JP2017214756A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】枠体と、第1障子と、枠体内に設けられ、閉鎖状態で第1障子の下方に配置され、第2框体を有する第2障子と、枠体の上部又は上方に配置され、線状部材147aを介して第2障子を上方へ付勢する上方付勢部と、を備える建具であって、上方付勢部よりも下方に位置している縦枠の部分には、線状部材147aの中間部分に設けられた被係止部147bを係止するための係止部60を備える建具である。
【選択図】図9
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る上げ下げ窓1を屋内側から見た正面図である。図2は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の縦断面図である。図3Aは、本実施形態に係る上げ下げ窓1の縦断面図において主に上障子2が配置される部分の拡大図である。図3Bは、本実施形態に係る上げ下げ窓1の縦断面図において主に下障子3が配置される部分の拡大図である。図4は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の上障子2が配置される部分の横断面図である。図5は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の上障子2が配置される部分の拡大横断面図である。図6は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の下障子3が見込方向へ移動した様子を示す斜視図である。図7は、本実施形態に係る上げ下げ窓1のロック機構70を示す平面視の説明図である。
なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた上げ下げ窓1におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
なお、本実施形態においては、框を特に区別する必要がない場合には、上障子2の上側上框21、上側下框22、及び左右の上側縦框23,24、下障子3の下側上框31、下側下框32、及び左右の下側縦框33,34の説明において、上障子2の上側上框21、上側下框22、及び左右の上側縦框23,24、下障子3の下側上框31、下側下框32、及び左右の下側縦框33,34を、単に框40という。
図8Aは、本実施形態に係る上げ下げ窓1のロック機構70が施錠状態且つ作業位置移動不能状態である様子を見込方向から見た説明図である。図8Bは、本実施形態に係る上げ下げ窓1のロック機構70が解錠状態且つ作業位置移動不能状態である様子を見込方向から見た説明図である。図8Cは、本実施形態に係る上げ下げ窓1のロック機構70が解錠状態且つ作業位置移動可能状態である様子を見込方向から見た説明図である。図8Dは、本実施形態に係る上げ下げ窓1のロック機構70が施錠状態且つ作業位置移動可能状態である様子を見込方向から見た説明図である。
ロック機構70は、施錠機構と切換機構とを有しており、図7に示すように、基体71、ラッチ部材72、図示しない弾性部材、摺動棒74、第1操作部材75、第2操作部材76、図示しない連結部材、及び係止部60を備えている。
上げ下げ窓1の閉鎖状態では、下障子3は、図1に示すように、枠体10内において上障子2の下方に配置されている。このときには、ロック機構70、70は、図8Aに示すように、ラッチ部材72は、作業位置移動不能状態にある。このとき、ラッチ部材72は、図示しない弾性部材により、下障子3の外方へ付勢されている。一方、摺動棒74は縦枠13、14に向けて大きく突出しており、摺動棒74の先端が、係止部60の屋外側に配置され、係止部60の屋内側開口切り欠き64に係合し、係止部60の障子規制用突出部63に当接して、下障子3の見込方向における屋内側への移動が規制されている。これにより、下障子3は移動させることができず、閉鎖状態で、ロックされている。
前述のように、図8Aに示すように下障子3が閉鎖状態でロックされている状態から、図8Bに示すように、第1操作部材75を、下障子3の左右方向の内側に移動させて、下障子3を解錠し、屋内側に引き倒す。次に、操作者は、図8Cに示すように、第2操作部材76を、下障子3の左右方向の外側に移動させる。すると、ラッチ部材72が下障子3の左右方向の内側に移動させられ、作業位置移動可能状態となる。これにより、ラッチ部材72が、縦枠13、14の一部141に当接しない状態となり、下障子3が解錠状態とされたときの下障子3の見込方向の屋内側へ引き倒された傾斜位置よりも、更に見込方向の屋内側へ傾斜した状態の位置である作業位置とすることが可能となる。操作者は、このように下障子3を作業位置として、下障子3のガラス300の屋外側の面を清掃等する。下障子3を閉める際には、上記の手順を遡るように操作する。なお、図8Dに示すように、ラッチ部材72が下障子3の左右方向の内側に移動させられた状態(作業位置移動可能状態)であっても、摺動棒74が下障子3の左右方向の外側に移動させられていれば、下障子3は閉鎖状態でロックされている。
図9は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の係止部60に被係止部147bを係止させた様子を示す拡大斜視図である。図10は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の下障子3のガイド331、にワイヤー137aの下端部の環状とされた部分を係止させた様子を示す拡大斜視図である。図11は、本実施形態に係る上げ下げ窓1の下障子3を枠体10に配置させる様子を示す斜視図である。
本実施形態では、建具としての上げ下げ窓1は、左右の縦枠としての縦枠13、14と上下の横枠としての横枠11、12とにより枠組みされた枠体10と、枠体10内に配置され、第1框体としての上側框体20を有する第1障子としての上障子2と、枠体10内に設けられ、閉鎖状態で上障子2の下方に配置され、第2框体としての下側框体30を有する第2障子としての下障子3と、枠体10の上部に配置され、線状部材としてのワイヤー147aを介して下障子3を上方へ付勢する上方付勢部としてのバランサー137、147と、を備える。
バランサー137、147よりも下方に位置している縦枠13、14の部分には、ワイヤー137a、147aの中間部分に設けられた図示しない被係止部、被係止部147bを係止するための係止部60を備える。
2…上障子(第1障子)
3…下障子(第2障子)
10…枠体
11…上枠
12…下枠
13,14…縦枠
20…上側框体(第1框体)
30…下側框体(第2框体)
65…下方開口切り欠き(切り欠き)
137、147…バランサー(上方付勢部)
137a、147a…ワイヤー(線状部材)
147b…被係止部
145a…ガイド溝
Claims (4)
- 左右の縦枠と上下の横枠とにより枠組みされた枠体と、
前記枠体内に配置され、第1框体を有する第1障子と、
前記枠体内に設けられ、閉鎖状態で前記第1障子の下方に配置され、第2框体を有する第2障子と、
前記枠体の上部又は上方に配置され、線状部材を介して前記第2障子を上方へ付勢する上方付勢部と、を備える建具であって、
前記上方付勢部よりも下方に位置している前記縦枠の部分には、前記線状部材の中間部分に設けられた被係止部を係止するための係止部を備える建具。 - 前記線状部材及び前記係止部は、前記縦枠に形成されたガイド溝に配置されている請求項1に記載の建具。
- 前記係止部は、前記線状部材を挿入可能且つ前記被係止部が通り抜け不能であり下方へ向って開口する切り欠きを有する請求項1又は請求項2に記載の建具。
- 前記係止部は、前記第2障子の上方への移動を規制する規制部材を構成する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建具。
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Cited By (1)
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JP2020159099A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社Lixil | 建具 |
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- 2016-05-31 JP JP2016108728A patent/JP6890383B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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