JP5508174B2 - ビードセットリング - Google Patents
ビードセットリング Download PDFInfo
- Publication number
- JP5508174B2 JP5508174B2 JP2010164451A JP2010164451A JP5508174B2 JP 5508174 B2 JP5508174 B2 JP 5508174B2 JP 2010164451 A JP2010164451 A JP 2010164451A JP 2010164451 A JP2010164451 A JP 2010164451A JP 5508174 B2 JP5508174 B2 JP 5508174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- bead
- protrusion
- width
- socket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
(1)リング状のコアを有するビードが、得られる工程と、
(2)主リングと副リングとを備えており、この主リングがこの副リングが嵌め合わされるソケットとこのソケットの外側に位置するフランジとを備えており、この副リングがこのソケットに嵌め合わされると、この副リングの一部がこのフランジから突出しタイヤのビードがセットされる突部が構成され、この副リングのこのソケットに嵌め合わされる長さに応じてこの突部の幅が可変しうるビードセットリングにおいて、この突部の幅が調整され、このビードがこの突部にセットされる工程と、
(3)このビードがプライに圧着され、ローカバーが得られる工程と、
(4)このローカバーが加圧及び加熱され、タイヤが得られる工程と
を含む。
図2から7に示されたビードセットリングを用いて、タイヤを製造した。このタイヤの製造に際して、その幅W1が6.8mmとされたコアを有するビードが供給された。ビードセットリングの突部の幅W0は、4.8mmに調整された。この幅W1と幅W0と差(W1−W0)は、2.0mmとされた。
実施例1のビードセットリングにおいて、副リングが回動され、突部の幅W0が5.6mmに調整され、差(W1−W0)が1.2mmとされた他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
その幅W1が5.5mmとされたコアを有するビードを供給するとともに、実施例1のビードセットリングにおいて、副リングが回動され、突部の幅W0が3.5mmに調整され、差(W1−W0)が2.0mmとされた他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
その幅W1が8.6mmとされたコアを有するビードを供給するとともに、実施例1のビードセットリングにおいて、副リングが回動され、突部の幅W0が6.6mmに調整され、差(W1−W0)が2.0mmとされた他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
図8に示された構成を備え、その突部の幅WAが5.0mmとされた従来のビードセットリングを用いて、タイヤを製造した。このタイヤの製造に際して、その幅WBが6.8mmとされたコアを有するビードが供給された。この参考例では、この幅WBと幅WAと差(WB−WA)は、1.8mmとされた。
ビードセットリングに供給するビードのコアの幅WB及び差(WB−WA)を下記表1の通りとした他は参考例と同様にして、タイヤを製造した。この比較例1及び2では、参考例で使用したビードセットリングがそのまま用いられている。
ビードの落下が発生した回数を調査し、製造したタイヤの総本数に対する発生回数の比率を得た。その結果が、ビード落下発生率として下記表1及び2に示されている。この数値が小さいほど、良好であることが示される。
ビードのコアに相当するピースを、ビードセットリングにセットした。このピースは、日本ポリペンコ社製の商品名「MCナイロン」を用いて成形されたものである。このピースの軸方向内側に位置する外縁をチョークでマーキングし、このピースをフォーマーに巻回され筒状とされたカーカスプライに圧着させた。この圧着により、チョークがカーカスプライに転写された。この圧着が、カーカスプライの左右両側それぞれで実施された。圧着後、カーカスプライを展開し、左右のチョーク間の距離が測定された。周方向に沿って16箇所の距離を測定し、これらの標準偏差を得た。本明細書では、この標準偏差がコードパスと称される。この一連の計測を5回実施し、コードパスの平均値を求めた。その結果が、下記表1及び2に示されている。この数値が小さいほど、良好であることが示される。
4、22・・・ビード
6、40・・・カーカスプライ
8、62・・・突部
10、54・・・フランジ
12、36・・・コア
16・・・タイヤ
24・・・カーカス
38・・・エイペックス
48・・・主リング
50・・・副リング
52・・・ソケット
60・・・アダプター
66・・・雌ねじ
68・・・雄ねじ
Claims (2)
- 主リングと、副リングとを備えており、
この主リングが、この副リングが嵌め合わされるソケットと、このソケットの外側に位置するフランジとを備えており、
上記ソケットに雌ねじが設けられており、
上記副リングの、このソケットに嵌め合わされる部分に、上記雌ねじに対応する雄ねじが設けられており、
この副リングがこのソケットに嵌め合わされると、この副リングの一部がこのフランジから突出し、タイヤのビードがセットされる突部が構成され、
この副リングを周方向に回動させることにより、上記突部の幅が調整され、
この突部の幅が、この副リングのこのソケットに嵌め合わされる長さに応じて可変しうるビードセットリング。 - リング状のコアを有するビードが、得られる工程と、
主リングと副リングとを備えており、この主リングがこの副リングが嵌め合わされるソケットとこのソケットの外側に位置するフランジとを備えており、上記ソケットに雌ねじが設けられており、上記副リングの、このソケットに嵌め合わされる部分に、上記雌ねじに対応する雄ねじが設けられており、この副リングがこのソケットに嵌め合わされるとこの副リングの一部がこのフランジから突出しタイヤのビードがセットされる突部が構成され、この副リングのこのソケットに嵌め合わされる長さに応じてこの突部の幅が可変しうるビードセットリングにおいて、この副リングを周方向に回動させることによりこの突部の幅が調整され、このビードがこの突部にセットされる工程と、
このビードがプライに圧着され、ローカバーが得られる工程と、
このローカバーが加圧及び加熱され、タイヤが得られる工程と
を含むタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010164451A JP5508174B2 (ja) | 2010-07-22 | 2010-07-22 | ビードセットリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010164451A JP5508174B2 (ja) | 2010-07-22 | 2010-07-22 | ビードセットリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012024996A JP2012024996A (ja) | 2012-02-09 |
JP5508174B2 true JP5508174B2 (ja) | 2014-05-28 |
Family
ID=45778536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010164451A Active JP5508174B2 (ja) | 2010-07-22 | 2010-07-22 | ビードセットリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5508174B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5475039B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2014-04-16 | 住友ゴム工業株式会社 | ビード保持装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1921579A (en) * | 1930-09-26 | 1933-08-08 | Morgan & Wright | Tire forming device |
DE2140923C3 (de) * | 1971-08-16 | 1975-06-26 | Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover | Maschine zum Herstellen von Karkassen für Fahrzeugluftreifen |
US4324604A (en) * | 1978-12-22 | 1982-04-13 | The General Tire & Rubber Co. | Bead setting apparatus with retractable flange |
JPH0513563Y2 (ja) * | 1987-12-15 | 1993-04-09 | ||
JPH0513564Y2 (ja) * | 1988-02-24 | 1993-04-09 | ||
JPH0645725U (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-21 | オーツタイヤ株式会社 | タイヤのビードホルダー |
JP3827374B2 (ja) * | 1996-09-13 | 2006-09-27 | 株式会社ブリヂストン | ビードリング成形装置 |
JP2009012218A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Bridgestone Corp | ビードセット装置及びタイヤ成型装置 |
JP2009131988A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Bridgestone Corp | タイヤ成型装置およびそれを用いた生タイヤの成型方法 |
-
2010
- 2010-07-22 JP JP2010164451A patent/JP5508174B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012024996A (ja) | 2012-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5226970B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP2012162204A (ja) | 空気入りタイヤおよび、ビードコアの製造方法 | |
JP5667433B2 (ja) | タイヤ加硫金型及び空気入りタイヤの製造方法 | |
JP2019059043A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4263755B1 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
EP2561980B1 (en) | Tire production method | |
JP5508174B2 (ja) | ビードセットリング | |
JP5059494B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP6030623B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20210291593A1 (en) | Heavy duty pneumatic tire and manufacturing method thereof | |
JP2017013745A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP2551096B1 (en) | Pneumatic tire production method and tire | |
JP5066220B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP5952700B2 (ja) | 剛性中子及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法 | |
JP2010280114A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JP6147650B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
US20230173853A1 (en) | Tire, tire mold, and tire production method | |
WO2015190027A1 (ja) | 空気入りタイヤ及びタイヤ加硫用金型 | |
JP2009113615A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP2006044339A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2024042782A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法及び製造装置 | |
JP6335048B2 (ja) | ベルト成形装置 | |
JP2005212278A (ja) | タイヤの製造方法 | |
JP2005212325A (ja) | 空気入り安全タイヤの製造方法 | |
JP2019098640A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130508 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5508174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |