JP4814684B2 - 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫並びに車両 - Google Patents

真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫並びに車両 Download PDF

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Description

本発明は、真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫並びに車両に関する。
従来の真空断熱材としては、特開平7−63469号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この真空断熱材は、気泡径0.1〜1.0mm程度の連続気泡からなる硬質ウレタンフォームで構成された芯材を使用することにより軽量で断熱性能に優れた真空断熱材としている。
また、従来の真空断熱材としては、特開2004−11705号公報(特許文献2)に記載されたものがある。この真空断熱材は、芯材に用いる無機繊維集合体を板状に形成して結合剤で硬化させ、無機繊維径を0.1μm以上かつ10μm以下とし、その無機繊維同士が作り出す空隙径が40μm以下で、前記芯材の空隙率が90%以上となるようにしたことにより、断熱性能が高く、表面性および剛性に優れた真空断熱材としている。
また、従来の真空断熱材としては、特開2001−21094号公報(特許文献3)に記載されたものがある。この真空断熱材は、フレキシブルシートからなる密封包装袋内に、直径50μm〜500μm程度で繊維長さ1mm〜15mm程度の中空繊維を素材とする密度0.005〜1g/cmの充填材を有し、かつ直径1nm〜1mmの微小空隙を有するようにしたことにより、断熱性能が高く、圧縮にも強い真空断熱材としている。
また、従来の自動車としては、特開2003−335185号公報(特許文献4)に記載されたものがある。この自動車は、屋根部の外装鉄板と内装天井との間の空間に有機、無機材料からなる芯材を用いた真空断熱材を配置することにより、夏場の駐車時のおける室内の温度上昇を低減することができ、省エネ化を実現できる自動車としていた。
特開平7−63469号公報 特開2004−11705号公報 特開2001−21094号公報 特開2003−335185号公報
特許文献1では、硬質ウレタンフォームで構成された芯材を用いるため、曲げ加工が困難で、コーナー部や湾曲形状部等の三次元形状部分への設置ができなかった。無理に曲げ加工をした場合には曲げ部が塑性変形して曲げ部分の厚みが減少し、断熱性能が悪化してしまうと共に、曲げ直しが出来ない等の問題があった。
また、特許文献2では、芯材がバインダーにより硬化されているため、芯材の曲げ弾性率が大きく、曲げ加工には不向きであり、コーナー部や湾曲形状部等の三次元形状部への設置が困難であった。
また、特許文献3では、芯材を構成する中空繊維径が50μm〜500μmと太いため繊維同士の接触熱抵抗が小さく、断熱性能に課題があった。また、特許文献3には、真空断熱材の熱伝導率及び曲げ弾性率を配慮した繊維径と中空率と芯材密度との関係が述べられていない。
また、特許文献4では、屋根部の外装鉄板と内装天井との間の空間に真空断熱材を配置することにより、夏場の室内温度の上昇を抑えることが可能であるとしているが、自動車の燃費にかかわる軽量化や、屋根部やその他曲面等へ配置するための形状自由度に対しては具体的対処方法の提示が無い。
本発明の目的は、軽量で、高真空度に長期間耐える強度を有し、ハンドリング性及び断熱性能に優れた真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫並びに車両を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、中空部を有する繊維の重合体からなる芯材と、この芯材を収納し且つ内部を減圧状態にしたガスバリヤ性を有する外被材とを備えた真空断熱材において、前記芯材は、前記中空部を有する繊維の重合体を、ガスバリヤ性を有する合成樹脂フィルムで形成した内袋の中に脱気しながら圧縮して収納した構成とし、前記外被材は、前記芯材を当該外被材より前記内袋ごと離脱可能に収納すると共に、金属層等で気体の透過を防止可能なフィルムから構成し、前記中空部を有する繊維として中空率が5%から50%で且つ繊維径が50μm未満の有機繊維材料を用い、前記繊維の重合体からなる芯材の密度を120kg/mから180kg/mの範囲内としたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)当該真空断熱材の曲げ弾性率を20MPaから100MPaの範囲内としたこと。
(2)前記中空部を有する繊維としてポリトリメチレンテレフタレートの生分解性材料を用いたこと。
(3)前記中空部を有する繊維として中空率が9%から36%の範囲内で且つ繊維径が10μmから48μmの範囲内のポリエチレンテレフタートの有機繊維材料を用い、前記繊維の重合体からなる芯材の密度を150kg/m から170kg/m の範囲内とし、前記真空断熱材の曲げ弾性率を53MPaから82MPaの範囲内としたこと。
なお、曲げ弾性率については、真空断熱材の芯材のサイズを、80mm×250mm×10mmとし、支点間距離210mmとした場合の値を示してある。
また、本発明の第2の態様は、外箱と内箱との空間に真空断熱材を設置して発泡断熱材を充填した断熱箱体を備える冷蔵庫において、前記断熱箱体の真空断熱材として上述の本発明の第1の態様の真空断熱材を用いたことにある。
また、本発明の第3の態様は、外板と内板との空間に真空断熱材を設置して発泡断熱材を充填した断熱扉体を備える冷蔵庫において、前記断熱扉体の真空断熱材として上述の本発明の第1の態様の真空断熱材を用いたことにある。
また、本発明の第4の態様は、ボディを構成する外装材と内装材との間に真空断熱材を有する車両において、前記ボディの彎曲した天井部に上述の本発明の第1の態様の真空断熱材を彎曲して設置したことにある。
本発明によれば、軽量で、高真空度に長期間耐える強度を有し、ハンドリング性及び断熱性能に優れた真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫並びに車両を提供することができる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る真空断熱材を図1から図6を参照しながら説明する。
まず、本実施形態の真空断熱材30を図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る真空断熱材30の断面図であり、図2は図1における要部の拡大断面図である。
真空断熱材30は、ガスバリヤ性を有する外被材31の内部と、芯材40を圧縮して収納した内袋32の内部とを所定の真空度に減圧封止して、真空断熱としての断熱性能を具備するように構成されている。
芯材40は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等の有機繊維材料、或いは、飼料用とうもろこし等から製造されたポリトリメチレンテレフタレート(PTT)等の生分解性の原料等を使用して製作された、数μmから数十μmの外径を有し且つ中空部を有する繊維41の集合体からなっている。
この芯材40は、その内部圧力が例えば20Pa以下の高真空度に長期間保持されても、冷蔵庫等の外板等に感圧性接着剤等によって貼付した場合に押し付け荷重が加わっても、或いは、発泡ウレタン等を断熱材中に充填する場合に加わる圧縮荷重等に長期間晒されても、芯材40及び後述する中空部を有する繊維41が潰れないように、その密度を120kg/mから180kg/mとしてある。
換言すれば、真空断熱材30が高断熱性能を長期間保持できるように、繊維41が有する所定の中空部及び繊維41の集合体が有する所定の空隙率が、長期間の間、設定どおりに保持できるように、芯材40の密度を120kg/mから180kg/mとしてある。
なお、実験によると、上記密度が120kg/m未満の場合は、高真空度にした場合に芯材40の潰れによる変形が大きくなり、また、上記密度が180kg/m超では断熱性能が不十分となった。
また、中空部を有する繊維41の外力に対する弾力性を利用して、真空断熱材30自身が使い易い腰の強さを保持できるように、真空断熱材30の曲げ弾性率が20MPaから100MPaとなるように設定してある。
また、内袋32は、芯材40を脱気しながら圧縮して収納してあり、ガスバリヤ性を有し、且つ、熱溶着可能な合成樹脂フィルム、例えば、高密度ポリエチレン樹脂等で形成されているので、内袋32内には、外部よりの水分やガス成分が浸入しない。換言すれば、中空部を有する繊維41の集合体からなる芯材40は、大気中に含まれる水分やガス成分を吸着し易いものであるので、製造工程上で必要とされる芯材40の組み込み作業時間や、仕掛品の芯材40の保管期間中にも、芯材40が外部の水分やガス成分を吸着しないように、ガスバリヤ性を有する内袋で封止する構成にしてある。
また、内袋32は、製造工程上のハンドリング時に、万一発生した真空度不良等の部品不良の場合、芯材40を内包した内袋32ごと外被材31より離脱可能な構造に構成してある。
次に、中空部を有する繊維41の構成を図3を参照しながら説明する。図3は中空部を有する繊維41の構成を説明する図である。なお、中空部を有する繊維41の断面形状は、種々な形状(角形状や円形状)をしているが、図3では説明の簡明上、真円として説明する。
中空部を有する繊維41は、上述したように、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等の有機繊維材料、或いは、飼料用とうもろこし等から製造されたポリトリメチレンテレフタレート(PTT)等の生分解性の原料を使用できるが、その形状や寸法大きさを任意に設定できるようにするため及び廃棄時のリサイクル性を向上させるためには、PET等の有機繊維材料を使用することが望ましい。また、廃棄時に地球環境をできるだけ汚さないようにするためには、廃棄後比較的短時間で水と二酸化炭素とに分解可能なPTT等の生分解性の原料を使用することが望ましい。
繊維41に設けた中空部45は、繊維41が20Pa以下の高真空度中に長期間保持されても、冷蔵庫等の外板等に感圧性接着剤等によって貼付した場合に押し付け荷重が加わっても、或いは、発泡ウレタン等を断熱材中に充填する場合に加わる圧縮荷重等に長期間晒されても、中空部45を有する繊維41が潰れないように、その中空率(k6)を5%から50%に設定してある。これにより、軽量で且つ高真空度に長期間耐える強度を有することができる。
中空率(k6)とは、図3に示す中空繊維41の外径42をD,内径43をdとした場合、次の(1)式で表される。
中空率(k6)={(π/4)×(d×d)}/{(π/4)×(D×D)}×100・・・・(1)
そして、実験によると、中空率(k6)が50%を超える中空繊維41を高真空度中に放置した場合に、比較的短時間の間に中空繊維41に潰れが生じる確率が増加した。
また、繊維41に設けた中空部45の内部に付着している水分やガス成分を、その製造過程の乾燥工程や真空引き工程等において容易に除去出来やすいように、中空率(k6)を5%以上に設定してある。なお、実験によると、中空率(k6)が5%未満であると、該繊維の乾燥工程時間や真空引き工程時間が長くなり製造コスト上不利となった。
次に、多角形状の中空繊維41を通しての熱移動について図4を参照しながら説明する。図4は多角形状の中空繊維41を用いた真空断熱材30における固体熱伝導部の熱移動を説明する図である。
図4に示す中空繊維41a、41b、41cは、多角形状の中空部45a、45b、45cを有する多角形状の繊維41の例で表したものである。熱流の伝達経路を図4中の点線矢印で模擬的に示してある。
外部からの熱流Tx1は、外被材31、内袋32を伝導して繊維41aに達すると、繊維41a内を伝導してから、繊維41bへ伝導し、次の繊維41cへと順次伝導するものである。ここで、繊維41a内には中空部45aがあるので、その熱流は中空部45aの周囲に形成された薄肉部分を通って、熱流Tx2と熱流Tx3とに分流して伝導する。そして、該繊維41aから次の繊維41bに伝導する時には、その熱流はTx4とTx5のように合流してTx6となり、繊維同士の接触抵抗Rb1の抵抗を受けながら伝導して、次の繊維41bに伝導する。そして、繊維41b内には中空部45bがあるので、その熱流は中空部45bの周囲に形成された薄肉部分を通って、熱流Tx7と熱流Tx8とに分流して伝導する。そして、繊維41bから次の繊維41cに伝導する時には、その熱流はTx9とTx10のように合流してTx11となり、繊維同士の接触抵抗Rb2の抵抗を受けながら伝導して、次の繊維41cに伝導する。そして該繊維41c内には中空部45cがあるので、その熱流は再び分流と合流を繰り返しながら順次伝導する。
以上のように、中空部45を有する繊維41内を伝導する熱流は、中空部45の周囲に形成された肉厚の薄い部分を通って、分流と合流を繰り返しながら、且つ、繊維同士の接触抵抗を受けながら伝導する。しかも、上述した分流と合流は、繊維41a、41b、41c・・・・の数だけ繰り返されるので、その熱流抵抗は、中空部の無い繊維内を伝導する場合に比較して格段に増加する。従って、中空部を有する繊維からなる芯材は、中空部の無い繊維からなる芯材に比較して、その断熱性能がより一層向上する。
なお、内部が高真空度となる真空断熱材30の芯材40においては、芯材40を構成する繊維41内の中空部45や複数の繊維41間に存在する間隙部を通過する熱流は、中空部45内や間隙部内で熱流を対流等により伝導する空気分子の数が非常に少ないことにより、繊維材料内を伝導する固体熱伝導量よりはるかに小さい。従って、繊維41の中空部45内や間隙部内での気体熱伝導量よりはるかに大きい繊維部分の固体熱伝導量を、上述したように小さくすることにより、芯材40全体としての断熱性能の向上が図れる。
本実施形態では、芯材40が中空部45を有する繊維41(41a、41b、41cを含む)の集合体からなり、芯材40の密度を120kg/mから180kg/mとしたので、芯材40が高真空度に長期間耐える強度を有し、長期間にわたって断熱性能の良好な真空断熱材30を提供できる。
また、芯材40が中空部45を有する繊維41からなるので、断熱性能が良好で、且つ、軽量化の図れる真空断熱材30を提供できる。また、芯材40を構成する繊維41に中空部45があるので、固体熱伝導部の熱が移動する面積が小さくなり、熱抵抗が増加して断熱性能の良い真空断熱材30を提供できる。そして、芯材40が中空部45を有する繊維41の中空率が5%から50%であるので、中空部45を有する繊維41が高真空度に長期間耐える強度を有し、長期間にわたって断熱性能の良い真空断熱材30を提供できる。なお、繊維41の中空率を5%以上としているので、中空部45の内部に付着している水分やガス成分をその製造過程において、容易に除去することができ、中空部41の内部を容易に高真空度にできる真空断熱材30を提供できる。
次に、芯材材質、繊維断面形状、中空率、芯材密度を変化させた各種実験例の真空断熱材における熱伝導率及び曲げ弾性率について、表1を参照しながら説明する。
Figure 0004814684
(比較例1)
表1の比較例1の真空断熱材30は、次のようにして製作されて構成されている。芯材40として、バインダーを含まないグラスウールからなる平均繊維径約4μm、中実で中空部が無い繊維41の重合体を用いる。この繊維41の重合体を所定の形状に切断した後、高密度ポリエチレンフィルムからなる内袋32内に挿入し、圧縮して内部を脱気して密封する。この状態のものを、表面保護層がポリアミドフィルム、第一のガスバリヤ層をアルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム、第二のガスバリヤ層をアルミ箔、熱溶着層を高密度ポリエチレンフィルムとした4層ラミネートフィルムからなる外被材31に入れ、内袋32の一端を開放して密封を解除した後、外被材31内部を真空度2.2Paとなるように真空引きして密封する。この真空断熱材30では、芯材密度を従来の冷蔵庫に一般的に用いられている約250kg/mとなるようにしている。
この比較例1の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0015〜0.0025W/m・Kと低いものの、曲げ弾性率が約150MPaと非常に大きい結果であった。
(比較例2)
表1の比較例2の真空断熱材30は、芯材材質をポリエチレンテレフタレートとし、平均繊維径を約25μmとし、芯材密度を約210kg/mとした点で、比較例1と相違し、その他の点は比較例1と同じである。
この比較例2の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0043〜0.0056W/m・Kと高く、曲げ弾性率が約130MPaと大きい結果であった。
(比較例3)
表1の比較例3の真空断熱材30は、繊維断面形状を中空部を有するポリエチレンテレフタレートとし、中空率を約56%とし、芯材密度を約205kg/mとした点で、比較例2と相違し、その他の点は比較例2と同じである。
この比較例3の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0094〜0.0125W/m・Kと非常に高く、曲げ弾性率が約120MPaと大きい結果であった。
(実施例1)
表1の実施例1の真空断熱材30は、平均繊維径を約25μmとし、中空率を約16%とし、芯材密度を約150kg/mとした点で、比較例3と相違し、その他の点は比較例3と同じである。
この実施例1の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0027〜0.0031W/m・Kと低く、曲げ弾性率が約75MPaと小さく、良好な結果が得られた。
なお、内袋32は高密度ポリエチレンに限定されるものではなく、熱溶着可能なフィルムであればよい。また、外被材31についても前述の4層構成に限定されるものではない。
(実施例2)
表1の実施例2の真空断熱材30は、平均繊維径を約18μmとし、中空率を約31%とし、芯材密度を約162kg/mとした点で、実施例1と相違し、その他の点は実施例1と同じである。
この実施例2の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0025〜0.0029W/m・Kと低く、曲げ弾性率が約68MPaと小さく、良好な結果が得られた。
(実施例3)
表1の実施例3の真空断熱材30は、平均繊維径を約10μmとし、中空率を約36%とし、芯材密度を約170kg/mとした点で、実施例1、2と相違し、その他の点は実施例1、2と同じである。
この実施例3の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0022〜0.0026W/m・Kと低く、曲げ弾性率が約53MPaと小さく、良好な結果が得られた。
(実施例4)
表1の実施例4の真空断熱材30は、平均繊維径を約48μmとし、中空率を約9%とし、芯材密度を約168kg/mとした点で、実施例1〜3と相違し、その他の点は実施例1〜3と同じである。
この実施例4の真空断熱材30は、熱伝導率が0.0022〜0.0026W/m・Kと低く、曲げ弾性率が約82MPaと小さく、良好な結果が得られた。
次に、楕円形状とした中空繊維46の例について図5を参照しながら説明する。図5は楕円形状の中空繊維46を用いた真空断熱材30における固体熱伝導部の熱移動を説明する図である。
芯材40を構成する中空繊維46a、46b、46cの断面形状をほぼ楕円形とすることにより、熱流の伝達する経路を長くして熱抵抗を増加すると共に、繊維と繊維の接触する面積を小さくして繊維同士の接触抵抗を大きくし、断熱性能の良い真空断熱材を提供することも可能である。この場合、大気圧により繊維が潰れない強度を持っていることが前提となる。図5に於いて、中空繊維46a、46b、46cは、中空部47a、47b、47cを有するほぼ楕円形状断面の繊維であり、熱流の伝達経路を図5中の点線矢印で模擬的に示してある。
外部からの熱流Ty1は、外被材31、内袋32を伝導して繊維46aに達すると、該繊維46a内には中空部47aがあるので、その熱流は中空部47aの周囲に形成された肉厚の薄い部分を通って、熱流Ty2と熱流Ty3とに分流して伝導する。そして、繊維46aから次の繊維46bに伝導する時には、その熱流はTy4のように合流して、繊維同士の接触抵抗Rc1の抵抗を受けながら伝導して、次の繊維46bに伝導する。そして繊維46b内には中空部47bがあるので、その熱流は中空部47bの周囲に形成された肉厚の薄い部分を通って、熱流Ty5と熱流Ty6とに分流して伝導する。そして、繊維46bから次の繊維46cに伝導する時には、その熱流はTy7のように合流して、繊維同士の接触抵抗Rc2の抵抗を受けながら伝導して、次の繊維46cに伝導する。そして、繊維46c内には中空部47cがあるので、その熱流は再び分流と合流を繰り返しながら順次伝導する。
以上のように、中空部47を有する繊維46内を伝導する熱流は、中空部の周囲に形成された肉厚の薄い部分を通って、分流と合流を繰り返しながら、且つ、繊維同士の接触抵抗を受けながら伝導する。この時、繊維46a、46b、46c(以下46a、46b、46cを代表して表示するときは46と表記する)の断面形状がほぼ楕円形、つまり、図中に示す繊維46の幅寸法w1を高さ寸法h1より大きく設定してある(w1>h1)ので、熱流Ty2、Ty3、Ty5、Ty6が伝導する伝導経路Ly2、Ly3、Ly5、Ly6が、円形状断面より長くなる。従って、その分熱流抵抗が増加するので、断熱性能が向上する。更に、楕円形同士の繊維が接触するので、その接触面積は、例えば、図4にて前述した多角形状同士の接触面積より小さくなる。これによって、その接触抵抗Rc1、Rc2は、図4にて説明したRb1、Rb2より大きくなる。従って、前記熱流に対する抵抗が増加するので、断熱性能が向上する。
次に、さらに異なる形状とした中空繊維61を例について図6を参照しながら説明する。図6は複数の中空部を有する中空繊維41の端面図である。
図6の中空繊維41は、芯材40を構成する中空繊維61の中空部65aを複数として、中空繊維61自身の耐圧力性が向上するように構成したものである。
図6(a)は中空繊維61自身の外形を略円形状とすると共に、その内部に複数の中空部65aを設け、該中空部65aを略円形状にして、その耐圧力性を向上したものである。換言すれば、圧縮強度に対しての支え軸となる骨材部66aを全て連結し、且つ、該骨材66a側壁に丸みをつけて、骨材66aの局部に集中応力が発生しないように構成したものである。
また、図6(b)は中空繊維61自身の外形を多角形とすると共に、複数の中空部65bを分割すると共に、圧縮強度に対しての支え軸となるリブ66を車輪状に設けて、その耐圧力性を向上したものである。
図6に示す中空繊維61を用いた真空断熱材30では、中空部65a、65bを有する繊維61が高真空度条件下でも潰れ難いという利点を有する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫を図7を参照しながら説明する。図7は本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。
冷蔵庫の箱体80は、その外箱80aと内箱80bとからなる断熱壁80c内にウレタン等の発泡断熱材81と真空断熱材82、83とを設けて構成されている。箱体80内は、上から順に、冷蔵室84、野菜室85、製氷室86、冷凍室87にそれぞれ区画形成されている。各室84〜87の前面開口を開閉可能に閉塞するように、冷蔵室扉84a、野菜室扉85a、製氷室扉86a、冷凍室扉87aがそれぞれ設けられている。
そして、冷蔵庫の重心位置(図7の星印参照)の高さより上方に位置する断熱壁内には、発泡断熱材81と、第1実施形態に記載の真空断熱材82とを設けて、該部の熱漏洩量を低減すると共に、冷蔵庫の重心位置の高さより上に位置する断熱壁の軽量化を図る構成としてある。例えば、冷蔵庫の重心位置の高さを図に示すH8寸法とすると、H8寸法より上方の箱体80内若しくは冷蔵室扉84a内には、第1実施形態に記載の真空断熱材82を設けて、該部の軽量化と断熱性能の向上を図ってある。
なお、上記冷蔵庫の重心位置の高さより下方に位置する断熱壁内に設ける真空断熱材83は、従来方式の真空断熱材を使用しても良いが、冷蔵庫全体の軽量化のために、第1実施形態に記載の真空断熱材を使用してもよい。
以上の構成としたことにより、本発明の第2実施形態の冷蔵庫は、冷蔵庫自体の軽量化ができると共に、上部が軽い冷蔵庫を提供できるので、万一、地震や運搬時に横揺れが発生しても転倒し難い冷蔵庫を提供できる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫を図8を参照しながら説明する。図8は本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。
冷蔵庫の箱体90は、その外箱90aと内箱90bとからなる断熱壁90c内にウレタン等の発泡断熱材91と後述する真空断熱材93とを設けて構成されている。箱体90内は、上から順に、冷蔵室94、野菜室95、製氷室96、冷凍室97にそれぞれ区画形成されている。各室94〜97の前面開口を開閉可能に閉塞するように、冷蔵室扉94a、野菜室扉95a、製氷室扉96a、冷凍室扉97aがそれぞれ設けられている。
そして、各扉94a〜97aの断熱壁内には、ウレタン等の発泡断熱材91と、第1実施形態に記載の真空断熱材92とを設けて、該部の熱漏洩量を低減すると共に、該扉の軽量化を図る構成としてある。なお、上記冷蔵庫の箱体90内の断熱壁内に設ける真空断熱材93は、従来方式の真空断熱材を使用しても良いが、冷蔵庫全体の軽量化のためには、本発明の真空断熱材を使用しても良い。
以上の構成としたことにより、本発明の第3実施形態の冷蔵庫は、冷蔵庫自体の軽量化ができると共に、扉重量の比較的軽い冷蔵庫を提供できるので、扉開放時に、万一、該扉に子供がぶらさがる等の過重が加わった場合にも転倒し難い冷蔵庫を提供できる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る車両を図9及び図10を参照しながら説明する。図9は本発明の第4実施形態に係る車両の側面図、図10は図9のA部の断面拡大図である。図示例では、自動車の例である。
自動車100の天井部分において、外装鉄板101と内装部品102とからなる屋根部103内の補強部材104を除いた空間部105に、吸音材106と真空断熱材107とを設けてある。ここで用いた真空断熱材105は、融点260℃のポリエチレンテレフタレート樹脂からなる中空繊維重合体を用い、外被材は融点が150℃以上からなるフィルムを用いることにより、夏場の直射日光照射による温度上昇に耐えるものとした。そして、この真空断熱材105の芯材密度を150kg/mになるよう設定し、自動車100の天井空間部105に配置した真空断熱材105の面積を約2mとした。
この第4実施形態の自動車によれば、従来の一般的なグラスウールを芯材とした芯材密度250kg/mの真空断熱材と比較し、約2kgの軽量化に成功し、燃費を向上することができた。
上述した実施形態の真空断熱材における構成と効果を纏めると、次の通りである。
(1)少なくとも外被材と芯材とからなる真空断熱材に於いて、芯材が中空部を有する繊維の集合体からなり、前記芯材の密度を120kg/mから180kg/mとしたので、芯材が高真空度に長期間耐える強度を有すると共に比較的軽量な真空断熱材を提供できる。
(2)芯材が中空部を有する繊維からなるので、繊維の中空部で固体熱伝導部の熱が移動する面積が小さくなり、熱抵抗が増加するので、断熱性能の良い真空断熱材を提供できる。
(3)芯材が中空部を有する繊維であり、その繊維は、1個以上の中空部を有し、中空率が5%から50%であるので、軽量で且つ高真空度に長期間耐える強度を有する。すなわち、繊維の中空率が5%以上あるので、該中空部内部に付着している水分やガス成分をその製造過程において、容易に除去しやすく、中空部内部を容易に高真空度にできる真空断熱材を提供できる。中空率が5%未満の場合、中空部内に付着している水分やガス成分が除去しにくい。また、中空率50%を超えると大気圧により繊維の中空部分が潰れて、芯材密度と固体熱伝導部の熱移動面積が共に大きくなり、断熱性能が著しく悪化してしまう。軽量化の実現と断熱性能の向上の観点から、中空率は10〜40%がより好ましい。
(4)中空部を有する繊維からなる芯材を設けた真空断熱材の曲げ弾性率を、20MPaから100MPaとすることにより、真空断熱材としての使い易い腰の強さと曲げ易さを有し、ハンドリング性の良い真空断熱材を提供できる。
(5)芯材を構成する中空繊維が、有機繊維材料からなるので、形状や大きさを任意に製造し易い真空断熱材を提供できる。また、有機繊維材料なので、廃棄時のリサイクル性が向上する真空断熱材を提供できる。
(6)芯材を構成する中空繊維が、生分解性の原料からなるので、該製品の廃棄後比較的短時間で水と二酸化炭素に分解可能なので、廃棄時に地球環境にやさしい真空断熱材を提供できる。
(7)真空断熱材を、中空部を有する繊維からなる芯材を脱気圧縮して収納する内袋と、前記内袋を離脱可能に被覆する外被材とから構成し、前記内袋を、熱溶着可能で、且つ、大気中の水分やガス成分が透過しない合成樹脂フィルムで形成したので、前記芯材に、外部よりの水分やガス成分が付着し難い真空断熱材を提供できる。また、芯材を内包した内袋ごと保管でき、製造工程中の仕掛品の保管ができるので、作業工程上の自由度が上がり、全体としての効率アップができる真空断熱材を提供できる。また、前記芯材に、外部よりの水分やガス成分が微量しか付着しないため、該芯材内を高真空度にするときの真空排気時間を短く出来るので、製造コスト上有利な真空断熱材を提供できる。
(8)前記内袋が芯材と共に、外被材より離脱可能にしたので、製造工程上のハンドリング時に、万一発生した真空度不良等の部品不良の場合、芯材を内包した内袋ごと取り出して、再利用できるので、原材料のリサイクル率が向上する真空断熱材を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る真空断熱材30の断面図である。 図1における要部の拡大断面図である。 図1の真空断熱材における中空部を有する繊維の構成を説明する図である。 第1実施形態における真空断熱材の固体熱伝導部の熱移動を説明する図である。 第1実施形態における真空断熱材の繊維が楕円形状の場合の固体熱伝導部の熱移動を説明する図である。 第1実施形態における真空断熱材の繊維の変形例を示す端面図である。 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両の側面図である。 図9のA部の断面拡大図である。
符号の説明
30…真空断熱材、31…外被材、32…内袋、40…芯材、41、41a、41b、41c…中空部を有する繊維、42…外径、43…内径、45、45a、45b、45c…中空部、46、46a、46b、46c…中空部を有する繊維、47a、47b、47c…中空部、80…冷蔵庫の箱体、80a…外箱、80b…内箱、80c…断熱壁、81…発泡断熱材、82…真空断熱材、84a…冷蔵室扉、85a…野菜室扉、87a…冷凍室扉、90…冷蔵庫の箱体、90a…外箱、90b…内箱、90c…断熱壁、91…発泡断熱材、92…真空断熱材、94a…冷蔵室扉、95a…野菜室扉、97a…冷凍室扉。

Claims (7)

  1. 中空部を有する繊維の重合体からなる芯材と、この芯材を収納し且つ内部を減圧状態にしたガスバリヤ性を有する外被材とを備えた真空断熱材において、
    前記芯材は、前記中空部を有する繊維の重合体を、ガスバリヤ性を有する合成樹脂フィルムで形成した内袋の中に脱気しながら圧縮して収納した構成とし、
    前記外被材は、前記芯材を当該外被材より前記内袋ごと離脱可能に収納すると共に、金属層等で気体の透過を防止可能なフィルムから構成し、
    前記中空部を有する繊維として中空率が5%から50%で且つ繊維径が50μm未満の有機繊維材料を用い、
    前記繊維の重合体からなる芯材の密度を120kg/mから180kg/mの範囲内とした
    ことを特徴とする真空断熱材。
  2. 請求項1において、当該真空断熱材の曲げ弾性率を20MPaから100MPaの範囲内としたことを特徴とする真空断熱材。
  3. 請求項1において、前記中空部を有する繊維としてポリトリメチレンテレフタレートの生分解性材料を用いたことを特徴とする真空断熱材。
  4. 請求項1において、前記中空部を有する繊維として中空率が9%から36%の範囲内で且つ繊維径が10μmから48μmの範囲内のポリエチレンテレフタートの有機繊維材料を用い、前記繊維の重合体からなる芯材の密度を150kg/m から170kg/m の範囲内とし、前記真空断熱材の曲げ弾性率を53MPaから82MPaの範囲内としたことを特徴とする真空断熱材。
  5. 外箱と内箱との空間に真空断熱材を設置して発泡断熱材を充填した断熱箱体を備える冷蔵庫において、前記断熱箱体の真空断熱材として請求項1からの何れかに記載の真空断熱材を用いたことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 外板と内板との空間に真空断熱材を設置して発泡断熱材を充填した断熱扉体を備える冷蔵庫において、前記断熱扉体の真空断熱材として請求項1からの何れかに記載の真空断熱材を用いたことを特徴とする冷蔵庫。
  7. ボディを構成する外装材と内装材との間に真空断熱材を有する車両において、前記ボディの彎曲した天井部に請求項1からの何れかに記載の真空断熱材を彎曲して設置したことを特徴とする車両。
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