JP2015209156A - 変速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレシフト段の切換え動作に要する時間を短縮できる変速装置を提供する。
【解決手段】エンジンのトルクとモータのトルクとによってハイブリッド走行可能な駆動系を有した車両において、モータを制御する制御手段は、プレシフト段の切換えを行なう際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向に前記モータのトルクを変化させる。例えばプレシフト段を低速側ギヤ段から高速側ギヤ段に切換える際には、低速側ギヤ段のシンクロ機構が切離された状態においてモータに負のトルクを生じさせ、高速側ギヤ段のシンクロ機構の回転数差を小さくしてからシンクロ機構の接続を行なう。プレシフト段を高速側ギヤ段から低速側ギヤ段に切換える際には、高速側ギヤ段のシンクロ機構が切離された状態においてモータのトルクを増加させ、低速側ギヤ段のシンクロ機構の回転数差を小さくしてからシンクロ機構の接続を行なう。
【選択図】図11
【解決手段】エンジンのトルクとモータのトルクとによってハイブリッド走行可能な駆動系を有した車両において、モータを制御する制御手段は、プレシフト段の切換えを行なう際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向に前記モータのトルクを変化させる。例えばプレシフト段を低速側ギヤ段から高速側ギヤ段に切換える際には、低速側ギヤ段のシンクロ機構が切離された状態においてモータに負のトルクを生じさせ、高速側ギヤ段のシンクロ機構の回転数差を小さくしてからシンクロ機構の接続を行なう。プレシフト段を高速側ギヤ段から低速側ギヤ段に切換える際には、高速側ギヤ段のシンクロ機構が切離された状態においてモータのトルクを増加させ、低速側ギヤ段のシンクロ機構の回転数差を小さくしてからシンクロ機構の接続を行なう。
【選択図】図11
Description
この発明は、走行用のエンジンと電動モータとを備えた車両に搭載される変速装置に係り、特に第1のクラッチと第2のクラッチとを備えたデュアルクラッチ式の変速装置に関する。
奇数ギヤ段用の第1のクラッチと偶数ギヤ段用の第2のクラッチとを備えたデュアルクラッチ式の変速装置は、一方のクラッチが接続されているときに他方のクラッチが切離された状態となっている。このため切離された方のギヤ段を予めシフトダウンあるいはシフトアップさせて待機状態としておくことにより、シフト操作を迅速に行なうことができる。例えば特許文献1あるいは特許文献2に記載されているデュアルクラッチ式の変速装置は、シングルクラッチ式の変速装置と比較してシフト操作を迅速に行なうことができるという利点がある。
車両の運転状況等によっては、シフト操作に要する時間をさらに短縮することが望まれる場合もある。例えば走行用のエンジンと電動モータとを備えた車両において、エンジンのトルクによる走行とモータのトルクによる走行を併用したり切換えたりすることができるハイブリッド車両において、プレシフト段のためのシフト操作は、いくつかのシンクロ機構を切換えることによって行なわれている。そしてシンクロ機構を切換える際にモータに供給する電流を断つことによりモータのトルクをゼロにしている。しかしモータに供給する電流を断っても、モータやギヤの回転により生じる慣性力によって、シンクロ機構において相対回転を生じるシンクロリング等の摩擦部材が回転し続けるため、シンクロ機構において回転数差が生じている。この回転数差が解消されたときにシンクロ接続動作が完了するため、回転数差が大きいほどシンクロ接続動作が完了するまでの時間が長くなり、しかも回転数差が大きいと摩擦部材が摩耗する原因となる。
従って本発明の目的は、プレシフト段を切換える際のシンクロ接続動作に要する時間を短縮することができるデュアルクラッチ式の変速装置を提供することにある。
本発明は、第1の入力軸に設けられた奇数ギヤ段のギヤを含む奇数ギヤ列と、第2の入力軸に設けられた偶数ギヤ段のギヤを含む偶数ギヤ列とで構成され、エンジンのトルクまたはモータのトルクによってハイブリッド走行可能なデュアルクラッチ式の変速装置であって、前記各ギヤ列のうち一方のギヤ列のギヤ段で変速されて出力軸にトルクが伝達される際に、車両の走行状態に基いて他方のギヤ列のギヤ段を前記一方のギヤ列のギヤ段の1つ上段または1つ下段から予め選択する選択手段と、前記他方のギヤ列のギヤ段を前記選択手段によって選択されたギヤ段に切換える切換手段と、前記モータのトルクを制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記他方のギヤ列のギヤ段を前記選択されたギヤ段に切換える際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と前記選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向に前記モータのトルクを変化させる。
前記制御手段の一例は、前記切換手段が前記他方のギヤ列のギヤ段を低速側ギヤ段から高速側ギヤ段に切換える際に、前記モータに負のトルクを生じさせ前記他方のギヤ列を有する入力軸の回転を減速させる。この実施形態において、前記制御手段が前記モータに前記負のトルクを生じさせている間、前記エンジンのトルクを増加させるエンジン制御手段をさらに備えてもよい。
また前記制御手段の一例は、前記切換手段が前記他方のギヤ列のギヤ段を高速側ギヤ段から低速側ギヤ段に切換える際に、前記モータのトルクを増加させ前記他方のギヤ列を有する入力軸の回転を増加させる。この実施形態において、前記制御手段が前記モータのトルクを増加させている間、前記エンジンのトルクを減少させるエンジン制御手段をさらに備えてもよい。さらに前記制御手段は、前記回転数差に応じて前記モータのトルクの大きさを決定するようにしてもよい。
本発明に係る変速装置によれば、プレシフト段の切換えを行なう際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向にモータのトルクを変化させる制御手段を備えたことにより、プレシフト段を切換える際のシンクロ接続動作に要する時間を短縮することができ、切換動作を速やかに行なうことが可能とる。
以下に1つの実施形態に係る変速装置について、図1から図17を参照して説明する。図1は、走行用駆動源としてエンジン(内燃機関)11とモータ(電動モータ)12とを備えたハイブリッド車両の駆動系10を模式的に示す概略構成図である。駆動系10は、デュアルクラッチ式の変速装置(デュアルクラッチトランスミッション)13を含んでいる。エンジン11とモータ12は、それぞれ、エンジン制御手段およびモータ制御手段としてのコントローラ14a,14bによって制御される。エンジン制御手段として機能するコントローラ14aは、エンジン11のトルクを制御する。モータ制御手段として機能するコントローラ14bは、モータ12のトルクを制御する。
変速装置13は、クラッチ部15と、変速ギヤ部16と、差動部17とを有している。変速ギヤ部16は、第1ないし第15のギヤG1〜G15と、第1ないし第6のシンクロ機構S1〜S6とを含み、以下に説明するように奇数ギヤ段(1,3,5速ギヤ段をなす奇数ギヤ列)と偶数ギヤ段(2,4,6速ギヤ段をなす偶数ギヤ列)とを切換えることができるように構成されている。
差動部17に、第1のギヤG1と差動ギヤ(いわゆるデフ)18とが設けられている。第1のギヤG1が回転すると、差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転し、ドライブシャフト19が回転することによって走行駆動輪が回転し、車両が走行する。ドライブシャフト19は出力軸の一例である。
シンクロ機構S1〜S6は、それぞれ、アクチュエータによって駆動されるフォークにより、接続状態または切離された状態を選択できるようになっている。シンクロ機構S1〜S6のためのアクチュエータは、プレシフト段を切換えるためのコントローラ(シフトコントローラ)14cによって制御される。例えば選択手段として機能するコントローラ14cは、前記各ギヤ列のうち一方のギヤ列のギヤ段で変速されてトルクが伝達される際に、車両の走行状態に基いて他方のギヤ列のギヤ段を前記一方のギヤ列のギヤ段の1つ上段または1つ下段から予め選択する。コントローラ14cは切換手段としても機能し、前記他方のギヤ列のギヤ段を前記選択手段によって選択されたギヤ段に切換えるように構成されている。
クラッチ部15は、2つのクラッチ、すなわち奇数段用の第1のクラッチ21と偶数段用の第2のクラッチ22とを備えたデュアルクラッチタイプである。これらのクラッチ21,22は、エンジン11によって回転する駆動軸23の軸線方向に、緩衝機構24を間に挟んで直列に配置されている。
駆動軸23の軸線の延長線上に、中空の第1の入力軸(奇数段入力軸)31と、第1の入力軸31の内側を通る第2の入力軸(偶数段入力軸)32とが配置されている。第1の入力軸31と第2の入力軸32とは、互いに独立して回転することができる。第1の入力軸31は第1のクラッチ21に接続されている。第2の入力軸32は第2のクラッチ22に接続されている。
第1の入力軸31および第2の入力軸32と平行に、第1の副軸41と、第2の副軸42とが配置されている。第1の副軸41に、第2のギヤG2と、第3のギヤG3と、第4のギヤG4と、第5のギヤG5と、パーキングロック用のギヤGpとが設けられている。第2のギヤG2は第1の副軸41に固定され、かつ、第1のギヤG1と噛合っている。
第3のギヤG3と、第4のギヤG4と、第5のギヤG5とは、それぞれ、第1の副軸41に対して相対回転可能である。第1の副軸41と第3のギヤG3との間に、第1のシンクロ機構S1が設けられている。第1のシンクロ機構S1は、5速と6速のギヤ段に使用される。第1の副軸41と第4のギヤG4との間に、第2のシンクロ機構S2が設けられている。第2のシンクロ機構S2は、3速と4速のギヤ段に使用される。第1の副軸41と第5のギヤG5との間に、第3のシンクロ機構S3が設けられている。第3のシンクロ機構S3は、1速と2速のギヤ段に使用される。
第1の入力軸31に、第6のギヤG6と、第7のギヤG7とが設けられている。奇数ギヤ段をなす第6のギヤG6と第7のギヤG7はそれぞれ第1の入力軸31に固定され、第1の入力軸31と一体に回転する。第6のギヤG6は、第3のギヤG3と噛合っている。この実施形態の場合、第1の入力軸31と共に回転する奇数ギヤ列は、第6のギヤG6と第7のギヤG7とを含んでいる。
第2の入力軸32に、第8のギヤG8と、第9のギヤG9とが設けられている。第8のギヤG8は、第2の入力軸32に対し相対回転可能である。第8のギヤG8は、第4のギヤG4と噛合っている。第9のギヤG9は、第5のギヤG5と噛合っている。偶数ギヤ段をなす第9のギヤG9は第2の入力軸32に固定され、第2の入力軸32と一体に回転する。この実施形態の場合、第2の入力軸32と共に回転する偶数ギヤ列は、第9のギヤG9を含んでいる。第2の入力軸32と第8のギヤG8との間に、第4のシンクロ機構S4が設けられている。第4のシンクロ機構S4は、1速と4速と6速の各ギヤ段に使用される。
第2の副軸42に、第10のギヤG10と、第11のギヤG11と、第12のギヤG12とが設けられている。第10のギヤG10は第2の副軸42に固定され、第2の副軸42と一体に回転する。第11のギヤG11と、第12のギヤG12とは、それぞれ第2の副軸42に対して相対回転可能である。第12のギヤG12は、リバース用の第13のギヤG13と噛合っている。第13のギヤG13は、第9のギヤG9とも噛合っている。第2の副軸42と第11のギヤG11との間に、第5のシンクロ機構S5が設けられている。第5のシンクロ機構S5は、1速と3速と6速の各ギヤ段に使用される。第2の副軸42と第12のギヤG12との間に、第6のシンクロ機構S6が設けられている。第6のシンクロ機構S6はリバース用である。
第14のギヤG14は、第6のギヤG6と第15のギヤG15とに噛合っている。第15のギヤG15は、モータ12の出力軸12aによって回転する。モータ12の回転によって生じるトルクは、第15のギヤG15と第14のギヤG14とを介して、第6のギヤG6に伝達される。
次に本実施形態の変速装置13の作用について説明する。
[エンジンのトルクの伝達経路の説明(図2〜図7)]
図2は、1速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。1速ギヤ段では、第1のクラッチ21が接続され、かつ、第3のシンクロ機構S3と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため1速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図2に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第1のクラッチ21→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のシンクロ機構S4→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト(出力軸)19が回転する。
[エンジンのトルクの伝達経路の説明(図2〜図7)]
図2は、1速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。1速ギヤ段では、第1のクラッチ21が接続され、かつ、第3のシンクロ機構S3と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため1速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図2に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第1のクラッチ21→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のシンクロ機構S4→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト(出力軸)19が回転する。
図3は、2速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。2速ギヤ段では、第2のクラッチ22が接続され、かつ、第3のシンクロ機構S3が接続されている。このため2速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図3に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図4は、3速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。3速ギヤ段では、第1のクラッチ21が接続され、かつ、第2のシンクロ機構S2と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため3速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図4に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第1のクラッチ21→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のギヤG4→第2のシンクロ機構S2→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図5は、4速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。4速ギヤ段では、第2のクラッチ22が接続され、かつ、第2のシンクロ機構S2と第4のシンクロ機構S4がそれぞれ接続されている。このため4速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図5に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第4のシンクロ機構S4→第8のギヤG8→第4のギヤG4→第2のシンクロ機構S2→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図6は、5速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。5速ギヤ段では、第1のクラッチ21が接続され、かつ、第1のシンクロ機構S1が接続されている。このため5速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図6に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第1のクラッチ21→第1の入力軸31→第6のギヤG6→第3のギヤG3→第1のシンクロ機構S1→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図7は、6速ギヤ段時のエンジン11のトルクの伝達経路を示している。6速ギヤ段では、第2のクラッチ22が接続され、かつ、第1のシンクロ機構S1と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため6速ギヤ段時のエンジンのトルクは、図7に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第4のシンクロ機構S4→第8のギヤG8→第11のギヤG11→第5のシンクロ機構S5→第2の副軸42→第10のギヤG10→第7のギヤG7→第6のギヤG6→第3のギヤG3→第1のシンクロ機構S1→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
[モータのトルクの伝達経路の説明(図8〜図10)]
図8は、1速ギヤ段時のモータ12のトルクの伝達経路を示している。1速ギヤ段では、第3のシンクロ機構S3と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため1速ギヤ段時のモータのトルクは、図8に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のシンクロ機構S4→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図8は、1速ギヤ段時のモータ12のトルクの伝達経路を示している。1速ギヤ段では、第3のシンクロ機構S3と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため1速ギヤ段時のモータのトルクは、図8に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のシンクロ機構S4→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図9は、3速ギヤ段時のモータ12のトルクの伝達経路を示している。3速ギヤ段では、第2のシンクロ機構S2と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。このため3速ギヤ段時のモータのトルクは、図9に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のギヤG4→第2のシンクロ機構S2→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図10は、5速ギヤ段時のモータ12のトルクの伝達経路を示している。5速ギヤ段では、第1のシンクロ機構S1が接続されている。このため5速ギヤ段時のモータのトルクは、図10に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第3のギヤG3→第1のシンクロ機構S1→第1の副軸41と伝達され、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
[プレシフト段がシフトアップする場合の説明(図11〜図16)]
図11は、エンジン11の2速ギヤ段走行(一方のギヤ列による走行)とモータ12の1速ギヤ段走行(他方のギヤ列による走行)が併用されているハイブリッド走行時に、車両の走行状態に基いて他方のギヤ列のギヤ段(プレシフト段)が、一方のギヤ列のギヤ段の1つ上段すなわち1速ギヤ段から3速ギヤ段にシフトアップする際のタイミングチャートである。図11のタイミングチャート中の時間t1では、エンジン11のトルクによって2速ギヤ段走行するとともに、モータ12のトルクによって1速ギヤ段走行している。
図11は、エンジン11の2速ギヤ段走行(一方のギヤ列による走行)とモータ12の1速ギヤ段走行(他方のギヤ列による走行)が併用されているハイブリッド走行時に、車両の走行状態に基いて他方のギヤ列のギヤ段(プレシフト段)が、一方のギヤ列のギヤ段の1つ上段すなわち1速ギヤ段から3速ギヤ段にシフトアップする際のタイミングチャートである。図11のタイミングチャート中の時間t1では、エンジン11のトルクによって2速ギヤ段走行するとともに、モータ12のトルクによって1速ギヤ段走行している。
図12は、図11のタイミングチャート中の時間t1におけるトルク伝達経路を示している。図12に示すように第2のクラッチ22が接続され、かつ、第3のシンクロ機構S3と、第4のシンクロ機構S4と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。エンジンのトルクは、図12に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達される。
一方、モータのトルクは、図12に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のシンクロ機構S4→第2の入力軸32へと伝達され、エンジンのトルクの伝達経路(太い実線で示す)と合流する。これにより、エンジンのトルクとモータのトルクとの合計トルクによって第1の副軸41が回転し、第2のギヤG2が回転することにより、第1のギヤG1と差動ギヤ18を介してドライブシャフト19が回転する。
図13は、図11のタイミングチャート中の時間t2におけるトルク伝達経路を示している。時間t2ではエンジン11のトルクによって2速ギヤ段走行するが、モータ12への電流が断たれるため、モータのトルクは実質的にゼロとなっている。このとき第2のクラッチ22は接続状態であり、かつ、第3のシンクロ機構S3と、第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続されている。この場合、エンジンのトルクは、図13に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達される。一方、モータ12が発生するトルクはゼロであるが、モータイナーシャやギヤ列が回転することによる慣性力によって、第15のギヤG15と、第14のギヤG14と、第6のギヤG6と、第1の入力軸31と、第7のギヤG7と、第10のギヤG10と、第2の副軸42と、第5のシンクロ機構S5と、第11のギヤG11と、第8のギヤG8と、第4のギヤG4などが回転するため、第2のシンクロ機構S2も回転する。モータ12への電流が断たれる直前まで第1の入力軸31が1速ギヤ段で回転しているため、第1の入力軸31は、図11に実線L1で示すように、高い回転数で回転している。
第1の入力軸31が3速ギヤ段で回転するときの回転数(図11に線分L3で示す)は1速ギヤ段で回転するときの回転数(図11に線分L1で示す)よりも小さい。このため従来のように単にモータのトルクをゼロにするだけでは、第1の入力軸31は3速ギヤ段での目標回転数よりも高速で回転するため、現在係合されているギヤ段に相当する回転数が大きく、第2のシンクロ機構S2も高速で回転し続ける。その場合、シンクロスリーブ等の摩擦部における回転数差が大きく、回転数差が無くなるまでの時間T1が長くなるとともに、シンクロ動作が終了するまでの時間T2も長くなってしまう。
そこで本実施形態では、図11のタイミングチャート中の時間t3において、モータ制御手段としてのコントローラ14b(図1に示す)によってモータ12に供給する電流の正負を切換えることにより、モータ12に逆トルク(負のトルク)を生じさせる。図14は、時間t3のときのトルクの伝達経路を示している。モータ12に生じた逆トルクは、図14に平行斜線で表わしたように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のギヤG4と伝達されることにより、第1の入力軸31から第2のシンクロ機構S2に至るプレシフト側のギヤ段のトルク伝達経路の回転を減衰させる。
このため第1の入力軸31の回転数は、図11に示す線分L1(現在係合されているギヤ段に相当する回転数)から、L2を経てL3(選択されたギヤ段に相当する回転数)へと速やかに減速し、3速ギヤ段での目標回転数に達する。よって第1の入力軸31に連動する第7のギヤG7と第10のギヤG10を介して副軸42の回転も減速することにより、第11のギヤG11と第8のギヤG8と第4のギヤG4も減速する。このようにモータ制御手段(コントローラ14b)は、他方のギヤ列のギヤ段を、選択されたギヤ段に切換える際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と前記選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向に、モータ12のトルクを変化させるようにしている。
しかも図11に線分L4で示すようにモータのトルクがゼロから負のトルクを生じている間は、エンジン制御手段としてのコントローラ14a(図1に示す)によって、エンジン11の出力を図11に線分L5で示すように一時的に増加させることにより、駆動系全体としてのトルク(エンジンのトルクとモータのトルクとの和)の変動を小さくするようにしている。なお、モータ制御手段として機能するコントローラ14bは、前記回転数差に応じてモータのトルクの大きさを決定するようにしてもよい。
図11のタイミングチャート中の時間t4では、モータのトルクをゼロにした状態において、プレシフト側のギヤ段の第2のシンクロ機構S2のシンクロ動作が行なわれる。本実施形態では、前記したようにプレシフト段を1速から3速にシフトアップさせる際にモータ12に逆トルクを与えることにより、第1の入力軸31から第2のシンクロ機構S2に至るトルク伝達経路の回転数を減衰させるため、第1の入力軸31が3速ギヤ段での目標回転数に達するまでの時間T1が短縮されるとともに、第2のシンクロ機構S2の回転数差が短時間に解消されることにより、シンクロ動作が終了するまでの時間T2が短縮される。
図15は時間t4のときのトルクの伝達経路であり、第2のシンクロ機構S2が接続された状態を示している。この場合、エンジンのトルクは、図15に太い実線で示したように、第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達される。
図11のタイミングチャート中の時間t5においては、第2のシンクロ機構S2の接続状態が維持される。すなわちプレシフト段の3速ギヤ段への切換えが完了し、エンジンの3速ギヤ段待機状態となる。時間t5以降は図16に示すように再びモータ12に正のトルクを発生させることにより、エンジンのトルクによる2速ギヤ段走行とモータのトルクによる3速ギヤ段走行との併用によるハイブリッド走行となる。
この場合のエンジンのトルクは、図16に太い実線で示すように、駆動軸23→緩衝機構24→第2のクラッチ22→第2の入力軸32→第9のギヤG9→第5のギヤG5→第3のシンクロ機構S3→第1の副軸41と伝達される。一方、モータのトルクは、図16に太い破線で示すように、モータ12の出力軸12a→第15のギヤG15→第14のギヤG14→第6のギヤG6→第1の入力軸31→第7のギヤG7→第10のギヤG10→第2の副軸42→第5のシンクロ機構S5→第11のギヤG11→第8のギヤG8→第4のギヤG4→第2のシンクロ機構S2→第1の副軸41と伝達され、エンジンのトルクの伝達経路(太い実線で示す)と合流する。
このように本実施形態によれば、エンジンのトルクとモータのトルクとによってハイブリッド走行可能な駆動系10を有した車両において、プレシフト段が低速側ギヤ段から高速側ギヤ段にシフトアップする際は、低速側ギヤ段のシンクロ機構S4が切離された状態においてモータ12に一時的に負のトルクを生じさせ、プレシフト側のギヤ段(高速側ギヤ段)のシンクロ機構S2の回転数差を小さくしてからシンクロ機構S2の接続を行なうことにより、プレシフト段がシフトアップする際のシンクロ接続動作に要する時間を短縮することができ、切換動作を速やかに行なうことが可能となり、シンクロ機構S2の摩擦部の摩耗も抑制することができる。またモータ12に負のトルクを生じさせているときにはエンジンのトルクを増加させることにより、駆動系10全体としてのトルクの変動を抑制できるものである。
プレシフト段が3速から5速へシフトアップする場合も同様であり、制御手段としてのコントローラ14bは、低速側ギヤ段(3速)のシンクロ機構が切離された状態においてモータ12に一時的に負のトルクを生じさせることにより第1の入力軸31の回転を減速させ、高速側ギヤ段(5速)のシンクロ機構S1の回転数差を小さくする。
[プレシフト段がシフトダウンする場合の説明(図17)]
図17は、エンジン11の2速ギヤ段走行とモータ12の3速ギヤ段走行とが併用されているハイブリッド走行時(図16)において、アクセルオフによる減速時に、プレシフト段が3速ギヤ段から1速ギヤ段にシフトダウンする際のタイミングチャートである。エンジン11による2速ギヤ段走行とモータ12による3速ギヤ段走行とによるハイブリッド走行時には、図16に示されるように第2のシンクロ機構S2と第3のシンクロ機構S3と第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続され、第4のシンクロ機構S4が切離されている。
図17は、エンジン11の2速ギヤ段走行とモータ12の3速ギヤ段走行とが併用されているハイブリッド走行時(図16)において、アクセルオフによる減速時に、プレシフト段が3速ギヤ段から1速ギヤ段にシフトダウンする際のタイミングチャートである。エンジン11による2速ギヤ段走行とモータ12による3速ギヤ段走行とによるハイブリッド走行時には、図16に示されるように第2のシンクロ機構S2と第3のシンクロ機構S3と第5のシンクロ機構S5がそれぞれ接続され、第4のシンクロ機構S4が切離されている。
この状態からプレシフト段が3速ギヤ段から1速ギヤ段にシフトダウンする際、第2のシンクロ機構S2が切離されて第4のシンクロ機構S4が接続される前に、図17中に線分L10で示すようにモータ12のトルクをゼロから一時的に増加させることにより、第1の入力軸31の回転を早める。これにより第1の入力軸31が1速ギヤ段の目標回転数に達するまでの時間T3が短縮されるとともに、第1の入力軸31に連動する第7のギヤG7と第10のギヤG10を介して副軸42の回転も増速することにより、第11のギヤG11と第8のギヤG8も増速されて1速ギヤ段の目標回転数に近付く。こうしてプレシフト側のギヤ段の第4のシンクロ機構S4の回転数差が小さくなるためシンクロ動作が終了するまでの時間T4が短縮され、切換動作を速やかに行なうことが可能となる。
また、図17中に線分L10で示すようにモータのトルクを増加させている間は、線分L11で示すようにエンジンのトルクを小さくすることにより、駆動系全体としてのトルクの変動を小さくするようにしている。なお、制御手段としてのコントローラ14bは、前記回転数差に応じてモータのトルクの大きさを決定するようにしてもよい。
このようにプレシフト段が高速側ギヤ段から低速側ギヤ段にシフトダウンする際には、高速側ギヤ段のシンクロ機構S2が切離された状態においてモータのトルクを一時的に増加させることにより、プレシフト側のギヤ段(低速側ギヤ段)のシンクロ機構S4の回転数差を小さくしてからシンクロ機構S4の接続を行なうため、プレシフト段がシフトダウンする際のシンクロ接続動作に要する時間を短縮することができ、シンクロ機構S4の摩擦部の摩耗を抑制することができる。またモータ12のトルクを一時的に増加させたときにエンジンのトルクを減少させることにより、駆動系10全体としてのトルクの変動を抑制できるものである。
プレシフト段が5速から3速へシフトダウンする場合も同様であり、制御手段としてのコントローラ14bは、高速側ギヤ段(5速)のシンクロ機構が切離された状態においてモータ12のトルクを増加させることにより第1の入力軸31の回転を増加させ、低速側ヤ段(3速)のシンクロ機構の回転数差を小さくする。
なお前記実施形態では奇数ギヤ段用のモータ12を備えた駆動系10について説明したが、これに限ることはなく、例えば奇数ギヤ段用のモータと偶数ギヤ段用のモータとを備えていてもよい。また本発明を実施するに当たり、エンジンやモータをはじめとして、第1のクラッチや第2のクラッチ、第1の入力軸や第2の入力軸、ギヤ段を構成する各ギヤやシンクロ機構などの具体的な配置や組合わせ等の態様を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。
10…駆動系、11…エンジン、12…モータ、13…変速装置、14a…コントローラ(モータ制御手段)、14b…コントローラ(エンジン制御手段)、14c…シフトコントローラ(選択手段、切換手段)、15…クラッチ部、16…変速ギヤ部、19…ドライブシャフト(出力軸)、21…第1のクラッチ、22…第2のクラッチ、31…第1の入力軸、32…第2の入力軸、S1〜S6…シンクロ機構、G1〜G15…ギヤ。
Claims (6)
- 第1の入力軸に設けられた奇数ギヤ段のギヤを含む奇数ギヤ列と、第2の入力軸に設けられた偶数ギヤ段のギヤを含む偶数ギヤ列とで構成され、エンジンのトルクまたはモータのトルクによってハイブリッド走行可能なデュアルクラッチ式の変速装置であって、
前記各ギヤ列のうち一方のギヤ列のギヤ段で変速されて出力軸にトルクが伝達される際に、車両の走行状態に基いて他方のギヤ列のギヤ段を前記一方のギヤ列のギヤ段の1つ上段または1つ下段から予め選択する選択手段と、
前記他方のギヤ列のギヤ段を前記選択手段によって選択されたギヤ段に切換える切換手段と、
前記モータのトルクを制御する制御手段と、を備え、該制御手段は、前記他方のギヤ列のギヤ段を前記選択されたギヤ段に切換える際に、現在係合されているギヤ段に相当する回転数と前記選択されたギヤ段に相当する回転数との差を小さくする方向に前記モータのトルクを変化させることを特徴とする変速装置。 - 前記制御手段は、前記切換手段が前記他方のギヤ列のギヤ段を低速側ギヤ段から高速側ギヤ段に切換える際に、前記モータに負のトルクを生じさせ前記他方のギヤ列を有する入力軸の回転を減速させることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
- 前記制御手段が前記モータに前記負のトルクを生じさせている間、前記エンジンのトルクを増加させるエンジン制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
- 前記制御手段は、前記切換手段が前記他方のギヤ列のギヤ段を高速側ギヤ段から低速側ギヤ段に切換える際に、前記モータのトルクを増加させ前記他方のギヤ列を有する入力軸の回転を増加させることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
- 前記制御手段が前記モータのトルクを増加させている間、前記エンジンのトルクを減少させるエンジン制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の変速装置。
- 前記制御手段は、前記回転数差に応じて前記モータのトルクの大きさを決定することを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の変速装置。
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