JP2019038193A - 空気入りタイヤの製造方法及びタイヤ成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーピング時におけるビード部の軸方向へのずれを抑制する。【解決手段】円筒状のカーカスプライ2の両端部に環状のビードコア3Aを含むビード部4を設けたグリーンケース1を、トレッドリング8に接合させて生タイヤを成形する工程において、ビードロック16を、ビード部4の径方向内側から径方向外方R1に移動させてビード部4の径方向内側面4Aに当接させ、この当接させた状態で、ビードロック16を軸方向外方L1に移動させて、ビードロック16の規制壁17をビード部4の軸方向内側面4Bに当接させ、これによりビード部4をビードロック16に固定した状態でグリーンケース1をトロイド状に膨張させ、径方向外側に配設したトレッドリング8にグリーンケース1を接合させる。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、空気入りタイヤの製造方法、及びタイヤ成形装置に関する。
空気入りタイヤを製造する方法として、一次成形機で成形したグリーンケースを、二次成形機でトレッドリングと合体させて生タイヤ(グリーンタイヤ)を成形する方法がある。
詳細には、一次成形機の成形ドラムの外周にインナーライナー、カーカスプライを巻き付けて円筒状に設けた後、環状のビードコア及びビードフィラーを、円筒状のカーカスプライの軸方向両端部に外挿する。そして、カーカスプライの軸方向両端部でビードコアを巻き込むように折り返した後、サイドウォールゴムを積層してグリーンケースを成形する。
得られたグリーンケースを、二次成形機において、ビード部の径方向内側からビードロックにより保持した状態で、軸方向中央部を膨らませてトロイド状にシェーピングし、ベルト及びトレッドゴムからなるトレッドリングに接合させて生タイヤ(グリーンタイヤ)を成形する。そして、得られた生タイヤをモールド内で加硫成型することで空気入りタイヤが得られる(特許文献1〜3)。
特開2016−210120号公報 特開2016−215461号公報 特開2002−321289号公報
上記のようなシェーピングを行う二次成形機としてのタイヤ成形機において、ビード部を保持するビードロックは、様々なサイズのタイヤについて共通化されることが好ましい。しかしながら、グリーンケースのビード部の幅(即ち、軸方向における厚み)は、タイヤサイズによって必ずしも一定ではなく異なる場合もある。そのため、様々なサイズのタイヤに対してビードロックを共通化するためには、ビード部を支持するビードロックの幅をビード部の幅よりも大きく設定する必要がある。ビードロックの幅を大きく設定すると、ビードロックの側壁とビード部との間に隙間が形成されることから、シェーピング時にビード部の軸方向へのずれが生じることがある。かかるビード部のずれは、グリーンケースとトレッドリングの幅方向中心がずれる要因となり、RFV(ラジアルフォースバリエーション)などのタイヤのユニフォミティに悪影響を与える。
本発明の実施形態はこのような問題を考慮してなされたものであり、グリーンケースをトロイド状に膨張させてトレッドリングと接合させる際のビード部の軸方向へのずれを抑制することを目的とする。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの製造方法は、円筒状のカーカスプライの両端部に環状のビードコアを含むビード部を設けたグリーンケースを、トレッドリングに接合させて生タイヤを成形する工程において、前記グリーンケースを保持するためのビードロックを、前記ビード部の径方向内側から径方向外方に移動させて前記ビード部の径方向内側面に当接させ、この当接させた状態で、前記ビードロックを軸方向外方に移動させて、前記ビード部の軸方向内方への動きを規制する規制壁を前記ビード部の軸方向内側面に当接させ、これにより前記ビード部を前記ビードロックに固定した状態で前記グリーンケースをトロイド状に膨張させ、径方向外側に配設された前記トレッドリングに前記グリーンケースを接合させることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るタイヤ成形装置は、円筒状のカーカスプライの両端部に環状のビードコアを含むビード部を設けたグリーンケースをトロイド状に膨張させ、径方向外側に配設されたトレッドリングに前記グリーンケースを接合させて生タイヤを成形するタイヤ成形装置において、前記ビード部の径方向内側面に当接して前記グリーンケースを保持するビードロックを備え、前記ビードロックは、前記ビード部の軸方向内方への移動を規制する規制壁を備えるとともに、軸方向に移動可能に設けられ、かつ、前記ビード部の径方向内方において拡縮径可能に設けられ、前記ビードロックを拡径させて前記ビード部の径方向内側面に当接させた状態で、当該ビードロックを軸方向外方に移動させて前記規制壁を前記ビード部の軸方向内側面に当接させ、これにより前記ビード部を前記ビードロックに固定した状態で前記グリーンケースをトロイド状に膨張させることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、ビードロックをビード部の径方向内側面に当接させた後、当該ビードロックを軸方向外方に移動させて、ビードロックの規制壁をビード部の軸方向内側面に当接させ、この状態でシェーピングを行う。すなわち、ビード部の内側面をビードロックでロックした状態でシェーピングを行うことができる。そのため、シェーピング時におけるビード部の軸方向へのずれを抑制することができる。
一実施形態に係るタイヤ成形装置の半断面図 図1の要部拡大図 図1に示す状態からビードロックを軸方向外方に移動させた状態を示す図 図2に示す状態からシェーピングを行った状態を示す図 (A)他の実施形態に係るビードロックの拡大断面図、(B)同ビードロックを軸方向外方に移動させた状態を示す図 更に他の実施形態に係るビードロックの拡大断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、図示を省略したが、左右一対のビード部と、ビード部からタイヤ径方向外方に延びる一対のサイドウォール部と、左右のサイドウォール部間に設けられたトレッド部とを備える。ビード部には、環状のビードコアと、その外周側に設けられた硬質ゴム製のビードフィラーからなるビード部材が埋設されている。
タイヤには、一対のビード部間にまたがって延びるカーカスプライが埋設され、カーカスプライは、トレッド部からサイドウォール部を通りビード部において両端部が係止されており、少なくとも1プライで構成されている。カーカスプライは、平行配列された複数本のカーカスコードをゴム被覆してなるものであり、カーカスプライの両端部は、ビード部においてビード部材の内側から外側に折り返されて係止されている。ビード部には、かかるカーカスプライの折り返し部の周りにチェーファーが設けられている。
トレッド部におけるカーカスプライの外周側には、ベルトプライからなるベルトが設けられておりトレッド部を補強する。カーカスプライの内側には、空気圧保持のためのインナーライナーがタイヤ内面の全体にわたって設けられる。
このタイヤを製造するには、まず、不図示の一次成形機の成形ドラムの外周にインナーライナー、チェーファー、カーカスプライの順にこれらの部材を巻き付けて円筒状に設け、カーカスプライの幅方向両端部の外周面に環状のビード部材を装着する。そして、ビード部材を巻き込むようにカーカスプライの幅方向両端部が折り返された後、サイドウォールゴムが所定位置に配設される。これにより、図1に示すような、円筒状のカーカスプライ2の両端部に環状のビードコア3Aを含むビード部4を設けたグリーンケース1が成形される。グリーンケース1は、環状のビードコア3Aとその外周側に設けられたビードフィラー3Bとからなるビード部材3をビード部4に備え、該ビード部材3をカーカスプライ2の両端部で巻き込んだ構造を有する。また、図2に示されるように、グリーンケース1は、インナーライナー5と、チェーファー6と、サイドウォールゴム7とを備える。
一次成形機において成形されたグリーンケース1は、二次成形機に相当するタイヤ成形装置10によって保持される。
詳細には、タイヤ成形装置10は、図1に示すように、グリーンケース1の軸方向Lに沿って延びるシャフト12と、シャフト12の周りに回転可能に設けられた左右一対のシェーピングドラム14,14と、各シェーピングドラム14,14の外周に設けられた左右一対のビードロック16,16とを備える。
一対のシェーピングドラム14,14は、軸方向Lに間隔をあけて配置されており、不図示の駆動手段によって、シャフト12の軸周りに回転駆動させるとともに、互いに近接離隔できるように軸方向Lに移動可能に構成されている。
ビードロック16は、ビード部4の径方向内側面4Aに当接してグリーンケース1を保持する部材である。ビードロック16は、シェーピングドラム14の外周面に取り付けられており、その周方向において複数のセグメントに分割され、かつ径方向Rに拡縮径可能に設けられている。そのため、ビードロック16は、軸方向Lに移動可能に設けられるとともに、径方向Rに拡縮移動可能に設けられており、ビード部4の径方向内方において拡縮径する。
ビードロック16は、ビード部4の軸方向内方への動きを規制する規制壁17を備える。この例では、ビードロック16は、径方向外方に向けて開かれて、径方向外方からビード部4を受ける凹部18を有し、この凹部18により規制壁17が形成されている。すなわち、凹部18は、ビード部4に対向する径方向外側面において径方向内方へ陥没して設けられており、この凹部18でビード部4の径方向内側面4Aを受けてグリーンケース1を保持する。また、図2に示すように、凹部18は、ビード部4の径方向内側面4Aが当接する軸方向Lに平行な底面18Aと、該底面18Aの軸方向内端から径方向外方に垂直に立ち上がる軸方向内側壁18Bと、該底面18Aの軸方向外端から径方向外方に垂直に立ち上がる軸方向外側壁18Cとを備え、該軸方向内側壁18Bが規制壁17となっている。
この例では、ビードロック16は、径方向外方に向けて開かれた断面コの字状をなし、上記底面18Aを持つベース部の両端部にそれぞれ縦壁が設けられることで、上記凹部18が形成されている。
ビードロック16の凹部18の軸方向Lにおける開口幅W1は、ビード部4の軸方向Lにおける幅W2よりも大きく設定されている(W1>W2)。これにより、異なるサイズのタイヤに対して、共通のビードロック16での成形を可能にしている。ビードロック16の開口幅W1は、中間サイズ(製造対象となる複数のタイヤのビード部についての真ん中のサイズ)のビード部4の幅W2に対して、例えば5〜15mm程度大きく設定することができる。
タイヤ成形装置10は、グリーンケース1内に気体等の流体を供給する流体供給部(不図示)を備え、該流体供給部から供給される流体によりグリーンケース1をトロイド状に膨張させるように構成されている。
タイヤ成形装置10は、また、グリーンケース1の径方向外側にトレッドリング8を保持する不図示の保持手段を備える。トレッドリング8は、円筒状のベルト8Aと、該ベルト8Aの外周面に積層されたトレッドゴム8Bとからなる円筒状部材であり、別の一次成形装置としてのベルトドラム(不図示)において成形される。トレッドリング8は、グリーンケース1に対して、軸方向Lの中心同士が一致するように配設される。
タイヤ成形装置10を用いて生タイヤを成形する際には、まず、部材配設工程として、グリーンケース1及びトレッドリング8を、一次成形機からタイヤ成形装置10に移載する(図1参照)。
具体的には、グリーンケース1を、一対のシェーピングドラム14,14の外周部にわたって配置し、ビードロック16を、ビード部4の径方向内側から径方向外方R1に移動させて(即ち、ビードロック16を拡径させて)、ビード部4の径方向内側面4Aに当接させる。これにより、グリーンケース1は、一対のシェーピングドラム14,14間で内部を気密状態に維持しながら、タイヤ成形装置10に保持される。
また、トレッドリング8を、不図示の保持手段によりグリーンケース1の径方向外側において、該グリーンケース1の周りを取り囲むように配設する。
上記のようにビードロック16を拡径させてビード部4の径方向内側面4Aに当接させた後、その当接状態を維持しつつ、図3に示すように、一対のビードロック16,16をそれぞれ軸方向外方L1に移動させて、ビードロック16の規制壁17をビード部4の軸方向内側面4Bに当接させる。詳細には、一対のシェーピングドラム14,14の間隔(即ち、一対のビードロック16,16の間隔)を広げるように、両シェーピングドラム14,14をそれぞれ軸方向外方L1,L1に移動させる。
なお、軸方向外方L1とは、一対のシェーピングドラム14,14が互いに離隔する方向(即ち、軸方向中心から離れる方向)をいい、軸方向内方L2とは、一対のシェーピングドラム14,14が互いに近接する方向(即ち、軸方向中心に向かう方向)をいう。
また、ビードロック16の軸方向外方L1への移動量は、特に限定されず、例えば、5〜15mm程度でもよい。移動量は、タイヤサイズによって変えてもよく、タイヤサイズによらず一定の値に設定してもよい。
このようにビードロック16の規制壁17をビード部4の軸方向内側面4Bに押し当てることにより、ビード部4は、その径方向内側面4Aがビードロック16に当接して気密状態に保持された状態で、軸方向内側面4Bがビードロック16の規制壁17によりロックされ、ビード部4の軸方向内方L2へのずれが規制される。
このようにしてビード部4をビードロック16に固定した状態(即ち、ビード部4の径方向内側面4Aにビードロック16を当接させ、かつ、ビード部4の軸方向内側面4Bにビードロック16の規制壁17を当接させた状態)で、図4に示すように、シェーピングを行う。詳細には、不図示の流体供給部からグリーンケース1内に流体を供給しながら、一対のシェーピングドラム14,14を互いに近接するように軸方向内方L2に移動させることによって、グリーンケース1を径方向外方R1に膨出させる。すなわち、グリーンケース1をタイヤ形状に合わせたトロイド状に変形させる。これにより、径方向外側に配設されたトレッドリング8にグリーンケース1を接合一体化させることができ、生タイヤが成形される。得られた生タイヤは、モールド内で加硫成型されることで空気入りタイヤが得られる。
本実施形態によれば、グリーンケース1をシェーピングする前に、ビードロック16を軸方向外方L1に移動させて左右のビードロック16,16の間隔を広げ、ビード部4の軸方向内側面4Bをビードロック16によりロックしている。そのため、グリーンケース1をトロイド状に膨張させるシェーピング時に、ビード部4がビードロック16に対して動きにくく、ビード部4の軸方向へのずれが抑制される。そのため、グリーンケース1とトレッドリング8との幅方向中心の位置ずれが抑制され、RFVなどのタイヤのユニフォミティを向上することができる。
また、シェーピング時におけるビード部の軸方向への位置ずれはグリーンケースの周方向においてばらつく可能性があり、ビード部4の軸方向内側面4Bをビードロック16によりロックしていないと、周方向におけるビード部4の位置ばらつきにより、シェーピング時にカーカスプライにかかる張力によってカーカスプライの巻き上げ高さにばらつきが生じるおそれがある。本実施形態によれば、グリーンケース1の周方向の全体にわたってビード部4の軸方向内側面4Bをビードロック16によりロックするので、かかる周方向におけるビード部4の位置ばらつきを抑えて、カーカスプライの巻き上げ高さのばらつきも抑えることができる。
本実施形態によれば、また、ビードロック16の凹部18の開口幅W1をビード部4の幅W2よりも大きく設定したので、異なるサイズのタイヤに対して共通のビードロック16での成形を可能にしつつ、ビードロック16の規制壁17によりビード部4の軸方向内側面4Bをより効果的にロックすることができる。
上記実施形態では、底面18Aと軸方向内側壁18Bと軸方向外側壁18Cを含む凹部18をビードロック16に設けて規制壁17を形成したが、これに限定されるものではない。例えば、軸方向外側壁18Cを省略して、底面18Aと軸方向内側壁18B(即ち、規制壁17)により軸方向外側に開かれた形状としてもよい。
また、ビードロック16の凹部18の断面形状も特に限定されるものではなく、例えば、図5(A)に示すように、軸方向外側壁18Cは傾斜面状に形成してもよい。図5(A)に示す例では、規制壁17となる軸方向内側壁18Bは、底面18Aに対して垂直に設けられているものの、当該垂直面と底面18Aとの間には断面円弧状の湾曲面部18Dが設けられており、このような形状でもよい。この場合でも、図5(B)に示すように、ビードロック16を軸方向外方L1に移動させて、ビードロック16の規制壁17をビード部4の軸方向内側面4Bに当接させることにより、ビード部4の軸方向内方L2へのずれが規制される。
また、上記実施形態では、ビードロック16がシールゴムを持たない場合について説明したが、図6に示すように、ビードロック16はその表面を被覆するシールゴム20を備えるものであってもよい。すなわち、図6に示す実施形態では、ビードロック16の外周面にはシールゴム20が装着されており、上記凹部18の表面もシールゴム20で被覆されている。従って、ビードロック16をビード部4の径方向内側面4A及び軸方向内側面4Bに当接させることには、シールゴム20を介して当接させることも含まれる。
このようなシールゴム20を設けることで、ビード部4とビードロック16との密着防止が図られるとともに、シェーピング時の内圧漏れを防止することができる。かかるシールゴムを設ける構成は、特にシェーピング時に高い内圧が付与される重荷重用空気入りタイヤの製造において有利である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…グリーンケース、2…カーカスプライ、3A…ビードコア、4…ビード部、4A…ビード部の径方向内側面、4B…ビード部の軸方向内側面、8…トレッドリング、10…タイヤ成形装置、14…シェーピングドラム、16…ビードロック、17…規制壁、18…凹部、L…軸方向、L1…軸方向外方、R…径方向、R1…径方向外方、W1…凹部の開口幅、W2…ビード部の幅

Claims (4)

  1. 円筒状のカーカスプライの両端部に環状のビードコアを含むビード部を設けたグリーンケースを、トレッドリングに接合させて生タイヤを成形する工程において、
    前記グリーンケースを保持するためのビードロックを、前記ビード部の径方向内側から径方向外方に移動させて前記ビード部の径方向内側面に当接させ、この当接させた状態で、前記ビードロックを軸方向外方に移動させて、前記ビード部の軸方向内方への動きを規制する規制壁を前記ビード部の軸方向内側面に当接させ、これにより前記ビード部を前記ビードロックに固定した状態で前記グリーンケースをトロイド状に膨張させ、径方向外側に配設された前記トレッドリングに前記グリーンケースを接合させる、
    ことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記ビードロックが径方向外方に向けて開かれて前記ビード部を受ける凹部を有し、前記凹部の開口幅が前記ビード部の幅よりも大きく設定された、請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 円筒状のカーカスプライの両端部に環状のビードコアを含むビード部を設けたグリーンケースをトロイド状に膨張させ、径方向外側に配設されたトレッドリングに前記グリーンケースを接合させて生タイヤを成形するタイヤ成形装置において、
    前記ビード部の径方向内側面に当接して前記グリーンケースを保持するビードロックを備え、
    前記ビードロックは、前記ビード部の軸方向内方への動きを規制する規制壁を備えるとともに、軸方向に移動可能に設けられ、かつ、前記ビード部の径方向内方において拡縮径可能に設けられ、前記ビードロックを拡径させて前記ビード部の径方向内側面に当接させた状態で、当該ビードロックを軸方向外方に移動させて前記規制壁を前記ビード部の軸方向内側面に当接させ、これにより前記ビード部を前記ビードロックに固定した状態で前記グリーンケースをトロイド状に膨張させる、
    ことを特徴とするタイヤ成形装置。
  4. 前記ビードロックが径方向外方に向けて開かれて前記ビード部を受ける凹部を有し、前記凹部の開口幅が前記ビード部の幅よりも大きく設定された、請求項3に記載のタイヤ成形装置。
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