JP2013169831A - ハイブリット車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアコン用コンプレッサの専用クラッチを不要とし、また、効率的なエアコン運転を実現できるようにコンプレッサの配置を改善する。
【解決手段】エンジン出力軸及び電動機からの機械的動力を、該電動機と係合する第1入力軸で受け、複数のギア段のうちいずれか1つの選択されたギア段を介して該第1入力軸を駆動出力軸に係合させる第1変速機構と、エンジン出力軸からの機械的動力を第2入力軸で受け、複数のギア段のうちいずれか1つの選択されたギア段を介して該第2入力軸を駆動出力軸に係合させる第2変速機構とを備える。第2入力軸の回転運動に応じて駆動されるようにエアコン用コンプレッサ8を配置する。第1変速機構で選択されたギア段を介して第1入力軸から駆動出力軸に駆動力が伝達されるとき、第2変速機構のいずれかのギア段を選択することにより第2入力軸を駆動出力軸に係合させ、エアコン用コンプレッサ8に駆動力を伝達する。
【選択図】 図2
【解決手段】エンジン出力軸及び電動機からの機械的動力を、該電動機と係合する第1入力軸で受け、複数のギア段のうちいずれか1つの選択されたギア段を介して該第1入力軸を駆動出力軸に係合させる第1変速機構と、エンジン出力軸からの機械的動力を第2入力軸で受け、複数のギア段のうちいずれか1つの選択されたギア段を介して該第2入力軸を駆動出力軸に係合させる第2変速機構とを備える。第2入力軸の回転運動に応じて駆動されるようにエアコン用コンプレッサ8を配置する。第1変速機構で選択されたギア段を介して第1入力軸から駆動出力軸に駆動力が伝達されるとき、第2変速機構のいずれかのギア段を選択することにより第2入力軸を駆動出力軸に係合させ、エアコン用コンプレッサ8に駆動力を伝達する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、原動機として内燃機関エンジンと電動機とを備えたハイブリッド車両に関し、特に、2つの変速機構を交互に切り替えて変速制御を行うデュアルクラッチ式変速機を具備するものにおいて、エアコン用コンプレッサの配置を工夫して効率的なエアコン運用を実現できるようにしたハイブリッド車両に関する。
車両におけるエアコン用コンプレッサの典型的な配置は、内燃機関エンジンの回転軸にベルト等の伝達機構を介して該コンプレッサを取り付けるものである。しかし、そのような典型例においては、車両停止時にエンジン回転を停止する所謂「アイドルストップ」仕様の車両にあっては、信号機等で車両が一時停止した時に、エアコンが稼働しなくなるという問題がある。そのような問題は、少なくとも「アイドルストップ」時には電気モータでエアコン用コンプレッサを駆動することで解決される。しかし、その場合、コンプレッサの駆動入力軸に対して電気モータの出力軸を選択的に結合するための専用のクラッチ機構が必要となる。別の解決例としては、エアコン用コンプレッサをバッテリ駆動することがなされるが、そうすると、高効率のバッテリが要求されるので、コストアップ及び配置スペース等の問題が生じる。
一方、車両用の変速機には、近年、変速時における機械的動力の伝達の途切れをなくすために、奇数段の変速段で構成される第1の変速機構の入力軸(以下、第1入力軸という)と内燃機関の出力軸(以下、機関出力軸又はエンジン出力軸という)とを係合可能な第1のクラッチと、偶数段の変速段で構成される第2の変速機構の入力軸(以下、第2入力軸という)と機関出力軸とを係合可能な第2のクラッチとを備え、これら2つのクラッチを交互につなぎ替えることで変速を行う、いわゆるデュアルクラッチ式変速機が知られている。デュアルクラッチ式変速機は、例えば、奇数段から偶数段に変速する際には、奇数段で走行しているうちに偶数段のギア段のうち選択されたギア段をシンクロ機構を介して予め噛み合わせておき(これを「プレシフト」という)、走行ギア段を偶数段に変更するときに、奇数段に機械的動力を伝達する第1のクラッチを解放状態にすると共に、偶数段に機械的動力を伝達する第2のクラッチを係合状態にすることで、変速時における動力伝達の途切れを抑制している。
更に、上述のようなデュアルクラッチ式変速機において、一方の変速機構の入力軸(奇数段軸)に結合する電気モータを更に具えたハイブリッド車両が知られている。下記特許文献1においては、そのようなデュアルクラッチ式変速機において、一方の変速機構の入力軸(奇数段軸)に係合する電気モータの回転軸にエアコン用コンプレッサを接続することが示されている。その場合、コンプレッサの機械的配置の可能性が奇数段軸に限定されてしまうので、自由度に欠ける。すなわち、一方の変速機構の入力軸(奇数段軸)に配置可能なスペースのある車種にしか対応できない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、エアコン用コンプレッサのための専用のクラッチ機構を不要とし、また、効率的なエアコン運転を実現できるように該コンプレッサの配置を改善したハイブリッド車両を提供しようとするものである。
本発明に係るハイブリッド車両は、内燃機関エンジンと、電動機と、第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、エンジン出力軸及び前記電動機からの機械的動力を、該電動機と係合する第1入力軸で受け、選択されたギア段を介して該第1入力軸を駆動出力軸に結合させる第1変速機構と、第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、前記エンジン出力軸からの機械的動力を第2入力軸で受け、選択されたギア段を介して該第2入力軸を前記駆動出力軸に係合させる第2変速機構と、前記第1変速機構に対応して設けられ、前記エンジン出力軸と前記第1入力軸とを係合させることが可能な第1クラッチと、前記第2変速機構に対応して設けられ、前記エンジン出力軸と前記第2入力軸とを係合させることが可能な第2クラッチと、前記第2入力軸の回転運動に応じて駆動されるように配置されたエアコン用コンプレッサとを備え、前記第1変速機構で選択されたギア段を介して前記第1入力軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第2入力軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする。
上記構成からなる本発明によれば、電動機が係合する第1入力軸ではなく、第2入力軸の側にエアコン用コンプレッサを配置したことを特徴としている。これにより、変速制御のために既存する第1及び第2変速機構を利用して該コンプレッサに対する電動機の駆動力の伝達を制御することができることとなり、専用のクラッチ機構が不要となる。また、第2入力軸の側にエアコン用コンプレッサを配置できるようにすることで、配置の自由度が広がり、対応可能な車種を拡張することができる。また、第1入力軸が駆動出力軸に結合されるときに、第2変速機構で任意のギア段を選択してプレシフト制御することにより、駆動出力軸の回転数を変化してエアコン用コンプレッサを駆動することができるので、適切なプレシフト制御により効率的なエアコン運転を行うことができる。
好適な実施例において、前記第2変速機構はリバース走行用のリバースギア段を含み、リバース走行のために、前記第2変速機構により前記リバースギア段を前記第1入力軸に締結して前記第1入力軸をリバース回転させ、前記第1変速機構により第1入力軸を駆動出力軸に締結することにより前記駆動出力軸にリバース回転を伝達するように構成されてなり、走行停止状態において、前記リバースギア段を前記第1入力軸に締結し、前記第1入力主軸と前記駆動出力軸とを不締結とし、前記電動機を駆動して前記第1入力主軸から前記リバースギア段を介して前記第1副軸及び第2副軸を回転させることで前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする。これにより、エアコン用コンプレッサを電動機に直結しない又はクラッチを介して接続可能としない構成であっても、例えば、エンジンアイドルストップにより、エンジン停止して停止しているときに、電動機の駆動力をエアコン用コンプレッサに伝達する経路を確保することができる。
別の観点に従うと、本発明に係るデュアルクラッチ式変速機は、第1クラッチを介してエンジン出力軸に結合される第1入力主軸と、前記第1入力軸軸と同軸に設けられ、第2クラッチを介して前記エンジン出力軸に結合される第2入力主軸と、駆動出力軸と、第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1入力主軸を前記駆動出力軸に結合する第1変速ギア機構と、前記第2入力主軸に平行な第1副軸及び第2副軸と、アイドル軸と、前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第1副軸に伝達する第1伝達ギア機構と、第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1副軸を前記駆動出力軸に選択的に結合する第2変速ギア機構と、前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第2副軸に伝達する第2伝達ギア機構と、前記第2副軸を前記第1入力主軸に選択的に結合するリバースギア段とを備えたデュアルクラッチ式変速機において、前記第1入力主軸に電動機を結合し、前記第1副軸にエアコン用コンプレッサを結合し、前記第1変速ギア機構で選択されたギア段を介して前記第1入力主軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速ギア機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第1副軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする。この場合も、上述と同様の効果を奏する。デュアルクラッチ式変速機。
更に別の観点に従うと、第1クラッチを介してエンジン出力軸に結合される第1入力主軸と、前記第1入力軸軸と同軸に設けられ、第2クラッチを介して前記エンジン出力軸に結合される第2入力主軸と、駆動出力軸と、第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1入力主軸を前記駆動出力軸に結合する第1変速ギア機構と、前記第2入力主軸に平行な第1副軸及び第2副軸と、アイドル軸と、前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第1副軸に伝達する第1伝達ギア機構と、第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1副軸を前記駆動出力軸に選択的に結合する第2変速ギア機構と、前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第2副軸に伝達する第2伝達ギア機構と、前記第2副軸を前記第1入力主軸に選択的に結合するリバースギア段とを備えたデュアルクラッチ式変速機において、前記第1入力主軸に電動機を結合し、前記第2副軸にエアコン用コンプレッサを結合し、前記第1変速ギア機構で選択されたギア段を介して前記第1入力主軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速ギア機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第1副軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、該第1副軸、前記アイドル軸及び前記第2副軸を介して前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする。この場合も、上述と同様の効果を奏する。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明しよう。
本発明に係るハイブリッド車両に具備される制御装置(制御手段)は、例えば、車両全体を制御するために車両に搭載された電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10により実現される。以下の実施形態では、電子制御ユニット10は、エンジンを制御するとともに、変速機やバッテリ、電動機(モータ)を制御するものとして説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるハイブリッド車両の概略的な接続構成図である。本実施形態のハイブリッド車両1は、内燃機関エンジン2と、モータ3と、モータ3を制御するためのモータ制御手段20と、バッテリ30と、変速機4と、ディファレンシャル機構5と、左右のドライブシャフト6R、6Lと、左右の駆動輪7R、7Lと、エアコン(A/C)用コンプレッサ8等を備える。エンジン2とモータジェネレータ(電動機)3の回転駆動力は、変速機4、ディファレンシャル機構5およびドライブシャフト6R、6Lを介して左右の駆動輪7R、7Lに伝達される。
また、この車両1は、エンジン2、モータ3、変速機4、ディファレンシャル機構5、モータ制御手段20およびバッテリ30等をそれぞれ制御するための電子制御ユニット(ECU)10を備える。電子制御ユニット10は、1つのユニットとして構成されるだけでなく、例えば、エンジン2を制御するためのエンジンECU、モータジェネレータ3やモータ制御手段20を制御するためのモータジェネレータECU、バッテリ30を制御するためのバッテリECU、変速機4を制御するためのATECUなど複数のECUから構成されてもよい。
電子制御ユニット10は、本発明に関連する制御として、エアコン用コンプレッサに対して適用する駆動力伝達経路の切り換え制御を行い、また、その各種の運転条件に応じて、モータ3のみを動力源とするモータ単独走行(EV走行)をするように制御したり、エンジン2のみを動力源とするエンジン単独走行をするように制御したり、エンジン2とモータ3の両方を動力源として併用する協働走行をするように制御するなど、種々の制御を行うことができる。また、電子制御ユニット10は、アクセルペダル開度検出器40で検出されるアクセルペダル開度及びその他の公知の各種の運転パラメータに従って変速制御を行い、また、その他の各種の運転に必要な制御を行う。
エンジン2は、燃料を空気と混合して燃焼することにより車両1を走行させるための駆動力を発生する内燃機関エンジンである。モータ3は、本発明においては、後述するように、エンジンアイドルストップ時におけるエアコン用コンプレッサ8の駆動源として使用される。また、特に詳しく説明しないが、該モータ3はエンジン始動用モータ(スタータモータ)としても使用し得る。
また、ハイブリッド車両において通常知られているように、エンジン2とモータ3との協働走行や、モータ3のみのEV走行の際には、バッテリ30の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生するモータとして該モータ3を機能させこともできる。また、車両1の減速時にはモータ3の回生により電力を発電する発電機としても機能する。このモータ3の回生時には、バッテリ30は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電される。
なお、本実施形態では、エンジン2、モータ3等は公知の構成を備えていればよく、本発明の特徴部分ではないため、それらの詳細な説明を省略するものとする。
次に、本実施形態の変速機4の構成を説明する。図2は、図1に示す変速機4のスケルトン図である。図3は、図2に示す変速機4の各シャフトの係合関係を示す概念図である。図2に示す変速機4は、前進7速、後進1速の平行軸式トランスミッションであり、乾式のツインクラッチ式変速機(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)である。
変速機4には、エンジン2の機関出力軸をなすクランクシャフト(図示せず)およびモータ3に接続される内側メインシャフトIMS(第1入力軸:第1入力主軸)と、この内側メインシャフトIMSの外筒をなす外側メインシャフトOMS(第2入力軸:第2入力主軸)と、内側メインシャフトIMSにそれぞれ平行なセカンダリシャフトSS(第2入力軸:第1副軸)、アイドルシャフトIDS(アイドル軸)、リバースシャフトRVS(第2入力軸:第2副軸)と、これらのシャフトに平行なカウンタシャフトCS(駆動出力軸)とが設けられる。
これらのシャフトのうち、外側メインシャフトOMS(第2入力軸:第2入力主軸)がアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVS(第2入力軸:第2副軸)およびセカンダリシャフトSSに常時係合し、カウンタシャフトCS(駆動出力軸)がさらに図2では図示しないディファレンシャル機構5に常時係合するように配置される。
また、変速機4は、奇数段用の第1クラッチC1と、偶数段用の第2クラッチC2とを備える。第1および第2クラッチC1、C2は乾式のクラッチである。第1クラッチC1は内側メインシャフトIMS(第1入力軸:第1入力主軸)に結合される。第2クラッチC2は、外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部:第2入力主軸)に結合され、外側メインシャフトOMS上に固定されたギア48からアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVS(第2入力軸の一部:第2副軸)およびセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部:第1副軸)に連結される。外側メインシャフトOMSのギア48、アイドルシャフトIDSのギア、セカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部:第1副軸)のギア49が第1伝達ギア機構に相当し、外側メインシャフトOMSのギア48、アイドルシャフトIDSのギア、リバースシャフトRVS(第2入力軸の一部:第2副軸)のギア50が第2伝達ギア機構に相当する。
内側メインシャフトIMS(第1入力軸:第1入力主軸)のモータ3寄りの所定箇所にはプラネタリギア機構70のサンギア71が固定配置される。また、内側メインシャフトIMS(第1入力軸:第1入力主軸)の外周には、図2において左側から順に、1速駆動ギアとなるプラネタリギア機構70のキャリヤ73と、3速駆動ギア43と、7速駆動ギア47と、5速駆動ギア45が配置される(第1変速ギア機構)。3速駆動ギア43、7速駆動ギア47、5速駆動ギア45はそれぞれ内側メインシャフトIMSに対して相対的に回転可能であり、ギア43はプラネタリギア機構70のキャリヤ73に連結している。また、プラネタリギア機構70のリングギア75は、1速シンクロメッシュ機構41に結合している。
更に、内側メインシャフトIMS上には、3速駆動ギア43と7速駆動ギア47との間に3−7速シンクロメッシュ機構81が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、5速駆動ギア45に対応して5速シンクロメッシュ機構82が軸方向にスライド可能に設けられる。所望のギア段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギア段のシンクロを入れることにより、該ギア段が内側メインシャフトIMS(第1入力軸)に連結される。メインシャフトIMS(第1入力軸)に関連して設けられたこれらのギア及びシンクロメッシュ機構によって、奇数段の変速段を実現するための第1変速機構が構成される。第1変速機構の各駆動ギアは、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギアに噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。
セカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部:第1副軸)の外周には、図2において左側から順に、2速駆動ギア42、6速駆動ギア46と、4速駆動ギア44とが相対的に回転可能に配置される(第2変速ギア機構)。更に、セカンダリシャフトSS上には、2速駆動ギア42と6速駆動ギア46との間に2−6速シンクロメッシュ機構83が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、4速駆動ギア44に対応して4速シンクロメッシュ機構(セレクタ機構)84が軸方向にスライド可能に設けられる。この場合も、所望のギア段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギア段のシンクロを入れることにより、該ギア段がセカンダリシャフトSSに連結される。セカンダリシャフトSSに関連して設けられたこれらのギア及びシンクロメッシュ機構によって、偶数段の変速段を実現するための第2変速機構が構成される。第2変速機構の各駆動ギアも、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギアに噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。なお、セカンダリシャフトSSに固定されたギア49はアイドルシャフトIDSに結合しており、該アイドルシャフトIDSから外側メインシャフトOMSを介して第2クラッチC2に結合される。
なお、第1変速機構において、任意の或る変速段を選択するとは、当該変速段に対応するギアのシンクロが入れられて該ギアが内側メインシャフトIMS(第1入力軸)に連結されることを意味する。また、この第1変速ギア機構において、エンジン走行用の変速段(又は駆動ギア段)を実現するとは、該変速段(又は駆動ギア段)を上記のように選択した(シンクロを入れた)上で、対応する第1クラッチC1を係合させて内側メインシャフトIMS(第1入力軸)をエンジン出力軸に連結することを意味する。
同様に、第2変速機構において、任意の或る変速段を選択するとは、当該変速段に対応するギアのシンクロが入れられて該ギアがセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部:第1副軸)に連結されることを意味する。また、この第2変速ギア機構において、エンジン走行用の変速段(又は駆動ギア段)を実現するとは、該変速段(又は駆動ギア段)を上記のように選択した(シンクロを入れた)上で、対応する第2クラッチC2を係合させてセカンダリシャフトSS(第2入力軸)をエンジン出力軸に連結することを意味する。
リバースシャフトRVS(第2入力軸の一部:第2副軸)には、アイドルシャフトIDSに係合するギア50が固定されている。更に、リバースシャフトRVS(第2入力軸の一部:第2副軸)の外周には、該リバースシャフトRVS(第2入力軸の一部:第2副軸)を内側メインシャフトIMS(第1入力軸:第1入力主軸)に選択的に結合するためのリバースギア段が設けられている。このリバースギア段は、該リバースシャフトRVSに相対的に回転可能に同軸的に設けられたリバース駆動ギア46と、該リバース駆動ギア46を該リバースシャフトRVSに選択的に結合するためのリバースシンクロメッシュ機構85と、リバース駆動ギア46に噛み合うように内側メインシャフトIMS上に固定さたれギア56とで構成される。リバースシンクロメッシュ機構85はリバースシャフトRVSの軸方向にスライド可能であり、前進走行時にはOFF(リバースシャフトRVSをリバース駆動ギア46に係合しない)であり、後進走行時にONとされて図で右方向にスライドし、リバースシャフトRVSをリバース駆動ギア46に係合する。また、後進走行する場合は、第2クラッチC2を係合することにより、第2クラッチC2の回転が外側メインシャフトOMS及びアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSに伝達され、リバース駆動ギア46が回転される。リバース駆動ギア46が回転するとき内側メインシャフトIMSは前進時とは逆方向に回転する。また、リバース走行する場合は、1速シンクロメッシュ機構41がリングギア75をロックするように選択され、内側メインシャフトIMSの逆方向の回転はプラネタリギア機構70のキャリヤ73からそれに連結したギア43を介してカウンタシャフトCSに伝達される。つまり、リバース走行する場合は、第2変速ギア機構においてリバース駆動ギア46(リバースギア段)を選択するのみならず、第1変速ギア機構において1速ギア段(所定のギア段)を選択する。
カウンタシャフトCS上には、図2において左側から順に、2−3速従動ギア51と、6−7速従動ギア52と、4−5速従動ギア53と、パーキング用ギア54と、ファイナル駆動ギア55とが固定的に配置される。ファイナル駆動ギア55は、ディファレンシャル機構5のディファレンシャルリングギア(図示せず)と噛み合うようになっており、これにより、カウンタシャフトCSの出力軸の回転がディファレンシャル機構5の入力軸(つまり車両推進軸)に伝達される。
2−6速シンクロメッシュ機構83のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、2速駆動ギア42がセカンダリシャフトSSに結合され、右方向にスライドすると、6速駆動ギア46がセカンダリシャフトSSに結合される。また、4速シンクロメッシュ機構84のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、4速駆動ギア44がセカンダリシャフトSSに結合される。このように偶数の駆動ギア段を選択した状態で、第2クラッチC2を係合することにより、変速機4は偶数の変速段(2速、4速、又は6速)に設定される。
3−7速シンクロメッシュ機構81のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、3速駆動ギア43が内側メインシャフトIMSに結合されて3速の変速段が選択され、右方向にスライドすると、7速駆動ギア47が内側メインシャフトIMSに結合されて7速の変速段が選択される。また、5速シンクロメッシュ機構82のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、5速駆動ギア45が内側メインシャフトIMSに結合されて5速の変速段が選択される。1速シンクロメッシュ機構41のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、プラネタリギア機構70のリングギア75をロックするように選択され、プラネタリギア機構70のキャリア73の回転がこれに連結したギア43を介してカウンタシャフトCSに伝達され、1速の変速段が選択されることになる。このように奇数の駆動ギア段を選択した状態で、第1クラッチC1を係合することにより、変速機4は奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)に設定される。
車両停止(アイドルストップ)状態からエンジンを始動する場合は、シンクロメッシュ機構85のシンクロを入れてリバースシャフトRVSをリバースギア取り付けシャフトRVASに結合し(第2変速機構においてリバースギア段を選択する)、その一方で、1速シンクロメッシュ機構41のシンクロスリーブはオフのままとし、第1変速機構において所定のギア段(1速ギア段)を非選択とすることでリバース走行を不可とする。かつ、第2クラッチC2を締結し、モータ3(電動機)を逆回転させる。これにより、モータ3の逆回転が、内側メインシャフトIMS、ギア56、リバースギア段(ギア46、シンクロメッシュ機構85)、リバースシャフトRVS、アイドルシャフトIDSを介して外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部:第2入力主軸)に正回転として伝達され、更に、第2クラッチC2を介してエンジン出力軸に伝達される。
セカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部:第1副軸)の一端がエアコン用コンプレッサ8の駆動入力軸8aに連結されており、走行時においてセカンダリシャフトSSに生じる回転運動に応じてエアコン用コンプレッサ8が駆動される。このように、第2変速機構(第2変速ギア機構)内にエアコン用コンプレッサ8が結合されるので、変速制御のために既存する第1及び第2変速機構を利用して該コンプレッサ8に対するモータ8の駆動力の伝達を制御することができることとなり、専用のクラッチ機構が不要となる。また、セカンダリシャフトSS(第2入力軸)の側にエアコン用コンプレッサ8を配置できることで、配置の自由度が広がり、対応可能な車種を拡張することができる。
リバース段を含む偶数段でのエンジン走行時は、第2クラッチC2の締結によりセカンダリシャフトSS(第2入力軸:第1副軸)にエンジン駆動力が伝達されるので、これに応じてエアコン用コンプレッサ8が正転駆動される。
奇数段でのエンジン走行又はモータ走行時(つまり、内側メインシャフトIMS=第1入力軸がカウンタシャフトCS=駆動出力軸に結合されるとき)は、第2クラッチC2は不締結であるが、偶数段用の第2変速機構(第2変速ギア機構)の任意のギア段のシンクロメッシュ機構を選択すること(プレシフト制御)により、カウンタシャフトCS(駆動出力軸)の回転をセカンダリシャフトSS(第2入力軸:第1副軸)に伝達し、エアコン用コンプレッサ8を正転駆動することができる。この場合、第2変速機構(第2変速ギア機構)で任意のギア段を選択してプレシフト制御することにより、カウンタシャフトCS(駆動出力軸)の回転数を変化してエアコン用コンプレッサ8を駆動することができるので、適切なプレシフト制御により効率的なエアコン運転を行うことができる。
上記のように奇数段でエンジン走行又はモータ走行する時に、第2変速機構(第2変速ギア機構)のプレシフト制御により駆動力をエアコン用コンプレッサ8に伝達する場合、一例として、第2変速機構(第2変速ギア機構)のプレシフト制御のために選択するギア段(偶数段)は、現在の走行ギア段(奇数段)よりも高速側のギア段とするとよい。これにより、効率的なエアコン運転を行うことができる。その場合、該プレシフト制御により選択されるギア段(偶数段)は、現在の走行ギア段(奇数段)よりも2段以上高速側のギア段とするとよい。これにより、更に効率的なエアコン運転を行うことができる。例えば、1速走行中に、6速のプレシフトを行うとよい。
なお、エンジンのアイドリング時は、変速ギア段を選択することなくクラッチC2を締結することにより、上述と同様にセカンダリシャフトSSを回転させてエアコン用コンプレッサ8を駆動することができる。
エンジンのアイドルストップ時は、シンクロメッシュ機構85のシンクロを入れてリバースシャフトRVSをリバースギア取り付けシャフトRVASに結合し(第2変速機構においてリバースギア段を選択する)、その一方で、1速シンクロメッシュ機構41のシンクロスリーブはオフのままとし、第1変速機構において所定のギア段(1速ギア段)を非選択とすることでリバース走行を不可とする。かつ、両クラッチC1、C2を不締結とし、モータ3(電動機)を逆回転させる。これにより、モータ3の逆回転が、内側メインシャフトIMS、ギア56、リバースギア段(ギア46、シンクロメッシュ機構85)、リバースシャフトRVS、アイドルシャフトIDSを介してセカンダリシャフトSSに正回転として伝達されることができ、これに応じてエアコン用コンプレッサ8が駆動される。
上述した変速機4で実現すべき変速段の決定及び該変速段を実現するための制御(第1変速機構及び第2変速機構における変速段の選択すなわちシンクロの切り替え制御と、第1クラッチ及び第2クラッチの締結及び不締結の制御等)は、運転者の指示及び運転状況等に従って、電子制御ユニット10によって実行される。
なお、エアコン用コンプレッサ8の接続箇所は、セカンダリシャフトSSに限らず、第2変速機構内の回転軸又は回転要素のどの箇所でもよい。また、エアコン用コンプレッサ8の駆動入力軸8aを第2変速機構内の任意の回転軸又は回転要素に接続するに際して、エアコン用コンプレッサ8の駆動入力軸8aを該回転軸又は回転要素に直結する構成に限らず、ベルトあるいはチェーン等の適宜の伝達機構を介在させて動力伝達するようにしてよい。
図4は、エアコン用コンプレッサ8の配置の変形例を示す図である。なお、図示の便宜上、図4では複数箇所にエアコン用コンプレッサ8が配置されるかのように図示されているが、実際は、これら複数箇所のうちいずれか1箇所にのみエアコン用コンプレッサ8が配置される。まず、1つの変形例として、セカンダリシャフトSS(第1副軸)に対してベルトあるいはチェーン等の伝達機構9を介してエアコン用コンプレッサ8を接続する配置を採用することができる。別の変形例として、アイドルシャフトIDSに対してエアコン用コンプレッサ8を直結する配置を採用することができる。また、この更なる変形例として、アイドルシャフトIDSに対してベルトあるいはチェーン等の伝達機構を介してエアコン用コンプレッサ8を接続する配置を採用することができる。更に別の変形例として、リバースシャフトRVSに対してエアコン用コンプレッサ8を直結する配置を採用することができる。また、この更なる変形例として、リバースシャフトRVSに対してベルトあるいはチェーン等の伝達機構を介してエアコン用コンプレッサ8を接続する配置を採用することができる。更に別の変形例として、外側メインシャフトOMS(第2入力主軸)に対してベルトあるいはチェーン等の伝達機構9を介してエアコン用コンプレッサ8を接続する配置を採用することができる。このように、様々なバリエーションでエアコン用コンプレッサ8を配置することができるため、各種の車種において、その配置可能空間の実情に合わせて適切にエアコン用コンプレッサ8を配置することができる。
1 車両
2 エンジン
3 モータ
4 変速機
5 ディファレンシャル機構
8 エアコン用コンプレッサ
9 伝達機構
10 電子制御ユニット
2 エンジン
3 モータ
4 変速機
5 ディファレンシャル機構
8 エアコン用コンプレッサ
9 伝達機構
10 電子制御ユニット
Claims (10)
- 内燃機関エンジンと、
電動機と、
第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、エンジン出力軸及び前記電動機からの機械的動力を、該電動機と係合する第1入力軸で受け、選択されたギア段を介して該第1入力軸を駆動出力軸に結合させる第1変速機構と、
第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、前記エンジン出力軸からの機械的動力を第2入力軸で受け、選択されたギア段を介して該第2入力軸を前記駆動出力軸に係合させる第2変速機構と、
前記第1変速機構に対応して設けられ、前記エンジン出力軸と前記第1入力軸とを係合させることが可能な第1クラッチと、
前記第2変速機構に対応して設けられ、前記エンジン出力軸と前記第2入力軸とを係合させることが可能な第2クラッチと、
前記第2入力軸の回転運動に応じて駆動されるように配置されたエアコン用コンプレッサと
を備え、前記第1変速機構で選択されたギア段を介して前記第1入力軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第2入力軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とするハイブリット車両。 - 前記エアコン用コンプレッサは、前記第2入力軸に直接的に結合されることを特徴とする請求項1のハイブリット車両。
- 前記エアコン用コンプレッサは、動力伝達機構を介して前記第2入力軸に結合されることを特徴とする請求項1のハイブリット車両。
- 前記エアコン用コンプレッサは、前記第2変換機構に含まれる複数の軸のうちアイドル軸に結合されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかのハイブリット車両。
- 前記第2変速機構はリバース走行用のリバースギア段を含み、リバース走行のために、前記第2変速機構により前記リバースギア段を前記第1入力軸に締結して前記第1入力軸をリバース回転させ、前記第1変速機構により第1入力軸を駆動出力軸に締結することにより前記駆動出力軸にリバース回転を伝達するように構成されてなり、
走行停止状態において、前記リバースギア段を前記第1入力軸に締結し、前記第1入力主軸と前記駆動出力軸とを不締結とし、前記電動機を駆動して前記第1入力主軸から前記リバースギア段を介して前記第1副軸及び第2副軸を回転させることで前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかのハイブリット車両。 - 第1クラッチを介してエンジン出力軸に結合される第1入力主軸と、
前記第1入力軸軸と同軸に設けられ、第2クラッチを介して前記エンジン出力軸に結合される第2入力主軸と、
駆動出力軸と、
第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1入力主軸を前記駆動出力軸に結合する第1変速ギア機構と、
前記第2入力主軸に平行な第1副軸及び第2副軸と、
アイドル軸と、
前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第1副軸に伝達する第1伝達ギア機構と、
第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1副軸を前記駆動出力軸に選択的に結合する第2変速ギア機構と、
前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第2副軸に伝達する第2伝達ギア機構と、
前記第2副軸を前記第1入力主軸に選択的に結合するリバースギア段と
を備えたデュアルクラッチ式変速機において、
前記第1入力主軸に電動機を結合し、
前記第1副軸にエアコン用コンプレッサを結合し、
前記第1変速ギア機構で選択されたギア段を介して前記第1入力主軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速ギア機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第1副軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とするデュアルクラッチ式変速機。 - 第1クラッチを介してエンジン出力軸に結合される第1入力主軸と、
前記第1入力軸軸と同軸に設けられ、第2クラッチを介して前記エンジン出力軸に結合される第2入力主軸と、
駆動出力軸と、
第1同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1入力主軸を前記駆動出力軸に結合する第1変速ギア機構と、
前記第2入力主軸に平行な第1副軸及び第2副軸と、
アイドル軸と、
前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第1副軸に伝達する第1伝達ギア機構と、
第2同期装置によって複数のギア段のうちいずれか1つを選択可能であり、選択されたギア段を介して前記第1副軸を前記駆動出力軸に選択的に結合する第2変速ギア機構と、
前記第2入力主軸の回転を前記アイドル軸を介して前記第2副軸に伝達する第2伝達ギア機構と、
前記第2副軸を前記第1入力主軸に選択的に結合するリバースギア段と
を備えたデュアルクラッチ式変速機において、
前記第1入力主軸に電動機を結合し、
前記第2副軸にエアコン用コンプレッサを結合し、
前記第1変速ギア機構で選択されたギア段を介して前記第1入力主軸が前記駆動出力軸に結合されるとき、前記第2同期装置を介して前記第2変速ギア機構のいずれかのギア段を選択することにより前記第1副軸を前記駆動出力軸に係合させるプレシフト制御により、該第1副軸、前記アイドル軸及び前記第2副軸を介して前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とするデュアルクラッチ式変速機。 - 走行停止状態において、前記リバースギア段を締結し、前記第1入力主軸と前記駆動出力軸との間を不締結とし、前記電動機を駆動して前記第1入力主軸から前記リバースギア段を介して前記第1副軸及び第2副軸を回転させることで前記エアコン用コンプレッサを駆動し得ることを特徴とする請求項6又は7のデュアルクラッチ式変速機。
- 前記プレシフト制御により選択されるギア段は、現在の走行ギア段よりも高速側のギア段であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかのハイブリット車両又は請求項6乃至8のいずれかのデュアルクラッチ式変速機。
- 前記プレシフト制御により選択されるギア段は、現在の走行ギア段よりも2段以上高速側のギア段であることを特徴とする請求項9のハイブリット車両又はデュアルクラッチ式変速機。
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