JPH11303043A - 篭状枠体及び多自然型かごブロック - Google Patents
篭状枠体及び多自然型かごブロックInfo
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- JPH11303043A JPH11303043A JP10894898A JP10894898A JPH11303043A JP H11303043 A JPH11303043 A JP H11303043A JP 10894898 A JP10894898 A JP 10894898A JP 10894898 A JP10894898 A JP 10894898A JP H11303043 A JPH11303043 A JP H11303043A
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Abstract
形成、生態系の維持、緑化推進等々に寄与できる多自然
型かごブロックを提供することである。 【解決手段】 網状板からなる篭状枠体12に塊状充填
物が中詰めされたブロックであって、柱状脚部13を備
え、3回回転対称軸又4回回転対称軸を有する形状とさ
れることである。あるいは、略正四面体の外形で、その
内部を貫通する孔が設けられることであり、截頭錐形の
脚部が備えられることであり、篭状枠体12を補強しそ
の形状を維持するための補強部材が設けられることであ
る。
Description
し、より詳しくは、消波根固ブロックの機能を有し、自
然景観の形成、生態系の維持、緑化の推進等々に寄与で
きる多自然型かごブロックに関する。
クとしては、コンクリート製の種々の形状のものが提案
され市販されている。コンクリート製のブロックは強固
で重いため、波や水流の強い力を受けても押し流された
り破損したりすることがなく、長期の安定使用が可能で
ある。しかしながら、コンクリート製ブロックによる施
工現場の外観は無機質的で殺風景であり、自然草花の植
生や魚類等の生息には不適であった。近年、自然環境の
維持や保全の必要性が強く認識されるようになるのに伴
い、上記、コンクリート製消波根固ブロックの問題点が
顕在化し、その有効な解決策が期待されている。
用されるかごマットやふとんかごが、河川湖沼や海岸の
護岸工事に用いられてきた。かごマットには、栗石等の
間に比較的狭い空隙が形成されるため、魚類などの小動
物が生息しやすく、また、土石等が堆積して野性の草花
が植生しやすい環境が生まれるため、自然環境の維持育
成には優れた土木資材である。しかしながら、消波を目
的にした場合、かごマット単体としての流水性は比較的
低く、かごマット間に形成される間隙も、直方体同志で
あるため密着して狭くなるので、全体として、流水性が
低く消波効果は期待できない。すなわち、消波ブロック
として用いるには適当でなかった。
を鑑み、消波根固ブロックの機能を備えて強固で耐久性
に優れ、自然景観の形成、生態系の維持、緑化の推進等
々に寄与できる多自然型ブロックについて、鋭意研究を
重ねた結果本発明に至ったのである。
ごブロックの要旨とするところは、網状板からなる篭状
枠体に塊状充填物が中詰めされたブロックであって、柱
状脚部を備え、3回対称回転軸又は4回対称回転軸を有
する形状であることにある。
て、3回対称回転軸又は4回対称回転軸を少なくとも3
本有する形状であることにある。
ックの別の要旨とするところは、網状板からなる篭状枠
体に塊状充填物が中詰めされたブロックであって、略正
四面体の外形であり、かつ、その内部を貫通する孔が設
けられていることにある。
ブロックの別の要旨とするところは、網状板からなる篭
状枠体に塊状充填物が中詰めされたブロックであって、
截頭錐形の脚部が備えられたことにある。
て、篭状枠体の内部に、篭状枠体を補強しその形状を維
持するための補強部材が設けられたことにある。
て、塊状充填物が石材であることにある。
ブロックの別の要旨とするところは、網状板からなる篭
状枠体に、嵩比重が1以下の塊状充填物が中詰めされ、
見掛け比重が1以下とされたブロックであって、柱状脚
部を備え、3回対称回転軸又は4回対称回転軸を有する
形状であることにある。
ブロックの実施の形態を図面に基づいて詳しく説明す
る。
ック10の実施態様の一例を示すものであり、いわゆる
テトラポッド型の例である。多自然型かごブロック10
は、網状板からなる篭状枠体12に、栗石等の塊状充填
物が中詰めされている。また、柱状脚部13が4本設け
られている。本発明に用いる網状板としては、エキスパ
ンドメタル、溶接金網、菱形金網等々の金属製網状物が
適している。エキスパンドメタルを用いた時の外観図を
図2に、溶接金網を用いた時の外観図を図3に、菱形金
網を用いた時の外観図を図4に示す。網状板単独で篭状
枠体12を形成してもよいが、特に、強度を補いその形
状を維持するために枠線を併せ用いることもできる。ま
た、施工場所での耐久性を考慮して適切な材質が選定さ
れる。例えば、河川ではメッキ処理された網状板、海岸
ではステンレスからなる網状板が適している。
10の組み立ては、例えば次のようにして実行される。
図5を用いて説明すれば、まず、骨組みを枠線14によ
り形成しておき、これに網状板16を張り付けてバケツ
状の脚部枠体18を形成する。この脚部枠体18の4個
を連結することにより、図1に例示されるテトラポッド
型の篭状枠体12を得ることができる。
網状板16を用いる場合には、しっかりした構造の骨組
みを枠線14によって組まなければならないが、エキス
パンドメタル等のように比較的剛性の高い網状板16を
用いる場合には、バケツ状の脚部枠体18の上端だけに
枠線14を用いればよい。枠線14としては、直径13
〜16mm位の鋼線が用いられる。また、網状板16と
して菱形金網を用いる場合には、直径4〜6mm位の鋼
線の金網が使用される。バケツ状の脚部枠体18同志の
連結は、シャックルやワイヤークリップ等の係止具を用
いたり、枠線14に取り付けたリブ板の孔とボルトとを
係合させたりして行われる。
するには、3個の脚部枠体18を組み合わせた途中段階
で中詰してもよいし、篭状枠体12を組み上げてから中
詰する手順でもよい。脚部枠体18の端部に、図6に示
されるような開閉自在口20を設ければ、任意の段階で
栗石等を投入できて便利である。同図において、開閉自
在口20はワイヤー22の結び・解きによって開閉され
るが、開閉方式は本例に限定されるものではない。小高
く盛られた地盤上に篭状枠体12を置き、その底部を支
えながら中詰作業を行うことにより、篭状枠体12が変
形するのを防止できる。栗石等の中詰は、設置予定地又
はその近辺で行われる。コンクリート製のブロックの場
合に較べれば、設置予定地に直接、あるいは、より近い
場所で組み立てることができるので、運搬・移動コスト
が低減される効果がある。
柱状脚部を備え、3回対称回転軸又は4回対称回転軸を
有するものであり、図1に示される例では、4個の柱状
脚部13と互いに独立した4本の3回対称回転軸を有す
る。柱状脚部13を設ける目的は、地盤や隣接ブロック
との密着を避けて適当な幅の間隙を形成して流水域と
し、優れた消波機能を確保するためである。その結果、
ブロックを貫通する流水域をわざわざ設ける必要もなく
なり、ブロックの強度低下を避けることができる。
を有する目的は、かごブロックの強度を補うためであ
る。すなわち、コンクリート製のブロックに較べて相対
的に低い強度のかごブロックでは、波力や水流の力を受
けて破損したり変形したりすることに対する対策が特に
重要である。ブロック形状の対称性を高めれば、波力や
水流力等の外力がブロック各部分に均等に分散され、局
所的に大きな応力が掛かることが避けられるので、破損
や変形のトラブルを防止できる。また、ブロック形状の
対称性を高めれば、ブロックを積み上げた時、特に乱積
した時のブロック同志のかみ合わせがよくなり、波力や
水流の力等の外力に対する抵抗力が向上する効果が得ら
れる。本発明者は、種々の形状、大きさのかごブロック
について、消波根固ブロックとしての機能や実用特性を
検討した結果、3回対称回転軸又は4回対称回転軸を有
する形状のかごブロックに対し、優れた耐久性を確認で
きたのである。
ロック10は、図1の例に限定されず種々の形状とする
ことができる。例えば、図7(a)に示される形状は、
6個の柱状脚部13と3本の4回対称回転軸を、同図
(b)に示される形状は、6個の柱状脚部13と3本の
3回対称回転軸を有する例である。また、図7(c)に
示される形状は、5個の柱状脚部13と1本の4回対称
回転軸を、同図(d)に示される形状は、6個の柱状脚
部13と1本の3回対称回転軸を有する例である。
明の多自然型かごブロック10の形状には、3回対称回
転軸又は4回対称回転軸が必要とされるが、これら対称
回転軸を少なくとも3本有する形状とすれば、実用性が
さらに向上する効果が得られる。すなわち、3回対称回
転軸又は4回対称回転軸を少なくとも3本有するという
ことは、三次元的な対称性を有することを意味し、二次
元的又は三次元的に集団としてブロックを使用する場合
には、前後、左右、上下の全方向にわたり、ブロック同
志のかみ合わせがよくなり、外力に対する抵抗性がさら
に向上するのである。図1に示される形状、図7(a)
又は図7(b)に示される形状は、いずれも3本以上の
3回対称回転軸又は4回対称回転軸を有し、優れた実用
性を備えたものであるが、この他、種々の形状が可能で
ある。
ごブロック11は、図8のように例示される。正四面体
を基本形にして、その各陵部分と各頂点部分とが削ら
れ、正四面体を構成する4面に通じる貫通孔24が設け
られている。正四面体は対称性に優れ、その4面が互い
に支え合って変形しにくい形状であり、本発明のかごブ
ロックの強度を高めるのに特に適した形状である。しか
しながら、正四面体同志では密着して、その間に適当な
大きさの間隙が形成されないので、消波に必要な流水域
として貫通孔24を別に設ける必要がある。本請求項3
に係わる多自然型かごブロック11は、正四面体の有す
る対称性に基づき、ブロック同志の良好なかみ合い性と
高いブロック強度という基本的な特性が備えられてさえ
いればよく、各面の平面性、各陵部分や各頂点部分の鋭
角度合い等々に関しては、正四面体から多少異なった形
状とされてもよい。
先端部が絞られた截頭錐形とすれば、さらに有用な多自
然型かごブロック10とすることができる。その効果の
1つは、脚部の強度を増して破損や変形を防ぐことであ
り、他の効果は、栗石等の塊状充填物を投入する作業性
を向上することである。截頭錐形とすることによって、
変形応力の掛かりやすい脚部の付け根部を太くし、耐久
強度を高めることができる。また、脚部の付け根部を太
くすることにより、付け根部内部からの、栗石等の投入
作業性を改善できる。截頭錐形の脚部形状としては、例
えば、図1又は図7(c)のブロック形状中に例示され
るが、本発明に係わり、截頭錐形の脚部が備えられる多
自然型かごブロックの形状は、これらの例に限定される
ものではない。
変形や破損を防ぐため、篭状枠体12を補強しその形状
を維持するための補強部材を設けることは、栗石等が中
詰されたかごブロックの実用性を高めるのに特に有効な
手段である。図9は、いわゆるテトラポッド型の多自然
型かごブロック10に対応する、補強部材26の一例を
示すものであり、四方に伸びてその骨格を形成する4本
のキール28と、各キール28に設けられたリング状の
ガイド30とで構成されている。補強部材26の形状
は、篭状枠体12の形状に基づいて最適に設計される
が、図9に示される例で説明すれば、キール28の方向
及び長さは、各柱状脚部13のそれぞれに合わせて調整
され、リング状ガイド30の直径は、各脚部枠体18の
対応する部分の太さに合わせ調整される。キール28と
しては、例えば、10×100×100の山形鋼等を用
いることができるし、ガイド30としては、例えば、直
径13〜16mmの鋼線を用いることができる。キール
28同志、あるいは、キール28とガイド30との連結
は、溶接、ボルトとナット、等々の通常の係止手段によ
って行われ特に限定されない。
ク10の組み立ては、例えば次のようにして行われる。
図9に示されるように形成された補強部材26の3本の
脚部に、図5に例示されるバケツ状の脚部枠体18を被
せ連結する。ガイド30と脚部枠体18とは、コイルを
用いる等の通常用いられる手段で連結される。次に、こ
のようにして連結された、3個の脚部枠体18の上部に
開かれた開口部から、栗石等の塊状充填物を開口部近く
まで投入する。次には、補強部材26の残りの1本の脚
部に4個目の脚部枠体18を被せて連結し、篭状枠体1
2を完成させる。最後に、4個目の脚部枠体18に設け
られた、図6に例示されるような開閉自在口を開いて栗
石等の塊状充填物を補充し、篭状枠体12の内部を塊状
充填物で充満させることにより、補強部材26使用の多
自然型かごブロックを組み立てることができる。しかし
ながら、補強部材26を用いた多自然型かごブロック1
0の組み立て方法は、本例に限定されず、多自然型かご
ブロックの種々の形状に応じて最適の方法が採用され
る。
は、篭状枠体12を構成する網状板の網目より大きけれ
ばよく特に限定されないが、魚類等の生息や植物の植生
等々に適した大きさとして、50mm〜200mm位と
するのが好ましい。また、塊状充填物の種類も特に限定
されないが、高強度で耐久性に優れ、比較的低価格の石
材が好ましい。石材としては、栗石や玉石等の自然石、
コンクリート塊やレンガ塊やヘドロ焼成物塊等の人工石
状物等々を使用できる。粉状体や粒状体を袋詰めしたも
のも塊状充填物として用いることができる。植生用土を
袋詰めした土嚢を塊状充填物として用いれば、特に植生
に適した多自然型かごブロックとなる。
比重であることにより、本発明の実施に当たり特に適し
た塊状充填物である。消波根固ブロックは、海底や河川
底に敷かれて用いられることが多いが、比重が大きけれ
ば波や水流によって倒れたり移動したりすることが防げ
る。図10は1段に敷かれて用いられる状態の一例を示
し、図11は2段、図12は秩序なく乱積されて用いら
れる例を示す。消波根固ブロック形状の対称性は、上下
左右に隣接するブロック同志のかみ合わせに影響し、対
称性が高いほどかみ合いやすくなるので、波や水流に対
する抵抗性が強くなる。特に、乱積されて用いられる時
に顕著である。
形によるものであり、従来のコンクリート製ブロックで
も、本発明のかごブロックでも同様であるが、本発明の
主眼とする自然環境の維持育成に寄与するのはブロック
内の細かな空隙である。すなわち、図13に示されるよ
うに、塊状充填物36間には不規則な形状の細かな空隙
38が多数形成されていて、水中にあっては、小魚等の
小動物の生息場所や産卵場所、又は、水性植物の植生場
所となり、水面上の露出部にあっては、土砂等の堆積に
よって自然植物の種子が着床し生育する場所となるので
ある。ブロック内に形成される空隙の形状や大きさが多
様であるため、生息する動物や植物も多種類にわたるこ
とになり、自然環境の多様性や多相性が維持保全される
ようになる。
法面等では、植生用土を袋詰めした土嚢を、塊状充填物
として中詰めしたかごブロックを用いるとよい。また、
水際等では、土嚢が中詰された本かごブロックを、栗石
等が詰められたかごブロックの上に敷設して用いること
もできる。あるいは別の施工方法では、栗石等を中詰し
た本発明のかごブロックの上に、土嚢等を敷設したり覆
土したりすることも有効である。
を、比較的緩やかな流れの中に疎に配置し、その間に割
石や自然石、砂礫等の適量を敷設する使用方法も、多自
然型岸辺を早期に形成する有効な手段である。すなわ
ち、ブロック間の淀みには比較的大きな物が堆積する
し、ブロック内の小さな空隙には比較的小形の小石や砂
礫等が堆積し、魚類等の小動物の生息や、水草等の水生
植物が植生するのに適した環境が創出される。
ブロックとすれば、浮き式の消波堤を形成できるので特
別の効果が得られる。すなわち、図14に示されるよう
に、アンカー32により係留されたかごブロック34
を、列状かつ多層に配設して浮堤を形成すれば、下方を
海流が自由に行き来できる消波堤となる。下方の自然環
境をなんら乱さずに消波することができ、また、かごブ
ロック34の内部にある細かな空隙は、プランクトンや
小魚等の生息に適した場所となる。適当な重さのバラン
スを取り付け、浮き高さを調節することもできる。
のものを用い、発泡ポリスチレン、発泡ポリ塩化ビニ
ル、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の軽量プ
ラスチックや、軽石、発泡コンクリート等が適してい
る。特に、廃棄プラスチックを用いることができれば資
源の有効利用に役立てる。塊状の軽量プラスチックや軽
石、発泡コンクリート等をそのまま用いることもできる
し、細粒の軽量プラスチックや軽石、発泡コンクリート
等を適当な大きさの袋に詰めて用いてもよい。
囲内で、かごブロックの形状や組み立て方法、篭状枠体
の材質、塊状充填物の種類や形状、補強部材の材質や形
状等につき、当業者の知識に基づき種々なる改良、修
正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
る。
多自然型かごブロック10を製作した。底部の幅は17
00mm、高さは1400mm、各柱状脚部13の先端
部直径は420mmであった。図5に示されるのと同様
の、バケツ状の脚部枠体18は、線径13mmの鋼線か
らなる枠線14に、網目75mm、線径5mmの鋼線か
らなる菱形金網を張り付けて形成した。
状充填物の中詰を次のように行った。3個の脚部枠体1
8を連結して三脚状に立てた上部の開口部から、100
mm〜200mm位の大きさの栗石を開口部近くまで投
入し、4個目の脚部枠体18を逆さにして、この開口部
に被せて連結した。次に、4個目の脚部枠体18に設け
られた、図6に示されるのと同様の開閉自在口20か
ら、篭状枠体12の内部一杯に栗石を投入補充し、開閉
自在口20を閉じて多自然型かごブロック10を組み立
てることができた。開閉自在口20は、ワイヤー22の
結び・解きによって開閉される仕組みになっている。
に示されるのと同様の、大型の多自然型かごブロック1
0を製作した。ブロックの大きさは、底部の幅2700
mm、高さ2300mm、各柱状脚部13の先端部直径
670mmであった。キール28としては、10×10
0×100の山形鋼を用い、ガイド30としては、直径
16mmの鋼線を用いた。脚部枠体18を補強部材26
に被せる手順で組み立てた他は、網状板、塊状充填物及
びその中詰方法、等々は実施例1と同様であった。
かごブロックを製作した。篭状枠体12に中詰めする塊
状充填物としては、嵩比重が0.03の発泡ポリスチレ
ンからなる成形品を用い、かごブロックの見掛け比重は
0.4であった。発泡ポリスチレンからなる成形品は、
直径200mm位の栗石状に成形され、ポリウレタンが
コーティングされている。篭状枠体12の構造や大き
さ、塊状充填物の中詰方法等々は、実施例1と同様であ
った。
堤を構築した。すなわち、本ブロックを3列に並べて各
々をワイヤーで繋ぎ、アンカーを取り付けて海中に投じ
た。1列目のブロック群が水面上に浮き、2列目、3列
目のブロック群が水中に沈んで、高さ方向に3段に重な
るように、アンカーからの係留長さを調節することによ
って、浮き式の消波堤を構築することができた。本例の
浮き式消波堤によれば、十分な消波機能が発揮され、海
底部の自然環境が維持されることが確認されると共に、
かごブロック内の、ポリウレタンコーティングされた栗
石状成形品には、海草等の着床が観察された。
型かごブロックによれば、ブロック間に比較的大きな間
隙が形成されて流水域が確保されるので、優れた消波ブ
ロックとして用いられる。
を有する高い対称性の形状であるため、波や水流による
局所的な変形応力を受けにくく、破損や変形等のトラブ
ル発生を防止できる。また、高い対称性の形状であるた
め、隣接するブロック同志のかみ合わせがよく、並列あ
るいは多層に重ねられて使用される時に、波力や水勢に
対する抵抗力が強くなる効果が得られる。
間に、比較的狭くて不定形の多数の空隙が形成されるの
で、生態系が維持され自然環境が育成保全される効果が
ある。すなわち、水中にあっては、藻や水草が繁茂し、
プランクトンが増殖し、魚類などの小動物が生息するよ
うになる。また、水面上の露出部にあっては、土砂の堆
積によって自然植物の種子が着床し生育する場所となる
ので、岸辺が緑化され自然的景観が維持保全される。
状充填物間に形成される多数の空隙を通して、地盤への
水の浸透が可能となるので、地下水の涵養と水質の浄化
が図れる。
填物として中詰したかごブロックを用いたり、本発明の
多自然型かごブロックに、土嚢等を重ねたり植生土を覆
土したりして施工すれば、草花の植生が促進され豊かに
緑化された護岸を短期間で形成することができる。本実
施態様によれば、現地発生土を用いて緑化することがで
きるので、廃土処理が不要となる。
軸を少なくとも3本以上有する形状のかごブロックとす
れば、対称性が高まることによって、かごブロック間の
かみ合わせが一層良くなり、波力や水勢に対する抵抗性
がさらに向上する。
略正四面体に貫通孔が設けられた形状の多自然型かごブ
ロックとすれば、1個1個のブロック強度が大きくなる
と共に、隣接するブロック間のかみ合わせがさらに良好
となるので、波や水流から受ける変形応力に対する抵抗
力が各段に高まる。
して、脚部を截頭錐形としてその付け根近辺を太くすれ
ば、脚部の強度が向上し波や水流から受ける変形応力に
対する抵抗力が高まると共に、栗石等の塊状充填物を投
入する作業性が向上する。また、截頭錐形の脚部枠体は
パーツとして取り扱うことができ、嵩張らず軽量でハン
ドリングに優れ、コンパクトに重ねられて保管や運搬に
便利になるので、保管・運搬・組み立てコストを大幅に
低減できる。
強しその形状を維持するための補強部材を設ければ、波
や水流から受ける変形応力に対する抵抗力が高まって耐
久性が向上し、特に、大型の多自然型かごブロックの実
用性が改善される。
れば、波や水流によって動かされたりすることがなく、
消波根固ブロックとしての安定性が向上する。また、栗
石や玉石等の自然石を用いれば、多自然型かごブロック
の外観が改善され、施工現場の自然的景観創出に寄与で
きる。
水に浮くかごブロックとすれば、列状かつ多層に配設し
て浮堤を形成し、下方を自由に海流が行き来できる浮き
消波堤とすることができる。本浮き消波堤によれば、下
方の自然環境をなんら乱さずに消波することができ、か
ごブロックの内部に形成される細かな空隙は、プランク
トンや小魚等の生息に適した場所となる。
コンクリートを使用しなくてもよいので、寒冷時でも施
工でき、何時でも何処でも施工できる。また、コンクリ
ートを使用しないので養生期間が不要であり、緊急の工
事にも対応できるメリットがある。
れば、ブロック設置予定地又はその近辺で、組み立て・
中詰め作業を行えるので、大型のクレーン等の機械を要
せず、運搬・移動コストが低減されるメリットがある。
さらに、網状板が軽量であるため、運搬・移動や組み立
ての作業が容易になり、コストが低減し安全性が向上す
る効果が得られる。
す全体斜視図である。
自然型かごブロックの外観を模式的に示す正面図であ
る。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
する斜視図である。
口の一例を模式的に拡大して示す部分斜視図である。
示す全体斜視図であり、同図(a)は六脚タイプ、同図
(b)は三柱タイプ、同図(c)は五脚タイプ、同図
(d)は六脚タイプの例である。
を示す全体斜視図である。
図である。
方法の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
成される空隙部を模式的に示す側面断面図である。
法の一例を説明する側面模式図である。
ロックに関し、より詳しくは、消波根固ブロックの機能
を有し、自然景観の形成、生態系の維持、緑化の推進等
々に寄与できる多自然型かごブロックとそれを構成する
篭状枠体に関する。
要旨とするところは、塊状充填物が中詰めされ得る網状
板からなる篭状枠体であって、柱状脚部を備え、3回回
転対称軸又は4回回転対称軸を有する形状であることに
ある。
対称軸又は4回回転対称軸を少なくとも3本有する形状
であることにある。
旨とするところは、塊状充填物が中詰めされ得る網状板
からなる篭状枠体であって、略正四面体の外形であり、
かつ、その内部を貫通する孔が設けられていることにあ
る。
の要旨とするところは、塊状充填物が中詰めされ得る網
状板からなる篭状枠体であって、截頭錐形の脚部が備え
られたことにある。
の内部に、該篭状枠体を補強しその形状を維持するため
の補強部材が設けられたことにある。
枠体は、ほぼ等しい形状の脚部枠体に分割し得ることに
ある。
の要旨とするところは、前記篭状枠体に塊状充填物が中
詰めされてなることにある。
多自然型かごブロックの実施の形態を図面に基づいて詳
しく説明する。
柱状脚部を備え、3回回転対称軸又は4回回転対称軸を
有するものであり、図1に示される例では、4個の柱状
脚部13と互いに独立した4本の3回回転対称軸を有す
る。柱状脚部13を設ける目的は、地盤や隣接ブロック
との密着を避けて適当な幅の間隙を形成して流水域と
し、優れた消波機能を確保するためである。その結果、
ブロックを貫通する流水域をわざわざ設ける必要もなく
なり、ブロックの強度低下を避けることができる。
を有する目的は、かごブロックの強度を補うためであ
る。すなわち、コンクリート製のブロックに較べて相対
的に低い強度のかごブロックでは、波力や水流の力を受
けて破損したり変形したりすることに対する対策が特に
重要である。ブロック形状の対称性を高めれば、波力や
水流力等の外力がブロック各部分に均等に分散され、局
所的に大きな応力が掛かることが避けられるので、破損
や変形のトラブルを防止できる。また、ブロック形状の
対称性を高めれば、ブロックを積み上げた時、特に乱積
した時のブロック同志のかみ合わせがよくなり、波力や
水流の力等の外力に対する抵抗力が向上する効果が得ら
れる。本発明者は、種々の形状、大きさのかごブロック
について、消波根固ブロックとしての機能や実用特性を
検討した結果、3回回転対称軸又は4回回転対称軸を有
する形状のかごブロックに対し、優れた耐久性を確認で
きたのである。
した多自然型かごブロック10は、図1の例に限定され
ず種々の形状とすることができる。例えば、図7(a)
に示される形状は、6個の柱状脚部13と3本の4回回
転対称軸を、同図(b)に示される形状は、6個の柱状
脚部13と3本の3回回転対称軸を有する例である。ま
た、図7(c)に示される形状は、5個の柱状脚部13
と1本の4回回転対称軸を、同図(d)に示される形状
は、3個の柱状脚部13と1本の3回回転対称軸を有す
る例である。
ロック10の形状には、3回回転対称軸又は4回回転対
称軸が必要とされるが、これら回転対称軸を少なくとも
3本有する形状とすれば、実用性がさらに向上する効果
が得られる。すなわち、3回回転対称軸又は4回回転対
称軸を少なくとも3本有するということは、三次元的な
対称性を有することを意味し、二次元的又は三次元的に
集団としてブロックを使用する場合には、前後、左右、
上下の全方向にわたり、ブロック同志のかみ合わせがよ
くなり、外力に対する抵抗性がさらに向上するのであ
る。図1に示される形状、図7(a)又は図7(b)に
示される形状、次に説明する図8に示される形状は、い
ずれも3本以上の3回回転対称軸又は4回回転対称軸を
有し、優れた実用性を備えたものであるが、この他、種
々の形状が可能である。
使用した多自然型かごブロック11は、図8のように例
示される。正四面体を基本形にして、その各陵部分と各
頂点部分とが削られ、正四面体を構成する4面に通じる
貫通孔24が設けられている。正四面体は対称性に優
れ、その4面が互いに支え合って変形しにくい形状であ
り、本発明のかごブロックの強度を高めるのに特に適し
た形状である。しかしながら、正四面体同志では密着し
て、その間に適当な大きさの間隙が形成されないので、
消波に必要な流水域として貫通孔24を別に設ける必要
がある。この多自然型かごブロック11は、正四面体の
有する対称性に基づき、ブロック同志の良好なかみ合い
性と高いブロック強度という基本的な特性が備えられて
さえいればよく、各面の平面性、各陵部分や各頂点部分
の鋭角度合い等々に関しては、正四面体から多少異なっ
た形状とされてもよい。
て、脚部の形状を、先端部が絞られた截頭錐形とすれ
ば、さらに有用な多自然型かごブロック10とすること
ができる。その効果の1つは、脚部の強度を増して破損
や変形を防ぐことであり、他の効果は、栗石等の塊状充
填物を投入する作業性を向上することである。截頭錐形
とすることによって、変形応力の掛かりやすい脚部の付
け根部を太くし、耐久強度を高めることができる。ま
た、脚部の付け根部を太くすることにより、栗石等の投
入作業性を改善できる。截頭錐形の脚部形状としては、
例えば、図1又は図7(c)のブロック形状中に例示さ
れるが、本発明に係わり、截頭錐形の脚部が備えられる
多自然型かごブロックの形状は、これらの例に限定され
るものではない。
を有する高い対称性の形状であるため、波や水流による
局所的な変形応力を受けにくく、破損や変形等のトラブ
ル発生を防止できる。また、高い対称性の形状であるた
め、隣接するブロック同志のかみ合わせがよく、並列あ
るいは多層に重ねられて使用される時に、波力や水勢に
対する抵抗力が強くなる効果が得られる。
軸を少なくとも3本以上有する形状のかごブロックとす
れば、対称性が高まることによって、かごブロック間の
かみ合わせが一層良くなり、波力や水勢に対する抵抗性
がさらに向上する。
す全体斜視図である。
自然型かごブロックの外観を模式的に示す正面図であ
る。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
する斜視図である。
口の一例を模式的に拡大して示す部分斜視図である。
示す全体斜視図であり、同図(a)は六脚タイプ、同図
(b)は三柱タイプ、同図(c)は五脚タイプ、同図
(d)は三脚タイプの例である。
を示す全体斜視図である。
図である。
方法の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
成される空隙部を模式的に示す側面断面図である。
法の一例を説明する側面模式図である。
要旨とするところは、塊状充填物が中詰めされ得る網状
板からなる篭状枠体であって、脚部枠体を備え、3回回
転対称軸又は4回回転対称軸を少なくとも3本有する形
状であることにある。
の要旨とするところは、塊状充填物が中詰めされ得る網
状板からなる篭状枠体であって、截頭錐形の脚部枠体が
備えられたことにある。
ック10の実施態様の一例を示すものであり、いわゆる
テトラポッド(登録商標、以下同じ。)型の例である。
多自然型かごブロック10は、網状板からなる篭状枠体
12に、栗石等の塊状充填物が中詰めされている。ま
た、柱状脚部13が4本設けられている。本発明に用い
る網状板としては、エキスパンドメタル、溶接金網、菱
形金網等々の金属製網状物が適している。エキスパンド
メタルを用いた時の外観図を図2に、溶接金網を用いた
時の外観図を図3に、菱形金網を用いた時の外観図を図
4に示す。網状板単独で篭状枠体12を形成してもよい
が、特に、強度を補いその形状を維持するために枠線を
併せ用いることもできる。また、施工場所での耐久性を
考慮して適切な材質が選定される。例えば、河川ではメ
ッキ処理された網状板、海岸ではステンレスからなる網
状板が適している。
した多自然型かごブロック10は、図1の例に限定され
ず種々の形状とすることができる。例えば、図7(a)
に示される形状は、6個の柱状脚部13と3本の4回回
転対称軸を有する例である。
ロック10の形状には、3回回転対称軸又は4回回転対
称軸が必要とされるが、これら回転対称軸を少なくとも
3本有する形状とすれば、実用性がさらに向上する効果
が得られる。すなわち、3回回転対称軸又は4回回転対
称軸を少なくとも3本有するということは、三次元的な
対称性を有することを意味し、二次元的又は三次元的に
集団としてブロックを使用する場合には、前後、左右、
上下の全方向にわたり、ブロック同志のかみ合わせがよ
くなり、外力に対する抵抗性がさらに向上するのであ
る。図1に示される形状、図7(a)に示される形状
は、いずれも3本以上の3回回転対称軸又は4回回転対
称軸を有し、優れた実用性を備えたものであるが、この
他、種々の形状が可能である。
使用した多自然型かごブロック11は、図8のように例
示される。正四面体を基本形にして、その各陵部分と各
頂点部分とが削られ、正四面体を構成する4面に通じる
貫通孔24が設けられている。正四面体は対称性に優
れ、その4面が互いに支え合って変形しにくい形状であ
り、本発明のかごブロックの強度を高めるのに特に適し
た形状である。しかしながら、正四面体同志では密着し
て、その間に適当な大きさの間隙が形成されないので、
消波に必要な流水域として貫通孔24を別に設ける必要
がある。この多自然型かごブロック11は、正四面体の
有する対称性に基づき、ブロック同志の良好なかみ合い
性と高いブロック強度という基本的な特性が備えられて
さえいればよく、各面の平面性、各陵部分や各頂点部分
の鋭角度合い等々に関しては、正四面体から多少異なっ
た形状とされてもよい。
て、脚部の形状を、先端部が絞られた截頭錐形とすれ
ば、さらに有用な多自然型かごブロック10とすること
ができる。その効果の1つは、脚部の強度を増して破損
や変形を防ぐことであり、他の効果は、栗石等の塊状充
填物を投入する作業性を向上することである。截頭錐形
とすることによって、変形応力の掛かりやすい脚部の付
け根部を太くし、耐久強度を高めることができる。ま
た、脚部の付け根部を太くすることにより、栗石等の投
入作業性を改善できる。截頭錐形の脚部形状としては、
例えば、図1又は図7(b)のブロック形状で例示され
るが、本発明に係わり、截頭錐形の脚部が備えられる多
自然型かごブロックの形状は、これらの例に限定される
ものではない。
す全体斜視図である。
自然型かごブロックの外観を模式的に示す正面図であ
る。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
ブロックの外観を模式的に示す正面図である。
する斜視図である。
口の一例を模式的に拡大して示す部分斜視図である。
六脚タイプの例を示す全体斜視図であり、(b)は截頭
錐形の脚部枠体が備えられた多自然型かごブロックの例
を示す全体斜視図である。
を示す全体斜視図である。
図である。
方法の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
方法の他の一例を説明する側面模式図である。
成される空隙部を模式的に示す側面断面図である。
法の一例を説明する側面模式図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 網状板からなる篭状枠体に塊状充填物が
中詰めされたブロックであって、柱状脚部を備え、3回
対称回転軸又は4回対称回転軸を有する形状であること
を特徴とする多自然型かごブロック。 - 【請求項2】 前記3回対称回転軸又は4回対称回転軸
を少なくとも3本有する形状であることを特徴とする前
記請求項1に記載する多自然型かごブロック。 - 【請求項3】 網状板からなる篭状枠体に塊状充填物が
中詰めされたブロックであって、略正四面体の外形であ
り、かつ、その内部を貫通する孔が設けられていること
を特徴とする多自然型かごブロック。 - 【請求項4】 網状板からなる篭状枠体に塊状充填物が
中詰めされたブロックであって、截頭錐形の脚部が備え
られたことを特徴とする多自然型かごブロック。 - 【請求項5】 網状板からなる篭状枠体に塊状充填物が
中詰めされたブロックであって、該篭状枠体の内部に、
該篭状枠体を補強しその形状を維持するための補強部材
が設けられたことを特徴とする前記請求項1〜請求項4
に記載する多自然型かごブロック。 - 【請求項6】 前記塊状充填物が石材であることを特徴
とする前記請求項1〜請求項5に記載する多自然型かご
ブロック。 - 【請求項7】 網状板からなる篭状枠体に、嵩比重が1
以下の塊状充填物が中詰めされ、見掛け比重が1以下と
されたブロックであって、柱状脚部を備え、3回対称回
転軸又は4回対称回転軸を有する形状であることを特徴
とする多自然型かごブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10108948A JP2979224B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 篭状枠体及び多自然型かごブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10108948A JP2979224B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 篭状枠体及び多自然型かごブロック |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303043A true JPH11303043A (ja) | 1999-11-02 |
JP2979224B2 JP2979224B2 (ja) | 1999-11-15 |
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ID=14497715
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009500548A (ja) * | 2005-07-11 | 2009-01-08 | ウニベルシダッド ポリテクニカ デ バレンシア | 傾斜防波堤用の被覆材 |
KR101002006B1 (ko) | 2010-08-26 | 2010-12-17 | 태성건설 주식회사 | 파괴를 방지하기 위하여 단부를 보강한 인공어초 겸용 테트라포드 |
KR101027765B1 (ko) * | 2008-08-27 | 2011-04-11 | 박만옥 | 민물용 테트라 포드 |
KR20150104547A (ko) * | 2015-08-26 | 2015-09-15 | 한승호 | 승강손잡이와 식생밴드가 구비된 테트라포드 |
KR101652211B1 (ko) * | 2016-02-17 | 2016-08-30 | 해주이엔씨 (주) | 강제 테트라포드 어초 |
JP6445106B1 (ja) * | 2017-07-27 | 2018-12-26 | 瀬戸内金網商工株式会社 | 円筒形蛇篭及びその製造方法 |
KR102295039B1 (ko) * | 2021-06-18 | 2021-08-31 | 김정수 | 입사파 분산 효율 개선을 위한 소파블록 |
RU206280U1 (ru) * | 2021-06-21 | 2021-09-03 | Николай Анатольевич Андросов | Волноломное устройство |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10108948A patent/JP2979224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP6445106B1 (ja) * | 2017-07-27 | 2018-12-26 | 瀬戸内金網商工株式会社 | 円筒形蛇篭及びその製造方法 |
JP2019027265A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 瀬戸内金網商工株式会社 | 円筒形蛇篭及びその製造方法 |
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