JP2019046786A5 - - Google Patents

Description

上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明は、通電によって発熱する発熱部（２２）を有する発熱層（２２０）と、発熱層の一面側に互いに離れて配置された一対の電極（２４ａ、２４ｂ）と、一対の電極間に電界を形成して一対の電極の周囲の物体を検出する検出部（３０）と、検出部の検出結果に応じて複数の発熱部への通電量を制御する制御部（４０）と、を備え、発熱層は、複数の発熱部を有し、複数の発熱部の間には、複数の発熱部よりも熱伝導率の低い発熱部側低熱伝導部（２１）が配置され、発熱層の面方向の熱の移動が抑制される構造を有し、一対の電極の間には、一対の電極よりも熱伝導率の低い電極側低熱伝導部（２５）が配置され、一対の電極の面方向の熱の移動が抑制される構造を有し、発熱部と一対の電極との間に絶縁基板（２３）が設けられ、絶縁基板を挟んで一対の電極より発熱層の他面側に発熱部が配置されることで、一対の電極における発熱層の一面側の電界が安定し、かつ、発熱層の他面側からの電磁影響を低減する構造を有し、発熱層は、該発熱層の一面側に位置する物体へ向けて輻射熱を放射するよう配置されている。

Claims (13)

1. 通電によって発熱する発熱部（２２）を有する発熱層（２２０）と、
   前記発熱層の一面側に互いに離れて配置された一対の電極（２４ａ、２４ｂ）と、
   前記一対の電極間に電界を形成して前記一対の電極の周囲の物体を検出する検出部（３０）と、
   前記検出部の検出結果に応じて前記発熱部への通電量を制御する制御部（４０）と、を備え、
   前記発熱層は、複数の前記発熱部を有し、
   複数の前記発熱部の間には、複数の前記発熱部よりも熱伝導率の低い発熱部側低熱伝導部（２１）が配置され、前記発熱層の面方向の熱の移動が抑制される構造を有し、
   前記一対の電極の間には、前記一対の電極よりも熱伝導率の低い電極側低熱伝導部（２５）が配置され、前記一対の電極の面方向の熱の移動が抑制される構造を有し、
   前記発熱部と前記一対の電極との間に絶縁基板（２３）が設けられ、
   前記絶縁基板を挟んで前記一対の電極より前記発熱層の他面側に前記発熱部が配置されることで、前記一対の電極における前記発熱層の一面側の電界が安定し、かつ、前記発熱層の他面側からの電磁影響を低減する構造を有し、
   前記発熱層は、該発熱層の一面側に位置する物体へ向けて輻射熱を放射するよう配置されているヒータ装置。
2. 前記一対の電極は、互いに隣接して配置された発信電極（２４ａ）と受信電極（２４ｂ）である請求項１に記載のヒータ装置。
3. 前記発信電極および前記受信電極の少なくとも一方は、前記発信電極および前記受信電極の配置された範囲において所定の単位面積あたりの前記発信電極および前記受信電極の専有面積が１よりも小さくなっている請求項２に記載のヒータ装置。
4. 前記所定の単位面積は、１平方センチメートル以下である請求項３に記載のヒータ装置。
5. 前記検出部は、前記発信電極および前記受信電極との間に電界を形成するとともに、前記発信電極および前記受信電極との間の静電容量を検出する相互容量方式により前記発信電極および前記受信電極の周囲の物体を検出する請求項２ないし４のいずれか１つに記載のヒータ装置。
6. 前記検出部は、前記発信電極にパルス状のパルス電圧を印加して前記発信電極および前記受信電極との間に電界を形成した後、前記発信電極および前記受信電極との間の静電容量を検出する請求項５に記載のヒータ装置。
7. 前記発信電極および前記受信電極の周囲を囲むように配置され、接地端子と接続されるグランド電極（２５ｃ）を備えた請求項２ないし６のいずれか１つに記載のヒータ装置。
8. 複数の前記発信電極および複数の前記受信電極を有し、
   複数の前記発信電極および複数の前記受信電極の各々は、矩形形状を成しており、
   複数の前記発信電極の少なくとも１つは、第１の辺が複数の前記受信電極の１つの前記受信電極の一辺と対向するとともに、前記第１の辺の隣に位置する第２の辺が、前記発信電極の前記第１の辺と対向するよう配置された前記受信電極の隣に配置された前記受信電極の一辺と対向するよう配置されている請求項２ないし７のいずれか１つに記載のヒータ装置。
9. 複数の前記発信電極は、それぞれ対角位置における前記一対の角部が同一線上に配置されて互いに接続されるとともに、複数の前記受信電極は、それぞれ対角位置における前記一対の角部が同一線上に配置されて互いに接続されている請求項８に記載のヒータ装置。
10. 前記発信電極は、前記受信電極を囲うように配置され、かつ、前記発信電極の面積は、前記受信電極の面積よりも大きくなっている請求項２ないし８のいずれか１つに記載のヒータ装置。
11. 前記発信電極および前記受信電極は、同一材料のもので構成されている請求項２ないし１０のいずれか１つに記載のヒータ装置。
12. 前記発熱部は、接地端子に接地されるように構成されている請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のヒータ装置。
13. 前記発熱層は、該発熱層の一面側に位置する物体へ向けて輻射熱を放射するよう配置され、
    前記一対の電極は、前記発熱層の一面側に配置されている請求項１ないし１２のいずれか１つに記載のヒータ装置。