JP2019032124A - 両面焼きグリル用火力調節弁 - Google Patents

両面焼きグリル用火力調節弁 Download PDF

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Abstract

【課題】両面焼きグリル用の火力調節弁であって、回転板と回転板が接する固定板4とを備え、固定板の上火と下火の各領域4U,4Lに、強火用孔41U,41Lと弱火用孔42U,42Lとを開設し、これら孔のうち回転板に開設した弁孔31,32に重なって開放される孔が回転板の回転で切換えられて、グリルの上火と下火の各バーナの火力が切換えられるようにしたものにおいて、ガス種変更に際し、弁の内部部品を交換することなく対処できるようにする。【解決手段】固定板4の上火と下火の各領域4U,4Lに、弱火用孔42U,42Lとして、複数のガス種に対応する複数の孔42U1,42U2,42L1,42L2が開設される。上火と下火の各バーナの火力を弱火に切換える回転板の回転位置を、弱火用孔42U1,42U2,42L1,42L2のうち使用するガス種に対応する孔に弁孔31,32が重なるように、使用するガス種に応じて変更する。【選択図】図8

Description

本発明は、上火バーナと下火バーナとを有する両面焼きグリル用の火力調節弁に関する。
従来、この種の火力調節弁として、軸方向片側のガス流入室と、軸方向反対側の上火バーナ用ガス流出室及び下火バーナ用ガス流出室とを有する弁筐と、ガス流入室に面する、モータで回転駆動される回転板と、上火バーナ用と下火バーナ用の両ガス流出室に面する、回転板に接する固定板とを備え、回転板に弁孔が開設されると共に、固定板の上火バーナ用ガス流出室に面する領域及び下火バーナ用ガス流出室に面する領域を夫々上火領域及び下火領域として、固定板の上火と下火の各領域に、上火と下火の各バーナの火力を少なくとも強弱2段に切換えるために、ガス通過孔として、強火用孔と弱火用孔との少なくとも2種類の孔が開設され、固定板の上火と下火の各領域のガス通過孔のうち弁孔に重なって開放される孔が回転板の回転で切換えられて、上火と下火の各バーナの火力が切換えられるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このもので、固定板は、回転板が接する固定板本体と、固定板本体にパッキンを介して重なるオリフィス板とで構成されている。そして、オリフィス板の上火と下火の各領域に開設する弱火用孔を絞り効果を発揮するオリフィス孔で構成し、固定板本体の上火と下火の各領域に開設する弱火用孔をオリフィス孔よりも開口面積の大きな孔で構成している。ここで、オリフィス孔の孔径は、ガス種に応じて変更する必要がある。そのため、従来は、各ガス種に応じた専用のオリフィス板を用意し、ガス種を変更する際は、ガスノズルを交換するだけでなく、オリフィス板も交換している。
然し、ガス種変更で火力調節弁の内部部品であるオリフィス板も交換するのでは、火力調節弁の分解が必要になって、手間がかかる。
特開2012−223361号公報
本発明は、以上の点に鑑み、ガス種変更に際し、弁の内部部品を交換することなく対処できるようにした両面焼きグリル用火力調節弁を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、上火バーナと下火バーナとを有する両面焼きグリル用の火力調節弁であって、軸方向片側のガス流入室と、軸方向反対側の上火バーナ用ガス流出室及び下火バーナ用ガス流出室とを有する弁筐と、ガス流入室に面する、モータで回転駆動される回転板と、上火バーナ用と下火バーナ用の両ガス流出室に面する、回転板に接する固定板とを備え、回転板に弁孔が開設されると共に、固定板の上火バーナ用ガス流出室に面する領域及び下火バーナ用ガス流出室に面する領域を夫々上火領域及び下火領域として、固定板の上火と下火の各領域に、上火と下火の各バーナの火力を少なくとも強弱2段に切換えるために、ガス通過孔として、強火用孔と弱火用孔との少なくとも2種類の孔が開設され、固定板の上火と下火の各領域のガス通過孔のうち弁孔に重なって開放される孔が回転板の回転で切換えられて、上火と下火の各バーナの火力が切換えられるようにしたものにおいて、固定板の上火と下火の各領域に、弱火用孔として、複数のガス種に対応する複数の孔が開設され、上火と下火の各バーナの火力を弱火に切換える回転板の回転位置を、固定板の上火と下火の各領域の弱火用孔のうち使用するガス種に対応する孔に弁孔が重なるように、使用するガス種に応じて変更することを特徴とする。
本発明によれば、ガス種変更に際し、回転板の回転位置を使用するガス種に応じて変更することにより、弁の内部部品を交換することなく対処できる。従って、ガス種変更時の作業性が向上する。
また、本発明において、固定板は、回転板に接する固定板本体と、固定板本体にパッキンを介して重なるオリフィス板とで構成され、オリフィス板の上火と下火の各領域に開設する複数のガス種に対応する複数の弱火用孔を絞り効果を発揮するオリフィス孔で構成し、固定板本体の上火と下火の各領域に開設する複数のガス種に対応する複数の弱火用孔をオリフィス孔よりも開口面積の大きな孔で構成することが望ましい。ここで、固定板をオリフィス板を有しない一枚板構造とし、固定板に弱火用孔として絞り効果を発揮するオリフィス孔を開設することも可能である。然し、これでは、回転板と固定板との摺接面に塗布するグリースでオリフィス孔が目詰まりすることがある。これに対し、上記のものでは、オリフィス孔で構成される弱火用孔を回転板から離れたオリフィス板に開設するため、これら孔のグリースによる目詰まりを防止することができる。また、上記のものでは、パッキンに、固定板本体の各ガス種に対応する弱火用孔とオリフィス板の各ガス種に対応する弱火用孔との接続空間を個々に囲うビードを設けることが望ましい。これによれば、上火と下火の各バーナの火力を弱火にする際に、固定板本体の使用ガス種に対応する弱火用孔を通過したガスがオリフィス板の使用ガス種以外のガス種に対応する弱火用孔にも流れて、使用ガス種に応じた適切なガス量に絞ることができなくなるといった不具合を解消できる。
本発明の実施形態の火力調節弁を適用する両面焼きグリルの一例の切断側面図。 図1のII−II線で切断した断面図。 (a)グリル皿上にグリルプレートを支持した状態の斜視図、(b)グリル皿上に焼網を支持した状態の斜視図。 本発明の実施形態の火力調節弁の切断側面図。 実施形態の火力調節弁の要部の分解状態の斜視図。 実施形態の火力調節弁に設けられる固定板本体とオリフィス板とを組み合わせた固定板の平面図。 実施形態の火力調節弁に設けられるオリフィス板及びパッキンの斜め下方から見た斜視図。 実施形態の火力調節弁に設けられる固定板と回転板の関係を示す説明図。
図1、図2を参照して、100は、図示省略したガスコンロに組み込む両面焼きグリルを示している。このグリル100は、コンロ本体(図示せず)内に設置されるグリル庫101と、グリル庫101の前面開口を開閉するグリル扉102とを備えている。グリル庫101内には、グリル皿103と共に、被調理物の載置具として図3(a)に示す板状のグリルプレート104又は図3(b)に示す焼網105が収納される。グリル皿103は、グリル扉102に連結される皿支持枠106に支持されており、この皿支持枠106の前後に、グリルプレート104及び焼網105を支持する支持枠107が立設されている。そして、グリル扉102を前方に開くことで、グリル皿103とグリルプレート104又は焼網105が一緒にグリル庫101の前方に引き出されるようにしている。
グリル庫101の天井部101aには、上火バーナ108が設けられている。上火バーナ108は、多数の炎孔(図示省略)を形成したセラミックス製の燃焼板108aを有する表面燃焼式バーナで構成され、燃焼板108aを下向きにした姿勢でグリル庫101の天井部101aに装着されている。
グリル庫101の横方向両側部の下部(グリルプレート104及び焼網105よりも低い部分)には、横方向内方に向けて開口する炎口109aを有する前後方向に長手の下火バーナ109が配置されている。下火バーナ109の後部には、点火電極110に対向するターゲット部110aが設けられており、点火電極110とターゲット部110aとの間の火花放電により下火バーナ109に点火される。また、下火バーナ109の失火検知のために、下火バーナ109の前部の炎口109aに臨ませて熱電対111を配置している。
グリル庫1の横方向両側の各側壁101bの内面には、下火バーナ109の上方位置で横方向内方に張出す二次空気案内板112と、下火バーナ109の下方位置で横方向内方に張出す、グリル皿103の加熱を抑制する遮熱板113とが設けられている。また、グリル庫101の後端上部から後方にのびる排気通路114と、グリルプレート104より下の庫内温度を検出する温度センサ115とが設けられている。更に、排気通路114の下面には、燃焼排ガス中に含まれる油煙を焼き切るアフターバーナ116が配置されている。アフターバーナ116は、多数の炎孔(図示省略)を形成したセラミックス製の燃焼板116aを有する表面燃焼式バーナで構成され、燃焼板116aを上向きにした姿勢で排気通路114の下面に装着されている。
上火と下火の各バーナ108,109の火力は、図4に示す本発明の実施形態の火力調節弁Aにより調節される。この火力調節弁Aの弁筐1は、軸方向片側(図4の上側)のガス流入室11と、軸方向反対側(図4の下側)の上火バーナ用ガス流出室12及び下火バーナ用ガス流出室13(図5参照)とを有している。尚、弁筐1は、上部筐1aと下部筐1bとで構成されている。そして、上部筐1aにガス流入室11を形成し、下部筐1bに、図5に示す如く、上火バーナ用ガス流出室12と下火バーナ用ガス流出室13とを形成すると共に、上火バーナ用ガス流出室12に連通する上火バーナ用ガス出口12aと下火バーナ用ガス流出室13に連通する下火バーナ用ガス出口13aとを形成している。尚、下部筐1bには、上火バーナ用ガス流出室12に上火バーナ用ガス出口12aと共に連通するアフターバーナ用ガス出口12bも形成されている。
弁筐1内には、ガス流入室11に面する、ステッピングモータ等のモータ2により回転駆動される回転板3と、上火バーナ用と下火バーナ用の両ガス流出室12,13に面する、回転板3に接する固定板4とが設けられている。回転板3は、バネ5で固定板4に接するように付勢されている。図8も参照して、回転板3には、周方向にのびると共に周方向両端に径方向外方への屈曲部を有する第1の弁孔31と、第1の弁孔31から周方向一方に所定距離離れた第2の弁孔32とが開設されている。
図5、図6を参照して、固定板4の上火バーナ用ガス流出室12に面する領域である上火領域4Uには、上火バーナ108の火力を強弱2段に切換えるために、ガス通過孔として、強火用孔41Uと弱火用孔42Uとの2種類の孔が開設されている。また、固定板4の下火バーナ用ガス流出口13に面する領域である下火領域4Lには、下火バーナ109の火力を強弱2段に切換えるために、ガス通過孔として、強火用孔41Lと弱火用孔42Lとの2種類の孔が開設されている。そして、固定板4の上火と下火の各領域4U,4Lのガス通過孔のうち弁孔31,32に重なって開放される孔が回転板3の回転で切換えられて、上火と下火の各バーナ108,109の火力が切換えられるようにしている。
また、本実施形態では、固定板4の上火と下火の各領域4U,4Lに、弱火用孔42U,42Lとして、複数のガス種に対応する複数の孔、例えば、LPGに対応する孔42U,42Lと13Aに対応する孔42U,42Lとを開設している。
尚、固定板4を一枚板構造として、固定板4に弱火用孔42U,42Lとして絞り効果を発揮する小径のオリフィス孔を開設することも可能である。然し、これでは、回転板3と固定板4の摺接面に塗布するグリースによりオリフィス孔が目詰まりすることがある。
そこで、本実施形態では、固定板4を、回転板3に接する固定板本体4aと、固定板本体4aの下にパッキン4cを介して重なるオリフィス板4bとで構成される2枚板構造のものとしている。そして、オリフィス板4bの上火領域4Uに開設するLPGと13Aに対応する弱火用孔42Ub,42Ubを絞り効果を発揮するオリフィス孔で構成し、固定板本体4aの上火領域4Uに開設するLPGと13Aに対応する弱火用孔42Ua,42Uaをオリフィス孔よりも開口面積の大きな孔で構成している。同様に、オリフィス板4bの下火領域4Lに開設するLPGと13Aに対応する弱火用孔42Lb,42Lbを絞り効果を発揮するオリフィス孔で構成し、固定板本体4aの下火領域4Lに開設するLPGと13Aに対応する弱火用孔42La,42Laをオリフィス孔よりも開口面積の大きな孔で構成している。このように、孔径の小さなオリフィス孔で構成される弱火用孔42Ub,42Ub,42Lb,42Lbを回転板3から離れたオリフィス板4bに開設することで、これら孔のグリースによる目詰まりを防止することができる。
尚、固定板本体4aの上火と下火の各領域4U,4Lに開設する強火用孔41Ua,41Laの開口面積とオリフィス板4bの上火と下火の各領域4U,4Lに開設する強火用孔41Ub,41Lbの開口面積はほぼ同じである。ここで、強火でのガス量は上火と下火の各バーナ108,109にガスを供給するガスノズルのノズル孔径で決まるため、強火用孔41U,41Lの開口面積はガス種に応じて変更する必要はない。
また、パッキン4cには、固定板本体4aの上火領域4UのLPGに対応する弱火用孔42Uaとオリフィス板4bの上火領域4UのLPGに対応する弱火用孔42Ubとの接続空間と,固定板本体4aの上火領域4Uの13Aに対応する弱火用孔42Uaとオリフィス板4bの上火領域4Uの13Aに対応する弱火用孔42Ubとの接続空間と、固定板本体4aの下火領域4LのLPGに対応する弱火用孔42Laとオリフィス板4bの下火領域4LのLPGに対応する弱火用孔42Lbとの接続空間と,固定板本体4aの下火領域4Lの13Aに対応する弱火用孔42Laとオリフィス板4bの下火領域4Lの13Aに対応する弱火用孔42Lbとの接続空間とを個々に囲うビード4dを設けている。これによれば、上火と下火の各バーナ108,109の火力を弱火にする際に、固定板本体4aの使用ガス種に対応する弱火用孔を通過したガスがオリフィス板4bの使用ガス種以外のガス種に対応する弱火用孔にも流れて、使用ガス種に応じた適切なガス量に絞ることができなくなるといった不具合を解消できる。尚、パッキン4cには、固定板本体4aの上火領域4Uの強火用孔41Uaとオリフィス板4bの上火領域4Uの強火用孔41Ubとの接続空間と、固定板本体4aの下火領域4Lの強火用孔41Laとオリフィス板4bの下火領域4Lの強火用孔41Lbとの接続空間とを個々に囲うビード4dも設けられている。
また、パッキン4cは、オリフィス板4bを包み込むようにしてモールド成形されている。そして、図7に示す如く、オリフィス板4bの下面側に位置するパッキン4cの部分に、上火領域4Uと下火領域4Lを個々に囲うビード4eを設けている。これにより、オリフィス板4bの上火領域4Uに開設された強火用孔41Ubや弱火用孔42Ub,42Ubを通過したガスが下火用ガス流出室13に流れたり、オリフィス板4bの下火領域4Lに開設された強火用孔41Lbや弱火用孔42Lb,42Lbを通過したガスが上火用ガス流出室12に流れたりすることを防止できる。
図8を参照して、回転板3は、第1弁孔31が固定板4の上火領域4Uの強火用孔41Uに重なって上火バーナ108の火力を強火とし、第2弁孔32が固定板4の下火領域の弱火用孔42Lに重なって下火バーナ109の火力を弱火とする火力調節1の回転位置と、第1弁孔31が固定板4の上火と下火の両領域4U,4Lの強火用孔41U,41Lに重なって、上火バーナ108の火力と下火バーナ109の火力を共に強火とする火力調節2の回転位置と、第1弁孔31が固定板4の下火領域4Lの強火用孔41Lに重なって下火バーナ109の火力を強火とし、第2弁孔32が固定板4の上火領域4Uの弱火用孔42Uに重なって、上火バーナ108の火力を弱火とする火力調節3の回転位置と、第1弁孔31が固定板4の上火と下火の両領域4U,4Lの弱火用孔42U,42Lに重なって、上火バーナ108の火力と下火バーナ109の火力を共に弱火とする火力調節4の回転位置と、第2弁孔32が固定板4の上火領域4Uの強火用孔41Uに重なって上火バーナ108の火力を強火とし、第1と第2の両弁孔31,32が固定板4の下火領域4Lの強火用と弱火用の何れの孔41L,42Lにも重ならずに下火バーナ109を消火する火力調節5の回転位置と、第1弁孔31が固定板4の上火領域4Uの弱火用孔42Uに重なって上火バーナ108の火力を弱火とし、第1と第2の両弁孔31,32が固定板4の下火領域4Lの強火用と弱火用の何れの孔41L,42Lにも重ならずに下火バーナ109を消火する火力調節6の回転位置とに切換自在である。尚、火力調節5の回転位置では、第1弁孔31が固定板4の上火領域4Uの弱火用孔42Uに重なっているが、仮に、第1弁孔31が弱火用孔42Uに重ならなくても、第2弁孔32が強火用孔41Uに重なることで、上火バーナ108の火力は強火になる。
ところで、焼網105を用いた一般的なグリル調理を行う場合は、上火バーナ108と下火バーナ109を共に燃焼させた状態で、上火と下火の各バーナ108,109の火力を強弱に切換える。然し、グリルプレート104を用いたプレート調理を行う場合は、グリルプレート104の下方に下火バーナ109の燃焼排ガスが滞留するため、グリルプレート104の温度が一旦上昇すると、下火バーナ109の火力を弱火にしてもグリルプレート104の温度はなかなか低下しなくなり、被調理物の下面の焦げ付きを生じやすくなる。そこで、プレート調理の実行中に、温度センサ115の検出温度が所定の上限温度以上になったときは、回転板3を火力調節5又は6の回転位置に切換えて、下火バーナ109を消火するようにしている。
ここで、上火と下火の各バーナ108,109の火力を弱火に切換える回転板3の回転位置、即ち、上火バーナ108と下火バーナ109の少なくとも一方の火力を弱火に切換える火力調節1、3、4、6の各回転位置には、LPG用と13A用の2つの回転位置がある。火力調節1のLPG用の回転位置では、第2弁孔32が固定板4の下火領域4LのLPGに対応する弱火用孔42Lに重なり、13A用の回転位置では、第2弁孔32が固定板4の下火領域4Lの13Aに対応する弱火用孔42Lに重なる。火力調節3のLPG用の回転位置では、第2弁孔32が固定板4の上火領域4UのLPGに対応する弱火用孔42Uに重なり、13A用の回転位置では、第2弁孔32が固定板4の上火領域4Uの13Aに対応する弱火用孔42Uに重なる。火力調節4のLPG用の回転位置では、第1弁孔31が固定板4の上火と下火の両領域4U,4LのLPGに対応する弱火用孔42U,42Lに重なり、13A用の回転位置では、第1弁孔31が固定板4の上火と下火の両領域4U,4Lの13Aに対応する弱火用孔42U,42Lに重なる。火力調節6のLPG用の回転位置では、第1弁孔31が固定板4の上火領域4UのLPGに対応する弱火用孔42Uに重なり、13A用の回転位置では、第1弁孔31が固定板4の上火領域4Uの13Aに対応する弱火用孔42Uに重なる。
そして、本実施形態によれば、ガス種変更に際し、回転板3の火力調節1、3、4、6の回転位置を使用するガス種に応じて変更することにより、弁の内部部品を交換することなく対処できる。従って、ガス種変更時の作業性が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、固定板4の上火と下火の各領域4U,4Lに、弱火用孔42U,42Lとして、LPGに対応する孔42U,42Lと13Aに対応する孔42U,42Lとを開設しているが、LPG、13A以外のガス種に対応する孔を更に開設してもよい。また、上記実施形態では、上火と下火の各バーナ108,109の火力を強弱2段に切換えるようにしているが、強中弱の3段或いはそれ以上に切換えるようにすることも可能である。この場合、固定板4の上火と下火の各領域4U,4Lに、弱火用孔42U,42Lと同様に、中火用孔として複数のガス種に対応する複数の孔を開設すればよい。また、上記両面焼きグリル100は、アフターバーナ116を備えているが、アフターバーナを具備しない両面焼きグリル用の火力調節弁にも同様に本発明を適用できる。
A…火力調節弁、1…弁筐、11…ガス流入室、12…上火用ガス流出室、13…下火用ガス流出室、2…モータ、3…回転板、31,32…弁孔、4…固定板、4a…固定板本体、4b…オリフィス板、4c…パッキン、4d…ビード、4U…上火領域、4L…下火領域、41U,41L…上火と下火の各領域に開設する強火用孔、42U,42L…上火と下火の各領域に開設する弱火用孔、42U,42L…LPGに対応する弱火用孔、42U,42L…13Aに対応する弱火用孔、42Ua,42Ua,42La,42La…固定板本体に開設する弱火用孔、42Ub,42Ub,42Lb,42Lb…オリフィス板に開設する弱火用孔、100…両面焼きグリル、108…上火バーナ、109…下火バーナ。

Claims (2)

  1. 上火バーナと下火バーナとを有する両面焼きグリル用の火力調節弁であって、軸方向片側のガス流入室と、軸方向反対側の上火バーナ用ガス流出室及び下火バーナ用ガス流出室とを有する弁筐と、ガス流入室に面する、モータで回転駆動される回転板と、上火バーナ用と下火バーナ用の両ガス流出室に面する、回転板に接する固定板とを備え、回転板に弁孔が開設されると共に、固定板の上火バーナ用ガス流出室に面する領域及び下火バーナ用ガス流出室に面する領域を夫々上火領域及び下火領域として、固定板の上火と下火の各領域に、上火と下火の各バーナの火力を少なくとも強弱2段に切換えるために、ガス通過孔として、強火用孔と弱火用孔との少なくとも2種類の孔が開設され、固定板の上火と下火の各領域のガス通過孔のうち弁孔に重なって開放される孔が回転板の回転で切換えられて、上火と下火の各バーナの火力が切換えられるようにしたものにおいて、
    固定板の上火と下火の各領域に、弱火用孔として、複数のガス種に対応する複数の孔が開設され、上火と下火の各バーナの火力を弱火に切換える回転板の回転位置を、固定板の上火と下火の各領域の弱火用孔のうち使用するガス種に対応する孔に弁孔が重なるように、使用するガス種に応じて変更することを特徴とする両面焼きグリル用火力調節弁。
  2. 前記固定板は、前記回転板に接する固定板本体と、固定板本体にパッキンを介して重なるオリフィス板とで構成され、オリフィス板の上火と下火の各領域に開設する複数のガス種に対応する複数の弱火用孔を絞り効果を発揮するオリフィス孔で構成し、固定板本体の上火と下火の各領域に開設する複数のガス種に対応する複数の弱火用孔をオリフィス孔よりも開口面積の大きな孔で構成し、パッキンに、固定板本体の各ガス種に対応する弱火用孔とオリフィス板の各ガス種に対応する弱火用孔との接続空間を個々に囲うビードを設けることを特徴とする請求項1に記載の両面焼きグリル用火力調節弁。
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