P2を上板切欠部27に嵌挿させる。このように、上板切欠部27に下腹部Pを嵌挿させることで、上板切欠部27の内側端縁が全長に亘って下腹部P2の前面に沿って接触するから、基台2が下腹部P2の左右方向にずれ難い。
上板22の上面部である基台上面部2Aには、その左右間の中央を挟んで左右対称位置、より具体的には、上板切欠部27の左右側方やや前寄りの位置に、押圧体3を回動可能に支持する枢支部30が設けられている。
ヒンジ部23は、板体21,22における各切欠部26,27の左右外側の縁部、即ち、基台後縁部2Bにおける左右両端寄りの位置を回動可能に連結している。尚、本実施形態では、ヒンジ部23は、基台後縁部2Bに設けられているが、基台側縁部2Cに設けられてもよい。この場合、ヒンジ部23は、ストッパ25と別体で設けられてもよいし、ストッパ25と一体で構成されてもよい。
角度調整部24は、一端が上板下面部222に対して上下方向に回動可能に連結される支持枠41と、下板上面部211において前後方向に複数(ここでは、2つ)並設される枠掛合部42とで構成されている。尚、本実施形態では、角度調整部24は、板体21,22の対向面相互間に設けられているが、基台側縁部2Cに設けられてもよい。この場合、角度調整部24は、ストッパ25と別体で設けられてもよいし、ストッパ25と一体で構成されてもよい。
支持枠41は、上板下面部222の前縁寄りの位置に連結されており、上板下面部22
2から起立させるように前下方に回動させ、その自由端側の端部(以下、「枠端部」という)43を所定の枠掛合部42に前方から当接掛合させることで、上板22を下方から支持した状態となる。これにより、上板22は、下板21に対して所定の角度だけ基台後縁部2B側へ下方傾斜した状態で保持される。また、支持枠41の起立角度を変更し、枠端部43を他の枠掛合部42に掛合させれば、下板21に対する上板22の傾斜角度が変更される。
一方、上記のように枠端部43を枠掛合部42に掛合させた状態から、支持枠41を再び前下方に回動させ、枠端部43と枠掛合部42との掛合状態を解除すれば、それに伴って上板22が再び所定の範囲内で回動可能な状態となる。
押圧体3は、基台上面部2Aの枢支部30に対して回動可能に連結されるアーム部31と、押圧体3を動かす際の使用者Pや介助者の把持部となるグリップ部32と、押圧体3を動かすことによって使用者Pの下腹部P2に押接される押し当て部としての略円柱状のパッド部33とでその主体が構成されており、基台上面部2Aに設けられた左右の枢支部30にそれぞれ連結されている。即ち、押圧体3は、基台上面部2Aにおける左右間の中央を挟んで左右対称位置に設けられている。
アーム部31は、棒状部材を略直角に折曲して形成された上方視視略L字状の枠材であり、折曲部50から前方に延びる一端部(以下、「前端部」という)51にグリップ部32が設けられ、折曲部50から側方に延びる他端部(以下、「側端部」という)52が基台上面部2Aの枢支部30に回動可能に連結支持されている。このように、アーム部31は、枢支部30から基台上面部2Aの内側前方に向かって略L字状に延出形成されており、側端部52(枢支部30)を支点としてその周方向に、基台上面部2Aに沿って回動可能に構成されている。
図5に示すように、グリップ部32の先端部には、把持部を枢支部30から離れる方向に位置変更可能な連結部として、延長用のグリップ(以下、「延長グリップ」という)34を連結可能な雌ねじ部53が設けられている。詳述すると、押圧体3は、グリップ部32の先端部に、延長グリップ34を連結するための雌ねじ部53が設けられており、その雌ねじ部53に延長グリップ34の基端部の雄ねじ部54を螺合接続させることで、グリップ部32のさらに先端側に、押圧体3を回動操作する際に把持可能な延長グリップ34を増設することができる。
パッド部33は、円筒状の芯材の外周に発泡ポリウレタンやポリエステルなどのクッション材を巻回し、さらにその外周面をポリエステルやポリ塩化ビニルなどの樹脂シート、天然皮革等により被覆して形成されたものであって、図1~4に示すように、アーム部31における折曲部50と側端部52との間、即ち、グリップ部32よりも枢支部30に近い位置に環設されている。尚、パッド部33は、アーム部31に固定されていてもよいし、アーム部31に対して周方向に回動可能に設けられていてもよい。
押圧体3を下腹部P2に押接させる前の基本姿勢において、パッド部33は、切欠部26,27の内側端縁より前方位置(図2の想像線で示した位置)に、下腹部P2の前面に対向して配される。そしてこの状態で、グリップ部32(または延長グリップ34)を把持し、アーム部31を基台2の中央側に向けて回動させれば、それに伴ってパッド部33は、枢支部30を中心として後方へ回動し、切欠部26,27の内側端縁より後方位置に突出する。これにより、パッド部33の周面部が下腹部P2の前面に押接される。このように、押圧体3は、枢支部30を支点、グリップ部32(または延長グリップ34)を力点、パッド部33を作用点として下腹部P2を前方から押圧することができる。
また、上板22を所望の角度だけ基台後縁部2B側へ下方傾斜させ、この状態で上記のようにアーム部31を基台2の内側に向けて回動させれば、パッド部33は、枢支部30を中心として後方斜め下向きに回動し、切欠部26,27の内側端縁より後下方に突出する。これにより、パッド部33の周面部が下腹部P2の前面に対して斜め下向きに押接され、下腹部P2を斜め下方に押圧する。
このように、本実施形態の排便補助具1によれば、使用者Pが洋式便器Tに着座した座位姿勢で基台2を大腿部P1に載置させ、この状態でグリップ部32を把持し、枢支部30を中心にアーム部31を回動させれば、てこの原理によってパッド部33が下腹部P2にその前方から押接されるから、たとえ使用者Pの体形や筋力、身体の自由度が低くても、比較的容易且つ適切に下腹部P2を押圧し、排便を促すことができる。また、押圧体3を外部から操作して使用者Pの下腹部P2を押圧することができるから、介助者が被介助者の排便を補助するための介助用具としても好適である。
また、このものでは、2つの押圧体3が、基台上面部2Aにおける左右間の中央を挟んで左右対称位置に配されており、上記のように左右のアーム部31を回動させることで、左右のパッド部33がそれぞれ下腹部P2の前面に対してその左右外側から内側中央に向かって押接され、下腹部P2をその中心へ向けて絞り込むように押圧するから、大腸等に対してより好適に押圧刺激を付与することができる。しかも、2つの押圧体3は、基台上面部2Aにおける左右間の中央を挟んで左右対称位置にそれぞれ独立して配されているから、それら2つの押圧体3を個別に操作して、下腹部P2の左右位置で押圧力を異ならせたり、押圧パターンを異ならせたりすることができる。よって、より効果的に排便を促すことができる。
また、このものでは、上板22を基台後縁部2B側へ下方傾斜させることで、パッド部33を下腹部P2に対してその前方から斜め下向きに押接させることができるから、より適切に排便を促すことができる。また、上板22の角度を変更することで、押圧箇所や押圧角度を任意に変更することもできるから、より一層効果的に排便を促すことができる。
さらに、上記のようにグリップ部32の先端部に延長グリップ34を連結し、把持部を枢支部30から離れる方向に位置変更させることで、特に介助者が排便を補助する際に押圧体3を把持し易くなるから、介助用具としての使い勝手が一層向上する。また、把持部(延長グリップ34)と枢支部30との距離が長くなる分、より少ない力でパッド部33を下腹部P2に押接させることができるから、介助の負担も軽減される。
尚、図6に示すように、基台2は、その下面部(以下、「基台下面部」という)2Eに、前後方向に延びる断面略円弧状の凹溝60が左右に一対並設されたものとしてもよい。このものでは、基台2を大腿部P1に載置した際、基台下面部2Eの各凹溝60が左右の大腿部P1の上面に沿って面接触するから、基台2の安定性が向上する。
また、図示しないが、基台2は、左右の基台側縁部2C相互間に亘って、使用者Pの身体(例えば、腰回り)に巻回可能な固定ベルトが連設されたものとすれば、押圧体3を下腹部P2に押接させる際、上記固定ベルトによって、基台2が下腹部P2の前方へ動くのが阻止されるから、より効果的に排便を促すことができる。
また、本実施形態では、パッド部33は、略円柱状に形成されているが、図7に示すように、略四角柱状に形成され、その周面部のうち下腹部P2に対向する面(後面部)70が、両端相互間に延びる断面略円弧状に形成されたものとしてもよい。このものでは、押圧体3を下腹部P2に押接させたとき、パッド部33の後面部70が下腹部P2の前面に沿って面接触するから、下腹部P2の比較的広い範囲を一度の操作で均一に押圧すること
ができる。
また、本実施形態では、下板上面部211に、前後3つの枠掛合部42が設けられ、上板22が下板21の当接片28に当接される最小角度位置を含めて4段階で角度調整可能に構成されているが、下板上面部211に、前後4つ以上の枠掛合部42が設けられ、上板22が5段階以上の角度に調整可能に構成されたものとしてもよいし、下板上面部211に、前後2つ又は1つのみ枠掛合部42が設けられ、上板22が3段階又は2段階で角度調整可能に構成されたものとしてもよい。また、角度調整部24を備えておらず、上板22が所定の傾斜角度で固定されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、押圧体3は、グリップ部32に延長グリップ34を増設させることで、把持部の位置が枢支部30から離れる方向に変更されるように構成されたものを説明したが、アーム部31の前端部51に、折曲部50とグリップ部32との間隔を調整可能な連結部が設けられ、この連結部にて折曲部50とグリップ部32との間隔を長くすることによって、把持部となるグリップ部32が枢支部30から離れた位置に変更されるように構成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、押圧体3は、上板22の上面部(基台上面部)2Aに設けられた枢支部30を中心として、その上面部(基台上面部)2Aに沿って回動可能に設けられたものを説明したが、一方へ回動させたときにパッド部33が使用者Pの下腹部P2に適切に押接される構成であれば、上板22の下面部(上板下面部)222や側縁部(基台側縁部)2Cに設けられた枢支部を中心として、上板22の上面部(基台上面部)2Aに沿って回動可能に設けられたものとしてもよいし、上板22の上面部(基台上面部)2Aに対して上下方向に回動可能に設けられたものとしてもよい。
また、本実施形態では、下板上面部211に当接片28が設けられているが、当接片28は、上板下面部222に設けられてもよい。また、本実施形態では、当接片28により板体21,22の対向面相互の隙間を画成するように構成されているが、当接片28を備えておらず、ヒンジ部23、角度調整部24、ストッパ25のいずれかによって板体21,22の対向面相互の隙間が画成されるように構成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、使用者Pや介助者が押圧体3を手動操作して下腹部P2を押圧するように構成されたものを説明したが、枢支部30に、押圧体3を周方向に回動させる電動モータが設けられ、この電動モータの駆動力によって押圧体3を自動又は半自動で回動させて下腹部P2を押圧するように構成されたものとしてもよい。また、パッド部33の内部にエアバッグが設けられると共に、基台2にエアコンプレッサーが設けられ、上記エアコンプレッサーからエアバッグに空気を供給したときの膨張圧力によってパッド部33の一部または全体を膨張させ、下腹部P2の押圧を補助するように構成されたものとしてもよい。
1 排便補助具
2 基台
3 押圧体
2A 基台上面部
2B 基台後縁部
2C 基台側縁部
2D 基台前縁部
2E 基台下面部
21 下板
22 上板
23 ヒンジ部
24 角度調整部
25 ストッパ
26 下板切欠部
27 上板切欠部
28 当接片
30 枢支部
31 アーム部
32 グリップ部(把持部)
33 パッド部(押し当て部)
34 延長グリップ
51 前端部(アーム部の一端部)
52 側端部(アーム部の他端部)
53 雌ねじ部
54 雄ねじ部
P 使用者
P1 大腿部
P2 下腹部(腹部)

Claims (5)

  1. 便器に着座した座位姿勢で使用され、腹部を押圧することにより使用者の排便を促す排便補助具であって、
    後縁部に切欠部が設けられ、前記切欠部に使用者の腹部を嵌挿させた状態で、前記座位姿勢の使用者の大腿部に載置される基台と、
    前記基台の上面部に所定の枢支部を支点として回動可能に設けられ、一方へ回動させることによって使用者の腹部に押接される押圧体と、を備えた排便補助具。
  2. 前記押圧体は、前記上面部における左右間の中央を挟んで左右位置に配された、請求項1に記載の排便補助具。
  3. 前記基台は、前記上面部を腹部側に下方傾斜させた状態で保持可能な角度調整部を備えた、請求項1または2に記載の排便補助具。
  4. 前記押圧体は、一端部に把持部が設けられ、他端部が前記枢支部に回動可能に連結され、前記把持部よりも前記枢支部に近い位置に押し当て部が設けられた、請求項1から3のいずれか1項に記載の排便補助具。
  5. 前記押圧体は、前記把持部を前記枢支部から離れる方向に位置変更可能な連結部を備えた、請求項4に記載の排便補助具。
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