JP2019031379A - 橋形クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】走行台車を橋形クレーン本体に着脱する際、大がかりなジャッキ等を持ち込むことなく、保守対象の走行台車を迅速かつ容易に着脱することが可能な橋形クレーンの提供を目的とする。【解決手段】本発明の橋形クレーンは、橋形クレーン本体11と、この橋形クレーン本体11に着脱可能に取り付けられ、レールR上を走行する複数の走行台車21と、走行台車21それぞれに隣り合うように取り付けられ、走行台車21を着脱するために橋形クレーン本体11を鉛直方向にジャッキアップする独立昇降機構31とを備えている。独立昇降機構31は、橋形クレーン本体11をジャッキアップする油圧シリンダを有し、この油圧シリンダが、橋形クレーン本体11の鉛直方向の揺動を緩和することが好ましい。独立昇降機構31は、レールRに摺動する脱線防止片を有していることが好ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、橋形クレーンに関する。
例えば、工場内では、重量物を吊り上げて移動するクレーンとして橋形クレーンが好適に用いられる。この橋形クレーンは、クレーン本体に走行台車を取り付けてレール上を走行させることで、機動性よく作業を行うことができる。
このような橋形クレーンの走行台車の保守を行う場合、走行台車を橋形クレーン本体から一時的に取り外すことがある。このような保守としては、例えば、別途用意したジャッキを上記橋形クレーン本体に取り付けてジャッキアップした後、保守対象の走行台車を上記橋形クレーン本体に着脱する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−151565号公報
しかしながら、橋形クレーンの保守作業は、通常、狭隘な場所で行われることが多く、上述したような従来の技術では、大がかりなジャッキ等の設置および撤去に時間が掛かったり、保守作業の安全性が低下する虞もある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、走行台車を橋形クレーン本体に着脱する際、大がかりなジャッキ等を持ち込むことなく、保守対象の走行台車を迅速かつ容易に着脱することが可能な橋形クレーンを提供することにある。
本発明は、
(1)橋形クレーン本体と、
この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、
前記走行台車それぞれに隣り合うように取り付けられ、前記走行台車を着脱するために前記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする独立昇降機構とを備えている橋形クレーン、
(2)独立昇降機構が、橋形クレーン本体をジャッキアップする油圧シリンダを有し、
この油圧シリンダが、前記橋形クレーン本体の鉛直方向の揺動を緩和する前記(1)に記載の橋形クレーン、
(3)独立昇降機構が、レールに摺動する脱線防止片を有している前記(1)または(2)に記載の橋形クレーン、
(4)橋形クレーン本体と、
この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、
この複数の走行台車のそれぞれは、前記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする併設昇降機構を有し、
前記橋形クレーン本体の前記各併設昇降機構に隣り合うように取り付けられ、前記走行台車を着脱する際に前記橋形クレーン本体を支持する仮受脚とを備えている橋形クレーン、
(5)併設昇降機構が、橋形クレーン本体をジャッキアップする油圧シリンダを有し、
この油圧シリンダが、前記橋形クレーン本体の鉛直方向の揺動を緩和する前記(4)に記載の橋形クレーン、および
(6)複数の走行台車のそれぞれに設けられ、前記橋形クレーン本体における前記走行台車取り付け位置の鉛直方向の高さを測定する高さ計と、
前記複数の走行台車のそれぞれに設けられ、前記橋形クレーン本体が前記走行台車に与える荷重を測定する荷重計と、
前記高さ計により測定された前記高さと、前記荷重計により測定された前記荷重に基づき、走行台車を着脱する際、前記橋形クレーン本体のバランスを維持できるように、併設昇降機構のそれぞれによる前記橋形クレーン本体のジャッキアップ量を調整する制御手段とを備えている前記(4)または(5)に記載の橋形クレーン
に関する。
なお、本明細書において、「走行台車」とは、上部に橋形クレーン本体を載せて走行する移動装置であって、一または二以上の車輪を有するものを意味する。
本発明は、走行台車を橋形クレーン本体に着脱する際、大がかりなジャッキ等を持ち込むことなく、保守対象の走行台車を迅速かつ容易に着脱することが可能な橋形クレーンを提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図をそれぞれ示している。 図1(c)の一部を拡大して示す概略側面図である。 図1の一部の概略拡大断面図であって、(a)は保守作業前の状態、(b)は保守作業時の状態をそれぞれ示している。 図1(c)の保守作業時の状態を示す概略側面図である。 本発明の第2の実施形態を示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図をそれぞれ示している。 図5(c)の一部を拡大して示す概略図であって、保守作業前の状態を示す一部切断側面図である。 図5(c)の一部を拡大して示す概略図であって、保守作業時の状態を示す一部切断側面図である。 図5の概略制御系統図である。
本発明の橋形クレーンは、橋形クレーン本体と、この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、上記走行台車それぞれに隣り合うように取り付けられ、上記走行台車を着脱するために上記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする独立昇降機構とを備えている。
また、本発明は、橋形クレーン本体と、この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、この複数の走行台車のそれぞれは、上記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする併設昇降機構を有し、上記橋形クレーン本体の上記各併設昇降機構に隣り合うように取り付けられ、上記走行台車を着脱する際に上記橋形クレーン本体を支持する仮受脚とを備えている橋形クレーンを含む。
以下、本発明の第1および第2の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態を示す概略図である。また、図2は、図1(c)の一部を拡大して示す概略側面図である。当該橋形クレーン1は、図1、図2に示すように、概略的に、橋形クレーン本体11と、複数の走行台車21と、独立昇降機構31とにより構成されている。
橋形クレーン本体11は、例えば地上に敷設した一対のレールR上に設置された門形のクレーンであり、荷を吊り上げる。この橋形クレーン本体11は、具体的には、後述する走行台車21上に横架されたサドル111と、このサドル111上に立設した脚部112と、この脚部112上に横架されたガーダ113および繋ぎガーダ114と、ガーダ113の上部に設けられた一対の横行レール115上を移動可能なトロリ台車116と、トロリ台車116に設けられた揚重機117とを有している。トロリー台車116は、揚重機117がガーダ113に沿って自走できるようにモータなどの駆動装置(不図示)が設けられている。揚重機117は、巻き揚げ用のモータ(不図示)を内蔵しており、下端に設けられたフック118に荷を引っ掛けて吊り上げる。
走行台車21は、橋形クレーン本体11に複数かつ着脱可能に取り付けられており、それぞれがレールR上を走行する。具体的には、各走行台車21は、2輪1組で構成したボギー機構214の2つをイコライザービーム215により連結することで形成されている。各走行台車21の例えば4つの車輪213のうちの1輪は、モータなどの電動機211、および減速機212を用いて駆動する駆動輪2131であり、上記4輪のうちの残りの3輪は、回転自在な従動輪2132である。なお、この走行台車21は、イコライザービーム215の長手方向中途に設けられた孔h1およびピン216を介して橋形クレーン本体11に連結されている。これにより、走行台車21は、橋形クレーン本体11と共に一対のレールRを自走することができる。
独立昇降機構31は、走行台車21それぞれに隣り合うように取り付けられ、走行台車21を着脱するために橋形クレーン本体11を鉛直方向にジャッキアップする。この独立昇降機構31は、複数の走行台車21それぞれに対応するよう、例えば、1つの走行台車21に対して1つ設けられている。なお、各独立昇降機構31は、例えば、図3に示すように、油圧手段310と、着座部材41と、ガイド機構51とを有している。
ここで、油圧手段310は、図3および図4に示すように、油圧シリンダ311と、ピストンロッド312と、油圧シリンダ311へ作動油を流通する油圧配管313と、この油圧配管313に切替弁314を介して接続され作動油を供給する油圧ポンプユニット315と、これら油圧ポンプユニット315等を操作する操作パネル316とを備えており、操作パネル316の操作により各独立昇降機構31(油圧シリンダ310)に個別に作動油を供給してピストンロッド312を伸縮させる。
着座部材41は、ピストンロッド312の下端に取り付けられ、レールRや地面等に着座する。
ガイド機構51は、図3に示すように、油圧シリンダ311に固定されたスライドブッシュ511に、ピストンロッド312および着座部材41に固定されたガイド棒512を挿入して摺動させることで、着座部材41がピストンロッド312周りに回転しないように拘束する。
なお、独立昇降機構31は、上述したように橋形クレーン本体11をジャッキアップする油圧シリンダ311を有し、さらに上記油圧シリンダ311が橋形クレーン本体11の鉛直方向の揺動を緩和することが好ましい。このような橋形クレーンとしては、例えば、地震などで所定の油圧を超えたときに油圧シリンダ311内の油を開放するようなバルブ(不図示)を、油圧配管313の中途に設けたもの等を採用することができる。これにより、例えば地震に伴う橋形クレーン本体11の上下動をダンパー作用で減衰させることができ、走行台車21の着脱作業時の免震性を向上(地震発生時の橋形クレーン1が受けるダメージの軽減)させることができる。
また、独立昇降機構31は、レールRに摺動する脱線防止片411を有していることも好ましい。このような脱線防止片411としては、例えば、図3に示すように、レールを水平方向から挟み込むような断面略コ字状の脱線防止ラグ等を採用することができる。この脱線防止片411は、平時(走行台車21の保守作業時以外の、橋形クレーンによる荷の吊り上げなどの通常の作業時、以下同じ)はピストンロッド312を縮めてレールRにガイドすることで、走行台車21のレールRからの脱線を防止し(図3(a)参照)、保守作業時はピストンロッド312を伸ばしてレールRに着座することで、走行台車21を着脱する(図3(b)参照)。このように独立昇降機構31が脱線防止片411を有することで、走行台車21をレールRに拘束することができ、当該橋形クレーン1が脱線するのを防止することができる。
次に、当該橋形クレーン1の走行台車21を着脱する方法について説明する。まず、操作パネル316を操作して油圧ポンプユニット315を作動させ、保守対象の走行台車21に隣り合う独立昇降機構31のピストンロッド312を伸長して着座部材41をレールや地面等に着座する(図1〜図4では、レールRに着座する脱線防止片411を例示)。次いで、ピストンロッド312をさらに伸長することで橋形クレーン本体11をジャッキアップし、走行台車21が受けていた橋形クレーン本体11の荷重を独立昇降機構31へ移して上記荷重を解除する。次いで、図4に示すように、ピン216を孔h1から引き抜くことで走行台車21を橋形クレーン本体11から脱着することができ、走行台車21の保守が行われる。
一方、走行台車21を橋形クレーン本体11に装着する際は、走行台車21の橋形クレーン本体11への装着、ピストンロッド312の収縮による走行台車21への橋形クレーン本体11の荷重の負荷、さらなるピストンロッド312の収縮による着座部材41の着座の解除をこの順で行うことで走行台車21の保守が終了する。
以上のように、当該橋形クレーン1は、上記構成であるので、走行台車21を橋形クレーン本体11に着脱する際、大がかりなジャッキ等を持ち込むことなく、保守対象の走行台車21を迅速かつ容易に着脱することができる。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態を示す概略図である。また、図6および図7は、図5(c)の一部を拡大して示す概略図である。当該橋形クレーン2は、図5〜図7に示すように、概略的に、橋形クレーン本体11と、複数の走行台車22と、仮受脚72とにより構成されている。なお、橋形クレーン本体11は、第1の実施形態で上述したものと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
走行台車22は、橋形クレーン本体11に複数かつ着脱可能に取り付けられており、それぞれがレールR上を走行する。具体的には、この走行台車22は、第1の実施形態と同様に、車輪213、ボギー機構214、イコライザービーム215、孔h1およびピン216を有している。また、複数の走行台車22のそれぞれは、併設昇降機構32を有している。
併設昇降機構32は、橋形クレーン本体11を鉛直方向にジャッキアップする。この併設昇降機構32は、上述の構成を有していれば特に限定されていないが、併設昇降機構32が、橋形クレーン本体11をジャッキアップする油圧シリンダ321を有し、この油圧シリンダ321が、橋形クレーン本体11の鉛直方向の揺動を緩和することが好ましい。このような橋形クレーンとしては、例えば、第1の実施形態で上述したバルブと同様のバルブ(不図示)を、油圧配管313の中途に設けたもの等を採用することができる。これにより、例えば地震に伴う橋形クレーン本体11の上下動をダンパー作用で減衰させることができ、走行台車22の着脱作業時の免震性、および平時の免震性を向上(地震発生時の橋形クレーン11が受けるダメージの軽減)させることができる。
上述の併設昇降機構32は、具体的には、油圧手段320と、ブラケット323と、ガイド機構52とを有している。
油圧手段320は、図示していないが、第1の実施形態と同様の油圧シリンダ321と、ピストンロッド322と、油圧配管313と、油圧ポンプユニット315と、操作パネル316とを備えている。ブラケット323は、ピストンロッド322の下端に取り付けられ、併設昇降機構32と走行台車22とを連結する。
ガイド機構52は、図6に示すように、サドル111に固定されたスライドブッシュ521に、ブラケット323に固定されたガイド棒522を挿入して摺動させることで、ブラケット323がピストンロッド322周りに回転しないように拘束する。
仮受脚72は、橋形クレーン本体11の各併設昇降機構32に隣り合うように取り付けられ、走行台車22を着脱する際に、橋形クレーン本体11を上記走行台車22に代わって支持する。この仮受脚72は、図6に示すように、折畳み式の構造となっており、仮受脚72の孔h2、および仮受脚基部721の孔h3から固定ピン722を引き抜くことにより端部72aが鉛直下方を向くように仮受脚72を回転し、この状態で固定ピン722を仮受脚72の孔h2と仮受脚基部721の孔h4とに挿通することにより、仮受脚72が仮受脚基部721に固定される。また、仮受脚72には、この仮受脚72が受ける負荷を測定する荷重計724を内蔵し、この荷重計724で測定された荷重のデータを用いて併設昇降機構32の動作を制御するようにしてもよい。
なお、当該橋形クレーン2は、後述する高さ計621と、荷重計622と、制御手段82とを備えていることが好ましい。
高さ計621は、複数の走行台車22のそれぞれに設けられ、橋形クレーン本体11における走行台車22取り付け位置の鉛直方向の高さを測定する。この高さ計621は、サドル111とブラケット323との間に取り付けられており、ピストンロッド322が伸縮するストロークを検出する。高さ計621としては、例えば、直動式のポテンショメータ等を採用することができる。
荷重計622は、複数の走行台車22のそれぞれに設けられ、橋形クレーン本体11が走行台車22に与える荷重を測定する。この荷重計622は、ブラケット323に内蔵されており、橋形クレーン本体11が走行台車22に与える荷重として、例えばピン216に掛かる荷重を測定する。荷重計622としては、例えば、圧電素子などの公知のもの等を採用することができる。
制御手段82は、高さ計621により測定された高さと、荷重計622により測定された荷重に基づき、走行台車22を着脱する際、橋形クレーン本体11のバランスを維持できるように、併設昇降機構32のそれぞれによる橋形クレーン本体11のジャッキアップ量を調整する。具体的には、例えば図8に示すように、当該橋形クレーン2が制御手段82としての制御システム821を備えており、この制御システム821が、高さ計621で測定される各ピストンロッド322のストロークと荷重計622で測定される荷重とを集中管理し、上記ストロークおよび荷重に一定以上の偏差が出た場合、上記偏差を解消するように各併設昇降機構32を操作してピストンロッド322のストロークを自動で調整する。図8中、「A」〜「D」のそれぞれは、対応する走行台車、油圧シリンダ、ピストンロッド、切替弁、高さ計および荷重計の組合せを示している。
このように、当該橋形クレーン2が上述した高さ計621、荷重計622および制御手段82を備えていることで、走行台車22を着脱する際の橋形クレーン本体11のバランスを確実に維持することができる。
次に、当該橋形クレーン2の走行台車22を着脱する方法について説明する。まず、操作パネル316を操作して油圧ポンプユニット315を作動させ、全ての併設昇降機構32のピストンロッド322を伸長して橋形クレーン本体11全体をジャッキアップし、高さ計621の測定値が仮受脚72を展開可能なストロークに達すると、ピストンロッド322の伸長を停止する。次いで、図7に示すように、保守対象の走行台車22に隣り合う仮受脚72を回転軸723周りに回転させて展開した後、全ての併設昇降機構32のピストンロッド322を同時に縮めて橋形クレーン本体11全体をジャッキダウンし、仮受脚72の荷重計724に所定の荷重が負荷されるとジャッキダウンを停止する。次いで、保守対象の走行台車22に組み込まれた併設昇降機構32のみジャッキダウンして橋形クレーン本体11の自重による負荷を上記併設昇降機構32から上記仮受脚72に移し替える。次いで、上記移し替えが完了すると保守対象の走行台車22に橋形クレーン本体11の負荷が掛からない状態となり、この状態でピン216を引き抜くことで走行台車22を橋形クレーン本体11から脱着することができ、走行台車22の保守が行われる。
一方、走行台車22を橋形クレーン本体11に装着する際は、走行台車22の橋形クレーン本体11への装着、保守対象の走行台車22のピストンロッド322の伸長による上記走行台車22への橋形クレーン本体11の荷重の移し替え、仮受脚72の収納、全てのピストンロッド322の同時収縮による橋形クレーン本体11全体のジャッキダウンをこの順で行うことで走行台車22の保守が終了する。
以上のように、当該橋形クレーン2は、上記構成であるので、走行台車22を橋形クレーン本体11に着脱する際、大がかりなジャッキ等を持ち込むことなく、保守対象の走行台車22を迅速かつ容易に着脱することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態では、1つの走行台車21、22に対して、それぞれ1つの独立昇降機構31および併設昇降機構32が設けられている橋形クレーン1、2について説明したが、1つの走行台車に対して、それぞれ複数の独立昇降機構および併設昇降機構が設けられている橋形クレーンや、複数の走行台車に対して、それぞれ1つの独立昇降機構および併設昇降機構が設けられている橋形クレーンも本発明の意図する範囲内である。
また、上述した実施形態では、独立昇降機構31および併設昇降機構32に油圧手段310、320を用いた橋形クレーン1、2について説明したが、橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップすることができれば、上記油圧手段以外の昇降機構を備えている橋形クレーンであってもよい。
1、2 橋形クレーン
11 橋形クレーン本体
21、22 走行台車
31 独立昇降機構
32 併設昇降機構
311、321 油圧シリンダ
411 脱線防止片
621 高さ計
622 荷重計
72 仮受脚
82 制御手段
R レール

Claims (6)

  1. 橋形クレーン本体と、
    この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、
    前記走行台車それぞれに隣り合うように取り付けられ、前記走行台車を着脱するために前記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする独立昇降機構とを備えている橋形クレーン。
  2. 独立昇降機構が、橋形クレーン本体をジャッキアップする油圧シリンダを有し、
    この油圧シリンダが、前記橋形クレーン本体の鉛直方向の揺動を緩和する請求項1に記載の橋形クレーン。
  3. 独立昇降機構が、レールに摺動する脱線防止片を有している請求項1または請求項2に記載の橋形クレーン。
  4. 橋形クレーン本体と、
    この橋形クレーン本体に着脱可能に取り付けられ、レール上を走行する複数の走行台車と、
    この複数の走行台車のそれぞれは、前記橋形クレーン本体を鉛直方向にジャッキアップする併設昇降機構を有し、
    前記橋形クレーン本体の前記各併設昇降機構に隣り合うように取り付けられ、前記走行台車を着脱する際に前記橋形クレーン本体を支持する仮受脚とを備えている橋形クレーン。
  5. 併設昇降機構が、橋形クレーン本体をジャッキアップする油圧シリンダを有し、
    この油圧シリンダが、前記橋形クレーン本体の鉛直方向の揺動を緩和する請求項4に記載の橋形クレーン。
  6. 複数の走行台車のそれぞれに設けられ、前記橋形クレーン本体における前記走行台車取り付け位置の鉛直方向の高さを測定する高さ計と、
    前記複数の走行台車のそれぞれに設けられ、前記橋形クレーン本体が前記走行台車に与える荷重を測定する荷重計と、
    前記高さ計により測定された前記高さと、前記荷重計により測定された前記荷重に基づき、走行台車を着脱する際、前記橋形クレーン本体のバランスを維持できるように、併設昇降機構のそれぞれによる前記橋形クレーン本体のジャッキアップ量を調整する制御手段とを備えている請求項4または請求項5に記載の橋形クレーン。
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