JP2019031273A - 自動車両用ワイパーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード端部の領域を正確に拭払するシステムを提供する。【解決手段】窓5上を直線並進、且つ2つの対向する側部5aに対して平行な方向において移動するように構成されるブレード3を備える自動車両用の払拭システム1で、ブレード3は、第1端部31を有し、窓5の側部5aに配設される第1レール91及び第2レール93は、窓5の形状に従う湾曲を有し、ブレード3の第1端部31にそれぞれ接続される第1ランナ111及び第2ランナ113を収容し、第1関連接続機構131及び第2関連接続機構133を介してそれぞれ駆動するように、第1レール91に配設される第1駆動モータ71及び1つの第2駆動モータ73を備え、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、第1ランナ111及び第2ランナ113の移動を同期させ得るように構成される制御ユニット15によって操作される。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車両の窓の払拭、より具体的には直線払拭システムに関する。この意味するところは、ブレードが払拭すべき窓上を直線並進移動において移動するシステムである。
払拭システムは、場合によりアームに固定された少なくとも1つのブレードを備える。ブレードは、自動車両の窓の少なくとも一部を拭き取る、つまり払拭するように、モータによって枢動移動において移動し、第1端位置と第2端位置との間を前後移動する。
現在、自動車両のエネルギー消費量を削減することを目的として、自動車両の空気力学的特性を向上させてその空気浸透係数を向上させるように、多大な努力がなされている。向上策の1つには、自動車両のフロントガラスの湾曲を、特にその曲率半径を増大させることによって変更することが含まれる。このような窓ガラスに対して、伝統的な枢動払拭システムは、このような窓の適切な払拭を保証できない。そこで、直線払拭システムの開発。
従来技術から、窓の上部に配置されたレールを有する直線払拭システムが公知であり、ワイパーブレードが固定されたワイパーアームを支持する可動要素がその内部で移動し得る。
しかしながら、ワイパーブレードは自由端部を有する。特に、この自由端部は、高速時に、アームに接続された端部に追従できないことがあり、払拭動作の質が保証されない場合がある。更に、自由端部の存在によって、屈曲可能なブレードが弱くなる、更には強い横風がある場合に破損する可能性がある。また、このような構成では、自由端部が依然として享受する自由度を理由として、可動要素がダメージを受ける、特に変形することがある。更に、このようなワイパーブレードは、ワイパーアームに課された剛性を理由として十分な可撓性を呈示できず、これにより、ワイパーブレードが払拭すべき窓の湾曲に従うことが妨げられてしまう可能性がある。
更に、従来技術から、各端部が払拭すべき窓の一側に接続されたワイパーブレードを有する直線払拭システムも公知である。この払拭システムは、払拭すべき窓の一側に配設されたモータであって、可動要素を駆動してワイパーブレードを払拭すべき窓上を移動させ得るモータを有する。
しかしながら、払拭すべき窓の側部が同一の長さを有さないことがあり、第1払拭位置と第2払拭位置との間におけるブレードの端部の移動行程距離が異なることがある。したがって、このような払拭システムでは窓の払拭が不十分になることがあり、ブレードの端部の移動行程の末端付近に位置する領域が正確に払拭されず、可視性や運転安全性が損なわれてしまう場合がある。
本発明の目的は、上記の従来技術の欠点の影響を少なくとも部分的に緩和することである。
上記目的と異なる本発明の他の目的は、払拭すべき窓全体が正しく払拭されることを可能にする直線払拭システムを提案することである。
本発明の他の目的は、払拭すべき窓の正しい払拭を、この窓の湾曲がどのようなものであっても、可能にする払拭システムを提案することである。
上述の目的のうちの少なくとも1つを達成するように、本発明の1つの主題は、窓上を直線並進において、且つ前記窓の2つの対向する側部に対して平行な方向において移動するように構成される少なくとも1つのブレードを備える特に自動車両用の払拭システムであって、前記少なくとも1つのブレードは、第1端部及び第2端部を有する払拭システムにおいて、前記払拭システムは、前記窓の前記側部に配設される少なくとも第1レール及び第2レールを更に備え、前記少なくとも第1レール及び前記第2レールは、前記窓の形状に従うことが意図される湾曲をそれぞれ有するとともに、前記ブレードの前記第1端部及び前記第2端部にそれぞれ接続される第1ランナ及び第2ランナを収容することが意図されており、前記第1ランナ及び前記第2ランナを、第1関連接続機構及び第2関連接続機構を介してそれぞれ駆動するように、前記払拭システムは、前記第1レール及び前記第2レールにそれぞれ配設される少なくとも1つの第1駆動モータ及び1つの第2駆動モータを更に備え、前記少なくとも第1駆動モータ及び前記第2駆動モータは、前記第1ランナ及び前記第2ランナの移動を同期させ得るように構成される制御ユニットによって操作される、ことを特徴とする払拭システムである。
第1レール及び第2レールの存在が意味するところは、ブレードが払拭すべき窓に対してしっかりと押圧され得るということである。更に、これらのレールの形状は、払拭すべき窓の形状に従う。これにより、ブレードは窓に永久に接触し得ることとなり、当該窓の湾曲がどのようなものであっても、その個々の領域の適切な払拭が保証される。また、第1駆動モータ及び第2駆動モータを使用することにより、ブレードの窓上での適切な直線並進が確保され得る。なぜならば、第1ランナ及び第2ランナは、レールの内部で同期した態様で移動し、これによりブレードの移動行程の末端にある領域の払拭が可能とされるからである。
本発明による払拭システムは、以下の特徴を単独で、又は組み合わせて備え得る。
前記ブレードの前記第1端部は、前記ブレードの前記第1端部と、前記少なくとも1つの第1レールに配設される前記第1ランナとの接続を提供することが意図されるバネを有する。
前記ブレードの前記第2端部は、特に球形状又は平行六面体形状の特殊形状の取付部であって、前記少なくとも1つの第2レールに配設される前記第2ランナと協働することが意図される取付部を有する。
一代替形態によれば、前記ブレードの前記第2端部は、前記ブレードの前記第2端部と前記少なくとも1つの第2レールに配設される前記第2ランナとの接続を提供することが意図されるバネを有し得る。
前記第1ランナ及び前記第2ランナは、前記レールに収容される第1端部と、クリップの形状を呈する第2端部であって、前記ランナを前記ブレードの前記第1端部又は前記第2端部と協働させ得ることが意図される第2端部と、を有する。
前記ランナの前記第1端部は、これを前記レールに沿ってその内部で移動させ得るホイールを有する。
一特定実施形態によれば、前記第2ランナの前記クリップは、前記ブレードの前記第2端部によって支承される前記特殊形状の取付部を補完する。
一態様によれば、前記第1レール及び前記第2レールは、0.25未満の摩擦係数を有する材料から構成される内側表面を有する。
前記第1レール及び前記第2レールの前記内側表面に使用される材料は、銅、錫、青銅、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド、グラファイト、ナイロン、アセタール、又はこれらの成分の混合体から選択される。
別の態様によれば、前記第1レール及び前記第2レールの前記内側表面は、前記第1ランナ及び前記第2ランナをエアクッションに沿って移動させ得る。
第1代替形態によれば、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータは、前記第1ランナ及び前記第2ランナを、それぞれ同一の速度で移動させるように構成される。
第2代替形態によれば、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータは、前記第1ランナ及び前記第2ランナを異なる速度で移動させて、前記窓の前記2つの対向する側部の長さの差異による影響を軽減するように構成される。
前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータは、前記ブレードを、払拭すべき窓の表面上において、最大で2m/sの速度で移動させるように構成される。
一態様によれば、前記第1関連接続機構及び前記第2関連接続機構は、ベルト‐プーリシステム、ケーブル‐プーリシステム、又はラック‐プーリシステムから選択される。
本態様によれば、前記第1レール及び前記第2レールのそれぞれは、少なくとも1つの端部開口を有し、前記端部開口は、前記第1関連接続機構及び前記第2関連接続機構の劣化を制限するように構成された形状、特に丸みを帯びた、又は面取りされた形状を有する。
一特定実施形態によれば、前記払拭システムは、
・前記第1レール及び前記第2レールの中央にそれぞれ配設される、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータと、
・第1ブレード及び第2ブレードと、
・前記第1関連接続機構及び前記第2関連接続機構と、を備え、
前記第1ブレードは、前記窓の第1側部に配置され、前記第2ブレードは、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータに対して前記第1側部の反対側となる前記窓の第2側部に配置され、
前記第1関連接続機構及び前記第2関連接続機構は、
‐前記第1レール及び前記第2レールの中央に配置される第1の4溝付きプーリ及び第2の4溝付きプーリであって、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータによってそれぞれ回転移動する第1の4溝付きプーリ及び第2の4溝付きプーリと、
‐前記第1レール及び前記第2レールの前記端部にそれぞれ配置される2つの第1の2溝付きプーリ及び2つの第2の2溝付きプーリと、
‐前記第1の2溝付きプーリを前記第1の4溝付きプーリに接続するとともに、前記第2の2溝付きプーリを前記第2の4溝付きプーリにそれぞれ接続する4つのケーブルと、を備え、
前記ケーブルは、それぞれ少なくとも1つのランナを支持するとともに、前記少なくとも1つのランナを、前記ケーブルを介して接続される前記2溝付きプーリと前記4溝付きプーリとの間で移動させ、これにより、前記第1ブレード又は前記第2ブレードを払拭すべき窓上で移動させ得るように構成される。
本発明の更なる特徴及び利点が、非制限的な例としてなされる以下の説明を読み、添付図面を参照することでより明瞭になるであろう。
払拭システムの概略高角度斜視図。 図1の払拭システムのレールの概略部分図。 図2のレールに収容されることが意図された第1ランナの概略斜視図。 図2のレールに収容されることが意図された第2ランナの概略斜視図。 図1の払拭システムのブレードの概略斜視図。 払拭システムの関連接続機構を構成する4溝付きプーリの概略斜視図。 払拭システムの関連接続機構を構成する2溝付きプーリの概略斜視図。 図2のレールの一端部に配設された図6の2溝プーリの概略斜視図。 一特定実施形態による払拭システムの概略平面図。 図8Aの特定実施形態による払拭システムの概略正面図。
これらの図面において、同一の要素には同じ参照符号が付される。
以下の実施形態は、例である。1以上の実施形態について説明されるが、これは、各説明が同一の実施形態に関する、又は特徴が単独の実施形態にのみ適用される、ということを必ずしも意味しない。種々の実施形態からの単純な特徴が、別の実施形態を形成するように組み合わせられ得る、又は相互交換され得る。
以下の説明において、ブレードの第1及び第2端部、窓の第1及び第2端部、第1及び第2駆動モータ、第1及び第2レール、第1及び第2ランナ、第1及び第2関連接続機構、第1及び第2ブレード、及び窓の第1及び第2側部について言及される。これは、類似しているが同一ではない要素を区別して命名するための単なる指標形体である。指標は、或る要素が別の要素に優先することを意味せず、このような命名は本明細書の範囲から逸脱せずに容易に相互変換され得る。同じく、この指標は、例えば、払拭システムを構成する種々の要素の配置を査定する際の、又は払拭システムの動作を査定する際の、時間に関する順序を意味しない。
以下の説明において、「窓の矩形又は台形形状」の意味するものは、当該窓の二次元形状であり、その曲率半径を考慮しない形状を意味する。
更に、以下の説明において、「ランナ」の意味するものは、レールに沿って摺動する可動物体である。
以下の説明において、種々の要素が最初に一般用語によって紹介され、次いで具体的に、特にいかにそれらが配置されているかを特定して使用され得る。特定用語は、一般用語において紹介された要素の種々の特徴を、それらの具体的使用の前に設定する。
図1を参照すると、特に自動車両用の払拭システムが示されている。図面に過度の負担を生じないように、払拭システム1の一部のみが示される。払拭システム1は、少なくとも1つのブレード3と、少なくとも1つの駆動モータ7とを備える。
矢印F1及びF2に示されるように、ブレード3(図4に最も良く示される)は、払拭すべき自動車両窓5上を、直線並進において移動するように構成される。直線並進の意味するものは、ブレード3の窓5上における水平方向に平行な並進移動である。窓5は、矩形又は台形の全体形状を有し得るとともに、例えばフロントガラスであり得る。更に、自動車両の空気力学的特性を向上させることで車両のエネルギー消費量を制限するように、窓5は車両内部の外側に向かう湾曲を有している。少なくとも1つのブレード3は、窓5の第1端部50aに配置される第1端部31と、第1端部50aの反対側となる窓5の第2端部50bに配置される第2端部33と、窓5に接触して配設されてこれを払拭するブレードラバー34と、を有する。したがって、払拭システム1は、直線払拭システムに相当する。一般に、払拭システム1は、例えば窓ガラスを形成する窓5の各一側部に配置される2つのブレード3を備える。しかしながら、例えば、払拭システム1は、払拭すべき窓5の長さに応じて異なる個数のブレード3を有し得る。
少なくとも1つの駆動モータ7は、払拭すべき窓5上でブレード3を、当該窓5の2つの対向する側部5aに対して平行な方向において並進移動させ得るように構成される。この目的のために、少なくとも1つの駆動モータ7は、少なくとも1つの制御ユニット15に接続される。図1の実施形態によれば、払拭システムは、窓5の第1端部50aに配設された第1駆動モータ71と、窓5の第2端部50bに配設された第2駆動モータ73とを有する。窓5の第1端部50a及び第2端部50bは、対向する側部5aに対応する。少なくとも1つの制御ユニット15によって操作される第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、ブレード3の第1端部31及び第2端部33を同期した態様で移動させ得る。これにより、ブレードラバー34が、特にブレードの第1端部31及び第2端部33が、窓5全体に亘って移動され得る。こうして、窓5の、特に当該窓5の末端領域の的確な払拭が保証される。図1の実施形態によれば、2つの制御ユニット15が示されている。しかしながら、払拭システム1は、単独の制御ユニット15によっても操作され得る。
更に、払拭システム1は、少なくとも2つのレール9(図2に最も良く示す)を備える。2つのレール9は、窓5の側部5aに沿って配設されるとともに、少なくとも1つのブレード3の窓5上における移動行程方向に平行に延びる。より具体的には、払拭システムは、第1レール91と第2レール93とを備える。図1に示すように、第1レール91は窓5の第1端部50aに配置され、第2レール93は窓5の第2端部50bに配置される。有利には、少なくとも1つの第1レール91及び少なくとも1つの第2レール93は、払拭すべき窓5の形状に従うことが意図された湾曲をそれぞれ有する。少なくとも2つのレール9は、ブレード3の少なくとも1つのランナ11(図3A及び3Bに最も良く示す)をそれぞれ収容することが意図されている。より具体的には、図1を参照すると、第1レール91は第1ランナ111を収容することが意図され、第2レール93は第2ランナ113を収容することが意図される。これらの第1ランナ111及び第2ランナ113については後でより詳細に説明する。更に、第1駆動モータ71は第1レール91に配設され、第2駆動モータ73は第2レール93に配設される。
第1ランナ111及び第2ランナ113は、ブレード3の第1端部31及び第2端部33にそれぞれ接続される。更に、払拭システム1は、ランナ11を移動させ得る関連接続機構13(図5乃至7にもっとも良く示す)を備える。より具体的には、図1を参照すると、払拭システム1は、第1ランナ111を第1レール91内で移動させるように第1駆動モータ71に接続された第1関連接続機構131と、第2ランナ113を第2レール93内で移動させるように第2駆動モータ73に接続された第2関連接続機構133とを備える。
第1レール91及び第2レール93に収容されるとともにブレード3の第1端部及び第2端部33にそれぞれ接続された第1ランナ111及び第2ランナ113が存在することにより、ブレード3の第1端部31及び第2端部33が窓5に接触し続けることが可能となる。特に、これにより、窓5全体の効果的な払拭が、その湾曲がどのようなものであっても保証され得る。
図1を参照すると、窓5の第1端部50aは長さL1を有し、窓5の第2端部50bは長さL2を有する。想定される自動車両に応じて、これらの長さL1、L2は同一であっても異なっていてもよい。
窓5の長さL1、L2が同一である場合、少なくとも1つの第1駆動モータ71及び1つの第2駆動モータ73は、第1ランナ111及び第2ランナ113を、それぞれ同じ速度で移動させるように構成される。これは、このような構成において、第1ランナ111及び第2ランナ113の移動行程は同一であるからである。したがって、ブレード3が窓5上を並進的に移動する際にこれが受けるねじり荷重を制限するように、これらの第1ランナ111及び第2ランナ113は、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73によって同じ速度で移動される。この目的のために、制御ユニット15は、第1ランナ111及び第2ランナ113が第1レール91及び第2レール93において同じ速度で移動するように、モータの操作にコマンドを与える。
窓5の長さL1、L2が異なる場合、払拭すべき窓5の2つの対向する側部5aの長さの差異による影響を軽減するように、少なくとも第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、第1ランナ111及び第2ランナ113を異なる速度で移動させるように構成される。具体的には、ブレードラバー34が窓5全体に亘って移動することを保証するように、そしてブレード3が移動する際にこれが受けるねじり荷重を制限するように、特に長さの差異による影響を軽減するように、ブレード3の第1端部31及び第2端部33を異なる速度で移動させる必要がある。この目的ために、制御ユニット15は、第1ランナ111及び第2ランナ113が常に互いに対して対面し続けるようにこれらを異なる速度で移動させるような態様において、駆動モータ7の操作にコマンドを与え、これにより、ブレード3に課され得るねじり荷重が制限されるとともに、ブレードラバー34が窓5の全体に亘って移動することが保証される。
図1の特定実施形態によれば、少なくとも第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、ブレード3を、払拭すべき窓5の表面上において、最大で2m/sの速度で移動させるように構成される。有利には、ブレード3を窓5上においてこのような速度で移動させることにより、ブレード3が構成される材料の加熱や摩耗を制限することが可能となる。この材料は、例えばゴムであり得る。
図2を参照すると、レール9がより詳細に示されている。以下の説明は、図1の第1レール91及び第2レール93に同様に適用される。本特定実施形態によるレール9は、例えば金属から構成されるプロファイル要素に例えられ得るとともに、ブレード3の並進移動をガイドする役割を果たす。レール9は、自動車両の外部に向かって対面するように配置されることが意図された前面9aと、前面9aの反対側の後面9bであって、レール9が自動車両に設置され固定され得るように自動車両の車体に少なくとも部分的に接触することが意図された後面9bとを有する。レール9は、当業者に公知の手段によって、例えば、ネジ留め、溶接、又は接合によって、自動車両に固定され得る。
関連接続機構13の一部の通過を可能とし、これにより、ランナ11がレール9に沿ってその内部で移動し得るように、レール9は、少なくとも1つのランナ11を収容することが意図された内側表面95と、前面9aに配設された中央開口96であって、レール9の全長に沿って延び、ブレード3と協働するランナ11の一部を通過させ得る中央開口96と、レール9の各端部に配設された端部開口97とを有する。
レール9内部でのランナ11の移動を容易とするように、内側表面95は、0.25未満の摩擦係数を有する材料から構成される。図2の特定実施形態によれば、レール9の内側表面95に使用される材料は、銅、錫、青銅、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド、グラファイト、ナイロン、アセタール、又はこれらの成分の混合体から選択される。レール9の内側表面95にこのような材料を使用することにより、ランナ11がレール9に沿ってその内部移動する際のその摩耗が制限され得る。
図示しない代替形態によれば、レール9の内側表面95は、ランナ11がエアクッション上で移動することを可能とするように構成される。
更に、関連接続機構13の摩耗を防ぐように、レール9の端部開口97は、関連接続機構13の劣化を制限するように構成された形状、例えば、丸みを帯びた、又は面取りされた形状を有し得る。
図4を参照すると、一特定実施形態によるブレード3が示されている。本特定実施形態によれば、ブレード3の第1端部31は、ブレード3の第1端部31と少なくとも1つの第1レール91に配設された第1ランナ111との間に接続を提供することが意図されたバネ35を有する。ブレード3の第2端部33は、少なくとも1つの第2レール93に配設された第2ランナ113と協働することが意図された、特に球形状又は平行六面体形状の特殊形状の取付部37を有する。ブレード3の第1端部31においてバネ35が存在することにより、このバネ35の圧縮又は引張りを介して、第1レール91と第2レール93との距離の差異を補償することが可能となる。特に、この距離は、ブレード3が窓5において位置する場所に応じて異なり得る。また、バネ35の使用により、このバネによりブレードラバー34に与えられる張力によって、ブレードラバー34は、窓5にしっかりと押圧され得る。
更に、図4の特定実施形態によれば、ブレード3は、ブレードラバー34の形状のみを呈する。これは、ブレードラバー34が、第1端部50aと第2端部50bとの間において、窓5の湾曲がどのようなものであっても、窓5の形状に従うのに十分な可撓性を有していることを意味する。
図示しない代替形態によれば、ブレード3の第2端部33も、ブレード3の第2端部33と少なくとも1つの第2レール93に配設された第2ランナ113との間に接続を提供することが意図されたバネ35を有し得る。この代替形態によれば、ブレード3の第1及び第2端部31,33がそれぞれバネ35を有する。
選択的に、図示しない代替形態によれば、ブレード3は、摩耗又は経年劣化インジケータを有し得る。これにより、自動車両のユーザは、ブレード3の交換の必要性について警告を受けることが可能となる。
図3A及び3Bを参照すると、図4の特定実施形態によるブレード3と協働することが意図された第1ランナ111(図3A)及び第2ランナ113(図3B)が示されている。第1ランナ111及び第2ランナ113は、レール9に収容されることが意図された第1端部115と、当該ランナ11をブレード3の第1端部31又は第2端部33と協働させ得ることが意図されたクリップ118の形状を呈する第2端部117とを有する。
図3Aの実施形態によれば、第2端部117のクリップ118は、留め具120を有する。留め具120は、ブレード3の第1端部31のバネ35の自由端部と協働することが意図されており、これにより、第1ランナ111とブレード3の第1端部31との協働が保証される。有利には、この留め具120の使用により、ブレード3の第1端部31は簡単に取り外され得る。これにより、ブレード3は、必要な時に迅速に交換され得る。
図3Bに示す特定実施形態によれば、第2ランナ113のクリップ118は、形状119を呈する。形状119は、ブレード3の第2端部33に支承された特殊形状の取付部37を補完し、これにより、第2ランナ113の第2端部117は、ブレード3の第2端部3と協働し得る。
更に、図3A及び3Bに示す特定実施形態によれば、ランナ11の第1端部115は、ホイール116を有し、これによりランナはレール9に沿ってその内部を移動することが可能となる。図示しない代替形態によれば、ランナ11がレール9に沿ってその内部でエアクッション上を移動することが意図されている場合、これらのホイール116の存在は不要である。
図5乃至7を参照すると、ランナ11をレール9に沿ってその内部で移動させ得る関連接続機構13が示されている。第1関連接続機構131及び第2関連接続機構133は、ベルト‐プーリシステム、ケーブル‐プーリシステム、又はラック‐プーリシステムから選択される。図示の特定実施形態によれば、関連接続機構13は、ケーブル139と、プーリ135、137とを備えるシステムを備える。更に、図7を参照すると、レール9の端部開口97は、ケーブル139の疲労を制限するように丸みを帯びた縁部を有している。端部開口97の縁部のこのような形状は、ベルト‐プーリシステムを採用する関連接続機構13の場合においても採用され得る。図示しない代替形態によれば、端部開口97は、レール9の内部に向かって収束する漏斗形状を呈する。
図8A及び8Bを参照すると、一特定実施形態による払拭システム1が示されている。本特定実施形態によれば、払拭システム1は、例えば、顕著な湾曲を有する(図8Aに示す)大型トラックのフロントガラス等の窓5に設置される。
図示の特定実施形態によれば、窓5は、第1側部51と第2側部53とを備える。窓5の適切な払拭を保証するように、払拭システム1は、窓5の第1側部51に配置される第1ブレード3aと、窓5の第2側部53に配置される第2ブレード3bとを有する。特に、窓5の側部、具体的には長さに応じて、例えば雨天時に窓5に堆積する水の効果的な除去を保証するように、2つ以上のブレードを用いる必要があるかもしれない。
第1ブレード3a及び第2ブレード3bは、窓5の第1側部51及び第2側部53上を、矢印F1及びF2の方向に、すなわち直線並進移動においてそれぞれ移動することが意図されている。本特定実施形態によれば、第1ブレード3a及び第2ブレード3bが矢印F1の方向において移動する場合、それらは互いに近づくように移動する。更に、それらが矢印F2の方向において移動する場合、それらは、互いに離間するように移動する。
払拭システム1は、第1レール91及び第2レール93の中央にそれぞれ配置された第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73を備える。第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、単数又は複数の制御ユニット15によって操作される。より具体的には、本特定実施形態によれば、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、それぞれ制御ユニット15によって操作される。更に、窓5の第1側部51と第2側部53とは、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73に対して互いに対向している。
また、払拭システムは、第1関連接続機構131及び第2関連接続機構133を備える。第1関連接続機構131及び第2関連接続機構133は、第1の4溝付きプーリ135aと、第2の4溝付きプーリ135bと、2つの第1の2溝付きプーリ137aと、2つの第2の2溝付きプーリ137bと、第1の2溝付きプーリ137aを第1の4溝付きプーリ135aに接続するとともに、第2の2溝付きプーリ137bを第2の4溝付きプーリ315bにそれぞれ接続する4つのケーブル139と、を備える。
第1の4溝付きプーリ135a及び第2の4溝付きプーリ135bは、第1レール91及び第2レール93の中央に配置され、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73によってそれぞれ回転移動する。本特定実施形態によれば、第1レール91及び第2レール93は、第1の4溝付きプーリ135a及び第2の4溝付きプーリ135bの通過を許容する開口を有し得る。図示しない別の実施形態によれば、第1の4溝付きプーリ135a及び第2の4溝付きプーリ135bは、第1レール91及び第2レール93の内部に配設され得る。
一方、第1の2溝付きプーリ137a及び第2の2溝付きプーリ137bは、第1レール91及び第2レール93の端部にそれぞれ配置される。図示の特定実施形態によれば、第1の2溝付きプーリ137a及び第2の2溝付きプーリ137bは、第1レール91及び第2レール93の外部に配設される。図示しない別の実施形態によれば、これらの第1の2溝付きプーリ137a及び第2の2溝付きプーリ137bは、第1レール91及び第2レール93の内部に配置され得る。
更に、それぞれのケーブル139は、少なくとも1つのランナ11を支持するとともに、この少なくとも1つのランナ11を、ケーブル139によって接続されている2溝付きプーリ137a、137bのうちの一方と、4溝付きプーリ135のうちの1つとの間で移動させ得るように構成される。これにより、第1ブレード3a及び第2ブレード3bが窓5上において移動することが可能とされる。
本明細書に記載の特定実施形態によれば、4溝付きプーリ135の回転の開始と2溝付きプーリ137の回転の開始との間に遅れがないような態様において、ケーブル139は4溝付きプーリ135と2溝付きプーリ137との間で張った状態とされている。特に、本実施形態によれば、2溝付きプーリ137は、4溝付きプーリ135の回転によって回転移動し、その移動は、ランナ11が4溝付きプーリ135と2溝付きプーリ137との間で矢印F1又はF2の方向において移動し得るように、ケーブル139を介して伝達される。
有利には、第1レール91及び第2レール93の中央に配置された4溝付きプーリ135の回転は、制御ユニット15によって制御され、これにより、第1ブレード3a及び第2ブレード3bが矢印F1又はF2の方向において同期して移動するような態様において、第1ブレード3a及び第2ブレード3bが連携することが可能となる。
図示しない別の実施形態によれば、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、第1レール91及び第2レール93の端部にそれぞれ配置され得る。本別実施形態によれば、ランナが第1レール及び第2レール93に沿ってその内部を移動し得るように、第1の2溝付きプーリ137aの一方及び第2の2溝付きプーリ137bの一方が、第1駆動モータ71及び第1駆動モータ73によって回転移動し、これにより、第1ブレード3a及び第2ブレード3bが払拭すべき窓上を移動し得る。本別実施形態によれば、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、単独の制御ユニット15によって制御されてもよいし、又は各駆動モータ7は各自の制御ユニット15によって制御されてもよい。
図示しない別の代替形態によれば、払拭システム1は4つの駆動モータ7を備え、そのそれぞれは、1つの2溝付きプーリ137の回転を駆動するように配設される。つまり、4つの駆動モータ7は、第1レール91及び第2レール93の各端部に配設される。更に、本代替形態によれば、駆動モータ7は、単独の制御ユニット15によって制御され得る。或いは、払拭システムは、2つの駆動モータ7をそれぞれ操作するように構成された2つの制御ユニット15を備え得る。別の代替例において、払拭一ステムシステム1は、4つの制御ユニット15を備え得。それぞれの制御ユニット15が、1つの駆動モータ7を操作する。
上述の種々の実施形態は、例示としての非制限的な例である。具体的には、当業者にとって、本発明の範囲から逸脱せずにゴム以外の材料を採用してブレード3を形成することが完全に可能である。また、ブレード3を形成するために使用される材料に応じて、本発明の範囲から逸脱せずに、ブレード3が窓5上を移動する速度が変更され得る。更に、当業者は、本発明の範囲から逸脱せずに、レール9を自動車両に固定するために、上述に記載以外のいずれのタイプの固定方法でも利用することができる。また、当業者は、本発明の範囲から逸脱せずに、レールの内側表面95を形成するために、上述の材料以外の、0.25未満の摩擦係数を有するいずれの材料を使用することができる。更に、当業者は、本発明の範囲から逸脱せずに、ブレード3の第2端部33によって支承される特殊形状部37の構造を変更することができる。最後に、当業者は、本発明の範囲から逸脱せずに、上述以外のタイプの関連接続機構13を使用することができる。
したがって、窓5の適切な払拭を可能とする直線払拭システム1を得ることが、上述の払拭システム1によって実現され得る。更に、窓5の湾曲は、払拭の質に影響しない。なぜならば、第1レール91及び第2レール93は、窓5の形状に、したがって、当該窓5の種々の迎角に従うからである。更に、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ73は、第1ランナ111又は第2ランナ114の移動行程速度を変更することによって、窓5の側部5aの長さにおけるあらゆる潜在的な変化を補償することが可能である。

Claims (9)

  1. 窓(5)上を直線並進において、且つ前記窓(5)の2つの対向する側部(5a)に対して平行な方向において移動するように構成される少なくとも1つのブレード(3)を備える特に自動車両用の払拭システム(1)であって、前記少なくとも1つのブレード(3)は、第1端部(31)及び第2端部(32)を有する払拭システム(1)において、
    前記払拭システム(1)は、前記窓(5)の前記側部(5a)に配設される少なくとも第1レール(91)及び第2レール(93)を更に備え、前記少なくとも第1レール(91)及び前記第2レール(93)は、前記窓(5)の形状に従うことが意図される湾曲をそれぞれ有するとともに、前記ブレード(3)の前記第1端部(31)及び前記第2端部(32)にそれぞれ接続される第1ランナ(111)及び第2ランナ(113)を収容することが意図されており、
    前記第1ランナ(111)及び前記第2ランナ(113)を、第1関連接続機構(131)及び第2関連接続機構(133)を介してそれぞれ駆動するように、前記払拭システム(1)は、前記第1レール(91)及び前記第2レール(92)にそれぞれ配設される少なくとも1つの第1駆動モータ(71)及び1つの第2駆動モータ(73)を更に備え、前記少なくとも第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)は、前記第1ランナ(111)及び前記第2ランナ(113)の移動を同期させ得るように構成される制御ユニット(15)によって操作される、
    ことを特徴とする払拭システム(1)。
  2. 前記ブレード(3)の前記第1端部(31)は、前記ブレード(3)の前記第1端部(31)と、前記少なくとも1つの第1レール(91)に配設される前記第1ランナ(111)との接続を提供することが意図されるバネ(35)を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の払拭システム(1)。
  3. 前記ブレード(3)の前記第2端部(33)は、特に球形状又は平行六面体形状の特殊形状の取付部(37)であって、前記少なくとも1つの第2レール(93)に配設される前記第2ランナ(113)と協働することが意図される取付部(37)を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の払拭システム(1)。
  4. 前記第1ランナ(111)及び前記第2ランナ(113)は、前記レール(9)に収容される第1端部(115)と、クリップ(118)の形状を呈する第2端部(117)であって、前記ランナを前記ブレード(3)の前記第1端部(31)又は前記第2端部(33)と協働させ得ることが意図される第2端部(117)と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の払拭システム(1)。
  5. 前記第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)は、前記第1ランナ(111)及び前記第2ランナ(113)を、それぞれ同一の速度で移動させるように構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の払拭システム(1)。
  6. 前記第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)は、前記第1ランナ(111)及び前記第2ランナ(113)を異なる速度で移動させて、前記窓(5)の前記2つの対向する側部(5a)の長さの差異による影響を軽減するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の払拭システム(1)。
  7. 前記第1関連接続機構(131)及び前記第2関連接続機構(133)は、ベルト‐プーリシステム、ケーブル‐プーリシステム、又はラック‐プーリシステムから選択される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の払拭システム(1)。
  8. 前記第1レール(91)及び前記第2レール(93)のそれぞれは、少なくとも1つの端部開口(97)を有し、
    前記端部開口(97)は、前記第1関連接続機構(131)及び前記第2関連接続機構(133)の劣化を制限するように構成された形状、特に丸みを帯びた、又は面取りされた形状を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の払拭システム(1)。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の窓(5)を払拭するための払拭システム(1)において、
    前記払拭システム(1)は、
    ・前記第1レール(91)及び前記第2レール(93)の中央にそれぞれ配設される、前記第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)と、
    ・第1ブレード(3a)及び第2ブレード(3b)と、
    ・前記第1関連接続機構(131)及び前記第2関連接続機構(133)と、を備え、
    前記第1ブレード(3a)は、前記窓(5)の第1側部(51)に配置され、前記第2ブレード(3b)は、前記第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)に対して前記第1側部(51)の反対側となる前記窓(5)の第2側部(53)に配置され、
    前記第1関連接続機構(131)及び前記第2関連接続機構(133)は、
    ‐前記第1レール(91)及び前記第2レール(93)の中央に配置される第1の4溝付きプーリ(135a)及び第2の4溝付きプーリ(135b)であって、前記第1駆動モータ(71)及び前記第2駆動モータ(73)によってそれぞれ回転移動する第1の4溝付きプーリ(135a)及び第2の4溝付きプーリ(135b)と、
    ‐前記第1レール(91)及び前記第2レール(93)の前記端部にそれぞれ配置される2つの第1の2溝付きプーリ(137a)及び2つの第2の2溝付きプーリ(137b)と、
    ‐前記第1の2溝付きプーリ(137a)を前記第1の4溝付きプーリ(135a)に接続するとともに、前記第2の2溝付きプーリ(137b)を前記第2の4溝付きプーリ(135b)にそれぞれ接続する4つのケーブル(139)と、を備え、
    前記ケーブル(139)は、それぞれ少なくとも1つのランナ(11)を支持するとともに、前記少なくとも1つのランナ(11)を、前記ケーブル(139)を介して接続される前記2溝付きプーリ(137)と前記4溝付きプーリ(135)との間で移動させ、これにより、前記第1ブレード(3a)又は前記第2ブレード(3b)を払拭すべき窓(5)上で移動させ得るように構成される、
    払拭システム(1)。
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