JP2019031998A - 変速制御装置 - Google Patents

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【課題】シンクロ機構への負荷を低減することができる変速制御装置を提供すること。【解決手段】駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有する第2入力軸と、第1カウンタ軸と第2カウンタ軸を有し、前記第1入力軸および出力軸と結合可能な遊転ギヤと第2カウンタ軸に固設された第2カウンタギヤおよび前記出力軸と結合可能な出力ギヤで構成されたデュアルクラッチ式変速機に用いられる変速制御装置であって、前記第1カウンタ軸に固設された第5ギヤ列を経由して前記出力軸へ動力が伝達されている状態で、前記出力ギヤと前記出力軸とが結合された状態と、前記遊転ギヤと前記出力軸とが結合された状態との間での状態変化の際、前記出力ギヤまたは前記遊転ギヤと前記出力軸との結合を解除させた後、前記第1カウンタ軸と前記第2カウンタ軸とを一時的に結合させる、変速制御装置。【選択図】図4

Description

本発明は、変速制御装置、特に、デュアルクラッチ式変速機に用いられる変速制御装置に関する。
特許文献1には、二個のクラッチを有するデュアルクラッチ装置をエンジンと変速機との間に設け、エンジンから変速機への動力伝達を二系統に切り替えられるようにしたデュアルクラッチ式変速機が開示されている。
特表2010−537144号公報
特許文献1に記載されるようなデュアルクラッチ式変速機では、例えば偶数段での走行中に、奇数段でプレシフトが行われる。その際、プレシフトの態様によっては、シンクロ機構に大きな負荷がかかる場合がある。
本発明の目的は、シンクロ機構への負荷を低減することができる変速制御装置を提供することである。
本発明に係る変速制御装置は、駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有するとともに前記第1入力軸と同軸に配置された第2入力軸と、前記第1入力軸と平行に配置された第1カウンタ軸と、前記第1カウンタ軸と同軸に配置され、前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタ軸と、前記第1入力軸と同軸に配置された出力軸と、前記第2入力軸と前記第1カウンタ軸との間で動力伝達を行う第1ギヤ列と、前記第1入力軸と前記第2カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う第2ギヤ列と、前記第1入力軸および前記出力軸と結合可能な遊転ギヤならびに前記第2カウンタ軸に固設された第1カウンタギヤを有する第3ギヤ列と、前記第2カウンタ軸に固設された第2カウンタギヤおよび前記出力軸と結合可能な出力ギヤを有する第4ギヤ列と、前記第1カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第5ギヤ列と、を備える変速機に用いられる変速制御装置であって、前記駆動源から前記第2入力軸、前記第1ギヤ列、前記第1カウンタ軸および前記第5ギヤ列を経由して前記出力軸へ動力が伝達されている状態で、前記出力ギヤと前記出力軸とが結合された状態と、前記遊転ギヤと前記出力軸とが結合された状態との間での状態変化の際、前記出力ギヤまたは前記遊転ギヤと前記出力軸との結合を解除させた後、前記第1カウンタ軸と第2カウンタ軸とを一時的に結合させる。
本発明に係る変速制御装置によれば、シンクロ機構への負荷を低減することができる。
実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機を示すスケルトン図 5速段から6速段への変速直後の状態を示すスケルトン図 7速段へのプレシフトが行われた状態を示すスケルトン図 シンクロ負荷低減制御の処理内容を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。
まず、図1を参照して、実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機1の全体構成について説明する。図1における左側がデュアルクラッチ式変速機1の前側であり、図1における右側がデュアルクラッチ式変速機1の後側である。
デュアルクラッチ式変速機1は、第1クラッチ10と、第2クラッチ20と、変速部30とを備えている。そして、変速部30の出力側に、不図示のプロペラシャフト、デファレンシャルおよびドライブシャフトを介して、駆動輪が動力伝達可能に連結されている。
第1クラッチ10は、例えば、複数の入力側クラッチ板11および複数の出力側クラッチ板12を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板11は、エンジン(不図示)の出力軸2と一体回転する。出力側クラッチ板12は、変速部30の第1入力軸31と一体回転する。
第1クラッチ10は、リターンスプリング(不図示)によって断方向に付勢されており、ピストン(不図示)の作動油室に制御油圧が供給されることでピストンが移動して、入力側クラッチ板11および出力側クラッチ板12を圧接することで接とされる。第1クラッチ10が接とされることで、エンジンの動力が第1入力軸31に伝達される。第1クラッチ10の断接は、制御装置40によって制御される。
第2クラッチ20は、第1クラッチ10の外周側に設けられている。なお、本実施形態では、第2クラッチ20が第1クラッチ10の外周側に設けられているものを例に挙げて説明を行うが、第1クラッチ10および第2クラッチ20の配置関係はこれに限定されない。例えば、第2クラッチ20を、第1クラッチ10の前側または後側に配置するようにしてもよい。
第2クラッチ20は、例えば、複数の入力側クラッチ板21および複数の出力側クラッチ板22を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板21は、エンジンの出力軸2と一体回転する。出力側クラッチ板22は、変速部30の第2入力軸32と一体回転する。
第2クラッチ20は、リターンスプリング(不図示)によって断方向に付勢されており、ピストン(不図示)の作動油室に制御油圧が供給されることでピストンが移動して、入力側クラッチ板21および出力側クラッチ板22を圧接することで接とされる。第2クラッチ20が接とされることで、エンジンの動力が第2入力軸32に伝達される。第2クラッチ20の断接は、制御装置40によって制御される。
変速部30は、第1クラッチ10の出力側に接続された第1入力軸31と、第2クラッチ20の出力側に接続された第2入力軸32とを備えている。また、変速部30は、第1入力軸31および第2入力軸32と平行に配置された第1カウンタ軸33および第2カウンタ軸34を備えている。さらに、変速部30は、第1入力軸31および第2入力軸32と同軸上に配置された出力軸35を備えている。
第1入力軸31は、軸受(不図示)を介して第2入力軸32に回転可能に軸支されている。第1入力軸31の前後方向の中間部には、後進ギヤとして機能する第2入力ギヤ52aが固定されている。
第1入力軸31における第2入力ギヤ52aの後段には、第1シンクロ機構61(後述する)の第1シンクロハブ61aが固定されている。
第2入力ギヤ52aと第1シンクロハブ61aとの間には、第3入力ギヤ53aが、第1入力軸31と相対回転可能に設けられている。
第1シンクロハブ61aの後段には、第4入力ギヤ54a(本発明の「遊転ギヤ」に相当)が、第1入力軸31と相対回転可能に設けられている。
第2入力軸32は、第1入力軸31が挿通される中空軸であって、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。第2入力軸32の後端部には、第1入力ギヤ51aが固定されている。第1入力ギヤ51aは、第2入力ギヤ52aより前側に配置される。
第1カウンタ軸33は、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。第1カウンタ軸33には、前側から順に、第1カウンタギヤ51b、第3シンクロ機構63(後述する)の第3シンクロハブ63a、第6カウンタギヤ56bおよび第7カウンタギヤ57bが固定されている。
第1カウンタギヤ51bは、第1入力ギヤ51aと常時噛合している。第1入力ギヤ51aと第1カウンタギヤ51bとにより、第1ギヤ列51が構成される。
第1カウンタギヤ51bと第3シンクロ機構63との間には、第2カウンタギヤ52bが、第1カウンタ軸33に対して相対回転可能に設けられている。第2カウンタギヤ52bは、リバースアイドラギヤ52cを介して、第2入力ギヤ52aと常時噛合している。第2入力ギヤ52aとリバースアイドラギヤ52cと第2カウンタギヤ52bとにより、後進ギヤ列52が構成される。
第3シンクロ機構63と第6カウンタギヤ56bとの間には、第2カウンタ軸34が配置されている。第2カウンタ軸34は、第1カウンタ軸33が挿通される中空軸であって、軸受(不図示)を介して第1カウンタ軸33に相対回転可能に軸支されている。第2カウンタ軸34の前寄りには、第3カウンタギヤ53bが固定されている。第3カウンタギヤ53bは、第3入力ギヤ53aと常時噛合している。第3入力ギヤ53aと第3カウンタギヤ53bとにより、第2ギヤ列53が構成される。
第2カウンタ軸34における第3カウンタギヤ53bの後段には、第4カウンタギヤ54b(本発明の「第1カウンタギヤ」に相当)が固定されている。第4カウンタギヤ54bは、第4入力ギヤ54aと常時噛合している。第4入力ギヤ54aと第4カウンタギヤ54bとにより、第3ギヤ列54が構成される。第2カウンタ軸34の後端部には、第5カウンタギヤ55b(本発明の「第2カウンタギヤ」に相当)が固定されている。
出力軸35は、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。出力軸35の前端部には、第2シンクロ機構62(後述する)の第2シンクロハブ62aが固定されている。出力軸35における第2シンクロハブ62aの後段には、第4シンクロ機構64(後述する)の第4シンクロハブ64aが固定されている。
第2シンクロハブ62aと第4シンクロハブ64aとの間には、第1出力ギヤ55a(本発明の「出力ギヤ」に相当)が、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第1出力ギヤ55aは、第5カウンタギヤ55bと常時噛合している。第1出力ギヤ55aと第5カウンタギヤ55bとにより、第4ギヤ列55が構成される。
第1出力ギヤ55aと第4シンクロハブ64aとの間には、第2出力ギヤ56aが、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第2出力ギヤ56aは、第6カウンタギヤ56bと常時噛合している。第2出力ギヤ56aと第6カウンタギヤ56bとにより、第5ギヤ列56が構成される。
第4シンクロハブ64aの後段には、第3出力ギヤ57aが、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第3出力ギヤ57aは、第7カウンタギヤ57bと常時噛合している。第3出力ギヤ57aおよび第7カウンタギヤ57bにより、第6ギヤ列57(本発明の「第5ギヤ列」に相当)が構成される。
変速部30は、第1シンクロ機構61と、第2シンクロ機構62と、第3シンクロ機構63と、第4シンクロ機構64とを備えている。
第1シンクロ機構61は、第1シンクロハブ61aと、第1シンクロスリーブ61bと、第1ドグギヤ61cと、第2ドグギヤ61dとを備えている。第1シンクロハブ61aは、上述のとおり、第1入力軸31に固定されている。
第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aを取り囲むように設けられている。第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aと一体回転し、かつ第1シンクロハブ61aに対して前後方向に移動可能である。
第1ドグギヤ61cは、第3入力ギヤ53aの後側に設けられている。第2ドグギヤ61dは、第4入力ギヤ54aの前側に設けられている。第1シンクロハブ61aと第1ドグギヤ61cおよび第2ドグギヤ61dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第1シンクロスリーブ61bのスプライン内歯は、第1ドグギヤ61cおよび第2ドグギヤ61dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第1シンクロ機構61は、シフトフォーク(不図示)によって第1シンクロスリーブ61bが移動させられて第1ドグギヤ61cまたは第2ドグギヤ61dと係合することで、第1入力軸31と第3入力ギヤ53aまたは第4入力ギヤ54aとを選択的に同期結合させる。第1シンクロスリーブ61bの動作は、制御装置40によって制御される。
第2シンクロ機構62は、第2シンクロハブ62aと、第2シンクロスリーブ62bと、第3ドグギヤ62cと、第4ドグギヤ62dとを備えている。第2シンクロハブ62aは、上述のとおり、出力軸35に固定されている。
第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aを取り囲むように設けられている。第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aと一体回転し、かつ第2シンクロハブ62aに対して前後方向に移動可能である。
第3ドグギヤ62cは、第4入力ギヤ54aの後側に設けられている。第4ドグギヤ62dは、第1出力ギヤ55aの前側に設けられている。第2シンクロハブ62aと第3ドグギヤ62cおよび第4ドグギヤ62dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第2シンクロスリーブ62bのスプライン内歯は、第3ドグギヤ62cおよび第4ドグギヤ62dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第2シンクロ機構62は、シフトフォーク(不図示)によって第2シンクロスリーブ62bが移動させられて第3ドグギヤ62cまたは第4ドグギヤ62dと係合することで、出力軸35と第4入力ギヤ54aまたは第1出力ギヤ55aとを選択的に同期結合させる。第2シンクロスリーブ62bの動作は、制御装置40によって制御される。
第3シンクロ機構63は、第3シンクロハブ63aと、第3シンクロスリーブ63bと、第5ドグギヤ63cと、第6ドグギヤ63dとを備えている。第3シンクロハブ63aは、上述のとおり、第1カウンタ軸33に固定されている。
第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aを取り囲むように設けられている。第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aと一体回転し、かつ第3シンクロハブ63aに対して前後方向に移動可能である。
第5ドグギヤ63cは、第2カウンタギヤ52bの後側に設けられている。第6ドグギヤ63dは、第2カウンタ軸34の前端部に設けられている。第3シンクロハブ63aと第5ドグギヤ63cおよび第6ドグギヤ63dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第3シンクロスリーブ63bのスプライン内歯は、第5ドグギヤ63cおよび第6ドグギヤ63dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第3シンクロ機構63は、シフトフォーク(不図示)によって第3シンクロスリーブ63bが移動させられて第5ドグギヤ63cまたは第6ドグギヤ63dと係合することで、第1カウンタ軸33と第2カウンタギヤ52bまたは第2カウンタ軸34とを選択的に同期結合させる。第3シンクロスリーブ63bの動作は、制御装置40によって制御される。
第4シンクロ機構64は、第4シンクロハブ64aと、第4シンクロスリーブ64bと、第7ドグギヤ64cと、第8ドグギヤ64dとを備えている。第4シンクロハブ64aは、上述のとおり、出力軸35に固定されている。
第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aを取り囲むように設けられている。第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aと一体回転し、かつ第4シンクロハブ64aに対して前後方向に移動可能である。
第7ドグギヤ64cは、第2出力ギヤ56aの後側に設けられている。第8ドグギヤ64dは、第3出力ギヤ57aの前側に設けられている。第4シンクロハブ64aと第7ドグギヤ64cおよび第8ドグギヤ64dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第4シンクロスリーブ64bのスプライン内歯は、第7ドグギヤ64cおよび第8ドグギヤ64dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第4シンクロ機構64は、シフトフォーク(不図示)によって第4シンクロスリーブ64bが移動させられて第7ドグギヤ64cまたは第8ドグギヤ64dと係合することで、出力軸35と第2出力ギヤ56aまたは第3出力ギヤ57aとを選択的に同期結合させる。第4シンクロスリーブ64bの動作は、制御装置40によって制御される。
次に、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1による各変速段の動力伝達経路について説明する。
1速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合され、第3シンクロ機構63によって第2カウンタ軸34と第1カウンタ軸33とが結合され、第4シンクロ機構64によって第2出力ギヤ56aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第3ギヤ列54→第2カウンタ軸34→第3シンクロ機構63→第1カウンタ軸33→第5ギヤ列56→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、1速段の動力伝達経路が確立される。
2速段では、第2クラッチ20が接とされ、第4シンクロ機構64によって第2出力ギヤ56aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第5ギヤ列56→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、2速段の動力伝達経路が確立される。
3速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合され、第2シンクロ機構62によって第1出力ギヤ55aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第3ギヤ列54→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、3速段の動力伝達経路が確立される。
4速段では、第2クラッチ20が接とされ、第2シンクロ機構62によって第1出力ギヤ55aと出力軸35とが結合され、第3シンクロ機構63によって第1カウンタ軸33と第2カウンタ軸34とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第3シンクロ機構63→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、4速段の動力伝達経路が確立される。
5速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとが結合され、第2シンクロ機構62によって第1出力ギヤ55aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第2ギヤ列53→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、5速段の動力伝達経路が確立される。
6速段では、第2クラッチ20が接とされ、第4シンクロ機構64によって第3出力ギヤ57aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第6ギヤ列57→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、6速段の動力伝達経路が確立される。
7速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合され、第2シンクロ機構62によって第4入力ギヤ54aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第4入力ギヤ54a→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、7速段の動力伝達経路が確立される。7速段は、直結段である。
8速段では、第2クラッチ20が接とされ、第2シンクロ機構62によって第4入力ギヤ54aと出力軸35とが結合され、第3シンクロ機構63によって第1カウンタ軸33と第2カウンタ軸34とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第3シンクロ機構63→第2カウンタ軸34→第3ギヤ列54→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、8速段の動力伝達経路が確立される。
9速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとが結合され、第2シンクロ機構62によって第4入力ギヤ54aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第2ギヤ列53→第2カウンタ軸34→第3ギヤ列54→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、9速段の動力伝達経路が確立される。
次に、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1において6速段で行われるシンクロ負荷低減制御の概要について、図2および図3を参照して詳細に説明する。図2は、5速段から6速段へのアップシフトが行われた直後の様子を示している。
図2に示すように、5速段から6速段へのアップシフトが行われた直後、第1シンクロ機構61は、第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとを結合した状態である。また、第2シンクロ機構62は、第1出力ギヤ55aと出力軸35とを結合した状態である。
そのため、第2カウンタ軸34に固定された第4カウンタギヤ54bと噛合する第4入力ギヤ54aは、出力軸35によって回転駆動される。出力軸35の回転数をN35、第1出力ギヤ55aの歯数をZ55a、第5カウンタギヤ55bの歯数をZ55b、第4カウンタギヤ54bの歯数をZ54b、第4入力ギヤ54aの歯数をZ54aとすると、第4入力ギヤ54aの回転数N54aは、N54a=N35×Z55a/Z55b×Z54b/Z54aとなる。なお、この回転数N54aは、デュアルクラッチ式変速機1の構造上、9速段相当の回転数である。
5速段から6速段へのアップシフトが行われた後、6速段の状態で、7速段へのプレシフトが行われる場合、まず、第1シンクロ機構61において第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとの結合が解除され、第2シンクロ機構62において第1出力ギヤ55aと出力軸35との結合が解除される。そしてその後、第2シンクロ機構62において第4入力ギヤ54aと出力軸35とが結合され、第1シンクロ機構61において第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合される(図3を参照)。
このとき、第2シンクロ機構62では、第1出力ギヤ55aと出力軸35との結合を解除した直後に第4入力ギヤ54aと出力軸35とを結合させようとすると、回転数N35で回転している第2シンクロスリーブ62bに、回転数N54a(=N35×Z55a/Z55b×Z54b/Z54a)で回転している第3ドグギヤ62cを係合させる必要が生じる。そのため、第3ドグギヤ62cの回転数を大きく低下させる必要があり、第2シンクロ機構62に大きな負荷がかかる。
7速段から6速段へのダウンシフトが行われた後、6速段の状態で、5速段へのプレシフトが行われる場合も同様である。すなわち、第4入力ギヤ54aと出力軸35との結合を解除した直後に第1出力ギヤ55aと出力軸35とを結合させようとすると、回転数N35で回転している第2シンクロスリーブ62bに、回転数N55a(=N35×Z54a/Z54b×Z55b/Z55a)で回転している第4ドグギヤ62dを係合させる必要が生じる。そのため、第4ドグギヤ62dの回転数を大きく上昇させる必要があり、第2シンクロ機構62に大きな負荷がかかる。
本実施形態では、6速段の状態で行われるプレシフトによって第2シンクロ機構62に大きな負荷がかかることを防止するため、以下の動作が行われる。
5速段から6速段へのアップシフトが行われた後、6速段の状態で、7速段へのプレシフトが行われる場合には、第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの係合を解除した後、第2シンクロスリーブ62bを第3ドグギヤ62cと係合させる前に、第3シンクロ機構63の第3シンクロスリーブ63bを第6ドグギヤ63dと一時的に係合させる。
これにより、第4入力ギヤ54aの回転数が、N54a5UP−1(=N35×Z55a/Z55b×Z54b/Z54a)から、N54a5UP−2(=N35×Z57a/Z57b×Z54b/Z54a)に低下させられる。そして、第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとの係合を解除させ、第2シンクロスリーブ62bを第3ドグギヤ62cと係合させることで、第2シンクロ機構62にかかる負荷を低減することができる。
7速段から6速段へのダウンシフトが行われた後、6速段の状態で、5速段へのプレシフトが行われる場合には、第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの係合を解除した後、第2シンクロスリーブ62bを第4ドグギヤ62dと係合させる前に、第3シンクロ機構63の第3シンクロスリーブ63bを第6ドグギヤ63dと一時的に係合させる。
これにより、第1出力ギヤ55aの回転数が、N55a7DN−1(=N35×Z54a/Z54b×Z55b/Z55a)から、N55a7DN−2(=N35×Z57a/Z57b×Z55b/Z55a)に上昇させられる。そして、第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとの係合を解除させ、第2シンクロスリーブ62bを第4ドグギヤ62dと係合させることで、第2シンクロ機構62にかかる負荷を低減することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、シンクロ負荷低減制御の処理内容について説明する。なお、このようなシンクロ負荷低減制御は、6速段が確立された場合に開始される。
まず、ステップS1で、制御装置40は、プレシフト位置が5速段であるか否かを判断する。
ステップS1で、プレシフト位置が5速段であると判断された場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2へ進む。
一方、ステップS1で、プレシフト位置が5速段でないと判断された場合(ステップS1:NO)、処理はステップS6(詳細は後述する)へ進む。
ステップS2で、制御装置40は、目標プレシフト位置が5速段でないか否かを判断する。
ステップS2で、目標プレシフト位置が5速段であると判断された場合(ステップS2:NO)、ステップS2の処理を繰り返す。
一方、ステップS2で、目標プレシフト位置が5速段でないと判断された場合(ステップS2:YES)、処理はステップS3へ進む。
ステップS3で、制御装置40は、第1シンクロ機構61におけるギヤ抜きおよび第2シンクロ機構62におけるギヤ抜きを行わせる。具体的には、第1シンクロスリーブ61bと第1ドグギヤ61cとの係合状態を解除させるとともに、第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの係合状態を解除させる。
ステップS3に続くステップS4で、制御装置40は、目標プレシフト位置が7速段であり、かつ、第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの相対回転数が予め定められた所定の第1閾値以下であるか否かを判断する。
ステップS4で、目標プレシフト位置が7速段でない、および/または、第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの相対回転数が予め定められた所定の第1閾値以下でない、と判断された場合(ステップS4:NO)、処理はステップS11(詳細は後述する)へ進む。
なお、ステップS4で「NO」と判断されるのは、目標プレシフト位置が7速段となっているが第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの相対回転数が大きい場合に加え、目標プレシフト位置が7速段に確定していない状態である場合がある。
一方、ステップS4で、目標プレシフト位置が7速段であり、かつ、第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの相対回転数が予め定められた所定の第1閾値以下であると判断された場合(ステップS4:YES)、処理はステップS5へ進む。
そして、ステップS5で、制御装置40は、第2シンクロ機構62において第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとを係合させるとともに、第1シンクロ機構61において第1シンクロスリーブ61bと第2ドグギヤ61dとを係合させることで、7速段へのプレシフトを完了させて処理を終了する。
上述のとおり、ステップS1で、プレシフト位置が5速段でないと判断された場合(ステップS1:NO)、処理はステップS6へ進む。
ステップS6で、制御装置40は、プレシフト位置が7速段であるか否かを判断する。
ステップS6で、プレシフト位置が7速段であると判断された場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7へ進む。
一方、ステップS6で、プレシフト位置が7速段でないと判断された場合(ステップS6:NO)、処理を終了する。
ステップS7で、制御装置40は、目標プレシフト位置が7速段でないか否かを判断する。
ステップS7で、目標プレシフト位置が7速段であると判断された場合(ステップS7:NO)、ステップS7の処理を繰り返す。
一方、ステップS7で、目標プレシフト位置が7速段でないと判断された場合(ステップS7:YES)、処理はステップS8へ進む。
ステップS8で、制御装置40は、第1シンクロ機構61におけるギヤ抜きおよび第2シンクロ機構62におけるギヤ抜きを行わせる。具体的には、第1シンクロスリーブ61bと第2ドグギヤ61dとの係合状態を解除させるとともに、第2シンクロスリーブ62bと第3ドグギヤ62cとの係合状態を解除させる。
ステップS8に続くステップS9で、制御装置40は、目標プレシフト位置が5速段であり、かつ、第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの相対回転数が予め定められた所定の第2閾値以下であるか否かを判断する。
ステップS9で、目標プレシフト位置が5速段でない、および/または、第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの相対回転数が予め定められた所定の第2閾値以下でない、と判断された場合(ステップS9:NO)、処理はステップS11(詳細は後述する)へ進む。
なお、ステップS9で「NO」と判断されるのは、目標プレシフト位置が5速段となっているが第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの相対回転数が大きい場合に加え、目標プレシフト位置が5速段に確定していない状態である場合がある。
一方、ステップS9で、目標プレシフト位置が5速段であり、かつ、第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとの相対回転数が予め定められた所定の第2閾値以下であると判断された場合(ステップS9:YES)、処理はステップS10へ進む。
そして、ステップS10で、制御装置40は、第2シンクロ機構62において第2シンクロスリーブ62bと第4ドグギヤ62dとを係合させるとともに、第1シンクロ機構61において第1シンクロスリーブ61bと第1ドグギヤ61cとを係合させることで、5速段へのプレシフトを完了させて、処理を終了する。
ステップS11は、上述のとおり、ステップS4またはステップS9において「NO」と判断された場合に進む処理である。
ステップS11で、制御装置40は、第3シンクロ機構63における第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとを係合させる。
ステップS11の処理を実行すると、処理はステップS12へ進む。
ステップS12で、制御装置40は、目標プレシフト位置が7速段であるか否かを判断する。目標プレシフト位置が7速段であると判断された場合(ステップS12:YES)、処理はステップS13へ進む。
そして、ステップS13で、制御装置40は、第3シンクロ機構63におけるギヤ抜きを行わせる。具体的には、第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとの係合状態を解除させる。ステップS13の処理を実行した後、処理はステップS5へ進む。
ステップS12で、目標プレシフト位置が7速段でないと判断された場合(ステップS12:NO)、処理はステップS14へ進む。
ステップS14で、制御装置40は、目標プレシフト位置が5速段であるか否かを判断する。
ステップS14で、目標プレシフト位置が5速段でないと判断された場合(ステップS12:NO)、処理はステップS12へ戻る。
一方、ステップS14で、目標プレシフト位置が5速段であると判断された場合(ステップS14:YES)、処理はステップS15へ進む。
そして、ステップS15で、制御装置40は、第3シンクロ機構63におけるギヤ抜きを行わせる。具体的には、第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとの係合状態を解除させる。ステップS15の処理を実行した後、処理はステップS10へ進む。
以上説明したように、本実施形態によれば、6速段での走行中、プレシフト位置が5速段から7速段へ変更される場合、または、7速段から5速段へ変更される場合に、第1シンクロ機構61および第2シンクロ機構62でのギヤ抜きを行った後、一時的に第3シンクロ機構63における第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとを係合させる。そのため、第2シンクロ機構62にかかる負荷を低減することができる。
また、本実施形態によれば、係合させようとするスリーブとドグギヤとの相対回転数が大きい場合に、一時的に第3シンクロ機構63における第3シンクロスリーブ63bと第6ドグギヤ63dとを係合させる。そのため、係合させようとするスリーブとドグギヤとの相対回転数が小さく、第2シンクロ機構62にかかる負荷がそれほど大きくない状況において、プレシフトに要する時間を短くすることができる。
なお、上述の実施形態では、6速段での走行中、プレシフト位置が5速段から7速段へ変更される場合、または、7速段から5速段へ変更される場合を例に説明を行ったが、これに限定されないことはもちろんである。
また、上述の実施形態では、第1入力軸および第2入力軸を備えるDCTを例に説明を行ったが、これに限定されず、単一の入力軸を有するAMTにも適用可能であることはもちろんである。
本発明の変速制御装置は、シンクロ機構への負荷を低減することができ、産業上の利用可能性は多大である。
1 デュアルクラッチ式変速機
2 出力軸
10 第1クラッチ
11 入力側クラッチ板
12 出力側クラッチ板
20 第2クラッチ
21 入力側クラッチ板
22 出力側クラッチ板
30 変速部
31 第1入力軸
32 第2入力軸
33 第1カウンタ軸
34 第2カウンタ軸
35 出力軸
40 制御装置
51 第1ギヤ列
51a 第1入力ギヤ
51b 第1カウンタギヤ
52 後進ギヤ列
52a 第2入力ギヤ
52b 第2カウンタギヤ
52c リバースアイドラギヤ
53 第2ギヤ列
53a 第3入力ギヤ
53b 第3カウンタギヤ
54 第3ギヤ列
54a 第4入力ギヤ
54b 第4カウンタギヤ
55 第4ギヤ列
55a 第1出力ギヤ
55b 第5カウンタギヤ
56 第5ギヤ列
56a 第2出力ギヤ
56b 第6カウンタギヤ
57 第6ギヤ列
57a 第3出力ギヤ
57b 第7カウンタギヤ
61 第1シンクロ機構
61a 第1シンクロハブ
61b 第1シンクロスリーブ
61c 第1ドグギヤ
61d 第2ドグギヤ
62 第2シンクロ機構
62a 第2シンクロハブ
62b 第2シンクロスリーブ
62c 第3ドグギヤ
62d 第4ドグギヤ
63 第3シンクロ機構
63a 第3シンクロハブ
63b 第3シンクロスリーブ
63c 第5ドグギヤ
63d 第6ドグギヤ
64 第4シンクロ機構
64a 第4シンクロハブ
64b 第4シンクロスリーブ
64c 第7ドグギヤ
64d 第8ドグギヤ

Claims (3)

  1. 駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、
    前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有するとともに前記第1入力軸と同軸に配置された第2入力軸と、
    前記第1入力軸と平行に配置された第1カウンタ軸と、
    前記第1カウンタ軸と同軸に配置され、前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタ軸と、
    前記第1入力軸と同軸に配置された出力軸と、
    前記第2入力軸と前記第1カウンタ軸との間で動力伝達を行う第1ギヤ列と、
    前記第1入力軸と前記第2カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う第2ギヤ列と、
    前記第1入力軸および前記出力軸と結合可能な遊転ギヤならびに前記第2カウンタ軸に固設された第1カウンタギヤを有する第3ギヤ列と、
    前記第2カウンタ軸に固設された第2カウンタギヤおよび前記出力軸と結合可能な出力ギヤを有する第4ギヤ列と、
    前記第1カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第5ギヤ列と、を備える変速機に用いられる変速制御装置であって、
    前記駆動源から前記第2入力軸、前記第1ギヤ列、前記第1カウンタ軸および前記第5ギヤ列を経由して前記出力軸へ動力が伝達されている状態で、
    前記出力ギヤと前記出力軸とが結合された状態と、前記遊転ギヤと前記出力軸とが結合された状態との間での状態変化の際、前記出力ギヤまたは前記遊転ギヤと前記出力軸との結合を解除させた後、前記第1カウンタ軸と第2カウンタ軸とを一時的に結合させる、
    変速制御装置。
  2. 前記出力ギヤと前記出力軸との結合を解除させた後、前記遊転ギヤと前記出力軸との相対回転数が予め定められた所定の第1閾値以上の場合に、前記第1カウンタ軸と第2カウンタ軸とを一時的に結合させる、
    請求項1に記載の変速制御装置。
  3. 前記遊転ギヤと前記出力軸との結合を解除させた後、前記出力ギヤと前記出力軸との相対回転数が予め定められた所定の第2閾値以上の場合に、前記第1カウンタ軸と第2カウンタ軸とを一時的に結合させる、
    請求項1に記載の変速制御装置。
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