JP2919404B2 - 円筒形石詰篭及び石詰篭連結体 - Google Patents

円筒形石詰篭及び石詰篭連結体

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JP2919404B2 JP8338968A JP33896896A JP2919404B2 JP 2919404 B2 JP2919404 B2 JP 2919404B2 JP 8338968 A JP8338968 A JP 8338968A JP 33896896 A JP33896896 A JP 33896896A JP 2919404 B2 JP2919404 B2 JP 2919404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、護岸工事や河床工
事あるいは宅地造成工事等において使用される円筒形石
詰篭と、複数の円筒形石詰篭を連結して構成した石詰篭
連結体とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の円筒形石詰篭として、従来よ
り、図11に示すようなものが知られている。この石詰
篭は、円筒形をした胴網1と、該胴網1を円筒形に保つ
保形用の丸輪2と、前記胴網1の軸線方向両端部を閉鎖
する2つの蓋網3a,3bとからなるもので、内部に石
詰めをして現場に設置するものである。
【0003】ところが、この種の円筒形石詰篭は一般
に、扁平螺旋状に折曲した列線を順次連繋してなる菱形
金網により形成されているため、寸法的に非常に不安定
で、軸線方向にも径方向にも容易に伸縮し、その伸縮の
割合は3〜4%に達することもある。このため、現場で
石詰めした際に胴網1が部分的に径方向に膨張して均一
な直径になりにくかったり、伸長あるいは短縮して長さ
に誤差を生じたりするケースが多く、複数の石詰篭を並
べて設置するような場合に、各石詰篭の直径や長さが不
揃いになり易く、それらの長さや径を揃えたり、複数の
石詰篭を順次連結して石詰篭連結体とする作業も面倒で
あった。
【0004】また、一旦石詰篭を設置したあとでも、地
盤沈下やその他の原因によって内部の石が動いたりする
と、その石詰篭が簡単に変形し、それが相互に連結され
ている隣接の石詰篭にも波及するという問題もあった。
【0005】角形の石詰篭の場合は、胴網の各稜部に枠
線が軸線方向に挿通されるため、この枠線の補強効果に
よって軸線方向の伸縮がある程度は規制されるが、円筒
形の石詰篭の場合は、胴網に上述したような枠線を挿通
する必然性がないため、その伸縮を防止することはでき
なかった。また、石詰篭の内部に設けた前記丸輪2は、
胴網1を内側から支持するものであるため、該胴網1の
内側方向への収縮は規制することができても、外側への
膨張を規制することはできない。もちろん軸線方向への
変形も規制することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる技術的
課題は、軸線方向及び径方向の伸縮を簡単な手段によっ
て確実に防止した、寸法安定性に勝れた円筒形石詰篭を
得ることにある。本発明の他の課題は、連結作業が簡単
で連結強度も大きく且つ寸法安定性に勝れた、円筒形石
詰篭からなる石詰篭連結体を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の円筒形石詰篭は、円筒形の胴網と、該胴網
の両端を閉じる蓋網と、前記胴網の側面に軸線方向に添
設されて両端が胴網端又は蓋網に係止する、該胴網の軸
線方向への変形を防止するための少なくとも1本の骨線
と、前記胴網に円周方向に巻着されて該胴網の径方向へ
膨張を防止する少なくとも1つの箍枠とからなってい
る。
【0008】前記構成の石詰篭は、胴網の側面に添設し
た骨線が該胴網の軸線方向への伸縮特に伸長を防止し、
胴網に巻着した箍枠が該胴網の径方向への膨張を防止す
るから、寸法安定性に勝れ、石詰めに伴う変形を生じに
くい。従って、複数の石詰篭を並べて設置するような場
合にも、各石詰篭の直径や長さが不揃いになることがな
い。
【0009】本発明の具体的な実施態様によれば、前記
胴網の内部に該胴網を円筒形に保持する保形用の丸輪が
設けられている。本発明の好まししい具体的な構成態様
によれば、前記箍枠が骨線の外側に巻着されている。よ
り好ましくは、前記骨線が胴網の列線を縫うように取り
付けられると共に、前記箍枠が胴網の外周に巻着されて
いることである。本発明においては、前記骨線と箍枠と
の交点が相互に結着されていることが望ましい。
【0010】本発明の好ましい別の実施態様によれば、
前記胴網の両端を閉じる2つの蓋網のうち少なくとも一
方に、前記胴網の骨線と対応する補強用骨線が該蓋網を
横切るように取り付けられている。本発明においてはま
た、前記何れかの構成態様を持つ円筒形石詰篭を相互に
近接して配設し、隣接する石詰篭同士を互いに連結して
なる石詰篭連結体が提供される。この場合、隣接する石
詰篭を骨線と箍枠との交点において相互に連結すること
が望ましい。
【0011】このような石詰篭連結体においては、個々
の石詰篭の寸法安定性が良いため、複数の石詰篭を並べ
て設置する場合に各石詰篭の直径や長さが石詰めによっ
て不揃いになることがなく、それらの設置作業や連結作
業が簡単である。しかも、設置後に地盤沈下等によって
篭内部の石が動いても、その石詰篭は変形しにくいた
め、それに連結されている隣接の石詰篭に変形が波及す
ることもない。また、隣接する石詰篭を、骨線と箍枠と
の交点において相互に連結することにより、その連結強
度も大きくなるため、耐久性のある石詰篭連結体を得る
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の円筒形石
詰篭の第1実施例を示すもので、この実施例の石詰篭1
0Aは、菱形金網からなる円筒形の胴網11と、該胴網
11の両端を閉じる2つの円形をした蓋網12a,12
bと、前記胴網11の内部に配設されて該胴網11を円
形に保つ円環状をした保形用の丸輪13と、前記胴網1
1の側面に軸線方向に添設された骨線14と、前記胴網
11に円周方向に巻着された円環状の箍枠15とによ
り、水平な場所や傾斜する場所等に横に寝かせた状態で
設置するように構成したものである。
【0013】前記胴網11の軸方向両端部には、円環状
の枠線16が、金網を構成する各列線18端の環に挿通
することにより取り付けられ、前記蓋網12a,12b
の外周にも同様に円環状の枠線17が取り付けられ、こ
れらの枠線16,17同士をクリップや針金等の連結金
具で相互に連結することにより、胴網11の両端に前記
蓋網12a,12bが取り付けられる。
【0014】前記丸輪13は、胴網11の長さに応じて
1つ又は複数設けられるもので、それを複数設ける場合
は、それらを一定間隔に配置するのが望ましいが、場所
ごとに間隔を違えて配置しても良い。
【0015】前記骨線14は、胴網11の長さを規定し
て軸線方向への変形(特に伸長)を規制するもので、菱
形金網の列線18と同じか又はそれより剛性の大きい線
条素材により形成され、前記胴網11の回りに等間隔で
複数本(図示の例では6本)配設されており、各骨線1
4の両端は、胴網11の両端の枠線16に係止される
か、又は蓋網12a,12bの枠線17に係止されてい
る。
【0016】前記骨線14を胴網11に取り付ける場
合、それを該胴網11の内面に添って取り付けても、外
面に添って取り付けても良いが、好ましくは列線18を
縫うように取り付けることである。即ち、図3に14a
として示した骨線のように、扁平螺旋状に折り曲げられ
た列線18の内部を挿通するように取り付けることが好
ましく、より好ましくは、同図に14bとして示した骨
線のように、隣接する2つの列線18,18の連繋部に
両列線の内部を挿通するように取り付けることである。
これにより各骨線14は、前記列線18により取り囲ま
れて動きが規制され、胴網11の内外方向に湾曲したり
円周方向に位置ずれしたりすることがないため、その取
り付け状態が安定する。
【0017】前記箍枠15は、胴網11の径方向への変
形(特に膨張)を規制するためのもので、菱形金網の列
線18と同じか又はそれより強度の大きい針金やワイヤ
ロープ等の線条素材により形成され、胴網11の長さに
応じて1つ又は複数が取り付けられるが、好ましくは、
図示したように複数の箍枠15を所望の間隔をおいて取
り付けることである。
【0018】前記箍枠15は、胴網11に前記骨線14
と同様に列線の間を縫うように取り付けても、胴網11
外面を取り巻くように取り付けても良いが、何れの場合
においても、該箍枠15が骨線14より外側に位置して
いることが重要であり、これにより、該箍枠15で骨線
14が外側に膨出変形するのを確実に防止して、該骨線
14の取り付け状態を一層安定させ得ると同時に、該骨
線14による胴網11の伸長防止効果をより高めること
ができる。この場合、前記各箍枠15と骨線14とを、
それらの交点19において針金等の連結金具21(図3
参照)で互いに結着しておくことが望ましい。
【0019】前記構成の石詰篭10Aは、一方の蓋網1
2aを取り外した状態で内部に石詰めしたあと、前記蓋
網12aを取り付けるか、又は、両蓋網12a,12b
を取り付けた胴網11の側面に石詰め穴を設け、この石
詰め穴から石詰めしたあと該石詰め穴を閉じることによ
り、図4及び図5に示すように複数が現場に近接して設
置される。そして、隣接する石詰篭10A,10Aを針
金等の適宜連結金具22で相互に連結することにより、
石詰篭連結体が構成される。
【0020】この場合、石詰篭10Aのどの部分を連結
しても良いが、好ましいのは、前記骨線14と箍枠15
との交点19同士を連結することであり、これにより、
連結強度の非常に大きい強固な石詰篭連結体を得ること
ができる。即ち、骨線14も箍枠15も持たない従来の
石詰篭の列線同士を相互に連結した場合には、菱形金網
特有の伸縮性によって連結点の自由度が大きくなるた
め、個々の石詰篭の自由度も大きくなり、局部的に石詰
篭が位置ずれしたり変形し易いなど、連結強度の大きい
石詰篭連結体を得ることはできないが、骨線14と箍枠
15とを設けてそれらの交点19同士を連結すると、こ
れらの骨線14及び箍枠15が何れも伸縮しないために
連結点の自由度即ち個々の石詰篭の自由度が確実に制限
され、石詰篭相互が強固に一体化した連結強度の大きい
石詰篭連結体を得ることができる。交点19以外の場所
で石詰篭を連結した場合でも、前記骨線14及び箍枠1
5によって金網の自由度は制限されるため、これらの骨
線14及び箍枠15を持たない従来の石詰篭を連結する
場合よりは、はるかに大きな連結強度を得ることができ
る。
【0021】前記石詰篭10Aは、図6に示すように、
左右方向に並設すると同時に、上下方向に複数段積し
ても良く、段積する場合は上下の石詰篭も相互に連結す
る。この場合、骨線14と箍枠15との交点19,19
において上下及び左右の石詰篭10A,10Aを連結す
ることが望ましい。
【0022】かくして設置された石詰篭10Aは、胴網
11の側面の骨線14が該胴網11の軸線方向への伸
縮、特に伸長を防止し、また、胴網11の外周の箍枠1
5が該胴網11の径方向への膨張を防止するため、寸法
安定性が非常に勝れ、石詰めに伴う変形も生じにくい。
【0023】従って、複数の石詰篭10Aを並べて設置
する場合に、石詰め作業によって各石詰篭10Aの直径
や長さが不揃いになることがないため、それらを揃える
のこれまで要していた手数を省くことができ、この結
果、石詰篭連結体の設置工事が簡略化されると共に、石
詰篭同士の連結作業も簡単になる。しかも、設置後に地
盤沈下等によって篭内部の石が動いても、その石詰篭は
変形しにくいため、それに連結されている隣接の石詰篭
に変形が波及することもない。
【0024】また、前述のように骨線14と箍枠15と
で軸線方向及び径方向の変形が規制された石詰篭10A
を相互に連結することにより、その連結強度も大きくな
るため、耐久性のある石詰篭連結体を得ることができ、
特に、石詰篭同士を前記骨線14と箍枠15との交点1
9で相互に連結することにより、より一層連結強度の大
きい石詰篭連結体を得ることができる。
【0025】前記実施例では、骨線14を胴網11だけ
に取り付けているが、図2に鎖線で示すように、何れか
一方又は両方の蓋網12a,12bにもその中心を横切
るように補強用の骨線20を取り付けることができる。
この場合、該補強用骨線20は、胴網11の相対する一
対の骨線14,14を結ぶような位置に取り付けるのが
望ましい。
【0026】また、前記実施例では、胴網11の端部に
予め枠線16を取り付け、この枠線16と各蓋網12
a,12bの枠線17とを連結金具で連結することによ
り該蓋網12a,12bを胴網11に連結しているが、
胴網11と蓋網12a,12bとの連結方法はこのよう
なものに限定されない。例えば、図7に示すように、列
線18の端部の環18aから枠線16を取り外した状態
で隣接する列線18,18の端部間に蓋網12a,12
bの枠線17を挟み込み、その後で前記環18aに枠線
16を挿通する方法や、胴網11の両端に前述のような
環18aや枠線16を設けることなく、列線18の自由
端を前記蓋網12a,12bの枠線17に絡着する方法
等で連結しても良い。
【0027】更に、胴網11に取り付ける骨線14の本
数は6本に限定される訳ではなく、石詰篭の大きさや設
置条件、接続態様等に応じて4本にしたり、3本又は2
本にすることもでき、それ以外の複数本にすることもで
きる。あるいは1本だけ設けることもできる。
【0028】図8は本発明の円筒形石詰篭の第2実施例
を示すもので、この第2実施例の石詰篭10Bは、立て
向きに設置するのに適するように構成されている点で、
前記第1実施例の石詰篭10Aと相違している。即ち、
この第2実施例の石詰篭10Bは、直径と同等かそれ以
下、又は僅かに大きい程度の軸方向長さ(高さ)を有
し、図9に示すように河床等に立て向きに設置されるも
ので、通常「ダルマ篭」と称されるものと同様のもので
ある。
【0029】この石詰篭10Bの前記以外の構成及びそ
の変形例等については、実質的に第1実施例と同じであ
るから、同一部分に第1実施例と同一符号を付してその
説明は省略する。
【0030】そして、前記石詰篭10Bは、図9に示す
ように相互に近接するように立て向きに配設され、隣接
するもの同士が適宜位置において相互に連結されてい
る。この場合、各石詰篭10B,10Bを骨線14の位
置で互いに近接するように配置し、骨線14と箍枠15
との交点19において相互に連結することが望ましいこ
とは、第1実施例と同じである。
【0031】図10は本発明の円筒形石詰篭の第3実施
例を示すもので、前記第2実施例の石詰篭10Bが、胴
網11の上下両端部を該胴網の軸線に対して直角をなす
面としているのに対し、この第3実施例の石詰篭10C
は、胴網11の上端部を傾斜面としている点で第2実施
例と相違している。なお、その他の構成及びその変形例
等については、実質的に第2実施例と同じであるから、
同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
【0032】上記構成の石詰篭10Cは、上端の傾斜面
を水流を規制するのに適した方向に向けて第9図の態様
で河床に立設することにより、水平な上端面を備えた石
詰篭からは得られない勝れた水制効果を得ることができ
る。上記傾斜面は胴網11の両端部に設けることもで
き、胴網の両端部を傾斜面とした石詰篭は、特に、第1
実施例に示すような横向きに設置するタイプの石詰篭と
して適している。
【0033】なお、図示した各実施例においては、丸輪
13に近接して箍枠15が取り付けられているが、それ
らを設ける位置は自由である。また、各実施例の石詰篭
10A,10B,10Cは、胴網11が断面円形をして
いるが、その断面形状は完全な円形でなくても良く、楕
円形やその他の、実質的に円形をしたものであれば良
い。更に、石詰篭10A,10Bが菱形金網で形成され
ているが、亀甲金網やその他の網状素材を用いて構成し
た石詰篭にも本発明を適用できることはいうまでもない
ことである。
【0034】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の石詰篭に
よれば、胴網の側面に添設した骨線が該胴網の軸線方向
への伸縮特に伸長を防止し、胴網に巻着した箍枠が該胴
網の径方向への膨張を変形を防止するから、寸法安定性
に勝れ、石詰めに伴う変形を生じにくい。従って、複数
の石詰篭を並べて設置するような場合にも、各石詰篭の
直径や長さが不揃いになることがない。また、前記石詰
篭を相互に連結してなる石詰篭連結体は、個々の石詰篭
の寸法安定性が良いため、複数の石詰篭を並べて設置す
る場合に各石詰篭の直径や長さが石詰めによって不揃い
になることがなく、それらの設置作業や連結作業が簡単
である。しかも、設置後に地盤沈下等によって篭内部の
石が動いても、その石詰篭は変形しにくいため、それに
連結されている隣接の石詰篭に変形が波及することもな
い。また、隣接する石詰篭を、骨線と箍枠との交点にお
いて相互に連結することにより、その連結強度も大きく
なるため、耐久性のある石詰篭連結体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円筒形石詰篭の第1実施例を中間
の一部を省略して示す分解斜視図である。
【図2】図1の円筒形石詰篭の組み立て状態の要部拡大
図である。
【図3】図2の円筒形石詰篭の要部を拡大して示す側面
図である。
【図4】図2の円筒形石詰篭を平面的に設置して連結し
た石詰篭連結体の要部平面図である。
【図5】図4の石詰篭連結体の正面図である。
【図6】図2の円筒形石詰篭を立体的に設置して連結し
た石詰篭連結体の部分正面図である。
【図7】胴網と蓋網の異なる連結方法を示す要部側面図
である。
【図8】本発明に係る円筒形石詰篭の第2実施例を示す
斜視図である。
【図9】図8の円筒形石詰篭を設置して連結した石詰篭
連結体の平面図である。
【図10】本発明に係る円筒形石詰篭の第3実施例を示
す斜視図である。
【図11】従来の円筒形石詰篭の分解斜視図である。
【符号の説明】
10A,10B 石詰篭 11 胴網 12a,12b 蓋網 13 丸輪 14 骨線 15 箍枠 19 交点 20 補強用
骨線

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網状素材からなる円筒形の胴網と、 前記胴網の両端を閉じる蓋網と、 前記胴網の側面に軸線方向に添設されて両端が胴網端又
    は蓋網に係止する、該胴網の軸線方向への変形を防止す
    るための少なくとも1本の骨線と、 前記胴網に円周方向に巻着されて該胴網の径方向への
    を防止する少なくとも1つの箍枠と、 からなることを特徴とする円筒形石詰篭。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の円筒形石詰篭において、
    前記胴網の内部に、該胴網を円筒形に保持する保形用の
    丸輪が設けられているもの。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の円筒形石詰篭にお
    いて、前記箍枠が骨線の外側に巻着されているもの。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の円筒形石
    詰篭において、前記骨線が胴網の列線を縫うようを取り
    付けられると共に、前記箍枠が胴網の外周に巻着されて
    いるもの。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の円筒形石
    詰篭において、前記骨線と箍枠との交点が相互に結着さ
    れているもの。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の円筒形石
    詰篭において、前記胴網の両端を閉じる2つの蓋網のう
    ち少なくとも一方に、前記胴網の骨線と対応する補強用
    骨線が該蓋網を横切るように取り付けられているもの。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6の何れかに記載の円筒形石
    詰篭を相互に近接して配設し、隣接する石詰篭同士を互
    いに連結してなることを特徴とする石詰篭連結体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の石詰篭連結体において、
    隣接する石詰篭を骨線と箍枠との交点において相互に連
    結したもの。
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