JP2019027078A - シート式止水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非使用時の止水装置の収納スペースを大きく確保する必要が無く、既設の通路への追加施工が容易であって、安価且つ操作が容易な止水装置を実現する。【解決手段】通路の途中の矩形開口に設置され、当該矩形開口を遮蔽するために用いるシート式止水装置であって、前記矩形開口の何れかの壁面に沿って配設された収容ボックスに巻取収容され、当該収納ボックスから引出して展張されるシート体と、前記矩形開口の四辺に沿って通路構造体と一体的に設けられて前記シート体を受け止めるシート受部と、前記シート体の四辺縁部を前記シート受部との間に押圧挟持する押圧体と、を備えることを特徴とするシート式止水装置。【選択図】図4

Description

本発明は、シート式止水装置に関する。
従来、浸水を堰き止める止水装置として様々なものが提案されている。止水装置は大別すると、起伏式、引き戸式、片開き扉式、両開き扉式がある。起伏式の防水装置は、通路や出入口の床内に扉本体を収納し、浸水対応時には扉本体を引上げて通路に展開して用いる(例えば、特許文献1参照)。引き戸式の防水装置は、幅広の袖部に扉本体を収容し、浸水対応時には扉本体を通路側へスライドさせて用いる。開き扉式の防水装置は、ヒンジを中心に扉本体を回転させて左右側壁近傍に配置し、浸水対応時にはヒンジを中心に扉本体を通路側へ回転させて用いる(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−152470号公報 特開2014−034841号公報
起伏式の止水装置は、扉本体や扉本体を起伏させる扉起伏装置を収納するための広いスペースが床内に必要であり、既設の通路への追加施工が難しい。引き戸式の防水装置は、扉本体をスライド収容する袖部が必要であり、同じく既設の通路への追加施工が難しい。開き扉式の防水装置は、収納スペースを別途に大きく確保する必要が無いが、金属製のため高価であり、施工や操作が不便であった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、非使用時の止水装置の収納スペースを大きく確保する必要が無く、既設の通路への追加施工が容易であって、安価且つ操作が容易な止水装置の実現を目的とする。
本発明の態様の1つは、通路の途中の矩形開口に設置され、当該矩形開口を遮蔽するために用いるシート式止水装置であって、前記矩形開口の何れかの壁面に沿って配設された収容ボックスに巻取収容され、当該収納ボックスから引出して展張されるシート体と、前記矩形開口の四辺に沿って通路構造体と一体的に設けられて前記シート体を受け止めるシート受部と、前記シート体の四辺縁部を前記シート受部との間に押圧挟持する押圧体と、を備えることを特徴とするシート式止水装置である。
なお、以上説明したシート式止水装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。
本発明によれば、非使用時の止水装置の収納スペースを大きく確保する必要が無く、既設の通路への追加施工が容易であって、安価且つ操作が容易な止水装置を実現することができる。
第1実施形態に係るシート式止水装置の非使用状態を示す正面図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置の使用準備中の状態を示す正面図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置のシート展張状態を示す正面図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置のシート展張状態を垂直方向に切断して示した図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置のシート展張状態を水平方向に切断して示した図である。 第1実施形態に係る押圧体を説明する図である。 床下収納部の押圧体周辺の垂直断面を拡大して示した図である。 側方の押圧体周辺の水平断面を拡大して示した図である。 第2実施形態に係る押圧体を説明する図である。 第3実施形態に係る押圧体を説明する図である。 第4実施形態に係る押圧体を説明する図である。 第5実施形態に係るシート式止水装置のシート展張状態を垂直方向に切断して示した図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置の方立90の構成を説明する図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置の方立90の上部固定部の構成を説明する図である。 第1実施形態に係るシート式止水装置の方立90の下部固定部の構成を説明する図である。 第1実施形態に係るシート体10と一体に形成した複数の骨材の構成を説明する図である。 第1実施形態に係るシート体10と一体に形成した複数の骨材の両端部の構成を説明する図である。
以下、下記の順序に従って本技術を説明する。
(A)第1実施形態、(B)第2実施形態、(C)第3実施形態、(D)第4実施形態、(E)第5実施形態。
[(A)第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るシート式止水装置100の非使用状態を示す正面視図、図2は、本実施形態に係るシート式止水装置100の使用準備中の状態を示す正面図、図3は、本実施形態に係るシート式止水装置100のシート展張状態を示す正面図、図4は、本実施形態に係るシート式止水装置100のシート展張状態を垂直方向に切断して示した図、図5は、本実施形態に係るシート式止水装置100のシート展張状態を水平方向に切断して示した図、図6は、本実施形態に係る押圧体を説明する図、図7は、床下収納部の押圧体周辺の垂直断面を拡大して示した図、図8は、側方の押圧体周辺の水平断面を拡大して示した図である。図13は、本実施形態に係るシート式止水装置の方立90の構成を説明する図である。図14は、本実施形態に係るシート式止水装置の方立90の上部固定部の構成を説明する図である。図15は、本実施形態に係るシート式止水装置の方立90の下部固定部の構成を説明する図である。図16は、本実施形態に係るシート体10と一体に形成した複数の骨材の構成を説明する図である。図17は、本実施形態に係るシート体10と一体に形成した複数の骨材の両端部の構成を説明する図である。
シート式止水装置100は、通路P途中の矩形開口Oに設置され、矩形開口Oを遮蔽するために用いられる。以下では、シート式止水装置100を挟んで、通路Pの一方の側を保護領域R1、通路Pの他方の側を浸水領域R2と呼ぶことにする。シート式止水装置100は、概略、シート体10、シート受部20、及び、押圧体40を備える。
なお、以下では、シート式止水装置100が設置される通路Pの延びる方向(通路に展張されるシート体10の面に略垂直な方向)を第1方向D1、上下方向を第2方向D2、通路に展張されるシート体10の面に沿う略水平方向を第3方向D3と呼ぶことにする(図4、5参照)。
シート体10は、矩形開口Oの何れかの壁面に沿って配設された収容ボックス30からスクロール式に引き出して展張される。本実施形態においては、通路Pの上壁面である垂直面Pu1に沿って収容ボックス30を設置した場合を例に取り説明する。シート体10には、防水性、耐水圧性、可撓性を有する様々な材料を用いることができる。シート体10は、例えば、収容ボックス30に巻取収容されており、収容ボックス30からスクロール式で鉛直下方に引き出し展張して用いられる。
収容ボックス30は、通路Pの上壁Puにおいて、通路に展張されるシート体10の面と略平行であって浸水領域R2を向いた垂直面Pu1に固定される。図4に示す例では、シート式止水装置100の施工前に既設の通路構造体の上壁に、コンクリートの打ち増し等により、通路Pの第3方向D3の略全体に亘る長さの下垂構造体Xを形成し、この下垂構造体Xの浸水領域R2側の垂直面Pu1に収容ボックス30を固定してある。
シート受部20は、通路Pの矩形開口Oの四辺に沿って通路構造体と一体的に設けられている。矩形開口Oの上辺に沿って設けられる上シート受部21は上述した下垂構造体Xの下面に固設され、矩形開口Oの左辺に沿って設けられる左シート受部22は通路Pの左壁Plに設けられ、矩形開口Oの右辺に沿って設けられる右シート受部23は通路Pの右壁Prに設けられ、通路Pの床Pdに矩形開口Oの下辺に沿って設けられる下シート受部24は第3方向D3に沿って延びる条溝Yの内部に設けられる。上シート受部21、左シート受部22、右シート受部23、下シート受部24は浸水領域R2側の面が面一となるように、通路Pの矩形開口Oの四辺に沿って通路構造体と一体的に設けられている。
下シート受部24以外のシート受部20は、浸水領域R2に近い一部が、開口を壁面に向けて溝を第3方向D3に配向させて配設された断面略コ字型の部材60によって構成されている。部材60の保護領域R1側の側壁は、シート受部20の一部を構成する下垂構造体Xの下面に固設された構造体や左壁Plや右壁Prに固設された構造体に固定される固定部61となり、部材60の浸水領域R2側の側壁は、シート体10を介して押圧体40の押圧力を受ける被押圧部62となる(図8参照)。
部材60の被押圧部62は、通路Pの壁面に達しない程度の長さとし、被押圧部62となる側壁端部と通路Pの壁面との間に隙間を形成する。この隙間は、展張されたシート体10の側方を通って浸水領域R2から保護領域R1へ通じる連通路70となる。連通路70は、押圧体40の移動を操作するための後述するウィンドウオペレータ80のワイヤ81が挿通される。
部材60の条溝は、被押圧部62にシート体10を押圧密着された状態において、保護領域R1から区画隔絶された収容室63を形成する。収容室63は、シート体10の保護領域R1側に形成されつつ保護領域R1から区画隔絶された袋小路状の空間を形成し、シート体10の側方を通る連通路70を介して浸水領域R2に連通している。
収容室63内の連通路70には、後述するウィンドウオペレータ80を構成するチェーンケース83が配設固定される。チェーンケース83にはワイヤ81が連結されており、ワイヤ81は連通路70を通して浸水領域R2側の操作部82に連結される。チェーンケース83は、当該チェーンケース83から進出自在の連結具84を有し、当該連結具84は連通路70を通して浸水領域R2側の押圧体40に連結されている。
条溝Yは、図4に示すように、シート式止水装置100の施工前に既設の通路構造体である床Pdを掘削して断面コ字型の部材を埋込固定することで形成される。条溝Yには、上述した上シート受部21、左シート受部22及び右シート受部23とともに、浸水領域R2側の面が面一となるように下シート受部24が埋設されている。条溝Yは、シート式止水装置100の非使用時には、金属製の溝蓋Y2により被覆して遮蔽されている。
下シート受部24は、左シート受部22や右シート受部23と上下方向(垂直方向)である第2方向D2に面一に形成されており、条溝Yの内底との間に隙間を有さない。このため、シート体10が押圧体40によって下シート受部24に密着固定されている状態では、浸水領域R2から保護領域R1へ条溝Yの中を通って浸水することがない。
シート受部20の浸水領域R2側には、シート受部20の各辺と全体的に対向する押圧体40が配設されている。本実施形態では、押圧体40は、シート体10の四辺縁部を押圧挟持する部位を一体的に設けた四方枠形状であり、図7に示すように、高剛性の金属で形成されるとともに、押圧体40に一辺でありシート受部20の各辺と対抗する部位には、シート受部20側に中央を水平にV字状に突出させた形状の突条48が、シート受部20の各辺と対抗する部位全体に形成されている。この突条48も高剛性の金属板により形成されている。また、下シート受部24の突条48と対抗する部位は弾性体24aが埋め込まれている。この構成により、弾性体24aは突条48の形状に応じて弾性変形した状態で、突条48と弾性体24aとの間にシート体10が押圧挟持されることになり、浸水領域R2側からシート体10に加わる水圧に対応した強度でシート体10を展張可能としている。なお、突条48の形状は、突条48と下シート受部24の弾性体24aとの間にシート体10を押圧挟持できる形状であればよく、例えば、中央を水平にW字状、角状又は台形状などに突出させた形状としてもよい。また、弾性体24aの素材としては、ゴムや樹脂(ウレタン等)の弾性変形する素材が好適に用いられる。
図6及び図7に示すように、押圧体40の上辺部41は上シート受部21と対向する押圧面41aを有し、押圧体40の左辺部42は左シート受部22と対向する押圧面42aを有し、押圧体40の右辺部43は右シート受部23と対向する押圧面43aを有し、押圧体40の下辺部44は下シート受部24と対向する押圧面44aを有する。押圧面41a、42a、43a、44aは面一に形成されている。
下辺部44は、条溝Yの中に配置され、押圧体40の下辺部44の下面44bには、2以上の戸車45が第3方向D3に沿って互いに離間されて配設されており、下辺部44は戸車45を介して条溝Yの内底Y1に接し支持されている。押圧体40は、その全体が戸車45の転動により、条溝Y内を第1方向D1に沿って往復動可能である。
本実施形態において、押圧体40の往復動は、ウィンドウオペレータ80を用いて操作される。ウィンドウオペレータ80は、操作部82、チェーンケース83、及び、ワイヤ81を有する。
ワイヤ81は、操作部82とチェーンケース83の間に延設されたワイヤチューブ86の中を挿通されており、ワイヤチューブ86内を進退移動可能になっている。操作部82の操作ハンドル82aに対して回転操作を行うと、その操作量に応じた進出量/引込量だけ操作部82からワイヤ81が進出/引込し、これによりワイヤ81がワイヤチューブ86内を進退移動することになる。
チェーンケース83は、上述したように当該チェーンケース83から進出自在の連結具84を有し、内部を挿通するワイヤ81の進退移動量に応じてチェーンケース83からの連結具84の進出量が可変される。チェーンケース83内において、ワイヤ81と連結具84は、例えば、歯車やラック&ピニオン等の機械的な運動変換機構を用いて連動している。
チェーンケース83は、上述したように収容室63内に固定されており、連結具84の先端が押圧体40に連結されている。従って、操作部82の操作ハンドル82aに対する回転操作に応じて連結具84が押圧体40を進退移動させ、押圧体40が条溝Y内を第1方向D1に沿って往復動することになる。
シート体10は、展張状態で、左右の縁部が押圧体40よりも外側まで延びる長さとしてある。すなわち、図8に示すように、左壁Pl及び右壁Prには、上下方向である第2方向D2に沿って平面視コの字状のガイド板12が垂直に配設されている。このガイド板12は、シート体10をシート受部20の被押圧部62に沿って展張する場合に、シート体10の左右の縁部をガイドするためのものである。このように、上下に移動するシート体10の左右の縁部をガイド板12によりガイドすることにより、シート体10をシート受部20の前面に垂直に展張することを可能としている。そして、シート体10を展張状態とし、押圧体40がシート受部20に密着当接する位置まで移動させると、シート受部20と押圧体40の間にシート体10が押圧挟持されることになる。
図4に示すように、通路Pの上壁Puと床Pdには、第3方向D3の途中位置(略中央位置)に、上下に配向させて方立90が架設される。以下、方立90の構成を、図13、図14及び図15を参照して説明する。方立90は、伸縮自在に構成されており、多段階(本実施形態では4段階)で伸縮する構成としている。すなわち、最下段90dに三段目90cを入れ子状に伸縮自在に内嵌し、三段目90cに二段目90bを入れ子状に伸縮自在に内嵌し、二段目90bに最上段90aを入れ子状に伸縮自在に内嵌した構成としている。
方立90の未使用時は、最短に縮めた状態(三段目90c、二段目90b及び最上段90aを縮小した状態)で通路Pの床Pdの条溝Y内に水平状態で収納されている。方立90(最下段90d)に最下部は、下部固定部としての丁番90eにより条溝Yの略中央部の底部に固設されており、この丁番90eにより、未使用状態である水平状態又は使用状態である垂直状態に変位可能としている。
そして、方立90を使用する場合は、方立90を垂直に変位させるとともに、最上段90a、二段目90b及び三段目90cをそれぞれ最大に伸長させる。最上段90aの上部には、上部固定部91が設けられている。上部固定部91は、ラッチ錠からなる固定部本体91a、固定部本体91aの上部に配設された固定ピン91b、固定部本体91aの下部に垂下された解除紐91c、方立90(最上段90a)の最上部に水平に突設した係止爪91dから構成されている。
固定ピン91bは、通路Pの上壁Puに配設された係止ストライカ92aに、方立90の垂直状態の立設を固定するためのものである。この固定ピン91bは、バネ等の付勢力により固定部本体91aの上部に突設するように設けられている。固定ピン91bは傾斜面を有する略直角三角形状に形成されており、方立90の先端上部を垂直に立設させる方向に移動させて、固定ピン91bの傾斜面が係止ストライカ92aに接触すると、バネ等の付勢力に抗して、固定ピン91bが固定部本体91a内に移動するように構成されている。そして、固定ピン91bの傾斜面と係止ストライカ92aの接触が解除されると、方立90が垂直に立設された状態となり、バネ等の付勢力により固定部本体91aの上方に突設し、係止ストライカ92aにより方立90の傾動が固定される構造としている。
係止爪91dは、方立90の最大伸長状態を係止するためのものであり、通路Pの上壁Puに配設された係止材92bに設けられた貫通孔に、この係止爪91dを挿入することにより方立90の最大伸長状態を維持できるようにするためにものである。
上述した構成の方立90を使用状態である垂直状態から収納状態にするには、固定部本体91aの下部に垂下された解除紐91cを下方に引っ張ることで、バネ等の付勢力に抗して固定部本体91a内に固定ピン91bが収納される。この状態で、係止ストライカ92aにより垂直に立設状態を固定された方立90が傾動可能となり、最上段90a、二段目90b及び三段目90cをそれぞれ縮小する。つまり、最下段90dに三段目90cを内嵌し、三段目90cに二段目90bを内嵌し、二段目90bに最上段90aを内嵌することで、方立90を最縮の収納状態として、通路Pの床Pdの条溝Y内に水平状態に収納することができる。
上述した構成により、通路Pに使用状態で立設された方立90は、展張されたシート体10の保護領域R1側の直近に位置し、浸水領域R2側からシート体10に加わる水圧に対し、シート体10の補強材として機能する。
更に、展張されたシート体10の保護領域R1側の直近に、複数の横桟状の補強材94を水平方向に離間状態で架設してもよい。横桟状の補強材94は、例えば、収容部93に収容しておき、シート式止水装置100の使用時に収容部93から取出して、通路Pの側壁に設けた固定部(図示せず)に固定して通路Pを横切る状態に架設する。このように、複数の横桟状の補強材94を展張されたシート体10の保護領域R1側の直近に位置することで、複数の横桟状の補強材94は、上述した方立90と同様に、浸水領域R2側からシート体10に加わる水圧に対し、シート体10の補強材として機能する。
また、補強材94は、図16に示すように、複数の鋼線等からなる骨材11をシート体10の垂直方向に所定間隔毎に水平に複数本で挟み込んで、シート体10と一体となった補強材94を形成し、シート体10を展張又は巻き取る際に、このシート体10と複数の骨材11とを一体として展張又は巻き取りできるようにしてもよい。これにより、シート体10を展張する際に、同時に補強材94としての複数の骨材11も展張することができるので、シート体10の補強材としての補強材94を別途用意する必要がない。
また、複数の骨材11の両端部11aは球状に形成されている。そして、図17に示すように、左壁Pl及び右壁Prそれぞれには、平面視で骨材11の両端部11aを内部に囲繞する略コの字状に形成されたガイド板12aが上下方向である第2方向D2に沿って垂直に設けられている。このガイド板12aは、シート体10をシート受部20の被押圧部62に沿って展張する場合に、シート体10の複数の骨材11の両端部11aをガイドするためのものである。このように、上下に移動するシート体10の複数の骨材11の両端部11aをガイド板12aによりガイドすることにより、シート体10をシート受部20の前面に垂直に展張するだけで通路Pを横切るように横桟状の骨材を架設することができる。この構成により、補強材94としての複数の骨材11も含めて押圧体40が押圧挟持することになり、浸水領域R2側からシート体10に加わる水圧に対し、シート体10の補強材として機能する。
また、図16に示すように、収容ボックス30の内部に、シート体10を鉛直下方に展張したり巻き取ったりする場合に、周知の手動式のハンドル巻上機13を用いることもできる。ハンドル巻上機13は、巻上装置13a、軸心固定部13b、軸心13cとから構成されている。巻上装置13aの下部にはフック部13dが設けられており、このフック部13dにハンドル13eの先端を引っかけて、水平方向に回転させることで、巻上装置13aにより水平方向の回転が垂直方向の回転に変換され、巻上装置13aと軸心固定部13bとの間に垂直方向に回転自在に懸架された軸心13cが、垂直方向に回転することにより、シート体10を収容ボックス30の鉛直直下に展張したり、軸心13cに巻き取ったりすることを容易としている。特に、電動式ではなく手動式のハンドル巻上機13を用いることで、浸水時における漏電によるハンドル巻上機13の動作不良を防止することができ、浸水時に確実にシート体10を展張することが可能となる。
[(B)第2実施形態]
図9は、本実施形態に係る押圧体を説明する図である。なお、本実施形態に係るシート式止水装置200は、押圧体240の構成を除くと上述した第1実施形態のシート式止水装置100と同様であるため、押圧体240に関連する部材以外は第1実施形態の符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施形態の押圧体240は、シート受部220に向かい突出する突条245を有し、シート受部220には、突条245とシート体10を挟持して凹凸係合する弾性体221が設けられている。
押圧体240は、浸水領域R2側の壁面に固定される。本実施形態の押圧体240は、シート体10の上縁部を押圧する押圧体241と、シート体10の左右縁部を押圧する押圧体242、243と、シート体10の下縁部を押圧する押圧体244とにより構成されている。シート体10の上及び左右縁部を押圧する押圧体241、242、243は、通路Pの上壁Pu、左壁Pl、右壁Prにそれぞれ固定され、シート体10の下縁部を押圧する押圧体244は、図9に示すように、通路Pの床Pdの条溝Y内の浸水領域R2側に固設されている。
なお、押圧体241、242、243は同じ構造であるため、押圧体244の構造を押圧体240の構造として説明する。押圧体244は、突条245をシート受部220に向けて付勢するコイルばね等の付勢手段246を内蔵する。付勢手段246は、係止部材247によって弾性圧縮された状態で係止されており、係止部材247の係止を解除すると弾性突出により伸長して突条245をシート受部220に向けて突出させ、突条245をシート受部220に押圧する。
シート受部220は、保護領域R1側の壁面に固定され、展張されたシート体10を、押圧体240との間に押圧挟持する。特に、シート受部220の各押圧面には、突条245とシート体10を挟持して互いに凹凸係合する弾性体221を設けてあるため、シート体10を強力に挟持する構造が実現される。この構造により、浸水領域R2側からシート体10に加わる水圧に対し、シート体10の展張状態を維持可能な耐水圧を向上できる。
[(C)第3実施形態]
図10は、本実施形態に係る押圧体を説明する図である。なお、本実施形態に係るシート式止水装置300は、押圧体340の構成を除くと上述した第2実施形態のシート式止水装置200と同様であるため、押圧体340に関連する部材以外は第2実施形態の符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施形態の押圧体340は、シート体10の上縁部及び左右縁部を押圧する押圧体341、342、343は、第2実施形態に係る押圧体241、242、243と同様である。このため、以下の説明では、第2実施形態に係る押圧体241と構造が異なるシート体10の下縁部を押圧する押圧体344の構造のみを説明する。シート体10の下縁部を押圧する押圧体344は、通路Pの床Pdの条溝Y内の浸水領域R2側に固定されたトグルクランプにより構成される。
図10に示すように、押圧体344は、条溝Yの内底Y1に固設され、ハンドル344aの操作に応じてクランプ先端344bが第1方向D1に沿って稼働する横押し型のトグルクランプである。クランプ先端344bには、条溝Yに沿って延びる突条344cを有する押圧部材344dが固定されており、ハンドル344aの操作に応じてシート受部220の弾性体221に向けて押圧部材344dが突出し、弾性体221と突条344cとの間にシート体10を押圧挟持しつつ凹凸係合する。
このように、押圧体340の一部としての押圧体344を、トグルクランプによりシート受部220に向かう押圧挟持力を発生する構造としてもよい。すなわち、シート体10の一辺の縁部は、トグルクランプ方式の押圧体344とし、残りの三辺については上述した付勢手段方式の押圧体341、342、343とすることができる。
[(D)第4実施形態]
図11は、本実施形態に係る押圧体を説明する図である。なお、本実施形態に係るシート式止水装置400は、押圧体440の構成を除くと上述した第2実施形態のシート式止水装置200と同様であるため、押圧体440に関連する部材以外は第2実施形態の符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施形態の押圧体440は、シート体10の上縁部及び左右縁部を押圧する押圧体441、442、443は、第2実施形態に係る押圧体241、242、243と同様である。このため、以下の説明では、第2実施形態に係る押圧体241と構造が異なるシート体10の下縁部を押圧する押圧体444の構造のみを説明する。シート体10の下縁部を押圧する押圧体444は、シート式止水装置400の非使用時に通路Pの床Pdの条溝Yを覆蓋する溝蓋Y2の裏面に固定された刺突レバーにより構成される。溝蓋Y2は、条溝Yの浸水領域R2側の開口の縁にヒンジで開閉自在に軸支されており、溝蓋Y2の保護領域R1側の端部を引上げると、略起立状態でその姿勢を固定維持可能になっている。
押圧体444は、2つの部材444a、444b(棒状又は板状の部材)間を、ヒンジ444cを介して連結した構造としている。そして、溝蓋Y2を閉じた状態では、ヒンジ444c部分を中心として、2つの部材444a、444bを折畳んだ状態で溝蓋Y2の裏面に保持される。部材444aは、溝蓋Y2の裏面にヒンジ444cによる連結部と反対側の端部を軸支され、部材444bは、ヒンジ444cによる連結部と反対側の端部に、条溝Yに沿って延びる突条444dが固定されている。
ヒンジ444cは、2つの部材444a、444bが直線状に延びた状態から、溝蓋Y2を閉じた状態とすることで、一方の回転方向へは折畳み状態に回転可能であり、他方の回転方向へは折畳み状態への回転が規制される構造であることが望ましい。すなわち、溝蓋Y2の裏面に折畳保持されている状態へは、折り畳み回転可能であり、逆方向へは折り畳み回転が規制される構造とすることが望ましい。これにより、後述する刺突状態を維持することが可能となる。
2つの部材444a、444bが直線状に延びたときの突条444dの先端までの長さをL1とし、溝蓋Y2の裏面の軸支箇所から、シート受部220の弾性体221までの距離をL2とすると、L1>L2としている。これにより、溝蓋Y2の裏側に折畳まれた状態の押圧体444の先端の突条444dを弾性体221に向けて伸延させると、ヒンジ444cが逆方向に折れ曲がり回転する前の状態で突条444dが弾性体221に凹凸係合する。
このように、押圧体440の一部としての押圧体444を、折畳式の刺突部材によりシート受部220に向かう押圧挟持力を発生する構造としてもよい。すなわち、シート体10の一辺の縁部は、刺突方式の押圧体444とし、残りの三辺については上述した付勢手段方式の押圧体441、442、443とすることができる。
[(E)第5実施形態]
図12は、本実施形態に係るシート式止水装置500のシート展張状態を垂直方向に切断して示した図である。なお、本実施形態に係るシート式止水装置500は、通路Pの上壁Puの形状とそれに関連する構成を除くと上述した第1実施形態のシート式止水装置100と同様であるため、上壁Puの形状とそれに関連する部材以外は第1実施形態の符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、既設の通路構造体である上壁Puが、保護領域R1側で略平坦な平坦面Pu0であり、浸水領域R2側で上方に屈曲した垂直面Pu1を有する断面L字状の角部Pu2を有する。垂直面Pu1には、直接、収容ボックス540が固定され、Pu0に直接、上シート受部521となる構造体が固設されている。このように、予め、収容ボックス540を固定する垂直面Pu1を有する上壁Puの構造の場合は、上述した第1実施形態のように下垂構造体Xを設ける必要がない。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
10 シート体
20 シート受部
21 上シート受部
22 左シート受部
23 右シート受部
24 下シート受部
30 収容ボックス
40 押圧体
41 上辺部
42 左辺部
43 右辺部
44 下辺部
45 戸車
48 突条
60 部材
61 固定部
62 被押圧部
63 収容室
70 連通路
80 ウィンドウオペレータ
81 ワイヤ
82 操作部
83 チェーンケース
84 連結具
86 ワイヤチューブ
90 方立
93 収容部
94 補強材
100 シート式止水装置
O 矩形開口
P 通路
Pd 床
Pl 左壁
Pr 右壁
Pu 上壁
R1 保護領域
R2 浸水領域
X 下垂構造体
Y 条溝

Claims (6)

  1. 通路の途中の矩形開口に設置され、当該矩形開口を遮蔽するために用いるシート式止水装置であって、
    前記矩形開口の何れかの壁面に沿って配設された収容ボックスに巻取収容され、当該収納ボックスから引出して展張されるシート体と、
    前記矩形開口の四辺に沿って通路構造体と一体的に設けられて前記シート体を受け止めるシート受部と、
    前記シート体の四辺縁部を前記シート受部との間に押圧挟持する押圧体と、
    を備えることを特徴とするシート式止水装置。
  2. 前記シート体の四辺縁部を押圧挟持する前記押圧体が一体的に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載のシート式止水装置。
  3. 前記押圧体は、前記シート受部に向かい突出する突条を有し、
    前記シート受部は前記突条と凹凸係合する弾性体を有する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート式止水装置。
  4. 前記押圧体の一部又は全部は、ウィンドウオペレータ、トグルクランプのうちのいずれかの機構により前記シート受部に向かう押圧挟持力を発生する、ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート式止水装置。
  5. 前記押圧体の一部又は全部に前記シート受部に向かう弾性力を付与するバネ部材と、
    前記バネ部材を弾性圧縮された状態に係止する係止部材と、を更に備え、
    前記押圧体は、前記係止部材による前記バネ部材の係止の解除により、前記シート受部に向かって弾性突出する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシート式止水装置。
  6. 前記シート体の展張時に、通路の前記矩形開口の一方側である保護領域側を向く面に、横桟状の複数の骨材を水平に離間状態で架設することにより、前記複数の前記骨材は、通路に立設された伸縮自在の方立に当接支持される、ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシート式止水装置。
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