JP2019027457A - デュアルクラッチ式変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させる。【解決手段】駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有するとともに前記第1入力軸と同軸に配置された第2入力軸と、前記第1入力軸と平行に配置された第1カウンタ軸と、前記第1カウンタ軸と同軸に配置され、前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタ軸と、前記第1入力軸と同軸に配置され、結合機構により前記第1入力軸と選択的に結合される出力軸と、前記第2入力軸と前記第1カウンタ軸との間で動力伝達を行う第1ギヤ列と、前記第1入力軸と前記第2カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う第2ギヤ列および第3ギヤ列と、前記第2カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第4ギヤ列と、を備えるデュアルクラッチ式変速機。【選択図】図1
Description
本発明は、デュアルクラッチ式変速機に関する。
特許文献1には、二個のクラッチを有するデュアルクラッチ装置をエンジンと変速機との間に設け、エンジンから変速機への動力伝達を二系統に切り替えられるようにしたデュアルクラッチ式変速機が開示されている。
特許文献1に記載のデュアルクラッチ式変速機では、6列のギヤ列と、3個のシンクロ機構を用いて、前進6速を作り出している。特許文献1に記載のデュアルクラッチ式変速機は、変速段を6段から8段に増段する場合に、ギヤ列を2列追加する必要があり、変速機の全長および重量が増大するという課題を有している。
本発明の目的は、変速機の全長および重量の増大を抑制しつつ、変速段数を増大させることができるデュアルクラッチ式変速機を提供することである。
本発明に係るデュアルクラッチ式変速機は、駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有するとともに前記第1入力軸と同軸に配置された第2入力軸と、前記第1入力軸と平行に配置された第1カウンタ軸と、前記第1カウンタ軸と同軸に配置され、前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタ軸と、前記第1入力軸と同軸に配置され、結合機構により前記第1入力軸と選択的に結合される出力軸と、前記第2入力軸と前記第1カウンタ軸との間で動力伝達を行う第1ギヤ列と、前記第1入力軸と前記第2カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う第2ギヤ列および第3ギヤ列と、前記第2カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第4ギヤ列と、を備える。
本発明に係るデュアルクラッチ式変速機によれば、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。
まず、図1を参照して、実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機1の全体構成について説明する。図1における左側がデュアルクラッチ式変速機1の前側であり、図1における右側がデュアルクラッチ式変速機1の後側である。
デュアルクラッチ式変速機1は、第1クラッチ10と、第2クラッチ20と、変速部30とを備えている。そして、変速部30の出力側に、不図示のプロペラシャフト、デファレンシャルおよびドライブシャフトを介して、駆動輪が動力伝達可能に連結されている。
第1クラッチ10は、例えば、複数の入力側クラッチ板11および複数の出力側クラッチ板12を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板11は、エンジン(不図示)の出力軸2と一体回転する。出力側クラッチ板12は、変速部30の第1入力軸31と一体回転する。
第1クラッチ10は、リターンスプリング(不図示)によって断方向に付勢されており、ピストン(不図示)の作動油室に制御油圧が供給されることでピストンが移動して、入力側クラッチ板11および出力側クラッチ板12を圧接することで接とされる。第1クラッチ10が接とされることで、エンジンの動力が第1入力軸31に伝達される。第1クラッチ10の断接は、制御装置40によって制御される。
第2クラッチ20は、第1クラッチ10の外周側に設けられている。なお、本実施形態では、第2クラッチ20が第1クラッチ10の外周側に設けられているものを例に挙げて説明を行うが、第1クラッチ10および第2クラッチ20の配置関係はこれに限定されない。例えば、第2クラッチ20を、第1クラッチ10の前側または後側に配置するようにしてもよい。
第2クラッチ20は、例えば、複数の入力側クラッチ板21および複数の出力側クラッチ板22を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板21は、エンジンの出力軸2と一体回転する。出力側クラッチ板22は、変速部30の第2入力軸32と一体回転する。
第2クラッチ20は、リターンスプリング(不図示)によって断方向に付勢されており、ピストン(不図示)の作動油室に制御油圧が供給されることでピストンが移動して、入力側クラッチ板21および出力側クラッチ板22を圧接することで接とされる。第2クラッチ20が接とされることで、エンジンの動力が第2入力軸32に伝達される。第2クラッチ20の断接は、制御装置40によって制御される。
変速部30は、第1クラッチ10の出力側に接続された第1入力軸31と、第2クラッチ20の出力側に接続された第2入力軸32とを備えている。また、変速部30は、第1入力軸31および第2入力軸32と平行に配置された第1カウンタ軸33および第2カウンタ軸34を備えている。さらに、変速部30は、第1入力軸31および第2入力軸32と同軸上に配置された出力軸35を備えている。
第1入力軸31は、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。第1入力軸31の前後方向の中間部には、後進ギヤとして機能する第2入力ギヤ52aが固定されている。
第1入力軸31における第2入力ギヤ52aの後段には、第1シンクロ機構61(後述する)の第1シンクロハブ61aが固定されている。
第2入力ギヤ52aと第1シンクロハブ61aとの間には、第3入力ギヤ53aが、第1入力軸31と相対回転可能に設けられている。
第1シンクロハブ61aの後段には、第4入力ギヤ54aが、第1入力軸31と相対回転可能に設けられている。
第2入力軸32は、第1入力軸31が挿通される中空軸であって、軸受(不図示)を介して第1入力軸31に相対回転可能に軸支されている。第2入力軸32の後端部には、第1入力ギヤ51aが固定されている。第1入力ギヤ51aは、第2入力ギヤ52aより前側に配置される。
第1カウンタ軸33は、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。第1カウンタ軸33には、前側から順に、第1カウンタギヤ51b、第3シンクロ機構63(後述する)の第3シンクロハブ63a、第6カウンタギヤ56bおよび第7カウンタギヤ57bが固定されている。
第1カウンタギヤ51bは、第1入力ギヤ51aと常時噛合している。第1入力ギヤ51aと第1カウンタギヤ51bとにより、第1ギヤ列51が構成される。
第1カウンタギヤ51bと第3シンクロ機構63との間には、第2カウンタギヤ52bが、第1カウンタ軸33に対して相対回転可能に設けられている。第2カウンタギヤ52bは、リバースアイドラギヤ52cを介して、第2入力ギヤ52aと常時噛合している。第2入力ギヤ52aとリバースアイドラギヤ52cと第2カウンタギヤ52bとにより、後進ギヤ列52が構成される。第3シンクロ機構63と第6カウンタギヤ56bとの間には、第2カウンタ軸34が配置されている。
第2カウンタ軸34は、第1カウンタ軸33が挿通される中空軸であって、軸受(不図示)を介して第1カウンタ軸33に相対回転可能に軸支されている。第2カウンタ軸34の前寄りには、第3カウンタギヤ53bが固定されている。第3カウンタギヤ53bは、第3入力ギヤ53aと常時噛合している。第3入力ギヤ53aと第3カウンタギヤ53bとにより、第2ギヤ列53が構成される。
第2カウンタ軸34における第3カウンタギヤ53bの後段には、第4カウンタギヤ54bが固定されている。第4カウンタギヤ54bは、第4入力ギヤ54aと常時噛合している。第4入力ギヤ54aと第4カウンタギヤ54bとにより、第3ギヤ列54が構成される。第2カウンタ軸34の後端部には、第5カウンタギヤ55bが固定されている。
出力軸35は、軸受(不図示)を介して変速機ケース(不図示)に回転可能に軸支されている。出力軸35の前端部には、第2シンクロ機構62(後述する)の第2シンクロハブ62aが固定されている。出力軸35における第2シンクロハブ62aの後段には、第4シンクロ機構64(後述する)の第4シンクロハブ64aが固定されている。
第2シンクロハブ62aと第4シンクロハブ64aとの間には、第1出力ギヤ55aが、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第1出力ギヤ55aは、第5カウンタギヤ55bと常時噛合している。第1出力ギヤ55aと第5カウンタギヤ55bとにより、第4ギヤ列55が構成される。
第1出力ギヤ55aと第4シンクロハブ64aとの間には、第2出力ギヤ56aが、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第2出力ギヤ56aは、第6カウンタギヤ56bと常時噛合している。第2出力ギヤ56aと第6カウンタギヤ56bとにより、第5ギヤ列56が構成される。
第4シンクロハブ64aの後段には、第3出力ギヤ57aが、出力軸35に対して相対回転可能に設けられている。第3出力ギヤ57aは、第7カウンタギヤ57bと常時噛合している。第3出力ギヤ57aおよび第7カウンタギヤ57bにより、第6ギヤ列57が構成される。
変速部30は、第1シンクロ機構61と、第2シンクロ機構62と、第3シンクロ機構63と、第4シンクロ機構64とを備えている。
第1シンクロ機構61は、第1シンクロハブ61aと、第1シンクロスリーブ61bと、第1ドグギヤ61cと、第2ドグギヤ61dとを備えている。第1シンクロハブ61aは、上述のとおり、第1入力軸31に固定されている。
第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aを取り囲むように設けられている。第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第1シンクロスリーブ61bは、第1シンクロハブ61aと一体回転し、かつ第1シンクロハブ61aに対して前後方向に移動可能である。
第1ドグギヤ61cは、第3入力ギヤ53aの後側に設けられている。第2ドグギヤ61dは、第4入力ギヤ54aの前側に設けられている。第1シンクロハブ61aと第1ドグギヤ61cおよび第2ドグギヤ61dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第1シンクロスリーブ61bのスプライン内歯は、第1ドグギヤ61cおよび第2ドグギヤ61dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第1シンクロ機構61は、シフトフォーク(不図示)によって第1シンクロスリーブ61bが移動させられて第1ドグギヤ61cまたは第2ドグギヤ61dと係合することで、第1入力軸31と第3入力ギヤ53aまたは第4入力ギヤ54aとを選択的に同期結合させる。第1シンクロスリーブ61bの動作は、制御装置40によって制御される。
第2シンクロ機構62は、第2シンクロハブ62aと、第2シンクロスリーブ62bと、第3ドグギヤ62cと、第4ドグギヤ62dとを備えている。第2シンクロハブ62aは、上述のとおり、出力軸35に固定されている。
第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aを取り囲むように設けられている。第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第2シンクロスリーブ62bは、第2シンクロハブ62aと一体回転し、かつ第2シンクロハブ62aに対して前後方向に移動可能である。
第3ドグギヤ62cは、第1入力軸31の後端部に設けられている。第4ドグギヤ62dは、第1出力ギヤ55aの前側に設けられている。第2シンクロハブ62aと第3ドグギヤ62cおよび第4ドグギヤ62dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第2シンクロスリーブ62bのスプライン内歯は、第3ドグギヤ62cおよび第4ドグギヤ62dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第2シンクロ機構62は、シフトフォーク(不図示)によって第2シンクロスリーブ62bが移動させられて第3ドグギヤ62cまたは第4ドグギヤ62dと係合することで、出力軸35と第1入力軸31または第1出力ギヤ55aとを選択的に同期結合させる。第2シンクロスリーブ62bの動作は、制御装置40によって制御される。
第3シンクロ機構63は、第3シンクロハブ63aと、第3シンクロスリーブ63bと、第5ドグギヤ63cと、第6ドグギヤ63dとを備えている。第3シンクロハブ63aは、上述のとおり、第1カウンタ軸33に固定されている。
第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aを取り囲むように設けられている。第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第3シンクロスリーブ63bは、第3シンクロハブ63aと一体回転し、かつ第3シンクロハブ63aに対して前後方向に移動可能である。
第5ドグギヤ63cは、第2カウンタギヤ52bの後側に設けられている。第6ドグギヤ63dは、第2カウンタ軸34の前端部に設けられている。第3シンクロハブ63aと第5ドグギヤ63cおよび第6ドグギヤ63dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第3シンクロスリーブ63bのスプライン内歯は、第5ドグギヤ63cおよび第6ドグギヤ63dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第3シンクロ機構63は、シフトフォーク(不図示)によって第3シンクロスリーブ63bが移動させられて第5ドグギヤ63cまたは第6ドグギヤ63dと係合することで、第1カウンタ軸33と第2カウンタギヤ52bまたは第2カウンタ軸34とを選択的に同期結合させる。第3シンクロスリーブ63bの動作は、制御装置40によって制御される。
第4シンクロ機構64は、第4シンクロハブ64aと、第4シンクロスリーブ64bと、第7ドグギヤ64cと、第8ドグギヤ64dとを備えている。第4シンクロハブ64aは、上述のとおり、出力軸35に固定されている。
第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aを取り囲むように設けられている。第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aのスプライン外歯と係合するスプライン内歯を有する。第4シンクロスリーブ64bは、第4シンクロハブ64aと一体回転し、かつ第4シンクロハブ64aに対して前後方向に移動可能である。
第7ドグギヤ64cは、第2出力ギヤ56aの後側に設けられている。第8ドグギヤ64dは、第3出力ギヤ57aの前側に設けられている。第4シンクロハブ64aと第7ドグギヤ64cおよび第8ドグギヤ64dとの間には、それぞれシンクロナイザリング(不図示)が設けられている。第4シンクロスリーブ64bのスプライン内歯は、第7ドグギヤ64cおよび第8ドグギヤ64dのスプライン外歯と選択的に係合可能である。
第4シンクロ機構64は、シフトフォーク(不図示)によって第4シンクロスリーブ64bが移動させられて第7ドグギヤ64cまたは第8ドグギヤ64dと係合することで、出力軸35と第2出力ギヤ56aまたは第3出力ギヤ57aとを選択的に同期結合させる。第4シンクロスリーブ64bの動作は、制御装置40によって制御される。
次に、図2〜図10を参照して、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1による各変速段の動力伝達経路について説明する。以下においては、一例として、1速段で発進を行い、8速段まで順次アップシフトを行う場合を説明する。
図2は、1速段の動力伝達経路を示している。1速段では、第1クラッチ10が接とされ、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合され、第3シンクロ機構63によって第2カウンタ軸34と第1カウンタ軸33とが結合され、第4シンクロ機構64によって第2出力ギヤ56aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第3ギヤ列54→第2カウンタ軸34→第3シンクロ機構63→第1カウンタ軸33→第5ギヤ列56→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、1速段の動力伝達経路が確立される。
図3は、2速段の動力伝達経路を示している。2速段は、1速段の状態で、第1クラッチ10を断とするとともに第2クラッチ20を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第5ギヤ列56→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、2速段の動力伝達経路が確立される。
2速段が確立されると、3速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第3シンクロ機構63による第2カウンタ軸34と第1カウンタ軸33との結合が解除され、第2シンクロ機構62によって第1出力ギヤ55aと出力軸35とが結合される。なお、図3は、3速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図4は、3速段の動力伝達経路を示している。3速段は、2速段において3速段へのプレシフトが完了した状態で、第2クラッチ20を断とするとともに第1クラッチ10を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第3ギヤ列54→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、3速段の動力伝達経路が確立される。
3速段が確立されると、4速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第4シンクロ機構64による第2出力ギヤ56aと出力軸35との結合が解除され、第3シンクロ機構63によって第1カウンタ軸33と第2カウンタ軸34とが結合される。なお、図4は、4速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図5は、4速段の動力伝達経路を示している。4速段は、3速段において4速段へのプレシフトが完了した状態で、第1クラッチ10を断とするとともに第2クラッチ20を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第3シンクロ機構63→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、4速段の動力伝達経路が確立される。
4速段が確立されると、5速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとの結合が解除されるとともに第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとが結合される。なお、図5は、5速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図6は、5速段の動力伝達経路を示している。5速段は、4速段において5速段へのプレシフトが完了した状態で、第2クラッチ20を断とするとともに第1クラッチ10を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第1シンクロ機構61→第2ギヤ列53→第2カウンタ軸34→第4ギヤ列55→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、5速段の動力伝達経路が確立される。
5速段が確立されると、6速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第3シンクロ機構63による第2カウンタ軸34と第1カウンタ軸33との結合が解除され、第4シンクロ機構64によって第3出力ギヤ57aと出力軸35とが結合される。なお、図6は、6速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図7は、6速段の動力伝達経路を示している。6速段は、5速段において6速段へのプレシフトが完了した状態で、第1クラッチ10を断とするとともに第2クラッチ20を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第6ギヤ列57→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、6速段の動力伝達経路が確立される。
6速段が確立されると、7速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第2シンクロ機構62によって第1出力ギヤ55aと出力軸35との結合が解除されるとともに第1入力軸31と出力軸35とが結合される。なお、図7は、7速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図8は、7速段の動力伝達経路を示している。7速段は、6速段において7速段へのプレシフトが完了した状態で、第2クラッチ20を断とするとともに第1クラッチ10を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、7速段の動力伝達経路が確立される。7速段は、直結段である。
7速段が確立されると、8速段へのプレシフトが行われる。具体的には、第1シンクロ機構61によって第1入力軸31と第3入力ギヤ53aとの結合が解除されるとともに第1入力軸31と第4入力ギヤ54aとが結合され、第4シンクロ機構64による第3出力ギヤ57aと出力軸35との結合が解除され、第3シンクロ機構63によって第1カウンタ軸33と第2カウンタ軸34とが結合される。なお、図8は、8速段へのプレシフトが完了した状態を示している。
図9は、8速段の動力伝達経路を示している。8速段は、7速段において8速段へのプレシフトが完了した状態で、第1クラッチ10を断とするとともに第2クラッチ20を接とすることで実現される。
すなわち、エンジンの動力が第2クラッチ20→第2入力軸32→第1ギヤ列51→第1カウンタ軸33→第3シンクロ機構63→第2カウンタ軸34→第3ギヤ列54→第1シンクロ機構61→第1入力軸31→第2シンクロ機構62→出力軸35と伝達されることで、8速段の動力伝達経路が確立される。
本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、前進時に隣り合う変速段への変速は、変速部30におけるシンクロ機構を動作させることなく、第1クラッチ10および第2クラッチ20の断接により行われる。すなわち、このような変速時に、トルク切れが発生しない。
図10は、後進段の動力伝達経路を示している。後進段では、第1クラッチ10が接とされ、第3シンクロ機構63によって第2カウンタギヤ52bと第1カウンタ軸33とが結合され、第4シンクロ機構64によって第2出力ギヤ56aと出力軸35とが結合される。
すなわち、エンジンの動力が第1クラッチ10→第1入力軸31→後進ギヤ列52→第3シンクロ機構63→第1カウンタ軸33→第5ギヤ列56→第4シンクロ機構64→出力軸35と伝達されることで、後進段の動力伝達経路が確立される。第1カウンタ軸33は、後進時には、前進時とは反対方向に回転する。
なお、上述の後進段に加えて、第4シンクロ機構64によって第3出力ギヤ57aと出力軸35とを結合させ、第1カウンタ軸33から第6ギヤ列57を経由して出力軸35へ動力伝達を行う高速後進段を確立するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、第1入力軸31と出力軸35とを、第2シンクロ機構62を用いて一体回転可能に結合させるように構成している。これにより、第2シンクロ機構62を用いるのみで、第1入力軸31から出力軸35へ直接動力伝達を行わせることができる。そのため、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることができる。
また、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、3速段および5速段において、第1入力軸31に入力されたエンジンからの動力が、第2ギヤ列53または第3ギヤ列54、第2カウンタ軸34および第4ギヤ列55を経由して出力軸35に伝達されるように構成している(アウトプットリダクション)。そのため、ギヤ列およびシンクロ機構の数を増やすことなく、変速段数を増大させることができ、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることが可能となる。
さらに、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、第3ギヤ列54を、1速段および3速段において第1入力軸31から第2カウンタ軸34への動力伝達に用い、かつ、8速段において第2カウンタ軸34から第1入力軸31への動力伝達に用いるように構成している。そのため、ギヤ列およびシンクロ機構の数を増やすことなく、変速段数を増大させることができ、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることが可能となる。
さらにまた、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、第4ギヤ列55を、3速段、4速段および5速段において第2カウンタ軸34から出力軸35への動力伝達に用いるように構成している。そのため、ギヤ列およびシンクロ機構の数を増やすことなく、変速段数を増大させることができ、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることが可能となる。
さらにまた、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機1では、第1入力軸31に第2入力ギヤ52aを設けて後進ギヤ列52を形成するとともに、第5ギヤ列56を、後進段、1速段および2速段において第1カウンタ軸33から出力軸35への動力伝達に用いるように構成している。そのため、ギヤ列およびシンクロ機構の数を増やすことなく、変速段数を増大させることができ、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることが可能となる。
なお、上述の実施形態では、各軸と各ギヤおよび各シンクロハブとを別部品により構成したものを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、軸に固定されるギヤおよび各シンクロハブは、軸と一体に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、スリーブおよびハブを有する機械式係合機構がシンクロ機構を有するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、ノンシンクロタイプの機械式係合機構でもよい。
(変形例)
次に、変形例について図11を用いて説明する。図11は、変形例に係るデュアルクラッチ式変速機101の6速段の状態を示している。また、図11では、上述の実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機1との差異点を、破線を用いて示している。図11に示すように、変形例に係るデュアルクラッチ式変速機101は、デュアルクラッチ式変速機1において6速段での動力伝達に用いた第6ギヤ列を削除したものである。これにより、軸長が短縮されている。
次に、変形例について図11を用いて説明する。図11は、変形例に係るデュアルクラッチ式変速機101の6速段の状態を示している。また、図11では、上述の実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機1との差異点を、破線を用いて示している。図11に示すように、変形例に係るデュアルクラッチ式変速機101は、デュアルクラッチ式変速機1において6速段での動力伝達に用いた第6ギヤ列を削除したものである。これにより、軸長が短縮されている。
デュアルクラッチ式変速機101は、上述のとおり、構造上、第6ギヤ列を削除した点を除き、デュアルクラッチ式変速機1と同様の構成を有する。そのため、デュアルクラッチ式変速機101の構造についての詳細な説明は省略する。
変形例では、第2ギヤ列153を、5速段において第1入力軸131から第2カウンタ軸134への動力伝達に用いるとともに、6速段において第2カウンタ軸134から第1入力軸131への動力伝達に用いるようにしている。
変形例に係るデュアルクラッチ式変速機101では、5速段から6速段への変速の際、5速段において係合している第1クラッチ110を断とした後、第2シンクロ機構162によって第1出力ギヤ155aと出力軸135との結合を解除するとともに第1入力軸131と出力軸135とを結合し、さらに、第3シンクロ機構163によって第1カウンタ軸133と第2カウンタ軸134とを結合する。
デュアルクラッチ式変速機101では、5速段から6速段への変速時に、第2シンクロ機構162および第3シンクロ機構163の動作に先立って第1クラッチ110を断とすることから、トルク切れが発生する。
図11に示すように、6速段では、エンジンの動力が第2クラッチ120→第2入力軸132→第1ギヤ列151→第1カウンタ軸133→第3シンクロ機構163→第2カウンタ軸134→第2ギヤ列153→第1シンクロ機構161→第1入力軸131→第2シンクロ機構162→出力軸135と伝達される。
変形例によれば、上述の実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機1からさらに第6ギヤ列を削除することができる。これにより、6列のギヤ列および4個のシンクロ機構を用いて、前進8速を作り出すことができる。そのため、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることができる。
本発明のデュアルクラッチ式変速機は、変速機の全長および重量の増加を抑制しつつ、変速段数を増大させることができ、産業上の利用可能性は多大である。
1、101 デュアルクラッチ式変速機
2 出力軸
10、110 第1クラッチ
11 入力側クラッチ板
12 出力側クラッチ板
20、120 第2クラッチ
21 入力側クラッチ板
22 出力側クラッチ板
30 変速部
31、131 第1入力軸
32、132 第2入力軸
33、133 第1カウンタ軸
34、134 第2カウンタ軸
35、135 出力軸
40 制御装置
51、151 第1ギヤ列
51a 第1入力ギヤ
51b 第1カウンタギヤ
52 後進ギヤ列
52a 第2入力ギヤ
52b 第2カウンタギヤ
52c リバースアイドラギヤ
53、153 第2ギヤ列
53a 第3入力ギヤ
53b 第3カウンタギヤ
54 第3ギヤ列
54a 第4入力ギヤ
54b 第4カウンタギヤ
55 第4ギヤ列
55a、155a 第1出力ギヤ
55b 第5カウンタギヤ
56 第5ギヤ列
56a 第2出力ギヤ
56b 第6カウンタギヤ
57 第6ギヤ列
57a 第3出力ギヤ
57b 第7カウンタギヤ
61、161 第1シンクロ機構
61a 第1シンクロハブ
61b 第1シンクロスリーブ
61c 第1ドグギヤ
61d 第2ドグギヤ
62、162 第2シンクロ機構
62a 第2シンクロハブ
62b 第2シンクロスリーブ
62c 第3ドグギヤ
62d 第4ドグギヤ
63、163 第3シンクロ機構
63a 第3シンクロハブ
63b 第3シンクロスリーブ
63c 第5ドグギヤ
63d 第6ドグギヤ
64 第4シンクロ機構
64a 第4シンクロハブ
64b 第4シンクロスリーブ
64c 第7ドグギヤ
64d 第8ドグギヤ
2 出力軸
10、110 第1クラッチ
11 入力側クラッチ板
12 出力側クラッチ板
20、120 第2クラッチ
21 入力側クラッチ板
22 出力側クラッチ板
30 変速部
31、131 第1入力軸
32、132 第2入力軸
33、133 第1カウンタ軸
34、134 第2カウンタ軸
35、135 出力軸
40 制御装置
51、151 第1ギヤ列
51a 第1入力ギヤ
51b 第1カウンタギヤ
52 後進ギヤ列
52a 第2入力ギヤ
52b 第2カウンタギヤ
52c リバースアイドラギヤ
53、153 第2ギヤ列
53a 第3入力ギヤ
53b 第3カウンタギヤ
54 第3ギヤ列
54a 第4入力ギヤ
54b 第4カウンタギヤ
55 第4ギヤ列
55a、155a 第1出力ギヤ
55b 第5カウンタギヤ
56 第5ギヤ列
56a 第2出力ギヤ
56b 第6カウンタギヤ
57 第6ギヤ列
57a 第3出力ギヤ
57b 第7カウンタギヤ
61、161 第1シンクロ機構
61a 第1シンクロハブ
61b 第1シンクロスリーブ
61c 第1ドグギヤ
61d 第2ドグギヤ
62、162 第2シンクロ機構
62a 第2シンクロハブ
62b 第2シンクロスリーブ
62c 第3ドグギヤ
62d 第4ドグギヤ
63、163 第3シンクロ機構
63a 第3シンクロハブ
63b 第3シンクロスリーブ
63c 第5ドグギヤ
63d 第6ドグギヤ
64 第4シンクロ機構
64a 第4シンクロハブ
64b 第4シンクロスリーブ
64c 第7ドグギヤ
64d 第8ドグギヤ
Claims (8)
- 駆動源からの動力を断接可能な第1クラッチを有する第1入力軸と、
前記駆動源からの動力を断接可能な第2クラッチを有するとともに前記第1入力軸と同軸に配置された第2入力軸と、
前記第1入力軸と平行に配置された第1カウンタ軸と、
前記第1カウンタ軸と同軸に配置され、前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタ軸と、
前記第1入力軸と同軸に配置され、結合機構により前記第1入力軸と選択的に結合される出力軸と、
前記第2入力軸と前記第1カウンタ軸との間で動力伝達を行う第1ギヤ列と、
前記第1入力軸と前記第2カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う第2ギヤ列および第3ギヤ列と、
前記第2カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第4ギヤ列と、を備える
デュアルクラッチ式変速機。 - 前記結合機構は、
前記第1入力軸の後端に設けられ、スプライン外歯を有するドグギヤと、
前記出力軸の前端に設けられ、スプライン外歯を有するハブと、
前記ハブを取り囲むように設けられ、前記ハブのスプライン外歯と係合するとともに、前記ドグギヤのスプライン外歯と選択的に係合可能なスプライン内歯を有するスリーブと、を備える
請求項1に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 前記第1ギヤ列は、前記第2入力軸に固設された第1入力ギヤおよび前記第1カウンタ軸に固設された第1カウンタギヤを含み、
前記第2ギヤ列は、前記第1入力軸と選択的に結合される第3入力ギヤおよび前記第2カウンタ軸に固設された第3カウンタギヤを含み、
前記第3ギヤ列は、前記第1入力軸と選択的に結合される第4入力ギヤおよび前記第2カウンタ軸に固設された第4カウンタギヤを含み、
前記第4ギヤ列は、前記第2カウンタ軸に固設された第5カウンタギヤおよび前記出力軸と選択的に結合される第1出力ギヤを含み、
前記第1入力軸を前記第3入力ギヤまたは前記第4入力ギヤと選択的に結合させる第1シンクロ機構と、
前記結合機構を含んで出力軸を前記第1入力軸または前記第1出力ギヤと選択的に結合させる第2シンクロ機構と、
前記第1カウンタ軸を前記第2カウンタ軸と選択的に結合させる第3シンクロ機構と、を備える
請求項1または2に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 最低変速段および第1の所定変速段において、前記駆動源からの動力が前記第1入力軸から前記第3ギヤ列を経由して前記第2カウンタ軸へ伝達されるとともに、
第2の所定変速段において、前記駆動源からの動力が前記第2カウンタ軸から前記第3ギヤ列を経由して前記第1入力軸へ伝達される、
請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 連続する所定の3つの変速段において、前記駆動源からの動力が前記第2カウンタ軸から前記第4ギヤ列を経由して前記出力軸へ伝達される、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 前記第1入力軸に固設された第2入力ギヤ、前記第3シンクロ機構により前記第1カウンタ軸と選択的に結合される第2カウンタギヤおよび前記第2入力ギヤと前記第2カウンタギヤとに噛合するリバースアイドラギヤを含み、前記第1入力軸と前記第1カウンタ軸との間で選択的に動力伝達を行う後進ギヤ列と、
前記第1カウンタ軸に固設された第6カウンタギヤおよび前記出力軸と選択的に結合される第2出力ギヤを含み、前記第1カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第5ギヤ列と、
前記第1カウンタ軸に固設された第7カウンタギヤおよび前記出力軸と選択的に結合される第3出力ギヤを含み、前記第1カウンタ軸と前記出力軸との間で選択的に動力伝達を行う第6ギヤ列と、
前記第2出力ギヤまたは前記第3出力ギヤを前記出力軸と選択的に結合させる第4シンクロ機構と、を備える
請求項3ないし5のいずれか一項に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 後進段、前記第1クラッチを経由する変速段のうち最低の変速段および前記第2クラッチを経由する変速段のうち最低の変速段において、前記駆動源からの動力が前記第1カウンタ軸から前記第5ギヤ列を経由して前記出力軸へ伝達される、
請求項6に記載のデュアルクラッチ式変速機。 - 第3の所定変速段において、前記駆動源からの動力が前記第1入力軸から前記第2ギヤ列を経由して前記第2カウンタ軸へ伝達されるとともに、
前記第3の所定変速段よりも1段高い第4の所定変速段において、前記駆動源からの動力が前記第2カウンタ軸から前記第2ギヤ列を経由して前記第1入力軸へ伝達される、
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のデュアルクラッチ式変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017144268A JP2019027457A (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | デュアルクラッチ式変速機 |
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---|---|---|---|
JP2017144268A JP2019027457A (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | デュアルクラッチ式変速機 |
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---|---|
JP2019027457A true JP2019027457A (ja) | 2019-02-21 |
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ID=65477984
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017144268A Pending JP2019027457A (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | デュアルクラッチ式変速機 |
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Country | Link |
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Legal Events
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191028 |