JP2019027716A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】転倒を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】第2真空断熱材70は、第1内箱部と第1外箱部43との間に断熱空間41を形成し、且つ、正面に開口部を有する箱形状の本体20と、第2内箱部62と第2外箱部63との間に断熱空間61を形成し、且つ、前記開口部を開閉可能な扉30と、を備え、前記本体が有する前記断熱空間に、ガラスを主成分とする第1芯材と、前記第1芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第1被覆部材とを有する第1真空断熱材50が設けられ、前記扉が有する断熱空間に、ウレタンを主成分とする第2芯材と、前記第2芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第2被覆部材とを有する第2真空断熱材70が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】第2真空断熱材70は、第1内箱部と第1外箱部43との間に断熱空間41を形成し、且つ、正面に開口部を有する箱形状の本体20と、第2内箱部62と第2外箱部63との間に断熱空間61を形成し、且つ、前記開口部を開閉可能な扉30と、を備え、前記本体が有する前記断熱空間に、ガラスを主成分とする第1芯材と、前記第1芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第1被覆部材とを有する第1真空断熱材50が設けられ、前記扉が有する断熱空間に、ウレタンを主成分とする第2芯材と、前記第2芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第2被覆部材とを有する第2真空断熱材70が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の一例として、特許文献1に示す冷蔵庫が知られている。この冷蔵庫は、正面が開口する断熱箱体と、この開口部を開閉する扉とを備えている。断熱箱体は、内箱と外箱との間に真空断熱材を挟んで構成され、扉は、内板と外板との間に真空断熱材を挟んで構成されている。
上記特許文献1の冷蔵庫では、扉が開く際に、扉が前方へ移動する力が加わると共に、冷蔵庫の重心が前方へ移るため、冷蔵庫が転倒し易くなる。このため、このような冷蔵庫の転倒防止が求められている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、転倒を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る冷蔵庫は、第1内箱部と第1外箱部との間に断熱空間を形成し、且つ、正面に開口部を有する箱形状の本体と、第2内箱部と第2外箱部との間に断熱空間を形成し、且つ、前記開口部を開閉可能な扉と、を備え、前記本体が有する前記断熱空間に、ガラスを主成分とする第1芯材と、前記第1芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第1被覆部材とを有する第1真空断熱材が設けられ、前記扉が有する前記断熱空間に、ウレタンを主成分とする第2芯材と、前記第2芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第2被覆部材とを有する第2真空断熱材が設けられている。
本発明の第2態様に係る冷蔵庫は、第1の態様において、前記扉は、第1扉と、前記第1扉よりも上方に配置されている第2扉とを有しており、前記第1扉の前記断熱空間に前記第1真空断熱材が設けられ、前記第2扉の前記断熱空間に前記第2真空断熱材が設けられていてもよい。
本発明の第3態様に係る冷蔵庫は、第1又は2の態様において、前記第1真空断熱材は、前記第1被覆部材がフィルムを含み、且つ、全体として板形状であって、前記第2真空断熱材は、前記第2被覆部材が成形品を含み、且つ、前記扉が有する前記断熱空間の凹凸に沿った形状を有していてもよい。
本発明の第4態様に係る冷蔵庫は、第1〜3のいずれかの態様において、前記本体の断熱空間に、前記第1真空断熱材に加えて発泡断熱材が設けられていてもよい。
本発明の真空断熱筐体によれば、転倒を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態1に係る冷蔵庫10の一例について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1に示すように、冷蔵庫10は本体20及び扉30を有し、扉30としては、例えば、引き出し扉31及び回転扉32が例示される。
以下、本実施の形態1に係る冷蔵庫10の一例について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1に示すように、冷蔵庫10は本体20及び扉30を有し、扉30としては、例えば、引き出し扉31及び回転扉32が例示される。
本体20は、箱形状であって、天壁21、底壁22、背壁23、左側壁24及び右側壁25を有し、正面が開口している。この開口部が背壁23の正面側に設けられ、天壁21が底壁22の反対側に設けられ、天壁21と底壁22との間を背壁23、左側壁24及び右側壁25が結ぶ。そして、これらの壁の内面が本体20の内壁面を構成し、壁の外面が本体の20の外壁面を構成する。この内壁面により囲まれた内部空間(庫内)が本体20に設けられ、庫内は仕切り11等により複数の区画に仕切られている。
本体20の各壁はケース(第1ケース40)により形成されており、第1ケース40は内部空間を断熱空間(第1断熱空間41)として有している。各壁の第1断熱空間41は連通しており、各壁の第1断熱空間41に真空断熱材(第1真空断熱材50)が収容されている。第1真空断熱材50は、全体として扁平な直方体形状(板形状)である。
引き出し扉31は、フレーム(図示せず)によって引き出し入れ可能に本体20に支持され、本体20の区画の正面開口を開閉可能に本体20に取り付けられている。回転扉32は、ヒンジ(図示せず)によって回転可能に本体20に支持され、本体20の開口を開閉可能に本体20に取り付けられている。
引き出し扉31及び回転扉32等の扉30は、ケース(第2ケース60)及び真空断熱材(第2真空断熱材70)をそれぞれ有している。第2ケース60は、扁平な直方体形状(板形状)であって、内部空間を断熱空間(第2断熱空間61)として有している。第2真空断熱材70は、第2ケース60の第2断熱空間61に沿った外側形状を有し、第2断熱空間61に収容されている。
図2に示すように、本体20の第1ケース40は、内箱部(第1内箱部42)及び外箱部(第1外箱部43)により構成されている。第1内箱部42及び第1外箱部43は箱形状であって、第1内箱部42は第1外箱部43の内側に配されている。
第1内箱部42は、例えばABS等の硬質樹脂で形成され、第1外箱部43は、例えば鉄板製の金属又はABS製の硬質樹脂で形成されている。第1内箱部42の外面は庫内に現れて、本体20の内壁面を構成する。第1外箱部43の外面は冷蔵庫10の外部に現れて、本体20の外壁面を構成する。第1内箱部42の内面及び第1外箱部43の内面は、互いに対向し、第1断熱空間41を規定する。
第1断熱空間41において、第1外箱部43の内面に接するように第1真空断熱材50が配置されている。この第1外箱部43の内面は第1内箱部42の内面よりも平面領域が多いため、第1外箱部43の内面に接する第1断熱空間41の面積を大きく採ることができる。これにより、本体20の断熱性能を向上することができる。ただし、第1真空断熱材50を第1内箱部42の内面に接するように第1断熱空間41に配置することもできる。
第1断熱空間41において、第1真空断熱材50以外の空間には発泡断熱材80が充填されている。発泡断熱材80としては硬質ウレタンフォーム等が例示される。第1外箱部43の内面に第1真空断熱材50が接着剤等により固定され、第1ケース40の第1断熱空間41に発泡断熱材80の原料が注入されて、一体発泡する。これにより、発泡断熱材80は、凹凸が設けられた第1内箱部42及び第1外箱部43の各内面並びに第1真空断熱材50に沿った形状を有し、これらを被覆する。このように、発泡断熱材80が第1断熱空間41を充填することにより断熱性の向上が図られる。
第1真空断熱材50は、芯材(第1芯材51)及び被覆部材(第1被覆部材52)を有している。第1芯材51は、ガラスを主成分とし、例えば、ガラス繊維により構成されている。第1芯材51は、扁平な直方体形状(板形状)であって、一枚のシート状に成形されたガラス繊維の集合体により形成されていてもよいし、複数のシート状のガラス繊維の集合体が積層されて形成されていてもよい。ガラス繊維の集合体は、加熱圧縮成型等によって板形状等に成型される。
第1被覆部材52は、ガスバリア性を有するフィルムから成り、例えば、表面保護層、ガスバリア層及び熱溶着層が積層されたラミネートフィルムにより構成されている。第1被覆部材52は、三方袋状に製袋され、内部に第1芯材51を収容した状態で開放された一辺から真空引きされ、この一辺が熱溶着される。これにより、第1被覆部材52は、内部が大気圧よりも減圧されて、第1芯材51の形状に沿う。
なお、第1被覆部材52の中には、吸着剤(図示せず)が収容されていてもよい。吸着剤としては、水分を吸着除去する水分吸着剤と大気ガス等のガスを吸着する気体吸着剤が挙げられる。また、第1芯材51を第1被覆部材52の内側に収容し易くするための内袋が、第1芯材51と第1被覆部材52との間に配置されていてもよい。
扉30は、第2ケース60及び第2真空断熱材70に加えて、ガスケット33を有している。ガスケット33は、本体20の区画の正面開口の周囲を取り囲むように、第2真空断熱材70の後面と本体20の前面との間に配されて、これらの間の気密性を確保している。
図3に示すように、第2ケース60は、内箱部(第2内箱部62)及び外箱部(第2外箱部63)により構成されている。第2内箱部62は、開口部(第1開口部)を有する箱形状であって、例えばABS製等の硬質樹脂製であって、外面が庫内に現れる。第2外箱部63は、矩形の平板形状であって、ガラス板又はプリコート鋼板等により形成されている。第2外箱部63は、第1開口部を塞ぐように第2内箱部62に取り付けられている。第2内箱部62の内面及び第2外箱部63の内面は、互いに対向し、第2断熱空間61を規定する。
第2内箱部62は、壁部分64及び枠部分65を有している。壁部分64は矩形の板形状であり、枠部分65は壁部分64の端から立ち上がる。壁部分64の外面に溝部66及びスロート部67が設けられている。
溝部66は、壁部分64の外周縁に沿って全周に亘って環状に延びている。ガスケット33(図2)は、溝部66に嵌めることにより、第2内箱部62に取り付けられる。スロート部67は、壁部分64から突出し、溝部66よりも壁部分64の中心側(壁部分64の外周縁側と反対側)に配置されており、溝部66に沿って全周に亘って環状に延びている。スロート部67は、冷蔵庫10(図1)の本体20を扉30が閉じたとき、第2内箱部62と本体20との間の隙間よりも庫内側に突出することにより、庫内の冷気が隙間から漏洩することを防止している。
第2真空断熱材70は、第1主面、第2主面及び側面を有している。第1主面は、第2内箱部62の壁部分64の内面と対向して接し、溝部66及びスロート部67等の壁部分64の凹凸に沿った形状を有している。第2主面は、第1主面とは反対側にある面であって、平らに形成されており、第2外箱部63の内面と対向して接する。側面は、第1主面と第2主面とを結ぶ面であり、第2内箱部62の枠部分65の内面と対向して接している。これにより、第2内箱部62及び第2外箱部63により構成される第2ケース60の第2断熱空間61は、第2真空断熱材70により充填されている。
第2真空断熱材70は、第2芯材71と、第2芯材71を被覆する第2被覆部材72とから成り、内部が減圧密封されている。例えば、第2被覆部材72は、例えば、収容部材73及び封止部材74から構成されており、この内部空間に、第2芯材71と吸着剤75が配置されている。
収容部材73は、第2内箱部62の内面形状に合わせて、真空成形、射出成形、圧空成形、又はプレス成形等により作製された成形品である。このため、収容部材73は、第2内箱部62により規定される第2断熱空間61に沿った形状を有している。この第2内箱部62の壁部分64には、溝部66及びスロート部67等の凹凸が設けられているため、収容部材73(第2被覆部材72)もこの第2断熱空間61の凹凸に沿った形状を有している。
収容部材73は、熱可塑性樹脂からなる樹脂層とガスバリア層とが積層されたシートにより成形されている。例えば、収容部材73は、第1樹脂層と、第2樹脂層と、第1樹脂層と第2樹脂層の間に配置されているガスバリア層と、から構成されている。
第1樹脂層及び第2樹脂層は、熱可塑性樹脂で構成されていて、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィンであってもよい。なお、第1樹脂層及び第2樹脂層は、同一の材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
ガスバリア層は、有機樹脂と鱗片状無機材を有している。ガスバリア層を構成する有機樹脂としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体又はポリビニルアルコール重合体であってもよい。また、鱗片状無機材としては、例えば、天然の粘土鉱物ベントナイトの主成分であるモンモリロナイト、イオン交換処理がなされたモンモリロナイト、合成シリカ等であってもよい。さらに、鱗片状無機材は、ガスバリア層のガスバリア性を充分に担保する観点(酸素透過度を充分に抑制する観点)から、その厚みが1nm以上、又は、平均粒子径が100nm以上であってもよい。また、ガスバリア層を構成するシートを真空成形により所定の形状を有するように加工する観点から、その厚みが3nm以下、又は平均粒子径が300nm以下であってもよい。
なお、収容部材73は、複数の層から構成される態様を採用したが、これに限定されず、熱可塑性樹脂等の有機樹脂からなる単一の層で構成される態様を採用してもよい。また、収容部材73は、少なくとも一方の外面に、アルミニウム又はステンレス等の金属層が形成されている態様を採用してもよい。さらに、収容部材73に軟質材料の層が複数、積層された多層シート等の、第2内箱部62の材料よりも柔らかい材料により形成されていることにより、収容部材73は第2内箱部62の内面に合着することができる。
この収容部材73(第2被覆部材72)のシートの厚みは、第1被覆部材52のフィルムの厚みよりも厚い。例えば、第1被覆部材52のフィルムの厚さは250μm未満であるのに対し、第2被覆部材72のシートの厚さは250μm以上である。
収容部材73は、開口部(第2開口部)を有する凹状であって、内部空間に第2芯材71を収容し、フランジ76を有している。フランジ76は、第2開口部の縁部に、第2開口部の開口面に沿って外方へ張り出している。このフランジ76が封止部材74の周縁部と熱溶着等により接合されて、第2開口部が封止部材74により封止される。このフランジ76により封止部材74が面状に圧接可能となっているため、封止部材74と収容部材73の間で強固なシールが可能となる。
収容部材73には、第2被覆部材72の内部を真空引きするための貫通孔(図示せず)が設けられていてもよい。この貫通孔は、第2被覆部材72の内部を真空引きされた後に、封止部(図示せず)により封止されることにより、第2被覆部材72の内部は減圧状態に維持される。
封止部材74は、矩形状のフィルムであり、収容部材73の第2開口部を密閉するように構成されている。封止部材74としては、例えば、ラミネートフィルムであってもよい。ラミネートフィルムの材料としては、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、又はポリアクリロニトリルフィルム等の熱可塑性樹脂、或いはそれらの混合体を使用してもよい。
また、ラミネートフィルムは、アルミニウム又はステンレス等の金属層を有していてもよい。この場合、金属層は、ラミネートフィルムの内部に形成されていてもよく、ラミネートフィルムの表面に形成されていてもよい。また、金属層は、アルミニウム箔等の金属箔であってもよく、アルミニウム等をラミネートフィルム表面に蒸着させて形成してもよい。
第2芯材71は、ウレタンを主成分とし、例えば、連続気泡ウレタンフォームで構成されている。連続気泡ウレタンフォームは、例えば、特許第5310928号に開示されている特徴を有するものであってもよい。第2芯材71は、第2被覆部材72の内部空間と同じ形状を有している。
連続気泡ウレタンフォームは、金型にウレタン液を注入し、発泡後に離型することにより形成される。ウレタン液は、複数の組成が異なるポリオール混合物、ポリイソシアネート、発泡剤、及び粉体を含んでいる。ポリオール混合物及びポリイソシアネートの重合反応により熱硬化性ウレタン樹脂が形成され、発泡剤により熱硬化性ウレタン樹脂内に複数の気泡が形成される。また、ポリオール混合物における複数のポリオールの組成の違いにより、分子レベルの歪が生じ、隣接する気泡を繋ぐ第1連通孔が熱硬化性ウレタン樹脂内に形成される。さらに、粉体が熱硬化性ウレタン樹脂に対し非親和性であることにより、熱硬化性ウレタン樹脂と紛体との間に隣接する気泡を繋ぐ第2連通孔が形成される。この気泡、第1連通孔及び第2連通孔によって、連続気泡ウレタンフォームが形成される。
吸着剤75としては、水分を吸着除去する水分吸着剤と大気ガス等のガスを吸着する気体吸着剤が挙げられる。吸着剤75は、第2芯材71に設けられた穴部に嵌められる。この吸着剤75が第2芯材71の穴部に嵌められた状態で、これらは収容部材73の内面(内部空間)と同一形状に形成されている。
第2内箱部62の枠部分65の先縁部の内面側には、第2外箱部63の周縁部、及び、第2真空断熱材70のフランジ76と封止部材74の周縁部との接合部が収容される凹部68が設けられている。これにより、接合部が枠部分65により覆われて、接合部の破損及び剥離が防がれることによって第2真空断熱材70の断熱性能が維持される。
このように、本体20の第1断熱空間41にガラスを主成分とする第1芯材51を有する第1真空断熱材50が設けられ、扉30の第2断熱空間61にウレタンを主成分とする第2芯材71を有する第2真空断熱材70が設けられている。この第1芯材51の密度は第2芯材71の密度よりも大きいため、本体20が扉30よりも重くなる。このため、冷蔵庫10の重心が扉30よりも本体20側に位置し、扉30の開放時における冷蔵庫10の転倒を低減することができる。
また、扉30は本体20の背壁23に対向して配置されているため、扉30の体積は本体20の背壁23の体積に等しい又はほぼ等しい。さらに、本体20は背壁23に加えて、天壁21、底壁22、右側壁25及び左側壁24を有しており、本体20の体積は扉30の体積よりも大きい。よって、本体20が扉30よりも重くなり、扉30の開放時における冷蔵庫10の転倒を低減することができる。
さらに、第2真空断熱材70は第1真空断熱材50よりも断熱性能が高いため、同等の断熱性能を有する第2真空断熱材70は第1真空断熱材50よりも厚みを薄くすることができる。このため、第2真空断熱材70が設けられた扉30を第1真空断熱材50が設けられた本体20よりも軽くして、扉30の開放時における冷蔵庫10の転倒を低減することができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、全ての扉30において第2ケース60の第2断熱空間61に第2真空断熱材70を配置したが、これに限定されない。扉30が、第1扉と、第1扉よりも上方に配置されている第2扉とを有している場合、第1扉の断熱空間に第1真空断熱材50が設けられ、第2扉の断熱空間に第2真空断熱材70が設けられていてもよい。
上記実施の形態では、全ての扉30において第2ケース60の第2断熱空間61に第2真空断熱材70を配置したが、これに限定されない。扉30が、第1扉と、第1扉よりも上方に配置されている第2扉とを有している場合、第1扉の断熱空間に第1真空断熱材50が設けられ、第2扉の断熱空間に第2真空断熱材70が設けられていてもよい。
例えば、図4に示すように、回転扉32が引き出し扉31よりも上方に配置されている。この場合、回転扉32の第2断熱空間61に第2真空断熱材70が配置され、引き出し扉31の第2断熱空間61に第1真空断熱材50が配置されている。
この第2真空断熱材70の密度が第1真空断熱材50の密度よりも小さいため、上方の回転扉32が下方の引き出し扉31よりも軽くなる。このため、冷蔵庫10の重心が下がり、扉30の開放時における冷蔵庫10の転倒を低減することができる。
なお、仕切り11は、第1ケース40及び、この第1断熱空間41に収容される第1真空断熱材50により形成されていてもよい。
また、上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係る真空断熱筐体では、転倒を防止することができる冷蔵庫等として有用である。
10 :冷蔵庫
20 :本体
30 :扉
41 :第1断熱空間(本体の断熱空間)
42 :第1内箱部
43 :第1外箱部
50 :第1真空断熱材
51 :第1芯材
52 :第1被覆部材
61 :第2断熱空間(扉の断熱空間)
62 :第2内箱部
63 :第2外箱部
70 :第2真空断熱材
71 :第2芯材
72 :第2被覆部材
80 :発泡断熱材
20 :本体
30 :扉
41 :第1断熱空間(本体の断熱空間)
42 :第1内箱部
43 :第1外箱部
50 :第1真空断熱材
51 :第1芯材
52 :第1被覆部材
61 :第2断熱空間(扉の断熱空間)
62 :第2内箱部
63 :第2外箱部
70 :第2真空断熱材
71 :第2芯材
72 :第2被覆部材
80 :発泡断熱材
Claims (4)
- 第1内箱部と第1外箱部との間に断熱空間を形成し、且つ、正面に開口部を有する箱形状の本体と、
第2内箱部と第2外箱部との間に断熱空間を形成し、且つ、前記開口部を開閉可能な扉と、を備え、
前記本体が有する前記断熱空間に、ガラスを主成分とする第1芯材と、前記第1芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第1被覆部材とを有する第1真空断熱材が設けられ、
前記扉が有する前記断熱空間に、ウレタンを主成分とする第2芯材と、前記第2芯材を被覆し且つ内部空間が減圧された第2被覆部材とを有する第2真空断熱材が設けられている、冷蔵庫。 - 前記扉は、第1扉と、前記第1扉よりも上方に配置されている第2扉とを有しており、
前記第1扉の前記断熱空間に前記第1真空断熱材が設けられ、
前記第2扉の前記断熱空間に前記第2真空断熱材が設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記第1真空断熱材は、前記第1被覆部材がフィルムを含み、且つ、全体として板形状であって、
前記第2真空断熱材は、前記第2被覆部材が成形品を含み、且つ、前記扉が有する前記断熱空間の凹凸に沿った形状を有している、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。 - 前記本体が有する前記断熱空間に、前記第1真空断熱材に加えて発泡断熱材が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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