JP2019055919A5 - 光電変換素子 - Google Patents
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Description
本発明は、有機化合物を用いた光電変換素子、並びにその光電変換素子を用いた光電変換装置、撮像素子及び撮像装置に関する。
本発明の光電変換素子は、アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置されている有機化合物層と、を有する光電変換素子であって、前記有機化合物層が、下記一般式[1]で表される有機化合物を有する層を有することを特徴とする。
(3)アノード(電子捕集電極)5、カソード(正孔捕集電極)4
アノード5は、第一有機層1で発生した電荷のうち電子を捕集する電極である。撮像素子の構成においては画素電極であってよい。アノード5は、カソード4よりも画素回路側に配置されてよい。アノード5はその機能から電子捕集電極と呼ぶことができる。アノード5の構成材料は、ITO、酸化亜鉛インジウム、SnO2、ATO(アンチモンドープ酸化スズ)、ZnO、AZO(Alドープ酸化亜鉛)、GZO(ガリウムドープ酸化亜鉛)、TiO2、FTO(フッ素ドープ酸化スズ)等が挙げられる。
アノード5は、第一有機層1で発生した電荷のうち電子を捕集する電極である。撮像素子の構成においては画素電極であってよい。アノード5は、カソード4よりも画素回路側に配置されてよい。アノード5はその機能から電子捕集電極と呼ぶことができる。アノード5の構成材料は、ITO、酸化亜鉛インジウム、SnO2、ATO(アンチモンドープ酸化スズ)、ZnO、AZO(Alドープ酸化亜鉛)、GZO(ガリウムドープ酸化亜鉛)、TiO2、FTO(フッ素ドープ酸化スズ)等が挙げられる。
(8)波長選択部8
波長選択部8は、平坦化層の上に設けられる。平坦化層を有さない場合は、保護層7の上に設けられる。波長選択部8は、光電変換素子の光入射側に配置されるということもできる。波長選択部8は、例えば、カラーフィルタ、シンチレータ―、プリズム等があげられる。カラーフィルタは、所定の波長の光を、他の波長の光よりも多く透過させるフィルタである。例えば、RGBの3種類を用いて、可視光の全域に対応することができる。RGBの3種類を用いる場合、カラーフィルタの配置は、ベイヤー配列、デルタ配列などを用いてよい。また、波長選択部は、所定の波長の光のみを分離するプリズムであってもよい。なお、波長選択部8が配される位置は図1に示された位置に限られない。波長選択部8は被写体あるいは光源から第一有機層1までの光路のいずれかに配置されればよい。
波長選択部8は、平坦化層の上に設けられる。平坦化層を有さない場合は、保護層7の上に設けられる。波長選択部8は、光電変換素子の光入射側に配置されるということもできる。波長選択部8は、例えば、カラーフィルタ、シンチレータ―、プリズム等があげられる。カラーフィルタは、所定の波長の光を、他の波長の光よりも多く透過させるフィルタである。例えば、RGBの3種類を用いて、可視光の全域に対応することができる。RGBの3種類を用いる場合、カラーフィルタの配置は、ベイヤー配列、デルタ配列などを用いてよい。また、波長選択部は、所定の波長の光のみを分離するプリズムであってもよい。なお、波長選択部8が配される位置は図1に示された位置に限られない。波長選択部8は被写体あるいは光源から第一有機層1までの光路のいずれかに配置されればよい。
図3は、実施形態に係る撮像素子を表す概略図である。撮像素子28は、複数の画素が2次元に配置されている撮像領域25と、周辺領域26とを有する。撮像領域25以外の領域は周辺領域26である。周辺領域26には、垂直走査回路21、読み出し回路22、水平走査回路23、出力アンプ24を有し、出力アンプ24は信号処理部27に接続されている。信号処理部27は、読み出し回路22に読みだされた情報により信号処理を行う信号処理部であり、CCD回路、CMOS回路等があげられる。
Claims (16)
- アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置されている有機化合物層と、を有する光電変換素子であって、前記有機化合物層が、下記一般式[1]で表される有機化合物を有する層を有することを特徴とする光電変換素子。
nは1以上3以下の整数を表わす。nが2以上の場合、ナフタレン単位はそれぞれ同じであっても異なってもよく、ナフタレン単位の隣接基との結合位置はそれぞれ同じであっても異なってもよい。) - 前記R1乃至R16のうち少なくとも一つは、水素原子以外の基であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換素子。
- 前記R3、R6、R11及びR14のうち少なくとも一つは、水素原子以外の基であることを特徴とする請求項2に記載の光電変換素子。
- 前記R3、R6、R11及びR14は、水素原子以外の基であることを特徴とする請求項3に記載の光電変換素子。
- 前記水素原子以外の基は、iso−プロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、4−iso−プロピルフェニル基、4−sec−ブチルフェニル基または4−tert−ブチルフェニル基であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 前記nが2以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 前記有機化合物層が光電変換層と前記光電変換層と前記カソードとの間に配置されている電子ブロッキング層とを有し、前記有機化合物を有する層は、前記電子ブロッキング層であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 前記電子ブロッキング層は、前記カソードに接することを特徴とする請求項7に記載の光電変換素子。
- 前記光電変換層は、フラーレン、フラーレン類縁体またはフラーレン誘導体を有することを特徴とする請求項7または8に記載の光電変換素子。
- 前記カソードと前記光電変換層との間に正孔ブロッキング層を有し、前記正孔ブロッキング層は、フラーレン、フラーレン類縁体またはフラーレン誘導体を有することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 受光する光の波長が異なる複数種類の光電変換素子を有し、
前記複数種類の光電変換素子のうち少なくとも一種類の光電変換素子が、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の光電変換素子であり、
前記複数種類の光電変換素子が、積層されていることを特徴とする光電変換装置。 - 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の光電変換素子と、前記光電変換素子に接続されている読み出し回路と、前記読み出し回路に接続されている信号処理回路と、を有することを特徴とする撮像素子。
- 撮像光学系と、前記撮像光学系を通過した光を受光する撮像素子とを有し、前記撮像素子が請求項12に記載の撮像素子であることを特徴とする撮像装置。
- 請求項12に記載の撮像素子と、前記撮像素子を収容する筐体とを有する撮像装置であって、前記筐体は撮像光学系と接合可能な接合部を有することを特徴とする撮像装置。
- 前記撮像装置は、外部からの信号を受信する受信部をさらに有し、前記信号は、前記撮像装置の撮像範囲、撮像の開始、撮像の終了の少なくともいずれかを制御する信号であることを特徴とする請求項13または14に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置は、取得した画像を外部に送信する送信部をさらに有することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の撮像装置。
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