JP2019046319A - 衝突防止装置、衝突防止方法、衝突防止プログラム、記録媒体 - Google Patents

衝突防止装置、衝突防止方法、衝突防止プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の減速が予め想定されないような場面であっても、当該車両の急減速の兆候に関する情報を後方車両の運転者に通知することが可能な衝突防止装置等を提供する。【解決手段】車両に搭載される衝突防止装置であって、車両の運転者の動作を検出する運転者動作検出部と、運転者動作検出部で検出された車両の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果に基づき、後方車両の運転者に通知を行う通知部と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、衝突防止装置等に関する。
例えば、赤信号や右左折等により、車両が交差点で停車或いは停車に近い状態で走行する場合に、当該車両と後方車両との追突の可能性を評価し、評価結果に基づき、当該車両や後方車両に対して警報等を行う技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平10−114251号公報
しかしながら、特許文献1等では、インフラ情報から赤信号が検出されている場合やターンシグナルにより車両の右左折が検出されている場合等のように、車両の減速が予め想定される場合にしか追突の兆候を見出すことができない。そのため、例えば、車両の運転者がある大型施設の周辺で併設駐車場の入口を探しているような状況で、見つかった入口に反応して車両を急減速させるような場合等に、当該車両と後方車両との追突の兆候を見出すことができない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、車両の減速が予め想定されないような場面であっても、当該車両の急減速の兆候に関する情報を後方車両の運転者に通知することが可能な衝突防止装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
車両に搭載される衝突防止装置であって、
前記車両の運転者の動作を検出する運転者動作検出部と、
前記運転者動作検出部で検出された前記車両の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる前記車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づき、後方車両の運転者に前記通知を行う通知部と、を備える、
衝突防止装置が提供される。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、運転者の動作を検出し、例えば、車両の運転者の顔や目線が何かを探しているような場合に、その後、探している場所を発見した場合の急制動等の後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候を見出すことができる。そのため、衝突防止装置は、車両の運転者の動作に基づき、車両の減速が予め想定されないような場面であっても、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。従って、衝突防止装置は、車両の減速が予め想定されないような場面であっても、上記判定結果に基づき、後方車両の運転者に対して、追突を発生させる車両の挙動の兆候に関する通知を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記車両の周辺における前記車両の減速要因になり得る物又は状況の有無に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、車両周辺の減速要因になり得る物(例えば、停止線や前方車両等)或いは状況(例えば、赤信号等)が存在する場合に、車両の急制動が発生し易いと判定することができる。従って、衝突防止装置は、減速要因の有無に基づき、追突を発生させうる車両の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置は、減速要因の有無に基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、当該兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記車両の現在位置付近における追突事故の発生頻度に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、車両の現在位置付近の追突事故の発生頻度が高いほど、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定できる。そのため、衝突防止装置は、車両の現在位置付近の追突事故の発生頻度を考慮して、追突を発生させうる車両の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置は、車両の現在位置付近の追突事故の発生頻度に基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記車両が所定基準より低速で走行している度合いに基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、通常より低速で走行している度合いが高いほど、例えば、目的地である施設を探していたり、大きな施設の駐車場の入口を探していたり等する可能性が高く、探している対象が見つかると、車両の急制動が発生し易いと判定できる。従って、衝突防止装置は、例えば、通常時に相当するような所定基準が規定されることで、通常より低速で走行している度合いに基づき、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置は、通常より低速で走行している度合いに基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記運転者動作検出部により検出された前記運転者の顔又は視線の向きと、前記車両の前方における直近の交差点で、前記車両のナビゲーション装置により設定されたルートが分岐する方向、又は、前記ナビゲーション装置により設定された目的地の周辺に到着した前記車両から見た前記目的地に対応する施設が存在する方向とが一致するか否かに基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、運転者の顔或いは視線の向きと、車両前方の交差点で、車載ナビにより設定されたルートが分岐する方向が一致する場合、車両が設定されたルートに従って次の交差点で分岐する可能性がある、即ち、分岐に際して急減速する可能性があると判定することができる。また、衝突防止装置は、運転者の顔或いは視線の向きと、車載ナビで設定された目的地に到着した車両から見た目的地の施設の存在方向が一致する場合、車両の運転者が当該施設の入口等を探しながら車両を運転している、即ち、運転者が入口等を見つけると、車両が急減速する可能性があると判定することができる。従って、衝突防止装置は、具体的に、後方車両に対して、追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記運転者動作検出部により検出された前記運転者の顔又は視線の移動頻度、移動量、前記車両の周辺における前記車両の減速要因になり得る物又はその状況の有無、前記車両の現在位置付近における追突事故の発生頻度、及び、前記車両が所定基準より低速で走行している度合いのそれぞれに応じて、スコアを付与し、付与したスコアの合計値に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、車両の運転者の顔又は視線の移動頻度や移動量が大きいほど、車両を分岐させるための交差点や目的地等を探している可能性が高く、探している対象が見つかった場合に、車両の急制動、つまり、追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置は、車両周辺の減速要因になり物或いは状況が存在する場合に、車両の急制動、つまり、追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置は、車両の現在位置付近の追突事故の発生頻度が高いほど、追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置は、所定基準として規定されうる通常時より低速で走行している度合いが高いほど、例えば、目的地である施設を探していたり、大きな施設の駐車場の入口を探していたり等する可能性が高く、探している対象が見つかった場合に、車両の急制動、つまり、追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定することができる。従って、衝突防止装置は、例えば、追突を発生させうる車両の挙動が発生し易いと判定される方向でスコアが高くなるように、それぞれの項目に対してスコアを付与することにより、付与した合計値が所定基準以上であるか否かに基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記所定基準は、前記車両が通過した複数の道路ごとの基準車速と前記車両の車速との差分の標準偏差に基づき、予め規定されてもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、車両が通常より低速で走行している度合いを規定するための通常時に相当する基準として、具体的に、道路ごとの基準車速(例えば、法定車速や複数の通過車両の平均車速)と当該車両の車速との差分の標準偏差を利用することができる。
また、上述の実施形態において、
後方車両を検出する後方車両検出部を更に備え、
前記判定部は、前記後方車両検出部により後方車両が検出されている場合に、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うと判定してもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、後方車両が存在する場合だけ、後方車両の運転者に対する通知を行うため、不要な通知を抑制することができる。
また、上述の実施形態において、
前記運転者動作検出部は、前記車両の車室内に設けられるカメラ、又は、視線センサを含んでもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、具体的に、カメラや視線センサ等により運転者の動作を検出することができる。
また、上述の実施形態において、
前記通知部は、車車間通信により、後方車両の運転者に対して、前記通知を行ってもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、車車間通信を通じて、後方車両に通知内容を送信し、後方車両に搭載される通知手段、例えば、スピーカ等の音声出力装置やディスプレイ等の表示装置を介して、後方車両の運転者に通知を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
前記通知部は、ハザードランプ、方向指示灯を含む、前記車両の後部に設けられる灯火器により、後方車両の運転者に対して、前記通知を行ってもよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、ハザードランプを点滅させたり、分岐すると予測される方向の方向指示灯を点滅させたり等することにより、具体的に、後方車両の運転者に対して、追突を発生させうる車両の挙動の兆候に関する通知を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
前記通知は、前記車両が急減速する可能性がある旨の内容であってよい。
本実施形態によれば、衝突防止装置は、具体的に、後方車両の運転者に対して、当該車両が急減速する可能性がある旨の通知を行うことができる。
また、他の実施形態は、衝突防止方法、衝突防止プログラム、及び、該衝突防止プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体により実現される。
上述の実施形態によれば、車両の減速が予め想定されないような場面であっても、当該車両の急減速の兆候に関する情報を後方車両の運転者に通知することが可能な衝突防止装置等を提供することができる。
本実施形態に係る衝突防止システムの構成の一例を示す図である。 車両に搭載される衝突防止装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 センタサーバの機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 センタサーバによる通常走行状態情報を出力する処理(通常走行状態情報出力処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。 通常走行状態情報の一例を示す図である。 衝突防止装置による急減速兆候通知処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 スコア算出テーブルの一例を示す図である。 衝突防止装置による作用を説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
[衝突防止システムの構成]
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る衝突防止システム1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る衝突防止システム1の構成の一例を概略的に示す図である。図2は、本実施形態に係る車両5に搭載される衝突防止装置10の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図3は、本実施形態に係るセンタサーバ100の構成の一例を示す機能ブロック図である。
衝突防止システム1は、相互に車車間通信が可能な複数の車両5と、所定の通信ネットワークNWを通じて、それぞれの車両5と通信可能に接続されるセンタサーバ100を含む。
尚、一の車両5は、他の車両5と衝突防止システム1に関して同じ構成を有する。そのため、図1には、一の車両5に搭載される詳細構成のみが代表的に示される。
車両5には、衝突防止装置10が搭載される。
衝突防止装置10は、ECU(Electronic Control Unit)20と、DCM(Data Communication Module)30と、GPS(Global Positioning System)モジュール35と、車車間通信機器40と、車速センサ45と、室内カメラ50と、前方カメラ55と、後方カメラ60と、ディスプレイ65と、スピーカ70と、後部灯火器75を含む。
ECU20(コンピュータの一例)は、車両5における所定の機能に関する制御処理を行う電子制御ユニットである。例えば、ECU20は、車両5の状態(車両状態)に関する情報、車両5の乗員の状態(乗員状態)に関する情報、及び車両5の周辺の状態(周辺状態)に関する情報を含む車両情報を車両5に搭載される各種センサ、アクチュエータ、各種ECU等から取得する。そして、ECU20は、DCM30を介して、取得した車両情報をセンタサーバ100にアップロードする。また、例えば、ECU20は、ユーザからの要求等に応じて、目的地までの経路案内を行うナビゲーション機能に関する制御処理を行う。また、例えば、ECU20は、後述の如く、自己が搭載される車両5の挙動(具体的には、急減速)に起因する後方車両の当該車両5への追突を防止する機能を含む衝突防止機能に関する制御処理を行う。
ECU20は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは、これらの組み合わせにより実現されてよい。例えば、ECU20は、相互にバス29で接続される、CPU(Central Processing Unit)21と、RAM(Random Access Memory)22と、ROM(Read Only Memory)23と、補助記憶装置24と、RTC(Real Time Clock)25と、通信用のインターフェース(I/F)26を含むマイクロコンピュータを中心として構成される。ECU20は、ROM23や補助記憶装置24に保存される一以上のプログラムを実行することにより実現される機能部として、プローブ情報送信部201と、表示処理部202と、ナビゲーション部203と、画像認識処理部204と、判定部205と、通知送信部206と、通知受付部207を含む。また、ECU20は、補助記憶装置24等の内部メモリに規定される記憶領域としての記憶部200を含む。記憶部200には、地図情報DB(Data Base)200A、追突事故多発地点情報DB200B、標準偏差情報200C、スコア算出テーブル200Dが格納される。
尚、ECU20の機能は、複数のECUにより分担して実現されてもよい。具体的には、例えば、ECU20のプローブ情報送信部201の機能と、表示処理部202の機能と、ナビゲーション部203の機能と、画像認識処理部204の機能と、判定部205、通知送信部206、及び通知受付部207の機能は、相互に異なるECUにより実現されてもよい。
プローブ情報送信部201は、定期的に、各種センサ、アクチュエータ、ECU等から車両情報を取得し、取得した車両情報を含むプローブ情報を、DCM30を介してセンタサーバ100に送信する。例えば、プローブ情報送信部201は、車両情報として、GPSモジュール35から車両5の位置情報を取得する。また、プローブ情報送信部201は、車両情報として、車速センサ45から車両5の車速情報を取得する。また、プローブ情報送信部201は、また、例えば、プローブ情報送信部201は、後述する画像認識処理部204によって、前方カメラ55の撮像画像から認識される車両5の減速要因になりうる物(例えば、停止線や前方車両)或いは状況(例えば、赤信号等)に関する情報(減速要因情報)を取得する。以下、減速要因になりうる物或いは状況を単に「減速要因」と称する。減速要因情報には、減速要因の有無と、減速要因がある場合の種類(例えば、停止線、前方車両、赤信号等)が含まれる。また、例えば、プローブ情報送信部201は、これらの車両情報が取得されたときの時刻情報をRTC25から取得する。そして、プローブ情報送信部201は、取得した車両5の位置情報、車速情報、車両5の周辺の減速要因情報等の車両情報と、当該車両情報が取得されたときの時刻情報を含むプローブ情報を生成し、DCM30を介して、センタサーバ100に送信する。
尚、プローブ情報には、車両情報が取得されたときの時刻情報が含まれない態様であってもよい。この場合、センタサーバ100は、車両5におけるプローブ情報の送信時刻、センタサーバ100におけるプローブ情報の受信時刻、或いは、これらの時刻から算出される、車両5の位置情報に対応する推定時刻等を、各種車両情報に対応する時刻情報と判断してよい。
表示処理部202は、ディスプレイ65に各種情報画像を表示させる制御処理を行う。例えば、表示処理部202は、ナビゲーション部203からの要求に応じて、記憶部200の地図情報DB200Aを用いて、ディスプレイ65に地図画像を表示させると共に、目的地までの経路案内に係る案内情報を地図画像上に重畳して表示させる。また、表示処理部202は、通知受付部207から要求に応じて、自己が搭載される車両5の前方車両(前方に位置する車両5)が急減速する可能性がある旨の通知内容をディスプレイ65に表示させる。
尚、表示処理部202の機能は、ディスプレイ65に内蔵されてもよい。
ナビゲーション部203は、既知のアルゴリズムに基づき、現在地から目的地までのルート探索を行う。また、ナビゲーション部203は、ルート探索結果として、一又は複数のルートを出力し、ユーザの選択操作によりルート案内に使用するルートを決定すると共に、選択されたルートに基づき、現在地から目的地までのルート案内を行う。ナビゲーション部203は、ルート探索及びルート案内に併せて、表示処理部202を介して、ディスプレイ65に目的地設定画面を表示させたり、地図画像及びルート案内画像を重畳して表示させたり等する。ナビゲーション部203は、車両5のユーザからの操作入力により設定される目的地に基づき、経路探索及び経路案内を行ってもよいし、車両5の過去の移動履歴等に基づき、自動的に設定される目的地(推定目的地)に基づき、経路探索及び経路案内を行ってもよい。
画像認識処理部204は、室内カメラ50、前方カメラ55、後方カメラ60の撮像画像に対して、人工知能(AI:Artificial Intelligence)、特に、深層学習等の機械学習に関する既知の技術を適用することにより、画像認識処理を行い、所定の対象を抽出する。
例えば、画像認識処理部204は、室内カメラ50の撮像画像から車両5の運転者を含む乗員の所定動作、例えば、視線を左右に移動させる動作(以下、「視線移動動作」と称する)や顔の向きを左右に変化させる動作(以下、「振り向き動作」と称する)を抽出する処理(以下、「運転者動作認識処理」と称する)を行う。また、例えば、画像認識処理部204は、前方カメラ55の撮像画像から、自己が搭載される車両5の周辺の減速要因を抽出する処理(以下、「減速要因認識処理」と称する)を行う。また、例えば、画像認識処理部204は、後方カメラ60の撮像画像から、自己が搭載される車両5の後方車両を抽出する処理(以下、「後方車両認識処理」と称する)を行う。
尚、車両5の周辺の減速要因は、前方カメラ55の撮像画像以外から取得されてもよい。例えば、停止線に関する情報は、例えば、ナビゲーション部203により参照される地図情報DB200Aに含まれうる道路情報から取得されてもよい。また、例えば、赤信号に関する情報は、例えば、車車間通信機器40を利用した路車間通信により、路側器(信号機等)から取得可能な構成であってもよいし、道路交通情報センタ等からそれぞれの車両5に配信される信号情報等から取得可能な構成であってもよい。また、例えば、車両5の前方車両は、ミリ波レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging)等の他の距離センサにより検出されてもよい。
判定部205は、自己が搭載される車両5の後方車両に対して、後方車両による追突を発生させうる当該車両5の挙動の兆候に関する通知、具体的には、急減速の可能性がある旨の通知(以下、「急減速兆候通知」と称する)を行うか否かを判定する。例えば、判定部205は、室内カメラ50により検出され、画像認識処理部204により抽出された運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、急減速兆候通知を行うか否かを判定する。また、例えば、判定部205は、前方カメラ55により検出され、画像認識処理部204により抽出された車両5の減速要因の有無に基づき、後方車両の運転者に対して、急減速兆候通知を行うか否かを判定する。また、例えば、判定部205は、後方カメラ60により検出され、画像認識処理部204により抽出された後方車両の有無に基づき、後方車両の運転者に対して、急減速兆候通知を行うか否かを判定する。また、例えば、判定部205は、車両5の現在位置付近における過去の追突事故の発生頻度に基づき、後方車両の運転者に対して、急減速兆候通知を行うか否かを判定する。詳細は、後述する(図5参照)。
通知送信部206(通知部の一例)は、判定部205により、後方車両による追突を発生させうる当該車両5の挙動に関する通知を行うと判定された場合に、車車間通信機器40を介して、急減速兆候通知を後方車両、即ち、当該車両5の後方を走行する他の車両5に送信する。これにより、後述の如く、他の車両5のディスプレイ65やスピーカ70を通じ、当該車両の後方を走行する他の車両5の運転者に対して、急減速の可能性がある旨が通知される。つまり、通知送信部206は、車車間通信により、後方車両の運転者に対して、当該車両5の急減速の可能性を通知することができる。
尚、通知送信部206は、センタサーバ100を介して、急減速兆候通知を後方を走行する他の車両5に送信してもよい。この場合、センタサーバ100は、車両5から急減速兆候通知を受信すると、当該急減速兆候通知を宛先の他の車両5に向けて、転送する。これにより、他の車両5の通知受付部207は、DCM30によりセンタサーバ100から急減速兆候通知を受け付けることができる。
通知受付部207は、車車間通信機器40により、前方を走行する他の車両5から急減速兆候通知が受信された場合、表示処理部202を介して、前方を走行する他の車両5が急減速する可能性がある旨の通知内容を、表示処理部202を介してディスプレイ65に表示させたり、スピーカ70から音声として出力させたりする。これにより、車両5の運転者は、前方車両が急減速する可能性がある場合に、前もって、当該車両5を減速させる等により、前方を走行する他の車両5への追突を回避することができる。
DCM30は、例えば、多数の基地局を末端とする携帯電話網やインターネット網等を含む所定の通信ネットワークNWを通じて、センタサーバ100と双方向で通信を行う通信デバイスである。DCM30は、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを通じて、ECU20を含む各種ECUと相互に通信可能に接続される。
GPSモジュール35は、車両5の上空の三以上、好ましくは、四以上の衛星から送信されるGPS信号を受信し、自己が搭載される車両5の位置を測位する。GPSモジュール35は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU20等と通信可能に接続され、測位された車両5の位置情報は、ECU20等に入力される。
車車間通信機器40は、RF(Radio Frequency)帯、例えば、760MHz帯や5.9GHz帯の電波を利用し、複数の車両5の相互間で無線通信を行う既知の通信デバイスである。車車間通信機器40は、CAN等の車載ネットワークを通じて、ECU20を含む各種ECUと相互に通信可能に接続される。
車速センサ45は、車両5の車速を検出する既知の検出手段である。車速センサ45は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU20等と通信可能に接続され、車両5の車速に対応する検出信号(車速情報)は、ECU20等に入力される。
室内カメラ50(運転者動作検出部の一例)は、運転者の顔や上半身を含む室内の所定の撮像範囲を撮像する。これにより、室内カメラ50は、運転者の動作、例えば、運転者の顔や視線等の動作を検出し、検出された動作を含む撮像画像を出力することができる。室内カメラ50は、例えば、車両5の室内における運転席の前上部のフロントヘッダ部分に取り付けられる。室内カメラ50は、例えば、車両5のイグニッションオン(IG−ON)により起動し、起動後、車両5のイグニッションオフ(IG−OFF)までの間で、所定周期、例えば、1/30秒ごとに、車両5の室内の所定の撮像範囲を撮像する。
尚、室内カメラ50に代えて、或いは、加えて、他のセンサ、例えば、視線センサ等が車両5に搭載されてもよい。
前方カメラ55は、車両5の前方の所定の撮像範囲を撮像する。これにより、前方カメラ55は、車両5の前方の前方車両、停止線、赤信号の信号機等の減速要因を検出し、減速要因を含む撮像画像を出力することができる。前方カメラ55は、例えば、車両5のフロントウィンドウの室内側の中央上端部、即ち、車両5の室内側のフロントヘッダの左右中央部に取り付けられる。前方カメラ55は、室内カメラ50と同様、例えば、車両5のIG−ONにより起動し、起動後、車両5のIG−OFFまでの間で、所定周期、例えば、1/30秒ごとに、車両5の前方の所定の撮像範囲を撮像する。
後方カメラ60(後方車両検出部の一例)は、車両5の後方の所定範囲を撮像する。これにより、後方カメラ60は、自己が搭載される車両5の後方車両を検出し、検出された後方車両を含む撮像画像を出力することができる。後方カメラ60は、例えば、車両5のリアウィンドウの室内側の中央上端部、即ち、車両5の室内側のリアヘッダの左右中央部に取り付けられる。後方カメラ60は、室内カメラ50等と同様、例えば、車両5のIG−ONにより起動し、起動後、車両5のIG−OFFまでの間で、所定周期、例えば、1/30秒ごとに、車両5の後方の所定の撮像範囲を撮像する。
室内カメラ50、前方カメラ55、及び後方カメラ60は、それぞれ、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU20等と通信可能に接続され、それぞれの撮像画像は、ECU20等に入力される。
ディスプレイ65は、ECU20(具体的には、表示処理部202)による制御の下、各種情報画像を表示させる。ディスプレイ65は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、操作部を兼ねるタッチパネル式であってもよい。ディスプレイ65は、車両5の車室内のユーザ、特に、運転者から視認し易い場所、例えば、インストルメントパネルの左右方向の中央付近の上部に設けられる。
スピーカ70は、音声を出力する既知の音声出力装置である。スピーカ70は、例えば、車両5の室内のインストルメントパネルやドアトリムに主たる音声出力部が露出する態様で内蔵される。
後部灯火器75は、車両5の後部に搭載され、後方車両の運転者から視認可能な灯火装置であり、例えば、車両5の後部のハザードランプや方向指示灯を含む。後部灯火器75は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU20等と通信可能に接続される。
センタサーバ100は、ぞれぞれの車両5からプローブ情報を収集する。センタサーバ100は、通信機器110と、処理装置120を含む。
尚、センタサーバ100の機能は、複数のサーバにより分担して実現されてもよい。
通信機器110は、処理装置120(具体的には、通信処理部1201)による制御の下、通信ネットワークNWを通じて、それぞれの車両5と双方向で通信を行う。
処理装置120は、センタサーバ100における各種制御処理を行う。処理装置120は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは、これらの組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置、RTC、通信インターフェース等を含む一又は複数のサーバコンピュータを中心に構成される。処理装置120は、例えば、ROMや補助記憶装置に保存される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部1201と、通常走行状態分析部1202を含む。また、処理装置120は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置等に規定される記憶領域としての記憶部1200を含む。記憶部1200には、プローブ情報DB1200A、通常走行状態情報DB1200Bと、追突事故多発地点情報DB1200Cを含む。
通信処理部1201は、通信機器110を制御し、それぞれの車両5との間での制御信号や情報信号等の各種信号のやり取りを行う。例えば、通信処理部1201(車両情報取得部、移動履歴情報取得部の一例)は、それぞれの車両5から、車両情報を含むプローブ情報を受信する。通信処理部1201により受信されたプローブ情報は、送信元の車両5の固有のID(Identifier)と紐づける態様で、プローブ情報DB1200Aに格納される。以下、車両5の固有のIDを「車両ID」と称する。
通常走行状態分析部1202は、プローブ情報に基づき、それぞれの車両5の通常時(具体的には、減速要因が無い場合)の走行状態(具体的には、車速)を分析し、通常時の走行状態に関する情報(通常走行状態情報)を出力する。そして、通常走行状態分析部1202は、出力した通常走行状態情報を通常走行状態情報DB1200Bに保存し、その内容を更新する。通常走行状態分析部1202による処理の詳細は後述する(図4参照)。
[衝突防止システムの動作の詳細]
次に、図4〜図7を参照して、衝突防止システム1の動作の詳細について説明する。
まず、図4は、センタサーバ100による通常走行状態情報を出力する処理(通常走行状態情報出力処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、定期的に、例えば、一日ごとの予め規定されたタイミングで、実行される。
ステップS402にて、通常走行状態分析部1202は、プローブ情報DB1200Aから、所定の分析期間内のプローブ情報(以下、分析対象プローブ情報)を抽出する。分析期間は、例えば、現時点或いは前日等を基準とする3カ月間、1年間、プローブ情報の取得開始からの全期間等、任意であってよい。
ステップS404にて、通常走行状態分析部1202は、本フローチャートによる処理対象の道路リンク(以下、対象リンクと称する)の中から道路リンクを一つ選択する。
尚、対象リンクは、衝突防止システム1が対象とする領域(例えば、日本国内の予め規定されるエリア等)に存在する全ての道路リンクであってもよいし、全ての道路リンクのうち、所定基準(例えば、国道、県道等の道路種別に関する基準や道幅等の道路規模に関する基準等)に適合する一部の道路リンクであってもよい。
ステップS406にて、通常走行状態分析部1202は、分析対象プローブ情報から、選択された道路リンク(以下、選択リンクと称する)を車両5が通過したときのプローブ情報を処理対象のレコードとして抽出する。
ステップS408にて、通常走行状態分析部1202は、ステップS406で抽出されたレコードの中から、車両5の減速要因があったことを示す減速要因情報を含むレコード(以下、減速要因レコードと称する)を抽出する。
ステップS410にて、通常走行状態分析部1202は、減速要因レコードが抽出されたか否かを判定する。通常走行状態分析部1202は、減速要因レコードが抽出された場合、ステップS412に進み、減速要因レコードが抽出されなかった場合、ステップS414に進む。
ステップS412にて、通常走行状態分析部1202は、減速要因レコードに関連する一連のレコード、即ち、減速要因レコードに対応する車両5の減速要因レコードに対応する時刻前後のレコードを処理対象から除外する。
ステップS414にて、通常走行状態分析部1202は、処理対象のレコードに含まれる車速情報に基づき、選択リンクを通過した車両5の延べ台数に対する通過時の平均車速(以下、「車両間平均車速」と称する)を算出する。例えば、通常走行状態分析部1202は、ある車両5がある時間帯で選択リンクを通過したときの一連のレコードに含まれる車速情報から、当該車両5の当該通過時の平均車速を算出する。そして、通常走行状態分析部1202は、算出した各回の任意の車両5の平均車速に基づき、車両間平均車速を算出する。このとき、車両間平均車速は、各回の任意の車両5の平均車速の合計値を、延べ台数で除算した単純平均であってもよいし、例えば、新しいレコードに対応する各回の任意の車両5の平均車速の重要度が高くなるような荷重平均であってもよい。
ステップS416にて、通常走行状態分析部1202は、処理対象のレコードに含まれる車速情報に基づき、車両5ごとの選択リンクを通過したときの平均車速(以下「車両別平均車速」と称する)を算出する。例えば、通常走行状態分析部1202は、処理対象のレコードから、特定の車両5に対応するレコードを抽出し、抽出したレコードに基づき、選択リンクを通過した各回の平均車速を算出する。そして、通常走行状態分析部1202は、算出した各回の平均車速に基づき、選択リンクの車両別平均車速を算出する。このとき、車両別平均車速は、各回の平均車速の合計値を、通過回数で除算した単純平均であってもよいし、例えば、新しいレコードに対応する各回の平均車速の重要度が高くなるような荷重平均であってもよい。
ステップS418にて、通常走行状態分析部1202は、全ての対象リンクに対する処理が終了したか否かを判定する。通常走行状態分析部1202は、全ての対象リンクに対する処理が終了した場合、ステップS420に進み、全ての対象リンクに対する処理が終了していない場合、ステップS404に戻って、選択リンクを変更した上で、ステップS406〜S418の処理を繰り返す。
ステップS420にて、通常走行状態分析部1202は、ステップS414,S416で算出された、全対象リンクの車両間平均車速及び車両別平均車速に基づき、車両5ごとに、車両間平均車速と車両別平均車速との差分の全対象リンクに亘る標準偏差を算出する。以下、当該標準偏差を、単に「車両間平均車速と車両別平均車速との差分の標準偏差」と称する。
ステップS422にて、通常走行状態分析部1202は、ステップS414,S416,S420で算出された、対象リンクごとの車両間平均車速、対象リンクごとの車両別平均車速、及び、車両5ごとの車両間平均車速と車両別平均車速との差分の標準偏差を含む通常走行状態情報を出力し、通常走行状態情報DB1200Bに保存する、つまり、通常走行状態情報DB1200Bを更新させて、今回の処理を終了する。
例えば、図5は、通常走行状態情報の一例を示す図である。
図5に示すように、本例では、通常走行状態情報は、道路リンクID別の車両間平均車速と、道路リンクIDごとの車両ID別に示される車両別平均車速、及び車両間平均車速と車両別平均車速との差分の標準偏差を各列の構成要素とするテーブル形式のデータである。
尚、道路リンクIDは、道路リンクごとに規定される固有のIDであり、本例では、十桁の数列で表されている。また、道路リンクIDごとの車両別平均車速のカッコ内は、車両間平均車速との差分を表している。
続いて、図6は、衝突防止装置10のECU20による急減速兆候通知処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、車両5のIG−ON後のECU20の初期処理完了後からIG−OFFまでの間で、所定間隔ごとに繰り返し実行される。
ステップS602にて、判定部205は、車両5の現在位置が追突事故の相対的に多い地点(追突事故多発地点)であるか否かを判定する。例えば、判定部205は、車両5の現在位置から所定範囲(例えば、3メートル以内)で過去の所定期間(例えば、過去1年間)での追突事故の発生件数が所定件数(例えば、3件)以上であるか否かを判定する。具体的には、判定部205は、記憶部200の追突事故多発地点情報DB200Bを参照し、GPSモジュール35から入力される車両5の位置情報に対応する地点が追突事故多発地点に該当するか否かを判定する。判定部205は、車両5の現在位置が追突事故多発地点である場合、ステップS604に進み、そうでない場合、今回の処理を終了する。これにより、追突事故がある程度発生し易い地点の周辺である前提で、急減速兆候通知が出力されるため、不要な急減速兆候通知を抑制することができる。
尚、追突事故多発地点情報DB200Bは、センタサーバ100(記憶部1200)の追突事故多発地点情報DB1200Cと同じ内容であり、センタサーバ100からそれぞれの車両5に配信される。また、センタサーバ100の追突事故多発地点情報DB1200Cは、例えば、警察等の事故情報サーバから取得される情報により構築されてもよいし、車両5のプローブ情報に含まれうるブレーキの操作状態に関する車両情報及び車速情報や地図情報(不図示)に含まれうる勾配情報等を分析し、追突の発生を特定することにより構築されてもよい。
ステップS604にて、画像認識処理部204は、後方カメラ60の撮像画像に基づき、後方車両認識処理を行う。
ステップS606にて、判定部205は、画像認識処理部204により、後方カメラ60の撮像画像から後方車両が抽出されたか否かを判定する。判定部205は、画像認識処理部204により、後方カメラ60の撮像画像から後方車両が抽出された場合、ステップS608に進み、抽出されなかった場合、今回の処理を終了する。これにより、後方車両が存在しない場合、急減速兆候通知が出力されないため、不要な急減速兆候通知が防止されると共に、無駄に後述するステップS608〜S620の処理が行われてしまう事態を抑制できる。
ステップS608にて、画像認識処理部204は、前方カメラ55の撮像画像に基づき、減速要因認識処理を行う。
ステップS610にて、画像認識処理部204は、運転者動作認識処理を行う。
ステップS612にて、判定部205は、ナビゲーション部203により案内ルートが設定済か否かを判定する。判定部205は、案内ルートが設定済である場合、ステップS614に進み、案内ルートが設定されていない場合、ステップS616に進む。
ステップS614にて、判定部205は、車両5の前方の直近の交差点で、案内ルートが分岐する方向(例えば、右折方向或いは左折方向)と、運転者動作認識処理により認識された、運転者の顔或いは視線の正面に対する移動方向が一致しているか否かを判定する。判定部205は、当該判定条件を満足する場合、当該車両5の急減速の可能性が高いと判断し、ステップS620に進み、当該判定条件を満足しない場合、ステップS616に進む。案内ルートの分岐する方向と、運転者の顔或いは視線の正面に対する移動方向が一致する場合、運転者は、方向指示灯を作動させていない場合であっても、案内ルート通りに車両5を右折或いは左折等させるため、急減速させる可能性が高いからである。
尚、ステップS614にて、判定部205は、上記判定条件を満足する場合でも、顔或いは視線の正面に対する移動量が比較的小さい場合、ステップS616に進んでもよい。
ステップS616にて、判定部205は、急減速推定スコアを算出する。急減速推定スコアは、車両5の急減速の兆候を見出すための指標値であり、本実施形態では、値が高いほど、急減速の兆候がある、つまり、急減速の可能性が高いと判断されうる。例えば、急減速推定スコアは、ステップS608、S610の減速要因認識処理及び運転者動作認識処理の結果、車両5の現在位置付近の追突事故の発生頻度、車両5の通常走行状態よりも低速で走行している度合い(低速度合い)等により算出されうる。判定部205は、記憶部200のスコア算出テーブル200Dを参照して、急減速推定スコアを算出する。
例えば、図7は、スコア算出テーブル200Dの一例を示す図である。
具体的には、図7は、急減速推定スコアに関連する項目ごとに、その内容(数値範囲)に応じた加算スコアを規定しており、判定部205は、各項目の加算スコアの合計値として、急減速推定スコアを算出することができる。
図7に示すように、本例では、急減速推定スコアに関連する項目には、ステップS610の運転者動作認識処理により抽出される、顔の振り向き角度或いは視線移動方向と、所定時間(例えば、10秒間)あたりの顔の振り向き回数或いは視線移動回数が含まれる。車両5の運転者が顔や視線を左右方向に移動させる量が相対的に大きかったり、頻度が相対的に高かったりする場合、車両5の運転者が目的地の施設の入口や分岐地点等を探しながら、車両5を走行させている可能性があり、急減速の可能性が高くなると考えられるからである。具体的には、振り向き角度或いは視線移動角度は、正面を基準として、0°以上10°未満の場合、加算スコアなし(0点)で、10°以上30°未満の場合、加算スコア1点で、30°以上の場合、加算スコア2点である。また、所定時間あたりの振り向き回数或いは視線移動回数は、1回以下の場合、加算スコアなし(0点)で、2回以上4回未満の場合、加算スコア1点で、4回以上の場合、加算スコア2点である。
また、本例では、急減速推定スコアに関連する項目には、低速度合いが含まれ、車両5の通常走行状態を表す基準として、車両間平均車速と車両別平均車速との差分の標準偏差σが採用される。車両5が通常走行状態よりも低速で走行している場合、車両5の運転者が目的地の施設の入口や分岐地点等を探しながら、車両5をゆっくり走行させている可能性があり、急減速の可能性が高くなると考えられるからである。具体的には、車両5が現在走行している道路リンクの車両間平均車速に対して、車両5がどの程度低速で走行しているかに応じて、加算スコアが規定され、車両5の車速が車両間平均車速より0σ以上1σ未満の範囲で下回っている場合、加算スコアなし(0点)で、1σ以上2σ未満の範囲で下回っている場合、加算スコア1点で、2σ以上の範囲で下回っている場合、加算スコア2点である。
尚、標準偏差σは、センタサーバ100からそれぞれの車両5に配信され、記憶部200の標準偏差情報200Cとして格納される。これにより、判定部205は、車速センサ45から入力される車速情報と、標準偏差情報200Cに基づき、急減速推定スコアを算出することができる。
また、本例では、急減速推定スコアに関連する項目には、車両5の現在位置付近(例えば、現在位置から3m以内)で所定期間(例えば、過去1年間)に発生した追突事故件数が含まれる。過去の追突事故発生件数が多いほど、車両5の現在位置付近では急減速が発生し易いと考えられるからである。具体的には、車両5の現在位置付近の所定期間に発生した追突事故件数は、4件以下の場合、加算スコアなし(0点)で、5件以上9件以下の場合、加算スコア1点で、10件以上の場合、加算スコア2点である。判定部205は、追突事故多発地点情報DB200Bに基づき、追突事故件数を取得することができる。
尚、加算スコアの値(0点、1点、及び2点)のそれぞれに対応する各項目の範囲は、全ての車両5について、一定であってもよいし、車両5ごとに、運転者の特定等に合わせて、調整されてもよい。例えば、プローブ情報に基づくブレーキ操作の履歴と、過去の運転者動作認識処理の結果の履歴等に基づく機械学習等により、車両5の運転者が分岐地点等を探す際の振り向き角度や視線移動角度が比較的小さいと判断される場合、相対的に低い振り向き角度や視線移動角度でも加算スコアが高くなるように、加算スコアの値(0点、1点、及び2点)のそれぞれに対応する振り向き角度或いは視線移動角度の範囲は調整されてよい。
また、本例では、急減速推定スコアに関連する項目には、ステップS608の減速要因認識処理により抽出される、車両5の周辺の減速要因の有無が含まれる。車両5の周辺に減速要因が存在する場合、車両5の急減速が発生し易くなるからである。具体的には、減速要因は、ない場合、加算スコアなし(0点)で、ある場合、加算スコア2点である。
尚、減速要因がある場合に、減速要因の数に応じて、加算スコアに差が設けられてもよい。
図6に戻り、ステップS618にて、判定部205は、算出した急減速推定スコアが所定閾値より大きい場合、当該車両5の急減速の可能性が高いと判断し、ステップS620に進み、所定閾値以下である場合、当該車両5の急減速の可能性は低いと判断し、今回の処理を終了する。
尚、所定閾値は、全ての車両5について、一定であってもよいし、車両5ごとに、運転者の特性等に合わせて、調整されてもよい。例えば、ブレーキ操作の履歴等に基づく機械学習等に応じて、急減速の頻度が高いと判断される車両5の閾値は、相対的に低く設定されてよい。また、図7に示すスコア算出テーブルでは、車両5の急減速が発生し易くなるほど、加算スコアが高くなるが、逆であってもよい。このとき、ステップS618にて、判定部205は、所定閾値より小さい場合に、ステップS620に進むようにすればよい。
ステップS620にて、通知送信部206は、車車間通信機器40を介して、急減速兆候通知を後方車両(当該車両5の後方を走行する他の車両5)に送信し、今回の処理を終了する。これにより、後方車両の運転者に対して、車両5の急減速の可能性がある旨を通知することができる。
尚、本例では、上述の如く、追突事故がある程度発生し易い地点の周辺である前提で、急減速兆候通知が出力されるが、ステップS602の処理は、省略されてもよい。これにより、追突事故がある程度発生し易い地点以外で発生する急減速についても、急減速兆候通知が出力されうるため、後方車両の車両5への追突を更に抑制することができる。
また、本例にて、急減速推定スコアに関連する項目には、図7に示すように、追突発生件数が含まれるため、ステップS602の処理は、ステップS614の判定条件を満足する場合(Yesの場合)の急減速兆候通知を行うときの前提とされてもよい。この場合、ステップS602の処理は、ステップS614のYesとステップS620との間に移動され、ステップS602の判定条件を満足する場合(Yesの場合)、ステップS620に進み、満足しない場合(Noの場合)、ステップS616に進んでよい。
また、本例にて、ステップS614,S620の何れか一方の処理だけで、急減速兆候通知の有無が判定されてもよい。
また、本例にて、急減速推定スコアに関連する項目として、顔の振り向き角度或いは視線移動方向、所定時間(例えば、10秒間)あたりの顔の振り向き回数或いは視線移動回数、低速度合い、車両5の現在位置付近で所定期間に発生した追突事故件数、及び、車両5の周辺の減速要因の有無のうちの一部が採用されてもよい。
[作用]
次に、図8を参照して、本実施形態に係る衝突防止システム1等の作用について説明する。
図8は、本実施形態に係る衝突防止システム1等の作用を説明する図である。具体的には、図8(a)、(b)は、道路801を走行する車両5Aの後方を車両5Bが走行している状況の一例を模式的に平面図である。
尚、車両5A,5Bは、それぞれ、複数の車両5に含まれる。
図8(a)に示すように、本例では、車両5Aは、追突事故多発地点付近を走行しており、運転者は、道路801の左側の路側にある目的地である駐車場802を探しながら、速度を若干落として、左側の路側をちらちらと見ながら、車両5Aを運転している。
この場合、上述の如く、図6のステップS614或いはS618の判定条件を満足する可能性が高く、車両5Aの通知送信部206は、車車間通信機器40を介して、後方を走行している車両5Bに急減速兆候通知803を送信している。そして、これに応じて、車両5Bの通知受付部207は、車車間通信機器40により受信された急減速兆候通知803を受け付け、スピーカ70から急減速兆候通知に対応する音声通知804を出力させている。具体的には、スピーカ70から"前方車が左折する可能性があります。車間にご注意ください。"という内容の音声通知804が車両5Bの車室内のスピーカ70から出力される。これにより、車両5Bの運転者は、車両5Aに急減速の可能性がある旨を把握することができる。
尚、車両5Aの通知送信部206は、例えば、車両5Aの運転者が左方向に視線をちらちらと移動させている点や、ナビゲーション部203により設定されている目的地の駐車場802が左側にある等の情報から、車両5Aが左折する可能性があると判断し、その旨を含む急減速兆候通知を車両5Bに送信してよい。これにより、車両5Bの通知受付部207は、上記内容の音声通知804をスピーカ70から出力させることができる。
図8(b)に示すように、車両5Bの運転者は、スピーカ70から出力された音声通知804の内容を聞いて、ブレーキ操作を行い、車両5Aとの車間を広げている。これにより、駐車場802に気付いた運転者によるブレーキ操作で急減速した車両5Aへの車両5Bの追突事故が回避される。
このように、本実施形態では、運転者動作検出部(具体的には、室内カメラ50)は、車両5の運転者の動作を検出し、判定部205は、検出された車両5の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定する。そして、通知送信部206は、判定部205による判定結果に基づき、後方車両の運転者に上記通知を行う。
これにより、衝突防止装置10は、運転者の動作を検出し、例えば、車両5の運転者の顔や目線が何かを探しているような場合に、その後、探している場所を発見した場合の急制動等の後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候を見出すことができる。そのため、衝突防止装置10は、車両5の運転者の動作に基づき、車両5の減速が予め想定されないような場面であっても、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。従って、衝突防止装置10は、車両5の減速が予め想定されないような場面であっても、上記判定結果に基づき、後方車両の運転者に対して、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うことができる。
また、本実施形態では、判定部205は、車両5の周辺における車両5の減速要因になり得る物又は状況の有無に基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定する。
これにより、衝突防止装置10は、車両5の周辺の減速要因になり得る物(例えば、停止線や前方車両等)或いは状況(例えば、赤信号等)が存在する場合に、車両5の急制動が発生し易いと判定することができる。従って、衝突防止装置10は、減速要因の有無に基づき、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置10は、減速要因の有無に基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、当該兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、判定部205は、車両5の現在位置付近における追突事故の発生頻度に基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定する。
これにより、衝突防止装置10は、車両5の現在位置付近の追突事故の発生頻度が高いほど、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定できる。そのため、衝突防止装置10は、車両5の現在位置付近の追突事故の発生頻度を考慮して、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置10は、車両5の現在位置付近の追突事故の発生頻度に基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、判定部205は、車両5が通常時に相当する所定基準より低速で走行している度合い(低速度合い)に基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定する。
これにより、衝突防止装置10は、通常より低速で走行している度合いが高いほど、例えば、目的地である施設を探していたり、大きな施設の駐車場の入口を探していたり等する可能性が高く、探している対象が見つかると、車両5の急制動が発生し易いと判定できる。従って、衝突防止装置10は、通常より低速で走行している度合いに基づき、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候を見出すことができる。つまり、衝突防止装置10は、通常より低速で走行している度合いに基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、判定部205は、運転者動作検出部により検出された運転者の顔又は視線の向きと、車両5の前方における直近の交差点で、車両5のナビゲーション装置(ナビゲーション部203)により設定された案内ルートが分岐する方向とが一致するか否かに基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定する。
これにより、衝突防止装置10は、運転者の顔或いは視線の向きと、車両5の前方の交差点で、車載ナビにより設定された案内ルートが分岐する方向が一致する場合、車両5が設定された案内ルートに従って次の交差点で分岐する可能性がある、即ち、分岐に際して急減速する可能性があると判定することができる。従って、衝突防止装置10は、具体的に、後方車両に対して、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
尚、判定部205は、運転者動作検出部により検出された運転者の顔又は視線の向きと、ナビゲーション装置(ナビゲーション部203)により設定された目的地の周辺に到着した車両5から見た目的地に対応する施設が存在する方向とが一致するか否かに基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定してもよい。即ち、判定部205は、運転者動作検出部により検出された運転者の顔又は視線の向きと、ナビゲーション装置(ナビゲーション部203)により設定された目的地の周辺に到着した車両5から見た目的地に対応する施設が存在する方向とが一致する場合、後方車両の運転者に対して、急減速兆候通知を行ってもよい。
これにより、衝突防止装置10は、運転者の顔或いは視線の向きと、車載ナビで設定された目的地に到着した車両5から見た目的地の施設の存在方向が一致する場合、車両5の運転者が当該施設の入口等を探しながら車両5を運転している、即ち、運転者が入口等を見つけると、車両5が急減速する可能性があると判定することができる。従って、衝突防止装置10は、具体的に、後方車両に対して、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、判定部205は、運転者動作検出部により検出された運転者の顔又は視線の移動頻度、移動量、車両5の周辺における車両5の減速要因になり得る物又はその状況の有無、車両5の現在位置付近における追突事故の発生頻度、及び、車両5が通常時に相当する所定基準より低速で走行している度合い(低速度合い)のそれぞれに応じて、スコアを付与し、付与したスコアの合計値(急減速推定スコア)に基づき、後方車両の運転者に対して、通知を行うか否かを判定してもよい。
これにより、衝突防止装置10は、車両5の運転者の顔又は視線の移動頻度や移動量が大きいほど、車両5を分岐させるための交差点や目的地等を探している可能性が高く、探している対象が見つかった場合に、車両5の急制動、つまり、追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置10は、車両5の周辺の減速要因になり物或いは状況が存在する場合に、車両5の急制動、つまり、追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置10は、車両5の現在位置付近の追突事故の発生頻度が高いほど、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定することができる。また、衝突防止装置10は、通常より低速で走行している度合いが高いほど、例えば、目的地である施設を探していたり、大きな施設の駐車場の入口を探していたり等する可能性が高く、探している対象が見つかった場合に、車両5の急制動、つまり、追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定することができる。従って、衝突防止装置10は、例えば、追突を発生させうる車両5の挙動が発生し易いと判定される方向でスコアが高くなるように、それぞれの項目に対してスコアを付与することにより、付与した合計値が所定閾値以上であるか否かに基づき、具体的に、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、車両5の通常走行状態に相当する所定基準は、車両5が通過した複数の道路ごとの基準車速と車両5の車速との差分の標準偏差に基づき、予め規定される。
これにより、衝突防止装置10は、車両5が通常より低速で走行している度合いを規定するための通常時(通常走行状態)に相当する基準として、具体的に、道路ごとの基準車速(例えば、法定車速や複数の通過車両の平均車速)と当該車両5の車速との差分の標準偏差を利用することができる。
また、本実施形態では、判定部205は、後方車両検出部(具体的には、後方カメラ60)により後方車両が検出されている場合に、後方車両の運転者に対して、上記通知を行うと判定する。
これにより、衝突防止装置10は、後方車両が存在する場合だけ、後方車両の運転者に対する通知を行うため、不要な通知を抑制することができる。
また、本実施形態では、運転者動作検出部は、車両5の車室内に設けられるカメラ(室内カメラ50)、又は、視線センサを含む。
これにより、衝突防止装置10は、具体的に、カメラや視線センサ等により運転者の動作を検出することができる。
また、本実施形態では、通知送信部206は、車車間通信により、後方車両の運転者に対して、通知を行う。
これにより、衝突防止装置10は、車車間通信を通じて、後方車両に通知内容を送信し、後方車両に搭載される通知手段、例えば、スピーカ70等の音声出力装置やディスプレイ65等の表示装置を介して、後方車両の運転者に通知を行うことができる。
尚、通知送信部206は、ハザードランプ、方向指示灯を含む、車両5の後部に設けられる灯火器(後部灯火器75)により、後方車両の運転者に対して、通知を行ってもよい。具体的には、通知送信部206は、ハザードランプを比較的早く点滅させる等により、後方車両の運転者に対して、車両5の急制動の可能性を通知してよい。また、通知送信部206は、例えば、図8の場合のように、車両5が右折或いは左折等の分岐する可能性があり、これに起因して急減速する可能性があると判断できる場合、車両5の後部の方向指示灯を点滅させることにより、後方車両の運転者に対して、右折或いは左折する可能性がある旨を通知してもよい。
これにより、衝突防止装置10は、ハザードランプの点滅させたり、分岐すると予測される方向の方向指示灯を点滅させたり等することにより、具体的に、後方車両の運転者に対して、追突を発生させうる車両5の挙動の兆候に関する通知を行うことができる。
また、本実施形態では、通知送信部206による後方車両の運転者に対する通知は、車両5が急減速する可能性がある旨の内容であってよい。
これにより、衝突防止装置10は、具体的に、後方車両の運転者に対して、当該車両5が急減速する可能性がある旨の通知を行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 衝突防止システム
5,5A,5B 車両
10 衝突防止装置
20 ECU(コンピュータ)
30 DCM
35 GPSモジュール
40 車車間通信機器
45 車速センサ
50 室内カメラ(運転者動作検出部)
55 前方カメラ
60 後方カメラ
65 ディスプレイ
70 スピーカ
75 後部灯火器
100 センタサーバ
110 通信機器
120 処理装置
200 記憶部
200A 地図情報DB
200B 追突事故多発地点情報DB
200C 標準偏差情報
200D スコア算出テーブル
201 プローブ情報送信部
202 表示処理部
203 ナビゲーション部
204 画像認識処理部
205 判定部
206 通知送信部(通知部)
207 通知受付部
803 急減速兆候通知
1200 記憶部
1200A プローブ情報DB
1200B 通常走行状態情報DB
1200C 追突事故多発地点情報DB
1201 通信処理部
1202 通常走行状態分析部

Claims (15)

  1. 車両に搭載される衝突防止装置であって、
    前記車両の運転者の動作を検出する運転者動作検出部と、
    前記運転者動作検出部で検出された前記車両の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる前記車両の挙動の兆候に関する通知を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づき、後方車両の運転者に前記通知を行う通知部と、を備える、
    衝突防止装置。
  2. 前記判定部は、前記車両の周辺における前記車両の減速要因になり得る物又は状況の有無に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定する、
    請求項1に記載の衝突防止装置。
  3. 前記判定部は、前記車両の現在位置付近における追突事故の発生頻度に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定する、
    請求項1又は2に記載の衝突防止装置。
  4. 前記判定部は、前記車両が所定基準より低速で走行している度合いに基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  5. 前記判定部は、前記運転者動作検出部により検出された前記運転者の顔又は視線の向きと、前記車両の前方における直近の交差点で、前記車両のナビゲーション装置により設定されたルートが分岐する方向、又は、前記ナビゲーション装置により設定された目的地の周辺に到着した前記車両から見た前記目的地に対応する施設が存在する方向とが一致するか否かに基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定する、
    請求項1に記載の衝突防止装置。
  6. 前記判定部は、前記運転者動作検出部により検出された前記運転者の顔又は視線の移動頻度、移動量、前記車両の周辺における前記車両の減速要因になり得る物又は状況の有無、前記車両の現在位置付近における追突事故の発生頻度、及び、前記車両が所定基準より低速で走行している度合いのそれぞれに応じて、スコアを付与し、付与したスコアの合計値に基づき、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うか否かを判定する、
    請求項5に記載の衝突防止装置。
  7. 前記所定基準は、前記車両が通過した複数の道路ごとの基準車速と前記車両の車速との差分の標準偏差に基づき、予め規定される、
    請求項4又は6に記載の衝突防止装置。
  8. 後方車両を検出する後方車両検出部を更に備え、
    前記判定部は、前記後方車両検出部により後方車両が検出されている場合に、後方車両の運転者に対して、前記通知を行うと判定する、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  9. 前記運転者動作検出部は、前記車両の車室内に設けられるカメラ、又は、視線センサを含む、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  10. 前記通知部は、車車間通信により、後方車両の運転者に対して、前記通知を行う、
    請求項1乃至9の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  11. 前記通知部は、ハザードランプ、方向指示灯を含む、前記車両の後部に設けられる灯火器により、後方車両の運転者に対して、前記通知を行う、
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  12. 前記通知は、前記車両が急減速する可能性がある旨の内容である、
    請求項1乃至11の何れか一項に記載の衝突防止装置。
  13. 車両に搭載される衝突防止装置により実行される衝突防止方法であって、
    前記車両の運転者の動作を検出する運転者動作検出ステップと、
    前記運転者動作検出ステップで検出された前記車両の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる前記車両の挙動の予兆に関する通知を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果に基づき、後方車両の運転者に前記通知を行う通知ステップと、を含む、
    衝突防止方法。
  14. 車両に搭載されるコンピュータに、
    前記車両に搭載される運転者動作検出部で検出された前記車両の運転者の動作に基づき、後方車両の運転者に対して、後方車両に追突を発生させうる前記車両の挙動の予兆に関する通知を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果に基づき、後方車両の運転者に前記通知を行う通知ステップと、を実行させる、
    衝突防止プログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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