JP2020084808A - ポンプ装置および洗浄便座装置 - Google Patents

ポンプ装置および洗浄便座装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020084808A
JP2020084808A JP2018216207A JP2018216207A JP2020084808A JP 2020084808 A JP2020084808 A JP 2020084808A JP 2018216207 A JP2018216207 A JP 2018216207A JP 2018216207 A JP2018216207 A JP 2018216207A JP 2020084808 A JP2020084808 A JP 2020084808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
water
cylinder
discharge port
pump device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018216207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7206833B2 (ja
Inventor
成 小西
Shigeru Konishi
成 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2018216207A priority Critical patent/JP7206833B2/ja
Publication of JP2020084808A publication Critical patent/JP2020084808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7206833B2 publication Critical patent/JP7206833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

【課題】シリンダとピストンとの間から漏れた液体が駆動部に到達するのを簡易な構成で防止する。【解決手段】液体の吸入口および吐出口が軸方向の一端側に形成されたシリンダと、シリンダ内を摺動可能なピストンと、ピストンに連結され、シリンダの軸方向の他端側の端壁を摺動可能に貫通するピストンロッドと、ピストンロッドを往復動させる駆動部と、を備えるポンプ装置は、液体を排出する排出口がシリンダの軸方向の他端側に形成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、ポンプ装置および洗浄便座装置に関する。
従来、この種のポンプ装置としては、人体局部を洗浄する洗浄便座装置に用いられ、シリンダ内をピストンが往復動することにより、吸入口から洗浄水を吸入して吐出口から吐出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このポンプ装置は、シリンダの軸方向の一端側に吸入口と吐出口とが設けられており、ピストンの外周面に取り付けられるシール部材により、シリンダとピストンとの間から軸方向の他端側に洗浄水が漏れるのを防止している。
特許第3882570号公報
しかしながら、上述したポンプ装置において、シール部材の経年劣化や損傷などが生じると、シリンダとピストンとの間から軸方向の他端側に洗浄水が漏れることがある。そうなると、ピストンに連結されたピストンロッドとシリンダの端壁との摺動部分から洗浄水が漏れて、ピストン(ピストンロッド)を駆動させるモータやギヤ機構を含む駆動部に浸入するなど装置に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、シリンダとピストンとの間から漏れた液体が駆動部に到達するのを簡易な構成で防止することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のポンプ装置は、
液体の吸入口および吐出口が軸方向の一端側に形成されたシリンダと、
前記シリンダ内を摺動可能なピストンと、
前記ピストンに連結され、前記シリンダの軸方向の他端側の端壁を摺動可能に貫通するピストンロッドと、
前記ピストンロッドを往復動させる駆動部と、
を備えるポンプ装置であって、
前記シリンダは、液体を排出する排出口が軸方向の他端側に形成されている
ことを要旨とする。
本発明のポンプ装置では、シリンダは、軸方向の一端側に液体の吸入口および吐出口が形成され、液体を排出する排出口が軸方向の他端側に形成されている。これにより、シリンダとピストンとの間から軸方向の他端側に液体が漏れた場合でも、その液体を排出口から排出することができるから、シリンダとピストンとの間から液体が漏れるのを防止することができる。このため、シリンダとピストンとの間から漏れた液体が駆動部に到達するのを、排出口を形成する簡易な構成で防止することができる。なお、シリンダは、径方向に液体を排出する排出口が軸方向の他端側に形成されているものなどとしてもよい。
本発明のポンプ装置において、前記排出口に連通し、前記排出口から排出された液体を貯留可能な貯留部が設けられ、前記貯留部は、前記吐出口に接続された吐出路に逆止弁を介して連通し、貯留した液体を前記吐出路に流出させる流出口が形成されているものとすることもできる。こうすれば、排出された液体を貯留して吐出路に流出させることができるから、シリンダとピストンとの間から漏れた液体を有効に利用することができる。また、貯留部に貯留された液体は自重で逆止弁を開いて吐出路に流出するから、簡易な構成で漏れた液体を有効に利用することができる。
本発明のポンプ装置において、円筒状に形成された2つの前記シリンダが隣接して設けられ、前記貯留部は、2つの前記シリンダの円弧状の外壁の間に収まるように設けられるものとすることもできる。こうすれば、貯留部を設けても、ポンプ装置をコンパクトな構成とすることができる。
本発明の洗浄便座装置は、
上述したいずれかのポンプ装置と、
給水源から供給される洗浄水を導入する導入路と、
前記導入路により導入された洗浄水を貯留すると共に前記導入路との間にエアギャップを形成する開放式のタンクと、
人体局部に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
を備える洗浄便座装置であって、
前記ポンプ装置は、前記タンクに貯留された洗浄水を前記吸入口を介して吸入し、前記吐出口を介して洗浄水を吐出して前記洗浄ノズルに供給する
ことを要旨とする。
本発明の洗浄便座装置は、上述したいずれかのポンプ装置を備えるから、本発明のポンプ装置が奏する効果、即ちシリンダとピストンとの間から漏れた液体としての洗浄水が駆動部に到達するのを、排出口を形成する簡易な構成で防止する効果を奏するものとなる。
洗浄便座装置10の構成の概略を示す構成図である。 給水路20とノズルユニット30の構成の概略を示す構成図である。 脈動ポンプ40の側面図である。 脈動ポンプ40の下面図である。 図3のA−A断面図である。 ポンプボディ42の構成図である。 図4のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のD−D断面図である。 漏れた水が移動する様子を示す説明図である。
発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、洗浄便座装置10の構成の概略を示す構成図であり、図2は、給水路20とノズルユニット30の構成の概略を示す構成図である。洗浄便座装置10は、図1に示すように、便器1の上面に取り付けられ、便座装置本体12と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持された便座14と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持された便蓋16と、使用者による各種操作が可能な操作パネル18と、洗浄水を供給する給水路20(図2参照)と、供給された洗浄水を人体局部に向けて噴射するノズルユニット30と、装置全体を制御する制御装置38(図2参照)と、を備える。
給水路20は、図2に示すように、図示しない給水源に接続された一次側流路21と、ノズルユニット30に接続された二次側流路22とにより構成され、一次側流路21に給水バルブ23が設けられ、一次側流路21と二次側流路22との間に開放式タンク24が設けられ、二次側流路22に脈動ポンプ40と熱交換ユニット26とが設けられている。
給水バルブ23は、給水源から供給された水の通水と止水とを選択的に切り替える。開放式タンク24は、一次側流路21との間にエアギャップを形成するエアギャップ装置であり、一次側流路21から導入された水を貯留し、貯留した水を脈動ポンプ40の吸引により二次側流路22に流出させる。この開放式タンク24には、排水口24aが設けられており、貯留されている水が所定量に到達すると排水口24aから排水させる。また、開放式タンク24のエアギャップにより、ノズルユニット30から二次側流路22に流入した汚水などが、一次側流路21(給水源側)に逆流するのを防止している。脈動ポンプ40は、開放式タンク24から洗浄水を吸引し、吸引した洗浄水を熱交換ユニット26(ノズルユニット30側)に吐出する。熱交換ユニット26は、脈動ポンプ40から吐出された洗浄水を例えばセラミックヒータなどにより瞬間的に加熱してノズルユニット30に出力する。なお、二次側流路22には、これらの他に、洗浄水の流量を検出する流量センサや熱交換ユニット26により加熱された洗浄水の温度を検出する温度センサなどが設けられている。
ノズルユニット30は、流路切替弁31と、Y字分岐32と、おしり洗浄ノズル33と、ビデ洗浄ノズル34と、ノズル洗浄器35とを備える。おしり洗浄ノズル33は、パワフルな洗浄水を噴射する直進流噴射口33aと、マイルドな洗浄水を噴射する多孔流噴射口33bとが先端側に形成され、図示しない駆動装置により洗浄位置と待機位置との間を進退移動する。ビデ洗浄ノズル34は、マイルドな洗浄水を噴射する多孔流噴射口34aが先端側に形成され、図示しない駆動装置により洗浄位置と待機位置との間を進退移動する。ノズル洗浄器35は、おしり洗浄ノズル33およびビデ洗浄ノズル34の上方に設けられ、待機位置にあるおしり洗浄ノズル33の先端側に洗浄水を吐出するおしりノズル洗浄口35aと、待機位置にあるビデ洗浄ノズル34の先端側に洗浄水を吐出するビデノズル洗浄口35bとが形成されている。
流路切替弁31は、二次側流路22の熱交換ユニット26から出力された洗浄水が導入され、選択したいずれかの出力先に出力する。この流路切替弁31は、おしり洗浄ノズル33の直進流噴射口33aと、おしり洗浄ノズル33の多孔流噴射口33bと、ビデ洗浄ノズル34の多孔流噴射口34aと、おしりノズル洗浄口35aおよびビデノズル洗浄口35bに接続されたY字分岐32とのいずれかに出力先を選択的に切り替えるように構成されている。なお、出力先としてY字分岐32が選択されている場合、流路切替弁31から出力された洗浄水は、おしりノズル洗浄口35aおよびビデノズル洗浄口35bから吐出される。
操作パネル18には、おしりパワフル洗浄を指示するパワフル洗浄スイッチやおしりマイルド洗浄を指示するマイルド洗浄スイッチ、ビデ洗浄を指示するビデ洗浄スイッチ、洗浄の停止を指示する停止スイッチ、洗浄水の温度を調整する温度調整スイッチ、洗浄水の勢いを調整する水勢調整スイッチなどが設けられている。
制御装置38は、使用者が操作パネル18を介して入力した操作信号や流量センサにより検出された流量、温度センサにより検出された温度などを入力する。また、制御装置38は、入力した操作信号などに基づいて、給水バルブ23や脈動ポンプ40、熱交換ユニット26、流路切替弁31、おしり洗浄ノズル33の駆動装置、ビデ洗浄ノズル34の駆動装置などに制御信号を出力する。
以下、脈動ポンプ40の構成を説明する。図3は、脈動ポンプ40の側面図であり、図4は、脈動ポンプ40の下面図であり、図5は、図3のA−A断面図であり、図6は、ポンプボディ42の構成図である。また、図7は、図4のB−B断面図であり、図8は、図4のC−C断面図であり、図9は、図4のD−D断面図である。脈動ポンプ40は、図3,図4に示すように、ポンプ部40aと、駆動部40bとを備える。ポンプ部40aのポンプカバー41には、二次側流路22を構成するホースが接続され開放式タンク24から吸引した洗浄水が吸入される吸入継手41aと、二次側流路22を構成するホースが接続され熱交換ユニット26側に洗浄水を吐出する吐出継手41bとが設けられている。
ポンプ部40aは、ポンプカバー41が取り付けられるポンプボディ42と、ポンプボディ42内に横並びに形成された2つのシリンダ43と、各シリンダ43内を軸方向(上下方向)に往復動する2つのピストン46と、各ピストン46にそれぞれ連結される2つのピストンロッド47と、駆動部40bとの境界に配設されシリンダ43の上端壁を形成するプレート48とを備える。なお、図6では、ポンプカバー41を取り外した状態で、ポンプボディ42のシリンダ43の構成を示す。各シリンダ43は、吸入継手41aに逆止弁45aを介して連通する吸入口44aと、吐出継手41bに逆止弁45bを介して連通する吐出口44bとが、軸方向の一端側(図中下端)の端壁に形成されている。また、ピストンロッド47は、各シリンダ43の軸方向の他端側(図中上端)の端壁であるプレート48を貫通して、外部(駆動部40b側)に突出している。シリンダ43は、吸入口44aおよび吐出口44bが形成された軸方向の一端側の第1空間43aと、ピストンロッド47が配設される軸方向の他端側の第2空間43bとに、ピストン46によって区画される。各ピストン46の外周面には、シール部材46aが取り付けられており、ピストン46の外周面とシリンダ43の内周面との隙間を通って第1空間43aから第2空間43bへ水が漏れるのを抑制する。また、プレート48に形成されたピストンロッド47用の貫通孔には、シール部材48aが取り付けられており、第2空間43bに漏れた水が駆動部40b側へ漏れるのを抑制する。
また、各シリンダ43は、軸方向の他端側である第2空間43bの側壁に、径方向に水を排出するための排出口44cが設けられている。本実施形態では、各シリンダ43の側壁の一部を、プレート48との間から水が流出可能な隙間を有するように一段低く形成することで、排出口44cが設けられている。また、横並びの2つのシリンダ43の各排出口44cが互いに対向するように設けられている。図6に示すように、ポンプボディ42には、2つのシリンダ43の間に、上面視で略三角形状の貯留室49が形成されている。貯留室49は、上部で各シリンダ43の排出口44cにそれぞれ連通しており、排出口44cから排出された水が貯留される。この貯留室49は、2つのシリンダ43の円弧状の外壁の間に収まるように設けられている。また、貯留室49の下端壁には、逆止弁45cを介して吐出継手41bに連通し貯留した水を吐出継手41bに流出させる流出口49aが形成されている。
駆動部40bは、モータ50と、モータ50の回転軸51が貫通する貫通孔が形成されモータ50が取り付けられるギヤケース52と、ギヤケース52内で回転軸51と一体回転するように回転軸51に取り付けられたウォーム53と、ウォーム53に噛合するウォームホイール54と、ウォームホイール54を挟んで両側(左右両側)に配設された2つの偏心カム55と、矩形状の枠内に各偏心カム55がそれぞれ嵌め込まれると共にギヤケース52内を上下方向にスライド可能な2つのスライド部材57とを備える。スライド部材57は、下部にピストンロッド47が連結されている。
この駆動部40bは、モータ50の駆動により、ウォーム53に噛合するウォームホイール54が回転すると、偏心カム55が偏心しながら回転することで上下方向に変位するため、スライド部材57が上下方向に往復動する。即ち、ウォーム53とウォームホイール54と偏心カム55とスライド部材57とにより、モータ50の回転運動を直線運動に変換している。また、スライド部材57の往復動によって、スライド部材57に連結されたピストンロッド47およびそのピストンロッド47に連結されたピストン46を上下方向に往復動させる。ウォームホイール54の両側に配設された2つの偏心カム55は、ウォームホイール54の回転軸に対して同じ偏心量で上下方向に互い違いとなる位置に配設されている。このため、2つのスライド部材57は、ウォームホイール54の回転により上下方向に互い違いにスライドしながら往復動することになるから、2つのピストン46(ピストンロッド47)も上下方向に互い違いに往復動することになる。
こうして構成された洗浄便座装置10では、使用者による操作パネル18の操作によって洗浄動作(おしりパワフル洗浄やおしりマイルド洗浄、ビデ洗浄)が指示されると、流路切替弁31を指示に対応する出力先に切り替えると共に対応する洗浄ノズルを洗浄位置まで前進させ、脈動ポンプ40を駆動して局部洗浄を行う。脈動ポンプ40では、駆動部40bのモータ50aを駆動してピストン46が往復動すると、シリンダ43の第1空間43aの容積が増減する。それに伴って逆止弁45a,45bが開閉して、吸入継手41aから吸入口44aを介して第1空間43a内に洗浄水を吸入したり第1空間43aから吐出口44bを介して吐出継手41bに洗浄水を吐出したりする。脈動ポンプ40は、このような吸入と吐出を繰り返すことで、開放式タンク24から洗浄水を吸い上げてノズルユニット30側に洗浄水を供給(吐出)する。また、脈動ポンプ40から吐出される洗浄水は脈動を伴うから、洗浄水が各噴射口から人体局部に噴射された際の洗浄感を高めることができる。なお、本実施形態では、脈動ポンプ40が2つのシリンダ43を備えて2つのピストン46が互い違いに往復動するため、例えば、水勢が最も弱く設定されるなどモータ50の回転数が小さくなる場合でも脈動の周波数が大きく低下するのを抑えて、洗浄感が損なわれるのを抑制することができる。
ここで、脈動ポンプ40は、ピストン46に取り付けられたシール部材46aに経年劣化や損傷が生じて、第1空間43aから第2空間43bへ水(洗浄水)が漏れ易くなる場合がある。また、プレート48の貫通孔に取り付けられたシール部材48aに経年劣化や損傷が生じて、第2空間43bから駆動部40bへ水が漏れやすくなる場合がある。図10は、漏れた水が移動する様子を示す説明図である。本実施形態では、シリンダ43の第2空間43bの側壁に排出口44cを設けたから、第1空間43aから第2空間43bへ水が漏れても(図10(1))、排出口44cから水を排出することができる(図10(2))。このため、第2空間43bに漏れた水が駆動部40b側に浸入するのを防止することができる。また、排出口44cは、貯留室49に連通しているから、排出口44cから排出された水が貯留室49に貯留される(図10(3))。貯留室49に貯留された水は、その自重によって水圧が高まると、逆止弁45cを開いて流出口49aから吐出継手41b内に流出する(図10(4))。このため、第1空間43aから第2空間43bへ漏れた水を、局部洗浄の洗浄水として吐出継手41bから二次側流路22に戻すことができるから(図10(5))、漏れた水を有効に利用することができる。
以上説明した本実施形態の脈動ポンプ40は、シリンダ43の第2空間43bの側壁に排出口44cが形成されているから、シリンダ43の第1空間43aから第2空間43bへ漏れた水を外部に排出して、駆動部40bに浸入するのを防止することができる。
また、脈動ポンプ40は、排出口44cに連通する貯留室49が設けられ、貯留室49は吐出継手41bに逆止弁45cを介して連通し、漏れた水(貯留された水)を洗浄水として流出口49aから吐出継手41b(二次側流路22)に戻すことができる。また、貯留室49に貯留された水は、自重で逆止弁45cを開いて吐出継手41bに流出するから、簡易な構成で漏れた水を有効に利用することができる。
また、脈動ポンプ40は、2つのシリンダ43が隣接して設けられ、貯留室49が2つのシリンダ43の円弧状の外壁の間に収まるように設けられるから、貯留室49を設けても、ポンプボディ42が大型化することなく脈動ポンプ40をコンパクトな構成とすることができる。
また、脈動ポンプ40を、開放式タンク24からの洗浄水の吸い上げと脈動の発生とに兼用することができるから、別々のポンプを用いるものに比してコストダウンを図るだけでなく洗浄便座装置10(便座装置本体12)が大型化するのを抑制することができる。
実施形態では、脈動ポンプ40のポンプボディ42にシリンダ43が2つ設けられるものとしたが、これに限られず、シリンダ43が1つだけ設けられるものとしてもよいし、シリンダ43が3以上の複数設けられるものとしてもよい。
実施形態では、貯留室49が2つのシリンダ43の間に収まるように設けられるものとしたが、これに限られず、2つのシリンダ43の間からはみ出るように設けられるものとしてもよいし、2つのシリンダ43の間以外の別の場所に設けられるものとしてもよい。
実施形態では、貯留室49を設け、排出口44cから排出された水が貯留室49に貯留されてから吐出側(吐出継手41b)に流出するものとしたが、これに限られず、貯留室49を設けずに、排出口44cから外部に水を排出させるものであればよい。例えば、排出口44cから排出された水が、便器1内に流出するものなどとしてもよい。
実施形態では、開放式タンク24からの洗浄水の吸い上げと脈動の発生とに脈動ポンプ40を兼用するものとしたが、これに限られず、洗浄水の吸い上げ用のポンプを、脈動ポンプとは別に設けるものなどとしてもよい。
実施形態では、排出口44cがシリンダ43の径方向に水を排出するものとしたが、これに限られず、排出口は第2空間43bへ漏れた水を外部に排出するものであればよく、例えば排出口が軸方向と径方向との間の斜め方向に水を排出するものなどとしてもよい。
実施形態では、脈動ポンプ40が洗浄便座装置10で人体局部の洗浄に用いられるものを例示したが、これに限られず、洗浄便座装置10以外の他の用途に用いられるものであってもよい。また、液体として人体局部の洗浄に用いられる洗浄水を例示したが、これに限られず、人体局部以外の洗浄に用いられる洗浄水であってもよいし、給水源から供給される水(水道水)以外の水であってもよいし、水以外の他の液体であってもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、吸入口44aが「吸入口」に相当し、吐出口44bが「吐出口」に相当し、シリンダ43が「シリンダ」に相当し、ピストン46が「ピストン」に相当し、ピストンロッド47が「ピストンロッド」に相当し、駆動部40bが「駆動部」に相当し、脈動ポンプ40が「ポンプ装置」に相当し、排出口44cが「排出口」に相当する。また、貯留室49が「貯留部」に相当し、逆止弁45cが「逆止弁」に相当し、吐出継手41bが「吐出路」に相当し、流出口49aが「流出口」に相当する。また、一次側流路21が「導入路」に相当し、開放式タンク24が「タンク」に相当し、おしり洗浄ノズル33やビデ洗浄ノズル34が「洗浄ノズル」に相当し、洗浄便座装置10が「洗浄便座装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ポンプ装置や洗浄便座装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、10 便座装置、12 便座装置本体、14 便座、16 便蓋、18 操作パネル、20 給水路、21 一次側流路、22 二次側流路、23 給水バルブ、24 開放式タンク、24a 排水口、26 熱交換ユニット、30 ノズルユニット、31 切替バルブ、32 Y字分岐、33 おしり洗浄ノズル、33a 直進流噴射口、33b,34a 多孔流噴射口、34 ビデ洗浄ノズル、35 ノズル洗浄器、35a おしりノズル洗浄口、35b ビデノズル洗浄口、38 制御装置、40 脈動ポンプ、40a ポンプ部、40b 駆動部、41 ポンプカバー、41a 吸入継手、41b 吐出継手、42 ポンプボディ、43 シリンダ、43a 第1空間、43b 第2空間、44a 吸入口、44b 吐出口、44c 排出口、45a,45b,45c 逆止弁、46 ピストン、46a,48a シール部材、47 ピストンロッド、48 プレート、49 貯留室、49a 流出口、50 モータ、51 回転軸、52 ギヤケース、53 ウォーム、54 ウォームホイール、55 偏心カム、57 スライド部材。

Claims (4)

  1. 液体の吸入口および吐出口が軸方向の一端側に形成されたシリンダと、
    前記シリンダ内を摺動可能なピストンと、
    前記ピストンに連結され、前記シリンダの軸方向の他端側の端壁を摺動可能に貫通するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドを往復動させる駆動部と、
    を備えるポンプ装置であって、
    前記シリンダは、液体を排出する排出口が軸方向の他端側に形成されている
    ポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置であって、
    前記排出口に連通し、前記排出口から排出された液体を貯留可能な貯留部が設けられ、
    前記貯留部は、前記吐出口に接続された吐出路に逆止弁を介して連通し、貯留した液体を前記吐出路に流出させる流出口が形成されている
    ポンプ装置。
  3. 請求項2に記載のポンプ装置であって、
    円筒状に形成された2つの前記シリンダが隣接して設けられ、
    前記貯留部は、2つの前記シリンダの円弧状の外壁の間に収まるように設けられる
    ポンプ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポンプ装置と、
    給水源から供給される洗浄水を導入する導入路と、
    前記導入路により導入された洗浄水を貯留すると共に前記導入路との間にエアギャップを形成する開放式のタンクと、
    人体局部に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
    を備える洗浄便座装置であって、
    前記ポンプ装置は、前記タンクに貯留された洗浄水を前記吸入口を介して吸入し、前記吐出口を介して洗浄水を吐出して前記洗浄ノズルに供給する
    洗浄便座装置。
JP2018216207A 2018-11-19 2018-11-19 ポンプ装置および洗浄便座装置 Active JP7206833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216207A JP7206833B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 ポンプ装置および洗浄便座装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216207A JP7206833B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 ポンプ装置および洗浄便座装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020084808A true JP2020084808A (ja) 2020-06-04
JP7206833B2 JP7206833B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=70907060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018216207A Active JP7206833B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 ポンプ装置および洗浄便座装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7206833B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518240A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Kubota Corp 空液冷式多気筒エンジンの空液冷装置
JP2003268845A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衛生洗浄装置
JP2004162646A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Maruyama Mfg Co Ltd 往復ポンプ
JP2004202447A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Takayuki Kumada 洗浄液スプレーガン
JP2018009301A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518240A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Kubota Corp 空液冷式多気筒エンジンの空液冷装置
JP2003268845A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衛生洗浄装置
JP2004162646A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Maruyama Mfg Co Ltd 往復ポンプ
JP2004202447A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Takayuki Kumada 洗浄液スプレーガン
JP2018009301A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7206833B2 (ja) 2023-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2011328736B2 (en) Water inlet valve for toilet and control method thereof
WO2019062110A1 (zh) 洗涤设备和用于洗涤设备的投放装置
KR101724567B1 (ko) 잔수 개선 비데용 노즐 및 이를 포함하는 비데
JP2020084808A (ja) ポンプ装置および洗浄便座装置
JP4232384B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP3793983B2 (ja) サイホンジェット式便器の洗浄水供給装置
CN109663515B (zh) 微气泡产生循环系统及衣物处理装置
JP5625091B2 (ja) 温水洗浄便座の脈動ポンプ装置
JPH0223272A (ja) ピストンシリンダ及び洗浄方法
JP7232989B2 (ja) 洗濯機
US6604920B1 (en) Vibratory pump
JP7123175B2 (ja) ドラム洗濯機及びそのスプレーシステムと窓パッキン
CN207880086U (zh) 组合控制机构
KR20090075987A (ko) 좌우 이동방식의 식기 세척기 일체형 싱크대 및 이를 위한세척수 분출장치
CN113914065B (zh) 喷淋组件、门封清洗结构、滚筒洗衣机及控制方法
JP5253488B2 (ja) 洗濯機
EP2937459B1 (en) Washing machine with a water storage tank
CN109332271A (zh) 一种用于发动机工件深孔清洗装置及清洗方法
KR20130113731A (ko) 온수세정기용 맥동 펌프
KR101635211B1 (ko) 식기 세척기
KR200440376Y1 (ko) 두피/모발 세척기용 펌프
KR102432852B1 (ko) 액체 공급 장치 및 액체 공급 방법
JP2838846B2 (ja) 切換弁装置
TW202337568A (zh) 液體供給裝置
JP4255668B2 (ja) ノズル装置および衛生洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7206833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150