JP2019033582A - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の回転角度をセンサレスにて高精度に推定するのに有効な制御装置及び制御方法を提供すること【解決手段】制御装置1は、電動機3の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部30と、角度推定値を記憶する記憶部25と、を備え、推定部30は、電動機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は電動機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部32と、電動機3の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、記憶部に記憶された過去の角度推定値に基づいて算出する係数算出部35と、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出する角度算出部33と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、制御装置及び制御方法に係る。
特許文献1には、突極性を有するロータを備えた回転電機に高周波電流を印加し、高周波電流への応答成分として電圧指令に含まれる高周波成分に基づいてロータの磁極方向を推定し、回転電機を制御するいわゆるセンサレスベクトル制御を行う回転電機制御装置であって、dq軸間の磁束干渉により生じる磁極方向の推定値の誤差を算出し、当該誤差に基づいて補正を行う回転電機制御装置が開示されている。
特開2013−090552号公報
本開示は、電動機の磁極位置に関する角度推定値をセンサレスにて高精度に算出するのに有効な制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る制御装置は、電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部と、角度推定値を記憶する記憶部と、を備え、推定部は、電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部と、電動機の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、記憶部に記憶された過去の角度推定値に基づいて算出する係数算出部と、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出する角度算出部と、を有する。
本開示の他の側面に係る制御方法は、電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出することと、角度推定値を記憶することと、を含み、角度推定値を算出することは、電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出することと、電動機の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、過去に記憶された角度推定値に基づいて算出することと、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出することと、を含む。
本開示の他の側面に係る制御装置は、電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部と、角度推定値を記憶する記憶部と、を備え、推定部は、電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部と、応答情報と、記憶部に記憶された過去の角度推定値とに基づいて角度推定値を算出する角度算出部と、を有する。
本開示によれば、電動機の磁極位置に関する角度推定値をセンサレスにて高精度に算出するのに有効な制御装置及び制御方法を提供することができる。
制御装置の構成を示す模式図である。 重畳される電圧ベクトルを示す図である。 制御装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る制御方法を示すフローチャートである。 磁極位置の角度の推定誤差を示すグラフである。 磁極位置の角速度及び角度の推定値及び実測値を示すグラフである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔制御装置〕
本実施形態に係る制御装置1は、電動機を制御するためのインバータである。図1に示すように、制御装置1は、直流電源2と電動機(例えば回転電機3)との間に介在し、直流電源2から供給された直流電力を、回転電機3の駆動用の三相交流電力に変換し、回転電機3に供給する。なお、以下の説明では、三相交流電力の各相を、u相、v相、w相と記載する。
(回転電機)
まず、制御装置1の制御対象となる回転電機3の構成を例示する。回転電機3は、磁極を有する回転子と、巻線を有する固定子とを有する交流電動機である。巻線は、u相巻線、v相巻線及びw相巻線からなる。回転電機3では、固定子の巻線に交流電力が供給されることによって、巻線が磁界を発生させ、この磁界によって回転子が回転する。回転子が有する磁極は、永久磁石であってもよく、電磁石であってもよい。
回転電機3は、突極性を有する。ここで、突極性を有するとは、d軸方向とq軸方向とのインダクタンスが異なることを意味する。d軸方向とは、回転子の磁極方向である。q軸方向とは、d軸方向に垂直であり、且つ回転子の回転軸に垂直な方向である。従って、dq座標系(d軸方向及びq軸方向の2本の軸により構成される直交座標系)は、回転子の回転に従って回転する回転座標系である。d軸方向のインダクタンスとは、d軸方向の磁束をd軸方向の電流で微分した値である。q軸方向のインダクタンスとは、q軸方向の磁束をq軸方向の電流で微分した値である。d軸方向及びq軸方向の電流とは、三相の巻線に流れる電流のd軸成分及びq軸成分である。
ここで、回転子の回転面(即ち回転子の回転軸に直交する平面)内における、固定子に対して固定された固定座標系として、α軸及びβ軸の2本の軸により構成される直交座標系であるαβ座標系を設定する。α軸は、u相巻線により発生する磁界の方向であり、β軸は、α軸と回転子の回転軸方向の両方に直交する方向である。
回転電機3は、例えば埋め込み型永久磁石同期電動機(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)である。ただし、回転電機3は、突極性を有している限りどのような電動機であってもよい。回転電機3は、誘導電動機であってもよい。
(制御装置の全体構成)
制御装置1は、電力変換回路4と、電流検出器8と、制御回路10とを備える。電力変換回路4は、直流電源2に接続される2本の直流母線と、回転電機3に接続される3本の出力線との間のオン・オフを切り替えることにより、上述した三相交流電力を回転電機3に出力する。
電力変換回路4は、例えば、6個のスイッチング素子5と、6個のダイオード6と、コンデンサ7とを有する。
6個のスイッチング素子5は、2本の直流母線とu相の出力線との間にそれぞれ接続された2個のスイッチング素子5と、2本の直流母線とv相の出力線との間にそれぞれ接続された2個のスイッチング素子5と、2本の直流母線とw相の出力線との間にそれぞれ接続された2個のスイッチング素子5とを含む。スイッチング素子5は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であるが、例えばMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field Effect Transistor)等の他の素子であってもよい。それぞれのスイッチング素子5は、制御回路10からの駆動信号に応じて、オン状態及びオフ状態を切り替える。
ダイオード6は、6個のスイッチング素子5にそれぞれ並列に接続される。ダイオード6は、スイッチング素子5の導通方向とは逆側に電流を通す還流ダイオードとして機能する。
コンデンサ7は、直流母線の間に接続され、スイッチング素子5のスイッチング動作に伴う電圧の変動を平滑化する。コンデンサ7は、例えばアルミ電解コンデンサである。
電流検出器8は、電力変換回路4から回転電機3に供給される電流を検出する。電流検出器8は、例えば、ホール素子を有する電流センサである。
制御回路10は、外部から入力されるトルク指令Tと、電流検出器8によって検出された電流値とに基づいて、スイッチング素子5のオン・オフを切り替えるための駆動信号SG1〜SG6を生成し、この駆動信号SG1〜SG6を6個のスイッチング素子5にそれぞれ出力する。
例えば制御回路10は、電流指令生成部21と、電流制御部22と、駆動信号発生部23と、3相/2相座標変換部24と、推定部30と、記憶部25と、回転座標変換部26とを有する。
電流指令生成部21は、制御回路10の外部から入力されるトルク指令Tに基づき、d軸電流指令値I 及びq軸電流指令値I を生成する。
電流制御部22は、d軸電流指令値I と、d軸電流検出値Iとの偏差を縮小し、また、q軸電流指令値I とq軸電流検出値Iとの偏差を縮小するように、d軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V を算出し、d軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V をαβ座標系のα軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ に変換する。例えば、電流制御部22は、P(比例)演算によりd軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V を算出する。電流制御部22は、PI(比例・積分)演算によりd軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V を算出してもよいし、PID(比例・積分・微分)演算によりd軸電圧指令値V 及びq軸電圧指令値V を算出してもよい。
駆動信号発生部23は、α軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ に従って上述の駆動信号SG1〜SG6を生成し、6個のスイッチング素子5にそれぞれ出力する。例えば駆動信号発生部23は、空間ベクトル変調法により駆動信号SG1〜SG6を生成する。駆動信号発生部23は、パルス幅変調法によって駆動信号SG1〜SG6を生成してもよい。
3相/2相座標変換部24は、電流検出器8によって検出された3相交流電力の電流値をαβ座標系に座標変換し、α軸電流検出値Iα及びβ軸電流検出値Iβを算出する。
推定部30は、3相/2相座標変換部24により算出されたα軸電流検出値Iα及びβ軸電流検出値Iβに基づいて、回転電機3の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する。磁極位置に相関するとは、磁極位置と等しい場合の他、磁極位置に対して一定値ずれた角度である場合、磁極位置を示す角度に所定倍率(例えば2倍)を乗算した値である場合も含む。磁極位置とは、回転電機3の固定子に固定された座標系(αβ座標系)における一方向(例えばα軸方向)に対して、回転電機3の回転子の磁極方向がなす角度を意味する。記憶部25は、角度算出部が算出した角度推定値を記憶する。
回転座標変換部26は、推定部30によって算出された角度推定値を用いた回転座標変換により、α軸電流検出値Iα及びβ軸電流検出値Iβを、dq座標系(回転座標系)のd軸電流検出値I及びq軸電流検出値Iに座標変換する。d軸電流検出値I及びq軸電流検出値Iは、上述した電流制御部22にフィードバックされる。
(推定部)
続いて、推定部30の構成を詳細に説明する。推定部30は、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は回転電機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出することと、応答情報と、過去に記憶された角度推定値とに基づいて角度推定値を算出することと、を実行する。より具体的に、推定部30は、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は回転電機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出することと、回転電機3の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、過去に記憶された角度推定値に基づいて算出することと、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出することと、を実行する。
例えば推定部30は、機能上の構成(以下、「機能モジュール」という。)として、重畳部31と、応答情報算出部32と、角度算出部33と、成分算出部34と、係数算出部35と、を有する。
重畳部31は、回転電機3への出力電圧又は出力電流に高周波成分を重畳する。なお、高周波成分とは、回転電機3の動作に影響を与えないように設定されている。例えば、高周波成分の周波数は、回転電機3が機械的に応答可能な周波数よりも十分に高く設定される。
一例として、重畳部31は、電流制御部22から出力されるα軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ に、αβ座標系における次式(1)のベクトル(Vαh,Vβhで表される高周波電圧を重畳する。
Figure 2019033582

αh:高周波電圧のα軸成分
βh:高周波電圧のβ軸成分
T:高周波電圧の周期
inj:電圧ベクトルの大きさ
図2は、重畳部31が重畳する電圧ベクトルをαβ座標系に図示したものである。図2に示されるように、重畳部31は、時間0<t≦T/4において、矢印A1のような電圧ベクトルを印加し、時間T/4<t≦T/2において、矢印A2のような電圧ベクトルを印加し、時間T/2<t≦3T/4において、矢印A3のような電圧ベクトルを印加し、時間3T/4<t≦Tにおいて、矢印A4のような電圧ベクトルを印加することを1周期ごとに繰り返す。
応答情報算出部32は、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は回転電機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する。応答情報算出部32は、例えば、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化を算出する。より具体的に、応答情報算出部32は、回転電機3への出力電圧の変化のうち、角度推定値の算出用の成分(例えば重畳部31により重畳された高周波電圧)に対応する電流変化を、電流の検出値から抽出する。
応答情報算出部32は、固定子側に固定された座標系(αβ座標系)における応答情報を算出する。例えば応答情報算出部32は、3相/2相座標変換部24により算出されたα軸電流検出値Iα及びβ軸電流検出値Iβから、重畳部31が重畳した高周波電圧に対応する高周波成分を抽出する。なお、応答情報算出部32は、他の座標系(例えば回転子とともに回転する回転座標系)における応答情報を算出してもよい。
角度算出部33は、応答情報算出部32により検出された応答情報と、記憶部25に記憶された過去の角度推定値とに基づいて角度推定値を算出する。より具体的に、角度算出部33は、相互干渉を無視した場合の角度推定値の正弦成分と、相互干渉を無視した場合の角度推定値の余弦成分と、干渉係数と、に基づいて角度推定値を算出する。
角度推定値の正弦成分は角度推定値の正接の分子であり、角度推定値の余弦成分は角度推定値の正接の分母である。当該正弦成分及び余弦成分は、応答情報算出部32により検出された応答情報に基づいて後述の成分算出部34により算出される。
干渉係数は、直交座標系の座標軸間(例えばd軸及びq軸の間)における電磁的な相互干渉に相関する係数である。干渉係数は、記憶部25に記憶された過去の角度推定値に基づいて後述の係数算出部35により算出される。
例えば角度算出部33は、角度推定値を次式(2)により算出する。
Figure 2019033582

θ:角度推定値
c:干渉係数
n:相互干渉を無視した場合の2θの正弦成分
m:相互干渉を無視した場合の2θの余弦成分
成分算出部34は、応答情報に基づいて、上記正弦成分n及び余弦成分mを算出する。例えば成分算出部34は、次式(3),(4)により正弦成分n及び余弦成分mを算出する。
Figure 2019033582

Figure 2019033582

(d/dt)IαhVα:α軸方向に電圧を重畳した際に、重畳した電圧ベクトルの方向を正としたときのα軸電流の変化
(d/dt)IαhVβ:β軸方向に電圧を重畳した際に、重畳した電圧ベクトルの方向を正としたときのα軸電流の変化
(d/dt)IβhVα:α軸方向に電圧を重畳した際に、重畳した電圧ベクトルの方向を正としたときのβ軸電流の変化
(d/dt)IβhVβ:β軸方向に電圧を重畳した際に、重畳した電圧ベクトルの方向を正としたときのβ軸電流の変化
ここで、正弦成分n及び余弦成分mが上式により算出される理由を説明する。相互干渉を無視した場合の、αβ座標系における高周波成分の電圧方程式は次式(5)のとおりである。
Figure 2019033582

αh:α軸電圧の高周波成分
βh:β軸電圧の高周波成分
αh:α軸電流の高周波成分
αh:β軸電流の高周波成分
上の式(5)中のL及びlは、次式(6),(7)で表される。
Figure 2019033582

Figure 2019033582

:d軸磁束をd軸電流で微分した値
:q軸磁束をq軸電流で微分した値
上式(5)から、2θの正接は次式(8)により導出される。
Figure 2019033582
従って、式(2)及び式(8)から、正接の分子である正弦成分nは上式(3)により算出され、正接の分母である余弦成分mは上式(4)により算出される。
係数算出部35は、記憶部25に記憶された過去の角度推定値に基づいて上記干渉係数cを算出する。係数算出部35は、記憶部25に記憶された過去の角度推定値と、応答情報算出部32により検出された応答情報とに基づいて干渉係数cを算出してもよい。例えば係数算出部35は、次式(9)により干渉係数cを算出する。
Figure 2019033582

n[k]:角度推定値の算出対象となるサンプリング周期(以下、「対象サンプリング周期」という。)における正弦成分n
m[k]:対象サンプリング周期における余弦成分m
θ[k−1]:対象サンプリング周期の一つ前のサンプリング周期における角度推定値
ここで、干渉係数cが上式(9)により算出される理由を説明する。相互干渉を無視しない場合の、αβ座標系における高周波成分の電圧方程式は次式(10)のとおりである。
Figure 2019033582
上の式(10)中のLx及びlxは、次式(11),(12)で表される。
Figure 2019033582

Figure 2019033582

qd:q軸磁束をd軸電流で微分した値
dq:d軸磁束をq軸電流で微分した値
式(10)より、正弦成分n及び余弦成分mを角度θにより表すと、次式(13),(14)のようになる。
Figure 2019033582

Figure 2019033582
上式(13)、(14)を、上式(2)に当てはめると、干渉係数cは、次式(15)で表される。
Figure 2019033582
上式(13)、(14)、(15)から、Lx及びlを消去すると、次式(16)が得られる。
Figure 2019033582
上式(16)において、n及びmは、上式(3)、(4)のとおり応答情報に基づいて算出されるが、cos2θ、sin2θは応答情報に基づいて算出不能である。そこで、cos2θ、sin2θに一つ前のサンプリング周期の値を当てはめると、上式(9)が得られる。
なお、上式(9)にて例示したように、干渉係数cの算出に応答情報を用いると、電流検出器8による電流測定時のノイズ等に起因して干渉係数cが振動的になることも考えられる。そのような場合、角度算出部33は、0より大きく1より小さい任意の係数を干渉係数cに乗算し、次式(17)により角度推定値θを算出してもよい。
Figure 2019033582

k:0<k<1を満たす定数
図3は、制御回路10のハードウェア構成を例示するブロック図である。図3に示すように、制御回路10は、一つ又は複数のプロセッサ41と、メモリ42と、ストレージ43と、入出力ポート44と、を有する。ストレージ43は、制御回路10の上記各機能モジュールを構成するためのプログラムを記録している。ストレージ43は、コンピュータ読み取り可能であればどのようなものであってもよい。具体例として、ハードディスク、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等が挙げられる。メモリ42は、ストレージ43からロードしたプログラム及びプロセッサ41の演算結果等を一時的に記憶する。プロセッサ41は、メモリ42と協働してプログラムを実行することで、各機能モジュールを構成する。入出力ポート44は、プロセッサ41からの指令に応じ、電力変換回路4及び電流検出器8との間で電気信号の入出力を行う。
〔制御方法〕
次に、制御方法の一例として、制御回路10により実行される制御手順を例示する。この制御手順は、回転電機3の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出することと、角度推定値を記憶することと、を含む。角度推定値を算出することは、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は回転電機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出することと、応答情報と、記憶部25に記憶された過去の角度推定値とに基づいて角度推定値を算出することとを含む。より具体的に、角度推定値を算出することは、回転電機3の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、過去に記憶された角度推定値に基づいて算出することと、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出することと、を含んでもよい。
以下、図4を参照して制御方法の一例を説明する。まず、制御回路10は、ステップS1を実行する。ステップS1では、応答情報算出部32が応答情報を算出する。具体的には、応答情報算出部32は、(d/dt)IαhVα、(d/dt)IαhVβ、(d/dt)IβhVα、(d/dt)IβhVβを算出する。
次に、制御回路10は、ステップS2を実行する。ステップS2では、成分算出部34が正弦成分n及び余弦成分mを上述の式(3)及び式(4)に基づき算出する。
次に、制御回路10は、ステップS3を実行する。ステップS3では、係数算出部35が、記憶部25から過去の角度推定値を取得する。過去の角度推定値は、例えば、上記対象サンプリング周期の一つ前のサンプリング周期における角度推定値θ[k−1]である。
次に、制御回路10は、ステップS4を実行する。ステップS4では、係数算出部35が、干渉係数cを上述の式(10)により算出する。
次に、制御回路10は、ステップS5を実行する。ステップS5では、角度算出部33が、角度推定値θを上述の式(2)により算出する。また、角度算出部33は、算出された角度推定値θを記憶部25に記憶させる。
次に、制御回路10は、ステップS6を実行する。ステップS6では、回転座標変換部26が、角度算出部33により算出された角度推定値θを利用して、α軸電流検出値Iα及びβ軸電流検出値Iβを座標変換し、d軸電流検出値I及びq軸電流検出値Iを算出し、電流制御部22に出力する。
次に、制御回路10は、ステップS7を実行する。ステップS7では、電流制御部22が、電流指令生成部21からのd軸電流指令値I 及びq軸電流指令値I 並びに回転座標変換部26からのd軸電流検出値I及びq軸電流検出値Iに基づいて、α軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ を生成する。
次に、制御回路10は、ステップS8を実行する。ステップS8では、α軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ に、重畳部31により高周波電圧が重畳された電圧指令値に従って、駆動信号発生部23が駆動信号SG1〜SG6を生成する。
次に、制御回路10は、ステップS9を実行する。ステップS9では、電力変換回路4が、駆動信号SG1〜SG6に基づいて、直流電源2から供給された直流電力を交流電力に変換して回転電機3に出力する。
次に、制御回路10は、ステップS10を実行する。ステップS10では、制御回路10が、外部から停止指令が入力されたか否かを判定する。ステップS10において、停止指令は入力されていないと判定した場合、制御回路10は、処理をステップS1に戻す。以後、停止指令が入力されるまでは、ステップS1〜S10の処理が繰り返される。
ステップS10において、停止指令が入力されていると判定した場合、制御回路10は、電力変換回路4の制御処理を終了する。以上で、制御回路10による制御手順が完了する。
〔本実施形態の効果〕
以上で説明したように、本実施形態に係る制御装置1は、回転電機3の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部30と、角度推定値を記憶する記憶部25と、を備え、推定部30は、回転電機3への出力電圧の変化に対する電流変化、又は回転電機3への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部32と、回転電機3の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、記憶部25に記憶された過去の角度推定値に基づいて算出する係数算出部35と、角度推定値を応答情報及び干渉係数に基づいて算出する角度算出部33と、を有する。
上記電磁的な相互干渉は、実機での測定が困難であるなどの事情により、正確な値を把握することが難しい。これに対し、本制御装置1によれば、過去の角度推定値を用いることで、相互干渉に相関する干渉係数を容易に導出し、これを応答情報に組み合わせることで、相互干渉の影響を加味した角度推定値を算出することができる。従って、制御装置1は、電動機3の磁極位置に関する角度推定値をセンサレスにて高精度に算出するのに有効である。
係数算出部35は、記憶部25に記憶された過去の角度推定値と、応答情報とに基づいて干渉係数を算出してもよい。この場合、干渉係数の算出においても、過去の角度推定値に加えて、現在値である応答情報をも用いるため、過去の角度推定値のみを用いた場合と比較して、角度推定値の精度を更に向上させることができる。
制御装置1は、相互干渉を無視した場合の角度推定値の正弦成分と、相互干渉を無視した場合の角度推定値の余弦成分とを、応答情報に基づいて算出する成分算出部34を更に有し、角度算出部33は、正弦成分と、余弦成分と、干渉係数とを用いて角度推定値を算出してもよい。この場合、角度推定値を更に容易に算出することができる。
係数算出部35は、正弦成分と、余弦成分と、記憶部に記憶された過去の角度推定値とに基づいて干渉係数を算出してもよい。この場合、干渉係数を更に容易に算出することができる。
推定部30は、回転電機3への出力電圧又は出力電流に高周波成分を重畳する重畳部31を更に有し、応答情報算出部32は、回転電機3への出力電圧に対する電流変化又は出力電流に対する電圧変化から、高周波成分に起因する成分を抽出してもよい。この場合、センシングに適した高周波成分を重畳することにより、角度推定値の精度を更に向上させることができる。
なお、制御装置1は、必ずしも重畳部31を備えていなくてよい。この場合、応答情報算出部32は、電流制御部22から出力されるα軸電圧指令値Vα 及びβ軸電圧指令値Vβ の少なくとも一部の成分を、検出用の信号として利用し、これに対する電流変化を示す応答情報を算出する。
成分算出部34は、例えば次式(18)により、上述した正弦成分n及び余弦成分mを算出する。
Figure 2019033582
上式(18)におけるdIαhR/dt及びdIβhR/dtは、次式(19)で表される。
Figure 2019033582
式(19)において、VaとVbは、回転電機3の回転子の回転面内で交差する2つの方向に伸びる、空間ベクトル変調方式の2本の電圧ベクトルである。具体的には、Vaは、3相交流のいずれか1相の正相方向の電圧であり、Vbは、3相交流の他の1相の逆相方向の電圧である。
式(19)における他の記号は、それぞれ以下の意味である。
θVa:Vaの角度
θVb:Vbの角度
αhrVa:Vaを出力するための電流のα軸成分をVaの角度θVaだけ回転させた電流
βhrVa:Vaを出力するための電流のβ軸成分をVaの角度θVaだけ回転させた電流
αhrVb:Vbを出力するための電流のα軸成分をVbの角度θVbだけ回転させた電流
βhrVb:Vbを出力するための電流のβ軸成分をVbの角度θVbだけ回転させた電流
αhR:電流iαhrVaとiαhrVbとの差を角度θVaVbだけ回転させた電流
βhR:電流iβhrVaとiβhrVbとの差を角度θVaVbだけ回転させた電流
R:αβ平面内のベクトルを角度θVaVbだけ回転させる回転行列
係数算出部35による干渉係数の算出手法、及び角度算出部33による角度推定値の算出手法については、制御装置1が重畳部31を有する場合と同様である。
〔角度推定値の評価〕
重畳部31を備えていない制御装置を用い、角度算出部33により算出される角度推定値の精度の評価を行った。具体的には、角度算出部33による角度の算出と、センサによる磁極位置(回転電機3の固定子に固定された座標系に対して、回転電機3の回転子の磁極方向がなす角度)の実測とを行い、磁極位置の実測値を基準として、磁極位置の推定値の精度を評価した。
図5は、磁極位置の角度の推定誤差を示すグラフである。横軸は電気角(単位:°)であり、縦軸は推定誤差(単位:°)である。推定誤差は、磁極位置の推定値と実測値との差分である。○印のプロットは、上式(18)、(19)、(9)及び(2)により算出される角度推定値の誤差を示している。×印のプロットは、比較のために、干渉係数cをゼロとした場合(d軸とq軸との間の相互干渉を無視した場合)の角度推定値の誤差を示している。図5に示されるように、縦軸方向における○印の点在範囲は、縦軸方向における×印の点在範囲より明らかに小さい。この結果から、d軸とq軸との間の相互干渉を考慮した角度推定を行うことにより、推定誤差が低減されていることが分かる。
図6は、磁極位置の角速度及び角度の推定値及び実測値を示すグラフである。図6の(a)及び(c)の横軸は経過時間を示し、縦軸は角速度を示している。図6の(b)及び(d)の横軸は経過時間を示し、縦軸は角度を示している。
図6の(d)の実線グラフは、上式(18)、(19)、(9)及び(2)により算出される角度推定値を示している。図6の(c)の実線グラフは、図6の(d)の角度推定値の微分値を示している。図6の(c)の破線グラフは、磁極位置の角速度の実測値(応答値)を示している。
図6の(b)の実線グラフは、干渉係数cをゼロとした場合(d軸とq軸との間の相互干渉を無視した場合)の角度推定値を示している。図6の(a)の実線グラフは、図6の(b)の角度推定値の微分値を示している。図6の(a)の破線グラフは、磁極位置の角速度の実測値(応答値)を示している。
図6の(c)では、図6の(a)に比較して、実線グラフと破線グラフとの差が明らかに小さくなっている。この結果からも、d軸とq軸との間の相互干渉を考慮した角度推定を行うことにより、推定誤差が低減されていることが分かる。更に、図6の(c)では、図6の(a)に比較して、破線グラフの振動も低減されている。これは、磁極位置の推定誤差に起因する出力電力の変動が低減されたためだと考えられる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、制御装置1は、交流電源と電動機との間に介在し、交流電源から供給された交流電力を、電動機の駆動用の三相交流電力に変換するマトリクスコンバータであってもよい。
1…制御装置、3…回転電機、25…記憶部、30…推定部、31…重畳部、32…応答情報算出部、33…角度算出部、35…係数算出部、c…干渉係数、m…余弦成分、n…正弦成分、θ[k]…角度推定値。

Claims (8)

  1. 電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部と、
    前記角度推定値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記推定部は、
    前記電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は前記電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部と、
    前記電動機の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、前記記憶部に記憶された過去の前記角度推定値に基づいて算出する係数算出部と、
    前記角度推定値を前記応答情報及び前記干渉係数に基づいて算出する角度算出部と、を有する制御装置。
  2. 前記係数算出部は、前記記憶部に記憶された過去の前記角度推定値と、前記応答情報とに基づいて前記干渉係数を算出する、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記相互干渉を無視した場合の前記角度推定値の正弦成分と、前記相互干渉を無視した場合の前記角度推定値の余弦成分とを、前記応答情報に基づいて算出する成分算出部を更に有し、
    前記角度算出部は、前記正弦成分と、前記余弦成分と、前記干渉係数とを用いて前記角度推定値を算出する、請求項2記載の制御装置。
  4. 前記係数算出部は、前記正弦成分と、前記余弦成分と、前記記憶部に記憶された過去の前記角度推定値とに基づいて前記干渉係数を算出する、請求項3記載の制御装置。
  5. 前記応答情報算出部は、固定子側に固定された座標系における前記応答情報を算出する、請求項1〜4のいずれか一項記載の制御装置。
  6. 前記推定部は、
    前記電動機への前記出力電圧又は前記出力電流に高周波成分を重畳する重畳部を更に有し、
    前記応答情報算出部は、前記電動機への出力電圧に対する電流変化又は出力電流に対する電圧変化から、前記高周波成分に起因する成分を抽出する、請求項1〜5のいずれか1項記載の制御装置。
  7. 電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出することと、
    前記角度推定値を記憶することと、を含み、
    前記角度推定値を算出することは、
    前記電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は前記電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出することと、
    前記電動機の直交座標系の座標軸間における電磁的な相互干渉に相関する干渉係数を、過去に記憶された前記角度推定値に基づいて算出することと、
    前記角度推定値を前記応答情報及び前記干渉係数に基づいて算出することと、を含む制御方法。
  8. 電動機の磁極位置に相関する角度推定値を繰り返し算出する推定部と、
    前記角度推定値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記推定部は、
    前記電動機への出力電圧の変化に対する電流変化、又は前記電動機への出力電流の変化に対する電圧変化を示す応答情報を算出する応答情報算出部と、
    前記応答情報と、前記記憶部に記憶された過去の前記角度推定値とに基づいて前記角度推定値を算出する角度算出部と、を有する制御装置。
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