JP2019036507A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成の電池パックにおいて、電池の充電時に電池に流れる電流を制限する。【解決手段】入出力端子Tを介して流れる電流により充電または放電する電池Bと、電池Bの電圧または充電率を取得する取得部31と、入出力端子Tと電池Bとの間に接続されるリレーReと、取得部31により取得される電圧または充電率が第1の閾値未満になると、リレーReを開状態にさせる制御部32とを備える電池パック1に、さらに、電池パック1に脱着可能なプリチャージ抵抗R1をリレーReに並列接続させるためのプリチャージ抵抗取り付け端子Pa´、Pb´を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電池パックに関する。
既存の電池パックとして、電池の充電時に電池に流れる電流を制限するために、プリチャージ抵抗と複数のリレーとを備えるものがある。
関連する技術として、例えば、特許文献1〜4がある。
関連する技術として、例えば、特許文献1〜4がある。
しかしながら、上述の電池パックでは、複数のリレーの動作をそれぞれ制御する必要があり構成が複雑になるおそれがある。
そこで、本発明の一側面に係る目的は、簡単な構成で、電池の充電時に電池に流れる電流を制限することが可能な電池パックを提供することである。
そこで、本発明の一側面に係る目的は、簡単な構成で、電池の充電時に電池に流れる電流を制限することが可能な電池パックを提供することである。
本発明に係る一つの形態である電池パックは、入出力端子を介して流れる電流により充電または放電する電池と、電池の電圧または充電率を取得する取得部と、入出力端子と電池との間に接続されるリレーと、取得部により取得される電圧または充電率が第1の閾値未満になると、リレーを開状態にさせる制御部とを備える電池パックであって、電池パックに脱着可能なプリチャージ抵抗をリレーに並列接続させるためのプリチャージ抵抗取り付け端子を備える。
本発明によれば、簡単な構成の電池パックにおいて、電池の充電時に電池に流れる電流を制限することができる。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の電池パックの一例を示す図である。
図1に示す電池パック1は、入出力端子Tを介して流れる電流により充電または放電する電池Bと、入出力端子Tと電池Bとの間に接続されるリレーReと、ヒューズFuと、電流検出部2と、制御回路3と、電池パック1に脱着可能なプリチャージ抵抗R1をリレーReに並列接続させるためのプリチャージ抵抗取り付け端子Pa、Pbとを備える。
図1は、実施形態の電池パックの一例を示す図である。
図1に示す電池パック1は、入出力端子Tを介して流れる電流により充電または放電する電池Bと、入出力端子Tと電池Bとの間に接続されるリレーReと、ヒューズFuと、電流検出部2と、制御回路3と、電池パック1に脱着可能なプリチャージ抵抗R1をリレーReに並列接続させるためのプリチャージ抵抗取り付け端子Pa、Pbとを備える。
なお、電池パック1は、例えば、車両のエンジンコンパートメント内に搭載され、電装機器や補機などの負荷Loに電力を供給する補機バッテリとする。
図1に示すプリチャージ回路4は、プリチャージ抵抗R1と、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa´、Pb´とを備える。プリチャージ抵抗R1の一方の端子はプリチャージ抵抗取り付け端子Pa´が接続され、プリチャージ抵抗R1の他方の端子はプリチャージ抵抗取り付け端子Pb´が接続されている。
図1に示すプリチャージ回路4は、プリチャージ抵抗R1と、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa´、Pb´とを備える。プリチャージ抵抗R1の一方の端子はプリチャージ抵抗取り付け端子Pa´が接続され、プリチャージ抵抗R1の他方の端子はプリチャージ抵抗取り付け端子Pb´が接続されている。
例えば、ユーザによりプリチャージ回路4が電池パック1の外部に取り付けられると、プリチャージ抵抗取り付け端子Paとプリチャージ抵抗取り付け端子Pa´とが互いに接続されるとともに、プリチャージ抵抗取り付け端子Pbとプリチャージ抵抗取り付け端子Pb´とが互いに接続される。すなわち、プリチャージ回路4が電池パック1の外部に取り付けられると、リレーReとプリチャージ抵抗R1とが互いに並列接続される。また、リレーReが開状態であるとき、プリチャージ回路4が電池パック1の外部に取り付けられると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路は、プリチャージ抵抗R1を通る電流経路になる。
なお、プリチャージ回路4は、例えば、ユーザにより電池パック1の外部に取り付けられると、ボンネットが閉まらない構造を通るように構成してもよい。このように構成することにより、ボンネットが閉まっていない場合、プリチャージ抵抗R1が電池パック1に取り付けられたままであることをユーザに知らせることができるため、プリチャージ抵抗R1の取り忘れを防止することができる。
電池Bは、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの1つ以上の二次電池により構成される。
リレーReは、例えば、電磁式リレーなどにより構成される。
リレーReは、例えば、電磁式リレーなどにより構成される。
ヒューズFuは、リレーReとプリチャージ抵抗取り付け端子Pb´との接続点と、電池Bとの間に接続される。入出力端子Tから電池Bへ流れる電流によりヒューズFuが溶断すると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が切断され、電池Bに過電流が流れることを防止することができる。
電流検出部2は、例えば、シャント抵抗などにより構成され、電池Bに流れる電流を検出する。
制御回路3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成され、取得部31と、制御部32とを備える。例えば、CPU、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイスが不図示の記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより、取得部31及び制御部32が実現される。
制御回路3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成され、取得部31と、制御部32とを備える。例えば、CPU、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイスが不図示の記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより、取得部31及び制御部32が実現される。
取得部31は、電池Bの電圧、電池Bの充電率、または電池Bに流れる電流を取得する。
例えば、取得部31は、リレーReが閉状態であるときに検出される電池Bの閉回路電圧を、電池Bの電圧とする。
例えば、取得部31は、リレーReが閉状態であるときに検出される電池Bの閉回路電圧を、電池Bの電圧とする。
例えば、取得部31は、電池Bの閉回路電圧を用いて、電池Bの開回路電圧(電池Bに電流が流れていないときの電池Bの電圧)を推定した後、電池の開回路電圧と電池Bの充電率との対応関係を示す情報を参照して、推定した開回路電圧に対応する充電率を、電池Bの充電率として取得する。また、例えば、取得部31は、充放電前の電池Bの充電率+(充放電中に電池Bに流れた電流量/電池Bの満充電容量)×100を計算し、その計算結果を、電池Bの充電率として取得する。
例えば、取得部31は、電流検出部2としてのシャント抵抗にかかる電圧をシャント抵抗の抵抗値で除算した結果を、電池Bに流れる電流とする。
制御部32は、通常モードから電池Bの過放電異常防止モードに移行すると、一定時間経過毎に、リレー動作制御処理を実行する。例えば、制御部32は、車両が長時間停車していると判断した場合、または、電池Bに流れる電流が所定値以下である期間が所定時間継続すると、通常モードから電池Bの過放電異常防止モードに移行する。なお、通常モードではリレーReは閉状態である。
制御部32は、通常モードから電池Bの過放電異常防止モードに移行すると、一定時間経過毎に、リレー動作制御処理を実行する。例えば、制御部32は、車両が長時間停車していると判断した場合、または、電池Bに流れる電流が所定値以下である期間が所定時間継続すると、通常モードから電池Bの過放電異常防止モードに移行する。なお、通常モードではリレーReは閉状態である。
図2は、リレー動作制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満であると判断すると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満であると判断すると(S12:Yes)、リレーReを開状態にさせて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。第1の閾値Vth1またはSOCth1は、電池Bが過放電であることを示す値である。すなわち、制御部32は、電池Bが過放電であると判断すると、リレーReを開状態にさせる。ただし、第1の閾値Vth1またはSOCth1は、電池Bが過放電であることを示す値に限らず、それより大きく、余裕を持たせた値でもよい。
まず、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満であると判断すると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満であると判断すると(S12:Yes)、リレーReを開状態にさせて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。第1の閾値Vth1またはSOCth1は、電池Bが過放電であることを示す値である。すなわち、制御部32は、電池Bが過放電であると判断すると、リレーReを開状態にさせる。ただし、第1の閾値Vth1またはSOCth1は、電池Bが過放電であることを示す値に限らず、それより大きく、余裕を持たせた値でもよい。
一方、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断すると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断すると(S12:No)、リレーReを閉状態にさせて(S14)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
図2に示すリレー動作制御処理を、図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。
図3(a)は、過放電異常防止モードにおける電池Bの電圧の変化の一例を示す図であり、図3(a)に示すグラフの縦軸は電池Bの電圧を示し横軸は時間を示す。
図3(a)は、過放電異常防止モードにおける電池Bの電圧の変化の一例を示す図であり、図3(a)に示すグラフの縦軸は電池Bの電圧を示し横軸は時間を示す。
図3(b)は、過放電異常防止モードにおける電池Bの充電率の変化の一例を示す図であり、図3(b)に示すグラフの縦軸は電池Bの充電率を示し横軸は時間を示す。
図3(c)は、過放電異常防止モードにおける電池Bに流れる電流の変化の一例を示す図であり、図3(c)に示すグラフの縦軸は電池Bに流れる電流を示し横軸は時間を示す。
図3(c)は、過放電異常防止モードにおける電池Bに流れる電流の変化の一例を示す図であり、図3(c)に示すグラフの縦軸は電池Bに流れる電流を示し横軸は時間を示す。
なお、図3(a)〜図3(c)に示す各グラフの横軸は互いに同じ時間経過を示すものとする。また、車両のジャンプスタート時などにおいて、外部の電源Pから電池Bへ電力が供給されると、電池Bの電圧は、電源Pの電圧の近くまで上昇した後、時間経過とともに電源Pの電圧にさらに近づくものとする。また、電源Pから電池Bへ電力が供給されると、電池Bに流れる電流は、電源Pの電圧と電池Bの電圧との差に応じて上昇した後、時間経過とともに徐々に低下するものとする。なお、電源Pは、例えば、車両のオルタネータ、車両の走行用バッテリ、または、救援車などの別の車両に搭載される電池などとする。
まず、制御部32は、時刻t1で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせる。これにより、電池Bが過放電状態になることを防止することができる。また、リレーReが開状態になると、電池Bから負荷Loに電力を供給することができなくなり、エンジンが始動できない状態になる。
その後、ユーザは、エンジンが始動できない状態であることを認識すると、プリチャージ回路4を電池パック1に取り付けた後に、電源Pから電池パック1へ電力を供給させる。すると、時刻t2において、電池Bの電圧が電源Pの電圧の近くまで上昇する。このとき、入出力端子Tから電池Bへ流れる電流をプリチャージ抵抗R1により制限することができるため、ヒューズFuが溶断する部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することを抑制することができる。
その後、制御部32は、時刻t3で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上になると、リレーReを開状態から閉状態にさせる。すると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が、プリチャージ抵抗R1を通る、抵抗値が大きい電流経路から、リレーReを通る、抵抗値が小さい電流経路に自動的に切り替わる。このように、電池Bの電圧を電源Pの電圧に近づけた後、リレーReを開状態から閉状態にさせることができるため、リレーReを通る電流経路に流れる電流を比較的小さくすることができ、ヒューズFuが溶断したりリレーReの接点が溶着したりする部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することを抑制することができる。
すなわち、制御部32は、時刻t1においてリレーReを開状態にさせた後、時刻t3において取得部31により取得される電圧が第1の閾値Vth1以上になると、または、時刻t3において取得部31により取得される充電率が第1の閾値SOCth1以上になると、リレーReを閉状態にさせる。
実施形態の電池パック1によれば、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせることができる。これにより、電池Bが過放電状態になりそうなときに電池Bから負荷Loを切り離すことができるため、電池Bが過放電状態になることを防止することができる。
また、実施形態の電池パック1は、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa、Pbを備えているため、プリチャージ抵抗R1をリレーReに並列接続させることができ、電源Pから入出力端子Tへ流れる電流を、プリチャージ抵抗R1を介して電池Bに流すことができる。これにより、電池Bが過放電状態になることを防止するためにリレーReが開状態であったとしても、電池Bを充電させて電池Bの電圧または充電率を上昇させることができるため、リレーReを開状態から閉状態に復帰させることができる。
また、実施形態の電池パック1によれば、電池Bの充電時、電源Pから入出力端子Tへ流れる電流を、プリチャージ抵抗R1を介して電池Bへ流すことができるため、入出力端子Tから電池Bへ流れる電流を制限することができ、ヒューズFuが溶断する部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することを抑制することができる。
また、実施形態の電池パック1によれば、電池Bが過放電状態になることを防止するとともに電池Bの充電時に電池Bに流れる電流を制限するために、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa、Pbを電池パック1に追加するだけでよいため、簡単な構成で電池パック1を製造することができる。
また、実施形態の電池パック1は、電池Bの充電時、リレーReが開状態から閉状態になると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が、プリチャージ抵抗R1を通る電流経路からリレーReを通る電流経路に自動的に切り替わる構成であるため、プリチャージ抵抗R1に直列接続される、リレーReとは別のリレーをプリチャージ回路4に備える必要がない。そのため、別のリレーを備えていない分、プリチャージ回路4の大型化を抑えることができるとともに、別のリレーの動作を制御する必要がない分、プリチャージ回路4の構成を簡単にすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
図4は、リレー動作制御処理の他の例を示すフローチャートである。
図4は、リレー動作制御処理の他の例を示すフローチャートである。
まず、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが閉状態であると判断すると(S21:No)、リレーReを閉状態に維持させて、今回のリレー動作制御処理を終了する。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満であると判断すると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満であると判断すると(S12:Yes)、リレーReを開状態にさせて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが開状態であると判断し(S21:Yes)、電池Bの電圧が第2の閾値Vth2未満であると判断すると、または、電池Bの充電率が第2の閾値SOCth2未満であると判断すると(S22:No)、リレーReを開状態に維持させて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。なお、第2の閾値Vth2は、第1の閾値Vth1よりも大きい値とする。第2の閾値SOCth2は、第1の閾値SOCth1よりも大きい値とする。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが開状態であると判断し(S21:Yes)、電池Bの電圧が第2の閾値Vth2以上であると判断すると、または、電池Bの充電率が第2の閾値SOCth2以上であると判断すると(S22:Yes)、リレーReを閉状態にさせて(S14)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
図4に示すリレー動作制御処理を、図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。
まず、制御部32は、時刻t1で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせる。
まず、制御部32は、時刻t1で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせる。
その後、ユーザは、エンジンが始動できない状態であることを認識すると、プリチャージ回路4を電池パック1に取り付けた後に、電源Pから電池パック1へ電力を供給させる。すると、時刻t2において、電池Bの電圧が電源Pの電圧の近くまで上昇する。
その後、制御部32は、時刻t3よりも後の時刻t4で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第2の閾値Vth2以上になると、または、電池Bの充電率が第2の閾値SOCth2になると、リレーReを開状態から閉状態にさせる。すると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が、プリチャージ抵抗R1を通る電流経路から、リレーReを通る電流経路に自動的に切り替わる。このように、図2に示すリレー動作制御処理に比べて、電池Bの電圧をさらに電源Pの電圧に近づけた後、リレーReを開状態から閉状態にさせることができるため、リレーReを通る電流経路に流れる電流をさらに小さくすることができ、ヒューズFuが溶断したりリレーReの接点が溶着したりする部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することをさらに抑制することができる。
すなわち、制御部32は、時刻t1においてリレーReを開状態にさせた後、時刻t4において取得部31により取得される電圧が第2の閾値Vth2以上になると、または、時刻t4において取得部31により取得される充電率が第2の閾値SOCth2以上になると、リレーReを閉状態にさせる。
図5は、リレー動作制御処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
まず、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが閉状態であると判断すると(S31:No)、リレーReを閉状態に維持させて、今回のリレー動作制御処理を終了する。
まず、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが閉状態であると判断すると(S31:No)、リレーReを閉状態に維持させて、今回のリレー動作制御処理を終了する。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると(S12:Yes)、リレーReを開状態にさせて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが開状態であると判断し(S31:Yes)、電池Bに流れる電流が電流閾値Ithよりも大きいと判断すると(S32:No)、リレーReを開状態に維持させて(S13)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
また、制御部32は、電池Bの電圧または充電率を取得し(S11)、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1以上であると判断し、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1以上であると判断し(S12:No)、リレーReが開状態であると判断し(S31:Yes)、電池Bに流れる電流が電流閾値Ith以下であると判断すると(S32:Yes)、リレーReを閉状態にさせて(S14)、今回のリレー動作制御処理を終了する。
図5に示すリレー動作制御処理を、図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。
まず、制御部32は、時刻t1で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせる。
まず、制御部32は、時刻t1で実行するリレー動作制御処理において、電池Bの電圧が第1の閾値Vth1未満になると、または、電池Bの充電率が第1の閾値SOCth1未満になると、リレーReを閉状態から開状態にさせる。
その後、ユーザは、エンジンが始動できない状態であることを認識すると、プリチャージ回路4を電池パック1に取り付けた後に、電源Pから電池パック1へ電力を供給させる。すると、時刻t2において、電池Bの電圧が電源Pの電圧の近くまで上昇する。
その後、制御部32は、時刻t3で実行するリレー動作制御処理において、電池Bに流れる電流が電流閾値Ithよりも大きいと判断する。
その後、制御部32は、時刻t3よりも後の時刻t4で実行するリレー動作制御処理において、電池Bに流れる電流が電流閾値Ith以下になると、リレーReを開状態から閉状態にさせる。すると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が、プリチャージ抵抗R1を通る電流経路から、リレーReを通る電流経路に自動的に切り替わる。このように、図2に示すリレー動作制御処理に比べて、電池Bの電圧をさらに電源Pの電圧に近づけた後、リレーReを開状態から閉状態にさせることができるため、リレーReを通る電流経路に流れる電流をさらに小さくすることができ、ヒューズFuが溶断したりリレーReの接点が溶着したりする部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することをさらに抑制することができる。
その後、制御部32は、時刻t3よりも後の時刻t4で実行するリレー動作制御処理において、電池Bに流れる電流が電流閾値Ith以下になると、リレーReを開状態から閉状態にさせる。すると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路が、プリチャージ抵抗R1を通る電流経路から、リレーReを通る電流経路に自動的に切り替わる。このように、図2に示すリレー動作制御処理に比べて、電池Bの電圧をさらに電源Pの電圧に近づけた後、リレーReを開状態から閉状態にさせることができるため、リレーReを通る電流経路に流れる電流をさらに小さくすることができ、ヒューズFuが溶断したりリレーReの接点が溶着したりする部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することをさらに抑制することができる。
すなわち、制御部32は、時刻t1においてリレーReを開状態にさせた後、時刻t3において取得部31により取得される電流(ゼロでない電流)が検出された後に、時刻t4において取得部31により取得される電流が電流閾値Ith以下になると、リレーReを閉状態にさせる。
図6は、プリチャージ回路4の他の例を示す図である。なお、図6において、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すプリチャージ回路4は、プリチャージ抵抗R1と、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa´、Pb´と、プリチャージ抵抗R1に並列接続されている発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))Dと、発光ダイオードDに直列接続されているプリチャージ抵抗R2とを備える。
図6に示すプリチャージ回路4は、プリチャージ抵抗R1と、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa´、Pb´と、プリチャージ抵抗R1に並列接続されている発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))Dと、発光ダイオードDに直列接続されているプリチャージ抵抗R2とを備える。
プリチャージ抵抗R1の一方の端子は、プリチャージ抵抗取り付け端子Pa´及びプリチャージ抵抗R2の一方の端子に接続され、プリチャージ抵抗R1の他方の端子は、プリチャージ抵抗取り付け端子Pb´及び発光ダイオードDのカソード端子に接続されている。発光ダイオードDのアノード端子はプリチャージ抵抗R2の他方の端子に接続されている。
リレーReが開状態である場合で、かつ、プリチャージ回路4が電池パック1の外部に取り付けられている場合、電源Pから入出力端子Tへ流れる電流は、プリチャージ抵抗R1を介して電池Bへ流れるとともに、プリチャージ抵抗R2及び発光ダイオードDを介して電池Bへ流れる。このとき、入出力端子Tから電池Bへ流れる電流はプリチャージ抵抗R1及びプリチャージ抵抗R2により制限されるため、ヒューズFuが溶断する部品故障や電池Bの劣化などの不具合が発生することを抑制することができる。また、このとき、発光ダイオードDが発光するため、電源Pからプリチャージ抵抗R1、R2を介して電池Bへ電流が流れていることをユーザに知らせることができる。
また、電池Bの充電中において、リレーReが開状態から閉状態になると、入出力端子Tから電池Bまでの電流経路がプリチャージ抵抗R1、R2及び発光ダイオードDを通る電流経路からリレーReを通る電流経路に自動的に切り替わるため、発光ダイオードDに電流が流れなくなり発光ダイオードDが消灯する。これにより、電源Bからプリチャージ抵抗R1、R2を介して電池Bに電流が流れていないことをユーザに知らせることができるため、適切なタイミングでプリチャージ回路4を電池パック1から取り外すことができる。
1 電池パック
2 電流検出部
31 取得部
32 制御部
R1 プリチャージ抵抗
B 電池
Re リレー
T 入出力端子
Pa、Pb プリチャージ抵抗取り付け端子
D 発光ダイオード
2 電流検出部
31 取得部
32 制御部
R1 プリチャージ抵抗
B 電池
Re リレー
T 入出力端子
Pa、Pb プリチャージ抵抗取り付け端子
D 発光ダイオード
Claims (6)
- 入出力端子を介して流れる電流により充電または放電する電池と、
前記電池の電圧または充電率を取得する取得部と、
前記入出力端子と前記電池との間に接続されるリレーと、
前記取得部により取得される電圧または充電率が第1の閾値未満になると、前記リレーを開状態にさせる制御部と、
を備える電池パックであって、
前記電池パックに脱着可能なプリチャージ抵抗を前記リレーに並列接続させるためのプリチャージ抵抗取り付け端子を備える
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項1に記載の電池パックであって、
前記制御部は、前記リレーを開状態にさせた後、前記取得部により取得される電圧または充電率が前記第1の閾値以上になると、前記リレーを閉状態にさせる
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項1に記載の電池パックであって、
前記制御部は、前記リレーを開状態にさせた後、前記取得部により取得される電圧または充電率が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上になると、前記リレーを閉状態にさせる
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項1に記載の電池パックであって、
前記取得部は、前記電池に流れる電流を取得し、
前記制御部は、前記リレーを開状態にさせた後、前記取得部により取得される電流が検出された後に、前記電流が電流閾値以下になると、前記リレーを閉状態にさせる
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の電池パックであって、
発光ダイオードが前記プリチャージ抵抗に並列接続されている
ことを特徴とする電池パック。 - 請求項2〜5の何れか1項に記載の電池パックであって、
前記プリチャージ抵抗に直列接続される、前記リレーとは別のリレーを備えていない
ことを特徴とする電池パック。
Priority Applications (1)
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JP2017158953A JP2019036507A (ja) | 2017-08-22 | 2017-08-22 | 電池パック |
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JP2017158953A JP2019036507A (ja) | 2017-08-22 | 2017-08-22 | 電池パック |
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2017
- 2017-08-22 JP JP2017158953A patent/JP2019036507A/ja active Pending
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