JP2001120107A - 海藻育成装置 - Google Patents

海藻育成装置

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JP2001120107A
JP2001120107A JP30653399A JP30653399A JP2001120107A JP 2001120107 A JP2001120107 A JP 2001120107A JP 30653399 A JP30653399 A JP 30653399A JP 30653399 A JP30653399 A JP 30653399A JP 2001120107 A JP2001120107 A JP 2001120107A
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growing
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Seiji Kikuchi
池 誠 治 菊
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Tokyo Jimu Service KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海藻とくにアマモを育成のために海底の砂面
変動を数cm程度に抑えることができる海藻育成装置の
提供。 【解決手段】 人工海草を用いて海藻を育成するための
海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
(5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、前
記人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方
向を隣接してコの字状の遮蔽構造物(A2)を形成し、
その遮蔽構造物(A2)のコの字の開放部を海岸線
(S)に向けて海岸線(S)に実質的に平行(30度未
満を言う)に配置し、コの字の前記網状体(6)を含む
内側に海藻の種子を設置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工海草を用いて
海藻例えばアマモを育成するための海藻育成装置に関
し、特にアマモを育成する遮蔽構造物等を適正配置して
海底の砂面変動に対してアマモ育成条件を創生する海藻
育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海草例えばアマモのに生育条件として
は、海水の流速、波高、相対照度、年平均の透明度等に
ついての基準が知られている。特にアマモ場造成には、
前記にさらに砂面変動と水中光量を考慮に入れて適地を
決定すべきことも知られている。
【0003】また、多くの研究より下限水深は、アマモ
が生育できる水中日光量の限界地点のDL−5m付近と
なることが分かっている。また、播種を行うならば、現
在10cmほどの砂面変動の環境であれば、数cm程度
に抑えることが必要であり、強制的に砂面を安定させる
手段を設けることができればよい。実海域では、波浪遮
蔽のある海域ではアマモが密生していることが知られて
いる。
【0004】本出願人は、特願平11ー048183号
において、人工海草を用いて海藻を育成するための遮蔽
構造物について提案しているが、その後の研究によって
さらに効果の上げられる技術を提案できるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたもので、海底の砂面変動を数cm程度に抑える
ことができる海藻育成装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の海藻育成用の海
藻育成装置(A1)は人工海草を用いて海藻を育成する
ための海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とそ
の枠体(5)に張設された網状体(6)とその網状体
(6)に取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多
数の葉状体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形
成し、該人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその
長さ方向を隣接してコの字状の遮蔽構造物(A2)を形
成し、その遮蔽構造物(A2)のコの字の開放部を海岸
線(S)に向けて海岸線(S)に実質的に平行(30度
未満を言う)に配置し、コの字の前記網状体(6)を含
む内側に海藻の種子を設置している。
【0007】これによれば、海藻の種子は海岸線側を除
いて3方が人工海草で囲まれているので、波浪を充分に
抑えることができ、海藻の生育に効果的である。本発明
の実施に際しては、コの字の開放側はチェーンで連結し
て開放強度を持たせることが好ましい。さらに遮蔽構造
物はアンカーで移動しないようにするのが好ましい。ま
た、海藻の種子は、砂または砂とカキ殻と共に、ガーゼ
等の袋体に入れて人工海草で囲まれた内部に設置するの
が好ましい。
【0008】本発明の別の海藻育成用の海藻育成装置
(A10)は、人工海草を用いて海藻を育成するための
海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
(5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
を隣接してロの字状の遮蔽構造物(A20)を形成し、
その遮蔽構造物(A20)を海岸線(S)に平行に複数
行を複数列配置し、ロの字の前記網状体(6)を含む内
側に海藻の種子を設置している。
【0009】この発明によれば、ロの字状の遮蔽装置の
内部に設置された種子が守られ、育成すると共に、複数
の遮蔽装置によって海底の砂面変動が抑制されるので遮
蔽装置外部近傍でも種子の設置で育成が期待できる。本
発明の実施に際しては、遮蔽装置はアンカーで移動しな
いようにするのが好ましい。また、海藻の種子は、砂ま
たは砂とカキ殻と共に、袋体に入れて人工海草で囲まれ
た内部に設置するのが好ましい。
【0010】また、本発明の別の海藻育成用の海藻育成
装置(A30)は、人工海草を用いて海藻を育成するた
めの海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその
枠体(5)に張設された網状体(6)とその網状体
(6)に取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多
数の葉状体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形
成し、該人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその
長さ方向を隣接してロの字状の遮蔽構造物(A20)を
形成し、その遮蔽構造物(A20)を海岸線(S)に平
行に複数行を複数列配置し、その平行並列に配置された
各遮蔽構造物(A20)の中間部に別の前記遮蔽構造物
(A20)を配置し、ロの字の前記網状体(6)を含む
内側に海藻の種子を設置している。
【0011】この発明によれば、抑制構造物が千鳥的に
縦横整列に配置されるので、海流を妨げ減衰させてロの
字の内部に設置された種子は守られ、育成され、さらに
ロの字外の外部近傍でも種子の設置で育成の期待ができ
る。
【0012】本発明の実施に際しては、遮蔽装置はアン
カーで移動しないようにするのが好ましい。また、海藻
の種子は、砂または砂とカキ殻と共に、袋体に入れて人
工海草で囲まれた内部に設置するのが好ましい。
【0013】また、本発明の別の海藻育成用の海藻育成
装置(A50)は、人工海草を用いて海藻を育成するた
めの海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその
枠体(5)に張設された網状体(6)とその網状体
(6)に取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多
数の葉状体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形
成し、該人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその
長さ方向を隣接してコの字状の第1の遮蔽部(10A)
を形成し、その第1の遮蔽部(10A)の内部に人工海
草ユニット(U5)を複数個隣接した複数の第2の遮蔽
部(14A)を設けて櫛状の主遮蔽構造物(A60)を
構成し、その主遮蔽構造物(A60)のコの字の開放部
を海岸線(S)に向けて海岸線(S)に平行に配置し、
コの字の前記網状体(6)を含む内側に海藻の種子を設
置している。
【0014】この発明によれば、長く延びた第2の抑制
部により海岸線に沿う流れによる砂面変動が抑制され
て、種子が守られ、海藻が育成される。本発明の実施に
際しては、遮蔽装置はアンカーで移動しないようにする
のが好ましい。また、海藻の種子は、砂または砂とカキ
殻と共に、袋体に入れて人工海草で囲まれた内部に設置
するのが好ましい。
【0015】また、本発明の別の海藻育成用の海藻育成
装置(A70)は、人工海草を用いて海藻を育成するた
めの海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその
枠体(5)に張設された網状体(6)とその網状体
(6)に取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多
数の葉状体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形
成し、該人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその
長さ方向を隣接して人工海草体(W5)を形成し、その
人工海草体(W5)を海底条件に応じて十字状に設置す
る十字型、平行状に設置する平行型、その他の設置型を
単独または組み合わせて配置し、それらの人工海草体の
前記網状体(6)を含む近傍に海藻の種子を設置してい
る。
【0016】この発明によれば、海底条件に応じて十字
型、平行型等を組み合わできるので海底の砂面変動が一
層抑えれられ、海藻の種子が守られ、育成される。本発
明の実施に際しては、抑圧部材はアンカーで移動しない
ようにするのが好ましい。また、海藻の種子は、砂また
は砂とカキ殻と共に、袋体に入れて人工海草で囲まれた
内部に設置するのが好ましい。
【0017】また、本発明の別の海藻育成用の海藻育成
装置(A90)は、人工海草を用いて海藻を育成するた
めの海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその
枠体(5)に張設された網状体(6)とその網状体
(6)に取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多
数の葉状体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形
成し、該人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその
長さ方向を隣接して人工海草体(W5)を形成し、その
人工海草体(W5)を突堤(T1、T2)、防潮堤(T
3)等の港湾条件、海底条件に応じて十字状に設置する
十字型、平行状に設置する平行型、等を組み合わせた設
置をし、それらの人工海草体の前記網状体(6)を含む
近傍に海藻の種子を設置している。
【0018】この発明によれば、配置の異なる人工海草
体が港湾を対象にしたもので、前記実施形態より港湾に
は適した配置となっていて海底の砂面変動が一層抑制さ
れ、海藻の種子が守られ、育成される。
【0019】本発明の実施に際しては、人工海草体はア
ンカーで移動しないようにするのが好ましい。また、海
藻の種子は、砂または砂とカキ殻と共に、袋体に入れて
人工海草で囲まれた内部に設置するのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図によって本発明の海藻育
成装置を説明する。図1は本発明にかかる第1の実施形
態の海藻育成装置A1を示す上面図であり、海岸線Sに
沿って実質的に平行に、櫛の背を海流Wに向けて直向す
るように、全体が長方形に形成されている。この場合の
実質的平行とは30度未満を言っている。その海藻育成
装置A1は、図2に示すコの字状の遮蔽構造物A2が複
数連結されて櫛形状に形成されている。
【0021】遮蔽構造物A2は、図4に示す長方形の人
工海草ユニットU5を複数個隣接して構成されている。
その人工海草ユニットU5は、枠体5と、その枠体5に
取り付けられた網状体6と、その網状体6の線状部に取
り付けられた葉状体10と、で構成されている。
【0022】枠体5は、図4に示すように、長さm(例
えば2000mm)の鋼管で構成された長辺2と、長さ
n(例えば1000mm)の鋼管で形成された短辺3と
で長方形に形成されている。その短辺3の端部には棒鋼
(例えば直径19mm)でU字状に形成されたU字金具
7が設けられている。
【0023】網状体6は、線状材の鋼線で網状に形成さ
れ網体6に取り付けられている(図2の黒太線の部
分)。葉状体10は、樹脂で細長いリボン状に形成され
ている。この葉状体10は、本出願人が特開平2ー20
4517号公報等で開示している、例えばポリプロピレ
ンで構成されている葉状体でもよい。
【0024】そして、図1〜図3に示す遮蔽構造物A2
は、海岸線S側に開放部がくるようなコの字状に配列さ
れている。それらの人工海草ユニットU5の枠体5は、
図3に示すように、U字状の杭14を海底に打ち込んで
固定されている。本実施例では8ヶの人工海草ユニット
U5が集合した遮蔽構造物A2を、5ヶを並べて長方形
にし、海流W側と海岸線S側に枠体5のU字金具7にチ
ェーン12を貫通連結して4ヶ所のアンカー13に固定
されている。そして、遮蔽構造物A2が相互の連結から
外れぬよう、また海藻育成装置A1全体が流され移動せ
ぬよう、杭14の固定とチェーン12の重量とアンカー
12の固定によって、海底に位置ぎめされ固定されてい
る。
【0025】その各遮蔽構造物A2のコの字の内側と網
状体6に、アマモの種子が砂とカキ殻で混合された袋F
(図2の黒丸)によって配置されている。なお、白丸E
は、アマモの種子と砂を入れた袋である。
【0026】以下、作用について説明する。図1に示す
第1の実施形態の場合、前記のように、海岸線S側に開
いているコの字状の複数(5ヶ)の遮蔽構造物A2で海
藻育成装置A1が構成されている。そして、この場合、
海岸線Sに向かってくる海流W、或いは海岸線と平行に
流れる波のいずれに対しても、葉状体10が有効に波浪
を減衰させる機能を有しているため、この遮蔽構造物A
2内にある海底の砂地は変動が抑制され、他の条件はア
マモの育成に適した海岸が選択されているので、ここに
まかれたアマモの種子は順調に生育することができる。
【0027】図5および図6は、本発明の別の第2の実
施形態を示している。第1の実施形態と形状、機能が同
一の部材には同一の符号を重複使用し詳細説明を省いて
説明する。図5は、第2の実施形態の海藻育成装置A1
0を示す上面図であり、海岸線Sに沿って、ロの字状の
遮蔽装置A20が上下辺を海岸線Sに平行にして設置さ
れている。また、遮蔽装置A20は、適宜の間隔p1、
p2をおいて、縦横整列に配置されている。
【0028】遮蔽装置A20は、前記第1の実施形態に
使用のコの字状に対してロの字状に形成してあり、その
他は同じである。そして、図5および図6に示す遮蔽装
置A20では、上下辺寸法Bを5mに、左右両辺寸法H
を波長の1/4〜1/3の8mにされている。なお、B
寸法は、波長によってかえるH寸法とのバランスで決定
することが好ましい。
【0029】本実施例ではこの遮蔽装置A20を、6ヶ
を2行3列に整列して並べて、海藻育成装置A10を構
成している。
【0030】それぞれの遮蔽装置A20は、第1の実施
形態と同要領で、遮蔽装置A20が流され移動して海藻
育成装置A10の配置構成が崩れぬよう、杭14とチェ
ーン17およびアンカー18で海底に位置ぎめされ固定
されている。
【0031】その各遮蔽装置A20のロの字の内側と網
状体6に、アマモの種子が砂とカキ殻で混合された袋F
(図6の黒丸)によって配置されている。なお、白丸E
は、アマモの種子と砂を入れた袋である。
【0032】なお、あおこその他の浮遊する海藻の少な
い海域では、ロの字の外側に播種(F1)してもよい。
また、播種は、種子を砂泥と混合土を土嚢につめる土嚢
式でも、ガーゼにくるむガーゼ法でもよい。また、発芽
の状況によっては、船上から播いてもよい。
【0033】以下、作用について説明する。図5に示す
第2の実施形態の場合、前記のように、海岸線S側に平
行および直角に遮蔽装置A20が配置され、複数(6
ヶ)の遮蔽装置A20で海藻育成装置A10が構成され
ている。
【0034】そして、この場合、海岸線Sに向かってく
る海流W、或いは海岸線Sと平行に流れる波のいずれに
対しても、また海岸線Sで反転した海流Wにも葉状体1
0が有効に波浪を減衰させる機能を有しているため、こ
の遮蔽装置A20内にある海底の砂地は変動が抑制され
る。また、整列配置のため海流Wおよび、波に対して例
えば中列後行の受圧が低減されて、後行の種子が一層ま
もられる。
【0035】他の条件はアマモの育成に適した海岸が選
択されているので、ここにまかれたアマモの種子は順調
に生育することができる。
【0036】図7に、本発明の別の第3の実施形態を示
している。第1および第2の実施形態と形状、機能が同
一の部材には同一の符号を重複使用し詳細説明を省いて
説明をする。図7は、第3の実施形態の海藻育成装置A
30を示す上面図であり、海岸線Sに沿って、図6に示
すロの字状の遮蔽構造物A20が海岸線Sに平行にして
設置されている。その遮蔽構造物A20は、適宜の間隔
q1、q2、q3をおいて縦横整列に配置され、その縦
横整列の中間部に別の遮蔽構造物A20が配置されてい
る。
【0037】遮蔽装置A20は、前記第1の実施形態と
外形寸法を除いては同じである。本実施例ではこの遮蔽
装置A20を、6ヶを2行3列に整列配置し、その行と
列の中間部に別の遮蔽構造物A20を配置して海藻育成
装置A10を構成している。
【0038】それぞれの遮蔽装置A20は、第1の実施
形態と同要領で、遮蔽装置A20が流され移動して海藻
育成装置A10の配置構成が崩れぬよう、海底に位置ぎ
めされ固定されている。
【0039】遮蔽構造物A20は、上下辺寸法bを4m
に、左右両辺寸法hを波長の1/4〜1/3の8mにさ
れている。本実施例では遮蔽構造物A20を、6ヶを2
行3列に整列して並べ、別の遮蔽構造物A20を2ヶを
2行3列の中間部に配置して海藻育成装置A30を構成
している。
【0040】それぞれの遮蔽構造物A20は、遮蔽構造
物A2が流され移動して海藻育成装置A30の配置構成
が崩れぬよう、杭14とチェーン17とアンカー18の
固定によって、海底に位置ぎめされ固定されている。
【0041】それらの各遮蔽構造物A20のロの字の内
側と網状体6に、アマモの種子が砂とカキ殻で混合され
た袋F(図6の黒丸)によって配置されている。なお、
白丸Eは、アマモの種子と砂を入れた袋である。また、
遮蔽構造物A20の外部にも海草の種子を設置しても良
い。
【0042】なお、あおこその他の浮遊する海藻の少な
い海域では、ロの字の外側に播種(F1)してもよい。
また、播種は、種子を砂泥と混合土を土嚢につめる土嚢
式でも、ガーゼにくるむガーゼ法でもよい。また、発芽
の状況によっては、船上から播いてもよい。
【0043】以下、作用について説明する。図7に示す
第3の実施形態の場合、前記のように、海岸線S側に平
行および直角に遮蔽構造物A20構成され、複数(8
ヶ)の遮蔽構造物A20で海藻育成装置A30が構成さ
れている。そして、この場合、海岸線Sに向かってくる
海流W、或いは海岸線Sと平行に流れる波のいずれに対
しても、また海岸線Sで反転した海流Wにも葉状体10
が有効に波浪を減衰させる機能を有しているため、この
抑制構造物A20内にある海底の砂地は変動が抑制され
る。
【0044】また、半千鳥状の整列配置のため海流Wお
よび、波に対して例えば3行の配置で後行の受圧が低減
されて、後行の種子が一層まもられる。また、2行3列
の中間部に配置された1行2列の遮蔽構造物A20は、
海流Wに直向きすると共に、他の抑制構造物A20と相
俟って海流および海岸線Sと平行に流れる波のいずれに
対しても、海岸線Sで反転した海流Wにも変化を与えて
種子がまもられる。他の条件はアマモの育成に適した海
岸が選択されているので、ここにまかれたアマモの種子
は順調に生育することができる。
【0045】図8に、本発明の別の大きな和櫛状の第4
の実施形態を示している。前記第1から第3の実施形態
と形状、機能が同一の部材には同一の符号を重複使用し
詳細説明を省いて説明をする。図8は、第4の実施形態
の長方形の和櫛状の海藻育成装置A50を示す上面図で
あり、海岸線Sに沿って、長辺を海岸線Sに平行にして
設置されている。海藻育成装置A50は、コの字状の第
1の遮蔽部10Aと、第1の遮蔽部10Aの両端の第3
の遮蔽部12A、12Aと、第3の遮蔽部12A、12
Aの内側に第3の遮蔽部12A、12Aに平行に第1の
遮蔽部10Aに接続して設けられた短寸の3ヶの第2の
遮蔽部14Aとで遮蔽構造物A60が構成されている。
【0046】それらの各遮蔽部10A、12A、12
A、14Aは、図4に示す長方形の人工海草ユニットU
5と長方形の寸法の異なる人工海草ユニットU5aを複
数個隣接して構成されている。即ち、第1の遮蔽部10
Aは、長辺には人工海草ユニットU5を6ヶを長さ方向
に隣接し、第3の遮蔽部12Aのそれぞれには、人工海
草ユニットU5を3ヶを長さ方向に隣接し、第3の遮蔽
部14Aのそれぞれは、人工海草ユニットU5aを3ヶ
を長さ方向に隣接して構成している。人工海草ユニット
U5は、前記第1および第2の実施形態で使用のものと
同じであり、人工海草ユニットU5aも長方形のサイズ
以外は同じである。
【0047】第3の遮蔽部12A、12A間に補強材2
4および25が取り付けられている。補強材24は、棒
状材で第2の遮蔽部14Aの端部をそれぞれ係止して左
右、上下動を防ぐよう取り付けられている。また、補強
材25は、棒状材で第3の遮蔽部12A、12Aが開、
閉口して海藻育成装置A50の構造全体を損壊せぬよう
取り付けられている。
【0048】それらの遮蔽部10A、12A、14A等
は、図9に示すように、U字状の杭14を海底に打ち込
んで固定されている。第1の遮蔽部10Aには辺に沿っ
てチェーン21が取り付けられアンカー22に固定、位
置きめされ、第3の遮蔽部12A、12Aには補強材2
5の端部に取り付けられたチェーン21がアンカー22
に固定、位置きめされている。
【0049】この海藻育成装置A50に、3方を各遮蔽
部10A、12A、14Aあるいは遮蔽部14A、10
A、14Aで囲まれた内側と網状体6にアマモの種子が
配置され、海岸線S側にアマモその他の海藻の種子が配
置されている。
【0050】以下、作用について説明する。図8に示す
第4の実施形態の場合、前記のように、海岸線S側に開
口して海藻育成装置A50が構成されている。この場
合、海岸線Sに向かってくる海流W、或いは海岸線Sと
平行に流れる波のいずれに対しても、葉状体10が有効
に波浪を減衰させる機能を有しているため、この海藻育
成装置A50内にある海底の砂地は変動が抑制される。
【0051】また、第2の遮蔽部14Aに葉状体10に
よる砂面変動抑制によるアマモ育成保護と、海流にふれ
る開口部の種子F1保護および育成保護との2面の効果
がある。
【0052】このようにして、海流Wおよび、波に対し
て種子がまもられる。他の条件はアマモの育成に適した
海岸が選択されているので、ここに播かれたアマモの種
子は順調に生育することができる。
【0053】図10、図11に、本発明の別の第5、第
6の実施形態を示している。前記第1〜第4の実施形態
と形状、機能が同一の部材には同一の符号を重複使用し
詳細を省いて説明をする。図10、図11は、第5、第
6の実施形態の海藻育成装置A70、A80を示す上面
図であり、人工海草体W5の配置によって海底の砂面変
動を抑制する態様を示している。図10において、海岸
線Sに平行して十字型の構造物B10と海向き平行型の
構造物B20が並列に配置され、海向き平行型の構造物
B20の海岸線S側に海岸平行型の構造物B30配置さ
れて構成されている。
【0054】十字型構造物B10は、海岸線Sに平行す
る1対の人工海草体W5とこれに直交する1対の人工海
草体W5とで十字型に構成されている。
【0055】海向き平行型の構造物B20は、海側に向
かって平行する1対の人工海草体W5で構成され、海岸
平行型の構造物B30は海岸線Sに平行する1対の人工
海草W5で構成されている。
【0056】前記の各人工海草体W5は、前記第1〜第
4の実施形態で説明した人工海草ユニットU5を隣接さ
せた集合体である。人工海草体W5の対向の内側または
砂面変動から保護される領域に、アマモの種子が砂とカ
キ殻で混合された袋Fを箱Fc内に入れて配置し、アマ
モの種子と砂を入れた袋E、その他G等を各種方法によ
って配置されている。
【0057】以下、作用について説明する。図10に示
す第5の実施形態の場合、前記のように、海岸線Sに平
行、並列に十字型構造物B10と海向き平行および海岸
線平行構造物B20、B30が設置されているので、海
底の砂面変動が抑制されると共に、海流条件、砂面変動
条件が多岐にわたりアマモの種子の発芽、育成条件の範
囲が広くなる。このようにして、海流Wおよび、波に対
して種子がまもられる。他の条件はアマモの育成に適し
た海岸が選択されているので、ここにまかれたアマモの
種子は順調に生育することができる。なお、上記の各構
造物の組合わせおよび配置は、海底条件に応じて最適に
なるよう自由に行うことが好ましい。
【0058】図11に、本発明の別の第6の実施形態を
示している。前記第1〜第6の実施形態と形状、機能が
同一の部材には同一の符号を重複使用して説明をする。
図11は、第6の実施形態の海藻育成装置A80を示す
上面図であり、海岸線Sに平行して第1の抑圧装置B4
0と第2の抑圧装置B50が並列に配置されて構成され
ている。
【0059】第1の抑圧装置B40は、山形状に配置さ
れた3ヶの十字型構造物B10で構成されている。第2
の抑圧装置B50は、第1、第2、第3、第4および第
5の抑圧部B51、B52、B53、B54およびB5
5とで構成されている。
【0060】第1の抑圧部B51は、海岸線Sに平行す
る1対の人工海草体W5で構成される構造物B30と、
その海岸線S側に海側に平行に配置された1対の人工海
草体W5で構成される構造物B20とで構成されてい
る。第2の抑圧部B52は、第1の抑圧部B51と同じ
構成で、海岸線Sに平行並列に配置されている。
【0061】第3、第4および第5の抑圧部B53、B
54およびB55は、いづれも第1の抑圧部B51と同
じ構成で、第1および第2の抑圧部B51およびB52
の海岸線S側に、海岸線Sに平行並列に配置されてい
る。
【0062】上記の各人工海草体W5は、前記実施形態
で説明の人工海草ユニットU5の集合体である。
【0063】枠体5の短辺3の端部には棒鋼(例えば直
径19mm)でU字状に形成されたU字金具7が設けら
れている。
【0064】それぞれの人工海草体W5は図示しないチ
ェーンとアンカーによってそれぞれ海底に位置きめ固定
されている。そして、各人工海草体W5が流され移動し
て海藻育成装置A80の配置構成が崩れぬように、杭1
4の固定とチェーンの重量とアンカーによって固定され
ている。
【0065】その各人工海草体W5の内側または砂面変
動から保護される領域と網状体6の1部に、アマモの種
子が砂とカキ殻で混合された袋Fが、またはアマモの種
子と砂を入れた袋Eが配置されている。
【0066】以下、作用について説明する。図11に示
す第6の実施形態の場合、前記のように、海岸線Sに平
行、並列に第1の抑圧装置B40および第2の抑圧装置
B50が設置されているのて、海底の砂面変動が抑制さ
れると共に、海流条件、砂面変動条件が前記実施形態よ
り多岐にわたるのでアマモの種子の発芽、育成条件の範
囲が一層広くなる。このようにして、海流Wおよび、波
に対して種子がまもられる。他の条件はアマモの育成に
適した海岸が選択されているので、ここにまかれたアマ
モの種子は順調に生育することができる。なお、図11
において、第1の抑圧装置B40と第2の抑圧装置B5
0の組み合わで配置したが、第1の抑圧装置B40の
み、第2の抑圧装置B50のみでもよく、海底条件に応
じて選択することが好ましい。
【0067】図12に、本発明の別の第7の実施形態を
示している。前記第1〜第6の実施形態と形状、機能が
同一の部材には同一の符号を重複使用して説明をする。
図12は、第7の実施形態の海藻育成装置A90を示す
上面図であり、海岸線Sに平行して第1の防砂変動構造
物B60と第2の防砂変動構造物B70が並列に配置さ
れて構成されている。
【0068】第1の防砂変動構造物B60は、第1、第
2および第3の防砂変動部B61、B62およびB63
とで構成されている。第1の防砂変動部B61は、第6
の実施形態でも使用した4ヶの人工海草体W5で十字型
に構成される十字型の構造物B10で構成されている。
【0069】第2の防砂変動部B62は、第1の防砂変
動部B61と同じ構成で、海岸線Sに平行並列に配置さ
れている。第3の防砂変動部B63は、第1の防砂変動
部B61と同じ構成で、第1の防砂変動部B61と第2
の防砂変動部B62の海岸線S側にに配置されている。
【0070】第2の防砂変動構造物B70は、第4、第
5、および第6の防砂変動部B71、B72およびB7
3とで構成されている。第4の防砂変動部B71は、海
側に平行する海向き平行型構造物B20と、その海岸線
S側にあって海岸線Sに平行に配置されている海岸線平
行型構造物B30と、これらのさらに海岸線S側に海側
に平行する海向き平行型構造物B20とで構成されてい
る。
【0071】第5の防砂変動部B72は、第4の防砂変
動部B71側に傾斜して平行する1対の人工海草体W5
で構成されている。第6の防砂変動部B73は、第5の
防砂変動部B72の海岸線S側にあって海岸線Sに平行
する海岸平行型構造物30と、その海岸線S側にあって
海側に平行に配置されている海向き平行構造物B20
と、これらのさらに海岸線S側に海岸線Sに平行する海
岸平行型構造物B30とで構成されている。
【0072】上記の第1の防砂変動構造物B60が配置
される中心線L3と、第2の防砂変動構造物B70が配
置される中心線L1とがなす角度は、堤防T1、T2お
よびT3の配置との関係による海流W1、W2および砂
面変動を勘案して決定することが望ましい。また、第5
の防砂変動部B72が配置される中心線L2が中心線L
1となす角度は、海流W1の方向を勘案して決定するこ
とが好ましい。
【0073】上記の各人工海草体W5は、図示しないチ
ェーンとアンカーによってそれぞれ海底に位置きめ固定
されている。そして、人工海草体W5が流され移動して
海藻育成装置A90の配置構成が崩れぬよう、杭14の
固定とチェーンの重量とアンカーによって固定されてい
る。
【0074】その各人工海草体W5の対向する内側また
は砂面変動から保護される領域と網状体6の1部に、ア
マモの種子が砂とカキ殻で混合された袋Fが、またはア
マモの種子と砂を入れた袋Eが配置されている。
【0075】以下、作用について説明する。図12に示
す第7の実施形態の場合、前記のように、海岸線Sに平
行、並列に第1の防砂変動構造物B60および第2の防
砂変動構造物B70が設置されているので、さらに第5
の防砂変動部B72が海流をやわらげて砂面変動が抑制
されるのでアマモの種子の発芽、育成条件の範囲一層が
広くなる。
【0076】このようにして、海流Wおよび、波に対し
て種子がまもられる。他の条件はアマモの育成に適した
海岸が選択されているので、ここにまかれたアマモの種
子は順調に生育することができる。なお、上記の第1の
防砂変動構造物B60と第2の防砂変動構造物B70の
配置はもとより、十字型構造物B10と海向きおよび海
岸平行構造物B20、B30の配置の変更、組み合わせ
の変更を海底条件によって行うことが好ましい。
【0077】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に記す。 (1) 本発明の海藻育成用の海藻育成装置によって、
葉状体の効果と遮蔽構造物の配置によって所望場所の海
底砂地の砂面変動を小さく抑えることが可能であり、他
条件が揃っていれば海藻の育成が可能である。 (2) 本発明の海藻育成装置の遮蔽構造物等の各種配
置によって、各種海底条件の違いに対応できる。 (3) この発明による海藻育成装置は、杭とアンカー
による海底への固定なので、海底条件の変化に対応して
移設ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海藻育成装置の一実施形態である遮蔽
構造物を櫛型状に配置した状態を示す上面図。
【図2】図1で使用するコの字状の遮蔽構造物の平面
図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図2を構成する葉状体をつけた枠体、網状体の
斜視図。
【図5】本発明の別の実施形態である遮蔽装置を縦横整
列に配置した状態を示す上面図。
【図6】図5で使用するロの字状の遮蔽装置の平面図。
【図7】本発明の他の実施形態である抑制構造物を千鳥
的に配置した状態を示す上面図。
【図8】本発明の別の実施形態である海藻育成装置を大
きな和櫛状に配置した状態を示す上面図。
【図9】図8の側面図。
【図10】本発明の別の実施形態である抑圧構造物を組
み合わせて配置した状態を示す上面図。
【図11】本発明の別の実施形態である抑圧装置を組み
合わせて配置した別の状態を示す上面図。
【図12】本発明の別の実施形態である防砂変動構造物
の組み合わせで港湾に設置した状態を示す上面図。
【符号の説明】
S・・・海岸線 A1・・海藻育成装置 A2・・海藻育成用の遮蔽構造物 2・・・長辺 3・・・短辺 5・・・枠体 6・・・網状体 7・・・U字金具 10・・葉状体 12・・チェーン 13・・アンカー 14・・杭

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
    人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
    を隣接してコの字状の遮蔽構造物(A2)を形成し、そ
    の遮蔽構造物(A2)のコの字の開放部を海岸線(S)
    に向けて海岸線(S)に実質的に平行に配置し、コの字
    の前記網状体(6)を含む内側に海藻の種子を設置した
    ことを特徴とする海藻育成用の海藻育成装置。
  2. 【請求項2】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
    人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
    を隣接してロの字状の遮蔽構造物(A20)を形成し、
    その遮蔽構造物(A20)を海岸線(S)に平行に複数
    行を複数列配置し、ロの字の前記網状体(6)を含む内
    側に海藻の種子を設置したことを特徴とする海藻育成用
    の海藻育成装置。
  3. 【請求項3】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
    人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
    を隣接してロの字状の遮蔽構造物(A20)を形成し、
    その遮蔽構造物(A20)を海岸線(S)に平行に複数
    行を複数列配置し、その平行並列に配置された各遮蔽構
    造物(A20)の中間部に前記遮蔽構造物(A20)を
    配置し、ロの字の前記網状体(6)を含む内側に海藻の
    種子を設置したことを特徴とする海藻育成用の海藻育成
    装置。
  4. 【請求項4】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
    人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
    を隣接してコの字状の第1の遮蔽部(10A)を形成
    し、その第1の遮蔽部(10A)の内部に人工海草ユニ
    ット(U5)を複数個隣接した複数の第2の遮蔽部(1
    4A)を設けて櫛状の主遮蔽構造物(A60)を構成
    し、その主遮蔽構造物(A60)のコの字の開放部を海
    岸線(S)に向けて海岸線(S)に平行に配置し、コの
    字の前記網状体(6)を含む内側に海藻の種子を設置し
    たことを特徴とする海藻育成用の海藻育成装置。
  5. 【請求項5】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、前
    記人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方
    向を隣接して人工海草体(W5)を形成し、該人工海草
    体(W5)を海底条件に応じて十字状に設置する十字
    型、平行状に設置する平行型、その他の設置型を単独ま
    たは組み合わせて配置し、それらの人工海草体の前記網
    状体(6)を含む近傍に海藻の種子を設置したことを特
    徴とする海藻育成用の海藻育成装置。
  6. 【請求項6】 人工海草を用いて海藻を育成するための
    海藻育成装置において、長方形の枠体(5)とその枠体
    (5)に張設された網状体(6)とその網状体(6)に
    取り付けられた樹脂で形成されたリボン状の多数の葉状
    体(10)とで人工海草ユニット(U5)を形成し、該
    人工海草ユニット(U5)を複数個互いにその長さ方向
    を隣接して人工海草体(W5)を形成し、その人工海草
    体(W5)を突堤(T1、T2、T3)の港湾条件、海
    底条件に応じて十字状に設置する十字型、平行状に設置
    する平行型を組み合わせた設置をし、それらの人工海草
    体の前記網状体(6)を含む近傍に海藻の種子を設置し
    たことを特徴とする海藻育成用の海藻育成装置。
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Cited By (7)

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