JP2019042068A - ゲーム装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】プレイヤにゲームを継続させる動機付けを与えることが可能なゲーム装置を提供する。【解決手段】ゲーム装置は、所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部と、抽選部による前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部124と、前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部123とを具備する。【選択図】図17

Description

本発明は、ゲーム装置およびプログラムに関する。
例えば、複数の抽選要素を抽選した結果に基づいて、プレイヤが配当を獲得するゲーム装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなゲーム装置においては、様々な抽選ゲームが提供され、プレイヤは、ゲームの結果または進行に応じた抽選ゲームに挑戦でき、所定の条件が充足されると、定められた配当が付与される。
特開2010−110525号公報
上記ゲーム装置では、各抽選ゲームの抽選確率および配当がそれぞれ定められ、プレイヤはゲームの結果または進行に応じた抽選ゲームをプレイする。通常、ジャックポットのように高配当な抽選ゲームは、プレイヤはいつでも挑戦できるわけではなく、途中の1または複数の抽選ゲームをクリアした上で、挑戦できるようになっている。逆にいえば、プレイヤは、途中の抽選ゲームをクリアできなければ、高配当な抽選ゲームに挑戦することができない。このため、プレイヤは、途中の抽選ゲームを何回か挑戦してクリアできなければ、高配当な抽選ゲームに挑戦する前に、ゲーム自体の継続を放棄してしまうことがあり得る。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、プレイヤに対し、ゲームを継続させる動機付けを与えることができる技術等を提供することにある。
上述した目的の一つを解決するために、本発明の一態様に係るゲーム装置は、所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部と、前記抽選部による前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部と、前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部と、を具備する。
実施形態に係るゲーム装置を示す図である。 ゲーム装置におけるステーションユニットの配置の一例を示平面図である。 ステーションユニットにおけるコントロールパネルの一例を示す図である。 ゲーム状態の遷移の一例を示す図である。 プッシャーゲームフィールドの一例を示す図である。 プッシャーゲームフィールドの一例を示す図である。 表示装置により表示される画面の例を示す図である。 表示装置により表示される画面の例を示す図である。 表示装置により表示される画面の例を示す図である。 表示装置により表示される画面の例を示す図である。 画面前抽選部の一例を示す図である。 画面前抽選部の一例を示す図である。 マーブルチャンスの一例を示す図である。 マーブルJPチャンスの一例を示す図である。 ステーションユニットにおける小玉および大玉の経路の一例を示す図である。 ゲーム装置の構成の一例を示すブロック図である。 ゲーム装置のCPUで構築される機能の一例を示すブロック図である。 プッシャーゲームでの処理を示すフローチャートである。 プッシャーゲームでの処理を示すフローチャートである。 マーブルチャンスでの処理を示すフローチャートである。 マーブルチャンスでの画面の一例を示す図である。 マス管理テーブルの内容の一例を示す図である。 マーブルチャンスでの画面の一例を示す図である。 マス管理テーブルの内容の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせている場合がある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されている。ただし、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<ゲーム装置の概要>
図1は、実施形態に係るゲーム装置の一例を示す図であり、図2は、当該ゲーム装置を平面視した場合における各部の配置の一例を示す図である。
ゲーム装置10は、例えば、ゲームセンター、カジノ等の娯楽施設や、ショッピングセンター等の商業施設において設置されることがある。ゲーム装置10は、カジノにおいて利用される場合には、ゲーミングマシンと呼ばれることもある。
ゲーム装置10は、複数台のステーションユニットSTが設けられる。図1および図2に示されるゲーム装置10では、4台のステーションユニットSTが設けられ、平面視でみたときに、図2における中心Cを基準にしてほぼ対称の配置となっている。各ステーションユニットSTでは、1人のプレイヤによりプレイされることが想定されている。
各ステーションユニットSTは、プッシャーゲームフィールド100と、当該フィールドの上側(Z方向の負側)に位置するエリア200と、コントロールパネル400とを含む。これらのうち、プッシャーゲームフィールド100には、プッシャーゲームを提供する機構が設けられ、エリア200には、マーブルチャンスを提供する機構が設けられる。コントロールパネル400には、プレイヤが操作するためボタンなどの機構が設けられる。
また、図2においてX方向で隣り合う2台のステーションユニットST同士の間のエリア300には、マーブルJP(ジャックポット)チャンスを提供する機構が設けられる。
なお、ゲーム装置10は、図1に示されるような店舗用に設置される業務用の機器である必要はなく、例えば家庭用のゲーム機器である必要であっても良いし、ステーションユニットSTを模擬した画面を表示するモバイル端末装置などの情報端末装置であっても良い。
<コントロールパネル>
図3は、1台のステーションユニットSTにおけるコントロールパネル400の一例を示す図である。
この図に示されるように、コントロールパネル400には、投入口482L、482R、ペイアウトボタン483、読取部484、方向変更ボタン485L、485R、投入ボタン486Lおよび486Rが設けられる。
投入口482Lおよび482Rには、メダルまたはコイン等が投入される。
読取部484は、配置されたカードに対して、例えば非接触方式で各種情報を読み取る領域、および、書き込むための領域である。当該カードには、プレイヤに関する情報およびクレジット数の情報などが記録されている。また、ゲーム装置10とネットワークを介して接続されたサーバ装置(不図示)には、プレイヤに関する情報(例えば、プレイヤ識別情報やカード識別情報)と関連付けてそのプレイヤが所有するクレジット数の情報が記憶されていても良い。
プレイヤは、カードを読取部484に配置して、または、所定枚数のコイン等を投入口482Lまたは482Rに投入して、必要なクレジット数を消費することにより、ステーションユニットSTにより提供されるゲームが可能となっている。クレジットとしては、ゲーム内で利用可能な通貨であれば良く、実際の金銭に変換可能であっても良いし、そうでなくても良い。例えば、カジノのゲーミングマシンとしてステーションユニットSTが利用される場合には、クレジットは金銭(紙幣、硬貨)に相当する。また、クレジットに比例する枚数のコイン等またはチケットに変換可能な場合もある。なお、金銭、コイン等またはチケット等への変換は、ステーションユニットSTまたはゲーム装置10で行うことができるようにしても良い。また、投入口482Lおよび482Rには、コインだけではなく、チケットまたは金銭等が投入されて、対応するクレジット数に応じてゲームに参加する構成であっても良い。
方向変更ボタン485L、485R、投入ボタン486Lおよび486Rの詳細については後述する。
払出口Mには、プレイヤによるペイアウトボタン483の操作によって、コイン等が払い出される。なお、コイン等の払い出しではなく、当該コイン等に相当するクレジットが読取部484に配置されたカードに書き込まれる構成でも良いし、ゲーム装置10とネットワークを介して接続されたサーバ装置の記憶部に記憶される構成でも良い。また、コイン等の払い出し、または、カードへのクレジットの加算については、プレイヤが選択可能な構成でも良い。
なお、ゲーム装置10は、所定のクレジット数が消費されることによってゲームをプレイヤに提供し、報酬についてもクレジット数の加算によって付与される構成(クレジットモード)として説明する。ただし、投入口482Lおよび482Rに、所定枚数のメダルまたはコイン等が投入されることによってゲームが提供され、報酬についても払出口Mからメダルまたはコイン等が払い出される構成(メダルモード)としても良い。クレジットモードとなっているか、メダルモードとなっているかについては、プレイヤが識別可能なように例えば表示されることが好ましい。
<ゲームの概要>
次に、プレイヤに提供されるゲームについて説明する。
<ゲームの遷移>
図4は、ステーションユニットSTおよびエリア300等においてプレイヤに提供されるゲーム状態の遷移の一例を示す図である。
この図に示されるように、ゲーム状態は、「プッシャーゲーム」、「マーブルチャンス」、「マーブルJPチャンス」、「マーブルJP」および「SSモード」に分けられ、図において矢印で示される方向に遷移する。
「プッシャーゲーム」は、小玉および大玉を用いたゲームであり、プッシャーゲームフィールド100で提供される。「プッシャーゲーム」では、小玉が当たり口に落下することによってプレイヤに報酬が付与されるほか、大玉が当たり口に落下した個数が所定数に達した場合に「マーブルチャンス」に遷移する。なお、「プッシャーゲーム」では、小玉が所定のチェッカーを通過すると、通常スロットまたは確変スロットが実行される。スロットにおいて所定のシンボルで入賞すると、プレイヤに報酬が付与されるほか、特定のシンボルで入賞した場合に大玉が投入され、また、別の特定のシンボルで入賞した場合に「マーブルチャンス」を経ることなくダイレクトに「マーブルJPチャンス」に遷移する。
「マーブルチャンス」は、3つのクルーンを用いた抽選ゲームであり、エリア200で提供される。「マーブルチャンス」では、第1クルーンに投入された所定個数の小玉のうち、特定のポケットを通過した小玉が第2クルーンに投入され、第2クルーンに投入された小玉のうち、特定のポケットを通過した小玉が第3クルーンに投入される。そして、「マーブルチャンス」では、第3クルーンのポケットに所定のタイミングで通過した小玉の個数が所定値に達した場合、ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」または「SSモード」に遷移するが、達しない場合には「プッシャーゲーム」に戻る。
「マーブルJPチャンス」は、ハーフパイプ、パチンコ盤およびクルーン(「マーブルチャンス」のクルーンとは別)を用いた抽選ゲームであり、エリア300で提供される。「マーブルJPチャンス」では、ハーフパイプに投入された所定個数の小玉のうち、特定のポケットを通過した小玉がパチンコ盤に投入され、パチンコ盤に投入された小玉のうち、特定のポケットを通過した小玉がクルーンに投入される。そして、「マーブルJPチャンス」では、クルーンに投入された小玉のうち、特定のポケットに1個以上の小玉が通過した場合に、ゲーム状態が「マーブルJP」に遷移するが、通過しない場合には「プッシャーゲーム」に戻る。
「マーブルJP」では、プレイヤに報酬が付与されるとともに、不図示の天井格納部に収納された小玉が一斉に、プッシャーゲームフィールドに投入されて、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」に戻る。このため、ゲーム状態が「マーブルJP」から「プッシャーゲーム」に戻った直後では、プッシャーゲームフィールドにおける当たり口に落下する小玉の個数が格段に増加するほか、チェッカーを通過する小玉の個数が多くなる。このため、「マーブルJP」に遷移すると、結果的に、「プッシャーゲーム」でも多くの報酬がプレイヤに付与されることになる。
「SSモード」は、確変スロットと、画面表示と小玉の落下とを用いた抽選ゲームであり、所定の入賞によって報酬がプレイヤに付与されるほか、ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移する場合がある。「SSモード」において、上記入賞に至らなければ、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」に戻る。
なお、図4で説明したゲーム状態の遷移は、あくまでも一例である。
<プッシャーゲーム>
次に上述した「プッシャーゲーム」について説明する。
図5および図6は、それぞれ「プッシャーゲーム」が提供されるプッシャーゲームフィールド100の一例を示す図である。図5は、説明のために、プッシャーゲームフィールド100から小玉SMおよび大玉BMが除去された例であり、図6は、実際にプッシャーゲームフィールド100に小玉SMおよび大玉BMが配置された例である。
プッシャーゲームフィールド100は、「プッシャーゲーム」が提供されるエリアを意味し、テーブル30と、プッシャーテーブル40と、を含む。
なお、小玉SMは遊技体の一例であり、姿勢に限られず、転動可能な物体、例えば球体および正多面体などが好適である。ゲーム装置10では、小玉SMとして、例えば直径15mm程度のガラス球が用いられる。ガラス玉が用いられている理由は、耐摩耗性に優れていること、反射率が高いので、例えば光が照射されたときにプレイヤに視認させやすく、また、センサで検出しやすいことなどである。また、大玉BMは、小玉SMとは、プレイヤにとっても、装置にとっても区別しやすく、かつ、転動可能な遊技体であれば良い。ゲーム装置10では、大玉SMとして例えば直径30mm程度のガラス球が用いられる。
テーブル30は、ステーションユニットSTに固定され、プッシャーテーブル40は、側板SPの間においてテーブル30の上面に沿って紙面の前後方向に往復運動する。
テーブル30は、紙面手前のY方向(前側)に向かってZ方向(重力方向)にわずかに傾斜する。テーブル30の前端には、プッシャーテーブル40の移動方向とほぼ垂直する方向に沿ってエッジ31が設けられ、小玉SMが前側に移動するのを規制する。エッジ31よりも前側には、小玉SMおよび大玉BMが落下可能であって当たり口である手前領域61が設けられる。また、テーブル30の左端および右端には、プッシャーテーブル40の移動方向に沿ってエッジ32がそれぞれ設けられ、小玉SMが左側および右側に移動するのをそれぞれ規制する。エッジ32よりも、左側および右側には、それぞれ小玉SMが落下可能であって外れ口であるサイド領域62が設けられる。
プッシャーテーブル40は、紙面手前の下流側に向かって重力方向に傾斜する上面41と、上面41の前端に設けられたエッジ42と、エッジ42の前側において上面41より傾斜が強いスロープ43と、スロープ43の前端に設けられ、前側に突起した誘導路44とを含む。なお、図5および図6に示される例では、3つの誘導路44が設けられている。また、スロープ43には、複数のピンPが設けられる。複数のピンPは、エッジ42を乗り越えた小玉SMが、スロープ43で一定の方向に転がらないように規制する。
背板BPは、プッシャーテーブル40の上側にあって、左右の側板SPの最奥側で渡される。このため、プッシャーテーブル40は、往復運動において奥側に移動するときに、テーブル30と背板BPとの間の空間に引き込まれる。
小玉投入部172Lは、プレイヤが方向変更ボタン485L(図3参照)を押下しているときに、図5において矢印のうち、いずれか一方の方向に回転し、不図示の限度点まで回転したら他方の方向に反転する。プレイヤが方向変更ボタン485Lを離すと、小玉投入部172Lの回転が停止する。また、小玉投入部172Lは、プレイヤが投入ボタン486Lを1回押下したときに、小玉SMの1個をプッシャーゲームフィールド100に投入する。
このため、プレイヤは、方向変更ボタン485Lの押下によって、プッシャーゲームフィールド100の左側から小玉SMを投入する方向を定めることができ、投入ボタン486Lの押下によって当該方向から小玉SMを投入することができる。
小玉投入部172Rは、小玉投入部172Lと同様であり、プレイヤが方向変更ボタン485Rを押下しているときに、矢印のうち、いずれか一方の方向に回転し、限度点まで回転したら他方の方向に反転し、プレイヤが方向変更ボタン485Rを離すと、回転が停止する。また、小玉投入部172Rは、プレイヤが投入ボタン486Rを1回押下したときに、小玉SMの1個をプッシャーゲームフィールド100に投入する。
このため、プレイヤは、方向変更ボタン485Rの押下によって、プッシャーゲームフィールド100の右側から小玉SMを投入する方向を定めることができ、投入ボタン486Rの押下によって当該方向から小玉SMを投入することができる。
なお、プレイヤが投入ボタン486Lまたは486Rの1回押下することによって1個の小玉SMが投入されたとき、当該プレイヤのクレジット数が例えば「1」だけ減算される。
また、小玉SMは、小玉投入部172Lおよび172R以外にも、所定の条件を充足した場合に、上流(奥)側から不図示の供給路等から投入される場合等がある。
薄板状であって左右方向に延在する横支柱50は、テーブル30の上側であって、左右の側板SPの間で渡される。横支柱50は、テーブル30の面に対して、小玉SMの直径よりも高い位置に設けられる。横支柱50には、小玉SMが通過可能な孔径を有するチェッカー51および53が設けられる。なお、チェッカー51は図において横支柱50のほぼセンターに位置し、チェッカー53はチェッカー51において、左側および右側にそれぞれに位置する。
チェッカー51および53の位置は、それぞれ3つの誘導路44に対して次のような位置関係にある。詳細には、プッシャーテーブル40が最も手前側に移動したときに、3つの誘導路44の前端の下側に、それぞれチェッカー51および53における後端が位置する関係にある。
なお、チェッカー51および53には、それぞれ不図示のセンサが設けられ、小玉SMの通過を検出する。
プッシャーテーブル40が往復運動すると、上面41に過剰に載置された小玉SMが背板BPによって押し出されて、エッジ42を乗り越え、スロープ43にて転がる。スロープ43に転がった小玉SMのうち、誘導路44に導かれた小玉SMは、当該プッシャーテーブル40の移動タイミングが合えば、チェッカー51または53を通過して、テーブル30側に移動する。
また、エッジ42を乗り越え、スロープ43に転がった小玉SMであって、誘導路44に導かれなかった小玉SM、または、誘導路44に導かれてもチェッカー51または53を通過できなかった小玉SMについても、テーブル30側に移動する。
テーブル30に移動した小玉SMは、当該テーブル30に小玉SMが過剰に載置されていれば、プッシャーテーブル40の往復運動によって押し出され、エッジ31を乗り越えて手前領域61に落下するか、または、エッジ32を乗り越えサイド領域62に落下する。
手前領域61に落下した小玉SMは、センサによって検出されて、報酬がプレイヤに付与される。例えば1個の小玉SMが手前領域61に落下すると、プレイヤのクレジット数が「1」だけ加算される。サイド領域62は、いわゆる「親落ち」であり、小玉SMがサイド領域62には落下してもプレイヤに報酬が付与されない。
図5では一部のみ示されているが、大玉投入部174は、後述する通常スロットまたは確変スロットで特定のシンボルで入賞したときに、横支柱50よりも下流(手前)側のテーブル30に、大玉BMを1個投入する。大玉BMは、プッシャーテーブル40の往復移動によって、小玉SMと同様に手前領域61に落下する。手前領域61に落下した小玉SMは、センサによってカウントされて、当該カウント数がしきい値に達したときに「マーブルチャンス」に遷移する。
なお、大玉BMは、実際には不図示の目隠し板によってサイド領域62に落下しない構成となっているが、サイド領域62に落下可能な構成としても良い。
プレイヤから見て、背板BPの奥側(Y方向負側)の上部には、表示装置15が設けられる。なお、図5および図6では、図面の複雑化を避けるために構成の一部が省略されている。例えば、図5および図6において、表示装置15を用いた画面前抽選部の一部と第3クルーンとの図示が省略されている。
「プッシャーゲーム」では、表示装置15を用いた通常スロットおよび確変スロットが実行される。そこで次に「プッシャーゲーム」で実行される通常スロットおよび確変スロットのそれぞれについて説明する。
図7は、通常スロットの一例を示す図であり、図8は、確変スロットの一例を示す図である。
確変スロットは、図7の例では、いわゆる1ラインのスロットであり、3個のシンボルが抽選によって揃った場合に入賞となる。確変スロットは、図8の例では、1個のシンボルを中心に6個のシンボルが対角で配置する3ラインのスロットであり、少なくとも1以上のラインで揃うと入賞となる。
本実施形態において通常スロットおよび確変スロットで用いられるシンボルは、例えば球体状であり、数字の「1」〜「9」、「BIGマーブル」(図9参照)および「ダイレクトJP」(図10参照)の11種類である。これらのシンボルには、それぞれ出現確率が予め定められている。
通常スロットにおいて数字の「2」、「4」、「6」または「8」のシンボルが揃うと、所定の報酬がプレイヤに付与される。通常スロットにおいて数字の「1」、「3」、「5」または「9」のシンボルが揃うと、所定の報酬がプレイヤに付与されるとともに、確変スロットに移行する。確変スロットにおいて、「7」を除いた数字のシンボルが揃えば、揃った数字に係数の「5」を乗じた数だけ確変スロットの回数が追加(ストック)される。例えば、確変スロットにおいて、数字の「9」のシンボルが揃えば、揃った数字の「9」に係数の「5」を乗じた「45」が確変スロットの回数に追加される。
なお、通常スロットまたは確変スロットにおいて「BIGマーブル」が揃うと、大玉投入部174は、大玉BMをテーブル30に1個投入する。図9は、通常スロットにおいて「BIGマーブル」が揃った場合の例である。
また、通常スロットまたは確変スロットにおいて「ダイレクトJP」または数字の「7」のシンボルが揃うと、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」から「マーブルJPチャンス」に遷移する。図10は、通常スロットにおいて「ダイレクトJP」が揃った場合の例である。
説明の便宜上、図5および図6において省略した画面前抽選部の構成について説明する。図11および図12は、画面前抽選部180の構成の一例を示す図である。この図に示されるように画面前抽選部180では、2種類の抽選が実行される。
これらの図に示されるように、プレイヤからみて画面150の前側には、誘導路182が設けられる。誘導路182は、後述する経路切替部から供給された小玉SMを誘導するため、直線部分と、当該直線部分と一体となって上側に開いた半円部分とを含む。半円部分の中心付近には切欠部188が設けられる。このため、図11または図12において右側から、誘導路182の直線部分に供給された小玉SMは、半円部分で左右に揺動し、やがて切欠部188から落下する。切欠部188付近には不図示のセンサが設けられ、当該センサは、小玉が切欠部188から落下するタイミングを検出する。切欠部188から落下した小玉SMは、プッシャーゲームフィールド100におけるプッシャーテーブル40に投入される。
一方、図11の例では、画面150には、複数の球体状のシンボルSyが、円環状に配列するとともに、当該円環上を移動しながら表示される。ここで、小玉SMが誘導路182に投入され、当該小玉SMは切欠部188から落下するタイミングにおいて、円環において最も手前側に表示されたシンボルSyが選択される。
また、図12の例では、画面150には、例えば時計回りで回転するサークルGsが表示され、当該サークルGsは、放射状に拡がる扇形のマスに分割される。ここで、小玉が切欠部188から落下するタイミングにおいて、サークルGsにおいて例えば6時の方向に位置するマスが抽選により選択される。
シンボルまたはマスには、なんらかの報酬が関連付けられている場合があり、報酬に関連付けられたシンボルまたはマスが抽選により選択されたとき、当該報酬がプレイヤに付与される。
例えば、「プッシャーゲーム」において大玉SMが手前領域61に落下したとき、「マーブルチャンス」において投入される小玉SMの個数が抽選される。このときの抽選は、画面前抽選部180により次のようにして実行される。すなわち、図11に示されるように、小玉SMの個数に対応したシンボルSyが画面150に円環状配列で表示される一方、誘導路182に投入された小玉SMが切欠部188から落下するタイミングにおいて、円環配列において手前側に表示されたシンボルSyが選択される。選択されたシンボルSyと対応付けられた個数が、「マーブルチャンス」において投入される小玉SMの個数となる(厳密にいえば、後述するように抽選された個数の累算値となる)。
また、後述するように「マーブルチャンス」においてイベントが終了したときに、プレイヤが所定の遊技価値を投入したとき、当該イベントが延長されるとともに、再投入される小玉SMの個数が抽選される。このときの抽選も同様に画面前抽選部180により実行される。
また例えば、後述する「SSモード」では、図12に示されるような、サークルGsと切欠部188から落下する小玉のタイミングとを用いた抽選が実行される。
画面前抽選部180では、画面150による表示というソフトウェア処理と、小玉SMの落下というリアルな物理現象との双方を用いた抽選が実行される。ソフトウェア処理だけの抽選では、プレイヤに作為的な印象(すでに決定された結果を演出により表示しているだけの印象)を与えてしまう場合もあるが、画面前抽選部180では、リアルな物理現象が併用されているので、そのような印象を与える可能性を低減させることができる。
<マーブルチャンス>
次に、エリア200で提供される「マーブルチャンス」について説明する。
図13は、「マーブルチャンス」を提供する機構の一例を示す図である。この図に示されるように、エリア200には、誘導路208、第1クルーン210、第2クルーン220、第3クルーン230および表示装置15が設けられる。
第1クルーン210は、皿状であり、例えば透明または半透明の素材により形成される。第1クルーン210の底面211は、中心に向かって下る方向に傾斜している。誘導路208は、所定個数の小玉SMを、底面211の内壁に沿って転動するように第1クルーン210に投入する。
当該底面211の最下部付近にはポケット215が設けられ、当該ポケット215は、誘導路218に連絡している。ポケット215よりも浅い位置、すなわちポケット215の外側には、複数のポケット217が設けられる。なお、図13の例では、2個のポケット217が設けられる。ポケット217は外れ口である。このため、ポケット217に落下した小玉SMは、次の第2クルーン220に投入されることなく、ストッカー(後述する)に回収される。なお、小玉SMがポケット217に落下したとき、報酬がプレイヤに付与される構成でも良い。
第2クルーン220は、第1クルーン210と同様に、皿状であり、例えば透明または半透明の素材により形成される。第2クルーン220の底面221は、中心に向かって下る方向に傾斜している。誘導路218は、ポケット215に落下した小玉SMを、底面221の内壁に沿って転動するように第2クルーン220に投入する。
当該底面221の最下部付近にはポケット225が設けられ、当該ポケット225は、誘導路228に連絡している。ポケット225よりも浅い位置には、複数(図の例では2個)のポケット227が設けられる。ポケット227は外れ口である。このため、ポケット227に落下した小玉SMは、次の第3クルーン230に投入されることなく、ストッカーに回収される。なお、小玉SMがポケット227に落下したとき、報酬がプレイヤに付与される構成でも良い。
第3クルーン230は、すり鉢状に、内周面231が中心に向かって下る方向に傾斜しており、例えば透明または半透明の素材により形成される。誘導路228は、ポケット225に落下した小玉SMを、内周面231に沿って転動するように第3クルーン230に投入する。当該内周面231の最下部付近のパイプ232には、当該パイプ232を小玉SMが通過したことを検出するセンサ234が設けられる。
第1クルーン210、第2クルーン220および第3クルーン230がそれぞれ透明または半透明の素材により形成されている理由は、小玉SMの転動状態をプレイヤに視認させやするためである。
ゲーム状態が「マーブルチャンス」である場合、表示装置15の画面150には、例えば時計回りで回転するサークルGsが表示され、当該サークルGsは、放射状に拡がる扇形のマスに分割される。
パイプ232における長軸方向の中心は、プレイヤからみたときに表示装置15の背後にあって、サークルGsのほぼ12時の方向に沿った位置にある。センサ234の位置は、サークルGsの外周縁とほぼ一致している。
このような位置の関係において、第3クルーン230に投入された小玉SMが、パイプ232を通過してセンサ234により検出されたタイミングにおいて、回転表示されたサークルGsにおける各マスのうち、12時(鉛直)の方向に位置するマスが選択される構成となっている。すなわち、回転するサークルGsのマスのうち、プレイヤから見たときに、第3クルーン230に投入された小玉SMがあたかも入り込んだように見えるマスが、抽選により選択される構成となっている。このため、サークルGsにおけるマスの中心角が大きいほど、当該マスが選択される確率が高まる。
なお、サークルGsは、図13の例では、8個のマスに分割されている。このうち、特定の1個のマスが3回抽選されると、ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移し、別の1個のマスが3回抽選されると、ゲーム状態が「SSモード」に遷移する。
また、小玉SMがパイプ232を通過したとき、所定の条件を満たせば、報酬がプレイヤに付与される。また、パイプ232を通過した小玉SMは、ストッカーに回収される。
「マーブルチャンス」におけるクルーンの数は「3」に限られないし、第1クルーン210および第2クルーン220におけるポケットの数も「3」に限られない。
また、表示装置15は、「プッシャーゲーム」では通常スロットなどを実行し、「マーブルチャンス」では、小玉SMの落下を用いた抽選部の一部となる。このため、表示装置15は、「プッシャーゲーム」を提供するプッシャーゲームフィールド100と、「マーブルチャンス」を提供するエリア200との双方に跨って位置すると考えることができるが、本件では便宜的、エリア200に存在するとして説明する。
<マーブルJPチャンス>
次に、エリア300で提供される「マーブルJPチャンス」について説明する。
図14は、「マーブルJPチャンス」を提供する機構の一例を示す図である。なお、この例は、図1および図2においてY方向正側に位置する2台のステーションユニットSTにわたって共用されるマーブルJPチャンスの機構を示している。
図14に示されるように、エリア300には、誘導路308、ハーフパイプ310、パチンコ盤320およびクルーン330が設けられる。
ハーフパイプ310は、上側に開いた半円筒形状である。ハーフパイプ310は、前側(Y方向正側)に向かって下る方向に傾斜している。また、ハーフパイプ310の内周面311における後辺(Y方向負側)、左辺(X方向正側)、および、右辺(X方向負側)には、小玉SMの飛び出しを防止する壁部312が設けられる。内周面311には、小玉SMの移動を規制する複数のピン313が設けられる。ハーフパイプ310の前端には、小玉SMが通過可能な3つのポケットが、詳細には、真ん中にポケット315と、当該ポケット315の左側および右側の各々にポケット317とが設けられる。
なお、ポケット315および2つのポケット317の各々に対応して不図示のセンサがそれぞれ設けられ、ハーフパイプ310に投入された小玉SMが、どのポケットにどれだけの個数で通過したのかが検出可能な構成となっている。
ハーフパイプ310は、不図示の駆動機構によって図13において破線で示されるように左右に揺動する。このため、誘導路308によりハーフパイプ310の後端側に投入された小玉SMは、左右の揺動によって不規則に、かつ、ピン313による規制を受けながら、徐々に前側に移動する。そして、前端に移動した小玉SMは、ポケット315または317のいずれかを通過し、当たり口であるポケット315を通過した小玉SMだけがパチンコ盤320に誘導される。
なお、ポケット317を通過した小玉SMは、パチンコ盤320には誘導されないが、ポケット317の通過に応じて報酬がプレイヤに付与される。例えば小玉SMがポケット317を通過する毎に、プレイヤのクレジット数が「5」だけ加算される。
また、誘導路308によってハーフパイプ310に投入された小玉SMのすべてが、ポケット317を通過してしまったことがセンサによって検出された場合、すなわち小玉SMが1個もポケット315を通過しなかった場合、ゲーム状態は「プッシャーゲーム」に遷移する。
パチンコ盤320は平板形状である。パチンコ盤320の上面321における4辺には、小玉SMの飛び出しを防止する壁部322が設けられる。
上面321には、小玉SMの移動を規制する複数のピン323が設けられる。また、上面321の前端側中央には、当たり口であるポケット325が設けられ、後端側から前端側までの途中に複数(図の例では5個)のポケット327が設けられる。なお、壁部322は、前端側では、左辺および右辺の途中からポケット325に向かう方向に斜めのV字形状となっている。
なお、ポケット325および327の各々に対応して不図示のセンサがそれぞれ設けられ、パチンコ盤320に投入された小玉SMが、どのポケットにどれだけの個数で通過したのかが検出可能な構成となっている。
パチンコ盤320は、初期状態では、後側(Y方向負側)に向かって下る方向に傾斜しているが、不図示の駆動機構によって破線で示されるように、例えば前端を中心にして後端が持ち上がったり、下がったりする上下運動を繰り返す。
このため、ハーフパイプ310のポケット315を通過して、パチンコ盤320に投入された小玉SMは、一旦、上面321の後端側に滞留するが、上下運動が開始されると、ピン323による規制を受けながら、徐々に前側に移動する。この移動の際に、小玉SMは、途中のポケット327に落下するか、または、最終的にポケット325に落下するかのいずれかとなる。当たり口であるポケット325に落下した小玉SMだけがクルーン330に誘導される。
なお、ポケット327を通過した小玉SMは、クルーン330には誘導されないが、ポケット327の通過に応じて報酬がプレイヤに付与される。例えば小玉SMがポケット327を通過する毎に、プレイヤのクレジット数が「5」だけ加算される。
パチンコ盤320における上下運動は、例えば、ハーフパイプ310に投入された小玉SMのすべてがポケット315または317を通過してから(センサによって検出されてから)、所定時間経過したタイミングで開始するのが好ましい。すなわち、ポケット315を通過した小玉SMのすべてが、パチンコ盤320の上面321の後端側に滞留したと想定されるタイミングで、当該パチンコ盤320における上下運動を開始する構成が好ましい。
また、ポケット315を通過してパチンコ盤320に投入された小玉SMのすべてが、ポケット327を通過したことがセンサによって検出された場合、すなわち小玉SMが1個もポケット325を通過しなかった場合、ゲーム状態は「プッシャーゲーム」に遷移する。
クルーン330は、皿状である。クルーン330の底面331は、中心に向かって下る方向に傾斜した形状となっている。底面331の周縁(内周面)には、小玉SMの飛び出しを防止する壁部332が設けられる。底面331において壁部332よりも内側には、ほぼ同一円周上であって、ほぼ等間隔に複数のポケットが設けられる。図の例では、6個のポケットが設けられ、このうち1個が当たり口のポケット335であり、他のポケット337が外れ口となっている
また、底部331の最下部(中心)付近には、回転羽根339が設けられ、不図示のモーターによりZ軸方向を軸として、時計回りおよび反時計回りの回転が交互に繰り返される。なお、回転羽根339は、初期状態では停止である。
パチンコ盤320のポケット325を通過して、クルーン330に投入された小玉SMは、底面331を転がって、中心で停止状態の回転羽根339に接触して一旦静止する。回転羽根339が回転を開始すると、小玉SMは、回転羽根339による打撃によって、壁部332まで達して当該壁部332に沿って周回運動する。壁部332に沿って周回運動する小玉SMは、やがて速度が遅くなって、周回半径が徐々に小さくなり、中心方向に移動する。この移動のときに、小玉SMは、ポケット335または5個のポケット337のいずれかに落下する場合もあれば、落下せずに中心方向に向かう場合もある。中心方向に向かった小玉SMは、回転羽根339により再度打撃されて、周回運動することになる。
したがって、このような動作が繰り返されることによって、クルーン330に投入された1以上の小玉SMは、ポケット335または337のいずれかに落下することになる。
ポケット335に1つでも小玉SMが落下した場合、ゲーム状態が「マーブルJP」に遷移する。そうでない場合(失敗した場合)、すなわち、ポケット325を通過してクルーン330に投入された小玉SMのすべてがポケット337に落下した場合、ゲーム状態は「プッシャーゲーム」に遷移する。
「マーブルJPチャンス」から「マーブルJP」への遷移に失敗した場合、当該「マーブルJPチャンス」においてハーフパイプ310に投入された小玉SMと同じ個数の小玉SMが天井格納部500に格納される。この理由は、「マーブルJPチャンス」から「マーブルJP」への遷移に失敗した場合にハーフパイプ310に投入された個数の小玉SMを、次回以降において「マーブルJP」を獲得したプレイヤへの報酬として積み立てるためである。
また、小玉SMがポケット337を通過したときには、報酬がプレイヤに付与される。例えば小玉SMがポケット337を1個通過する毎に、プレイヤのクレジット数が「10」だけ加算される。
また、回転羽根339の回転開始は、例えば、パチンコ盤320に投入された小玉SMのすべてがポケット325または327を通過してから(センサによって検出されてから)、所定時間経過したタイミングで開始するのが好ましい。すなわち、ポケット325を通過した小玉SMのすべてが、回転羽根339に接触して静止したと想定されるタイミングで、当該回転羽根339の回転を開始する構成が好ましい。
<マーブルJP>
「マーブルJPチャンス」において、小玉SMがポケット335に落下した場合、ゲーム状態が「マーブルJP」に遷移する。「マーブルJP」では、天井格納部に収納された多数の小玉が一斉に「プッシャーゲーム」に向けて払い出される点については上述した通りである。
<SSモード>
「マーブルチャンス」において、サークルGsにおける特定の1個のマスが3回以上抽選されると、ゲーム状態が「SSモード」に遷移する。「SSモード」は、例えば表示装置15の画面150を用いて、高配当が期待できる抽選ゲームであり、抽選の結果次第でゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移する場合がある。
「SSモード」に遷移した場合、所定の報酬がプレイヤに付与される。例えばプレイヤのクレジット数に「100」が加算される構成でも良いし、所定個数の小玉SMが投入部172Lおよび172Rによって投入される構成でも良い。
「SSモード」は、確変スロット(図8参照)と、画面前抽選部180(図12参照)による抽選と、を含む。
まず、「SSモード」では、所定回数の確変スロットが実行される。「SSモード」における確変スロットにおける報酬は、「プッシャーゲーム」と同様であっても良いし、異なって(高くても)良い。また、確変スロットの回数については、「SSモード」に遷移したときに画面前抽選部180(図11参照)によって抽選されても良い。
なお、所定回数の確変スロットの実行が終了すると、再び回数について抽選され、抽選された回数だけ確変スロットの実行回数が延長される構成でも良い。
確変スロットが終了すると、次に、画面前抽選部180による抽選、詳細には、図12に示されるような、サークルGsと切欠部188から落下する小玉のタイミングとを用いた抽選が実行される。この抽選の回数は、確変スロットの回数と同様に、画面前抽選部180(図11参照)によって抽選されても良い。
図12におけるサークルGsは、例えば時計回りで回転するとともに、放射状に拡がる扇形のマスに分割される。各マスには、例えば「継続」、「マーブルJPチャンス」への遷移、などの報酬が割り当てられる。
「SSモード」において、小玉が切欠部188から落下するタイミングにて、サークルGsにおいて6時の方向に位置するマスが選択される。当該選択されたマスに「継続」が割り当てられていれば、確変スロットの実行回数が所定数延長される。例えば、確変スロットの実行回数が「10」だけ加算されるとともに、プレイヤに当該マスに割り当てられた報酬が付与される。
ただし、「継続」のマスが選択されると、当該マスは「終了」に変更される。「終了」のマスが抽選によって選択されると、増加していた報酬が初期値の例えば「100」にリセットされる。なお、「終了」に変更されたマスは、「SSモード」の終了時に「継続」にリセットされる。
なお、「継続」のマスが選択されたときに、確変スロットの実行回数の加算とともに、クレジット数の加算とは別の報酬を付与しても良いし、クレジット数の加算とともに別の報酬を付与しても良い。
また、「継続」のマスとは別に、確変スロットの実行回数の延長とともに特別報酬が割り当てられた「特別継続」のマスが含まれていても良い。当該「特別継続」のマスは、「継続」のマスとは異なり、抽選によって選択されたとしても「終了」に変更されず、選択されるごとに特別報酬の値が増加する。例えば、最初に選択された際の特別報酬として、プレイヤのクレジット数に「200」が加算され、次に同じ「特別継続」のマスが選択されたときには「300」が加算され、以降同様に「400」→「500」というように、その後、1回選択される毎に加算されるクレジット数が「100」ずつ増加していく。
「SSモード」の確変スロットにおいて数字の「7」のシンボルが揃った場合、「ダイレクトJP」シンボルが揃った場合、または、画面前抽選部180による抽選の結果、「マーブルJPチャンス」への遷移が割り当てられたマスが選択された場合、ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移する。
なお、ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移することなく、抽選された回数だけ画面前抽選部180による抽選が実行されたならば、「SSモード」が終了して「プッシャーゲーム」に戻る(図4参照)。
<小玉および大玉の経路>
次に、ステーションユニットSTにおける小玉SMおよび大玉BMの経路について説明する。
図15は、小玉SMおよび大玉BMの経路の一例を示す図である。なお、この図において、天井格納部500および経路切替部510は、4台のステーションユニットSTにわたって共通して設けられるが、他の要素は、1台のステーションユニットST毎に設けられる。
上述したように、プッシャーゲームフィールド100には、小玉SMが、プレイヤの操作に応じて小玉投入部172Lおよび172Rにより投入される。なお、プッシャーゲームフィールド100には、小玉投入部172Lおよび172R以外に、画面前抽選部180による抽選で用いられた小玉SMが投入される場合もあれば、天井格納部500に格納された大量の小玉SMが経路切替部510を介して投入される場合もある。
プッシャーゲームフィールド100において、小玉SMは手前領域61またはサイド領域62に落下する。手前領域61に落下した小玉SMは、小玉センサ165により検出されて、ストッカー167に回収される。一方、サイド領域62に落下した小玉SMは、「親落ち」であることから、検出されることなくストッカー167に回収される。
ストッカー167に回収された小玉SMは、スクリューリフター191によってプッシャーテーブル40よりも上側(Z方向負側)に搬送され、所定の経路において自重によって転動してホッパー192、小玉投入部172L、172R、ストッカー167、または、X方向で隣り合う他のステーションユニットSTのストッカーに到達する。
換言すれば、ある1台のステーションユニットSTにおいて、ホッパー192、小玉投入部172Lまたは172Rのいずれにも供給されなかった小玉SMは、ストッカー167およびスクリューリフター191を循環する、または、X方向で隣り合う他のステーションユニットSTのストッカーに到達する構成となっている。
ホッパー192は、後述する動作指示部の指示に基づき指定された個数の小玉SMを、経路切替部193に向けて排出する。
経路切替部193は、小玉SMを供給する経路として、搬送部194、画面前抽選部180またはエアーリフター195のいずれかを、上記動作指示部の指示に基づき選択して、当該選択した経路に小玉SMを供給する。
搬送部194は、経路切替部193によって選択された場合に供給された小玉SMをエリア300の誘導路308(図14参照)まで搬送する。なお、搬送部194としては、小玉SMの搬送を、プレイヤに視覚的に訴える構成、例えば、観覧車を模した構成(図示省略)などが好ましい。
ゲーム状態が「マーブルJPチャンス」に遷移した場合に、経路切替部193が供給経路として搬送部194を選択して、指定された個数の小玉SMをホッパー192が排出したとき、当該個数の小玉SMは、経路切替部193、搬送部194および誘導路308を介して、ハーフパイプ310に投入されることになる。
なお、「マーブルJPチャンス」においてハーフパイプ310に投入された小玉SMは、ポケット317、327、335または337のいずれかに落下して、ストッカー167に回収される。
画面前抽選部180による抽選が実行される場合、経路切替部193が供給経路として画面前抽選部180を選択し、指定された1個の小玉SMをホッパー192が排出する。これにより、1個の小玉SMが、画面前抽選部180の誘導路182に投入される。なお、誘導路182に投入された1個の小玉SMは、切欠部188から、プッシャーゲームフィールド100(プッシャーテーブル40)に投入される。
エアーリフター195は、経路切替部193によって供給経路として選択された場合に、供給された小玉SMを経路切替部196まで搬送する。経路切替部196は、小玉SMを供給する経路として、天井格納部500またはエリア200のいずれかを、上記動作指示部の指示に基づき選択し、当該選択した経路に小玉SMを供給する。
ゲーム状態が「マーブルチャンス」に遷移した場合に、経路切替部193が供給経路としてエアーリフター195を選択し、経路切替部196がエリア200を選択して、ホッパー192が指定された個数の小玉SMを排出したとき、当該個数の小玉SMは、経路切替部193、エアーリフター195および経路切替部196および誘導路208(図13参照)を介して、第1クルーン210に投入されることになる。
なお、「マーブルチャンス」において第1クルーン210に投入された小玉SMは、ポケット217、227、またはパイプ232のいずれかに落下して、ストッカー167に回収される。
また、経路切替部193が供給経路としてエアーリフター195を選択し、経路切替部196が天井格納部500を選択して、ホッパー192が指定された個数の小玉SMを排出したとき、当該個数の小玉SMは、経路切替部193、エアーリフター195および経路切替部196を介して、天井格納部500に供給されることになる。
天井格納部500は、「マーブルJP」で用いられる小玉SMを4台のステーションユニットSTにわたって共通して格納するとともに、格納した小玉SMのすべてを、上記動作指示部の指示に基づき経路切替部510に向けて排出する。なお、図1または図2においては不図示の天井格納部500は、ゲーム装置10の天井付近において、プレイヤから格納状態(どれだけ貯留されているのか)が視認できるように、アクリルなどの透明または半透明素材により構成されるのが好ましい。
経路切替部510は、小玉SMの搬送経路として、上記動作制御部の指示に基づき、4台のステーションユニットSTのうち、いずれか1台を選択する。
具体的には、4台のうち、いずれか1台のステーションユニットSTにおいてゲーム状態が「マーブルJP」に遷移した場合、経路切替部510は、供給経路として当該「マーブルJP」に遷移したステーションユニットSTを選択し、天井格納部500が、格納していた小玉SMのすべてを当該経路切替部510に向けて排出する。これにより、天井格納部500に格納されていた小玉SMのすべてが、「マーブルJP」に遷移したステーションユニットSTのプッシャーゲームフィールド100に投入されることになる。
<ステーションにおけるハードウェア構成>
図16は、ゲーム装置10におけるハードウェア構成の一例を示す図である。
この図に示されるように、ゲーム装置10は、各部を制御するプロセッサ12と、メモリ装置13と、検出装置14と、表示装置15と、クレジット管理装置16と、アクチュエータ装置17と、を含む。
なお、ゲーム装置10には、本例では4台のステーションユニットSTが設けられるが、説明便宜のために、1台のステーションユニットSTについて説明する。
メモリ装置13は、例えば、各種情報やプログラムを不揮発性で記録するハードディスクドライブ(または/およびソリッドステートドライブ)や、各種情報を揮発性で記録するRAM(Random Access Memory)などのメモリ素子を含む。
プロセッサ12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、メモリ装置13に記憶されたプログラムを実行することで、ゲーム処理に必要な各種機能(詳細については後述する)を提供する。ここで、プロセッサ12は一つである必要はなく、複数のプロセッサがゲーム処理に必要な各種機能を独立して、または、協働して実行しても良い。
検出装置14は、ステーションユニットSTに設けられた複数のセンサおよびボタンなどの集合体であり、これらのセンサの検出情報およびボタン情報などを出力する。これらのセンサおよびボタンは、具体的には、小玉センサ165、大玉センサ164、センサ234、チェッカー51、53の各々に対応して設けられたセンサ、切欠部188から落下した小玉SMを検出するセンサ、ポケット215、217、225、227、315、317、325、327、335および337の各々に対応して設けられたセンサ、などである。
表示装置15は、上述した図5および図13等で説明した位置に設けられる。表示装置15は、液晶表示パネルおよび有機EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどのフラットディスプレイパネルであり、プロセッサ12による制御に基づいて各種画面を表示する。
クレジット管理装置16は、プレイヤによって投入口482Lおよび482Rに投入されたチケット、金銭またはコイン等をクレジットに変換し、当該変換したクレジットを、ゲーム装置10において当該プレイヤが利用可能なクレジット数に加算する。
なお、図示しないサーバ装置において、ステーションユニットSTでプレイするプレイヤが保有するクレジットまたはクレジットに相当する価値媒体(金銭やコイン等)の残高が記憶されている場合がある。この場合において、クレジット管理装置16は、当該プレイヤの指示によって当該サーバ装置から、価値媒体を引き出す旨の指示を受け付けると、当該引き出した価値媒体を換算したクレジットを、当該ステーションユニットSTにおいて当該プレイヤが利用可能なクレジット数に加算する。
また、上記場合において、クレジット管理装置16は、当該プレイヤの指示によってサーバ装置から、価値媒体を預け入れる旨の指示を受け付けると、当該サーバ装置に記憶されているプレイヤの残高に、ステーションユニットSTにおいて当該プレイヤが利用可能なクレジット数の一部または全部に相当する価値媒体を加算する命令を、サーバ装置に出力する。
クレジット管理装置16は、また、プレイヤによるペイアウトボタン483の操作を受け付けると、ステーションユニットSTにおいて当該プレイヤが利用可能なクレジット数の一部または全部に相当する価値媒体(例えばコイン)を払出口Mから払い出す。
アクチュエータ装置17は、ステーションユニットSTに設けられたアクチュエータの集合体であり、アクチュエータの各々はプロセッサ12の指示によってそれぞれ動作する。アクチュエータは、具体的には、大玉投入部174、ホッパー192、経路切替部193、196、510などである。
図16では、ステーションユニットSTの1台分の構成について説明したが、検出装置14、表示装置15、クレジット管理装置16およびアクチュエータ装置17がステーションユニットST毎に設けられるとともに、プロセッサ12が4台のステーションユニットST毎にゲーム処理をそれぞれ実行することになる。
なお、経路切替部510は、4台のステーションユニットSTで共用されるので、ゲーム処理では、どのステーションユニットSTが「マーブルJP」に遷移したのかが監視される。また、「マーブルJPチャンス」を提供するエリア300は、X方向で隣り合う2台のステーションユニットST同士で共用されるので、ゲーム処理では、どちらのステーションユニットSTが「マーブルJPチャンス」に遷移したのかが監視される。
<プロセッサ等による機能構成>
次に、プロセッサ12がプログラムを実行することにより構築される各種機能の構成について説明する。
図17に示されるように、プロセッサ12では、ゲーム制御部120が構築され、メモリ装置13では、当該ゲーム制御部120により参照される記憶部130が構築される。ゲーム制御部120は、受付部121、抽選表示制御部122、確率変更部123、報酬付与部124および動作指示部125を含む。
受付部121は、検出装置14(図16参照)から出力された各種情報を受け付ける。
抽選表示制御部122は、画面150に表示される抽選の内容を制御する。詳細には、抽選表示制御部122は、画面150において、例えば通常スロットまたは確変スロットの抽選画面、大玉BMが手前領域61に落下したときにマーブルチャンスに投入する小玉SMの個数の抽選画面、および、マーブルチャンスにおいて表示させたサークルGsの画面などを制御する。
なお、抽選は、抽選表示制御部122の単独による画面表示(スロット)のほか、リアルな小玉SMの検出と組み合わせて実行される場合がある。また、「マーブルチャンス」のように、段階としての第1クルーン210、第2クルーン220および表示装置15を含めて抽選を実行する場合もある。このため、抽選表示制御部122は、抽選部の一部または全部であるということもできる。
確率変更部123は、「マーブルチャンス」において「マーブルJPチャンス」または「SSモード」への遷移に失敗した場合に、次回の「マーブルチャンス」におけるサークルGsの赤マスおよび/または青マスの表示面積(中心角)を変更させる。上述したように、「マーブルチャンス」では、第3クルーン230に投入された小玉SMがパイプ232を通過してセンサ234により検出されたタイミングにおいて、サークルGsにおける各マスのうち、12時の方向に位置するマスが選択される。このため、例えばサークルGsの赤(青)マスの中心角が拡大すると、次回のマーブルチャンスにおいて拡大した分、赤(青)マスが選択される確率が高まることになる。
報酬付与部124は、入賞が成立した場合にプレイヤに報酬を付与する。報酬付与部124は、例えば、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下した場合、および、通常スロットまたは確変スロットにおいて同一のシンボルがラインで揃った場合などである。なお、報酬付与部124は、上記場合のほかにも様々な場合にプレイヤに報酬を付与する。
動作指示部125は、所定の条件が充足された場合に、アクチェエータ装置17に各種指示する。具体的には、動作指示部125は、大玉投入部174に大玉BMの投入を指示し、ホッパー192に小玉SMの排出個数を指示し、経路切替部193、196および510の各々に供給経路の選択を指示する。
記憶部130は、シンボルデータ記憶部131およびマス管理テーブル133を含む。
シンボルデータ記憶部131は、「プッシャーゲーム」および「SSモード」などのスロットおよび抽選に用いられる各シンボルの画像データを記憶する。ここで、各シンボルの画像データは、具体的には、スロットでいえば、数字の「1」から「9」まで、「BIGマーブル」および「ダイレクトJP」の各シンボルの画像データである。このほかにも、画像データには、小玉SMの個数を抽選する際に用いるシンボル、および、確変スロットの追加回数を抽選する際に用いるシンボルなどがある。なお、各シンボルには、それぞれ出現確率が予め定められている。このため、抽選表示制御部122は、抽選する際には、各シンボルを当該シンボルに定められた確率で出現させる。
ここで、説明の便宜上、「マーブルチャンス」等において画面150に表示されるサークルGsについて説明する。
図21は、サークルGsの一例を示す図である。この図に示されるように、サークルGsは、時計回りの順で、赤マス、通常マス(1)、通常マス(2)、通常マス(3)、青マス、通常マス(4)、通常マス(5)および通常マス(6)に放射状に区切られている。なお、これらの各マスが、抽選要素の一例である。
赤マスは、例えば「マーブルチャンス」において3回選択されると、ゲームが「マーブルJPチャンス」に遷移する。青マスは、例えば「マーブルチャンス」において3回選択されると、「SSモード」に遷移する。また、通常マス(1)〜(6)の各々には属性が付与される。なお、赤マスおよび青マスが特定抽選要素の一例である。
マス管理テーブル133は、このようなサークルGsにおける各マスの中心角および属性を次のように規定する。
詳細には、マス管理テーブル133は、図22に示されるように、赤マス、青マスおよび通常マス(1)〜(6)の各中心角を規定するとともに、通常マス(1)〜(6)の各属性を規定する。通常マス(1)〜(6)の属性は「クレジット報酬」または「抽選球追加」である。このうち「クレジット報酬」は、マーブルチャンスにおいて対応する通常マスが選択されたときにクレジット報酬がプレイヤに付与される状態をいい、「抽選球追加」は、「マーブルチャンス」において対応する通常マスが選択されると、第1クルーン210に対して所定数の小玉SMが追加で投入される状態をいう。例えば、10個の小玉SMが追加で投入される。
なお、図22では、通常マス(1)、(3)、(5)の属性が「クレジット報酬」となっている例であり、通常マス(2)、(4)、(6)の属性が「抽選球追加」となっている例である。
また、赤マスおよび青マスについては、属性がないので「−」となっている。
図22に示されるマス管理テーブル133は、サークルGsの初期状態であり、赤マスおよび青マスの中心角がそれぞれ30度(確率でいえば3/36)であり、通常マス(1)〜(6)の中心角がそれぞれ50度(確率でいえば5/36)であることを示している。
なお、図21で示されるサークルGsにおける各マスの状態は、図22で示されるマス管理テーブル133で規定されている。
また、「属性」が「クレジット報酬」の通常マスと、「属性」が「抽選球追加」の通常マスとは、図22では、外見状区別していないが、例えば、色を変える、異なるマークを付するなどにより、外見状区別できるようにしても良い。
次に、ステーションユニットSTで提供されるゲーム処理について、プッシャーゲームおよびマーブルチャンスを中心にして説明する。
<プッシャーゲームでの処理>
上述したように、プッシャーテーブル40の往復運動によってエッジ42を乗り越え、誘導路44に導かれた小玉SMは、当該プッシャーテーブル40の移動タイミングが合えば、チェッカー51または53を通過する場合がある。
そこでまず、小玉SMがチェッカー51または53を通過する場合に備えた処理について説明する。
図18は、当該処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ゲーム制御部120は、小玉SMがチェッカー51または53のいずれかを通過したか否かを判別する(ステップS1001)。
小玉SMがチェッカー51または53のいずれにも通過していないと判別すれば(ステップS1001の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、手順をステップS1001に戻す。このため、小玉SMがチェッカー51または53のいずれかを通過しなければ、手順が進行しないようになっている。
小玉SMがチェッカー51または53のいずれかを通過したと判別すれば(ステップS1001の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、チェッカー51の通過であったのか否かを判別する(ステップS1002)。小玉SMがチェッカー51を通過したのであれば(ステップS1002の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、図8に示したような確変スロットを実行する(ステップS1003)。
一方、小玉SMがチェッカー51を通過していなければ(ステップS1002の判別結果が「No」であれば)、それは小玉SMがチェッカー53を通過したことを意味する。ゲーム制御部120は、図7に示したような通常スロットを実行する(ステップS1004)。
ゲーム制御部120は、確変スロットまたは通常スロットにより入賞が成立したか否かを判別する(ステップS1005)。入賞が成立したと判別した場合(ステップS1005の判別結果が「Yes」の場合)、ゲーム制御部120は、当該成立した入賞が「ダイレクトJP」の入賞であるか否かを判別する(ステップS1006)。
上述したように「ダイレクトJP」の入賞には、「ダイレクトJP」シンボルが少なくとも1ライン以上で揃った場合(図10参照)と、数字の「7」シンボルが少なくとも1ライン以上で揃った場合と、の2通りを想定している。
上記2通りのいずれかで入賞した場合、(ステップS1006の判別結果が「Yes」の場合)、ゲーム制御部120は、「マーブルJPチャンス」で投入する小玉数SMの個数を抽選する(ステップS1007)。なお、ゲーム制御部120は、「ダイレクトJP」シンボルが揃った場合には、小玉数SMの個数を例えば30〜50個の範囲で抽選し、数字の「7」シンボルが揃った場合には、小玉数SMの個数を例えば150個を上限として抽選して、両者の場合に差を設けても良い。また、この抽選は、例えば画面前抽選部180により実行しても良い。
小玉SMの個数を抽選後、ゲーム制御部120は、ゲーム状態を「マーブルJPチャンス」に遷移させる。これにより、ゲーム状態は、「プッシャーゲーム」から「マーブルJPチャンス」に、「マーブルチャンス」を介することなく、ダイレクトに遷移することになる。
一方、入賞が成立したと判別した場合に、当該成立した入賞が「ダイレクトJP」の入賞でなければ(ステップS1006の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、当該成立した入賞が「BIGマーブル」(図9参照)の入賞であるか否かを判別する(ステップS1008)。
当該成立した入賞が「BIGマーブル」の入賞であれば(ステップS1008の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、1個の大玉BMをテーブル30に投入させる(ステップS1009)。詳細には、ゲーム制御部120における動作指示部125は、大玉投入部174に指示して、1個の大玉BMを投入させる。
投入後、ゲーム制御部120は、報酬をプレイヤに付与して(ステップS1010)、例えばクレジット数を「10」だけ加算して、手順をステップS1001に戻す。
また、入賞が成立したと判別した場合に、当該成立した入賞が「ダイレクトJP」の入賞でなく、「BIGマーブル」の入賞でもなければ(ステップS1008の判別結果が「No」であれば)、それは、数字の「7」を除いた「1」〜「6」、「8」または「9」のシンボルが揃ったことによる入賞である。このため、ゲーム制御部120は、揃った数字に応じた報酬を上述したようにプレイヤに付与する(ステップS1011)。
この後、ゲーム制御部120は、手順をステップS1001に戻す。
なお、小玉SMがチェッカー51または53を通過したことによって通常スロットまたは確変スロットによる抽選されている期間に、さらに別の小玉SMがチェッカー51または53を通過する場合がある。この場合、スロットによる抽選中にチェッカーを通過した小玉SMの個数が記憶されて、当該スロットによる抽選が終了後に、記憶された個数を「1」だけデクリメントして、次のスロットを開始する構成となっている。なお、記憶された個数が多くなるにつれて、報酬に乗じるオッズを高くなるようにしても良い。
また、確変スロットにおいて入賞が2ライン以上で成立した場合の報酬を、通常スロットにおいて入賞が1ラインで成立した場合の報酬と比較して、高くなるようにしても良い。
ところで、「プッシャーゲーム」において、小玉SMがサイド領域62に落下しても、上述したように当該小玉SMはストッカー167に回収されるだけであるので、特段にソフトウェア的な処理が実行されるわけでない。
また、大玉BMは、実際には目隠版などにより、サイド領域62に落下しない構成となっている。そこで次に、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下する場合に備えた処理について説明する。
図19は、当該処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ゲーム制御部120は、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」に遷移したときに(図4参照)、初期化処理を実行する(ステップS1101)。この初期化処理には、例えば、「プッシャーゲーム」に遷移してから、手前領域61に落下した大玉BMの累積個数を示す変数Mのゼロリセット、および、「マーブルチャンス」に遷移したときに投入される小玉SMの総個数のゼロリセットなどが含まれる。
次に、ゲーム制御部120は、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下したか否かを判別する(ステップS1102)。実際には、小玉センサ165および大玉センサ164から出力された情報を受付部121が受け付けるので、ゲーム制御部120は、当該情報に基づいて、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下したか否かを判別することになる。
小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下していないと判別すれば(ステップS1102の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、手順をステップS1102に戻す。このため、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下するまで手順が進行しないようになっている。
小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下したと判別すれば(ステップS1102の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、落下した玉が大玉BMであるか否かを判別する(ステップS1103)。
大玉BMが落下したと判別すれば(ステップS1103の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、小玉の個数を抽選する(ステップS1104)。個数の抽選は、例えば画面前抽選部180(図11参照)により実行しても良い。
なお、「マーブルチャンス」に遷移したときに第1クルーン210に投入される小玉の総数は、抽選された小玉個数の累積数である。本実施形態において、「マーブルチャンス」に遷移する条件は、大玉BMが手前領域61に例えば3個落下することとしている。大玉BMが手前領域61に落下する毎に小玉の個数が抽選され、大玉BMが手前領域61に3個落下した時点で、抽選された小玉の個数の累積数が、「マーブルチャンス」において第1クルーン210に投入される。また、1個の大玉BMが手前領域61に落下したときに、小玉SMの個数は、例えば「10」〜「30」の範囲で抽選される。このため、「マーブルチャンス」において第1クルーン210に投入される小玉の総個数は「30」〜「90」の範囲となる。
ゲーム制御部120は、大玉BMが手前領域61に落下したことに伴い、上記変数M(大玉数)を「1」だけインクリメントする(ステップS1105)。次に、ゲーム制御部120は、インクリメントした変数Mが「3」以上であるか否かを判別する(ステップS1106)。
変数Mが「3」以上であれば(ステップS1106の判別結果が「Yes」であれば)、「マーブルチャンス」の遷移条件を満たしたことになる。このため、ゲーム制御部120は、所定の報酬をプレイヤに付与して(ステップS1107)、例えばプレイヤのクレジット数を「100」だけ加算して、ゲーム状態を「マーブルチャンス」に遷移させる。なお、変数Mが「3」以上でなければ(ステップS1106の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、手順をステップS1102に戻す。
一方、小玉SMまたは大玉BMが手前領域61に落下したと判別された場合に、落下した玉が大玉BMではないと判別すれば(ステップS1103の判別結果が「No」であれば)、それは落下した玉が小玉SMであることを意味している。このため、ゲーム制御部120は、小玉SMが手前領域61に落下したことに伴う報酬をプレイヤに付与して(ステップS1108)、例えばプレイヤのクレジット数を「1」だけ加算して、手順をステップS1102に戻す。
このような処理により、大玉BMが手前領域61に3個落下するまで、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」に維持され、大玉BMが手前領域61に3個落下すると、ゲーム状態が「マーブルチャンス」に遷移することになる。
<マーブルチャンスでの処理>
「マーブルチャンス」では、第1クルーン210に所定数の小玉SMが投入され、そのうち、ポケット215を通過した小玉SMのみが第2クルーン220に投入され、そのうち、ポケット225を通過した小玉SMのみが第3クルーン230に投入される。そして、「マーブルチャンス」では、回転表示されたサークルGsにおける各マスのうち、第3クルーン230に投入された小玉SMがパイプ232を通過してセンサ234により検出されたタイミングにおいて、回転表示されたサークルGsにおける各マスのうち、12時の方向に位置するマスが選択される。
そこで次に、ゲーム状態が「マーブルチャンス」に遷移したときに実行されるゲーム処理について説明する。
まず、ゲーム制御部120は、「マーブルチャンス」に遷移したときに(図4参照)、初期化処理を実行する(ステップS2001)。この初期化処理には、例えば、赤マスが選択された回数を示す変数Rsumのゼロリセット、および、青マスが選択された回数を示す変数Bsumのゼロリセットが含まれる。
また、前回の「マーブルチャンス」において「マーブルJPチャンス」または「SSモード」に遷移しなかった場合(失敗した場合)、サークルGsの各マスのサイズは、前回の「マーブルチャンス」終了時にセットされたサイズとなる。一方、前回の「マーブルチャンス」において「マーブルJPチャンス」または「SSモード」に遷移した場合(成功した場合)、対応するマスのサイズは初期のサイズ(図21および図22参照)にリセットされている。
次に、ゲーム制御部120は、所定個数の小玉SMを第1クルーン210に投入させる(ステップS2002)。詳細には、動作指示部125は、経路切替部193にエアーリフター195の選択を指示し、経路切替部196にエリア200の選択を指示し、ホッパー192に所定個数の小玉SMの排出を指示する。これにより、当該個数の小玉SMが、経路切替部193、エアーリフター195および経路切替部196および誘導路208(図13参照)を介して、第1クルーン210に投入される。
なお、ここでいう所定個数とは、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」から遷移したときには、当該「プッシャーゲーム」において大玉BMが手前領域61に落下した毎に抽選された小玉SMの個数を累積した値であり、後述する遊技価値が投入されたときには、当該投入によって抽選された個数であり、属性が「抽選球個追加」の通常マスが選択されたときには、例えば「10」個である。
投入後、ゲーム制御部120は、イベントが継続中であるか否かを判別する(ステップS2003)。ここでいうイベントとは、ステップS2002において所定個数の小玉SMが第1クルーン210に投入されてから、当該小玉SMがポケット217、227またはパイプ232を介してすべて回収されるまでの状態、もしくは、所定個数の小玉SMが投入されてから、所定の時間(投入された小玉SMがすべて回収されるまでの推定時間、例えば1分)経過するまで状態などをいう。
イベントが継続中であれば(ステップS2003の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、第3クルーン230に投入された小玉SMがパイプ232を通過してセンサ234により検出されたか否かを判別する(ステップS2004)。
検出されていなければ(ステップS2004の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、手順をステップS2003に戻す。
一方、小玉SMがセンサ234によって検出されれば(ステップS2004の判別結果が「Yes」になれば)、ゲーム制御部120は、当該検出のタイミングにおいてサークルGsの12時の方向に位置するマスが赤マスであるか否かを判別する(ステップS2005)。
検出のタイミングにおいて赤マスがサークルGsの12時の方向に位置すれば(ステップS2005の判別結果が「Yes」であれば)、赤マスが抽選により選択されたことを意味するので、ゲーム制御部120は、変数Rsumを「1」だけインクリメントする(ステップS2006)。
次に、ゲーム制御部120は、インクリメント後の変数Rsumがしきい値Rth以上であるか否かを判別する(ステップS2007)。ここで、しきい値Rthは、「マーブルチャンス」から「マーブルJPチャンス」に遷移するために必要な赤マスの選択回数であり、本例では上述したように「3」としている。もちろん、しきい値Rthが「3」以外の値でも良い。
変数Rsumがしきい値Rth未満であれば(ステップS2007の判別結果が「No」であれば、ゲーム制御部120は、手順をステップS2003に戻す。これにより、イベントが終了するまで、引き続き小玉SMがセンサ234によって検出されたか否かが判別され続けることになる。
一方、変数Rsumがしきい値Rth以上であれば(ステップS2007の判別結果が「yes」であれば、「マーブルJPチャンス」への遷移である。なお、当該遷移前に、ゲーム制御部120は、赤マスのサイズを初期値にリセットし(ステップS2008)、所定の報酬をプレイヤに付与する(ステップS2009)。この後、ゲーム制御部120は、ゲーム状態を「マーブルJPチャンス」に遷移させる。
赤マスのサイズをリセットする理由は、次の通りである。すなわち「マーブルJPチャンス」または「SSモード」への遷移に失敗した場合、後述するように、赤マスまたは青マスのサイズが拡大する処理が実行されることがあるが、今回は「マーブルJPチャンス」への遷移に成功した場合であるから、次回「マーブルチャンス」の実行時に赤マスが選択される確率を初期値に戻すために、リセットするのである。なお、赤マスのサイズの初期値は、図21および図22で示したように、中心角が30度の扇形である。また、ステップS2009における報酬は、例えば確変スロットのゲーム数を「10」ゲーム付与することなどである。
また、この説明では、簡略化のために変数Rsumがしきい値Rth以上になったときに「マーブルJPチャンス」に遷移することとしているが、変数Rsumがしきい値Rth以上になっても直ちに「マーブルJPチャンス」に遷移することなく、イベントが終了するまで変数Rsumが計数される。そして、当該変数Rsumに応じて、次の「マーブルJPチャンス」に投入する小玉SMの個数が抽選される。
一方、センサ234による小玉SMの検出タイミングにおいて、サークルGsの12時の方向に位置するマスが赤マスでなければ(ステップS2005の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、当該12時の方向に位置していたマスが青マスであるか否かを判別する(ステップS2010)。
当該12時の方向に位置するマスが青マスであれば(ステップS2010の判別結果が「Yes」であれば)、青マスが抽選により選択されたことを意味するので、ゲーム制御部120は、変数Bsumを「1」だけインクリメントする(ステップS2011)。
次に、ゲーム制御部120は、インクリメント後の変数Bsumがしきい値Bth以上であるか否かを判別する(ステップS2012)。ここで、しきい値Bthは、「マーブルチャンス」から「SSモード」に遷移するために必要な青マスの選択回数であり、本例では上述したように「3」としている。もちろん、しきい値Bthが「3」以外の値でも良い。
変数Bsumがしきい値Bth未満であれば(ステップS2012の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、手順をステップS2003に戻す。
一方、変数Bsumがしきい値Bth以上であれば(ステップS2012の判別結果が「yes」であれば、「SSモード」への遷移であるが、当該遷移前に、ゲーム制御部120は、青マスのサイズを初期値にリセットし(ステップS2013)、所定の報酬をプレイヤに付与する(ステップS2014)。この後、ゲーム制御部120は、ゲーム状態を「マーブルJPチャンス」に遷移させる。
青マスのサイズをリセットする理由は、赤マスのサイズのリセットとほぼ同様である。すなわち「マーブルJPチャンス」または「SSモード」への遷移に失敗した場合、後述するように、赤マスまたは青マスのサイズが拡大する処理が実行されることがあるが、今回は「SSモード」への遷移に成功した場合であるから、次回「マーブルチャンス」の実行時に青マスが選択される確率を初期値に戻すために、リセットするのである。なお、青マスのサイズの初期値は、図21および図22で示したように、中心角が30度の扇形である。
また、この説明では、簡略化のために変数Bsumがしきい値Bth以上になったときに「SSモード」に遷移することとしているが、変数Bsumがしきい値Bth以上になっても直ちに「SSモード」に遷移することなく、イベントが終了するまで変数Bsumが計数される。そして、当該変数Bsumに応じて、次の「SSモード」において設定される確変スロットの初期回転数が抽選される。
なお、イベントが終了するまで、変数RsumおよびBsumを計数する構成であれば、イベントが終了した時点で、変数Rsumがしきい値Rth以上であって、かつ、変数Bsumもしきい値Bth以上となる場合があり得る。この場合、先にしきい値以上となった方のゲーム状態に遷移しても良いし、「マーブルJPチャンス」を優先的に遷移させても良い。
さて、小玉SMがセンサ234を通過したタイミングにおいてサークルGsの12時の方向に位置するマスが、赤マスおよび青マスの双方でなければ(ステップS2010の判別結果が「No」であれば)、それは通常マス(1)〜(6)のいずれかが抽選により選択されたことを意味する。
そこでまず、ゲーム制御部120は、選択された通常マスの属性が「クレジット報酬」であるか否かを判別する(ステップS2015)。選択された通常マスの属性が「クレジット報酬」であれば(ステップS2015の判別結果が「Yes」であれば)、ゲーム制御部120は、プレイヤのクレジット数に所定値(例えば「10」)を報酬として加算する(ステップS2016)。この後、ゲーム制御部120は、手順をステップS2003に戻す。
一方、選択された通常マスの属性が「クレジット報酬」でなければ(ステップS2015の判別結果が「No」であれば)、それは、選択された通常マスの属性が「抽選球追加」であることを意味する。このため、ゲーム制御部120は、手順をステップS2002に戻す。これにより、ステップS2002において、第1クルーン210に「10」個の小玉SMが追加で投入される。
なお、ステップS2003においてイベントが継続中でないと判別されると、ゲーム制御部120は、例えば表示装置15への表示および/または音声ガイダンスによってプレイヤに遊技価値の投入を促す。
そして、所定時間内にプレイヤによって所定分の遊技価値が投入されたならば(例えば100円、または100円相当分のコイン、クレジットが消費等されて、ステップS2017の判別結果が「Yes」になれば)、ゲーム制御部120は、小玉SMの個数を抽選して(ステップS2018)、手順をステップ2002に戻す。これにより、抽選された個数の小玉SMが第1クルーン210に投入されて、イベントが再開する(実質的に延長される)。
なお、遊技価値の投入によりイベントが延長された場合、ゲーム制御部120は、赤マスまたは/および青マスのサイズを拡大しても良い。また、遊技価値の投入によるイベントの延長は、例えば3回限りなど、条件を付しても良い。
一方、プレイヤによって所定時間内に遊技価値が投入されなければ(ステップS2017の判別結果が「No」であれば)、ゲーム制御部120は、変数Rsumに応じて赤マスのサイズを拡大するとともに、変数Bsumに応じて青マスのサイズを拡大させ(ステップS2019)、ゲーム状態を「プッシャーゲーム」に遷移させる。
ステップS2019において変数Rsumは「3」未満であるから、「0」、「1」または「2」のいずれかである。ゲーム制御部120は、例えば赤マスの中心角を、変数Rsumが「0」であれば変更せず、「1」であれば10度だけ拡大させ、「2」であれば20度だけ拡大させる。同様に、ステップS2020において変数Bsumは「3」未満であるから、「0」、「1」または「2」のいずれかである。ゲーム制御部120は、例えば青マスの中心角を、変数Bsumが「0」であれば変更せず、「1」であれば10度だけ拡大させ、「2」であれば20度だけ拡大させる。
具体的には、「マーブルチャンス」において、マス管理テーブル133には図22に示されるように初期値がセットされ、サークルGsが図21に示されるような表示となっている場合に、赤マスが2回選択されて、青マスが1回選択された状態で当該「マーブルチャンス」が終了したとき、次のようにマス管理テーブル133が更新される。
すなわち、図24に示されるように、マス管理テーブル133では、赤マスの中心角が2回の選択によって20度だけ拡大されて50度に変更され、青マスの中心角が1回の選択によって10度だけ拡大されて40度に変更されている。
図24のマス管理テーブル133の例では、赤マスの中心角が20度だけ拡大したに伴い、通常マス(1)〜(3)の中心角が6.7(=20/3)度だけ縮小され、青マスの中心角が10度だけ拡大したに伴い、通常マス(4)〜(6)の中心角が3.3(=10/3)度だけ縮小されている。
なお、通常マス(1)〜(6)の属性は、図22の状態に維持される。
図23は、マス管理テーブル133が図24に示される内容である場合に表示されるサークルGsを示す図である。この図に示されるように、赤マスおよび青マスの中心角が図11の例と比較して、それぞれ拡大している一方で、通常マス(1)〜(6)の中心角がそれぞれ縮小している。
このため、ゲーム状態が「プッシャーゲーム」に戻って再び「マーブルチャンス」に遷移したとき、赤マスが抽選される確率が、前回の「マーブルチャンス」において赤マスが抽選された回数に応じて高まることになる。同様に、ゲーム状態に「プッシャーゲーム」に戻って再び「マーブルチャンス」に遷移したとき、青マスが抽選される確率が、前回の「マーブルチャンス」において青マスが抽選された回数に応じて高まることになる。
したがって、プレイヤに、ステーションユニットSTにおいてゲームを継続させるモチベーションを付与することができる。
また、サークルGsの回転表示と小玉SMの落下とを組み合わせた抽選、すなわち、ソフトウェア処理とリアルの現象とを併用した抽選は、上述したようにプレイヤに作為的な印象を与える可能性を低減させることができる。画面150に表示されるサークルGsは上記のようなソフトウェア処理によって実現されるので、各マスが抽選により選択される確率を容易に変更できる。
<変形例>
上述した実施形態は、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。なお、次に述べる変形の各態様は、相互に矛盾しない範囲内において任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
<変形例1>
上述した実施形態において通常スロットおよび確変スロットのシンボルはあくまでも一例である。数字以外、例えばチェリー、オレンジ、BARなどのシンボルであっても良い。また、スロットにおけるシンボルを、独立した1個の球体ではなく、リール(ドラム)などに配置させても良い。
<変形例2>
上述した実施形態では、赤マスまたは青マスの中心角が拡大されて、選択される確率が高められる構成であったが、赤マスまたは青マスの数を変化させて、選択される確率を変化させても良いし、中心角の変化と、マスの個数の変化との双方を組み合わせて、選択される確率を変化させても良い。また、マスの大きさや数の比率に比例する確率で抽選要素を選択する必要は必ずしもなく、マスの大きさや数の比率に略比例する確率で抽選要素を選択しても良いし、マスの大きさや数に応じて段階的(あるいは離散的)に変化する確率で抽選要素を選択しても良い。換言すると、特定領域の大きさ又は/数の比率が変化するに応じて、何らかの形で抽選確率が変化すれば良い。
<変形例3>
上述した実施形態では、特定抽選要素が選択される回数が所定のしきい値以上となった場合に所定の報酬を付与し、所定のしきい値未満である場合には、特定抽選要素が選択された回数に基づいて次回のイベントにおいて特定抽選要素が選択される確率を高くしているが、これに限られない。例えば、特定抽選要素が選択される回数が所定のしきい値未満である場合(特定抽選要素が選択されない場合も含む。)に所定の報酬を付与し、所定のしきい値以上である場合には、特定抽選要素が選択された回数に基づいて次回のイベントにおいて特定抽選要素が選択される確率を低くしても良い。
<変形例4>
上述した実施形態では、所定のイベントにおいて全ての抽選が終了した後のタイミングにおいて特定抽選要素が選択される確率を変更しているが、所定のイベントの途中のタイミングにおいてその時点までに行われた抽選結果に基づいて特定抽選要素が選択される確率を変更しても良い。また、次回のイベントが開始する直前のタイミングにおいて前回のイベントの抽選結果に基づいて特定抽選要素が選択される確率を変更しても良い。
<変形例5>
また、複数種類の特定抽選要素の組み合わせが成立した場合に所定の報酬を付与し、当該組み合わせが成立しなかった場合には次回のイベントにおいてその組み合わせが成立する確率を高くする態様でも良いし、反対に上記組み合わせが成立しなかった場合に所定の報酬を付与し、上記組み合わせが成立した場合には次回のイベントにおいてその組み合わせが成立する確率を低くする態様でも良い。ここで、組み合わせを構成する複数種類の特定要素の数はそれぞれ一つである例に限られず、例えば一の特定要素の数は2以上、他の特定要素の数は5以上からなる組み合わせであっても良い。
<変形例6>
上述した実施形態では、複数の抽選要素(サークルGs)に占める特定抽選要素(赤マス、青マス)の比率(表示面積)を変更させて、次回のチャンスにおいて特定抽選要素(赤マス、青マス)が選択される確率を変更しているが、この例に限られない。例えば、特定抽選要素が選択された回数に基づいて、次回のチャンスにおいて複数の抽選要素から抽選要素を抽選によって選択する回数を変更しても良い。例えば、特定抽選要素が選択された回数に基づいて、次回のチャンスにおいて抽選要素を抽選によって選択する回数を加算する。
<変形例7>
上述した実施形態では、画面表示を少なくとも一部に利用する抽選において、特定抽選要素の選択結果に基づいて所定の報酬を付与し、さらに特定抽選要素の選択結果に基づいて次回のイベントにおいて特定抽選要素が選択される確率を変更しているが、この例に限られない。例えば、複数の抽選ポケットを有する物理的な抽選盤面に対して球体を投入して抽選を行う抽選において、あるチャンスにおいて所定数の球体投入を行って、特定の抽選ポケットが所定回数以上選択された場合(1回選択される場合も含む。)に所定の報酬を付与し、所定回数以上選択されなかった場合には、次回のチャンスにおいて、物理的な抽選盤面に投入する球体の数を増加させても良いし、またその反対であっても良い。また、特定の抽選ポケットが所定回数以上選択されなかった場合には、次回のチャンスにおいて、特定の抽選ポケット以外の抽選ポケットの少なくとも一部を閉じて球体が進入しないようにしても良い。
<変形例8>
ゲーム装置10において、本ゲームを実行させるプログラムは、記録媒体に記録して提供するのが好ましい。また、プロセッサ、メモリ装置および表示装置(ディスプレイ)を有する情報端末がプログラムを実行して、ゲーム装置10のゲームを、表示装置で提供する構成としても良い。
プログラムが記憶される記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)であり、光ディスクのような光学式記録媒体のほか、半導体記録媒体や、磁気記録媒体等の公知の任意の記録媒体を含み得る。
そもそもプログラムは、プロセッサ12を含むコンピュータを、ゲーム装置10の各部として機能させるものであれば十分である。
プロセッサ12を含むコンピュータをゲーム装置10として機能させるプログラムは、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体に記憶されていても良い。配信サーバからアクセス可能な記録媒体に記憶される上記プログラムのコードは、ゲーム装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでも良い。すなわち、配信サーバからダウンロードされてゲーム装置10で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバからアクセス可能な記録媒体で記憶される形式は問わない。なお、上記プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にゲーム装置10で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていても良い。
<付記>
以上の記載から、以下のような発明が把握され得る。なお、各態様の理解を容易にするために、以下において、図面の参照符号を便宜的に括弧書きで付記するが、各発明を図示の態様に限定する趣旨ではない。
<付記1>
まず、所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部(122)と、抽選部(122)による特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部(124)と、所定のイベントにおける特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部(123)と、を具備する。
この一態様に係るゲーム装置によれば、所定のイベントにおける特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が抽選される確率が変更される。このため、プレイヤにとってみれば、次回の所定のイベントにおいて特定抽選要素が抽選により選択されるであろう、という期待感が高まるので、ゲームを継続させるための動機付けを与えることができる。
ここで、「抽選する」(能動態)は、抽選部が主体となって抽選要素を選択する動作をいい、「抽選される」(受動態)は、抽選部によって選択された抽選要素を指し示すために用いている。抽選要素は、抽選によって選択される可能性(抽選される可能性)のある要素をいい、特定抽選要素は、抽選要素のうち、報酬に関連付けられた特定の抽選要素をいう。なお、「特定抽選要素の選択結果」は、例えば実施形態のようなイベントにおいて、特定抽選要素が抽選によって選択された選択回数がしきい値以上となることとしても良いし、また、イベントにおける特定の時間帯に特定抽選要素が選択されることとしても良い。また、特定抽選要素の選択結果に基づいて所定の報酬を付与するとは、例えば、ある所定のイベントにおいて特定抽選要素の選択回数がしきい値以上となった場合に所定の報酬を付与するなどである。
抽選部は、複数の抽選要素のなかから特定抽選要素を選択する動作については、画面表示などのソフトウェア的なもので実行しても良いし、物理的な機構によって実行しても良い。例えば抽選部は、上述した実施形態のように、サークルにおいて放射状に区分された複数の領域(マス)をそれぞれ抽選要素として割り当て、このうちの一部に予め定められた抽選要素を特定抽選要素として表示させた画面において当該サークルを回転させる。このとき、当該サークルの外側から内側に向けて投入されたリアルな小玉が当該サークルの周縁を通過したタイミングにおいて、当該小玉と重なった領域に対応する抽選要素が選択されと判定する構成でも良い。小玉についてもリアルではなく、ソフトウェアにより表示されたものでも良い。
抽選部は、サークルを画面で表示するのではなく、リアルな、例えばルーレットのような機構で抽選を実行しても良い。
また例えば、抽選要素を「1」〜「9」の数字とし、このうち例えば「3」、「5」、「7」を特定抽選要素として、これらの数字の抽選確率を均等または不均等に設定して、1または2以上の数字(抽選要素)を選択する構成でも良い。
イベントは、あるゲームにおいて区切りとなる期間、または、特別なゲームとなっている状態をいう。イベントは、具体的には、通常のゲームに対して特別に実行される高配当のジャックポットまたはチャンスゲームとなっている状態をいう。ジャックポッドまたはチャンスゲームは、1種類のみならず、複数種類あっても良い。
報酬は、例えば遊技価値であっても良いし、より高配当の(多くの報酬を得られる可能性の高い)抽選に参加する権利でも良いし、スロットなどのゲーム回数の付与でも良い。
<付記2>
他の態様に係るゲーム装置は、付記1のゲーム装置において、抽選部(122)は、複数の抽選要素が割り当てられた、プレイヤが視認可能な二以上の領域を有し、二以上の領域の一部は、特定抽選要素が割り当てられた特定領域であり、各領域の大きさ又は/及び数の比率に応じた確率で抽選要素を選択し、確率変更部(123)は、特定領域の大きさ又は/及び数の比率を変化させて、当該特定領域に割り当てられた特定抽選要素が選択される確率を変更する、
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、付記1のゲーム装置において、遊技体(例えば小玉)がサークルにおける特定領域に落下する(または重なる)ことによって、当該特定領域に割り当てられた特定抽選要素が選択されたことになる。なお、サークルは、画面で表示させても良いし、ルーレットのような物理的機構でも良い。
<付記3>
他の態様に係るゲーム装置は、少なくとも付記1のゲーム装置において、抽選部(122)は、所定のイベントにおいて報酬付与部(124)により所定の報酬が付与されなかった場合、当該所定のイベントにおいて特定抽選要素が選択された回数に基づいて、次回の所定のイベントにおいて特定抽選要素が選択される確率を加増する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、少なくとも付記1のゲーム装置において、所定のイベントによって所定の報酬が付与されなかった場合、次回の所定のイベントにおいて、特定抽選要素が抽選によって選択される確率が加増されるので、報酬が付与される可能性が高まる。このため、プレイヤにゲームを継続させるための動機付けをさらに与えることができる。
<付記4>
他の態様に係るゲーム装置は、少なくとも付記1のゲーム装置において、抽選部(122)は、所定のイベントにおいて報酬付与部(124)により所定の報酬が付与された場合、次回の所定のイベントにおいて特定抽選要素が選択される確率を基準値に設定する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、少なくとも付記1のゲーム装置において、所定のイベントによって所定の報酬が付与された場合、次回の所定のイベントにおいて、特定抽選要素が選択される確率が基準値に初期化されるので、当該確率の過剰な加増が抑えられる。
<付記5>
他の態様に係るゲーム装置は、少なくとも付記1のゲーム装置において、抽選部(122)は、複数の段階で抽選がそれぞれ可能であり、当該複数の段階のうちの一部の段階での抽選結果が所定の条件を充足した場合に、次の段階として特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を選択する抽選を実行する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、少なくとも付記のゲーム装置において、複数段階の抽選によってプレイヤに緊張感および期待感を与えることができる。なお、第1段階での抽選としては、例えば上述した実施形態で説明したクルーンのように、複数のポケット(穴)のうち、特定のポケットにボールが入った場合に条件を第2段階の抽選に移行させる物理的な機構であっても良いし、画面表示などのソフトウェア的なものでも良い。
<付記6>
他の態様に係るゲーム装置は、少なくとも付記1のゲーム装置において、抽選部(122)は、プレイヤから特定の遊技価値の投入を受け付けた場合、所定のイベントにおける抽選回数を加増する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、少なくとも付記1のゲーム装置において、所定のイベントにおいて所定の報酬が付与されない可能性が生じた場合でも、遊技価値の投入によって抽選部による抽選回数が増えるので、特定抽選要素が選択される可能性が高まる。このため、プレイヤが途中でゲームを打ち切ってしまう可能性を低く抑えることができる。
<付記7>
他の態様に係るゲーム装置は、少なくとも付記1のゲーム装置において、報酬付与部(124)は、所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、特定の抽選を実行する権利をプレイヤに付与する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、少なくとも付記1のゲーム装置において、プレイヤに、所定の報酬とは別に、特定の抽選を実行する権利が付与されるので、プレイヤにゲームを継続させるための動機付けを与えることができる。
<付記8>
他の態様に係るゲーム装置は、プロセッサ(12)とメモリー(13)とディスプレイ(15)を具備するゲーム装置(10)であって、プロセッサ(12)はメモリー(13)とディスプレイ(15)に接続され、所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択し、定抽選要素を選択した回数に基づいて、所定の報酬を付与し、所定のイベントにおける特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更し、特定抽選要素が選択される確率が変化させた画面をディスプレイ(15)に出力する。
当該他の態様に係るゲーム装置によれば、付記1のゲーム装置と同様に、プレイヤにゲームを継続させるための動機付けを与えることができる。
<付記9>
他の態様に係るプログラムは、一以上のプロセッサ(12)を具備するゲーム装置(10)のプログラムであって、当該一以上のプロセッサ(12)の少なくとも一部を、所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部(122)、抽選部(122)が特定抽選要素を選択した回数に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部(124)、および、所定のイベントにおける特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部(123)として機能させる。
当該他の態様に係るプログラムによれば、付記1のゲーム装置と同様に、プレイヤにゲームを継続させるための動機付けを与えることができる。
10…ゲーム装置、12…プロセッサ、13…メモリ装置、14…検出装置、15…表示装置、120…ゲーム制御部、122…抽選表示制御部、123…確率変更部、124…報酬付与部。

Claims (9)

  1. 所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部と、
    前記抽選部による前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部と、
    前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部と、
    を具備するゲーム装置。
  2. 前記抽選部は、
    前記複数の抽選要素が割り当てられた、プレイヤが視認可能な二以上の領域を有し、
    前記二以上の領域の一部は、前記特定抽選要素が割り当てられた特定領域であり、
    各領域の大きさ又は/及び数の比率に応じた確率で前記抽選要素を選択し、
    前記確率変更部は、
    前記特定領域の大きさ又は/及び数の比率を変化させて、当該特定領域に割り当てられた前記特定抽選要素が選択される確率を変更する、
    請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記抽選部は、
    前記所定のイベントにおいて前記報酬付与部により前記所定の報酬が付与されなかった場合、当該所定のイベントにおいて前記特定抽選要素が選択された回数に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて前記特定抽選要素が選択される確率を加増する、
    請求項1または2に記載のゲーム装置。
  4. 前記抽選部は、
    前記所定のイベントにおいて前記報酬付与部により前記所定の報酬が付与された場合、次回の前記所定のイベントにおいて前記特定抽選要素が選択される確率を基準値に設定する、
    請求項1、2または3に記載のゲーム装置。
  5. 前記抽選部は、
    複数の段階で抽選がそれぞれ可能であり、
    当該複数の段階のうちの一部の段階での抽選結果が所定の条件を充足した場合に、次の段階として前記特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を選択する抽選を実行する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のゲーム装置。
  6. 前記抽選部は、
    プレイヤから特定の遊技価値の投入を受け付けた場合、前記所定のイベントにおける抽選回数を加増する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のゲーム装置。
  7. 前記報酬付与部は、
    前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、特定の抽選を実行する権利をプレイヤに付与する、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のゲーム装置。
  8. プロセッサとメモリとディスプレイを具備するゲーム装置であって、
    前記プロセッサはメモリとディスプレイに接続され、
    所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択し、
    前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与し、
    前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更し、
    前記特定抽選要素が選択される確率が変化する様子をディスプレイに出力する、
    ゲーム装置。
  9. 一以上のプロセッサを具備するゲーム装置のプログラムであって、
    当該一以上のプロセッサの少なくとも一部を、
    所定のイベントにおいて特定抽選要素を含む複数の抽選要素のなかから1または2以上の抽選要素を抽選によって選択する抽選部、
    前記抽選部による前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、所定の報酬を付与する報酬付与部、および、
    前記所定のイベントにおける前記特定抽選要素の選択結果に基づいて、次回の前記所定のイベントにおいて当該特定抽選要素が選択される確率を変更する確率変更部、
    として機能させるプログラム。
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