JP2019025719A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】スタガ配列のインクヘッドのノズル面を効率よくワイピングするワイパーを備えたインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】プリンタ10は、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル42Aと第1ノズル42Aが形成された第1ノズル面43Aとを有する第1インクヘッド41Aと、第1インクヘッド41Aに対して主走査方向Yに並びかつ第1インクヘッド41Aに対して副走査方向Xに偏倚して配置され、副走査方向Xに並びかつ副走査方向Xに関して第1ノズル42Aの一部と揃った位置に配置された複数の第2ノズル42Bと第2ノズル42Bが形成された第2ノズル面43Bとを有する第2インクヘッド41Bと、第1ワイピング位置P1において第1ノズル面43Aをワイピングする第1ワイパー51と、第2ワイピング位置P2において第2ノズル面43Bをワイピングする第2ワイパー52と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、複数のノズルとノズルが形成されたノズル面を有するインクヘッドを備え、インクジェット方式により記録媒体上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタでは、インクヘッドのノズル付近に付着したインクや異物等の付着物を清掃するメンテナンス機構が不可欠である。
メンテナンス機構として、例えば、ノズル面をワイピングするワイパーが知られている。ワイパーがノズル面に接触した状態で、ワイパーとノズル面とが相対移動することにより、ノズル面に付着した付着物がワイパーによって拭き取られる。これにより、インク面においてインク等が固化することが防止され、インクの吐出不良を防ぐことができる。ノズル面をワイピングした後には、ワイパーにはインクが付着するため、ワイパーに洗浄液を付与することによってワイパーからインクを除去することが知られている。
ここで、洗浄液を用いてワイパーに付着したインクを除去した後に、ワイパーに洗浄液が残存することがある。この状態で、ワイパーがノズル面をワイピングすると、ノズル面に洗浄液が付着する虞がある。ノズル面に洗浄液が付着した状態で、記録媒体上に印刷を行おうとした場合、洗浄液によって記録媒体を汚してしまうことがある。そこで、例えば、特許文献1には、ワイパーに付着した洗浄液を、吸収性を有するパッドで取り除く技術が開示されている。
特許第5875729号公報
ところで、複数のインクヘッドが並んで配置されたプリンタにおいて、一のインクヘッドが他のインクヘッドに対して記録媒体の搬送方向である副走査方向に関して偏倚して配置された、いわゆるスタガ配列のプリンタが知られている。インクヘッドがスタガ配列されている場合に、各ノズル面を効率よくワイピングすることができるワイパーが望まれている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スタガ配列のインクヘッドのノズル面を効率よくワイピングするワイパーを備えたインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、第1の方向に並ぶ複数の第1ノズルと前記第1ノズルが形成された第1ノズル面とを有する第1インクヘッドと、前記第1インクヘッドに対して前記第1の方向と垂直な方向である第2の方向に並んだインクヘッドであって前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して少なくともその一部が前記第1ノズルの一部と揃った位置に配置された複数の第2ノズルと前記第2ノズルが形成された第2ノズル面とを有し、かつ前記第1インクヘッドに対して前記第1の方向に偏倚して配置された第2インクヘッドと、前記第2の方向において前記第2インクヘッドに対して前記第1インクヘッドと反対側かつ前記第1の方向に関して前記第1インクヘッドと揃った位置に配置され、前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して前記第1ノズルと揃った位置に配置された複数の第3ノズルと前記第3ノズルが形成された第3ノズル面とを有する第3インクヘッドと、前記第2の方向において前記第3インクヘッドに対して前記第2インクヘッドと反対側かつ前記第1の方向に関して前記第2インクヘッドと揃った位置に配置され、前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して少なくともその一部が前記第2ノズルと揃った位置に配置された複数の第4ノズルと前記第4ノズルが形成された第4ノズル面とを有する第4インクヘッドと、前記第1の方向に延び、所定の第1の位置において、前記第1ノズル面および前記第3ノズル面をワイピングする第1ワイパーと、前記第1の方向に延び、前記第1ワイパーに対して前記第2の方向に並びかつ前記第1の方向に関して前記第1ワイパーの一部と揃った位置に配置され、前記第1ワイパーと同じ角度で回動し、所定の第2の位置において、前記第2ノズル面および前記第4ノズル面をワイピングする第2ワイパーと、所定の第3の位置において、前記第1ワイパーに洗浄液をつけると同時に、所定の第4の位置において、前記第2ワイパーに洗浄液をつける洗浄機構と、所定の第5の位置において、前記第1ワイパーについた洗浄液を取り除くと同時に、所定の第6の位置において、前記第2ワイパーについた洗浄液を取り除く取り除き部材と、前記第1ワイパーを前記第1の位置と、前記第3の位置と、前記第5の位置とに移動させる第1駆動機構と、前記第2ワイパーを前記第2の位置と、前記第4の位置と、前記第6の位置とに移動させる第2駆動機構とを備えている。
本発明のインクジェットプリンタによると、第1インクヘッドおよび第3インクヘッドは第1の方向に関して揃った位置に配置され、第2インクヘッドおよび第4インクヘッドは第1の方向に関して揃った位置に配置されているが、第1インクヘッドおよび第3インクヘッドと第2インクヘッドおよび第4インクヘッドとは、第1の方向に偏倚して配置されている。ここで、インクジェットプリンタは、第1ノズル面および第3ノズル面をワイピングする第1ワイパーと第2ノズル面および第4ノズル面をワイピングする第2ワイパーとを備えているため、各ノズル面を確実にワイピングすることができる。なお、第1ノズル面から第4ノズル面をワイピングすることが可能な第1の方向の長さが比較的長い単独のワイパーを設けた場合には、各ノズル面をワイピングする毎に該ワイパーに洗浄液を付け、そして洗浄液を取り除く工程が必要となるため、インクヘッドの数が多くなるほどワイピングに要する時間が長くなる。一方、第1ワイパーおよび第2ワイパーを備える場合には、第1ワイパーと第2ワイパーとは同じ角度で回動するため、第1ワイパーに洗浄液を付けるときには同時に第2ワイパーに洗浄液が付けられ、第1ワイパーに付いた洗浄液を取り除くときには同時に第2ワイパーに付いた洗浄液が取り除かれる。このため、ワイピングに要する時間を単独なワイパーを備えた場合と比較して短縮することができる。
本発明によれば、スタガ配列のインクヘッドのノズル面を効率よくワイピングするワイパーを備えたインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 一実施形態に係るプリンタの内部構成を示す平面図である。 一実施形態に係るプリンタのブロック図である。 一実施形態に係るインクヘッドユニットの底面図である。 一実施形態に係るワイピングユニットの平面図である。 第1ワイピング位置において、第1ワイパーが第1ノズル面をワイピングする状態を示す模式図である。 第2ワイピング位置において、第2ワイパーが第2ノズル面をワイピングする状態を示す模式図である。 第1洗浄位置および第2洗浄位置における第1ワイパーおよび第2ワイパーの位置を示す模式図である。 第1取り除き位置および第2取り除き位置における第1ワイパーおよび第2ワイパーの位置を示す模式図である。 第1ワイパーが第1ワイピング位置に位置しかつ第2ワイパーが第2ワイピング位置に位置するときに、第1インクヘッドおよび第2インクヘッドが第1ワイパーと第2ワイパーとの間に位置する状態を示す模式図である。 第1ワイパーが第1インクヘッドの第1ノズル面をワイピングした後の状態を示す模式図である。 第2ワイパーが第2インクヘッドの第2ノズル面をワイピングした後の状態を示す模式図である。 ワイピングユニットによるワイピング動作の一の状態を示す模式図である。 ワイピングユニットによるワイピング動作の一の状態を示す模式図である。 ワイピングユニットによるワイピング動作の一の状態を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。図2は、プリンタ10の内部構成を示す平面図である。図1に示すように、プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行う。記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。記録媒体5は、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類以外に、ポリ塩化ビニルやポリエステル等の樹脂製のシートやフィルム、織布や不織布等の布帛、その他の媒体であってもよい。
以下の説明では、左、右、上、下とは、プリンタ10の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、プリンタ10から上記作業者に近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。後述するインクヘッドユニット40(図2参照)は左方および右方に移動可能である。記録媒体5は、前方および後方に搬送可能である。本実施形態では、インクヘッドユニット40の移動方向を主走査方向Yといい、記録媒体5の搬送方向を副走査方向Xという。ここでは、主走査方向Yは左右方向に対応し、副走査方向Xは前後方向に対応する。主走査方向Yと副走査方向Xとは直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは特に限定される訳ではなく、プリンタ10の形態等に応じて適宜に設定可能である。また、本実施形態では、第1ノズル面43A等(図4参照)をワイピングする方向は、左右方向(即ち主走査方向Y)を意味する。ただし、第1ノズル面43A等をワイピングする方向は、前後方向(即ち副走査方向X)であってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、本体10Aと、脚11と、カバー15とを備えている。本体10Aは、主走査方向Yに延びたケーシング10Bを有する。脚11は、本体10Aを支持するものである。脚11は、本体10Aの下面に設けられている。カバー15は、本体10Aに設けられている。ここでは、カバー15は、本体10Aの上部に開閉自在に取り付けられている。カバー15の下方であって、本体10Aの下側には、記録媒体5を排出する排出口13が形成されている。排出口13の前方かつ下方の位置には、排出口13から排出される記録媒体5を案内するガイド14が設けられている。ガイド14は、排出口13から前斜め下向きに延びている。
図2に示すように、プリンタ10は、ガイドレール20と、プラテン25と、ヘッド駆動機構28と、インクヘッドユニット40と、ワイピングユニット50と、制御装置80(図3参照)を備えている。ガイドレール20は、カバー15の下方に配置されている。ガイドレール20は主走査方向Yに延びている。
プラテン25には、記録媒体5が載置される。プラテン25は、記録媒体5を支持する。記録媒体5への印刷は、プラテン25上において行われる。プラテン25は、主走査方向Yに延びている。プラテン25は、ガイドレール20の中央部分の下方かつ前方に配置されている。プラテン25は、ガイド14と連なっている。
プラテン25には、移動機構として、円筒状のグリットローラ26が設けられている。グリットローラ26は、その上面を露出させた状態でプラテン25に埋設されている。グリットローラ26は、フィードモータ81(図3参照)によって駆動される。
グリットローラ26の上方には、複数のピンチローラ27が略等間隔に配置されている。ピンチローラ27は、グリットローラ26に対向している。ピンチローラ27は、記録媒体5の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されている。ピンチローラ27とグリットローラ26との間に記録媒体5を挟み込む。グリットローラ26およびピンチローラ27は、記録媒体5を挟持しながら記録媒体5を副走査方向Xに搬送可能に構成されている。
ヘッド駆動機構28は、インクヘッドユニット40を主走査方向Yに移動させる機構である。ここでは、ヘッド駆動機構28は、プーリ21と、プーリ22と、無端状のベルト23と、サーボモータ24と、キャリッジ30とを有している。プーリ21は、ガイドレール20の右端部分に設けられている。プーリ22は、ガイドレール20の左端部分に設けられている。ベルト23は、プーリ21とプーリ22とに巻き掛けられている。ここでは、サーボモータ24は、プーリ21に接続されているが、プーリ22に接続されていてもよい。サーボモータ24がプーリ21を駆動すると、プーリ21とプーリ22との間においてベルト23が走行する。
キャリッジ30は、ベルト23に取り付けられている。図示は省略するが、キャリッジ30は、ガイドレール20に係合している。キャリッジ30は、ベルト23の走行に従って、ガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動する。
インクヘッドユニット40は、プラテン25の上方に配置されている。図4に示すように、インクヘッドユニット40は、第1インクヘッド41A、第2インクヘッド41B、第3インクヘッド41C、第4インクヘッド41D、第5インクヘッド41E、第6インクヘッド41F、第7インクヘッド41Gおよび第8インクヘッド41Hと、ヘッドプレート45とを備えている。ヘッドプレート45は、キャリッジ30に設けられている。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、ヘッドプレート45に収容されている。ヘッドプレート45は、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hの後述する第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hが外部に露出されるように第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hを収容する。インクヘッドユニット40は、キャリッジ30を介してガイドレール20にスライド自在に係合している。インクヘッドユニット40は、ヘッド駆動機構28によって、ガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動する。
第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、記録媒体5にインクを吐出するものである。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、後述する第1ノズル42A〜第8ノズル42H(図4参照)からインクを吐出する。図4に示すように、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、副走査方向X(前後方向)の長さが主走査方向Y(左右方向)の長さよりも長い形状に形成されている。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。第1インクヘッド41A、第3インクヘッド41C、第5インクヘッド41Eおよび第7インクヘッド41Gは、互いに副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。第2インクヘッド41B、第4インクヘッド41D、第6インクヘッド41Fおよび第8インクヘッド41Hは、互いに副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。第1インクヘッド41A、第3インクヘッド41C、第5インクヘッド41Eおよび第7インクヘッド41Gの前端は、第2インクヘッド41B、第4インクヘッド41D、第6インクヘッド41Fおよび第8インクヘッド41Hの前端より後方かつ第2インクヘッド41B、第4インクヘッド41D、第6インクヘッド41Fおよび第8インクヘッド41Hの後端より前方に位置する。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、いわゆるスタガ配列となっている。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、主走査方向Yに関して等間隔に配置されている。
図4に示すように、第1インクヘッド41Aは、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル42Aと、第1ノズル42Aが形成された第1ノズル面43Aとを有する。第2インクヘッド41Bは、副走査方向Xに並ぶ複数の第2ノズル42Bと、第2ノズル42Bが形成された第2ノズル面43Bとを有する。第2インクヘッド41Bは、第1インクヘッド41Aに対して主走査方向Yに並んでいる。第2インクヘッド41Bは、第1インクヘッド41Aの右方に配置されている。第2インクヘッド41Bは、第1インクヘッド41Aに対して副走査方向Xに偏倚して配置されている。第2インクヘッド41Bの前端は、第1インクヘッド41Aの前端より前方に位置する。第2インクヘッド41Bの後端は、第1インクヘッド41Aの前端より後方かつ第1インクヘッド41Aの後端より前方に位置する。副走査方向Xに関して、第2ノズル42Bの一部は、第1ノズル42Aの一部と揃って配置されている。第3インクヘッド41Cは、副走査方向Xに並ぶ複数の第3ノズル42Cと、第3ノズル42Cが形成された第3ノズル面43Cとを有する。第3インクヘッド41Cは、第2インクヘッド41Bに対して第1インクヘッド41Aと反対側に配置されている。第3インクヘッド41Cは、第2インクヘッド41Bの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第3ノズル42Cは、第1ノズル42Aと揃って配置されている。第4インクヘッド41Dは、副走査方向Xに並ぶ複数の第4ノズル42Dと、第4ノズル42Dが形成された第4ノズル面43Dとを有する。第4インクヘッド41Dは、第3インクヘッド41Cに対して第2インクヘッド41Bと反対側に配置されている。第4インクヘッド41Dは、第3インクヘッド41Cの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第4ノズル42Dは、第2ノズル42Bと揃って配置されている。第5インクヘッド41Eは、副走査方向Xに並ぶ複数の第5ノズル42Eと、第5ノズル42Eが形成された第5ノズル面43Eとを有する。第5インクヘッド41Eは、第4インクヘッド41Dに対して第3インクヘッド41Cと反対側に配置されている。第5インクヘッド41Eは、第4インクヘッド41Dの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第5ノズル42Eは、第1ノズル42Aと揃って配置されている。第6インクヘッド41Fは、副走査方向Xに並ぶ複数の第6ノズル42Fと、第6ノズル42Fが形成された第6ノズル面43Fとを有する。第6インクヘッド41Fは、第5インクヘッド41Eに対して第4インクヘッド41Dと反対側に配置されている。第6インクヘッド41Fは、第5インクヘッド41Eの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第6ノズル42Fは、第2ノズル42Bと揃って配置されている。第7インクヘッド41Gは、副走査方向Xに並ぶ複数の第7ノズル42Gと、第7ノズル42Gが形成された第7ノズル面43Gとを有する。第7インクヘッド41Gは、第6インクヘッド41Fに対して第5インクヘッド41Eと反対側に配置されている。第7インクヘッド41Gは、第6インクヘッド41Fの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第7ノズル42Gは、第1ノズル42Aと揃って配置されている。第8インクヘッド41Hは、副走査方向Xに並ぶ複数の第8ノズル42Hと、第8ノズル42Hが形成された第8ノズル面43Hとを有する。第8インクヘッド41Hは、第7インクヘッド41Gに対して第6インクヘッド41Fと反対側に配置されている。第8インクヘッド41Hは、第7インクヘッド41Gの右方に配置されている。副走査方向Xに関して、第8ノズル42Hは、第2ノズル42Bと揃って配置されている。第1ノズル42A〜第8ノズル42Hは、記録媒体5にインクと吐出する。第1ノズル42A〜第8ノズル42Hは、負圧(大気圧より低い圧力)に設定されている。なお、第1ノズル42A〜第8ノズル42Hは微小であるため、図4では第1ノズル42A〜第8ノズル42Hを直線で表している。本実施形態では、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、それぞれ1種類のノズルを備えているが、2種類以上のノズルを備えていてもよい。
図4に示すように、ヘッドプレート45には、主走査方向Yに並ぶ第1開口45A、第2開口45B、第3開口45C、第4開口45D、第5開口45E、第6開口45F、第7開口45Gおよび第8開口45Hが形成されている。第1開口45A〜第8開口45Hは、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも長い形状に形成されている。第1開口45A〜第8開口45Hは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。第1開口45A、第3開口45C、第5開口45Eおよび第7開口45Gは、互いに副走査方向に関して揃った位置に配置されている。2開口45B、第4開口45D、第6開口45Fおよび第8開口45Hは、互いに副走査方向に関して揃った位置に配置されている。第1開口45A、第3開口45C、第5開口45Eおよび第7開口45Gの前端は、第2開口45B、第4開口45D、第6開口45Fおよび第8開口45Hの前端より後方かつ第2開口45B、第4開口45D、第6開口45Fおよび第8開口45Hの後端より前方に位置する。第1開口45A〜第8開口45Hには、それぞれ第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hが取り付けられる。第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hは、第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hがヘッドプレート45より下方に位置するように、第1開口45A〜第8開口45Hにそれぞれ取り付けられる。第1ノズル42A〜第8ノズル42Hは、下方から見たときにそれぞれ第1開口45A〜第8開口45Hの内側に位置している。
なお、本実施形態では、インクヘッドユニット40は、記録媒体5に印刷をしていないとき、または、ワイピングが開始される前には、ガイドレール20の右端側に位置するホームポジションHPに待機するように構成されている。ヘッド駆動機構28は、インクヘッドユニット40をホームポジションHPに移動させるように構成されている。なお、ホームポジションHPの位置は特に限定されないが、平面視において、プラテン25を除く位置であることが好ましい。ホームポジションHPは、例えば、ガイドレール20の左端側に位置していてもよい。
本実施形態では、本体10A内の右端部分の下側であって、ホームポジションHPには、キャッピングユニット48が配置されている。インクヘッドユニット40は、ホームポジションHPにおいて待機しているときに、キャッピングユニット48の上方に位置する。キャッピングユニット48は、インクヘッドユニット40がホームポジションHPに位置するときに第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hをそれぞれ覆う図示しないキャップを備えている。キャップが第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hを覆うことによって、第1ノズル42A〜第8ノズル42Hの乾燥が抑制される。また、第1ノズル42A〜第8ノズル42Hのインクは、図示しない吸引ポンプによってキャップ内に排出される。これにより、第1ノズル42A〜第8ノズル42Hの目詰まりを抑制することができる。
次に、本実施形態に係るワイピングユニット50について説明する。プリンタ10による印刷が行われると、第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hには、インクおよび異物等の付着物が付着することがある。この付着物が付着した状態で印刷を行うと、記録媒体5が汚れてしまうことがあり、印刷品質が低下してしまう。そこで、ワイピングユニット50は、第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hに付着したインク等の付着物を取り除く。図2に示すように、ワイピングユニット50は、プリンタ10の内部に設けられている。ここでは、ワイピングユニット50は、プラテン25とキャッピングユニット48との間に設けられている。図5に示すように、ワイピングユニット50は、本体部65と、洗浄液槽60と、第1支軸53と、第1ワイパー51と、第2支軸54と、第2ワイパー52と、第1取り除き部材71と、第2取り除き部材72と、駆動機構75とを備えている。
図5に示すように、本体部65は、支持台66と、前板67と、後板68とを備えている。支持台66には、洗浄液槽60が載置される。支持台66は、本体10A(図2参照)に固定されている。前板67は、支持台66の前端から上方に延びる。後板68は、支持台66の後端から上方に延びる。
図5に示すように、第1支軸53は、副走査方向Xに延びる。第1支軸53は、前板67および後板68に回転可能に支持されている。第1支軸53は、第1ワイパー51を保持する第1保持部材55を回動可能に支持する。第2支軸54は、副走査方向Xに延びる。第2支軸54は、前板67および後板68に回転可能に支持されている。第2支軸54は、第2ワイパー52を保持する第2保持部材56を回動可能に支持する。第2支軸54は、第1支軸53から離隔して配置されている。第2支軸54は、第1支軸53の右方に配置されている。第2支軸54は、第1支軸53と平行に配置されている。第1支軸53および第2支軸54は、洗浄液槽60が支持台66に載置されたとき、洗浄液槽60の上方に位置する。
図5に示すように、第1ワイパー51は、副走査方向Xに延びる。第1ワイパー51は、第1保持部材55を介して第1支軸53に回動可能に支持されている。第1ワイパー51は、第1保持部材55に取り換え可能に保持されている。図6に示すように、第1ワイパー51は、第1ワイピング位置P1において、第1ノズル面43A、第3ノズル面43C、第5ノズル面43E(図4参照)および第7ノズル面43G(図4参照)をワイピングする。第1ワイパー51が第1ノズル面43A、第3ノズル面43C、第5ノズル面43Eおよび第7ノズル面43Gを順にワイピングすることで、各ノズル面43A、43C、43Eおよび43Gに付着した付着物が取り除かれる。第1ワイピング位置P1は、「所定の第1の位置」の一例である。ここでは、第1ワイピング位置P1において、第1ワイパー51の先端が第1ノズル面43A等に順に接触する。第1ワイパー51の先端が第1ノズル面43A等に接触するとき、第1ワイパー51の先端は湾曲する。そして、第1ワイパー51の先端が第1ノズル面43Aに接触した状態で、インクヘッドユニット40が主走査方向Y(例えば図6の矢印Y1の方向)に移動することで、第1ノズル面43A等に付着した付着物は、第1ワイパー51によって取り除かれる。第1ノズル面43A等から取り除かれた付着物は、典型的には、第1ワイパー51に付着する。
図5に示すように、第2ワイパー52は、副走査方向Xに延びる。第2ワイパー52は、第1ワイパー51と同じ構成を有する。第2ワイパー52は、第1ワイパー51と主走査方向Yに並んで配置されている。第2ワイパー52は、第1ワイパー51の右方に配置されている。第2ワイパー52は、第1ワイパー51に対して副走査方向Xに偏倚して配置されている。第2ワイパー52の前端は、第1ワイパー51の前端より前方に位置する。第2ワイパー52の後端は、第1ワイパー51の前端より後方かつ第1ワイパー51の後端より前方に配置されている。第2ワイパー52の一部は、副走査方向Xに関して第1ワイパー51の一部と揃った位置に配置されている。第2ワイパー52は、第2保持部材56を介して第2支軸54に回動可能に支持されている。第2ワイパー52は、第1ワイパー51と同じ角度で回動する。例えば、第2ワイパー52が第2ワイピング位置P2(図6参照)に位置するとき、第1ワイパー51は第1ワイピング位置P1(図6参照)に位置する。第2ワイパー52は、第2保持部材56に取り換え可能に保持されている。図7に示すように、第2ワイパー52は、第2ワイピング位置P2において、第2ノズル面43B、第4ノズル面43D(図4参照)、第6ノズル面43F(図4参照)および第8ノズル面43H(図4参照)をワイピングする。第2ワイパー52が第2ノズル面43B、第4ノズル面43D、第6ノズル面43Fおよび第8ノズル面43Hを順にワイピングすることで、各ノズル面43B、43D、43Fおよび43Hに付着した付着物が取り除かれる。第2ワイピング位置P2は、「所定の第2の位置」の一例である。ここでは、第2ワイピング位置P2において、第2ワイパー52の先端が第2ノズル面43B等に順に接触する。第2ワイパー52の先端が第2ノズル面43B等に接触するとき、第2ワイパー52の先端は湾曲する。そして、第2ワイパー52の先端が第2ノズル面43Bに接触した状態で、インクヘッドユニット40が主走査方向Y(例えば図7の矢印Y1の方向)に移動することで、第2ノズル面43B等に付着した付着物は、第2ワイパー52によって取り除かれる。第2ノズル面43B等から取り除かれた付着物は、典型的には、第2ワイパー52に付着する。第1ワイパー51および第2ワイパー52の材質は特に限定されないが、可撓性を有する材質であることが好ましい。例えば、第1ワイパー51および第2ワイパー52は、ゴム製である。
洗浄液槽60は、洗浄液64を貯留するものである。洗浄液64は、第1ワイパー51および第2ワイパー52を洗浄するための液である。洗浄液64の種類は特に限定されない。洗浄液64としては、例えば、水、または、有機溶剤などを適宜に用いることができる。洗浄液槽60は、洗浄機構の一例である。洗浄液槽60は、支持台66に対して取り外し可能に構成されている。
図5に示すように、洗浄液槽60は、矩形状に形成されている。洗浄液槽60は、底壁60Aと、前壁60Bと、左壁60Cと、右壁60Dと、後壁60Eとを備えている。前壁60Bは、底壁60Aの前端から上方に延びる。左壁60Cは、底壁60Aの左端から上方に延びる。右壁60Dは、底壁60Aの右端から上方に延びる。後壁60Eは、底壁60Aの後端から上方に延びる。底壁60Aと、前壁60Bと、左壁60Cと、右壁60Dと、後壁60Eとによって、洗浄液64が貯留される空間が形成される。図6に示すように、底壁60A(図5参照)の上面60AAは、左下に向かって傾斜している。洗浄液槽60は、第1載置部材61と第2載置部材62とを備えている。第1載置部材61および第2載置部材62は、底壁60Aから上方に延びる。第1載置部材61および第2載置部材62は、第1載置部材61および第2載置部材62上に洗浄液64が流れ込まないように形成されている。即ち、第1載置部材61および第2載置部材62の上端は、洗浄液64の液面64Aより上方に位置する。第1載置部材61には、第1取り除き部材71が交換可能に載置される。第2載置部材62には、第2取り除き部材72が交換可能に載置される。
図6に示すように、洗浄液槽60の底壁60Aの上面60AAの少なくとも一部には、フィルタ69が配置されている。フィルタ69は、洗浄液槽60に貯留された洗浄液64を用いて第1ワイパー51および第2ワイパー52を洗浄した際に、第1ワイパー51および第2ワイパー52から取り除かれた付着物を付着させるものである。ここでは、洗浄液槽60内で取り除かれた付着物は、下方に移動し、洗浄液槽60に沈殿する。そして、沈殿した付着物は、フィルタ69に付着される。フィルタ69の材質は特に限定されない。例えば、フィルタ69は、多孔質状のポリエチレン系の繊維フィルタであることが好ましい。
図8に示すように、第1ワイパー51は、第1洗浄位置P3において、洗浄液槽60に貯留された洗浄液64に浸漬する。第1ワイパー51のうち、少なくともワイピングの際に第1ノズル面43A等に接触した部分が洗浄液64に浸漬する。第1ワイパー51が洗浄液64に浸漬することによって、第1ワイパー51に付着した付着物が取り除かれる。第1洗浄位置P3は、「所定の第3の位置」の一例である。
図8に示すように、第2ワイパー52は、第2洗浄位置P4において、洗浄液槽60に貯留された洗浄液64に浸漬する。第2ワイパー52のうち、少なくともワイピングの際に第2ノズル面43B等に接触した部分が洗浄液64に浸漬する。第2ワイパー52が洗浄液64に浸漬することによって、第2ワイパー52に付着した付着物が取り除かれる。第2洗浄位置P4は、「所定の第4の位置」の一例である。本実施形態では、第1ワイパー51が第1洗浄位置P3に位置するとき、第2ワイパー52は第2洗浄位置P4に位置する。即ち、第1ワイパー51に洗浄液64が付けられるタイミングと、第2ワイパー52に洗浄液64が付けられるタイミングとは同じである。
本実施形態では、後述する駆動機構75(図5参照)は、第1洗浄位置P3において第1ワイパー51を、第2洗浄位置P4において第2ワイパー52を以下のように回動させるように構成されている。図8に示すように、ここでは、洗浄液槽60に貯留された洗浄液64の液面64Aよりも上方の位置を洗浄液非浸漬位置PAとし、洗浄液非浸漬位置PAよりも下方であって、洗浄液64内の位置を洗浄液浸漬位置PBとする。このとき、駆動機構75は、第1洗浄位置P3において、第1ワイパー51の少なくとも一部を洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間を所定の回数往復するように構成され、かつ、第2洗浄位置P4において、第2ワイパー52の少なくとも一部を洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間を所定の回数往復するように構成されている。すなわち、洗浄液64の液面64Aを複数回(例えば2回〜10回程度)通過するように第1ワイパー51および第2ワイパー52が往復移動する。
図9に示すように、第1取り除き部材71は、第1ワイパー51につけられた洗浄液64を取り除く。第2取り除き部材72は、第2ワイパー52につけられた洗浄液64を取り除く。第1取り除き部材71は、主走査方向Yにおいて第1支軸53と第2支軸54との間に配置されている。第2取り除き部材72は、第2支軸54に対して第1取り除き部材71の反対側(ここでは右方)に配置されている。第1取り除き部材71は、第1取り除き部材71の上面71Tが第1支軸53に対向するように配置されている。即ち、第1取り除き部材71は、左下に向かって傾斜している。第2取り除き部材72は、第2取り除き部材72の上面72Tが第2支軸54に対向するように配置されている。即ち、第2取り除き部材72は、左下に向かって傾斜している。第1取り除き部材71および第2取り除き部材72は、洗浄液槽60内に配置されているが、洗浄液64が付着しないように構成されている。第1取り除き部材71の上面71Tは、洗浄液64の液面64Aより上方に位置する。第2取り除き部材72の上面72Tは、洗浄液64の液面64Aより上方に位置する。第1取り除き部材71および第2取り除き部材72は、洗浄液64を吸収可能な多孔質体である。本実施形態では、第1取り除き部材71および第2取り除き部材72は、ポリオレフィンシートによって形成されている。ポリオレフィンシートは、吸収性が高く、かつ、耐溶剤性が高い。そのため、洗浄液64が吸収される第1取り除き部材71および第2取り除き部材72として、ポリオレフィンシートを使用することは有用であるといえる。
図9に示すように、第1ワイパー51は、第1取り除き位置P5において、第1取り除き部材71と接触する。即ち、第1ワイパー51が第1取り除き部材71に押し当てられる。第1ワイパー51が第1取り除き部材71に押し当てられることによって、第1ワイパー51に付けられた洗浄液64は取り除かれる。取り除かれた洗浄液64は、第1取り除き部材71に吸収される。第1取り除き位置P5は、「所定の第5の位置」の一例である。
図9に示すように、第2ワイパー52は、第2取り除き位置P6において、第2取り除き部材72と接触する。即ち、第2ワイパー52が第2取り除き部材72に押し当てられる。第2ワイパー52が第2取り除き部材72に押し当てられることによって、第2ワイパー52に付けられた洗浄液64は取り除かれる。取り除かれた洗浄液64は、第2取り除き部材72に吸収される。第2取り除き位置P6は、「所定の第6の位置」の一例である。本実施形態では、第1ワイパー51が第1取り除き位置P5に位置するとき、第2ワイパー52は第2取り除き位置P6に位置する。即ち、第1ワイパー51についた洗浄液64が取り除かれるタイミングと、第2ワイパー52についた洗浄液64が取り除かれるタイミングとは同じである。
駆動機構75は、第1ワイパー51および第2ワイパー52を移動させる機構である。駆動機構75は、第1ワイパー51および第2ワイパー52を回動させることによって、第1ワイパー51および第2ワイパー52の先端の位置を移動させる。駆動機構75は、第1ワイパー51を、少なくとも第1ワイピング位置P1(図6参照)と、第1洗浄位置P3(図8参照)と、第1取り除き位置P5(図9参照)とに移動させる機構である。駆動機構75は、少なくとも第2ワイパー52を、第2ワイピング位置P2(図7参照)と、第2洗浄位置P4(図8参照)と、第2取り除き位置P6(図9参照)とに移動させる機構である。
図5に示すように、駆動機構75は、駆動プーリ77と、従動プーリ78と、無端状のベルト76と、駆動モータ79とを備えている。従動プーリ78は、第1支軸53の後端に設けられている。駆動プーリ77は、第2支軸54の後端に設けられている。ベルト76は、駆動プーリ77および従動プーリ78に巻き掛けられている。駆動プーリ77には、駆動モータ79が接続されている。駆動モータ79が駆動することで、駆動プーリ77が回転する。駆動プーリ77の回転に伴って第2支軸54が回転することで、第2ワイパー52が回動する。また、駆動プーリ77の回転に伴ってベルト76が走行し、従動プーリ78が回転する。従動プーリ78の回転に伴って第1支軸53が回転することで、第1ワイパー51が回動する。このように、第1ワイパー51と第2ワイパー52とは、連動して回動する。第1ワイパー51が回動することによって、第1ワイパー51は、第1ワイピング位置P1と、第1洗浄位置P3と、第1取り除き位置P5とに移動する。第2ワイパー52が回動することによって、第2ワイパー52は、第2ワイピング位置P2と、第2洗浄位置P4と、第2取り除き位置P6とに移動する。本実施形態では、第1ワイパー51と第2ワイパー52とは連動して同じ角度で回動する。このため、第1ワイパー51が第1ワイピング位置P1に位置するとき第2ワイパー52は第2ワイピング位置P2に位置し、第1ワイパー51が第1洗浄位置P3に位置するとき第2ワイパー52は第2洗浄位置P4に位置し、第1ワイパー51が第1取り除き位置P5に位置するとき第2ワイパー52は第2取り除き位置P6に位置するように構成されている。駆動プーリ77、従動プーリ78およびベルト76は、第1ワイパー51の回動と第2ワイパー52の回動とを連動させる連動機構の一例である。
次に、第1ワイパー51と第2ワイパー52との距離であるワイパーピッチWP(図10参照)の決定方法について説明する。より詳細には、WPは、主走査方向Yに関して、第1ワイパー51が第1ワイピング位置P1に位置するときの第1ワイパー51の第2ワイパー52側の第1端部51R(ここでは第1ワイパー51の右端部)と、第2ワイパー52が第2ワイピング位置P2に位置するときの第2ワイパー52の第1ワイパー51と反対側の第2端部52R(ここでは第2ワイパー52の右端部)との距離である。本実施形態において「距離」とは主走査方向Yの距離を表す。
まず、第1ワイパー51および第2ワイパー52が回動するときに第1インクヘッド41Aおよび第2インクヘッド41Bと干渉しない必要がある。図10に示すように、第1ワイパー51が第1ワイピング位置P1に位置し、かつ、第2ワイパー52が第2ワイピング位置P2に位置し、かつ、第1インクヘッド41Aおよび第2インクヘッド41Bが主走査方向Yに関して第1ワイパー51と第2ワイパー52との間に位置するときの第1ワイパー51と第1インクヘッド41Aとの距離をL1としかつ第2ワイパー52と第2インクヘッド41Bとの距離をL2としたときに、(1)式:L1=L2=(WP−WT−A)/2>0(例えばL1=L2≧2mm)の関係が成立する。なお、WTは、第1ワイパー51が第1ワイピング位置P1に位置するときの第1ワイパー51の主走査方向Yの厚さである。また、WTは、第2ワイパー52が第2ワイピング位置P2に位置するときの第2ワイパー52の主走査方向Yの厚さでもある。Aは、第1インクヘッド41Aの主走査方向Yの端部のうち、第2インクヘッド41Bに対して反対側に位置する第1ヘッド端部41AL(ここでは第1インクヘッド41Aの左端部)と、第2インクヘッド41Bの主走査方向Yの端部のうち、第1インクヘッド41Aに対して反対側に位置する第2ヘッド端部41BR(ここでは第2インクヘッド41Bの右端部)との距離である。
次に、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aをワイピングする際に第2ワイパー52が第2インクヘッド41Bおよび第3インクヘッド41Cと干渉しない必要がある。図11に示すように、駆動機構75(図5参照)は、第1ワイパー51を、第1ワイピング位置P1と第1洗浄位置P3との間に位置し、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aをワイピングした後の位置でありかつ第2ワイパー52が第3インクヘッド41Cに最も接近する第1完了位置P7に移動させるように構成されている。また、駆動機構75(図5参照)は、第2ワイパー52を、第2ワイピング位置P2と第2洗浄位置P4との間に位置し、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aをワイピングした後の位置でありかつ第2ワイパー52が第3インクヘッド41Cに最も接近する第2完了位置P8に移動させるように構成されている。ここで、第2ワイパー52の第2端部52Rと、第3インクヘッド41Cの第3ヘッド端部との距離をL3としたときに、(2)式:L3=(B−WP−C)>0(例えばL3≧2mm)の関係が成立する。なお、Bは、第1インクヘッド41Aの第1ヘッド端部41ALと、第3インクヘッド41Cの主走査方向Yの端部のうち、第2インクヘッド41B側に位置する第3ヘッド端部41CL(ここでは第3インクヘッド41Cの左端部)との距離である。Cは、第1完了位置P7の位置において、第1インクヘッド41Aの第1ヘッド端部41ALと、第1ワイパー51の第1端部51Rとの距離である。
次に、第2ワイパー52が第2ノズル面43Bをワイピングする際に第1ワイパー51が第1インクヘッド41Aと干渉しない必要がある。図12に示すように、駆動機構75(図5参照)は、第1ワイパー51を、第1ワイピング位置P1と第1洗浄位置P3との間に位置し、第2ワイパー52が第2ノズル面43Bをワイピングした後の位置でありかつ第1ワイパー51が第1インクヘッド41Aに最も接近する第3完了位置P9に移動させるように構成されている。また、駆動機構75(図5参照)は、第2ワイパー52を、第2ワイピング位置P2と第2洗浄位置P4との間に位置し、第2ワイパー52が第2ノズル面43Bをワイピングした後の位置でありかつ第1ワイパー51が第1インクヘッド41Aに最も接近する第4完了位置P10に移動させるように構成されている。ここで、第1ワイパー51の第1端部51Rと、第1インクヘッド41Aの第1ヘッド端部41ALとの距離をL4としたときに、(3)式:L4=(WP−HP−D)>0(例えばL4≧2mm)の関係が成立する。なお、HPは、第1インクヘッド41Aの第1ヘッド端部41ALと、第2インクヘッド41Bの主走査方向Yの端部のうち、第1インクヘッド41A側に位置する第4ヘッド端部41BL(ここでは第2インクヘッド41Bの左端部)との距離である。Dは、第4完了位置P10の位置において、第2インクヘッド41Bの第4ヘッド端部41BLと、第2ワイパー52の第2端部52Rとの距離である。本実施形態では、Cの値とDの値とは同じになるように調整されている。本実施形態では、第1完了位置P7と第3完了位置P9は同じ位置であるが、異なっていてもよい。また、第2完了位置P8と第4完了位置P10とは同じ位置であるが、異なっていてもよい。上記(1)式、(2)式および(3)式の全てを満たすときに、ワイパーピッチWPは最適な値となる。
次に、制御装置80について説明する。制御装置80は、マイクロコンピュータからなっており、本体10Aの内部に設けられている。制御装置80は、CPUと、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えている。ここでは、マイクロコンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、印刷に関する制御、および、ワイピングに関する制御を行う。
図3に示すように、制御装置80は、プーリ21に接続されたサーボモータ24と、グリットローラ26に接続されたフィードモータ81と、インクヘッドユニット40と、第1ワイパー51および第2ワイパー52を駆動する駆動機構75の駆動モータ79と接続しており、サーボモータ24、フィードモータ81、インクヘッドユニット40および駆動モータ79を制御する。
制御装置80は、サーボモータ24を制御することで、プーリ21の回転、および、ベルト23(図2参照)の走行を制御する。即ち、制御装置80は、インクヘッドユニット40の主走査方向Yの移動を制御する。制御装置80は、インクヘッドユニット40の第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hがインクを吐出するタイミングなどを制御する。また、制御装置80は、駆動モータ79を制御することで、駆動プーリ77の回転およびベルト76の走行を制御する。すなわち、制御装置80は、駆動モータ79を制御することで、第1ワイパー51が第1ワイピング位置P1、第1洗浄位置P3、第1取り除き位置P5、第1完了位置P7および第3完了位置P9に移動することを制御し、かつ、第2ワイパー52が第2ワイピング位置P2、第2洗浄位置P4、第2取り除き位置P6、第2完了位置P8および第4完了位置P10に移動することを制御する。
制御装置80は、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aをワイピングしかつ第2ワイパー52が第2ノズル面43Bをワイピングした後、第1ワイパー51を第1洗浄位置P3に移動させ、かつ第2ワイパー52を第2洗浄位置P4に移動させるように駆動機構75を制御する。その後、制御装置80は、第1ワイパー51および第2ワイパー52をそれぞれ第1取り除き位置P5および第2取り除き位置P6に移動させ、第1ワイパー51が第3ノズル面43Cをワイピングしかつ第2ワイパー52が第4ノズル面43Dをワイピングした後、第1ワイパー51を第1洗浄位置P3に移動させ、かつ第2ワイパー52を第2洗浄位置P4に移動させるように駆動機構75を制御する。その後、制御装置80は、第1ワイパー51および第2ワイパー52をそれぞれ第1取り除き位置P5および第2取り除き位置P6に移動させ、第1ワイパー51が第5ノズル面43Eをワイピングしかつ第2ワイパー52が第6ノズル面43Fをワイピングした後、第1ワイパー51を第1洗浄位置P3に移動させ、かつ第2ワイパー52を第2洗浄位置P4に移動させるように駆動機構75を制御する。その後、制御装置80は、第1ワイパー51および第2ワイパー52をそれぞれ第1取り除き位置P5および第2取り除き位置P6に移動させ、第1ワイパー51が第7ノズル面43Gをワイピングしかつ第2ワイパー52が第8ノズル面43Hをワイピングした後、第1ワイパー51を第1洗浄位置P3に移動させ、かつ第2ワイパー52を第2洗浄位置P4に移動させるように駆動機構75を制御する。また、制御装置80は、図8に示すように、第1ワイパー51の少なくとも一部および第2ワイパー52の少なくとも一部を、洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間を所定の回数往復移動させるように駆動機構75を制御するように構成されている。
以下、ワイピングユニット50の第1ワイパー51および第2ワイパー52によって、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hの第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hをワイピングする一連の動作について説明する。図8に示すように、ワイピングユニット50によるワイピングの前には、第1ワイパー51および第2ワイパー52は、洗浄液64に浸漬される洗浄液浸漬位置PBに位置する。ワイピングユニット50によるワイピングを開始する前に、制御装置80は、インクヘッドユニット40をワイピングユニット50の上方に移動させる。次に、駆動モータ79を駆動させて、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図8の矢印R1の方向に回転させる。このとき、第1ワイパー51および第2ワイパー52が第1インクヘッド41Aおよび第2インクヘッド41Bと接触しないよう、インクヘッドユニット40を図8の矢印Y1の方向に移動させる。図9に示すように、第1取り除き位置P5において、第1ワイパー51が第1取り除き部材71に押し当てられることで、第1ワイパー51に付けられた洗浄液64は取り除かれる。このとき、第2取り除き位置P6において、第2ワイパー52が第2取り除き部材72に押し当てられることで、第2ワイパー52に付けられた洗浄液64は取り除かれる。次に、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図9の矢印R2の方向に回転させる。その後、第1インクヘッド41Aが第1支軸53の上方に位置するように、インクヘッドユニット40を図9の矢印Y2の方向に移動させる(図13参照)。その後、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図13の矢印R1の方向に回転させ、図6に示すように、第1ワイパー51を第1ワイピング位置P1に移動させる。そして、インクヘッドユニット40を図6の矢印Y1の方向に移動させ、第1ノズル面43Aを第1ワイパー51によってワイピングする。なお、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aから離れる直前に第1ワイパー51を図6の矢印R2の方向に回転させて、第1ワイパー51を傾ける。これにより、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aから離れるときに、第1ワイパー51からインク等が飛翔することを抑制することができる(図11参照)。
次に、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図11の矢印R2の方向に回転させると共に、インクヘッドユニット40を図11の矢印Y2の方向に移動させる(図14参照)。その後、第2インクヘッド41Bが第2支軸54の上方に位置するように、インクヘッドユニット40を図14の矢印Y1の方向に移動させる(図15参照)。その後、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図15の矢印R1の方向に回転させ、図7に示すように、第2ワイパー52を第2ワイピング位置P2に移動させる。そして、インクヘッドユニット40を図7の矢印Y1の方向に移動させ、第2ノズル面43Bを第2ワイパー52によってワイピングする。なお、第2ワイパー52が第2ノズル面43Bから離れる直前に第2ワイパー52を図7の矢印R2の方向に回転させて、第2ワイパー52を傾ける。これにより、第2ワイパー52が第2ノズル面43Bから離れるときに、第2ワイパー52からインク等が飛翔することを抑制することができる(図12参照)。第1ワイパー51による第1ノズル面43Aのワイピングおよび第2ワイパー52による第2ノズル面43Bのワイピングが終了すると、第1ワイパー51および第2ワイパー52を図15の矢印R2の方向に回転させると共に、インクヘッドユニット40を図15の矢印Y2の方向に移動させ、第1ワイパー51および第2ワイパー52を洗浄液浸漬位置PBに移動させる。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52を洗浄することができる。そして、上記第1ノズル面43Aおよび第2ノズル面43Bをワイピングしたのと同様にして、第1ワイパー51によって第3ノズル面43Cをワイピングすると共に第2ワイパー52によって第4ノズル面43Dをワイピングし、第1ワイパー51によって第5ノズル面43Eをワイピングすると共に第2ワイパー52によって第6ノズル面43Fをワイピングし、第1ワイパー51によって第7ノズル面43Gをワイピングすると共に第2ワイパー52によって第8ノズル面43Hをワイピングすることで、ワイピングユニットによるワイピング動作が完了する。
本実施形態のプリンタ10によると、第1インクヘッド41A、第3インクヘッド41C、第5インクヘッド41Eおよび第7インクヘッド41G(以下、これらを総称して「第1インクヘッドグループ」とする)は副走査方向Xに関して揃った位置に配置され、第2インクヘッド41B、第4インクヘッド41D、第6インクヘッド41Fおよび第8インクヘッド41H(以下、これらを総称して「第2インクヘッドグループ」とする)は副走査方向Xに関して揃った位置に配置されているが、第1インクヘッドグループと第2インクヘッドグループとは、副走査方向Xに偏倚して配置されている。ここで、プリンタ10は、第1ノズル面43A、第3ノズル面43C、第5ノズル面43Eおよび第7ノズル面43Gをワイピングする第1ワイパー51と、第2ノズル面43B、第4ノズル面43D、第6ノズル面43Fおよび第8ノズル面43Hをワイピングする第2ワイパー52とを備えているため、各ノズル面43A〜43Hを確実にワイピングすることができる。なお、第1ノズル面43A〜第8ノズル面43Hをワイピングすることが可能な副走査方向Xの長さが比較的長い単独のワイパーを設けた場合には、各ノズル面43A〜43Hをワイピングする毎に該ワイパーに洗浄液を付け、そして洗浄液を取り除く工程が必要となるため、インクヘッドの数が多くなるほどワイピングに要する時間が長くなる。一方、第1ワイパー51および第2ワイパー52を備える場合には、第1ワイパー51と第2ワイパー52とは同じ角度で回動するため、第1ワイパー51に洗浄液64を付けるときには同時に第2ワイパー52に洗浄液64が付けられ、第1ワイパー51に付いた洗浄液64を取り除くときには同時に第2ワイパー52に付いた洗浄液64が取り除かれる。このため、ワイピングに要する時間を単独なワイパーを備えた場合と比較して短縮することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1取り除き部材71は、副走査方向Xにおいて第1支軸53と第2支軸54との間に配置され、第2取り除き部材72は、第2支軸54に対して第1取り除き部材71の反対側に配置されている。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52に付いた洗浄液64を取り除き易くなる。
本実施形態のプリンタ10によると、図10に示すように、L1=L2=(WP−WT−A)/2>0の関係が成立する。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52と、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hとの干渉を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、図11に示すように、L3=(B−WP−C)>0の関係が成立する。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52と、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hとの干渉を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、L4=(WP−HP−D)>0の関係が成立する。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52と、第1インクヘッド41A〜第8インクヘッド41Hとの干渉を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、制御装置80は、第1ワイパー51が第1ノズル面43Aをワイピングしかつ第2ワイパー52が第2ノズル面43Bをワイピングした後、第1ワイパー51を第1洗浄位置P3に移動させると共に第2ワイパー52を第2洗浄位置P4に移動させるように駆動機構75を制御する。これにより、第1ノズル面43Aおよび第2ノズル面43Bのワイピングをより速く完了することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、制御装置80は、第1ワイパー51の少なくとも一部および第2ワイパー52の少なくとも一部を、洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間を所定の第1の回数往復移動させるように駆動機構75を制御する。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52の洗浄をより効果的に行うことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、洗浄液槽60の底壁60Aの上面60AAには、フィルタ69が配置されている。第1ワイパー51および第2ワイパー52に付着した付着物は、洗浄液槽60内の洗浄液64によって、取り除かれる。取り除かれた付着物は、洗浄液64内で沈殿し、フィルタ69に付着される。よって、付着物が付着したフィルタ69を洗浄液槽60から取り出すという簡単な方法で、洗浄液槽60内を綺麗にすることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイピングユニット50は、第1支軸53の後端に設けられた従動プーリ78と、第2支軸54の後端に設けられた駆動プーリ77と、駆動プーリ77に接続された駆動モータ79と、駆動プーリ77および従動プーリ78に巻き掛けられ、第1ワイパー51と第2ワイパー52とを連動させるベルト76とを備えている。このように、単一の駆動モータ79を用いることによって、第1ワイパー51と第2ワイパー52とを回動させることができるため、第1ワイパー51および第2ワイパー52の制御が容易になる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1取り除き部材71および第2取り除き部材72は、洗浄液を吸収可能な多孔質体である。本実施形態では、多孔質体は、ポリオレフィンシートによって形成されている。このことによって、第1ワイパー51および第2ワイパー52に付いた洗浄液64を取り除き易くなる。
上述した実施形態では、第1取り除き部材71は、主走査方向Yにおいて第1支軸53と第2支軸54との間に配置され、第2取り除き部材72は、第2支軸54に対して第1取り除き部材71の反対側(ここでは右方)に配置されていたがこれに限定されない。例えば、第2取り除き部材72は、主走査方向Yにおいて第1支軸53と第2支軸54との間に配置され、第1取り除き部材71は、第1支軸53に対して第2取り除き部材72の反対側(ここでは左方)に配置されていてもよい。
上述した実施形態では、第1洗浄位置P3において、第1ワイパー51を洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間で往復移動させていたが、第1ワイパー51を洗浄液64に浸漬させた状態で、所定の間隔を往復する動作をおこなってもよい。また、第2洗浄位置P4において、第2ワイパー52を洗浄液非浸漬位置PAと洗浄液浸漬位置PBとの間で往復移動させていたが、第2ワイパー52を洗浄液64に浸漬させた状態で、所定の間隔を往復する動作をおこなってもよい。
上述した実施形態では、一番目に第1ノズル面43Aおよび第2ノズル面43B、二番目に第3ノズル面43Cおよび第4ノズル面43D、三番目に第5ノズル面43Eおよび第6ノズル面43F、最後に第7ノズル面43Gおよび第8ノズル面43Hをそれぞれワイピングしていたが、上記の組み合わせに関する限りワイピングする順番は特に限定されない。
第2インクヘッド41B、第4インクヘッド41D、第6インクヘッド41Fおよび第8インクヘッド41Hの前端は、第1インクヘッド41A、第3インクヘッド41C、第5インクヘッド41Eおよび第7インクヘッド41Gの前端より後方かつ第1インクヘッド41A、第3インクヘッド41C、第5インクヘッド41Eおよび第7インクヘッド41Gの後端より前方に位置していてもよい。この場合、第1ワイパー51の前端は、第2ワイパー52の前端より前方に位置する。
上述した実施形態では、駆動モータ79は、第1ワイパー51を回動させる第1駆動機構および第2ワイパー52を回動させる第2駆動機構として機能していたが、これに限定されない。駆動モータ79を第1ワイパー51および第2ワイパー52のいずれか一方のみを回動させるために用い、他方を回動させる駆動モータを別途設けてもよい。これにより、第1ワイパー51および第2ワイパー52を互いに独立して制御することができる。
10 プリンタ
41A〜41H 第1インクヘッド〜第8インクヘッド
42A〜42H 第1ノズル〜第8ノズル
43A〜43H 第1ノズル面〜第8ノズル面
51 第1ワイパー
52 第2ワイパー
60 洗浄液槽(洗浄機構)
71 第1取り除き部材
72 第2取り除き部材
P1 第1ワイピング位置
P2 第2ワイピング位置
P3 第1洗浄位置
P4 第2洗浄位置
P5 第1取り除き位置
P6 第2取り除き位置

Claims (11)

  1. 第1の方向に並ぶ複数の第1ノズルと前記第1ノズルが形成された第1ノズル面とを有する第1インクヘッドと、
    前記第1インクヘッドに対して前記第1の方向と垂直な方向である第2の方向に並んだインクヘッドであって、前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して少なくともその一部が前記第1ノズルの一部と揃った位置に配置された複数の第2ノズルと前記第2ノズルが形成された第2ノズル面とを有し、かつ前記第1インクヘッドに対して前記第1の方向に偏倚して配置された第2インクヘッドと、
    前記第2の方向において前記第2インクヘッドに対して前記第1インクヘッドと反対側かつ前記第1の方向に関して前記第1インクヘッドと揃った位置に配置され、前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して前記第1ノズルと揃った位置に配置された複数の第3ノズルと前記第3ノズルが形成された第3ノズル面とを有する第3インクヘッドと、
    前記第2の方向において前記第3インクヘッドに対して前記第2インクヘッドと反対側かつ前記第1の方向に関して前記第2インクヘッドと揃った位置に配置され、前記第1の方向に並びかつ前記第1の方向に関して少なくともその一部が前記第2ノズルと揃った位置に配置された複数の第4ノズルと前記第4ノズルが形成された第4ノズル面とを有する第4インクヘッドと、
    前記第1の方向に延び、所定の第1の位置において、前記第1ノズル面および前記第3ノズル面をワイピングする第1ワイパーと、
    前記第1の方向に延び、前記第1ワイパーに対して前記第2の方向に並びかつ前記第1の方向に関して前記第1ワイパーの一部と揃った位置に配置され、前記第1ワイパーと同じ角度で回動し、所定の第2の位置において、前記第2ノズル面および前記第4ノズル面をワイピングする第2ワイパーと、
    所定の第3の位置において、前記第1ワイパーに洗浄液をつけると同時に、所定の第4の位置において、前記第2ワイパーに洗浄液をつける洗浄機構と、
    所定の第5の位置において、前記第1ワイパーについた洗浄液を取り除くと同時に、所定の第6の位置において、前記第2ワイパーについた洗浄液を取り除く取り除き部材と、
    前記第1ワイパーを前記第1の位置と、前記第3の位置と、前記第5の位置とに移動させる第1駆動機構と、
    前記第2ワイパーを前記第2の位置と、前記第4の位置と、前記第6の位置とに移動させる第2駆動機構とを備えている、インクジェットプリンタ。
  2. 前記第1ワイパーを回動可能に支持する第1支軸と、
    前記第1支軸から離隔して配置され、前記第2ワイパーを回動可能に支持する第2支軸と、を備え、
    前記取り除き部材は、前記第2の方向において前記第1支軸と前記第2支軸との間に配置され、前記第1ワイパーについた洗浄液を取り除く第1取り除き部材と、前記第2支軸に対して前記第1取り除き部材の反対側に配置され、前記第2ワイパーについた洗浄液を取り除く第2取り除き部材とを備えている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1ワイパーを回動可能に支持する第1支軸と、
    前記第1支軸から離隔して配置され、前記第2ワイパーを回動可能に支持する第2支軸と、を備え、
    前記取り除き部材は、前記第2の方向において前記第1支軸と前記第2支軸との間に配置され、前記第2ワイパーについた洗浄液を取り除く第1取り除き部材と、前記第1支軸に対して前記第1取り除き部材の反対側に配置され、前記第1ワイパーについた洗浄液を取り除く第2取り除き部材とを備えている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第2の方向に関して、前記第1ワイパーが前記第1の位置に位置するときの前記第1ワイパーの前記第2ワイパー側の第1端部と、前記第2ワイパーが前記第2の位置に位置するときの前記第2ワイパーの前記第1ワイパーと反対側の第2端部との距離をWPとし、
    前記第1ワイパーが前記第1の位置に位置するときの前記第1ワイパーの前記第2の方向の厚さをWTとし、
    前記第1インクヘッドの前記第2の方向の端部のうち、前記第2インクヘッドに対して反対側に位置する第1ヘッド端部と、前記第2インクヘッドの前記第2の方向の端部のうち、前記第1インクヘッドに対して反対側に位置する第2ヘッド端部との距離をAとし、
    前記第1ワイパーが前記第1の位置に位置し、かつ、前記第2ワイパーが前記第2の位置に位置し、かつ、前記第1インクヘッドおよび前記第2インクヘッドが前記第2の方向に関して前記第1ワイパーと前記第2ワイパーとの間に位置するときの前記第1ワイパーと前記第1インクヘッドとの距離をL1としかつ前記第2ワイパーと前記第2インクヘッドとの距離をL2としたときに、L1=L2=(WP−WT−A)/2>0の関係が成立する、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記第1駆動機構は、前記第1ワイパーを、前記第1の位置と前記第3の位置との間に位置し、前記第1ワイパーが前記第1ノズル面をワイピングした後の位置でありかつ前記第2ワイパーが前記第3インクヘッドに最も接近する第7の位置に移動させ、
    前記第2駆動機構は、前記第2ワイパーを、前記第2の位置と前記第4の位置との間に位置し、前記第1ワイパーが前記第1ノズル面をワイピングした後の位置でありかつ前記第2ワイパーが前記第3インクヘッドに最も接近する第8の位置に移動させ、
    前記第1ヘッド端部と、前記第3インクヘッドの前記第2の方向の端部のうち、前記第2インクヘッド側に位置する第3ヘッド端部との距離をBとし、
    前記第7の位置において、前記第1インクヘッドの前記第1ヘッド端部と、前記第1ワイパーの前記第1端部との距離をCとし、
    前記第2ワイパーの前記第2端部と、前記第3インクヘッドの前記第3ヘッド端部との距離をL3としたときに、L3=(B−WP−C)>0の関係が成立する、請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記第1駆動機構は、前記第1ワイパーを、前記第1の位置と前記第3の位置との間に位置し、前記第2ワイパーが前記第2ノズル面をワイピングした後の位置でありかつ前記第1ワイパーが前記第1インクヘッドに最も接近する第9の位置に移動させ、
    前記第2駆動機構は、前記第2ワイパーを、前記第2の位置と前記第4の位置との間に位置し、前記第2ワイパーが前記第2ノズル面をワイピングした後の位置でありかつ前記第1ワイパーが前記第1インクヘッドに最も接近する第10の位置に移動させ、
    前記第1ヘッド端部と、前記第2インクヘッドの前記第2の方向の端部のうち、前記第1インクヘッド側に位置する第4ヘッド端部との距離をHPとし、
    前記第10の位置において、前記第2インクヘッドの前記第4ヘッド端部と、前記第2ワイパーの前記第2端部との距離をDとし、
    前記第1ワイパーの前記第1端部と、前記第1インクヘッドの前記第1ヘッド端部との距離をL4としたときに、L4=(WP−HP−D)>0の関係が成立する、請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1駆動機構および前記第2駆動機構に接続された制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記第1ワイパーが前記第1ノズル面をワイピングしかつ前記第2ワイパーが前記第2ノズル面をワイピングした後、前記第1ワイパーを前記第3の位置に移動させるように前記第1駆動機構を制御しかつ前記第2ワイパーを前記第4の位置に移動させるように前記第2駆動機構を制御する、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記洗浄機構は、前記洗浄液が貯留される洗浄液槽であり、
    前記洗浄液槽に貯留された前記洗浄液の液面よりも上方の位置を洗浄液非浸漬位置とし、前記洗浄液槽に貯留された前記洗浄液の液面よりも下方の位置を洗浄液浸漬位置としたとき、
    前記制御装置は、前記第1ワイパーの少なくとも一部および前記第2ワイパーの少なくとも一部を、前記洗浄液非浸漬位置と前記洗浄液浸漬位置との間を所定の第1の回数往復移動させるように前記第1駆動機構および前記第2駆動機構を制御する、請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記洗浄機構は、前記洗浄液が貯留される洗浄液槽であり、
    前記洗浄液槽の底壁の上面には、フィルタが配置されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記第1駆動機構と前記第2駆動機構とは同一であり、
    前記第1ワイパーの回動と、前記第2ワイパーの回動とを連動させる連動機構を備えている、請求項1から9のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記取り除き部材は、洗浄液を吸収可能な多孔質体である、請求項1から10のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
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