JP2019029236A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックにおいて、電流検出部が異常であるか否かを判断するために製造コストが増大することを抑える。【解決手段】開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断し、かつ、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断しているとき、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じであると判断すると、電流検出部3が正常であると判断し、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じでないと判断すると、電流検出部3が異常であると判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、電池パックに関する。
既存の電池パックとして、電池に流れる電流を検出する電流検出部を2系統設け、各電流検出部により検出される電流を互いに比較し、各電流検出部が正常であるか異常であるかを判断するものがある。
関連する技術として、例えば、特許文献1〜4がある。
特開2013−242324号公報 特許第5187234号公報 特開2016−192894号公報 特開2007−085843号公報
しかしながら、上述のように、電流検出部を2系統設ける電池パックでは、各電流検出部が比較的高価な部品で構成される場合、製造コストの増大が懸念される。
そこで、本発明の一側面に係る目的は、電流検出部が正常であるか異常であるかを判断するために製造コストが増大することを抑えることが可能な電池パックを提供することである。
本発明に係る一つの形態である電池パックは、電池と、電池の電圧を検出する第1の電圧検出部と、電池に流れる電流を検出する電流検出部と、電池に並列接続される異常検出回路と、制御部とを備える。
異常検出回路は、電池の電圧を分圧する2つの分圧抵抗と、2つの分圧抵抗の接続点の電圧を検出する第2の電圧検出部と、2つの分圧抵抗に直列接続されるリレーとを備える。
制御部は、リレーを開状態にさせているときに第1の電圧検出部により検出される開状態電池電圧とリレーを開状態にさせているときに第2の電圧検出部により検出される開状態接続点電圧とが互いに同じであるか否かを判断する。
また、制御部は、リレーを閉状態にさせているときに第2の電圧検出部により検出される閉状態接続点電圧が、リレーを閉状態にさせているときに第1の電圧検出部により検出される閉状態電池電圧、開状態電池電圧、又は、開状態接続点電圧と、2つの分圧抵抗のそれぞれの抵抗値とにより求められる、2つの分圧抵抗の接続点の想定電圧と同じであるか否かを判断する。
また、制御部は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断し、かつ、閉状態接続点電圧が想定電圧と同じであると判断しているとき、リレーを閉状態にさせているときに電流検出部により検出される電流とリレーを開状態にさせているときに電流検出部により検出される電流との電流変化量が、閉状態電池電圧、開状態電池電圧、又は、開状態接続点電圧と、2つの分圧抵抗のそれぞれの抵抗値とにより求められる、電池に流れる電流の想定電流変化量と同じである場合、電流検出部が正常であると判断し、電流変化量が、想定電流変化量と同じでない場合、電流検出部が異常であると判断する。
本発明によれば、電池パックにおいて、電池に流れる電流を検出する電流検出部が正常であるか異常であるかを判断するために、製造コストが増大することを抑えることができる。
実施形態の電池パックの一例を示す図である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の動作の他の例を示すフローチャートである。 制御部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 制御部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 制御部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の電池パックの一例を示す図である。
図1に示す電池パックは、電池Bと、電池Bの電圧を検出する第1の電圧検出部1と、電池Bに流れる電流を検出する電流検出部3と、電池Bに並列接続される異常検出回路と、制御部4とを備える。
異常検出回路は、電池Bの電圧を分圧する2つの分圧抵抗R1、R2と、2つの分圧抵抗R1、R2の接続点Pの電圧を検出する第2の電圧検出部2と、分圧抵抗R1、R2に直列接続されるリレーReとを備える。
電池Bは、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの1つ以上の二次電池により構成され、車両に搭載される補機や電装機器などの負荷Loへ電力を供給する。
分圧抵抗R1、R2は、互いに直列接続されている。すなわち、分圧抵抗R1の一方の端子は電池Bの一方の端子(図1に示す例ではプラス端子)に接続され、分圧抵抗R1の他方の端子は分圧抵抗R2の一方の端子に接続されている。分圧抵抗R2の他方の端子はリレーRe及び電流検出部3を介して電池Bの他方の端子(図1に示す例ではマイナス端子)に接続されている。なお、分圧抵抗R1、R2は、それぞれ、2つ以上の抵抗により構成されてもよい。
リレーReは、例えば、電磁式リレーにより構成される。リレーReが開状態から閉状態になると、電池Bの一方の端子から分圧抵抗R1、R2、リレーRe、及び電流検出部3を介して電池Bの他方の端子へ電流が流れる。なお、リレーReは、接続点Pと分圧抵抗R2との間に設けられてもよい。
第1の電圧検出部1及び第2の電圧検出部2は、例えば、IC(Integrated Circuit)により構成される。
電流検出部3は、例えば、シャント抵抗により構成される。このように電流検出部3をシャント抵抗などの安価な部品で構成することより、電流検出部3を高価な部品で構成する場合に比べて、電池パックの製造コストを低減することができる。また、例えば、分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値を、電流検出部3としてのシャント抵抗の抵抗値よりも大きくする。このように分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値を、電流検出部3としてのシャント抵抗の抵抗値よりも大きくすることにより、分圧抵抗R1、R2やリレーReに流れる電流を抑えることができるため、分圧抵抗R1、R2やリレーReを安価な部品で構成することができ、電池パックの製造コストを低減することができる。
制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成される。
また、制御部4は、通常モードにおいて、電池Bの状態を示す情報(第1の電圧検出部1により検出される電圧V1、電流検出部3により検出される電流I、電池Bの充電率(SOC(State Of Charge))など)を、車両の走行などを制御する車両側制御部へ送る。なお、制御部4は、通常モードにおいて、リレーReを開状態にさせているものとする。また、例えば、制御部4は、電流検出部3としてのシャント抵抗にかかる電圧を、そのシャント抵抗の抵抗値で除算し、その除算結果を、電流検出部3により検出される電流Iとする。また、例えば、制御部4は、充電率=(充電前または放電前の電池Bの充電率)+(充電中または放電中に電池Bに流れた電流の積算値/電池Bの満充電容量)×100を計算し、その計算結果を、電池Bの充電率とする。
また、制御部4は、通常モードから異常検知モードに移行すると、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断する。
図2は、通常モードから異常検知モードへ移行した後の制御部4の動作の一例を示すフローチャートである。なお、制御部4は、通常モードから異常検知モードに移行した後も、リレーReを開状態にさせているものとする。また、異常検知モードにおいて、電池Bから負荷Loへ電力が供給されていてもよいし、電池Bから負荷Loへ電力が供給されていなくてもよいものとする。
まず、制御部4は、リレーReを開状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1(開状態電池電圧)とリレーReを開状態にさせているときに第2の電圧検出部2により検出される電圧V2(開状態接続点電圧)とが互いに同じであるか否かを判断する(S101)。なお、S101において、制御部4は、第1の電圧検出部1及び第2の電圧検出部2の製造バラツキや電圧V1、V2のAD変換誤差などを考慮して開状態電池電圧及び開状態接続点電圧に幅をもたせてもよい。
次に、制御部4は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じでないと判断すると(S101:No)、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断せずに、異常検知モードから通常モードに移行する。
一方、制御部4は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断すると(S101:Yes)、リレーReを開状態から閉状態にさせる(S102)。
次に、制御部4は、リレーReを閉状態にさせているときに第2の電圧検出部2により検出される電圧V2(閉状態接続点電圧)が、分圧抵抗R1、R2の接続点Pの想定電圧V2´と同じであるか否かを判断する(S103)。
S103において、制御部4は、リレーReを閉状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1(閉状態電池電圧)と分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値とにより、想定電圧V2´を求める。例えば、制御部4は、想定電圧V2´=S102においてリレーReを閉状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1×分圧抵抗R2の抵抗値/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電圧V2´を求める。または、S103において、制御部4は、開状態電池電圧又は開状態接続点電圧と、分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値とにより、想定電圧V2´を求める。例えば、制御部4は、想定電圧V2´=S101においてリレーReを開状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1又は第2の電圧検出部2により検出される電圧V2×分圧抵抗R2の抵抗値/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電圧V2´を求める。なお、S103において、制御部4は、電圧V2のAD変換誤差などを考慮して閉状態接続点電圧に幅をもたせてもよい。
次に、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じでないと判断すると(S103:No)、リレーReを閉状態から開状態にさせた後(S104)、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断せずに、異常検知モードから通常モードに移行する。
一方、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断すると(S103:Yes)、リレーReを閉状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流IとリレーReを開状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流Iとの差である電流変化量ΔIが、電池Bに流れる電流の想定電流変化量ΔI´と同じであるか否かを判断する(S105)。すなわち、制御部4は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断し(S101:Yes)、かつ、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断しているとき(S103:Yes)、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じであるか否かを判断する(S105)。
S105において、例えば、制御部4は、電流変化量ΔI=|(S101においてリレーReを開状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流I)−(S102またはS103においてリレーReを閉状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流I)|を計算することにより、電流変化量ΔIを求める。なお、リレーReを開状態にさせているときに電流検出部3により電流Iが検出されるタイミングと、リレーReを閉状態にさせているときに電流検出部3により電流Iが検出されるタイミングとの間隔ができるだけ短くなるように構成してもよい。このように構成することにより、電池Bから負荷Loへ流れる電流の変動の影響を抑えて電流変化量ΔIを精度良く求めることができる。
また、S105において、制御部4は、閉状態電池電圧と、分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値とにより、想定電流変化量ΔI´を求める。例えば、制御部4は、想定電流変化量ΔI´=S102、S103、または、S105においてリレーReを閉状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電流変化量ΔI´を求める。または、S105において、制御部4は、開状態電池電圧又は開状態接続点電圧と、分圧抵抗R1、R2のそれぞれの抵抗値とにより、想定電流変化量ΔI´を求める。例えば、制御部4は、想定電流変化量ΔI´=S101においてリレーReを開状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1又は第2の電圧検出部2により検出される電圧V2/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電流変化量ΔI´を求める。
次に、制御部4は、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じであると判断すると(S105:Yes)、電流検出部3が正常であると判断し(S106)、リレーReを閉状態から開状態にさせて(S104)、異常検知モードから通常モードに移行する。
一方、制御部4は、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じでないと判断すると(S105:No)、電流検出部3が異常であると判断し(S107)、リレーReを閉状態から開状態にさせて(S104)、異常検知モードから通常モードに移行する。なお、制御部4は、電流検出部3が異常であると判断すると、その旨を示す情報を車両側制御部へ送るように構成してもよい。車両側制御部は、その情報を受け取ると、電流検出部3が異常であることをユーザに通知するように構成してもよい。
このように、実施形態の電池パックは、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断するために、他の電流検出部を備えていないため、電流検出部が2系統設けられる電池パックに比べて製造コストを抑えることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
図3は、通常モードから異常検知モードへ移行した後の制御部4の動作の他の例を示すフローチャートである。なお、図3に示すS101〜S107は、図2に示すS101〜S107と同様とする。
図3において、制御部4は、通常モードから異常検知モードへ移行した後、リレーReを開状態から閉状態にさせ(S102)、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断すると(S103:Yes)、リレーReを閉状態から開状態にさせ(S100)、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じであるか否かを判断する(S101)。すなわち、図3において、図2と異なる点は、S101とS103の順番を入れ替えている点である。なお、制御部4は、S100において、開状態電池電圧及び開状態接続点電圧を取得してもよい。
図4は、通常モードから異常検知モードへ移行した後の制御部4の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。なお、図4に示すS101〜S107は、図2に示すS101〜S107と同様とする。
図4において、制御部4は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じである場合(S101:Yes)、第1の電圧検出部1及び第2の電圧検出部2が正常であると判断し(S101a)、リレーReを開状態から閉状態にさせる(S102)。
また、制御部4は、開状態電池電圧と開状態接続点電圧とが互いに同じでない場合(S101:No)、異常検出回路又は第1の電圧検出部1に異常が発生していると判断し(S101b)、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断せずに、異常検知モードから通常モードに移行する。異常検出回路に発生する異常としては、例えば、「電池Bと第2の電圧検出部2との間の電力線が断線している異常」、「電池Bと第2の電圧検出部2との間の分圧抵抗R1が断線している異常」、「リレーReの接点が溶着している異常」、または、「リレーReを駆動する回路の異常」がある。また、制御部4は、異常検出回路又は第1の電圧検出部1に異常が発生していると判断すると、その旨を示す情報を車両側制御部へ送るように構成してもよい。車両側制御部は、その情報を受け取ると、異常検出回路又は第1の電圧検出部1に異常が発生していることをユーザに通知するように構成してもよい。
また、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断すると(S103:Yes)、分圧抵抗R1、R2及びリレーReが正常であると判断し(S103a)、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じであるか否かを判断する(S105)。
また、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じでないと判断すると(S103:No)、異常検出回路に異常が発生していると判断し(S103b)、電流検出部3が正常であるか異常であるかを判断せずに、異常検知モードから通常モードに移行する。異常検出回路に発生する異常としては、例えば、「電池Bと第2の電圧検出部2との間の分圧抵抗R1の両端が短絡している異常」、「リレーReが開固着している異常」、「温度変化や経年劣化などにより分圧抵抗R1、R2の抵抗値が変化する異常」、又は、「閉状態時のリレーReの抵抗値が増加する異常」がある。また、制御部4は、異常検出回路に異常が発生していると判断すると、その旨を示す情報を車両側制御部へ送るように構成してもよい。車両側制御部は、その情報を受け取ると、異常検出回路に異常が発生していることをユーザに通知するように構成してもよい。
図4に示す制御部4の動作例によれば、電流検出部3の異常以外の異常を検出することができる。
図5は、通常モードから異常検知モードへ移行した後の制御部4の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。なお、図5に示すS101〜S107は、図2に示すS101〜S107と同様とする。
図5において、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断すると(S103:Yes)、リレーReを閉状態から開状態にさせた後(S104´)、電流変化量ΔIが想定電流変化量ΔI´と同じであるか否かを判断する(S105)。
このように構成する場合、S105において、制御部4は、電流変化量ΔI=|(S101またはS104´においてリレーReを開状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流I)−(S102またはS103においてリレーReを閉状態にさせているときに電流検出部3により検出される電流I)|を計算することにより、電流変化量ΔIを求める。
また、S105において、制御部4は、想定電流変化量ΔI´=S102またはS103においてリレーReを閉状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電流変化量ΔI´を求める。または、S105において、制御部4は、想定電流変化量ΔI´=S101またはS104´においてリレーReを開状態にさせているときに第1の電圧検出部1により検出される電圧V1又は第2の電圧検出部2により検出される電圧V2/(分圧抵抗R1の抵抗値+分圧抵抗R2の抵抗値)を計算することにより、想定電流変化量ΔI´を求める。
図6は、通常モードから異常検知モードへ移行した後の制御部4の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。なお、図6に示すS101〜S104、S106、S107は、図2に示すS101〜S104、S106、S107と同様とする。
図6において、制御部4は、閉状態接続点電圧が想定電圧V2´と同じであると判断すると(S103:Yes)、電流変化量ΔIを求め(S201)、電流変化量ΔIを求めた回数が所定回数に達していない場合(S202:No)、リレーReを閉状態から開状態にさせ(S203)、S101に戻る。
一方、制御部4は、電流変化量ΔIを求めた回数が所定回数に達した場合(S202:Yes)、求めたすべての電流変化量ΔIの合計値を所定回数で除算することにより、電流変化量ΔIの平均値Iaを求める(S204)。
次に、制御部4は、平均値Iaが想定電流変化量ΔI´と同じである場合(S205:Yes)、電流検出部3が正常であると判断し(S106)、リレーReを閉状態から開状態にさせて(S104)、異常検知モードから通常モードに移行する。
一方、制御部4は、平均値Iaが想定電流変化量ΔI´と同じでない場合(S205:No)、電流検出部3が異常であると判断し(S107)、リレーReを閉状態から開状態にさせて(S104)、異常検知モードから通常モードに移行する。
図6に示す制御部4の動作例によれば、電池Bから負荷Loへ流れる電流の変動の影響を抑えて電流検出部3が正常であるか異常であるかを精度良く判断することができる。
また、図3〜図6に示す各動作例を適宜組み合わせてもよい。
1 第1の電圧検出部
2 第2の電圧検出部
3 電流検出部
4 制御部
B 電池
R1 分圧抵抗
R2 分圧抵抗
Re リレー
Lo 負荷

Claims (7)

  1. 電池と、
    前記電池の電圧を検出する第1の電圧検出部と、
    前記電池に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電池に並列接続される異常検出回路と、
    制御部と、
    を備え、
    前記異常検出回路は、
    前記電池の電圧を分圧する2つの分圧抵抗と、
    前記2つの分圧抵抗の接続点の電圧を検出する第2の電圧検出部と、
    前記2つの分圧抵抗に直列接続されるリレーと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記リレーを開状態にさせているときに前記第1の電圧検出部により検出される開状態電池電圧と前記リレーを開状態にさせているときに前記第2の電圧検出部により検出される開状態接続点電圧とが互いに同じであるか否かを判断し、
    前記リレーを閉状態にさせているときに前記第2の電圧検出部により検出される閉状態接続点電圧が、前記リレーを閉状態にさせているときに前記第1の電圧検出部により検出される閉状態電池電圧、前記開状態電池電圧、又は前記開状態接続点電圧と、前記2つの分圧抵抗のそれぞれの抵抗値とにより求められる、前記2つの分圧抵抗の接続点の想定電圧と同じであるか否かを判断し、
    前記開状態電池電圧と前記開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断し、かつ、前記閉状態接続点電圧が前記想定電圧と同じであると判断しているとき、前記リレーを閉状態にさせているときに前記電流検出部により検出される電流と前記リレーを開状態にさせているときに前記電流検出部により検出される電流との電流変化量が、前記閉状態電池電圧、前記開状態電池電圧、又は、前記開状態接続点電圧と、前記2つの分圧抵抗のそれぞれの抵抗値とにより求められる、前記電池に流れる電流の想定電流変化量と同じであると判断すると、前記電流検出部が正常であると判断し、前記電流変化量が、前記想定電流変化量と同じでないと判断すると、前記電流検出部が異常であると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックであって、
    前記2つの分圧抵抗のそれぞれの抵抗値は、前記電流検出部としてのシャント抵抗の抵抗値よりも大きい
    ことを特徴とする電池パック。
  3. 請求項1に記載の電池パックであって、
    前記制御部は、複数の前記電流変化量の平均値が、前記想定電流変化量と同じである場合、前記電流検出部が正常であると判断し、複数の前記電流変化量の平均値が、前記想定電流変化量と同じでない場合、前記電流検出部が異常であると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電池パックであって、
    前記制御部は、前記開状態電池電圧と前記開状態接続点電圧とが互いに同じであると判断すると、前記第1及び第2の電圧検出部が正常であると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電池パックであって、
    前記制御部は、前記閉状態接続点電圧が、前記想定電圧と同じであると判断すると、前記2つの分圧抵抗及び前記リレーが正常であると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
  6. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電池パックであって、
    前記制御部は、前記開状態電池電圧と前記開状態接続点電圧とが互いに同じでないと判断すると、前記異常検出回路又は前記第1の電圧検出部に異常が発生していると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
  7. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電池パックであって、
    前記制御部は、前記閉状態接続点電圧が、前記想定電圧と同じでないと判断すると、前記異常検出回路に異常が発生していると判断する
    ことを特徴とする電池パック。
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