JP2019027265A - 円筒形蛇篭及びその製造方法 - Google Patents
円筒形蛇篭及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019027265A JP2019027265A JP2017165663A JP2017165663A JP2019027265A JP 2019027265 A JP2019027265 A JP 2019027265A JP 2017165663 A JP2017165663 A JP 2017165663A JP 2017165663 A JP2017165663 A JP 2017165663A JP 2019027265 A JP2019027265 A JP 2019027265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunk
- mesh
- cylindrical
- forming member
- net
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Revetment (AREA)
Abstract
Description
また、前記縁枠片21aは、前記列線14の端部の環14bに挿通することにより、前記胴網材20の端部に取り付けられており、各縁枠片21aの両端には、連結用の環21bがそれぞれ形成されている。
なお、図示した例では、前記保形枠片22aが2つ設けられているが、該保形枠片22aは、前記胴網材20の長さに応じて、1つだけ取り付けることも、3つ以上取り付けることもでき、胴網材20の長さが短い場合には必ずしも取り付ける必要はない。
また、前記補助線24についても、前記列線14と同じ線径を有する線材で形成しても良いが、この補助線24は、主として、菱形金網の網目15を狭くすることによって円筒形蛇篭10内の石材の一部分が該網目15を通じて外部に突出するのを防止する役目を果たすものであるため、それほど大きい剛性を必要とせず、従って、図示したように、前記列線14より線径の小さい線材を用いて形成することができる。しかし、該補助線24にも、前記役目を果たすために必要な剛性を持たせる必要があるため、該補助線24の線径は、前記列線14の線径の1/2以上程度とすることが望ましい。
特に、前記胴網形成部材11aは、前記補強線23を取り付けることによって各列線14の自由度が制限され、該列線14の変位や移動、回転等が防止されて安定した半円筒形を維持するように構成されているため、前記胴網11の組立作業はより簡単になる。
図8に示す第2実施形態の円筒形蛇篭10Aにおいては、胴網11が、円弧形に湾曲する部分円筒形をした3つの胴網形成部材11aに分割されていて、円筒形に突き合わせた該3つの胴網形成部材11aを3本の連結線(不図示)で連結することにより、円筒形をした前記胴網11が形成されるようになっており、また、図9に示す第3実施形態の円筒形蛇篭10Bにおいては、胴網11が、円弧形に湾曲する部分円筒形をした4つの胴網形成部材11aに分割されていて、円筒形に突き合わせた該4つの胴網形成部材11aを4本の連結線(不図示)で連結することにより、円筒形をした前記胴網11が形成されるようになっている。
11 胴網
11a 胴網形成部材
12,13 蓋網
14 列線
14a 折曲部
14−1 第1列線
14−2 第2列線
15 網目
16 結合線
20 胴網材
21 縁枠
21a 縁枠片
21b 環
22 保形枠
22a 保形枠片
22b 環
23 補強線
23a 端部
24 補助線
前記方法は、円弧形に湾曲する部分円筒形をした複数の胴網形成部材を形成する胴網形成部材形成工程と、前記複数の胴網形成部材を円筒形に突き合わせて結合線で結合することにより胴網を形成する胴網形成工程と、前記胴網の端部に前記蓋網を取り付ける蓋網取付工程とを有し、前記胴網形成部材形成工程は、菱形金網からなる胴網材の長さ方向の一端及び他端に、前記菱形金網を形成する列線の端部を折曲することにより縁枠片挿通用の環を形成する工程、該縁枠片挿通用の環に金属製の縁枠片を挿通することにより、前記胴網材の一端及び他端にそれぞれ縁枠片を取り付けて、該縁枠片の両端に連結用の環を形成する工程、前記胴網形成部材の円周方向の一端及び他端に、金属製の補強線を、前記菱形金網の列線に係止させた状態で該胴網形成部材の長さ方向に延在するように配設し、該補強線の端部を、前記縁枠片の一定の位置に該縁枠片に沿って移動不能なるように固定することにより、該補強線で前記列線の前記縁枠片に沿った移動を抑制する工程、を有し、前記胴網形成工程においては、前記複数の胴網形成部材を円筒形に突き合わせ、隣接する胴網形成部材における前記縁枠片の端部の連結用の環と、前記胴網形成部材の円周方向の最も端部に位置する第1列線の折曲部とに、前記結合線を挿通することにより、前記円筒形の胴網を形成すると共に、該胴網の両端に円形の縁枠を形成することを特徴とする。
Claims (11)
- 菱形金網により形成された円筒形の胴網と、該胴網の長さ方向の一端及び他端を塞ぐ菱形金網製の蓋網とを有し、
前記胴網は、円弧形に湾曲する部分円筒形をした複数の胴網形成部材と、該複数の胴網形成部材を円筒形に突き合わせた状態で隣接する胴網形成部材の接合端同士を一体に結合する金属製の結合線とを有し、
前記胴網形成部材には、該胴網形成部材の長さ方向の一端及び他端に、円弧形をした金属製の縁枠片がそれぞれ取り付けられていて、複数の胴網形成部材を前記結合線により円筒形に結合したとき、前記縁枠片同士が前記結合線で一体に結合されることによって円形の縁枠が形成されるように構成された、
ことを特徴とする円筒形蛇篭。 - 前記胴網形成部材の円周方向の一端側及び他端側には、最も端部に位置する第1列線と該第1列線に連なる第2列線との折曲部同士が係合する位置に、補強線が該胴網形成部材の長さ方向に延在するように取り付けられ、該補強線の端部は、前記縁枠片の一定の位置に、該縁枠片に沿って移動不能なるように固定されていることを特徴とする請求項1に記載の円筒形蛇篭。
- 前記胴網形成部材の一端と他端との間の位置に、円弧形をした金属製の保形枠片が取り付けられていて、複数の胴網形成部材を前記結合線により円筒形に結合したとき、前記保形枠片同士が前記結合線で一体に結合されることによって円形の保形枠が形成されるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の円筒形蛇篭。
- 前記胴網形成部材には、菱形金網の少なくとも一部の網目を該胴網形成部材の円周方向に2分する位置に、金属製の補助線が、該胴網形成部材の長さ方向に延在するように取り付けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の円筒形蛇篭。
- 前記補助線は、菱形金網を形成する列線の折曲部同士が係合する位置に、隣接する列線の折曲部にそれぞれ係止するように取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の円筒形蛇篭。
- 前記保形枠片は、菱形金網の網目を前記胴網形成部材の長さ方向に2分する位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の円筒形蛇篭。
- 前記保形枠片は、菱形金網を形成する列線の折曲部同士が係合する位置に、隣接する列線の間を通るように配設されていることを特徴とする請求項6に記載の円筒形蛇篭。
- 菱形金網で形成された円筒形の胴網と、該胴網の長さ方向の端部を塞ぐ菱形金網製の蓋網とを有する円筒形蛇篭を製造するための方法であって、
前記菱形金網からなる胴網材を円弧形に折り曲げて、該胴網材の長さ方向の一端及び他端に円弧形をした金属製の縁枠片をそれぞれ取り付けることにより、部分円筒形をした複数の胴網形成部材を形成する胴網形成部材形成工程と、
前記複数の胴網形成部材を円筒形に突き合わせ、該複数の胴網形成部材の接合端同士を、該胴網形成部材の側端部に位置する列線の折曲部に金属製の結合線を挿通して一体に結合することにより、円筒形をした前記胴網を形成する胴網形成工程と、
前記胴網の端部に前記蓋網を取り付ける蓋網取付工程とを有する、
ことを特徴とする円筒形蛇篭の製造方法。 - 前記胴網形成部材形成工程が、前記胴網形成部材の円周方向一端側及び他端側の、最も端部に位置する第1列線と該第1列線に連なる第2列線との折曲部同士が係合する位置に、補強線を該胴網形成部材の長さ方向に延在するように取り付けて、該補強線の端部を、前記縁枠片の一定の位置に、該縁枠片に沿って移動不能なるように固定する工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の円筒形蛇篭の製造方法。
- 前記胴網形成部材形成工程が更に、前記胴網材の一端と他端との間の位置に円弧形をした金属製の保形枠片を取り付ける工程を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の円筒形蛇篭の製造方法。
- 前記胴網形成部材形成工程が更に、前記胴網形成部材の少なくとも一部の網目を該胴網形成部材の円周方向に2分する位置に、金属製の補助線を該胴網形成部材の長さ方向に延在するように取り付けて、該補強線の両端部を前記縁枠片に係止させる工程を含むことを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の円筒形蛇篭の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017145244 | 2017-07-27 | ||
JP2017145244 | 2017-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6445106B1 JP6445106B1 (ja) | 2018-12-26 |
JP2019027265A true JP2019027265A (ja) | 2019-02-21 |
Family
ID=64899572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017165663A Active JP6445106B1 (ja) | 2017-07-27 | 2017-08-30 | 円筒形蛇篭及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6445106B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6837245B1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-03-03 | 昭和機械商事株式会社 | 円筒金網枠体 |
JP2022025950A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | 小岩金網株式会社 | 土木構造物及び土木構造物の構築方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174324U (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-11 | ||
JPH0754323A (ja) * | 1993-08-13 | 1995-02-28 | Setouchi Kinmo Shoko Kk | 蛇篭連結体及びその施工方法 |
US5472297A (en) * | 1989-04-07 | 1995-12-05 | Hesco Bastion Limited | Building and shoring blocks |
JPH11303043A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Kazuhiko Kitagawa | 篭状枠体及び多自然型かごブロック |
JPH11315524A (ja) * | 1999-02-12 | 1999-11-16 | Setouchi Kanaami Shoko Kk | 石詰篭連結体 |
JP3078919U (ja) * | 2001-01-12 | 2001-07-27 | 伊勢屋金網工業株式会社 | 詰め石穴開放式円筒形蛇籠 |
JP2002105922A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Kazuhiko Kitagawa | 筒かご体ユニット及び組み立て筒かご体及び筒かご体構造体 |
JP2016172998A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 昭和機械商事株式会社 | 円筒金網籠 |
JP2017066837A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 瀬戸内金網商工株式会社 | ふとん篭用金網パネル及びふとん篭 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165663A patent/JP6445106B1/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174324U (ja) * | 1974-12-10 | 1976-06-11 | ||
US5472297A (en) * | 1989-04-07 | 1995-12-05 | Hesco Bastion Limited | Building and shoring blocks |
JPH0754323A (ja) * | 1993-08-13 | 1995-02-28 | Setouchi Kinmo Shoko Kk | 蛇篭連結体及びその施工方法 |
JPH11303043A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Kazuhiko Kitagawa | 篭状枠体及び多自然型かごブロック |
JPH11315524A (ja) * | 1999-02-12 | 1999-11-16 | Setouchi Kanaami Shoko Kk | 石詰篭連結体 |
JP2002105922A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Kazuhiko Kitagawa | 筒かご体ユニット及び組み立て筒かご体及び筒かご体構造体 |
JP3078919U (ja) * | 2001-01-12 | 2001-07-27 | 伊勢屋金網工業株式会社 | 詰め石穴開放式円筒形蛇籠 |
JP2016172998A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 昭和機械商事株式会社 | 円筒金網籠 |
JP2017066837A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 瀬戸内金網商工株式会社 | ふとん篭用金網パネル及びふとん篭 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6837245B1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-03-03 | 昭和機械商事株式会社 | 円筒金網枠体 |
JP2021080688A (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 昭和機械商事株式会社 | 円筒金網枠体 |
JP2022025950A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | 小岩金網株式会社 | 土木構造物及び土木構造物の構築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6445106B1 (ja) | 2018-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6445106B1 (ja) | 円筒形蛇篭及びその製造方法 | |
CN101619653B (zh) | 扩张型非接合式井筛网系统及其制作方法 | |
WO2016132650A1 (ja) | 鋼管の継手機構及び連結方法 | |
JP6871781B2 (ja) | 鉄筋籠の杭頭定着保持構造 | |
JP6177259B2 (ja) | ステントおよびステントグラフト | |
JP4958586B2 (ja) | 籠体及び籠体の製造方法 | |
JP3167363U (ja) | かご枠 | |
AU2018304375A1 (en) | Skive cut borehole screen end ring | |
JP2005180175A (ja) | 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具 | |
KR101636225B1 (ko) | 횡강성 보강형 내부 철근콘크리트 icp 파일 및 그 시공방법 | |
JP5826338B1 (ja) | 蛇篭用連結装置 | |
JP2018188944A (ja) | 鉄筋籠および鉄筋籠の形状回復方法 | |
JP5340852B2 (ja) | 接続用溶接金網部付中空胴縁およびこれを備えた金網並びにフェンス | |
JP3556506B2 (ja) | 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具 | |
JP3171588U (ja) | ジャカゴ、端部用ジャカゴおよびジャカゴ連結用胴網 | |
JP2008050803A (ja) | 固定具、鉄筋コンクリート構造体、および鉄筋コンクリート構造体の製造方法 | |
JP3519261B2 (ja) | 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具 | |
JP2919404B2 (ja) | 円筒形石詰篭及び石詰篭連結体 | |
KR200271562Y1 (ko) | 망구조물과 이의 조립체 | |
JP3043989B2 (ja) | 網体単位部材の接合構造 | |
JP3673817B2 (ja) | 網体単位部材の結合部材の形成治具 | |
JP3202154U (ja) | 亀甲網構造物 | |
JP3212425U (ja) | 金属製ネット及びそれを備えた防鳥ネット | |
RU19542U1 (ru) | Шпунтовая свая | |
JP2645697B2 (ja) | ネットパネル及び石詰篭 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6445106 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |