JP2019027342A - エンジンのオイルセパレータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローバイガスの処理能力を高めることができ、エンジンの大型化を抑制することができるエンジンのオイルセパレータ構造を提供する。【解決手段】エンジンのオイルセパレータ構造は、椀状のヘッドカバー3と仕切板4とを備える。仕切板4には、Z方向下側に、分離・液化されたオイルを貯留するオイル溜容器41が設けられている。オイル溜容器41の壁面部は、ヘッドカバー3内に突出する凸形状に形成されている。オイル溜容器41におけるY方向右側の外側壁面部には、Z方向下側の底側部分に、ドレインバルブ43が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのオイルセパレータ構造に関する。
自動車等の車両に搭載されるエンジンにおいては、燃焼室内での燃焼に伴い、クランクケース内にブローバイガスが漏れ出る。このようなブローバイガスは、含まれているオイルミストを除去して後、吸気系に戻して燃焼室に還流させる構成が従来から採用されている(特許文献1,2)。
特許文献1では、ヘッドカバー内のブローバイガス通路において、複数の壁部を設けたオイルセパレータ構造が開示されている。この構造では、ブローバイガスを壁部に衝突させることにより、オイルミストを液化してオイルの分離・回収がなされる。
また、特許文献2では、エンジンの外方にサイクロン式のオイルセパレータ構造が開示されている。この構造では、サイクロン室にブローバイガスを導入し、当該サイクロン室内でブローバイガスを旋回流としてオイルミストを液化してオイルの分離・回収がなされる。
なお、特許文献2のオイルセパレータ構造では、オイルスプレッダ室に貯留するオイルをドレインバルブ(チェック弁)を介してサイクロン室に回収できる。
特開2009−121281号公報 特開平11−264312号公報
ところで、近年においては、エンジンの更なる出力向上が要望されており、エンジンの燃焼圧が増加する傾向にある。このように燃焼圧の増加する場合には、発生するブローバイガスも増加することになる。このため、エンジンの出力向上を行う場合には、従来よりもブローバイガスの処理能力を高めることも必要となり、ガス中に含まれるオイルの分離・回収能力の向上を図ることが求められる。
なお、車両に占めるエンジンの容積の割合は、空力面及びデザイン面などから制約が課されており、ブローバイガスの処理能力向上を図りながらも、エンジンの大型化は避けることが求められる。
本発明は、上記のような問題の解決を図るべくなされたものであって、ブローバイガスの処理能力を高めることができ、エンジンの大型化を抑制することができるエンジンのオイルセパレータ構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、エンジンのシリンダヘッド内に設けられ、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを液化してオイルを分離・回収するための構造であって、椀状のヘッドカバーと、仕切板と、を備える。
前記仕切板は、前記ヘッドカバーにおける開口部の一部を塞ぐように設けられ、前記ヘッドカバーとの間に前記ブローバイガスの通路を構成する板体である。
本態様では、前記仕切板は一部が開口され、前記仕切板が開口されてなる部分には、前記ヘッドカバーとは反対側に、分離・液化された前記オイルを貯留するオイル溜容器が設けられてなる。
また、本態様では、前記オイル溜容器の壁面部は、前記ヘッドカバー内に突出する凸形状に形成されている。
さらに、本態様では、前記オイル溜容器には、当該オイル溜容器の深さ方向に沿う側壁面部の底側部分に、ドレインバルブが設けられている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、オイル溜容器の壁面部がヘッドカバー内に突出する凸形状に形成され、ドレインバルブがオイル溜容器における底壁面ではなく、側壁面部の底側部分に設けられている。これにより、オイル溜容器の容器深さを深くすることができ、貯留できるオイルの量を多くすることができるとともに、ドレインバルブが開状態となった際に、分離・回収したオイルをスムースに排出させることができる。
従って、上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、ブローバイガスの処理能力を高めることができ、エンジンの大型化を抑制することができる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記シリンダヘッドに配置されたカムシャフトの軸芯方向からの正面視で、前記オイル溜容器の壁面部における前記カムシャフトの回転軌跡に沿う部分は、円弧形状に形成されている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、上記オイル溜容器の壁面部の一部(カムシャフトの回転軌跡に沿う部分)を円弧形状としているので、エンジンの大型化を回避しながら、オイル溜容器の容量を大きくとることができる。よって、ヘッドカバー内でカムシャフトの回転により飛散したオイルの影響を受けることなく、ドレインバルブが開状態となるまでの期間、分離・回収したオイルをオイル溜容器に貯留しておくことができ、ブローバイガスへのオイルの再巻き込みなどを抑制することができ、分離・回収したオイルの排出の際に、スムースにオイルが排出され、容器内にオイルが残留し難い。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記仕切板が開口されてなる部分は、蓋部材により塞がれており、前記蓋部材には、前記ブローバイガスの通路と前記オイル溜容器の内部空間とを連通する孔部が開設されている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、上記仕切板が開口されてなる部分を蓋部材によって塞いでいるので、一旦、容器内に回収されたオイルがブローバイガスの通路に飛散するのを抑制することができる。即ち、エンジンの振動などにより、容器内におけるオイルの液面は波打つ場合があるが、このような場合にも蓋部材によりオイルの逆流が抑制される。よって、上記態様では、さらに優れたオイル分離回収が可能となる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記オイル溜容器は、前記カムシャフトの延伸方向に向けて延設されており、前記オイル溜容器の壁面部の一部は、前記カムシャフトの径方向に凹入する部分と突出する部分とが、前記カムシャフトの延伸方向に連続する凹凸形状に構成されている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、上記オイル溜容器の壁面部の一部を、凹凸形状としているので、オイルの貯留容量を確保しながら、ドレインバルブに対するオイルの液面変動も抑制することができる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記カムシャフトは、小径のシャフト部と大径のカム部とが、前記カムシャフトの延伸方向に設けられてなり、前記オイル溜容器の壁面部の一部における前記凹凸形状は、前記カムシャフトの前記シャフト部及び前記カム部のそれぞれに沿うよう設けられている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、オイル溜容器の壁面部における凹凸形状が、カムシャフトのシャフト部及びカム部の夫々に沿うように設けられているので、カムシャフトを回避しながら、容量の大きなオイル溜容器を設けることが可能となる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記ブローバイガスの通路は、前記ヘッドカバー及び前記仕切板の少なくとも一方に設けられた壁部により、当該ブローバイガスの流れ方向の上流側と下流側とで2室に仕切られており、前記2室を仕切る前記壁部には、少なくとも上流側の部屋の流路断面積に比べて流路が絞られてなる連通孔が設けられており、下流側の部屋には、前記連通孔の出口に対して間隙をあけて対向する捕集部材が設けられている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、ブローバイガスの通路を壁部によって2室に仕切り、壁部に連通孔を設けている。このため、ブローバイガスは、連通孔を通過する際に、流速が上昇し、捕集部材に衝突した際のオイル分離が促進される。そして、捕集部材に捕集されたオイルは、ブローバイガスに再巻き込みされ難く、さらに優れたオイル分離回収が可能となる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記2室の間の前記ブローバイガスの通路は、前記壁部に設けられた前記連通孔を除き、塞がれている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、2室間におけるブローバイガスの通路が、連通孔を除き塞がれているので、当該壁部でのブローバイガスの漏れを無くすることができる。よって、ブローバイガスを確実に連通孔を通すことができ、ミスト径の小さなオイルミストも確実に捕集できる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記仕切板が開口されてなる部分は、前記下流側の部屋に配置されている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、上記仕切版が開口されてなる部分、即ち、オイル溜容器を設けてなる部分を、下流側の部屋に配置している。これは、エンジンの駆動中において、上記下流側の部屋がクランクケースに対して負圧となる場合があるためである。即ち、オイル溜容器にドレインバルブを設けているので、下流側の部屋がクランクケースに対して負圧になった期間においても、オイルミストを含むブローバイガスがオイル溜容器を介してエンジンの吸気系に流入するのを抑制することができる。
本発明の別態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造は、上記構成において、前記捕集部材は、不織布を含み構成されている。
上記態様に係るエンジンのオイルセパレータ構造では、不織布を含み構成された捕集部材を採用しているので、製造コストの上昇を抑えながら、確実にオイルミストの捕集を行うことができる。即ち、特殊な材料ではなく、不織布という一般的な材料を用い捕集部材を構成しているので、製造コストの上昇を抑えることができる。
上記の各態様では、ブローバイガスの処理能力を高めることができ、エンジンの大型化を抑制することができる。
実施形態に係るエンジン1におけるシリンダヘッド2内の構造を示す模式断面図である。 図1のII−II断面を示す図であって、シリンダヘッド2内の構造を示す模式断面図である。 シリンダヘッド2内におけるオイルセパレータ構造を示す模式断面図である。 図1のIV−IV断面を示す図であって、シリンダヘッド2内におけるオイルセパレータ構造を示す模式断面図である。 オイルセパレータ構造における仕切板4の構成を示す模式斜視図である。 オイルセパレータ構造における仕切板4の構成と、フリース部材47の構成を示す模式斜視図である。 シリンダヘッド2内におけるオイルセパレータ構造の一部構成を示す模式断面図である。 シリンダヘッド2内におけるオイルセパレータ構造の一部構成を示す模式断面図である。 シリンダヘッド2内におけるカムシャフト6とオイル溜容器41との配置関係を示す模式断面図である。 シリンダヘッド2内におけるカムシャフト6とオイル溜容器41との配置関係を示す模式断面図である。 (a)は、実施形態に係るオイル溜容器41の構成を示す模式図であり、(b)は、比較例に係るオイル溜容器941の構成を示す模式図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施形態]
1.エンジン1におけるシリンダヘッド2の構成
実施形態に係るエンジン1におけるシリンダヘッド2の構成について、図1及び図2を用い説明する。
図1に示すように、エンジン1におけるシリンダヘッド2には、X方向に延伸するカムシャフト6が設けられている。また、図2に示すように、シリンダヘッド2には、カムシャフト6に並ぶ状態でカムシャフト7も設けられている。
図1に示すように、カムシャフト6は、中空のシャフト部6aと、同じく中空のカム部6bと、がX方向に並び設けられている。カム部6bは、シャフト部6aよりも大径となっている。
図1及び図2に示すように、カムシャフト6,7のZ方向上方を覆うように、椀状のヘッドカバー3が設けられている。ヘッドカバー3は、シリンダヘッド2のZ方向上部を構成している。ヘッドカバー3のZ方向下部には、仕切板4が接合されている。
仕切板4は、ヘッドカバー3のZ方向下方の開口部の一部を塞ぐように設けられており、ヘッドカバー3との間にブローバイガスの通路を構成している。そして、当該ブローバイガスの通路には、オイルセパレータ部(オイルセパレータ構造)5が設けられている。
ヘッドカバー3におけるX方向右側部分からは、ブローバイガスの排出路8が延出されている。詳しい図示を省略しているが、排出路3には、PCVバルブ9が内装されている。
図2に示すように、仕切板4には、ヘッドカバー3とは反対側、即ち、Z方向下側にヘッドカバー3内に突出する凸形状に形成されたオイル溜容器41が設けられている。オイル溜容器41は、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが分離・液化されてなるオイルを貯留する容器である。オイル溜容器41は、側壁面部の一部がカムシャフト5に対して径方向外側に間隙をあけて配されている。
2.オイル溜容器41の構成
オイル溜容器41の構成について、図3及び図4を用い説明する。
図3に示すように、オイル溜容器41は、仕切板4の下部に設けられ、底側部分がカムシャフト6(図3及び図4では、図示を省略。)に対してY方向右側部分に配置されている。図3及び図4に示すように、オイル溜容器41のZ方向上方の開口は、蓋部材44によって塞がれている。
図3に示すように、蓋部材44には、オイル溜容器41の内部空間と、仕切板4のZ方向上方のブローバイガスの通路とを連通する回収孔42が開設されている。本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ構造では、蓋部材44に2つの回収孔42が設けられている。
図3に示すように、オイル溜容器41におけるY方向左側の内側壁面部41aは、カムシャフト6の回転軌跡に間隙をあけて沿うように、具体的には円弧形状に形成されている。図4に示すように、オイル溜容器41の内側壁面部41aは、カムシャフト6の径方向に凹入する部分と突出する部分とが、カムシャフト6の延伸方向(X方向)に連続するようになっており、全体として凹凸形状となっている。
図3に示すように、オイル溜容器41におけるY方向右側の外側壁面部41bには、Z方向下側(容器底側)の部分にドレインバルブ43が設けられている。ドレインバルブ43は、チェック弁(逆止弁)である。
なお、ドレインバルブ43は、オイル溜容器41の外側壁面部41bにおける最もZ方向下側に設けられている。
3.仕切板4の構成
仕切板4の構成の内、上述したオイル溜容器41以外の構成について、図5及び図6を用い説明する。図5及び図6は、仕切板4の構成を示す模式斜視図であり、図5と図6とは、互いにX方向の反対側から見た図となっている。
図5及び図6に示すように、仕切板4は、板体である本体部40と、上述のオイル溜容器41及びドレインバルブ43及び蓋部材44と、分離壁部45と、絞り壁部46と、フリース部材47と、回収筒部49と、を有する。
本体部40は、カムシャフト6の延伸方向であるX方向に細長い略矩形状をしている。そして、本体部40には、X方向において、分離壁部45と絞り壁部46との間の部分に回収孔48が開設され、絞り壁部46よりもブローバイガスの流れ方向下流側の部分にオイル溜容器41の上部の開口が開設されている。回収孔48のZ方向下方には、回収筒部49が設けられており、分離されたオイルが回収孔48から回収筒部49を通り、クランクケースに戻される。
なお、図5及び図6では、オイル溜容器41の上部の開口を蓋部材44で塞いだ状態で図示しているため、オイル溜容器41の上部の開口の図示を省略している。
蓋部材44は、本体部40のZ方向上側の主面に対して、若干低くなった領域に設けられている。換言すると、蓋部材44が配置された箇所の周囲部分は、本体部40のZ方向上側の主面がすり鉢状となるよう斜面で構成されている。これにより、液化されたオイルがスムースにオイル溜容器41に回収されるようになる。
分離壁部45は、本体部40のZ方向上側の主面からZ方向上向きに形成されている。分離壁部45は、Y−Z面方向に設けられた2枚の板部と、当該2枚の板部間を繋ぐ連結板部と、が一体に形成されてなる。後述するが、分離板部45は、ヘッドカバー3における垂下板部31との組み合わせにより、ラビリンス構造を構成し、これによりブローバイガス中に含まれるオイルミストをその自重で液化・捕集する。
図6に示すように、絞り壁部46は、本体部40のZ方向上側の主面からZ方向上向きに形成され、X方向からの正面視で、略台形状をしている。絞り壁部46には、X方向に貫通する連通孔46aが開設されている。
後述するが、絞り壁部46には、その外周部に対して、ヘッドカバー3の接合板部32が気密状態で接合される。このため、ブローバイガスの通路は、絞り壁部46を境に、X方向の両側の2室に仕切られている。そして、当該2室間を連通するのが、連通孔46aである。
なお、本実施形態では、絞り壁部46に3つの連通孔46aを開設することとしている。3つの連通孔46aは、Y方向に並んだ状態で配置されている。
フリース部材47は、オイルミストを捕集するための捕集部材であって、絞り壁部46に対してブローバイガスの流れ方向下流側に配置されている。図6の二点鎖線で囲んだ部分に示すように、フリース部材47は、互いに対向する2つの側面部47a,47bと、Z方向上部の上面部47cと、X方向奥側の正面部47dと、が一体に形成されてなる。
フリース部材47は、絞り壁部46の一部が開口部47eから侵入する状態で配置されている。この場合に、フリース部材47の正面部47dと、絞り壁部46との間には間隙SPがあくようになっている。
なお、本実施形態において、フリース部材47は、一例として不織布を用い構成されている。
4.オイルミストの分離・回収
オイルセパレータ部5におけるオイルミストの分離・回収のメカニズムについて、図7及び図8を用い説明する。図7は、オイルセパレータ部5におけるブローバイガスの流れ方向上流側の部屋(以下、「上流側室」と記載する場合がある。)の一部構成を示す模式断面図であり、図8は、オイルセパレータ部5におけるブローバイガスの流れ方向下流側の部屋(以下、「下流側室」と記載する場合がある。)の一部構成を示す模式断面図である。
先ず、図7に示すように、上流側室では、ヘッドカバー3の内側からZ方向下向きに垂下する複数の垂下板部31が設けられている。上流側室において、仕切板4の分離壁部45と、ヘッドカバー3の垂下板部31と、は互いに間隔をあけて噛み合い、上述のようにラビリンス構造が構成されている。
図7に矢印で示すように、オイルセパレータ部5に導入されたブローバイガスは、上流側室において、分離壁部45と垂下板部31との組み合わせで構成されるラビリンス構造部分を通過する。この際、ラビリンス構造により、ブローバイガスの流路は曲折されることになり、壁衝突及びオイルミストの自重により、オイルが分離される。そして、液化・分離されたオイルは、回収孔48から回収筒部49へと回収される。
次に、図8に示すように、下流側室の上流端である絞り壁部46には、ブローバイガスの通過を許す連通孔46aが開設されている。
また、上述のように、上流側室と下流側室との間におけるブローバイガスの通路は、連通孔46aだけに限定されている。即ち、絞り壁部46は、ヘッドカバー3の接合板部32と接合され、これにより、連通孔46aを除く部分において、上流側室と下流側室とが気密に仕切られている。
図8に示すように、ブローバイガスは、連通孔46aを通過することにより、流速が増速される。そして、増速されたブローバイガスは、間隙SPをあけて対向配置されたフリース部材47に衝突する。当該衝突により、ブローバイガスに含まれるオイルミストが、フリース部材47に捕集される。なお、下流側室において捕集されるオイルミストは、上記構成を採用することにより、上流側室よりも粒径の細かいものまで含まれる。
下流側室で捕集されたオイルミストは、液化されて仕切板4の本体部40(図5及び図6を参照。)へと落下し、回収孔42からオイル溜容器41へと回収される(図3などを参照)。
5.オイル溜容器41に対するオイルの回収と排出
オイル溜容器41へのオイルの回収と、オイル溜容器41からクランクケースへのオイルの排出について、図9及び図10を用い説明する。図9は、カムシャフト6におけるシャフト部6a部分の断面を示す模式断面図であり、図10は、カムシャフト6におけるカム部6b部分の断面を示す模式断面図である。
図9及び図10に示すように、オイル溜容器41は、内側壁面部41aがカムシャフト6におけるシャフト部6a及びカム部6bの各回転軌跡に沿うよう、円弧形状で形成されている。そして、図9に示すように、カムシャフト6における小径なシャフト部6aに相当する部分では、オイル溜容器41の深さが相対的に深く形成されている。これは、オイル溜容器41の内側壁面部41aをX方向に見た場合に、周りの部分(カム部6bに相当する部分)に比べて突出した状態となっているためである。
なお、図9に示すように、ドレインバルブ43は、オイル溜容器41における深さの深い部分において、外側壁面部41bに設けられている。
一方、図10に示すように、カムシャフト6における大径なカム部6bに相当する部分では、オイル溜容器41の深さが相対的に浅く形成されている。これは、オイル溜容器41の内側壁面部41aをX方向に見た場合に、周りの部分(シャフト部6aに相当する部分)に比べて凹入した状態となっているためである。
回収孔42からオイル溜容器41に回収されたオイルは、ドレインバルブ43が閉状態の期間は、オイル溜容器41内に貯留される。そして、ドレインバルブ43が開状態となったときに、オイル溜容器41からクランクケースへと戻される。この場合、内側壁面部41aが円弧形状となっているため、オイル溜容器41内のオイルはスムースにドレインバルブ43から排出させることができる。
なお、本実施形態では、オイル溜容器41の内側壁面部41aを円弧形状で構成することとしたが、階段形状で構成することとしてもよい。この場合においても、オイル溜容器41内へのオイルの残留を抑制するために下り傾斜の壁面の組み合わせで内側壁面部を構成することが望ましい。
ここで、ドレインバルブ43の開閉動作について、補足説明する。ドレインバルブ43の開状態と閉状態とは、クランクケース内の圧力と、オイルセパレータ部5における下流側室内の圧力との相対的な大小関係で決まる。具体的には、エンジンの駆動時においては、クランクケース内に対して、下流側室内が負圧となることが多い。この場合には、ドレインバルブ43は閉状態となり、分離・回収されたオイルはオイル溜容器41に貯留されることになる。
一方、エンジンの停止時においては、クランクケース内に対して、下流側室内が正圧となる。この場合には、ドレインバルブ43は開状態となり、オイル溜容器41内に貯留されていたオイルは、クランクケースへと戻される。
6.オイル溜容器41におけるドレインバルブ43の配設位置
オイル溜容器41におけるドレインバルブ43の配設位置について、図11を用い説明する。図11は、(a)が本実施形態に係るオイル溜容器41の構成を模式的に表した模式図であり、(b)が比較例に係るオイル溜容器941の構成を模式的に表した模式図である。
先ず、図11(a)に示すように、本実施形態に係るオイル溜容器41に対しては、円弧形状に構成された内側壁面部41aに対して、Y方向の反対側に対向する外側壁面部41bにドレインバルブ43が設けられている。これにより、本実施形態に係るオイル溜容器41は、ドレインバルブ43の外径の大小にかかわらず、容器の深さH41を深くとることができる。
また、オイル溜容器41では、深さH41を深くとることができるため、ドレインバルブ43の下端から貯留されるオイルの液面LOILまでの高さHOILを高くすることができ、ドレインバルブ43からのオイルの排出をスムースに行うことが可能となる。
次に、図11(b)に示すように、比較例に係るオイル溜容器941に対しては、Z方向下側の容器底部にドレインバルブ943が設けられている。これにより、比較例に係るオイル溜容器941は、ドレインバルブ943の外径D943による制限により、容器の深さH941が浅くならざるを得ない。
これより、比較例に係るオイル溜容器941では、ドレインバルブ943が設けられた容器底部から貯留されるオイルの液面LOILまでの高さHOILも浅くなってしまう。よって、比較例に係るオイル溜容器941では、ドレインバルブ943からのオイルの排出が、実施形態に係るオイル溜容器41に比べてスムースではなくなる。
7.効果
本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部(オイルセパレータ構造)5では、オイル溜容器41の壁面部が、ヘッドカバー3内に突出する凸形状に形成され、ドレインバルブ43がオイル溜容器41における底壁面ではなく、外側壁面部41bの底側部分に設けられている。これにより、オイル溜容器41の容器深さH41を深くすることができ、貯留できるオイルの量を多くすることができるとともに、ドレインバルブ43が開状態となった際に、分離・回収したオイルをスムースに排出させることができる。
従って、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、ブローバイガスの処理能力を高めることができ、エンジン1の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、オイル溜容器41の内側壁面部41aがカムシャフト6の回転軌跡に沿うようにオイル溜容器41の内側壁面部41aを円弧形状としているので、エンジン1の大型化を回避しながら、オイル溜容器41の容量を大きくとることができる。よって、ヘッドカバー3内でカムシャフト6の回転により飛散したオイルの影響を受けることなく、ドレインバルブ43が開状態となるまでの期間、分離・回収したオイルをオイル溜容器41に貯留しておくことができ、ブローバイガスへのオイルの再巻き込みなどを抑制することができ、分離・回収したオイルの排出の際に、スムースにオイルが排出され、オイル溜容器41内にオイルが残留し難い。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、仕切板4が開口されてなる部分(オイル溜容器41の上部)を蓋部材44によって塞いでいるので、一旦、オイル溜容器41内に回収されたオイルがブローバイガスの通路に飛散するのを抑制することができる。即ち、エンジン1の振動などにより、オイル溜容器41内におけるオイルの液面LOILは波打つ場合があるが、このような場合にも蓋部材44によりオイルの逆流が抑制される。よって、本実施形態では、さらに優れたオイル分離回収が可能となる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、オイル溜容器41の内側壁面部41aを、凹凸形状としているので、オイルの貯留容量を確保しながら、ドレインバルブ43に対するオイルの液面変動も抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、オイル溜容器41の内側壁面部41aにおける凹凸形状が、カムシャフト6のシャフト部6a及びカム部6bのそれぞれに沿うように設けられているので、カムシャフト6との干渉を回避しながら、容量の大きなオイル溜容器41を設けることが可能となる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、ブローバイガスの通路を絞り壁部46によって2室に仕切り、絞り壁部46に連通孔46aを設けている。このため、上流側から流れてきたブローバイガスは、連通孔46aを通過する際に、流速が上昇し、捕集部材であるフリース部材47に衝突した際のオイル分離が促進される。そして、フリース部材47に捕集されたオイルは、ブローバイガスに再巻き込みされ難く、さらに優れたオイル分離回収が可能となる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、2室間におけるブローバイガスの通路が、連通孔46aを除き塞がれているので、当該絞り壁部46でのブローバイガスの漏れを無くすることができる。よって、ブローバイガスを確実に連通孔46aを通すことができ、ミスト径の小さなオイルミストも確実に捕集できる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、仕切版4が開口されてなる部分、即ち、オイル溜容器41を設けてなる部分を、ブローバイガスの流れ方向下流側の部屋に配置している。これは、エンジン1の駆動中において、下流側の部屋がクランクケースに対して負圧となる場合があるためである。即ち、オイル溜容器41にドレインバルブ43を設けているので、下流側の部屋がクランクケースに対して負圧になった期間においても、オイルミストを含むブローバイガスがオイル溜容器41を介してエンジン1の吸気系に逆流するのを抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン1のオイルセパレータ部5では、フリース部材47を不織布を用い構成することとしているので、製造コストの上昇を抑えながら、確実にオイルミストの捕集を行うことができる。即ち、特殊な材料ではなく、不織布という一般的な材料を用いフリース部材47を構成しているので、製造コストの上昇を抑えることができる。
[変形例]
上記でも言及したが、オイル溜容器における内側壁面部については、円弧形状に限らず、階段形状とすることも可能である。
また、上記実施形態では、蓋部材44を平板状の部材としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、回収孔に向けて傾斜した面を有する、すり鉢状の形状を有する部材としてもよい。
上記実施形態では、シリンダヘッド2において、吸気側と排気側とのそれぞれにカムシャフト6,7が設けられてなるエンジン1を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1本のカムシャフトを有する、所謂、シングルカムタイプのエンジンに上記構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、オイルセパレータ部5において、分離壁部45を含むラビリンス構造でのオイル捕集部と、フリース部材47を含む慣性衝突構造でのオイル捕集部と、を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、上流側室及び下流側室の両方に慣性衝突構造でのオイル捕集部を設けることとしてもよいし、逆に、上流側室及び下流側室の両方にラビリンス構造でのオイル捕集部を設けることとしてもよい。
上記実施形態では、エンジン1として多気筒エンジンを採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。単気筒エンジンを採用することもできる。この場合においても、上記同様のオイルセパレータ構造を採用することにより、同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、カムシャフト6として、シャフト部6a及びカム部6bがともに中空構造のカムシャフトを採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。中実構造のカムシャフトを採用することもできる。
上記実施形態では、オイル溜容器41の内側壁面部41aを、カムシャフト6のシャフト部6a及びカム部6bに合わせて凹凸形状で構成されることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。凹凸のない内側壁面部とすることもできる。
上記実施形態では、オイル溜容器41の上方を開口し、当該開口された部分を蓋部材44で塞ぐこととしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、平板板体の本体部に回収孔をあけ、その下方に有底筒状のオイル溜容器を接合することとしてもよい。これにより、蓋部材を設けなくても、オイル溜容器内のオイルがブローバイガスの通路に飛散するのを抑制することができる。
1 エンジン
2 シリンダヘッド
3 ヘッドカバー
4 仕切板
5 オイルセパレータ部(オイルセパレータ機構)
6 カムシャフト
6a シャフト部
6b カム部
40 本体部
41 オイル溜容器
41a 内側壁面部
41b 外側壁面部
42 回収孔
43 ドレインバルブ
44 蓋部材
46 絞り壁部
47 フリース部材(捕集部材)

Claims (9)

  1. エンジンのシリンダヘッド内に設けられ、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを液化してオイルを分離・回収するエンジンのオイルセパレータ構造において、
    椀状のヘッドカバーと、
    前記ヘッドカバーにおける開口部の一部を塞ぐように設けられ、前記ヘッドカバーとの間に前記ブローバイガスの通路を構成する仕切板と、
    を備え、
    前記仕切板は、一部が開口され、
    前記仕切板が開口されてなる部分には、前記ヘッドカバーとは反対側に、分離・液化された前記オイルを貯留するオイル溜容器が設けられてなり、
    前記オイル溜容器の壁面部は、前記ヘッドカバー内に突出する凸形状に形成されており、
    前記オイル溜容器には、当該オイル溜容器の深さ方向に沿う側壁面部の底側部分に、ドレインバルブが設けられている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  2. 請求項1記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記シリンダヘッドに配置されたカムシャフトの軸芯方向からの正面視において、前記オイル溜容器の壁面部の一部は、間隔をあけて前記カムシャフトの回転軌跡に沿う部分が、円弧形状に形成されている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  3. 請求項2記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記仕切板が開口されてなる部分は、蓋部材により塞がれており、
    前記蓋部材には、前記ブローバイガスの通路と前記オイル溜容器の内部空間とを連通する孔部が開設されている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  4. 請求項2又は請求項3記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記オイル溜容器は、前記カムシャフトの延伸方向に向けて延設されており、
    前記オイル溜容器の壁面部の一部は、前記カムシャフトの径方向に凹入する部分と突出する部分とが、前記カムシャフトの延伸方向に連続する凹凸形状に構成されている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  5. 請求項4記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記カムシャフトは、小径のシャフト部と大径のカム部とが、前記カムシャフトの延伸方向に設けられてなり、
    前記オイル溜容器の壁面部の一部における前記凹凸形状は、前記カムシャフトの前記シャフト部及び前記カム部のそれぞれに沿うよう設けられている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  6. 請求項1から請求項5の何れか記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記ブローバイガスの通路は、前記ヘッドカバー及び前記仕切板の少なくとも一方に設けられた壁部により、当該ブローバイガスの流れ方向の上流側と下流側とで2室に仕切られており、
    前記2室を仕切る前記壁部には、少なくとも上流側の部屋の流路断面積に比べて流路が絞られてなる連通孔が設けられており、
    下流側の部屋には、前記連通孔の出口に対して間隙をあけて対向する捕集部材が設けられている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  7. 請求項6記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記2室の間の前記ブローバイガスの通路は、前記壁部に設けられた前記連通孔を除き、塞がれている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  8. 請求項6又は請求項7記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記仕切板が開口されてなる部分は、前記下流側の部屋に配置されている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
  9. 請求項6から請求項8の何れか記載のエンジンのオイルセパレータ構造であって、
    前記捕集部材は、不織布を含み構成されている、
    エンジンのオイルセパレータ構造。
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