JP2019025784A - 一体成形体及び一体成形体の製造方法 - Google Patents

一体成形体及び一体成形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤を使用せずに吸音部材が基材に固着されてなる一体成形体及びその製造方法の提供。【解決手段】シート状の発泡成形体3と、多孔体である吸音部材2とを備え、発泡成形体3が、所定面31を備え、吸音部材2が、発泡成形体3における所定面31の一部とアンカー効果により固着されている、一体成形体。発泡成形体3が、所定面31の一部に凹部31aを有し、吸音材2が、露出面21を備え、凹部31aに収容され、且つ、露出面21が発泡成形体3から露出する様に構成され、所定面31と露出面21との境界における段差が1〜20mm、好ましくは3〜10mmである、一体成形体1。【選択図】図1

Description

本発明は、一体成形体及びその製造方法に関する。
金型のキャビティ内にインサート部材が配置された状態で当該キャビティ内に樹脂を導入することによって、基材とインサート部材とからなる一体成形体を成形することができる。特許文献1には、1枚の発泡樹脂シートを再加熱して軟化状態としたものを一対の分割金型の間に配置し、両方の金型から発泡樹脂シートを減圧吸引することによって発泡樹脂シートを二次発泡させて発泡成形体に厚肉部を形成する技術が開示されている。
特開2001−310380号公報
ところで、自動車内装部材の中には、熱可塑性樹脂製の発泡成形体(基材)に対して吸音材の取り付けが必要とされる場合がある。かかる場合、一般的には、基材の形状整形後に所定の加工工程を経て一体化がなされるが、接着剤を多用するためコストが高くなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、接着剤を使用せずに吸音部材が基材に固着されてなる一体成形体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1観点によれば、シート状の発泡成形体と、多孔体である吸音部材とを備え、前記発泡成形体は、所定面を備え、前記吸音部材は、前記発泡成形体における前記所定面の一部とアンカー効果により固着されている、一体成形体が提供される。
本発明の第1観点による一体成形体は、発泡成形体が第1面を備え、吸音部材は、当該第1面の一部においてアンカー効果により当該発泡成形体と固着されていることを特徴とする。すなわち、接着剤を使用せずに吸音効果を有する一体成形体を成形することができるという効果を奏する。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記発泡成形体は、前記所定面の一部において凹部を有し、前記吸音部材は、露出面を備え、前記凹部に収容され且つ前記露出面が前記発泡成形体から露出するように構成され、前記所定面と前記露出面との境界における段差は、1〜20mmである。
好ましくは、前記段差は、3〜10mmである。
好ましくは、前記発泡成形体は、前記所定面の一部において凹部を有し、前記吸音部材は、露出面を備え、前記凹部に収容され且つ前記露出面が前記発泡成形体から露出するように構成され、前記所定面と前記露出面との境界における段差は、0〜1mmである。
また、本発明の第2観点によれば、第1及び第2金型を用いた一体成形体の製造方法であって、インサート工程と、配置工程と、成形工程とを備え、前記インサート工程では、前記第2金型にインサート部材を装着し、前記配置工程では、前記第2金型に前記インサート部材が装着された状態で、前記第1及び第2金型間に溶融状態の発泡樹脂を垂下させ、前記成形工程では、前記発泡樹脂からなる発泡成形体と前記インサート部材とがアンカー効果により固着されて一体成形体が成形される、方法が提供される。
本発明の第2観点による成形方法では、インサート部材を第2金型に装着し成形工程を経ることで、アンカー効果により発泡成形体と固着されることを特徴とする。すなわち、当該方法によれば、接着剤を使用せずに吸音効果を有する一体成形体を成形することができるという効果を奏する。
好ましくは、前記第2金型は突出部を備え、前記インサート部材は挿通孔を備え、前記突出部が前記挿通孔に挿通されて、前記第2金型に前記インサート部材が装着される。
好ましくは、前記成形工程は、膨張工程を含み、前記膨張工程は、前記発泡樹脂の厚さよりも大きい隙間が前記第1及び第2金型の間に設けられるように前記第1及び第2金型を近づけた状態で前記第1及び第2金型の両方によって前記発泡樹脂を減圧吸引することによって、前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させる。
好ましくは、前記膨張工程は、第1吸引工程と、金型近接工程と、第2吸引工程をこの順に備え、前記第1吸引工程では、前記第1金型により前記発泡樹脂を減圧吸引して前記発泡樹脂を前記第1金型のキャビティに沿った形状に賦形し、前記金型近接工程では、前記隙間が前記第1及び第2金型の間に設けられるように前記第1及び第2金型を近接させ、前記第2吸引工程では、前記第1及び第2金型により前記発泡樹脂を減圧吸引することによって前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させる。
好ましくは、前記インサート部材は、第1厚さを備え、前記成形工程では、前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させるとともに前記インサート部材が第1厚さよりも小さい第2厚さに圧縮されて、前記隙間の厚さを有する一体成形体が成形され、その後、前記第2厚さに圧縮された前記インサート部材が、時間の経過とともに前記第1厚さにまで修復する。
好ましくは、(前記第2厚さ)/(前記第1厚さ)の値は、0.1〜0.8である。
本発明の第1実施形態に係る一体成形体1を示す斜視図である。 一体成形体1を示し、図1とは別の角度から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る一体成形体1を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る一体成形体1を示す平面図である。 図4におけるA−A断面図である。 図1に示された一体成形体1を吸音部材2と発泡成形体3とに分解した分解図である。 一体成形体1の製造方法で利用可能な発泡成形機4を示す概要図である。 分割金型7を示す斜視図である。 分割金型7を示し、図8とは別の角度から見た斜視図である。 分割金型7を示す平面図である。 図10におけるB−B断面図であって、分割金型7を開放し且つ吸音部材2を金型22に装着した態様を示している。 図11の状態から発泡樹脂シート3dを分割金型7間に垂下させた態様を示している。 図12の状態から分割金型7を型締めし且つ第1金型71側に発泡樹脂シート3dを吸引した態様を示している。 図13の状態から第2金型72側にも発泡樹脂シート3dを吸引した態様を示している。 図14の状態から分割金型7を開放した直後の態様を示している。 図15の状態から更に時間が経過した態様を示している。 本発明の実施例で得られた発泡成形体3の断面写真を示している。 仮平均気泡径の算出方法を説明するための気泡の形態の一例を示している。 第1実施形態に係り、非軟質の吸音部材2を採用して一体成形体1を成形した場合の、吸音部材2及び発泡成形体3の態様を示す概要図である。 本発明の第2実施形態に係る一体成型体1の断面図(図5に対応)である。 第2実施形態に係り、非軟質の吸音部材2を採用して一体成形体1を成形した場合の、吸音部材2及び発泡成形体3の態様を示す概要図である。
1.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.1 一体成形体1
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る一体成形体1を示す斜視図である。同様に、図3は正面図であり、図4は平面図であり、図6は、図5におけるA−A断面図である。図1〜図5に示されるように、本発明の第1実施形態に係る一体成形体1は、インサート成形によって形成される一体成形体である。すなわち、一体成形体1は、インサート部材である吸音部材2と、吸音部材2がアンカー効果によって固着された発泡成形体3とを備える。アンカー効果とは、一方の材料における表面の微細な凹凸に他方の材料が木の根のように入り込んで硬化することで固着力が高まる効果である。
特に図1及び図2に示されるように、発泡成形体3はシート状の形状を有し、第1面31及び第2面32を有する。ここで第1面31(特許請求の範囲における「所定面」の一例)は、その一部において吸音部材2が取り付けられる面である。第2面32はその裏面であって、使用者に視認されうる面(いわゆる意匠面)であり平坦な形状を有する。また、第2面32も不織布からなるカーペット9等の表皮部材で覆われている。
なお、発泡成形体3の平均肉厚は、好ましくは20mm以下である。この平均肉厚は、例えば1〜20mmであり、具体的には例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
図6は、図1に示された一体成形体1を吸音部材2と発泡成形体3とに分解した分解図である。吸音部材2は、吸音効果を有する多孔体であり素材が限定されるものではないが、第1実施形態においては、吸音部材2が軟質の吸音部材2であることに留意されたい。例えば、発泡ウレタンシート等の連続気泡発泡シートが用いられる。特に図1及び図6に示されるように、吸音部材2は、発泡成形体3における第1面31の凹部31aに収容され、アンカー効果によって固着されている。また、吸音部材2における露出面21が露出することを特徴とする。
(吸音部材2の厚さ)/(発泡成形体3の肉厚)の値は、例えば0.1〜0.99であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、吸音部材2の空隙率は、例えば0.1以上であり、具体的には例えば、0.10、0.15、0.20、0.25、0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、0.55、0.60、0.65、0.70、0.75、0.80、0.85、0.90であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
特に、図3及び図5に示されるように、第1実施形態においては、露出面21が第1面31よりも突出するように構成されている。また、第1実施形態においては、吸音部材2は矩形形状を有しているが、これに限るものではなく、略円形状や、略楕円形状等、用途に応じて様々な形状が想定されうる。
なお、露出面21と第1面31の境界における段差は、例えば1〜20mm、好ましく3〜10mmであり、具体的には例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
1.2 発泡成形機4の構成
続いて、図7〜図15を用いて、本発明の第1実施形態に係る一体成形体1の製造方法の実施に利用可能な発泡成形機4について説明する。図7は、一体成形体1の製造方法で利用可能な発泡成形機4を示す概要図である。発泡成形機4は、樹脂供給装置5と、Tダイ6と、分割金型7とを備える。樹脂供給装置5は、ホッパー51と、押出機52と、インジェクタ53と、アキュームレータ54を備える。押出機52とアキュームレータ54は、連結管81を介して連結される。アキュームレータ54とTダイ6は、連結管82を介して連結される。Tダイ6については円筒形状のダイコアを用いても実施可能である。以下、各構成について詳細に説明する。
<ホッパー51、押出機52>
ホッパー51は、原料樹脂3aを押出機52のシリンダ52a内に投入するために用いられる。原料樹脂3aの形態は、特に限定されないが、通常は、ペレット状である。原料樹脂3aは、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。原料樹脂3aは、ホッパー51からシリンダ52a内に投入された後、シリンダ52a内で加熱されることによって溶融されて溶融樹脂3bになる。また、シリンダ52a内に配置されたスクリューの回転によってシリンダ52aの先端に向けて搬送される。スクリューは、シリンダ52a内に配置され、その回転によって溶融樹脂3bを混練しながら搬送する。スクリューの基端にはギア装置が設けられており、ギア装置によってスクリューが回転駆動される。シリンダ52a内に配置されるスクリューの数は、1本でもよく、2本以上であってもよい。
<インジェクタ53>
シリンダ52aには、シリンダ52a内に発泡剤を注入するためのインジェクタ53が設けられる。インジェクタ53から注入される発泡剤は、物理発泡剤、化学発泡剤、及びその混合物が挙げられるが、物理発泡剤が好ましい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、及びブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、更にはそれらの超臨界流体を用いることができる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素などを用いて作ることが好ましく、窒素であれば臨界温度−149.1℃、臨界圧力3.4MPa以上、二酸化炭素であれば臨界温度31℃、臨界圧力7.4MPa以上とすることにより得られる。化学発泡剤としては、酸(例:クエン酸又はその塩)と塩基(例:重曹)との化学反応により炭酸ガスを発生させるものが挙げられる。化学発泡剤は、インジェクタ53から注入する代わりに、ホッパー51から投入してもよい。
<アキュームレータ54、Tダイ6>
溶融樹脂3bと発泡剤が溶融混練されてなる発泡樹脂3cは、シリンダ52aの樹脂押出口から押し出され、連結管81を通じてアキュームレータ54内に注入される。アキュームレータ54は、シリンダ54aとその内部で摺動可能なピストン54bを備えており、シリンダ54a内に発泡樹脂3cが貯留可能になっている。そして、シリンダ54a内に発泡樹脂3cが所定量貯留された後にピストン54bを移動させることによって、連結管82を通じて発泡樹脂3cをTダイ6内に設けられたスリットから押し出して垂下させて発泡樹脂シート3dを形成する。
<分割金型7>
図8及び図9は、分割金型7の斜視図である。分割金型7は、第1金型71と第2金型72とからなる一対の分割金型7である。発泡樹脂シート3d(図7及び図12参照)は、第1金型71と第2金型72間に導かれる。第1金型71には、不図示の減圧吸引孔が設けられており、発泡樹脂シート3dを減圧吸引して第1金型71のキャビティ71bに沿った形状に賦形することが可能になっている。また、図8及び図9に示されるように、キャビティ71bを取り囲むようにピンチオフ部71dが設けられている。
同様に、第2金型72には、不図示の減圧吸引孔が設けられており、発泡樹脂シート3dを減圧吸引して第2金型72のキャビティ72bに沿った形状に賦形することが可能になっている。また、図8及び図9に示されるように、キャビティ72bを取り囲むようにピンチオフ部72dが設けられている。
第1実施形態では、第2金型72における吸音部材装着箇所72eに吸音部材2が装着(固定)され、後述のインサート成形がなされる。吸音部材2を吸音部材装着箇所72eに固定する方法は、特に限定されるものではなく、例えば、粘着テープ等で固定してもよいし、第2金型72に突出部(不図示)を設け且つ吸音部材2に挿通孔(不図示)を設け、挿通孔に突出部を挿通させることによって固定してもよい。
1.3.一体成形体1の製造方法
ここで、図11〜図15を用いて、本発明の第1実施形態に係る一体成形体1の製造方法について説明する。第1実施形態の方法は、インサート工程と配置工程と膨張工程を備える。以下、詳細に説明する。
<インサート工程>
この工程では、図11に示される開放された状態の分割金型7において、第2金型72内の吸音部材装着箇所72eに、予め成形された吸音部材2(特許請求の範囲における「インサート部材」の一例)を配置する(図11)。第2金型72内へのインサート方法については人間の手で取り付ける方法の他に、ロボットを用いる方法等であってもよい。
<配置工程>
この工程では、図12に示されるように、溶融状態の発泡樹脂3cをTダイ6のスリットから押し出して垂下させて形成した1枚の発泡樹脂シート3dと、第2面32に装着するためのカーペット9を分割金型7間に配置する。すなわち、第1金型71、カーペット9、発泡樹脂シート3d、吸音部材2、第2金型72がこの順に並列する状態である。第1実施形態では、Tダイ6から押し出された発泡樹脂シート3dをそのまま使用するダイレクト真空成形が行われるので、発泡樹脂シート3dは、成形前に室温にまで冷却されて固化されることがなく、固化された発泡樹脂シート3dが成形前に加熱されることもない。また、第1実施形態の発泡樹脂シート3dは、スリットから押し出された直後は全体がほぼ均一の温度であり、垂下されている間に大気によって表面から徐々に冷却されるものである。そして、発泡樹脂シート3dの厚さ方向の中央に向かうほど大気による冷却の影響を受けにくくなるので、第1実施形態の発泡樹脂シート3dは、厚さ方向の中央に向かうほど温度が上昇して粘度が低くなるという性質を有する。発泡樹脂シート3dの肉厚は、特に限定されないが、例えば、0.5〜5.0mmであり、好ましくは、1.0〜3.0mmである。この肉厚は、具体的には例えば、0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、5.0mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
<膨張工程>
この工程では、図13及び図14に示されるように、発泡樹脂シート3dの厚さよりも大きい隙間Gが分割金型7間に設けられるように分割金型7を閉じた状態で、第1金型71、第2金型72の両方から発泡樹脂シート3dを減圧吸引する。これにより、発泡樹脂シート3dを隙間Gの厚さにまで膨張させる。すると、特に図14に示されるように、吸音部材2と発泡樹脂シート3dとが一体化される。このとき、軟質である吸音部材2は、膨張した発泡樹脂3dとシート第2金型72とに挟まれて、一時的に圧縮された状態となる(図14参照)。なお、当該膨張工程は必須ではなく、例えば、発泡樹脂シート3dを分割金型7で押し潰して吸音部材2を埋め込むように成形してもよい。特にかかる場合は、発泡樹脂シート3dに代えて円筒状の発泡パリソンを採用してもよい。
第1実施形態では、第1金型71にピンチオフ部71dが設けられ、第2金型72にピンチオフ部72dが設けられている。ピンチオフ部71d、72dが当接するまで第1金型71と第2金型72とを近接させると、ピンチオフ部71d、72dで囲まれる空間が密閉空間Sとなる。発泡樹脂シート3dのうち密閉空間S内にある部位が発泡成形体3となる。一方、発泡樹脂シート3dのうち密閉空間S外にある部位はバリ3fとなる。
分割金型7のキャビティ71b、72bは、発泡樹脂シート3dのうち発泡成形体3となる部位(つまり、密閉空間S内にある部位)の全体に渡って、分割金型7間の隙間Gが略一定となるように構成されている。この状態で分割金型7によって発泡樹脂シート3dを減圧吸引すると発泡樹脂シート3dが隙間Gの厚さに膨張して発泡成形体3が形成される。なお、ピンチオフ部71d、72dは、必須の構成ではなく、分割金型7間に隙間Gが形成されるように第1金型71と第2金型72とを非接触で近接させてもよい。但し、ピンチオフ部71d、72dを当接させて密閉空間Sを形成した状態で分割金型7による減圧吸引を行うと密閉空間S内の圧力が低下されやすいので、発泡樹脂シート3dが膨張されやすいというメリットがある。
隙間Gの厚さは、特に限定されないが、発泡樹脂シート3dの厚さの1.1〜3.0倍であることが好ましい。(隙間Gの厚さ)/(発泡樹脂シート3dの厚さ)は、具体的には例えば、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
分割金型7による減圧吸引は、図13に示されるように、第1金型71による減圧吸引を先に開始し、その後、図14に示されるように、第1金型71による減圧吸引を維持しながら第2金型72による減圧吸引を開始する。もちろん、これに限るものではなく、何れを先に開始してもよいし同時に開始してもよい。また、第1金型71による減圧吸引を先に停止してもよく、第2金型72による減圧吸引を先に停止してもよく、分割金型7による減圧吸引を同時に停止してもよい。分割金型7による減圧吸引は、第1金型71と第2金型72とを近接させる前に開始してもよく、近接させた後に開始してもよい。
分割金型7によって発泡樹脂シート3dを減圧吸引すると、発泡樹脂シート3dの発泡が促進されて発泡樹脂シート3dが膨張する。発泡樹脂シート3dは厚さ方向の中央付近での粘度が最も低い(流動性が最も高い)ので、厚さ方向の中央付近での発泡が特に促進されて発泡樹脂シート3dが膨張する。その結果、厚さ方向の中央付近の層(中央層)での平均気泡径が大きく、表面近傍の表面層の平均気泡径が小さいという構成の発泡成形体3が得られる。このような発泡成形体3は、平均気泡径が大きい中央層が、平均気泡径が小さい表面層で挟まれたサンドイッチ構造となっているために、軽量且つ高剛性である。
第1実施形態の方法によって得られる発泡成形体3は、図16の断面写真に示されるように、発泡成形体3に肉厚に対して、発泡成形体3の表面から厚さ10%までの層を表面層とし、発泡成形体3の表面から厚さ25〜50%の層を中央層とすると、中央層の平均気泡径が表面層の平均気泡径よりも大きくなる。(中央層の平均気泡径)/(表面層の平均気泡径)の比は、特に限定されないが、例えば、1.2〜10である。この比は、具体的には例えば、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、5.0、5.5、6.0、7.0、8.0、9.0、10.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
発泡成形体3の厚さ方向全体の平均気泡径は、例えば、100〜2000μmである。この平均気泡径は、具体的には例えば、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1500、2000μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。表面層の平均気泡径は、例えば、80〜500μmである。この平均気泡径は、具体的には例えば、80、100、150、200、250、300、350、400、450、500μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。中央層の平均気泡径は、例えば、100〜2000μmである。この平均気泡径は、具体的には例えば、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
平均気泡径は、以下の方法で測定する。
・まず、発泡成形体3について図17に示されるように拡大倍率50倍で断面写真を撮影する。
・次に、断面写真中で厚さ方向に延びる5本の基準線R1〜R5を引く。基準線の間の間隔は500μmとする。
・各基準線について、測定対象の層(表面層、中央層、又は厚さ方向全体)において、基準線が通過する気泡の数をカウントする。
・各気泡について厚さ方向の最大長さ(厚さ方向の長さが最長となる部位での長さ)を測定する。
・式1に従って、各基準線について仮平均気泡径を算出する。更に、各基準線について算出した仮平均気泡径を算術平均することによって、平均気泡径を算出する。
(式1)仮平均気泡径=カウントした全ての気泡についての最大長さの合計/カウントした気泡数
例えば、図17の例では、中央層において基準線Rが通過する気泡の数が6個であり、各気泡についての厚さ方向の最大長さは、l1〜l6である。このため、この例では、中央層の仮平均気泡径は、(l1+l2+l3+l4+l5+l6)/6によって算出される。
膨張工程は、好ましくは、第1吸引工程と、金型近接工程と、第2吸引工程をこの順で実行することによって行う。第1吸引工程では、第1金型71により発泡樹脂シート3dを減圧吸引して発泡樹脂シート3dを第1金型71のキャビティ71bに沿った形状に賦形する。金型近接工程では、隙間Gが分割金型7間に設けられるように第1金型71と第2金型72とを近接させる(この状態が図13として示されている)。第2吸引工程では、図14に示されるように、分割金型7により発泡樹脂シート3dを減圧吸引することによって発泡樹脂シート3dを隙間Gの厚さにまで膨張させる。
分割金型7間を近接させた後に分割金型7による減圧吸引を開始すると、発泡樹脂シート3dが賦形される前に発泡樹脂シート3dが第2金型72の凸部72cに当接してしまう。通常は、分割金型7の温度は発泡樹脂シート3dの温度よりも低いので、発泡樹脂シート3dが第2金型72の凸部72cに当接すると発泡樹脂シート3dが冷却されてその粘度が上昇し、分割金型7のキャビティ71b、72bへの追従性が悪化する。一方、第1吸引工程と、金型近接工程と、第2吸引工程をこの順で実行することによって膨張工程を行う場合、発泡樹脂シート3dが第1金型71のキャビティ71bに沿った形状に賦形される前に発泡樹脂シート3dが分割金型7に接触することが最小限に抑えられるので、発泡樹脂シート3dの粘度が上昇することが抑制され、発泡樹脂シート3dを分割金型7のキャビティ71b、72bに高精度に追従させることができる。
<仕上げ工程>
図15及び図16に示されるように、膨張工程の後に分割金型7が解放される。なお解放直後においては吸音部材2が元の厚さ(特許請求の範囲における「第1厚さ」の一例)よりも圧縮された厚さ(特許請求の範囲における「第2厚さ」の一例)を有する状態である(図15)。そこからしばらく時間が経過すると吸音部材2の厚さが、第2厚さから第1厚さに復元する(図16)。そして、バリ3fを切除することによって発泡成形体3が得られる。かかる発泡成形体3には吸音部材2がアンカー効果によって固着されており、すなわち所望の一体成形体1を得ることができる。
なお、(第2厚さ)/(第1厚さ)の値は、例えば0.1〜0.8であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
2.第2実施形態
続いて、本発明の第2実施形態に係る一体成形体1について説明する。
第1実施形態においては軟質の吸音部材2を採用したが、第2実施形態においては、非軟質の吸音部材2を採用することに留意されたい。非軟質の吸音部材2としては、不織布、織布、綿からなるシート、微細な孔を有する非通気性シートなどが挙げられる。なお、吸音部材2は、特定周波数の音を選択的に吸音できる材料であってもよい。ところで、第2実施形態においては、膨張工程における吸音部材2の圧縮及び、分割金型7の解放後の復元がなされないため、吸音部材2における露出面21と発泡成形体3における第1面31との段差が、上記の実施形態に比べて小さくなることを特徴とする。特に理想的には、連続した平坦面となりうる。
ただし、実際には、両面の境界における段差が生ずることは考えられる。かかる段差は、例えば0〜3mm、好ましく0〜1mmであり、具体的には例えば、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
なお、非軟質の吸音部材2を用いているため、一体成形体1を成形する際に、図18に示されるように、吸音部材2との接触部33が圧縮されて気泡が厚み方向に潰れる。そして、分割金型7から取り出される一体成形体1は、型厚通りに仕上がることとなる。
3.変形例
上述の第1及び第2実施形態に係る一体成形体1は、以下のような態様によっても実施することができる。
第1に、特に軟質の吸音部材2においては、凹部31aが形成されることなくアンカー効果によって吸音部材2が発泡成形体3と一体化されて一体成形体1をなしてもよい。
第2に、意匠面である第2面32をカーペット9(表皮部材)で覆わずに実施してもよい。
4.結言
以上のように、本実施形態によれば、接着剤を使用せずに吸音部材が基材に固着されてなる一体成形体及びその製造方法提供することができる
本発明に係る実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :一体成形体
2 :吸音部材
21 :露出面
22 :金型
3 :発泡成形体
3a :原料樹脂
3b :溶融樹脂
3c :発泡樹脂
3d :発泡樹脂シート
3f :バリ
31 :第1面
31a :凹部
32 :第2面
33 :接触部
4 :発泡成形機
5 :樹脂供給装置
51 :ホッパー
52 :押出機
52a :シリンダ
53 :インジェクタ
54 :アキュームレータ
54a :シリンダ
54b :ピストン
6 :Tダイ
7 :分割金型
71 :第1金型
71b :キャビティ
71d :ピンチオフ部
72 :第2金型
72b :キャビティ
72c :凸部
72d :ピンチオフ部
72e :吸音部材装着箇所
81 :連結管
82 :連結管
9 :カーペット
G :隙間
S :密閉空間

Claims (10)

  1. シート状の発泡成形体と、多孔体である吸音部材とを備え、
    前記発泡成形体は、所定面を備え、
    前記吸音部材は、前記発泡成形体における前記所定面の一部とアンカー効果により固着されている、
    一体成形体。
  2. 前記発泡成形体は、前記所定面の一部において凹部を有し、
    前記吸音部材は、
    露出面を備え、
    前記凹部に収容され且つ前記露出面が前記発泡成形体から露出するように構成され、
    前記所定面と前記露出面との境界における段差は、1〜20mmである、
    請求項1に記載の一体成形体。
  3. 前記段差は、3〜10mmである、
    請求項2に記載の一体成形体。
  4. 前記発泡成形体は、前記所定面の一部において凹部を有し、
    前記吸音部材は、
    露出面を備え、
    前記凹部に収容され且つ前記露出面が前記発泡成形体から露出するように構成され、
    前記所定面と前記露出面との境界における段差は、0〜1mmである、
    請求項1に記載の一体成形体。
  5. 第1及び第2金型を用いた一体成形体の製造方法であって、
    インサート工程と、配置工程と、成形工程とを備え、
    前記インサート工程では、前記第2金型にインサート部材を装着し、
    前記配置工程では、前記第2金型に前記インサート部材が装着された状態で、前記第1及び第2金型間に溶融状態の発泡樹脂を垂下させ、
    前記成形工程では、前記発泡樹脂からなる発泡成形体と前記インサート部材とがアンカー効果により固着されて一体成形体が成形される、
    方法。
  6. 前記第2金型は突出部を備え、前記インサート部材は挿通孔を備え、
    前記突出部が前記挿通孔に挿通されて、前記第2金型に前記インサート部材が装着される、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記成形工程は、膨張工程を含み、
    前記膨張工程は、前記発泡樹脂の厚さよりも大きい隙間が前記第1及び第2金型の間に設けられるように前記第1及び第2金型を近づけた状態で前記第1及び第2金型の両方によって前記発泡樹脂を減圧吸引することによって、前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させる、
    請求項5又は請求項6に記載の方法。
  8. 前記膨張工程は、第1吸引工程と、金型近接工程と、第2吸引工程をこの順に備え、
    前記第1吸引工程では、前記第1金型により前記発泡樹脂を減圧吸引して前記発泡樹脂を前記第1金型のキャビティに沿った形状に賦形し、
    前記金型近接工程では、前記隙間が前記第1及び第2金型の間に設けられるように前記第1及び第2金型を近接させ、
    前記第2吸引工程では、前記第1及び第2金型により前記発泡樹脂を減圧吸引することによって前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させる、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記インサート部材は、第1厚さを備え、
    前記成形工程では、
    前記発泡樹脂を前記隙間の厚さにまで膨張させるとともに前記インサート部材が第1厚さよりも小さい第2厚さに圧縮されて、前記隙間の厚さを有する一体成形体が成形され、
    その後、前記第2厚さに圧縮された前記インサート部材が、時間の経過とともに前記第1厚さにまで修復する、
    請求項7に記載の方法。
  10. (前記第2厚さ)/(前記第1厚さ)の値は、0.1〜0.8である、
    請求項9に記載の方法。
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