JP2019057658A - 電源基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な放熱性を実現しつつ、発熱性素子の温度が精度良く測定されうる電源基板の提供。【解決手段】本発明に係る電源基板2は、表面に第一パターン22aを含む複数のパターン22が形成された回路基板14と、この第一パターン22a上に位置しこの第一パターン22aと電気的に接続する複数の発熱性素子16と、この第一パターン22aと電気的に絶縁された熱センサ素子18とを備える。上記第一パターン22aは、隣接する上記発熱性素子16の間に切り欠き24を備えている。上記熱センサ素子18は、この切り欠き24の部分に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、電源基板に関する。詳細には、車載用の電力変換装置に搭載する電源基板に関する。
近年、ハイブリッド車や電気自動車の普及により、自動車にはリチウムイオン電池等の高電圧を発生するバッテリーが搭載されてきている。一方で、自動車には、電動ミラーやパワーステアリング等の低電圧で動作する機器も多く搭載されている。また、自動車のバッテリーにより家電機器を動かすことや、家庭用の交流電源から自動車のバッテリーを充電することも行われる。自動車には、これらに対応するために、DC−DCコンバータ、DC−ACインバータ等の電力変換機器が搭載されている。
電力変換機器は、電源が入出力する電源基板及びこの電源基板の動作を制御する制御基板を含む。電源基板には、トランスやパワートランジスタ等の、動作時に多くの電流が流れることで発熱する素子(発熱性素子)が搭載されている。電力変換機器は、発熱性素子からの熱を放熱するための機構を有する。例えば、電力変換機器は、ヒートシンクを備える。また、発熱性素子の温度を計測するため、電源基板に熱センサ素子が搭載されることがある。電源基板及びこれを有する電力変換機器についての検討が、特開2013−22992公報で報告されている。
特開2013−22992公報
バッテリーの高電圧化や多電圧化に伴い、電力基板には、複数の発熱性素子が搭載される。これらの発熱性素子に流れる電流も多くなっている。これらの発熱性素子からより効果的に放熱させること、及びこれらの発熱性素子の温度を精度よく計測することが課題となっている。
本発明の目的は、良好な放熱性を実現しつつ、発熱性素子の温度が精度良く測定されうる電源基板の提供である。
本発明に係る電源基板は、表面に第一パターンを含む複数のパターンが形成された回路基板と、この第一パターン上に位置しこの第一パターンと電気的に接続する複数の発熱性素子と、この第一パターンと電気的に絶縁された熱センサ素子とを備える。上記第一パターンは、隣接する上記発熱性素子の間に切り欠きを備えている。上記熱センサ素子は、この切り欠きの部分に位置する。
上記回路基板が入力端子を備えており、上記入力端子から上記発熱性素子のそれぞれに至る電流パスが存在しており、上記発熱性素子がほぼ一列に並べられており、これらの発熱性素子までの電流パスの長さが、この発熱性素子が並べられた順に長くなっており、
nを自然数として、上記発熱性素子の数が2nであるときは、好ましくは、上記列のn番目の上記発熱性素子と(n+1)番目の上記発熱性素子との間に、上記熱センサ素子が位置する。
上記回路基板が入力端子を備えており、上記入力端子から上記発熱性素子のそれぞれに至る電流パスが存在しており、上記発熱性素子がほぼ一列に並べられており、これらの発熱性素子までの電流パスの長さが、この発熱性素子が並べられた順に長くなっており、
nを自然数として、上記発熱性素子の数が(2n+1)であるときは、好ましくは、上記列のn番目の上記発熱性素子と(n+1)番目の上記発熱性素子との間、又は(n+1)番目の上記発熱性素子と(n+2)番目の上記発熱性素子との間に、上記熱センサ素子が位置する。
好ましくは、上記熱センサ素子は、その両側に位置する上記発熱性素子のうち、上記電流パスが短い方の発熱性素子の近くに位置する。
上記回路基板が多層基板であるときは、好ましくは、この回路基板の表面より下層に、上記第一パターン及び上記熱センサ素子を覆い、この第一パターンと電気的に接続するパターンが形成されている。より好ましくは、この回路基板の表面より下層の全てに、上記第一パターン及び上記熱センサ素子を覆い、この第一パターンと電気的に接続するパターンが形成されている。
本発明に係る電源基板では、複数の発熱性素子は、回路基板の表面に形成された第一パターン上に位置し、この第一パターンと電気的に接続している。この第一パターンは、発熱性素子からの放熱に効果的に寄与する。この第一パターンは、隣接する発熱性素子の間に切り欠きを備えている。熱センサ素子は、この切り欠きの部分に位置する。この熱センサ素子は、発熱性素子の近くに位置させることができる。この熱センサ素子は、発熱性素子の温度を精度よく測りうる。この電源基板では、良好な放熱性が実現されたうえで、発熱性素子の温度が精度よく計測できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電源基板が使用される電力変換器が示された分解斜視図である。 図2は、図1の電子基板が示された概念図である。 図3は、図1の電源基板の表面の一部が示された平面図である。 図4は、図3の電源基板において、発熱性素子が実装されていない状態が示された平面図である。 図5は、図1の電源基板の2層目の一部が示された平面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る電源基板2が使用される電力変換器4が示された分解斜視図である。この電力変換器4は、電源基板2、ヒートシンク6、バスバー8、制御基板10及び蓋12を備えている。
電源基板2は電源を入力とし、これを変換処理した電源を出力する。電源基板2は、多くの電流が流れることで発熱する。ヒートシンク6は、その内側面に電源基板2を搭載する。電源基板2からの熱は、主にヒートシンク6に伝わり、ヒートシンク6から放熱される。ヒートシンク6は、熱伝導性に優れた金属よりなる。バスバー8は、ヒートシンク6と電源基板2との間に位置する。バスバー8により、大きな電流を流すことが可能な配線が実現されている。制御基板10は、ヒートシンク6の反対側において、電源基板2に積層されている。制御基板10では、ガラスエポキシの基板上に、ICチップやキャパシタ等の発熱が小さい素子が搭載されている。制御基板10からは、電源基板2の動作を制御する信号が出される。制御基板10の回路と電源基板2の回路とで、所望の動作をする回路が構成される。例えば、DC−DCコンバータが構成される。蓋12は、ヒートシンク6に被せられる。蓋12とヒートシンク6とで、電源基板2及び制御基板10を格納する筐体が構成される。蓋12は、熱伝導性及び導電性に優れた金属からなる。蓋12が、絶縁性で低熱伝導性の材料からなっていてもよい。
図2は、電源基板2が示された概念図である。電源基板2は、回路基板14、発熱性素子16及び熱センサ素子18を備える。図2では、発熱性素子16を通る電流パスも矢印で示されている。
図2に示されるように、回路基板14は、基材20と、この基材20の表面に形成された複数のパターン22とを備える。図2及び後述する図3−5では、図を見やすくするため、パターン22には影が付けられている。パターン22は導電性の金属よりなる。パターン22は、典型的には銅よりなる。この図では、複数のパターン22のうち、第一パターン22a、第二パターン22b及び第三パターン22cが簡易的に示されている。その他のパターン22は省略されている。基材20は、電気的絶縁性に優れた材料よりなる。この実施形態では、基材20はガラスエポキシである。基材20がガラスエポキシからなる回路基板14は、機械的強度に優れ、安価である。基材20が、アルミナ等の金属系セラミックよりなってもよい。
図示されないが、基材20の裏面にもパターンが形成されている。基材20の表面と裏面との間にもパターンを形成する層が2層設けられている。この実施形態では、回路基板14は4層基板である。基板が2層基板であってもよい。基板の層数が、4より多くてもよい。
図2に示されるように、発熱性素子16は、回路基板14の表面に実装されている。この概念図で表される実施形態では、4つの発熱性素子16が、回路基板14の表面に位置する。これらはほぼ一列に並べられている。ここでは、これらは図4の上から順に、素子T1、素子T2、素子T3及び素子T4と称される。この実施形態では、これらの素子T1−T4は、パワートランジスタである。具体的には、これらの素子T1−T4は、パワーMOSFETである。これらはいずれも同じパワーMOSFETである。素子T1−T4が、IGBT等の他のトランジスタであってもよい。
図2に示されるように、素子T1−T4は全て、第一パターン22a上に位置している。素子T1−T4は全て、第一パターン22aと電気的に接続している。回路基板14を裏側から見たとき、素子T1−T4は、第一パターン22aと接続しない端子等、その一部を除いて、第一パターン22aに覆われている。
図3は、素子T2及び素子T3の近辺が拡大された図である。この図では、実際のパターンが示されている。図3で示されるように、第一パターン22aは、素子T2と素子T3との間に、切り欠き24を備えている。
図3で示されるように、熱センサ素子18は、回路基板14上において、第一パターン22aの切り欠き24の部分に位置している。すなわち、熱センサ素子18は、素子T2と素子T3との間に位置している。熱センサ素子18は、第一パターン22a上には位置していない。熱センサ素子18は、第一パターン22aとは電気的に絶縁されている。熱センサ素子18は、2つの端子を備えている。一方の端子は、第二パターン22bと接続し、他方の端子は、第三パターン22cと接続している。熱センサ素子18は、第二パターン22b及び第三パターン22cを介して、図示されない他の素子又はこの回路基板14の端子に接続されている。熱センサ素子18は、その周囲の温度を計測できる。これにより、熱センサ素子18は、近くに位置する発熱性素子16の温度を計測する。典型的な熱センサ素子18として、サーミスタが例示される。
図4には、図3において、素子T2、T3及び熱センサ素子18が実装されていない状態が示されている。図5は、図4の位置の下側における、この回路基板14の2層目に形成されたパターン22が示されている。図5において、符号Aで示されているパターン22は、第一パターン22aと電気的に接続するパターン22である。図4及び図5でその一部が示されているように、回路基板14を裏側方向から見たとき、このパターンAは、第一パターン22aを覆っている。すなわち、第一パターン22aの下には、このパターンAが存在する。このパターンAは、切り欠き24を有さない。このパターンAは、回路基板14を裏側方向から見たとき、熱センサ素子18も覆っている。すなわち、熱センサ素子18の下には、このパターンAが存在する。
なお、ここで「パターンAが第一パターン22aを覆う」としたとき、パターンAが第一パターン22aを100%覆っている必要はない。パターンAが第一パターン22aの多くの部分を覆っていれば、「パターンAが第一パターン22aを覆う」と称する。具体的には、パターンAが第一パターン22aの面積の60%以上を覆っていればよい。「パターンAが熱センサ素子18を覆う」の意味も同様である。
図示されないが、この回路基板14では、3層目及び裏面にも第一パターン22aと電気的に接続するパターン(パターンA)が形成されている。回路基板14を裏側方向から見たとき、これらのパターンAは、いずれも表面の第一パターン22aを覆っている。これらのパターンAは、いずれも熱センサ素子18を覆っている。表面より下側の全ての層において、第一パターン22a及び熱センサ素子18の下には、パターンAが存在する。
図3−5に示されるように、回路基板14には、多数のスルーホール26が形成されている。スルーホール26は、異なる層に位置するパターン22同士を電気的に接続する。第一パターン22aとそれぞれの層のパターンAとは、このスルーホール26により電気的に接続されている。スルーホール26は、異なる層のパターン22間での熱の伝導を促進させる。スルーホール26により、第一パターン22a及び異なる層のパターンAの間で、効果的に熱が伝達される。スルーホール26は、放熱に寄与する。
図2に示されるように、この回路基板14は、発熱性素子16への電流パスを有する入力端子28をさらに備える。例えばこの電力変換器4がDC−DCコンバータであるときは、これは、入力となるDC電源用の端子である。この端子からの電流パスが存在する発熱性素子16は、例えばスイッチ用のパワーMOSFETである。図2には、この入力端子28からの電流パスが矢印で示されている。図で示されるように、入力端子28から第一パターン22aまでの電流パスが存在する。電流は、第一パターン22aから素子T1−T4のそれぞれを通り、他の素子、スルーホール26又は他のパターン22を介して、出力側の端子(図示されず)に流れ込む。入力端子28と第一パターン22aとの間に図示されない素子が存在し、この素子を介して、入力端子28と第一パターン22aとの間に電流パスが形成されていてもよい。入力端子28と第一パターン22aとが、素子を介さずに直接接続されていてもよい。すなわち、第一パターン22aが入力端子28の位置まで延びていてもよい。
入力端子28から発熱性素子16までの電流パスの長さは、入力端子28から発熱性素子16の電流が入力される端子までの距離で計測される。これは、この電流パス上のパターン22及び他の素子を通る、最短経路の長さとして定義される。図2の入力端子28から素子T1までの電流パスは、入力端子28から素子T2までの電流パスよりも短い。素子T2、素子T3及び素子T4までの電流パスは、この順に長くなっている。
以下では本発明の作用効果が説明される。
本発明に係る電源基板2では、複数の発熱性素子16は、回路基板14の表面に形成された第一パターン22a上に位置し、この第一パターン22aと電気的に接続している。複数の発熱性素子16がその上に載せられた第一パターン22aの面積は、大きい。この第一パターン22aは、発熱性素子16からの放熱に効果的に寄与する。この電源基板2では良好な放熱性が実現されている。
第一パターン22aは、隣接する発熱性素子16の間に切り欠き24を備えている。熱センサ素子18は、この切り欠き24の部分に位置する。これにより、熱センサ素子18を、発熱性素子16の近くに位置させることができる。この熱センサ素子18は、発熱性素子16の温度を精度よく測りうる。この電源基板2では、良好な放熱性が実現されたうえで、発熱性素子16の温度が精度よく計測できる。
上記の通り、発熱性素子16はほぼ一列に並べられており、これらの発熱性素子16までの電流パスの長さが、この発熱性素子16が並べられた順に長くなっている。このとき、熱センサ素子18は、発熱性素子16の列の中央の近辺に位置するのが好ましい。発熱性素子16の温度は、電流パスが短いほど高くなる傾向にある。これは、入力端子28に近い位置ほど、電流密度が高いためである。熱センサ素子18を発熱性素子16の列の中央の近辺に配置させることで、これらの複数の発熱性素子16の平均に近い温度が計測できる。
ここで、発熱性素子16の列の中央の近辺とは、列の両端から列の数の25%以内に入る数の発熱性素子16を除いた列を考えて、残りの発熱性素子16における、隣接する発熱性素子16間の位置を指す。例えば発熱性素子16の数が5個の場合は、列の両端から1つの発熱性素子16を除いた3個の発熱性素子16における、隣接する発熱性素子16間の位置を表す。
図2の実施形態では、発熱性素子16が4つ並んでおり、2番目の発熱性素子16と3番目の発熱性素子16との間に熱センサ素子18が位置している。このように、一列に並んだ発熱性素子16の数が偶数である場合、すなわち、nを自然数として、発熱性素子16の数が2nである場合、電流パスが短い方から数えて、この列のn番目の発熱性素子16と(n+1)番目の発熱性素子16との間に、熱センサ素子18が位置するのがより好ましい。このようにすることで、これらの複数の発熱性素子16のより平均に近い温度が計測できる。
一列に並んだ発熱性素子16の数が奇数である場合、すなわち、nを自然数として、発熱性素子16の数が(2n+1)である場合、電流パスが短い方から数えて、列のn番目の発熱性素子16と(n+1)番目の発熱性素子16との間、又は(n+1)番目の発熱性素子16と(n+2)番目の発熱性素子16との間に、熱センサ素子18が位置するのがより好ましい。このようにすることで、これらの複数の発熱性素子16のより平均に近い温度が計測できる。
なお、発熱性素子16の数が(2n+1)である場合、熱センサ素子18は、列のn番目の発熱性素子16と(n+1)番目の発熱性素子16との間に位置するのが、(n+1)番目の発熱性素子16と(n+2)番目の発熱性素子16との間に位置するより好ましい。前述のとおり、電流パスが短い発熱性素子16の方が、電流パスが長い発熱性素子16よりも温度が高くなる傾向にある。このように、熱センサ素子18をより電流パスが短い発熱性素子16の近くに位置させることにより、発熱性素子16の温度を低く検知することが防止されている。
図3に示されるように、熱センサ素子18と素子T2との距離は、熱センサ素子18と素子T3との距離よりも近い。このように、熱センサ素子18は、その両側に位置する発熱性素子16のうち、電流パスが短い方の発熱性素子16の近くに位置するのが好ましい。このようにすることにより、発熱性素子16の温度を低く検知することが防止されている。
前述のとおり、回路基板14の2層目にはパターンAが形成されている。このように、回路基板14の表面より下層に、第一パターン22a及び熱センサ素子18を覆い、第一パターン22aと電気的に接続するパターンが形成されているのが好ましい。このようにすることで、発熱性素子16の熱は、第一パターン22aを介してこのパターンに効果的に伝達される。このパターンは、発熱性素子16からの放熱に寄与する。基材20がガラスエポキシからなる回路基板14おいても、発熱性素子16からの熱が、効果的に放出される。このパターンが熱センサ素子18を併せて覆うことにより、熱センサ素子18で精度よく発熱性素子16の温度を計測することができる。
前述のとおり、回路基板14の2層目、3層目及び裏面にはパターンAが形成されている。このように、回路基板14の表面より下の全ての層に、第一パターン22a及び熱センサ素子18を覆い、第一パターン22aと電気的に接続するパターンが形成されているのがより好ましい。このようにすることで、発熱性素子16の熱は、第一パターン22aを介してこれら全てのパターンに効果的に伝達される。これらのパターンは、発熱性素子16からの放熱に寄与する。基材20がガラスエポキシからなる回路基板14おいても、発熱性素子16からの熱が、より効果的に放出される。これらのパターンが熱センサ素子18を併せて覆うことにより、熱センサ素子18で精度よく発熱性素子16の温度を計測することができる。
以上説明されたとおり、本発明によれば、良好な放熱性を実現しつつ、発熱性素子16の温度が精度良く測定されうる電源基板2が得られる。このことから、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された電源基板は、自動車用の電力変換器をはじめ、種々の機器に使用される。
2・・・電源基板
4・・・電力変換器
6・・・ヒートシンク
8・・・バスバー
10・・・制御基板
12・・・蓋
14・・・回路基板
16・・・発熱性素子
18・・・熱センサ素子
20、・・・基材
22・・・パターン
22a・・・第一パターン
22b・・・第二パターン
22c・・・第三パターン
24・・・切り欠き
26・・・スルーホール

Claims (6)

  1. 表面に第一パターンを含む複数のパターンが形成された回路基板と、この第一パターン上に位置しこの第一パターンと電気的に接続する複数の発熱性素子と、この第一パターンと電気的に絶縁された熱センサ素子とを備えており、
    上記第一パターンが、隣接する上記発熱性素子の間に切り欠きを備えており、
    上記熱センサ素子が、この切り欠きの部分に位置する、電源基板。
  2. 上記回路基板が入力端子を備えており、
    上記入力端子から上記発熱性素子のそれぞれに至る電流パスが存在しており、
    上記発熱性素子がほぼ一列に並べられており、これらの発熱性素子までの電流パスの長さが、この発熱性素子が並べられた順に長くなっており、
    nを自然数として、上記発熱性素子の数が2nであり、
    上記列のn番目の上記発熱性素子と(n+1)番目の上記発熱性素子との間に、上記熱センサ素子が位置する、請求項1に記載の電源基板。
  3. 上記回路基板が入力端子を備えており、
    上記入力端子から上記発熱性素子のそれぞれに至る電流パスが存在しており、
    上記発熱性素子がほぼ一列に並べられており、これらの発熱性素子までの電流パスの長さが、この発熱性素子が並べられた順に長くなっており、
    nを自然数として、上記発熱性素子の数が(2n+1)であり、
    上記列のn番目の上記発熱性素子と(n+1)番目の上記発熱性素子との間、又は(n+1)番目の上記発熱性素子と(n+2)番目の上記発熱性素子との間に、上記熱センサ素子が位置する、請求項1に記載の電源基板。
  4. 上記熱センサ素子が、その両側に位置する上記発熱性素子のうち、上記電流パスが短い方の発熱性素子の近くに位置する請求項2又は3に記載の電源基板。
  5. 上記回路基板が多層基板であり、
    この回路基板の表面より下層に、上記第一パターン及び上記熱センサ素子を覆い、この第一パターンと電気的に接続するパターンが形成されている請求項1から4のいずれかに記載の電源基板。
  6. この回路基板の表面より下の全ての層に、上記第一パターン及び上記熱センサ素子を覆い、この第一パターンと電気的に接続するパターンが形成されている請求項5に記載の電源基板。
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