JP2019044604A - ドレン装置 - Google Patents

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Masanori Morita
正紀 森田
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Abstract

【課題】樹脂製の容器にも適用可能なドレン装置を提供する。【解決手段】ドレン装置20は、容器内部に連通する流入通路36と容器外部に連通する排出通路48とを接続するドレン通路50を備える胴部22と、ドレン通路50内に所定間隔を隔てて配置されている第1Oリング24及び第2Oリング28と、第2Oリング28内に摺動可能に挿通され且つ第1Oリング24内に先端部が挿脱される弁部54を備えるドレンバルブ34とを備える。流入通路36と排出通路48のうちの一方はドレン通路50における第1Oリング24側の通路端部に連通されており、他方はドレン通路50における第1Oリング24と第2Oリング28との間の通路領域に連通されている。ドレンバルブ34は、弁部54が第1Oリング24内に嵌合する閉弁位置と、弁部54が第1Oリング24に嵌合しない開弁位置との間で移動可能である。【選択図】図4

Description

本明細書に開示の技術はドレン装置に関する。
一般に、小型および中型の船舶用の船外機は、メンテナンス時や、オフシーズンに長期間にわたって使用しない場合には、内部の燃料を排出する必要がある。そのため、従来の船外機では、例えば特許文献1および2に開示されるように、ベーパセパレータの底部や配管の分岐部に排出孔が設けられている。そして、排出孔に取り付けられたドレンボルトを外すことによって、内部の燃料を排出できるように構成されている。
特開平5−248322 特開2012−77715
従来のベーパセパレータ等の排出孔は金属製の部品に形成されているため、排出孔に金属製のドレンボルトを螺合することで十分なシール性を実現できた。しかし、軽量化等のために排出孔を有する部品を樹脂で成形すると、ドレンボルトによる排出孔のシール性が低下するという問題がある。
そこで、本明細書に開示の技術は、樹脂製の容器にも適用可能なドレン装置を提供することを目的とする。
その一つの例は、容器から液体を排出するためのドレン装置であって、前記容器の内部に連通する流入通路と前記容器の外部に連通する排出通路とを接続するドレン通路を備えるドレン通路形成部材と、前記ドレン通路内において同軸上に所定間隔を隔てて配置されている環状の第1シール部材及び第2シール部材と、前記第2シール部材内に摺動可能に挿通され且つ前記第1シール部材内に先端部が挿脱される弁部を備える弁体と、を備え、前記流入通路と前記排出通路のうちの一方の通路は、前記ドレン通路における前記第1シール部材側の通路端部に連通されており、前記流入通路と前記排出通路のうちの他方の通路は、前記ドレン通路における前記第1シール部材と前記第2シール部材との間の通路領域に連通されており、前記弁体は、前記弁部が前記第1シール部材内に嵌合して前記流入通路と前記排出通路との連通を遮断する閉弁位置と、前記弁部が前記第1シール部材に嵌合しない開弁位置との間で移動可能であることを特徴とする。
この構成によると、弁部が第1シール部材内に挿入されることにより流入通路と排出通路との連通、すなわち、容器の内部と外部との連通が遮断される。そのため、従来のように金属製のドレンボルトによるシールを必要としないため、金属製の容器のみではなく、樹脂製の容器にも適用することができる。
前記ドレン装置は、前記弁体を開弁方向に付勢する付勢部材を備え、前記弁体は、前記弁部の軸線に対して径方向外方に突出する係合突起を有し、前記ドレン通路形成部材は、前記係合突起と係合して前記弁体を開弁位置と閉弁位置との間で案内する案内溝を有し、前記案内溝は、前記軸線に対して周方向に延びており且つ前記係合突起と係合することにより前記弁体を閉弁位置に保持可能な係止溝を含むことが好ましい。
この構成によると、ドレン通路形成部材の案内溝は弁体の係合突起と係合することにより、弁体を開弁位置と閉弁位置との間で案内する。そのため、ドレン装置の開閉を円滑に行うことができる。また、弁体は付勢部材により開弁方向に付勢されており、弁体の係合突起を係止溝に係合させることにより弁体は閉弁位置に保持される。そのため、係合突起と係止溝との係合を解除すると、弁体は付勢部材の付勢力により開弁位置へと移動されるため、開弁作業を容易に行うことができる。
上記ドレン装置は、第1シール部材と第2シール部材との間に、第1シール部材及び第2シール部材の少なくとも一方のシール部材の他方のシール部材側への移動を規制する移動規制部材を備えていることが好ましい。
この構成によると、第1シール部材又は第2シール部材が移動して、ドレン通路と流入通路又は排出通路との接続部が塞がれることを防止できる。
上述のドレン装置によると、弁部が第1シール部材内に嵌合することにより流入通路と排出通路との連通、すなわち、ドレン通路を介した容器の内部と外部との連通が遮断される。そのため、従来のように金属製のドレンボルトによるシールを必要としないため、金属製の容器のみではなく、樹脂製の容器にも適用することができる。
実施形態に係るベーパセパレータの斜視図である。 ベーパセパレータの側面断面図である。 ドレン装置の胴部に収容される各部材の斜視図である。 閉弁状態のドレン装置の側面断面図である。 開弁状態のドレン装置の側面断面図である。 閉弁状態のドレン装置の底面図である。 開弁状態のドレン装置の底面図である。
以下、本明細書に開示の技術の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態に係るドレン装置は、船外機のベーパセパレータに適用したものである。ベーパセパレータは、船体の燃料タンクから供給された燃料を一時的に貯留することで蒸発燃料を分離し、液体燃料のみをエンジンに供給するための装置である。まずは、ベーパセパレータの全体構造について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、ベーパセパレータの斜視図である。図2は、ベーパセパレータの側面断面図である。
[ベーパセパレータの構造]
図1に示されるように、ベーパセパレータ1は、上部に開口を有する容器本体2と、容器本体2の上部開口を塞ぐ略楕円形状の蓋3とを有する。容器本体2及び蓋3は樹脂製である。蓋3は、外周縁から下方に延出する複数の係合片4を有している。一方、容器本体2は、外周面の上端部に、係合片4と係合可能な係合部5を有している。蓋3は、係合片4と係合部5とのスナップフィット結合により、容器本体2に着脱可能に固定されている。なお、容器本体2と蓋3との間はOリング6によりシールされている(図2参照)。
蓋3は、容器内部と外部を連通するタンクポート7、フューエルポート8、ベーパポート9、及び電気コネクタポート10を備えている。タンクポート7の上端は船体の燃料タンク(図示しない)に接続される。一方、タンクポート7の下端には、図2に示すように、ニードルバルブ11が設けられている。ニードルバルブ11は、容器本体2内の燃料貯留量に応じたフロート12の上下動により開閉される。これにより、容器本体2に流入する燃料の量が調節される。
フューエルポート8の上端はエンジンのインジェクタ(図示しない)に接続される。一方、フューエルポート8の下端は燃料ポンプ13の吐出口に接続されている。燃料ポンプ13は、モータ一体型の電動ポンプである。燃料ポンプ13の吸入口には、例えば不織布からなる燃料フィルタ14が取り付けられている。燃料ポンプ13の駆動により、容器本体2内の液体燃料は燃料フィルタ14により濾過された後に、フューエルポート8を介してエンジンのインジェクタへと供給される。
ベーパポート9は、活性炭等の蒸発燃料を吸着可能な吸着材が充填されたキャニスタ(図示しない)に接続される。容器本体2内で生じた蒸発燃料はベーパポート9を介してキャニスタ内に流入し、内部の吸着材に吸着される。
電気コネクタポート10は、燃料ポンプ13に電力を供給するためのコネクタを挿入し外部電源(図示しない)に接続される。
容器本体2の底部には、容器本体2の内部から燃料を排出するためのドレン装置20が設けられている。以下において、図3から図7を参照しながらドレン装置20について詳細に説明する。なお、図3はドレン装置の胴部に収容される各部材の斜視図である。図4は閉弁状態のドレン装置の側面断面図である。図5は開弁状態のドレン装置の側面断面図である。図6は閉弁状態のドレン装置の底面図である。図7は開弁状態のドレン装置の底面図である。
[ドレン装置の構造]
図4に示すように、ドレン装置20は、容器本体2の底部に一体成形された中空円筒状の胴部22を有する。胴部22内には、図3に示される第1Oリング24、第1カラー26、第2Oリング28、第2カラー30、スプリング32、及びドレンバルブ34が配置されている。なお、説明の都合上、胴部22の内部空間において、容器本体2の内部と連通している側(図4,5において左側)を前側とし、外部に面している側(図4,5において右側)を後側とする。
胴部22の内部空間は、水平方向に直線状に延びており、その前端は容器本体2の底部から下方に延びる流入通路36を介して容器本体2の内部と連通している。一方、胴部22の内部空間の後端は、胴部22の後端面に開口している。胴部22は、前側から順に、前端部38、前部40、中央部42、及び後部44を同軸上に有しており、それぞれの内径が段階的に大きくなるよう形成されている。なお、胴部22には、前部40から下方に延びる排出ポート46が形成されている。排出ポート46内の排出通路48は、胴部22の内部空間と外部とを連通している。
第1Oリング24及び第2Oリング28は、ゴム状の弾性材料からなっており、相互に同じ内径及び外径を有している。第1Oリング24及び第2Oリング28は、胴部22の内部空間内において所定間隔を隔てて同軸上に配置されている。より詳しくは、第1Oリング24は、前部40の内周面の前端部に当接するよう配置されており、第2Oリング28は、前部40の内周面の後端部に当接するよう配置されている。また、第1Oリング24は、前端部38の後壁面に当接することにより前方への移動が規制されている。
第1Oリング24と第2Oリング28との間には、樹脂製の第1カラー26が配置されている。第1カラー26により第1Oリング24の後方への移動及び第2Oリング28の前方への移動が制限され、排出通路48が第1Oリング24又は第2Oリング28により塞がれることを防止できる。なお、第1カラー26は、本明細書における「移動規制部材」に相当する。
第1カラー26は、図3に示すように、対向する2つの環状板部26aと、環状板部26aを互いに連結する複数の連結部26bとからなる。環状板部26aの内径は、第1Oリング24及び第2Oリング28の内径より大きく設計されている。連結部26bは周方向に等間隔に隙間ができるよう配置されており、その外側面は中央が凹むように湾曲している。そのため、環状板部26aの中心孔から第1カラー26内に流入した燃料は、連結部26b間の隙間を通って径方向外方に流れることができる。また、連結部26bの外側面が内方に湾曲しているため、連結部26bと前部40の内周面との間にも隙間ができる(図4参照)。そのため、燃料は第1カラー26の周囲を周方向に流動することもできる。なお、胴部22の水平方向に延びる内部空間のうち、前端部38及び前部40の内側に位置する領域をドレン通路50と称す。
図4に示されるように、中央部42の内側には、第2Oリング28の後方への移動を規制する第2カラー30が配置されている。第2カラー30は、樹脂製であり、図3に示されるように略円筒状に形成されている。第2カラー30の内径は、第1Oリング24及び第2Oリング28の内径より大きく設計されている。また、第2カラー30は、前端部の外周縁から後方且つ径方向外方に延出する一対の係止爪30aを備えている。係止爪30aは、径方向内方に弾性変形可能に形成されている。一方、胴部22の側部には係止爪30aが係合するための係止孔52が形成されている(図1参照)。第2カラー30を中央部42の内側に挿入すると、係止爪30aは中央部42の内周面と当接して径方向内方に弾性変形する。そして、第2カラー30が係止孔52の内側に到達した時点で係止爪30aはその弾性復元により径方向外方へ変位し、係止孔52と係合する。これにより、第2カラー30は所定の位置に位置決めされる。
第2カラー30の後方には、樹脂製のドレンバルブ34が配置されている。図3に示すように、ドレンバルブ34は、前から順にそれぞれ略円柱形である弁部54、小径部56、大径部58、及び操作部60を有している。弁部54、小径部56、大径部58、及び操作部60は同軸上に形成されており、外径が後側に向かって段階的に大きくなるよう構成されている。
弁部54は、第1Oリング24、第1カラー26、第2Oリング28、及び第2カラー30に挿通可能な外径に形成されており、特に第1Oリング24及び第2Oリング28の内周縁に対して弾性的に摺動可能に形成されている。これにより、第1Oリング24及び第2Oリング28に嵌合した状態において、それぞれの箇所をシールすることができる(図4参照)。また、弁部54の先端部は、それぞれの部材に挿入しやすいようにテーパ状に形成されている。
図4に示されるように、小径部56の周囲には、金属製のコイルスプリングからなるスプリング32が配置されている。スプリング32は、中央部42とドレンバルブ34の大径部58の対向面間に挟持されており、ドレンバルブ34を開弁方向、すなわち後方へと付勢している。また、操作部60は、使用者が操作し易いように、胴部22から外部に露出するよう配置されている。
図3に示されるように、ドレンバルブ34は、大径部58から径方向外方に突出する係合突起62を備えている。一方、図6及び図7に示されるように、胴部22は、その底壁部を貫通しており且つ前後方向に延びる案内溝64を有している。係合突起62は案内溝64内に移動可能に配置されている。案内溝64は、係合突起62を前後方向に案内することにより、ドレンバルブ34を閉弁位置と開弁位置との間で案内する。
また、案内溝64は前端部から周方向(図6及び図7において下方)に延びる係止溝66を有しており、係合突起62を係止溝66に配置することにより、ドレンバルブ34を閉弁位置に保持することができる。なお、係止溝66の先端部(図6及び図7における下端部)は後方に向かって段差状に幅が広がっている。そのため、係止溝66の先端部、すなわち幅広部に配置された係合突起62は、スプリング32の付勢力により後方に押圧されると共に、隣接する段差部(図6及び図7において符号67を付す)により周方向の移動が規制される。このようにして、係合突起62を係止溝66に係合させることにより、ドレンバルブ34を閉弁位置に保持することができる。
なお、胴部22には、ドレンバルブ34を胴部22に挿入する際に係合突起62を案内溝64まで移動させるための挿入溝68が形成されている。挿入溝68は、略L字状に形成されており、案内溝64の後端近くから周方向に延びる前部と胴部22の後端から前方に向かって延びる後部とからなる。なお、挿入溝68の後部は、胴部22に設けられた補強部70によって覆われている。
[ドレン装置の開閉動作]
図4及び図6に示される閉弁状態においては、ドレンバルブ34の弁部54が第1Oリング24に嵌合することにより、第1Oリング24が弁部54と胴部22との間をシールする(図4参照)。これにより、ドレン通路50を介した流入通路36と排出通路48との連通が遮断される。
ドレン装置20を開弁する際は、ドレンバルブ34の操作部60を摘まみ、ドレンバルブ34を前方に押圧しながら回転させる。これにより、係合突起62が前後方向に延びる案内溝64に到達すると、ドレンバルブ34はスプリング32の付勢力により図5及び図7に示される開弁位置まで後方に移動する。
開弁状態においては、図5に示されるように、弁部54が第1Oリング24に嵌合していないため、容器本体2の内部と外部は流入通路36、ドレン通路50、及び排出通路48を介して連通する。これにより、容器本体2内の燃料を外部に排出することができる。なお、開弁状態においても弁部54は第2Oリング28に嵌合しているため、第2Oリング28は弁部54と胴部22との間をシールしている。そのため、ドレン通路50内に流入した燃料が第2Oリング28より後方の空間に漏洩することが防止される。
ドレン装置20を閉弁する際は、スプリング32の付勢力に抗してドレンバルブ34を前方に移動させた後に、係合突起62が係止溝66の先端部に到達するまでドレンバルブ34を回転させればよい。
[本実施形態の利点]
本実施形態によると、ドレンバルブ34の弁部54と胴部22との間を第1Oリング24によってシールすることにより、ドレン通路50を介した容器本体2の内部と外部との連通を遮断している。そのため、容器本体2やドレンバルブ34に樹脂や金属を用いることができ、材料選択の自由度を高めることができる。
また、第1Oリング24と第2Oリング28との間に第1カラー26が配置されている。そのため、第1Oリング24又は第2Oリング28により排出通路48が塞がれることを防止できる。
また、ドレン装置20は、ドレンバルブ34を手で操作して開弁位置と閉弁位置との間で移動させることにより、開閉される。そのため、開閉作業は工具が不要であり、容易に行うことができる。また、係合突起62と係止溝66との係合を解除すると、スプリング32の付勢力によりドレンバルブ34は図5に示される開弁位置まで移動する。そのため、ドレンバルブ34が開弁位置と閉弁位置との間で停止し、ドレン装置20が半開状態になることを防止できる。
また、案内溝64が胴部22を貫通しており、係合突起62の位置を外部から視認することができる。そのため、ドレン装置20の開閉状態を目視で確認することができる。
[他の実施形態]
本明細書に開示の技術は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態ではドレン通路50の前端部が容器本体2の内部と連通しており、第1Oリング24と第2Oリング28との間の領域が排出通路48と連通している。しかし、ドレン通路50の前端部を排出通路と連通させ、第1Oリング24と第2Oリング28との間の領域を容器本体2の内部と連通させてもよい。また、本開示のドレン装置はベーパセパレータに限定されず、流体を貯留する様々な容器に適用可能である。また、ドレン装置は容器の底部に直接設けるのではなく、容器内部と連通する配管等に設けることもできる。
2 容器本体(容器)
20 ドレン装置
22 胴部(ドレン通路形成部材)
24 第1Oリング(第1シール部材)
26 第1カラー(移動規制部材)
28 第2Oリング(第2シール部材)
32 スプリング(付勢部材)
34 ドレンバルブ(弁体)
36 流入通路
48 排出通路
50 ドレン通路
54 弁部
62 係合突起
64 案内溝
66 係止溝

Claims (3)

  1. 容器から液体を排出するためのドレン装置であって、
    前記容器の内部に連通する流入通路と前記容器の外部に連通する排出通路とを接続するドレン通路を備えるドレン通路形成部材と、
    前記ドレン通路内において同軸上に所定間隔を隔てて配置されている環状の第1シール部材及び第2シール部材と、
    前記第2シール部材内に摺動可能に挿通され且つ前記第1シール部材内に先端部が挿脱される弁部を備える弁体と、
    を備え、
    前記流入通路と前記排出通路のうちの一方の通路は、前記ドレン通路における前記第1シール部材側の通路端部に連通されており、
    前記流入通路と前記排出通路のうちの他方の通路は、前記ドレン通路における前記第1シール部材と前記第2シール部材との間の通路領域に連通されており、
    前記弁体は、前記弁部が前記第1シール部材内に嵌合して前記流入通路と前記排出通路との連通を遮断する閉弁位置と、前記弁部が前記第1シール部材に嵌合しない開弁位置との間で移動可能である、ドレン装置。
  2. 請求項1に記載のドレン装置であって、
    前記弁体を開弁方向に付勢する付勢部材を備え、
    前記弁体は、前記弁部の軸線に対して径方向外方に突出する係合突起を有し、
    前記ドレン通路形成部材は、前記係合突起と係合して前記弁体を開弁位置と閉弁位置との間で案内する案内溝を有し、
    前記案内溝は、前記軸線に対して周方向に延びており且つ前記係合突起と係合することにより前記弁体を閉弁位置に保持可能な係止溝を含む、ドレン装置。
  3. 請求項1又は2に記載のドレン装置であって、
    前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に、前記第1シール部材及び前記第2シール部材の少なくとも一方のシール部材の他方のシール部材側への移動を規制する移動規制部材を備える、ドレン装置。
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