JP2018009301A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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【課題】安全な洗浄水を供給できる衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】人体局部に向けて水を吐出するノズルと、給水源からノズルに至る管路を有し、給水源から供給された水をノズルに導く導水部と、導水部の経路上に設けられた開放式タンクであって、タンク本体と、タンク本体の内部に水を流入させる流入口と、タンク本体の内部の水を流出させる流出口と、流入口との間にエアギャップを形成するように設けられ、タンク本体に流入した余剰水を外部へ排出する排出口と、を有する開放式タンクと、開放式タンクよりも下流の導水部に設けられ、タンク本体に貯留された水を流出口から流出させる洗浄用ポンプと、導水部の経路上においてエアギャップとノズルとの間に設けられ、導水部を流れる水に紫外線を照射する紫外線照射部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置の洗浄水として使用される水道水では、病気や腐敗を起こす可能性のある菌(微生物)を塩素によって死滅又は不活性化させることにより、菌を減らすことが行われている。現状、人体に害を及ぼさないレベルまで、菌を取り除けているが、塩素の混入のみで水道水中に含まれる菌を完全に取り除けるわけではない。近年の清潔志向にともない、より菌が少ない洗浄水が求められており、衛生洗浄装置では、洗浄水に紫外線を照射する紫外線照射部を設け、洗浄水に含まれる菌をより低減させることが提案されている(特許文献1)。
また、衛生洗浄装置において、洗浄水の供給元である水道水の一次側と衛生洗浄装置内の洗浄水を物理的に分離するために、大気開放をともなったエアギャップを設ける場合がある。こうしたエアギャップを有する衛生洗浄装置において、紫外線照射部を適切な位置に配置し、より安全な洗浄水を供給できるようにすることが望まれる。
特公平05−004499号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、安全な洗浄水を供給できる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、人体局部に向けて水を吐出するノズルと、給水源から前記ノズルに至る管路を有し、前記給水源から供給された水を前記ノズルに導く導水部と、前記導水部の経路上に設けられた開放式タンクであって、水を貯留可能なタンク本体と、前記タンク本体の内部に水を流入させる流入口と、前記タンク本体の内部の水を流出させる流出口と、前記流入口との間にエアギャップを形成するように設けられ、前記タンク本体に流入した余剰水を外部へ排出する排出口と、を有する開放式タンクと、前記開放式タンクよりも下流の前記導水部に設けられ、前記タンク本体に貯留された水を前記流出口から流出させ、前記開放式タンクよりも下流の前記導水部に供給する洗浄用ポンプと、前記導水部の経路上において前記エアギャップと前記ノズルとの間に設けられ、前記導水部を流れる水に紫外線を照射する紫外線照射部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、排出口から取り込んだ空気に菌が含まれていたとしても、エアギャップより下流側に設けられた紫外線照射部によって、水に含まれる菌を減らすことができる。これにより、より安全な洗浄水を供給することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記紫外線照射部は、前記開放式タンクに設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、排出口から取り込んだ空気に菌が含まれていた場合にも、開放式タンク内において菌を減らすことができる。これにより、開放式タンク内において菌が増えることを抑えることができ、より安全な洗浄水を供給することができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記紫外線照射部は、前記洗浄用ポンプと前記ノズルとの間に設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄用ポンプ内で一時的に滞留した洗浄水に対しても紫外線を照射することができ、より確実に菌を減らすことができる。これにより、より安全な洗浄水を供給することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記導水部の経路上に設けられた流路切替部をさらに備え、前記ノズルは、複数の吐水口を有し、前記流路切替部は、前記管路に連通させた状態と、前記管路に連通させない状態と、を前記複数の吐水口のそれぞれについて切り替え、前記紫外線照射部は、前記洗浄用ポンプと前記流路切替部との間に設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、流路切替部よりも上流側に紫外線照射部を設けることで、複数の吐水口のどの吐水口から吐出される洗浄水でも菌を減らすことができる。従って、1つの紫外線照射部で複数の吐水口に対応することができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つにおいて、前記紫外線照射部は、前記導水部に水が流れている時に、前記紫外線を照射することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、導水部に水が流れている時にのみ紫外線を照射するので、発光部の寿命を長くすることができる。
本発明の態様によれば、安全な洗浄水を供給できる衛生洗浄装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視模式図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。 図3(a)〜図3(c)は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の開放式タンクを表す斜視図及び断面図である。 本実施形態にかかる開放式タンクの水路構成を表す説明図である。 図5(a)及び図5(b)は、本実施形態にかかる紫外線照射部を模式的に表す断面図及び分解断面図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置の動作の具体例を例示するタイミングチャートである。 図7(a)及び図7(b)は、本実施形態にかかる紫外線照射部の変形例を表す断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、本実施形態にかかる開放式タンクの変形例を表す断面図である。 本実施形態にかかる開放式タンクの変形例を表す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視模式図である。
図1に表したように、トイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング400の内部には、便座200に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング400には、使用者が便座200に座ったことを検知する着座検知センサ404が設けられている。着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの操作部500(図2参照)を操作すると、洗浄ノズル(以下説明の便宜上、単に「ノズル」と称する)473を便器800のボウル801内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、ノズル473がボウル801内に進出した状態を表している。
ノズル473は、人体局部に向けて水を吐出し、人体局部の洗浄を行う。ノズル473の先端部には、ビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bが設けられている。ノズル473は、その先端に設けられたビデ洗浄吐水口474aから水を噴射して、便座200に座った女性の女性局部を洗浄することができる。あるいは、ノズル473は、その先端に設けられたおしり洗浄吐水口474bから水を噴射して、便座200に座った使用者の「おしり」を洗浄することができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
「おしり」を洗浄するモードのなかには、例えば、「おしり洗浄」と、「おしり洗浄」よりもソフトな水流で優しく洗浄する「やわらか洗浄」と、が含まれる。ノズル473は、例えば、「ビデ洗浄」と、「おしり洗浄」と、「やわらか洗浄」と、を実行することができる。
なお、図1に表したノズル473では、ビデ洗浄吐水口474aがおしり洗浄吐水口474bよりもノズル473の先端側に設けられているが、ビデ洗浄吐水口474aおよびおしり洗浄吐水口474bの設置位置は、これだけに限定されるわけではない。ビデ洗浄吐水口474aは、おしり洗浄吐水口474bよりもノズル473の後端側に設けられていてもよい。また、図1に表したノズル473では、2つの吐水口が設けられているが、3つ以上の吐水口が設けられていてもよい。
図2は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。
図2では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図2に表したように、衛生洗浄装置100は、導水部20を有する。導水部20は、水道や貯水タンクなどの給水源10からノズル473に至る管路20aを有する。導水部20は、管路20aにより、給水源10から供給された水をノズル473に導く。管路20aは、例えば、以下に説明する電磁弁431、熱交換器ユニット440、流路切替部472などの各部と、これらの各部を接続する複数の配管と、によって形成される。
導水部20の上流側には、電磁弁431が設けられている。電磁弁431は、開閉可能な電磁バルブであり、ケーシング400の内部に設けられた制御部405からの指令に基づいて水の供給を制御する。換言すれば、電磁弁431は、管路20aを開閉する。電磁弁431を開状態にすることにより、給水源10から供給された水が、管路20aに流れる。
電磁弁431の下流には、調圧弁432が設けられている。調圧弁432は、給水圧が高い場合に、管路20a内の圧力を所定の圧力範囲に調整する。調圧弁432の下流には、逆止弁433が設けられている。逆止弁433は、管路20a内の圧力が低下した場合などに、逆止弁433よりも上流側への水の逆流を抑制する。
逆止弁433の下流には、開放式タンク434が設けられている。開放式タンク434は、導水部20の経路上に設けられ、逆止弁433を介して流入した水を内部に貯留する。また、開放式タンク434は、内部にエアギャップを形成することにより、導水部20において、開放式タンク434よりも下流側から上流側に向かう水の流れを物理的に遮断する。換言すれば、開放式タンク434は、導水部20の開放式タンク434よりも下流側の部分と上流側の部分とを縁切りする。これにより、開放式タンク434は、ノズル473内の洗浄水やボウル801内に溜まった汚水などが、給水源10(上水)側に逆流してしまうことを確実に抑制する。
開放式タンク434の下流には、洗浄用ポンプ436が設けられている。洗浄用ポンプ436は、開放式タンク434に貯留された水を流出させる。洗浄用ポンプ436は、例えば、開放式タンク434に貯留された水を汲み出す。これにより、洗浄用ポンプ436は、開放式タンク434に貯留された水を、開放式タンク434よりも下流の導水部20に供給する。洗浄用ポンプ436は、制御部405に接続されている。洗浄用ポンプ436の駆動及び駆動の停止は、制御部405によって制御される。洗浄用ポンプ436は、開放式タンク434に貯留された水を流出させることが可能な任意のポンプでよい。
洗浄用ポンプ436の下流には、熱交換器ユニット440(加熱部)が設けられている。熱交換器ユニット440は、ヒータを有し、洗浄用ポンプ436を介して開放式タンク434から供給された水を加熱して例えば規定の温度まで昇温する。すなわち、熱交換器ユニット440は、温水を生成する。
本実施形態の熱交換器ユニット440は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器であり、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式熱交換器と比較すると、短い時間で水を規定の温度まで昇温させることができる。なお、熱交換器ユニット440は、瞬間加熱式の熱交換器には限定されず、貯湯加熱式の熱交換器であってもよい。また、加熱部は、熱交換器に限ることなく、例えば、マイクロ波加熱を利用するものなど、他の加熱方式を用いたものでもよい。
熱交換器ユニット440は、制御部405と接続されている。制御部405は、例えば、使用者による操作部500の操作に応じて熱交換器ユニット440を制御することにより、操作部500で設定された温度に水を昇温する。
熱交換器ユニット440の下流には、流量センサ442が設けられている。流量センサ442は、熱交換器ユニット440から吐出された水の流量を検知する。すなわち、流量センサ442は、管路20a内を流れる水の流量を検知する。流量センサ442は、制御部405に接続されている。流量センサ442は、流量の検知結果を制御部405に入力する。
流量センサ442の下流には、電解槽ユニット450が設けられている。電解槽ユニット450は、内部を流れる水道水を電気分解することにより、水道水から次亜塩素酸を含む液(機能水)を生成する。電解槽ユニット450は、制御部405に接続されている。電解槽ユニット450は、制御部405による制御に基づいて、機能水の生成を行う。
電解槽ユニット450において生成される機能水は、例えば、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット450において生成される機能水は、電解塩素やオゾンなどを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット450において生成される機能水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。
電解槽ユニット450の下流には、バキュームブレーカ(VB)452が設けられている。バキュームブレーカ452は、例えば、水を流すための流路と、流路内に空気を取り込むための吸気口と、吸気口を開閉する弁機構と、を有する。弁機構は、例えば、流路に水が流れている時に吸気口を塞ぎ、水の流れの停止とともに吸気口を開放して流路内に空気を取り込む。すなわち、バキュームブレーカ452は、導水部20に水の流れが無い時に、管路20a内に空気を取り込む。弁機構には、例えば、フロート弁が用いられる。
バキュームブレーカ452は、上記のように管路20a内に空気を取り込むことにより、例えば、管路20aのバキュームブレーカ452よりも下流の部分の水抜きを促進させる。バキュームブレーカ452は、例えば、ノズル473の水抜きを促進する。このように、バキュームブレーカ452は、ノズル473内の水を抜いてノズル473内に空気を取り込むことにより、例えば、ノズル473内の洗浄水やボウル801内に溜まった汚水などが、給水源10(上水)側に逆流してしまうことを抑制する。
バキュームブレーカ452の下流には、圧力変調部454が設けられている。圧力変調部454は、導水部20の管路20a内の水の流れに脈動または加速を与え、ノズル473のビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bやノズル洗浄室478の吐水部から吐水される水に脈動を与える。すなわち、圧力変調部454は、管路20a内を流れる水の流動状態を変動させる。圧力変調部454は、制御部405に接続されている。圧力変調部454は、制御部405による制御に基づいて、水の流動状態を変動させる。
圧力変調部454の下流には、紫外線照射部460が設けられている。紫外線照射部460は、管路20a内を流れる水に紫外線を照射する。紫外線照射部460は、例えば、紫外線の照射により、管路20a内を流れる水に含まれる菌の少なくとも一部を死滅又は不活性化させる。これにより、紫外線照射部460は、管路20a内を流れる水に含まれる生きた菌を減らす。紫外線照射部460は、例えば、紫外線の照射により、洗浄水を除菌する。紫外線照射部460は、制御部405に接続されている。紫外線照射部460は、制御部405による制御に基づいて、紫外線の照射を行う。紫外線照射部460の位置は、上記に限ることなく、例えば、開放式タンク434とノズル473との間の任意の位置でよい。
紫外線照射部460の下流には、流量調整部471が設けられている。流量調整部471は、水勢(流量)の調整を行う。流量調整部471の下流には、流路切替部472が設けられている。流路切替部472は、ノズル473やノズル洗浄室478への給水の開閉や切替を行う。流量調整部471及び流路切替部472は、1つのユニットとして設けてもよい。流量調整部471及び流路切替部472は、制御部405に接続されている。流量調整部471及び流路切替部472の動作は、制御部405によって制御される。
流路切替部472の下流には、ノズル473、ノズル洗浄室478、及び噴霧ノズル479が設けられている。ノズル473は、ノズルモータ476からの駆動力を受け、便器800のボウル801内に進出したり後退したりする。つまり、ノズルモータ476は、制御部405からの指令に基づいてノズル473を進退させる。
ノズル洗浄室478は、その内部に設けられた吐水部から機能水あるいは水を噴射することにより、ノズル473の外周表面(胴体)を洗浄する。噴霧ノズル479は、洗浄水や機能水をミスト状にしてボウル801に噴霧する。この例では、人体を洗浄するためのノズル473とは別に噴霧ノズル479を設けている。これに限ることなく、ミスト状の液体をボウル801に噴霧するための吐水口をノズル473に設けてもよい。
また、流路切替部472の下流には、おしり洗浄流路21と、やわらか洗浄流路22と、ビデ洗浄流路23と、が設けられている。おしり洗浄流路21及びやわらか洗浄流路22は、導水部20を介して給水源10から供給された水や電解槽ユニット450において生成された機能水をおしり洗浄吐水口474bへ導く。ビデ洗浄流路23は、導水部20を介して給水源10から供給された水や電解槽ユニット450において生成された機能水をビデ洗浄吐水口474aへ導く。
また、流路切替部472の下流には、表面洗浄流路24と、噴霧用流路25と、が設けられている。表面洗浄流路24は、導水部20を介して給水源10から供給された水や電解槽ユニット450において生成された機能水をノズル洗浄室478の吐水部へ導く。噴霧用流路25は、導水部20を介して給水源10から供給される水や電解槽ユニット450において生成された機能水を噴霧ノズル479に導く。
制御部405は、流路切替部472を制御することにより、おしり洗浄流路21、やわらか洗浄流路22、ビデ洗浄流路23、表面洗浄流路24と、及び噴霧用流路25の各流路の開閉を切り替える。このように、流路切替部472は、ビデ洗浄吐水口474a、洗浄吐水口474b、ノズル洗浄室478、及び噴霧ノズル479などの複数の吐水口のそれぞれについて、管路20aに連通させた状態と、管路20aに連通させない状態と、を切り替える。
制御部405は、電源回路401から電力を供給され、人体検知センサ403や、着座検知センサ404や、流量センサ442や、操作部500などからの信号に基づいて、電磁弁431や、熱交換器ユニット440や、電解槽ユニット450や、圧力変調部454や、紫外線照射部460や、流量調整部471や、流路切替部472や、ノズルモータ476などの動作を制御する。
人体検知センサ403は、図1に表したように、ケーシング400の上面に形成された凹設部409に埋め込まれるように設けられ、便座200に近づいた使用者(人体)を検知する。また、便蓋300の後部には透過窓310が設けられている。そのため、便蓋300が閉じた状態において、人体検知センサ403は、透過窓310を介して使用者の存在を検知することができる。制御部405は、例えば、人体検知センサ403による使用者の検知に応答して、便蓋300を自動的に開く。
また、ケーシング400には、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられていてもよい。この際、ケーシング400の側面には、脱臭ユニットからの排気口407及び室内暖房ユニットからの排出口408が適宜設けられる。ただし、本発明においては、衛生洗浄機能部やその他の付加機能部は必ずしも設けなくてもよい。
図3(a)〜図3(c)は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の開放式タンクを表す斜視図及び断面図である。
図3(a)は、開放式タンク434の斜視図を表し、図3(b)は、開放式タンク434のA−A断面図を表し、図3(c)は、開放式タンク434のB−B断面図を表す。
図3(a)〜図3(c)に表したように、開放式タンク434は、パッキンP1〜P3を介設して組み立てられる複数の部材から構成されている。流入口701が設けられた入水蓋部材704は、パッキンP1を介して水密としながら、導水部材705の上部を覆う。導水部材705は、入水蓋部材704から流入する水を矢印F1のように下方へと導く。さらに、開放式タンク434は、導水部材705に接続されるタンク本体706を有する。タンク本体706は、矢印F2のように導水部材705から流入する水を紙面右方へと導く。また、タンク本体706の上方は、パッキンP3を介して、流出口702が設けられた出水蓋部材707によって水密に覆われている。
入水蓋部材704は、導水部材705の上方の開口に対応する形状を有し、その天面704aから、入口配管710が接続される流入口701が後方に向けて突設されている。また、流入口701の下方(開放式タンク434の内側)には、流入口701から流入した水を下方に案内する突条部704bが形成されている。
タンク本体706は、所定量の水を貯留可能な箱状部706bと、箱状部706b内に水を導入する筒状部706aと、からなる。筒状部706aは、導水部材705と接続され、箱状部706bに水を導くよう、左右方向に伸延する細長い略円筒状に形成されている。
開口しているタンク本体706の箱状部706bの上部は、パッキンP3を介して、出水蓋部材707によって水密に覆われている。出水蓋部材707は、その天面707aから、出口配管712(図4参照)が接続される流出口702が後方に向けて突設されている。さらに、筒状の吸引筒部707bがタンク本体706の内部の箱状部706b内に位置するように伸びており、吸引筒部707bは流出口702と連通している。
また、図3(c)に表すように、開放式タンク434のタンク本体706の前面を構成する前方壁706gは、箱状部706bの底面706cから高さH2の位置において、前方側に折曲されて折曲部706hを有している。さらに、折曲部706hと、出水蓋部材707の前方側に形成されたカバー部707cと、の間に形成されるオーバーフロー空間708に連通するよう、折曲部706hの上方にはオーバーフロー口703(排出口)が、折曲部706hの下端には放出口706iが開放されている。
図4は、本実施形態にかかる開放式タンクの水路構成を表す説明図である。
図4に表したように、電磁弁431を通過した水は、入口配管710を経て、流入口701から開放式タンク434のタンク本体706内に流入する。入口配管710の開放式タンク434と反対側の端部は、例えば、逆止弁433に接続されている。
流入した水は、タンク本体706内に貯留するが、その水位がH2を超えると、開放式タンク434の前面に設けられたオーバーフロー口703から、矢印OFのように余剰水が外部へと流出する(オーバーフロー)。すなわち、流入口701とオーバーフロー口703との間にエアギャップA1が形成され、開放式タンク434内の水位が上昇しても、貯留されている水が流入口701まで至ることはない。これによって、開放式タンク434から上流への汚水の逆流防止が図られている。また、オーバーフロー口703から便器800のリム面までには高さA2の距離があり、これもエアギャップとして機能しており、ボウル部内で汚水が跳ね、オーバーフロー口703から開放式タンク434内に浸入してしまう事態の発生を抑制している。
流出口702に接続される出口配管712の下流には、洗浄用ポンプ436が接続されている。洗浄用ポンプ436は、流出口702からタンク本体706内の水を汲み出して下流に供給するとともに、流量(水勢)の調節も可能とされている。
以上のように構成することで、開放式タンク434のタンク本体706内に貯留されている水は、洗浄用ポンプ436によって汲み出されるとともに、汲み出されてノズル473から吐出される流量も使用者が好みに応じて調整することが可能である。従って、流入口701からタンク本体706内に流入する水の流量に対し、洗浄用ポンプ436によって汲み出され、流出口702から流出する水の流量が相対的に小さい場合には、タンク本体706内に貯留されている水の水位が上昇してH2を超え、オーバーフロー口703から矢印OFのように余剰水として流出する。この余剰水は、便器800のボウル801に排出され、便器800の排水時にボウル801の水とともに排出される。
図5(a)及び図5(b)は、本実施形態にかかる紫外線照射部を模式的に表す断面図及び分解断面図である。
図5(a)及び図5(b)に表したように、紫外線照射部460は、流路461と、発光素子462(発光部)と、を有する。流路461は、例えば、圧力変調部454から送られた水を内部に流し、流量調整部471に送る。発光素子462は、流路を流れる水に紫外線を照射する。発光素子462の照射する紫外線の波長は、例えば、200nm以上400nm以下である。好ましくは、250nmである。これにより、流路461を流れる水に含まれる菌を適切に減らすことができる。発光素子462は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。発光素子462は、LEDに限ることなく、例えば、LD(Laser Diode)やOLED(Organic Light Emitting Diode)などでもよい。
流路461は、直管状である。流路461の一端には、開口461aが設けられている。流路461の他端には、開口461bが設けられている。流路461は、開口461aと開口461bとの間に水を流す。開口461aは、例えば、圧力変調部454に接続される。開口461bは、例えば、流量調整部471に接続される。これにより、圧力変調部454を出た水が、開口461aから流路461内に入り、開口461bを介して流量調整部471に流れる。すなわち、流路461は、管路20aの一部を形成する。流路461において、水は、開口461aから開口461bに向かって流れる。これとは反対に、開口461bから開口461aに向かって水を流してもよい。
開口461bは、流路461の延びる方向と同じ方向を向く。一方、開口461aは、流路461の延びる方向に対して直交する方向を向く。すなわち、この例において、流路461は、略L字状の管路である。流路461の形状は、これに限ることなく、内部に水を流すことが可能な任意の形状でよい。
また、流路461の開口461aが設けられた一端には、開口461cがさらに設けられている。開口461cは、流路461の延びる方向と同じ方向を向く。開口461cの外縁には、凹部461dが設けられている。凹部461dには、紫外線照射窓463が嵌め込まれる。紫外線照射窓463の形状は、凹部461dの形状と実質的に同じである。紫外線照射窓463は、発光素子462の照射する紫外線に対して透過性である。紫外線照射窓463は、流路461の外部に配置される発光素子462の紫外線を流路461の内部に入射させる。紫外線照射窓463には、例えば、石英ガラスなどの無機ガラスが用いられる。
このように、この例では、発光素子462が流路461の外側に設けられている。これに限ることなく、例えば、発光素子462が樹脂や金属などのパッケージで封止されている場合には、発光素子462の少なくとも一部を流路461内に配置してもよい。この場合、紫外線照射窓463は、発光素子462のパッケージに設けられたものでもよい。このように、発光素子462(発光部)は、紫外線照射窓463を有してもよい。
凹部461dには、さらに凹部461eが設けられている。凹部461eは、開口461cの外縁を囲む環状である。凹部461eには、パッキン464が嵌め込まれる。パッキン464には、ゴムなどの弾性のある材料が用いられる。パッキン464は、凹部461eに入り込み、流路461と紫外線照射窓463とに挟まれて僅かに弾性変形し、流路461と紫外線照射窓463との間に空く隙間を塞ぐ。これにより、パッキン464は、紫外線照射窓463からの水漏れを抑制する。
また、流路461の一端には、蓋部465が取り付けられる。蓋部465は、流路461の一端に取り付けられ、流路461とともに紫外線照射窓463及びパッキン464を挟む。これにより、蓋部465は、紫外線照射窓463及びパッキン464を保持する。蓋部465には、紫外線照射窓463と対向する位置に、開口465aが設けられている。
発光素子462は、基板466に実装されている。基板466は、流路461と反対側から蓋部465に取り付けられる。発光素子462は、基板466が蓋部465に取り付けられた状態で、蓋部465の開口465aに入り込む。これにより、発光素子462が、紫外線照射窓463と対向し、発光素子462から照射された紫外線が、紫外線照射窓463を介して流路461内に入射する。発光素子462は、例えば、基板466を介して制御部405に接続され、制御部405からの指示に応じて紫外線の照射を行う。発光素子462の点灯及び消灯は、制御部405によって制御される。
このように、発光素子462は、直管状の流路461の一端に取り付けられる。従って、発光素子462の紫外線を照射する方向は、流路461の延びる方向と同じである。例えば、発光素子462の光軸は、流路461の延びる方向と略平行である。
発光素子462の紫外線の照射方向は、上記に限ることなく、流路461を流れる水に対して紫外線を照射可能な任意の方向でよい。但し、上記のように、発光素子462の紫外線を照射する方向を、流路461の延びる方向と同じとする。例えば、発光素子462から照射される紫外線の方向が、少なくとも流路461の延びる方向と同じ方向に向かう成分を有するようにする。これにより、紫外線が水に当たる時間が長くなり、水に含まれる菌をより適切に減らすことができる。
この例では、直管状の流路461を示しているが、流路461の形状は、水を流すことが可能な任意の形状でよい。流路461の少なくとも一部に直管状の部分を設け、この直管状の部分の延びる方向が、発光素子462の紫外線の照射方向と同じになるようにしてもよい。
流路461は、本体部467と、反射部468と、を有する。反射部468は、本体部467の内側に設けられる。反射部468は、流路461の内面の少なくとも一部を形成する。反射部468は、発光素子462から照射される紫外線に対して反射性である。発光素子462から照射される紫外線に対し、反射部468の反射率は、本体部467の反射率よりも高い。本体部467には、例えば、樹脂材料が用いられる。反射部468には、例えば、アルミニウム、ステンレス、銀などの金属材料が用いられる。反射部468の材料は、金属材料に限ることなく、例えば、誘電体多層膜などでもよい。反射部468の材料は、発光素子462から照射される紫外線に対して反射性であり、かつ本体部467よりも高い反射率を有する任意の材料でよい。
次に、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の動作の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の動作の具体例を例示するタイミングチャートである。
図6に表したように、着座検知センサ404が使用者を検知する前の待機状態では、ノズル473は、ケーシング400に収納されている(タイミングt0〜t1)。
人体検知センサ403がトイレ室に入室した使用者を検知すると、制御部405は、電磁弁431を開き、洗浄用ポンプ436を駆動するとともに、噴霧ノズル479のみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動することにより、上水をボウル801の表面に噴霧する(タイミングt1)。上水が噴霧される時間は、例えば約4秒間程度である(タイミングt1〜t2)。このように、使用者が便器800を使用する前に、ボウル801の表面を濡らすことで、ボウル801の表面に付着する汚物を軽減させることができる。
制御部405は、使用者の操作に応じて操作部500から人体洗浄の指示が入力されると、電磁弁431を開き、洗浄用ポンプ436を駆動するとともに、ビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bのみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動する(タイミングt3)。これにより、制御部405は、ノズル473を収納した状態で、給水源10からビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bへと至る経路を洗浄する。
また、制御部405は、このタイミングで熱交換器ユニット440を動作させることにより、温水の生成を開始するとともに、紫外線照射部460の発光素子462を点灯させ、流路461に流れる水に対する紫外線の照射を開始する。これにより、流路461に流れる水に含まれる菌を減らし、安全な洗浄水をノズル473に供給することができる。このように、紫外線照射部460は、導水部20に水が流れている時に、紫外線を照射する。より詳しくは、紫外線照射部460は、導水部20に水が流れている時にのみ、紫外線を照射する。
制御部405は、所定時間洗浄を行った後、ノズル洗浄室478のみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動するとともに、ノズルモータ476を駆動することにより、ノズル473の胴体洗浄を行いながらノズル473をボウル801内に進出させる(タイミングt4)。
制御部405は、ノズル473をボウル内に進出させた後、ビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bのいずれか一方のみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動することにより、人体洗浄を開始する(タイミングt5)。
制御部405は、操作部500から人体洗浄の停止が指示されると、ノズル洗浄室478のみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動するとともに、ノズルモータ476を駆動することにより、ノズル473の胴体洗浄を行いながらノズル473をケーシング400内に収納する(タイミングt6)。
制御部405は、ノズル473の収納を完了させた後、ビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bのみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動することにより、給水源10からノズル473へと至る経路を洗浄する(タイミングt7)。
制御部405は、所定時間洗浄を行った後、電磁弁431を閉じ、洗浄用ポンプ436の駆動を停止させるとともに、熱交換器ユニット440及び紫外線照射部460の動作を停止させる(タイミングt8)。
制御部405は、人体検知センサ403による使用者の検知の解除から所定時間経過した後、ビデ洗浄吐水口474a、洗浄吐水口474b、ノズル洗浄室478、及び噴霧ノズル479のそれぞれを管路20aと連通させるように流路切替部472を駆動することにより、ノズル473内に溜まった水の水抜き動作を行う(タイミングt9)。この時、バキュームブレーカ452内の水が減ると、バキュームブレーカ452の吸気口が開き、管路20a内に空気が取り込まれる。これにより、バキュームブレーカ452よりも下流の部分の水抜きが促進される。
制御部405は、所定時間水抜きを行った後、流路切替部472を駆動し、ビデ洗浄吐水口474a、洗浄吐水口474b、ノズル洗浄室478、及び噴霧ノズル479のそれぞれと管路20aとの連通を閉じる(タイミングt10)。
制御部405は、水抜き動作からさらに所定時間経過した後、電磁弁431を開き、洗浄用ポンプ436を駆動するとともに、ビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bのみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動する(タイミングt11)。また、制御部405は、電解槽ユニット450を動作させる。これにより、制御部405は、ノズル473を収納した状態で、給水源10からビデ洗浄吐水口474a及びおしり洗浄吐水口474bへと至る経路を機能水で洗浄する。制御部405は、例えば、電解槽ユニット450とノズル473との間の経路を機能水で除菌する。
制御部405は、所定時間洗浄を行った後、ノズル洗浄室478のみを導水部20の管路20aに連通させるように流路切替部472を駆動するとともに、ノズルモータ476を駆動することにより、ノズル473を進退させ、ノズル473の胴体を機能水で洗浄する(タイミングt11〜t12)。例えば、ノズル473の胴体を機能水で除菌する。
制御部405は、ノズル473の胴体を洗浄した後、電解槽ユニット450とノズル473との間の経路を再び機能水で洗浄し、電磁弁431を閉じ、洗浄用ポンプ436の駆動を停止させるとともに、電解槽ユニット450の動作を停止させる(タイミングt13〜t14)。
制御部405は、ノズル473の除菌を行った後、再び水抜き動作を行う(タイミングt15)。この時、制御部405は、ノズルモータ476を駆動し、ノズル473を進退させる(タイミングt16〜t17)。これにより、例えば、バキュームブレーカ452と各吐水口474a、474bとの間の高低差が大きくなり、バキュームブレーカ452よりも下流の部分の水抜きをより確実に行うことができる。
以上、説明したように、衛生洗浄装置100では、開放式タンク434においてオーバーフロー口703から取り込んだ空気に菌が含まれていたとしても、エアギャップA1より下流側に設けられた紫外線照射部460によって、水に含まれる菌を減らすことができる。これにより、より安全な洗浄水を供給することができる。
また、衛生洗浄装置100では、洗浄用ポンプ436とノズル473との間に紫外線照射部460を設けているので、洗浄用ポンプ436内で一時的に滞留した洗浄水に対しても紫外線を照射することができ、より確実に菌を減らすことができる。これにより、より安全な洗浄水を供給することができる。
洗浄用ポンプ436にアキュムレータを設け、上流側への圧力変動を抑制する場合がある。アキュムレータは、給水源10からノズル473へと至る管路20aから枝分かれした先に配置され、洗浄用ポンプ436を駆動していない状態においては、内部に溜まった水が抜け難くなっている。こうしたアキュムレータを有する洗浄用ポンプ436を用いた場合にも、洗浄用ポンプ436とノズル473との間に紫外線照射部460を設けることにより、確実に菌を減らし、安全な洗浄水を供給することができる。
また、衛生洗浄装置100では、流路切替部472よりも上流側に紫外線照射部460を設けることで、複数の吐水口474a、474bのどの吐水口から吐出される洗浄水でも菌を減らすことができる。従って、1つの紫外線照射部460で複数の吐水口474a、474bに対応することができる。なお、紫外線照射部460の位置は、上記に限ることなく、開放式タンク434のエアギャップA1とノズル473との間の任意の位置でよい。
また、衛生洗浄装置100では、導水部20に水が流れている時にのみ紫外線を照射するので、発光素子462の寿命を長くすることができる。
図7(a)及び図7(b)は、本実施形態にかかる紫外線照射部の変形例を表す断面図である。
図7(a)に表したように、紫外線照射部600は、流路601と、冷陰極管602(発光部)と、を有する。流路601は、内部に水を流す。冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)602は、流路601を流れる水に紫外線を照射する。冷陰極管602は、一方向に延びる。冷陰極管602は、例えば、円柱状の直管である。冷陰極管602は、流路601内に挿通されている。流路601は、冷陰極管602の長手方向(冷陰極管602の延びる方向)に沿う形で形成されている、流路601は、冷陰極管602の長手方向に沿って水を流す。
冷陰極管602は、ガスなどを封止するガラス管602aを有する。冷陰極管602は、ガラス管602aを介して流路601を流れる水に紫外線を照射する。このように、冷陰極管602を流路601内に挿通する場合には、冷陰極管602自体のガラス管602aを照射窓として用いてもよい。
流路601は、冷陰極管602の長手方向に延びる本体部601aを有する。冷陰極管602は、本体部601aに挿通されている。流路601の一端には、開口601bが設けられている。流路601の他端には、開口601cが設けられている。各開口601b、601cは、本体部601aの延びる方向に対して略直交する方向を向く。すなわち、この例において、流路601は、断面略U字状の管路である。流路601の形状は、これに限ることなく、冷陰極管602の長手方向に沿う任意の形状でよい。
流路601には、例えば、金属材料などの冷陰極管602から照射される紫外線に対して反射性の材料を用いることが好ましい。流路601は、例えば、上記実施形態に関して説明した本体部467及び反射部468のように、反射性の部分と、樹脂材料などを用いた反射性の低い部分と、を有してもよい。例えば、樹脂材料を用いた基材に、メッキ処理などの表面処理を施すことによって、紫外線に対する反射性を持たせてもよい。
図7(b)に表したように、紫外線照射部610は、流路611と、冷陰極管612(発光部)と、照射窓613と、を有する。冷陰極管612は、上記と同様に、直管状である。流路611は、長手方向に延びる本体部611aと、一対の開口611b、611cと、を有する断面略U字状の管路である。また、流路611の本体部611aには、長手方向に沿う開口611dが設けられている。
照射窓613は、流路611の開口611dを塞ぐ。照射窓613は、冷陰極管612から照射される紫外線に対して透過性である。冷陰極管612は、照射窓613を挟んで流路611の本体部611aと対向する。これにより、冷陰極管612は、照射窓613を介して流路611を流れる水に紫外線を照射する。
このように、冷陰極管612は、流路611の外側に設けてもよい。この場合、照射窓613で流路611の開口611dを塞ぎ、照射窓613を介して紫外線を流路611内に入射させる。例えば、冷陰極管612のガラス管612aで開口611dを塞ぎ、ガラス管612aを照射窓として紫外線を流路611内に入射させてもよい。例えば、流路611自体を石英ガラスなどの紫外線に対して透過性の材料で形成することにより、流路611の一部を照射窓として用いてもよい。
紫外線照射部610は、反射材614をさらに有する。反射材614は、冷陰極管612を挟んで照射窓613と対向する。反射材614は、冷陰極管612から照射される紫外線に対して反射性である。反射材614は、冷陰極管612から流路611と反対側に向かって照射される紫外線を反射させ、流路611側に向かわせる。これにより、冷陰極管612から照射される紫外線の利用効率を高めることができる。反射材614は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
このように、流路に流れる水に紫外線を照射する発光部は、発光素子に限ることなく、例えば、冷陰極管などの水銀灯でもよい。水銀灯とは、例えば、高圧水銀灯や低圧水銀灯などである。高圧水銀灯とは、例えば、メタルハライドランプなどである。低圧水銀灯とは、例えば、冷陰極管や熱陰極管などである。発光部に水銀灯を用いる場合、水銀灯は、流路内に挿通してもよいし、照射窓を介して流路内に紫外線を照射してもよい。また、長手方向に延びた水銀灯を用いる場合、流路は、長手方向に沿う形に形成する。これにより、例えば、流路を流れる水に紫外線が当たる時間を長くすることができる。例えば、水銀灯から照射された紫外線を流路を流れる水に効率よく入射させることができる。これにより、水銀灯を発光部に用いた場合において、より確実に菌を減らすことができる。
図8(a)及び図8(b)は、本実施形態にかかる開放式タンクの変形例を表す断面図である。
図8(a)に表したように、この例では、紫外線照射部620が、開放式タンク434のタンク本体706内に設けられている。紫外線照射部620は、タンク本体706の箱状部706b内に設けられている。また、この例では、吸引筒部707bに照射窓720が設けられている。照射窓720は、紫外線照射部620から照射される紫外線に対して光透過性を有する。
紫外線照射部620は、照射窓720と対向して吸引筒部707bの外側に設けられ、照射窓720を介して吸引筒部707b内に紫外線を入射させることにより、吸引筒部707b内を流れる水に紫外線を照射する。紫外線照射部620は、例えば、発光素子を有し、発光素子を点灯させることにより、吸引筒部707b内の水に紫外線を照射する。これにより、上記各実施形態と同様に、洗浄水に含まれる菌を減らし、安全な洗浄水を供給することができる。紫外線照射部620及び照射窓720の位置は、上記に限ることなく、エアギャップA1と流出口702との間において、タンク本体706内の水に適切に紫外線を照射可能な任意の位置でよい。
図8(b)に表したように、この例では、紫外線照射部622が、開放式タンク434のタンク本体706の外面に設けられている。紫外線照射部622は、タンク本体706の箱状部706bの底面に設けられている。また、この例では、タンク本体706の箱状部706bの底面部に照射窓722が設けられている。照射窓722は、紫外線照射部622から照射される紫外線に対して光透過性を有する。
紫外線照射部622は、照射窓722と対向して箱状部706bの外側に設けられ、照射窓722を介して箱状部706b内に紫外線を入射させることにより、箱状部706b内に貯留された水に紫外線を照射する。紫外線照射部622は、例えば、発光素子を有し、発光素子を点灯させることにより、箱状部706b内の水に紫外線を照射する。これにより、この例においても、上記各実施形態と同様に、洗浄水に含まれる菌を減らし、安全な洗浄水を供給することができる。紫外線照射部622及び照射窓722の位置は、上記に限ることなく、タンク本体706に貯留された水に紫外線を照射可能な任意の位置でよい。
図8(a)及び図8(b)に表した紫外線照射部620、622のように、紫外線照射部は、開放式タンク434に設けてもよい。この場合には、オーバーフロー口703から取り込んだ空気に菌が含まれていたとしても、開放式タンク434内において菌を減らすことができる。これにより、例えば、開放式タンク434内において菌が増えることを抑えることができ、より安全な洗浄水を供給することができる。
開放式タンク434に紫外線照射部を設ける場合、紫外線照射部は、図8(a)に表した紫外線照射部620のように、タンク本体706内に設けてもよいし、図8(b)に表した紫外線照射部620のように、タンク本体706の外側に設けてもよい。例えば、紫外線照射部の光源として冷陰極管などを用いる場合には、タンク本体706内において、タンク本体706に貯留された水に浸漬される位置に紫外線照射部を設けることにより、タンク本体706に貯留された水に紫外線を照射してもよい。
図9は、本実施形態にかかる開放式タンクの変形例を表す断面図である。
図9に表したように、開放式タンク740は、タンク本体742と、流入部744と、流出口746と、排出口748と、を有する。
タンク本体742は、仕切り板750を有する。仕切り板750は、タンク本体742の内部空間に設けられ、上下方向に延び、タンク本体742の内部空間を水平方向に並ぶ第1及び第2の2つの貯留室751、752に仕切る。タンク本体742は、第1貯留室751及び第2貯留室752において水を貯留可能とする。
流入部744は、水平方向に延びる管状であり、第1貯留室751をタンク本体742の外部と連通させる。流入部744の一端には、流入口744aが設けられている。流入口744aは、例えば、逆止弁433に接続される。これにより、流入部744は、逆止弁433から供給された水を第1貯留室751内に流入させる。
流入部744の流入口744aと反対側の端部744bの幅(開口径)は、流入口744aの幅(開口径)よりも狭い。流入部744は、第1貯留室751側に向かって窄まっている。換言すれば、流入部744は、ノズル状に形成されている。
また、流入部744は、仕切り板750と対向して配置されている。流入部744には、給水源10から供給された一次圧の水、あるいは一次圧を調圧弁432で調圧した水など、比較的高い圧力の水が供給される。これにより、流入部744は、端部744bから仕切り板750に向けて水を噴射する。
仕切り板750には、受け部754が設けられている。受け部754は、水平方向に延び、第1貯留室751と第2貯留室752とを連通させる管状である。受け部754は、流入部744と水平方向において離間した状態で、流入部744と対向して配置される。また、受け部754は、仕切り板750から流入部744に向かって広がる。受け部754の第1貯留室751側の端部754aの幅(開口径)は、流入部744の端部744bの幅(開口径)よりも広い。
受け部754は、流入部744から噴射された水を受け、第2貯留室752に流入させる。流入部744から流入した水は、第1貯留室751内を横切り、受け部754を介して第2貯留室752内に流入する。従って、流入部744から流入した水は、第2貯留室752内に貯留される。
流出口746は、第2貯留室752の底部に設けられている。流出口746は、第2貯留室752に貯留された水を外部に流出させる。流出口746は、例えば、洗浄用ポンプ436に接続されている。これにより、洗浄用ポンプ436を駆動することで、第2貯留室752内に貯留された水が下流に向けて流出するとともに、洗浄用ポンプ436の駆動に応じて流量が調整される。
排出口748は、第1貯留室751の底部に設けられている。第2貯留室752内に水が溜まり、第2貯留室752内の水位が、受け部754の高さまで到達すると、流入部744から流入した水は、第1貯留室751内にも溜まり始める。この際、排出口748は、第1貯留室751に溜まった水を便器800のボウル801に排出する。すなわち、排出口748は、タンク本体742に流入した余剰水を外部に排出する。
また、排出口748は、流入口744aとの間に、エアギャップA3を形成する。これにより、排出口748は、余剰水の上流側への逆流を抑制する。
さらに、開放式タンク740では、流入部744と受け部754とが離間し、流入部744と受け部754との間にもエアギャップA4が形成されている。下流側から逆流した水は、第2貯留室752に一度貯留された状態で受け部754に供給される。このため、逆流して受け部754に供給される水の圧力は、上流から流入部744に供給される水の圧力よりも低くなる。これにより、水の逆流が発生した場合にも、受け部754の端部754aから流出した水は、流入部744の端部744bに到達することなく、第1貯留室751内に流入し、排出口748からボウル801に排出される。従って、開放式タンク740においても、開放式タンク740よりも下流側から上流側への水の逆流を抑制することができる。
開放式タンク740においても、エアギャップA3、A4より下流側に紫外線照射部を設けることにより、排出口748や受け部754から取り込んだ空気に菌が含まれていたとしても、水に含まれる菌を減らすことができる。従って、より安全な洗浄水を供給することができる。また、図8(a)及び図8(b)に関して説明したように、紫外線照射部は、開放式タンク740に設けてもよい。
このように、開放式タンクの形状は、上記に限ることなく、内部にエアギャップを形成することにより、下流側から上流側に向かう水の流れを物理的に遮断することができる任意の形状でよい。エアギャップの形成方式は、上記の各方式に限ることなく、任意の方式でよい。
上記実施形態では、衛生洗浄装置100と便器800とが一体になった一体型のトイレ装置を例示している。衛生洗浄装置は、例えば、便器に対して着脱自在に取り付けられる、いわゆるシート型の便座装置でもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 給水源、 20 導水部、 21 おしり洗浄流路、 22 やわらか洗浄流路、 23 ビデ洗浄流路、 24 表面洗浄流路、 25 噴霧用流路、 100 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 310 透過窓、 400 ケーシング、 401 電源回路、 403 人体検知センサ、 404 着座検知センサ、 405 制御部、 407 排気口、 408 排出口、 409 凹設部、 431 電磁弁、 432 調圧弁、 433 逆止弁、 434 開放式タンク、 436 洗浄用ポンプ、 440 熱交換器ユニット、 442 流量センサ、 450 電解槽ユニット、 452 バキュームブレーカ、 454 圧力変調部、 460 紫外線照射部、 461 流路、 462 発光素子、 463 紫外線照射窓、 464 パッキン、 465 蓋部、 466 基板、 467 本体部、 468 反射部、 471 流量調整部、 472 流路切替部、 473 ノズル、 474a ビデ洗浄吐水口、 474b 洗浄吐水口、 476 ノズルモータ、 478 ノズル洗浄室、 479 噴霧ノズル、 500 操作部、 600 紫外線照射部、 601 流路、 602 冷陰極管、 610 紫外線照射部、 611 流路、 612 冷陰極管、 613 紫外線照射窓、 614 反射材、 620、622 紫外線照射部、 701 流入口、 702 流出口、 703 オーバーフロー口、 704 入水蓋部材、 705 導水部材、 706 タンク本体、 707 出水蓋部材、 708 オーバーフロー空間、 710 入口配管、 712 出口配管、 720、722照射窓、 740 開放式タンク、 742 タンク本体、 744 流入部、 744a 流入口、 746 流出口、 748 排出口、 750 仕切り板、 751 第1貯留室、 752 第2貯留室、 754 受け部、 800 便器、 801 ボウル

Claims (5)

  1. 人体局部に向けて水を吐出するノズルと、
    給水源から前記ノズルに至る管路を有し、前記給水源から供給された水を前記ノズルに導く導水部と、
    前記導水部の経路上に設けられた開放式タンクであって、
    水を貯留可能なタンク本体と、
    前記タンク本体の内部に水を流入させる流入口と、
    前記タンク本体の内部の水を流出させる流出口と、
    前記流入口との間にエアギャップを形成するように設けられ、前記タンク本体に流入した余剰水を外部へ排出する排出口と、
    を有する開放式タンクと、
    前記開放式タンクよりも下流の前記導水部に設けられ、前記タンク本体に貯留された水を前記流出口から流出させ、前記開放式タンクよりも下流の前記導水部に供給する洗浄用ポンプと、
    前記導水部の経路上において前記エアギャップと前記ノズルとの間に設けられ、前記導水部を流れる水に紫外線を照射する紫外線照射部と、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記紫外線照射部は、前記開放式タンクに設けられていることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記紫外線照射部は、前記洗浄用ポンプと前記ノズルとの間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記導水部の経路上に設けられた流路切替部をさらに備え、
    前記ノズルは、複数の吐水口を有し、
    前記流路切替部は、前記管路に連通させた状態と、前記管路に連通させない状態と、を前記複数の吐水口のそれぞれについて切り替え、
    前記紫外線照射部は、前記洗浄用ポンプと前記流路切替部との間に設けられていることを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記紫外線照射部は、前記導水部に水が流れている時に、前記紫外線を照射することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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