JP2019056251A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、衛生洗浄装置では、洗浄水に紫外線を照射する紫外線照射部を設置し、洗浄水に含まれる菌をより低減させることが提案されている。(例えば、特許文献1)
このような、特許文献1に示した紫外線照射部からの紫外線の照射は、洗浄水中の菌の量によらず一定の照射強度で行われていた。
この対策として、紫外線照射部の寿命を伸ばすため単に紫外線の照射強度を下げる制御を行ってしまうと、洗浄水中の菌に対する除菌率が下がってしまう課題があった。
そこで、紫外線照射部からの紫外線の照射を、洗浄水中の菌の低減量により変更することに思い至った。
このように、発熱体への通電量が小さい場合より大きい場合のほうが、発熱体からの発熱量が大きくなる。
つまり、発熱体は瞬間的に洗浄水を加熱する方式であるため、発熱体付近は高温となり、発熱体付近の洗浄水は高い温度に接することになるので、洗浄水中に含まれる菌を低減させることができ、菌を除菌するために要する紫外線照射部からの紫外線の照射強度を下げることに繋がる。
従って、除菌のために求められる紫外線の照射強度以上の照射強度を抑制することができ、効率よく紫外線の照射が行え、ノズルの吐水孔から人体局部へ向けて吐水される洗浄水の除菌率は維持した状態で、紫外線照射部の劣化を防ぎ、紫外線照射部の寿命が伸びるため、紫外線照射部の交換頻度を減らせ交換に要する手間を軽減させることができる。
このように、発熱体への通電量が大きくなるにつれて、換言すると、発熱体からの発熱量が大きくなるにつれて、紫外線照射部からの紫外線の照射強度を徐々に低くなるように制御する。
従って、さらに効率よく紫外線の照射強度を低下させることができ、より紫外線照射部の寿命が伸びるため、紫外線照射部の交換頻度を減らせ交換に要する手間を軽減させることができる。
このように、熱交換器を通過する単位時間当たりの洗浄水の流速が遅くなった際には、洗浄水が発熱体付近に滞在している時間が長くなり、洗浄水中の菌の低減量が増加する。
従って、洗浄水の流速が遅い場合は、さらに紫外線の照射強度を低下させることができ、より紫外線照射部の寿命が伸びるため、紫外線照射部の交換頻度を減らせ交換に要する手間を軽減させることができる。
このように、発熱体への通電を開始してから、換言すると、発熱体からの発熱が開始してから、その後、前記発熱体からの発熱量に応じて紫外線の照射強度を一定値から低くなるように制御する。
従って、発熱体への通電開始時、制御部は発熱体への通電量によらず、紫外線の照射強度を一定値に制御することで、発熱体からの発熱量が安定しておらず発熱体付近が高温になっていない状態、つまり、洗浄水中の菌の低減量が減少している状態で、ノズルの吐水孔から人体局部へ向けて吐水がされてしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態における衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視模式図である。
図1に表したように、トイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
図2では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図2に表したように、衛生洗浄装置100は、水道や貯水タンクなどの給水源10からノズル473に至る導水部20を有する。つまり、導水部20は、給水源10から供給された水をノズル473に導く。導水部20は、例えば、以下に説明する電磁弁431、熱交換器440、流路切替部472などの各部と、これらの各部を接続する複数の配管と、によって形成される。
高い場合に、導水部20内の圧力を所定の圧力範囲に調整する。調圧弁432の下流には、逆止弁433が設けられている。逆止弁433は、導水部20内の圧力が低下した場合などに、逆止弁433よりも上流側への水の逆流を抑制する。
図3は、本発明の実施形態における熱交換器を例示する模式的断面図である。図4は、本発明の実施形態における熱交換器で用いられる発熱体を例示する模式的斜視図である。図5は、本発明の実施形態における水の温度と水の除菌率の関係図である。
図3に表したように、本実施の形態に係る熱交換器440は、発熱体447と、ケース
部448と、を備えている。
発熱体447は、筒形状部4471を有する。筒形状部4471には、ヒータパターン441が設けられている。本実施形態において、ヒータパターン441は、筒形状部4471の周側面に沿って互いに並行に繰り返し折り返して引き回されており、このヒータパターン441に通電させることによって、発熱体447が加熱する。この時、ヒータパターン441への投入電力(通電量)が、大きいほど、発熱体447からの発熱量が増加する。
その際、発熱体447は瞬間的に水を加熱する方式であるため、発熱体447付近は高温となり、発熱体447付近の水は高い温度に接することになるので、流路448aを通過する水に含まれる菌を低減させることができる。 また、発熱体447からの発熱量が大きいほど、より発熱体447は高温となり、流路448aを通過する水が高温になるため、その水に含まれる菌を低減させることができる。つまり、図5に表すように、流路448aを流れる水の温度が高くなるほど、水の除菌率が高くなる。なお、本実施形態において、発熱体447によって温められる前の水の温度は5℃である。
図6は、本発明の実施形態における衛生洗浄装置の動作の具体例を例示するタイミングチャートである。
図6に表したように、着座検知センサ404が使用者を検知する前の待機状態では、ノズル473は、ケーシング400に収納されている(タイミングt0〜t1)。
これにより、制御部405は、ノズル473を収納した状態で、給水源10からビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bへと至る導水部20上の経路を洗浄する。
補足すると紫外線照射部460からの紫外線の照射強度は、紫外線照射部460への投入電力に比例しており、該投入電力が大きくなればなるほど、大きくなる。
この時、制御部405は、発熱体447への投入電力に応じて、すなわち発熱体447からの発熱量に応じて、紫外線照射部460からの紫外線の照射強度が低くなるように制御する。
具体的には、制御部405は、発熱体447に設けられたヒータパターン441への投入電力と発熱体447を通過する流量の関係から紫外線照射部460への投入電力を算出し、制御する。
図7は、本発明の実施形態における制御部が実行する発熱体への投入電力に対する紫外線照射部への投入電力の制御を表したグラフである。
つまり、制御部405は、発熱体447への投入電力が大きくなるにつれて、徐々に紫外線照射部460への投入電力に依存する紫外線照射部460からの紫外線の照射強度が低くなるように紫外線照射部460の駆動を制御している。
従って、除菌のために求められる紫外線の照射強度以上の照射強度を抑制することができ、効率よく紫外線の照射が行え、ビデ洗浄吐水口474aやおしり洗浄吐水口474b(ノズル473の吐水孔)から人体局部へ向けて吐水される水の除菌率は維持した状態で、紫外線照射部460の劣化を防ぎ、紫外線照射部460の寿命が伸びるため、紫外線照射部460の交換頻度を減らせ交換に要する手間を軽減させることができる。
なお、ケース部内の流路448aを通過する単位時間当たりの水の流量の算出方法は、例えば、流量センサ442から制御部405へ送られるデータであっても良いし、流量調整部471から制御部405へ送られるデータを利用しても良い。
従って、水の流速が遅い場合は、さらに紫外線の照射強度を低下させることができ、より紫外線照射部460の寿命が伸びるため、紫外線照射部460の交換頻度を減らせ交換に要する手間を軽減させることができる。
20 導水部
20a 給水路
21 おしり洗浄流路
22 やわらか洗浄流路
23 ビデ洗浄流路
100 衛生洗浄装置
200 便座
300 便蓋
310 透過窓
400 ケーシング
401 電源回路
403 人体検知センサ
404 着座検知センサ
405 制御部
409 凹設部
431 電磁弁
432 調圧弁
433 逆止弁
440 熱交換器
441 ヒータパターン
447 発熱体
4471 筒形状部
4471a 筒形状部の一端
4471b 筒形状部の他端
4472 フランジ部
448 ケース部
448a、448b ケース部内の流路
4481 ケース部本体
4482 蓋部
442 流量センサ
450 電解槽ユニット
452 バキュームブレーカ
454 圧力変調装置
460 紫外線照射部
471 流量調整部
472 流路切替部
473 ノズル
474a ビデ洗浄吐水口
474b おしり洗浄吐水口
476 ノズルモータ
478 ノズル洗浄室
479 噴霧ノズル
500 操作部
800 便器
801 ボウル
S ケース部本体の空間
Claims (4)
- ノズルの吐水孔から人体局部へ向けて洗浄水を吐水する衛生洗浄装置であって、
給水源から供給された洗浄水を前記ノズルに導く導水部と、
前記導水部上に設けられ、洗浄水を加熱する発熱体を有する瞬間式の熱交換器と、
前記導水部上において、前記熱交換器の下流側且つ前記ノズルの上流側に設けられ、前記導水部を流れる洗浄水に紫外線を照射する紫外線照射部と、
前記発熱体への通電量および前記紫外線照射部からの前記紫外線の照射強度を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記発熱体への通電量が小さい場合より前記発熱体への通電量が大きい場合のほうが、前記紫外線の照射強度が低くなるよう前記紫外線照射部の駆動を制御することを特徴とする衛生洗浄装置。 - 前記制御部は、前記発熱体への通電量が大きくなるにつれて、前記紫外線の照射強度が徐々に低くなるよう前記紫外線照射部の駆動を制御することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
- 前記制御部は、前記熱交換器を通過する単位時間当たりの洗浄水の流速が速い場合より前記熱交換器を通過する単位時間当たりの洗浄水の流速が遅い場合のほうが、前記紫外線の照射強度が低くなるよう前記紫外線照射部の駆動を制御することを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
- 前記制御部は、前記発熱体への通電を開始してから、前記紫外線の照射強度が一定となるように前記紫外線照射部の駆動を制御し、
その後、前記発熱体からの発熱量に応じて、前記紫外線の照射強度が低くなるよう前記紫外線照射部の駆動を制御することを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
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CN113493226A (zh) * | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 出水控制方法、出水设备及存储介质 |
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JP3095339U (ja) * | 2003-01-20 | 2003-07-31 | ユナイテッドケミカルプロダクツ株式会社 | 水循環処理システム |
JP2014025442A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Hitachi Appliances Inc | ポンプ装置 |
JP2016186176A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
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- 2017-09-21 JP JP2017181814A patent/JP7003524B2/ja active Active
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