JP2019024274A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より耐久性のあるSiCを用いたパワーMOSFETを提供する。
【解決手段】電力変換装置100は、SiCを含み、並列に接続された複数のMOSFET101の回路を有する半導体素子と、温度を検出する温度回路150と、温度回路から受信した所定温度以上である旨の信号に基づいて、複数のMOSFETのうちの少なくとも1つのMOSFETのゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力するゲート駆動回路140とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関し、例えば、ポンプ、モータその他の装置・機器に適用して好適なものである。
パワーエレクトロニクスの分野では、省エネルギーのため、産業、鉄道、自動車、エレベータ、家電、医療等広い分野で電力変換器としてインバータの導入が進んでいる。インバータ化により、例えば、ポンプではバルブによる制御に対して、約25%の消費電力の削減が見込まれる。また、鉄道では回生により停止時、モータのエネルギーを架線に戻すことができ、約50%消費電力を削減できる。
インバータの普及に当たっては、キーとなるパワーデバイスの発展が大きな役割を果たしてきた。すなわち、サイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ、バイポーラトランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、以下「IGBT」という。)と発展するに従い、パワーデバイスは、低損失化とともに、高周波でのスイッチングが可能になるとともに、IGBTではバイポーラトランジスタまでの電流制御から電圧制御になりCPU(Central Processing Unit)による制御性が向上した。さらに破壊しにくくなり、初期のインバータが数kW程度であったのに対して、現在では数10MWのインバータも実現可能になっている。
IGBTまでは材料としてシリコン(以下「Si」という。)が用いられてきた。これに対して、近年シリコンカーバイト(Silicon Carbide、以下「SiC」という。)を用いたパワーデバイスが製品化されてきた。SiCは絶縁破壊電圧Ecが、Siのそれと比較して1ケタ高い性質を有している。
ここで、トランジスタのオン電圧について検討すると、流れる電流Iの限界値は、
I=μ×N×Ec ・・・ (1)
μ:材料の移動度、N:不純物濃度
と表される。耐圧をVc、限界の厚さをdcとすると、
Ec=Vc/dc ・・・ (2)
dc=1√N ・・・ (3)
式(2)及び(3)から、N∝Ec2であり、これを式(1)に代入すると、
I∝μ×Ec3 ・・・ (4)
となる。
Siは絶縁破壊電界が0.3MV/cmであるのに対して、SiCは2.8MV/cmであり、理論上、SiCの同じ印加電圧に対して流れる電流は、Siに対して約600倍である。すなわち、同じ耐圧では、SiCの抵抗はSiに対して、約1/600である。
パワーデバイスとしては、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)がある。しかしながら、シリコンは抵抗が高いため、特に600V以上では、伝導度変調によりオン時の抵抗を下げられるサイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ、バイポーラトランジスタ、IGBTが用いられてきた。SiCは抵抗が小さいため、パワーMOSFETとしてもシリコンIGBTと同等の定格電流を得ることができる。さらに、IGBTは伝導度変調のため構造上pn接合を有し、このpn接合の電位障壁により印加電圧が約1Vまでは電流がほとんど流れない。一方、パワーMOSFETはpn接合による電位障壁がなく、0Vより直線的に電流が流れる。このため、インバータ用パワーデバイスとして、IGBTとSiCパワーMOSFETを比較すると、SiCパワーMOSFETはIGBTよりオン電圧が小さくなり、損失を低減することができる。
特開2010−17061号公報
"Effect of Process Variations and Ambient Temperature on ElectronMobility at the SiO2/4H-SiC Interface" Chao-Yang Lu, James A. Cooper, Jr.,Fellow, IEEE, Takashi Tsuji, Gilyong Chung, John R. Williams, IEEE TRANSACTIONSON ELECTRON DEVICES, VOL. 50, NO. 7, JULY 2003,p1582-1588 "High-Mobility Stable 1200-V, 150-A 4H-SiC DMOSFET Long-TermReliability Analysis Under High Current Density Transient Conditions" James A. Schrock,William B. Ray II, Kevin Lawson, Argenis Bilbao, Stephen B. Bayne, Shad L.Holt, Lin Cheng著IEEE TRANSACTIONS ON POWER ELECTRONICS, VOL. 30, NO. 6, JUNE 2015、p2891−2895
ところで、MOSFETの抵抗成分は、MOSチャネル抵抗とn−層(バルク層)抵抗成分との大きく2つに分けられる。(1)式に記載した通り、流れる電流は移動度に比例するので、抵抗値は移動度に反比例する。Siを用いたパワーMOSFETでは、シリコンの移動度は、例えばインバータで使われるIGBTの接合温度−40℃から150℃の範囲では、MOS部の移動度及びn−層の移動度は、温度とともに低下するため、パワーMOSFETの抵抗は温度とともに増加する。このため、複数のパワーMOSFETを並列に接続した場合で、配線等の影響により特定のパワーMOSFETに電流が集中したときであっても、オン抵抗が高くなるため、流れる電流が減少するという負帰還がかかり、複数のパワーMOSFET間の温度差は小さくなる。
これに対して、SiCを用いたパワーMOSFETでは、n−層の移動度はSiと同様に温度とともに低下するが、一方で非特許文献1に記載されている通り、MOS部の移動度は温度とともに増加する。これは、Si/SiO2界面に対して、SiC/SiO2界面の界面準位が多く、SiC−MOSFETの方がSi−MOSFETより界面準位の影響を受ける。温度が高いほど電子の熱速度が大きくなるため、界面電荷によるクーロンポテンシャルの影響を受けにくくなる。このため、MOS部の移動度は温度とともに増加する。また、非特許文献2に記載されているように温度とともにしきい値は低下する。このように、SiCのMOS部の抵抗は温度とともに低下する。このようにSiCパワーMOSFETはn−層の抵抗は温度とともに増加するが、MOS部の抵抗は温度とともに低下するため、温度とともにパワーMOSFET抵抗が下がる温度領域が発生することとなる。
大電力変換装置では大電流を流すため、パワーMOSFETを複数並列接続するが、この複数接続されたパワーMOSFETうちの一部のパワーMOSFETに電流が集中するとそのパワーMOSFETチップの温度が他のパワーMOSFETより上昇するため、電流が流れやすくなり、そのためさらに温度が上昇するという正帰還がかかることとなる。これにより、電流集中するパワーMOSFETは、オンとオフ時の温度差が大きくなり、パワーMOSFETチップと外部電極をつなぐワイヤボンデングあるいは半田に加わる熱ストレスが大きくなり、他のパワーMOSFETより寿命が短くなってしまうおそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、より耐久性のあるSiCを用いたパワーMOSFETを提供しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の電力変換装置は、SiCを含み、並列に接続された複数のMOSFETの回路を有する半導体素子と、温度を検出する温度回路と、前記温度回路から受信した所定温度以上である旨の信号に基づいて、前記複数のMOSFETのうちの少なくとも1つのMOSFETのゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力するゲート駆動回路とを備える電力変換装置である。
本発明によれば、SiCを用いたパワーMOSFETの耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る電力変換装置について示す回路図である。 SiCパワーMOSFETチップの温度とオン抵抗の関係の例を示すグラフである。 温度Ts未満の時における、ゲート駆動回路が上アームのSiCパワーMOSFETのゲート、及び下アームのSiCパワーMOSFETのゲートにそれぞれ出力する信号について示すグラフである。 温度Ts未満から温度Ts以上に変化した時における、ゲート駆動回路が上アームのSiCパワーMOSFETのゲート、及び下アームのSiCパワーMOSFETのゲートにそれぞれ出力する信号について示すグラフである。 本発明の一実施の形態の変形例に係る電力変換装置について示す回路図である。 本発明の一実施の形態の2つ目の変形例に係ある電力変換装置について示す回路図である。 図6の電力変換装置500において、温度Ts未満から温度Ts以上に変化した時における、ゲート駆動回路が上アームのSiCパワーMOSFETのゲート、及び下アームのSiCパワーMOSFETのゲートにそれぞれ出力する信号について示すグラフである。 図1の電力変換装置の外観を示す斜視図である。 SiCパワーMOSFETの温度を演算するための構成について示すブロック図である。 SiCパワーMOSFETチップを概略的に示す平面図である。 図10のA−A線における断面について概略的に示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。以下の説明において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(1) 本実施の形態による電力変換装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る電力変換装置100について示す回路図である。電力変換装置100は、2レベル3相インバータである。3相インバータのU相、V相及びW相の各相は2並列のSiCパワーMOSFET101で構成されている。ここで、「SiCパワーMOSFET」は、半導体材料としてSiCを用いたパワーMOSFETを意味しており、1つの半導体素子には1つの「SiCパワーMOSFET」が形成されるものとしている。図1に示されるように、U相の回路は上アーム110及び下アーム115を有しており、それぞれのアームは2つの並列に接続されたSiCパワーMOSFET101を有している。V相の回路も同様に、それぞれ上アーム120及び下アーム125を有し、2つの並列に接続されたSiCパワーMOSFET101を有している。W相の回路も同様に、それぞれ上アーム130及び下アーム135を有し、2つの並列に接続されたSiCパワーMOSFET101を有している。ここで並列に接続されるSiCパワーMOSFET101は2つとしているが、3つ以上を並列に接続するものであってもよい。また、図1には、破線によりSiCパワーMOSFET101に対して並列にダイオードが接続されているように描かれているが、内臓ダイオードを示すものであり、ダイオード回路が別途形成されているものではない。
各相の上アーム110、120及び130に含まれるSiCパワーMOSFET101のドレインは、直流高電位電極161に接続され、各相の下アーム115、125及び135に含まれるSiCパワーMOSFET101のソースは、直流低電位電極162に接続される。また、各相の上アーム110、120及び130に含まれるSiCパワーMOSFET101のソースは、各相の下アーム115、125及び135に含まれるSiCパワーMOSFETのドレインに接続され、それぞれ各相の出力であるU相出力163、V相出力164及びW相出力165に接続されている。従って、各相の上アーム110、120及び130に含まれるSiCパワーMOSFET101は、各相の下アーム115、125及び135に含まれるSiCパワーMOSFET101と直列に接続されている。それぞれのアームに含まれるSiCパワーMOSFET101のゲートは、各層のアーム毎にゲート駆動回路140に接続されている。U相出力163、V相出力164及びW相出力165は、不図示のモータと接続されていてもよい。この場合には、SiCパワーMOSFET101がオン、オフすることにより直流を交流に変換してモータを駆動する。また、電力変換装置100は更に温度を検出する温度回路150を有し、温度情報をゲート駆動回路140に伝えている。ここで温度回路150は、連続的な温度変化を電圧や電流等に反映してもよいし、離散的なデータとして通知してもよい。また所定の閾値を超えた場合にON/OFF等で通知するものであってもよい。
(2) SiCパワーMOSFETチップのオン抵抗について
図2は、SiCパワーMOSFETチップ181の温度とオン抵抗の関係の例を示すグラフである。温度とオン抵抗の関係は、トランジスタの積層構造や製造プロセスにより大きく異なるものであり、ここに示すグラフは一つの例である。上述したように、SiCパワーMOSFET101の抵抗成分は、MOSチャネル抵抗とn−層(バルク層)抵抗成分の大きく2つに分けられる。n−層の移動度は、SiによるパワーMOSFETと同様に温度とともに低下する。しかしながら、MOS部の移動度は温度とともに増加するとともにしきい値電圧が下がるため、SiCパワーMOSFET101はSiによるパワーMOSFETと異なり、SiCパワーMOSFET101のオン抵抗は温度とともに単調に増加しない場合がある。耐圧仕様、デバイス構造、製造プロセスによって、特にMOS部の移動度及びその温度依存性は異なるが、例えば図2のグラフに示すように、SiCパワーMOSFET101の温度Ts以下では温度とともにオン抵抗が増加し、Tsを超えると温度とともにオン抵抗が減少する。このようなオン抵抗温度依存性をもつSiCパワーMOSFET101のゲート信号の制御について以下に説明する。なお、以下の説明においては、U相の上アーム110及び下アーム115にそれぞれ含まれるSiCパワーMOSFET101のゲート信号について説明するが、V相の上アーム120及び下アーム125、並びにW相の上アーム130及び下アーム135についても同様である。
(3) ゲート駆動回路により出力されるゲート信号
図3は、SiCパワーMOSFET101の温度が、温度Ts未満の時のゲート駆動回路140がU相の上アーム110のSiCパワーMOSFET101のゲート、及びU相の下アームのSiCパワーMOSFET101のゲートにそれぞれ出力するゲート信号について示すグラフである。なお、一番上のグラフには、U相変調波(U相電圧指令)及び搬送波が示されており、ゲート駆動回路140は、これらを比較してゲート信号のON/OFFが切り替えられることにより、ここに示された変調波に近い波形の(U相の)出力を得ることができる。これをPWM(Pulse Width Modulation)変調による制御という。変調波が0Vより低いときは、上アームのSiCパワーMOSFET101は同期整流によりダイオードとして動作し、下アームのSiCパワーMOSFET101はスイッチング素子として動作する。逆に、変調波が0Vより高いときは、上アーム110のSiCパワーMOSFET101はスイッチング素子として動作し、下アーム115のSiCパワーMOSFET101は同期整流によりダイオードとして動作する。このため、上下アームゲート指令値は、デッドタイム(期間が短いため不図示)を挟んで交互にオン、オフ指令値が発生する。
図4は、SiCパワーMOSFET101の温度が、温度Ts未満から温度Ts以上に変化した時のゲート駆動回路140がU相の上アーム110のSiCパワーMOSFET101のゲート、及びU相の下アームのSiCパワーMOSFET101のゲートにそれぞれ出力するゲート信号について示すグラフである。図3と同様に、変調波(電圧指令)及び搬送波についても示されている。図3と同様にゲート駆動回路140は、U相変調波(U相電圧指令)と搬送波とを比較して上下アームのゲート指令値を生成する。変調波が0Vより低い場合は、上アーム110のSiCパワーMOSFET101は同期整流によりダイオードとして動作し、下アーム115のSiCパワーMOSFET101はスイッチング素子として動作する。逆に、変調波が0Vより高い場合は、上アーム110のSiCパワーMOSFET101はスイッチング素子として動作し、下アーム115のSiCパワーMOSFET101は同期整流によりダイオードとして動作する。
ここで温度回路150より温度Tsを超えた旨が、変調波が0Vより高い期間における時刻tsにおいてゲート駆動回路140に通知されたとすると、ゲート駆動回路140は、下アーム115のSiCパワーMOSFET101のゲート信号をソース・ドレイン間を非導通とする電位の出力に切り替える。この際、上アーム110のSiCパワーMOSFET101のゲート信号は導通と非導通とを交互に繰り返す信号の出力を継続する。これにより、下アーム115のSiCパワーMOSFET101は内臓ダイオードによる還流をおこないながら、電力変換装置100としての動作を継続する。なお、図示されていないが、変調波が0Vより低くなった場合には、ゲート駆動回路140は、下アーム115のSiCパワーMOSFET101がスイッチング素子として動作するようにゲート信号を出力し、上アーム110のSiCパワーMOSFET101のゲートには、ソース・ドレイン間を非導通とする電位の出力に切り替える。これにより、上アーム110のSiCパワーMOSFET101は内臓ダイオードによる還流をおこないながら、電力変換装置100としての動作を継続する。なお、温度回路150から温度Tsを下回る旨が通知された際には、ゲート駆動回路140は、図3と同様の動作を行うようにゲート信号を上アーム110及び下アーム115のそれぞれに出力することとしてもよい。
このように構成することにより、例えば、下アーム115の並列接続された2つのSiCパワーMOSFET101のいずれかに電流が集中していたとしても、内臓ダイオードによる動作により順方向電圧降下が高くなるため、流れる電流が減少するという負帰還がかかる。これにより、並列接続された複数のSiCパワーMOSFET101の温度差は小さくなり、電流の集中によるSiCパワーMOSFETチップ181と外部電極とをつなぐワイヤボンデングあるいは半田に加わる熱ストレス過多による寿命低下を抑制することができる。
(4) 他の回路を用いた電力変換装置
図5は、本発明の一実施の形態の変形例に係る電力変換装置200について示す回路図である。電力変換装置200は、図1の電力変換装置100と同様に、それぞれ2つの並列に接続されたSiCパワーMOSFET101を有するU相の上アーム210及び下アーム215、V相の上アーム220及び下アーム225、並びにW相の上アーム230及び下アーム235を有している。ここで、それぞれのアームに含まれるSiCパワーMOSFET101には、SiCショットキダイオード102が並列に接続されている点で図1の電力変換装置100と異なっている。ここでSiCショットキダイオード102のアノードは直流低電位電極162側と接続され、カソードは直流高電位電極161側と接続される。これにより図1の電力変換装置100のように内蔵ダイオードによらずにSiCショットキダイオード102により還流させることができる。
SiCのバンドギャップは3.26eVとSiの1.12eVの約3倍である。これに対して、ショットキ電位障壁は、SiCとSiC表面に形成したショットキ接合用金属とのショットキ電位障壁で決まり、Siのバンドギャップより低い1eV以下にすることが可能である。このため、SiCショットキダイオード102は、SiCパワーMOSFET101の内蔵ダイオードよりも順方向電圧降下をより小さくすることができる。これにより、ダイオード還流モードでは順方向電圧の損失を削減することができる。ところで、内蔵ダイオードで還流する場合、同期整流と同様に同じSiCパワーMOSFET101が発熱する。これに対して、SiCショットキダイオード102をSiCパワーMOSFET101に並列にした場合、SiCパワーMOSFET101の内蔵ダイオードよりもSiCショットキダイオード102の順方向電圧降下が小さいため、ダイオード還流した場合SiCショットキダイオード102にほとんどの電流が流れる。これにより、SiCパワーMOSFET101の温度を下げることができ、図1の電力変換装置100の場合よりもSiCパワーMOSFET101への電流集中をより防ぐことができ、電流が集中によるSiCパワーMOSFETチップ181と外部電極とをつなぐワイヤボンデングあるいは半田に加わる熱ストレス過多による寿命低下を防止することができる。なお、図5では、1つのSiCパワーMOSFET101に対して1つのSiCショットキダイオード102を並列接続することとしているが、電流容量が許せば、複数のSiCパワーMOSFET101に対して1つのSiCショットキダイオード102としてもよい。
図6は、本発明の一実施の形態の2つ目の変形例に係る電力変換装置500について示す回路図である。電力変換装置500は、2レベル3相コンバータである。図6の回路は、図5と同じU相の上アーム210及び下アーム215、V相の上アーム220及び下アーム225、並びにW相の上アーム230及び下アーム235を有しているが、3相交流を入力として直流に変換する回路として用いる点で異なっている。このようにコンバータとして用いる場合であっても、SiCパワーMOSFET101を用い、同期整流を行うことでシリコンダイオードに比べて損失を低減することができる。ここで、図6の回路では、ショットキダイオード102をSiCパワーMOSFET101と並列に接続する例について示しているが、上述したようにショットキダイオード102の数は適宜定めることができ、また、図1で示したようにショットキダイオード102を用いずに、内臓ダイオードを使用するものであってもよい。
図7は、図6の電力変換装置500において、SiCパワーMOSFET101の温度が、温度Ts未満から温度Ts以上に変化した時のゲート駆動回路540がU相の上アーム110のSiCパワーMOSFET101のゲート、及びU相の下アームのSiCパワーMOSFET101のゲートにそれぞれ出力するゲート信号について示すグラフである。図3のグラフと同様に、変調波(電圧指令)及び搬送波についても示されている。
温度回路150より温度Tsを超えた旨が、変調波が0Vより高い期間における時刻tsにおいてゲート駆動回路540に通知されたとすると、ゲート駆動回路540は、上アーム110及び下アーム115の両方のSiCパワーMOSFET101のゲート信号を、ソース・ドレイン間を非導通とする電位の出力に切り替える。ここで、温度Tsが降下する時間を考慮して、入力される交流の少なくとも1/2周期以上連続して出力することとしてもよい。これにより、上アーム110及び下アーム115のSiCパワーMOSFET101はショットキダイオード102による整流をおこないながら、電力変換装置500としての動作を継続する。したがって、この場合であっても、並列接続された複数のSiCパワーMOSFET101の温度差は小さくなり、電流の集中によるSiCパワーMOSFETチップ181と外部電極とをつなぐワイヤボンデングあるいは半田に加わる熱ストレス過多による寿命低下を抑制することができる。
(5) 電力変換装置の外観構成
図8は、図1の電力変換装置100の外観を示す斜視図である。この図に示されるように、電力変換装置100は、電力変換装置100で発生した熱を空気中へ放出するための冷却フィン108上に熱伝導率を上げるための不図示のグリースを挟んで形成され、U相の上アーム110及び下アーム115の回路を含むU相パッケージ167、V相の上アーム120及び下アーム125の回路を含むV相パッケージ168、並びにW相の上アーム130及び下アーム135の回路を含むW相パッケージ169を有し、U相パッケージ167上にはU相出力163の端子、V相パッケージ168上にはV相出力164の端子、W相パッケージ169上にはW相出力165の端子が形成されている。またU相パッケージ167、V相パッケージ168及びW相パッケージ169は、それぞれの高電位端子及び低電位端子を接続する配線バスバー171及び172を有し、それぞれ直流高電位電極161及び直流低電位電極162に接続される。また、冷却フィン108上には温度回路150の一部であるサーミスタ151が形成され、電力変換装置100で発生した熱による温度上昇を検知する。ここで、図8の斜視図は、図1の電力変換装置100を示すものとしたが、図5の電力変換装置200及び図6の電力変換装置500のでも同様の斜視図で示すことができる。この場合には、U相パッケージ167は、U相の上アーム210及び下アーム215の回路を含むこととし、V相パッケージ168は、V相の上アーム220及び下アーム225の回路を含むこととし、W相パッケージ169は、W相の上アーム230及び下アーム235の回路を含むこととすることができる。
(6) 温度回路の構成
電力変換装置100から発生する熱は、電力変換装置100表面からも放熱するが、熱抵抗が大きいため、大部分の熱は熱抵抗が最も小さい冷却フィン108を通じて、空気中に放出される。従って、サーミスタ151と電力変換装置100の熱抵抗をRthm(k/W)とし、電力変換装置100の損失をQ(W)、サーミスタの温度をTtとすると電力変換装置100の温度Tmは、
Tm=Tt+Rthm×Q ・・・ (5)
で計算することができる。なお、電力変換装置100の損失Qは電流センサの情報と制御信号の情報、並びにSiCパワーMOSFET101の電圧電流特性及び電力変換装置200の場合にはSiCショットキダイオード102の電圧電流特性より計算できる。この場合には、電力変換装置100に含まれる各相の回路において、少なくとも1つのSiCパワーMOSFET101のゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力される。
図9は、SiCパワーMOSFET101の温度を演算するための構成について示すブロック図である。上述の式(5)を用いた温度演算においては、冷却フィン108に取り付けたサーミスタ151の出力を用いて、SiCパワーMOSFET101の温度を推定しているため、各アームに含まれるすべてのSiCパワーMOSFET101の発熱を合算した情報から特定のSiCパワーMOSFET101の温度を推定するのは難しい。図9に示されるように、SiCパワーMOSFETチップ181には、SiCパワーMOSFET101とダイオードとして構成される温度検知部257が設けられている。温度検知部257は、温度回路の一例である温度回路250の一部であり、温度回路250は、温度検知部257、定電流源256、処理装置251で構成される。温度検知部257のアノード電極258及びカソード電極259は、定電流源256と接続され、アノード電極258は処理装置251内のADコンバータ254に接続されている。処理装置251は、ADコンバータ254の他に演算器253とメモリ252を有する。
温度回路250は、まず、定電流源256により供給される電流により、温度検知部257のアノード・カソード間には順方向電圧降下が発生する。その電圧をADコンバータ254によりデジタル信号に変換し、あらかじめメモリ252に格納しておいた温度検知部257の温度と順方向電圧降下の関係から演算器253により温度検知部257の温度を演算する。なお、SiCパワーMOSFET101と温度検知部257は同じチップ上に形成されているため、温度検知部257の温度をSiCパワーMOSFET101の温度とすることができる。このように各SiCパワーMOSFETチップ181の温度を直接検出できるため、ゲート駆動回路140は、より高精度に計測された温度に基づいて、各SiCパワーMOSFET101のゲート信号を制御することができる。
(7) SiCパワーMOSFETチップの構成
図10は、SiCパワーMOSFETチップ181の例を概略的に示す平面図である。図10に示されるように、SiCパワーMOSFETチップ181では、ソース電極190(パッド)が2分割されて配置されると共に、アノード電極(パッド)258とカソード電極(パッド)259が配置され、ゲート電極182(パッド)からゲート配線183がSiCパワーMOSFETチップ181表面を取り囲んでいる。
図11は、図10のA−A線における断面について概略的に示す図である。ドレイン電極821上に形成されたn+層822上にはn−層823が形成されている。n−層823内には複数のpチャネル層831、834及び837が設けられている。pチャネル層834内にはn+ソース層832及び835、pチャネル層837内にはn+ソース層836が設けられている。pチャネル層831、n−層823及びpチャネル層834上に跨ってゲート酸化膜811が形成され、ゲート酸化膜811上にはゲート電極812が形成されている。n+ソース層835、n−層823、n+ソース層836上に跨ってゲート酸化膜811が形成され、ゲート酸化膜811上にはゲート電極812が形成されている。pチャネル層831、834及び837、並びにn+ソース層832、835及び836と接続してソース電極190が設けられている。ソース電極190とゲート電極812は、絶縁膜813で電気的に絶縁されている。pチャネル層831と接してn−層823内に、p−WELL層824が設けられ、p−WELL層824上には酸化膜825が形成されている。酸化膜825上には、p型ポリシリコン層806及びn型ポリシリコン層807が設けられ、p型ポリシリコン層806及びn型ポリシリコン層807により温度検知部257が形成されている。p型ポリシリコン層806は電極801と接続している。電極801は、アノード電極(パッド)258と接続されている。n型ポリシリコン層807は電極802と接続している。電極802は、カソード電極(パッド)259と接続されている。
(8) 本実施の形態の効果
本実施の形態において、電力変換装置100(200、500)は、複数の並列に接続されたSiCパワーMOSFET101の回路を有する半導体素子であるSiCパワーMOSFETチップ181と、温度を検出する温度回路150と、温度回路150から受信した所定温度以上である旨の信号に基づいて、少なくとも1つのSiCパワーMOSFET101のゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力するゲート駆動回路140を有しているため、より耐久性のあるSiCを用いたパワーMOSFETとすることができる。
また、SiCパワーMOSFET101は、更に並列に接続された少なくとも1つのショットキダイオード102を有していてもよく、この場合には、電力の損失を抑えることができると共に、還流時にSiCパワーMOSFET101を使用しないため、より耐久性を上げることができる。
また、SiCパワーMOSFET101は、上アーム110及び下アーム115の関係により、直列にも接続されており、ゲート駆動回路140は、温度回路150から温度Ts以上である旨の信号を受信した場合において、直列に接続された2つのSiCパワーMOSFET101のうち、一方のSiCパワーMOSFET101のゲートに、ソース・ドレイン間が導通と非導通とを交互に繰り返す信号を出力している間に、他方のSiCパワーMOSFET101のゲートにソース・ドレイン間を非導通とする信号を連続して出力することとしてもよい。この場合には、特に電力変換装置がインバータとして動作するときに、還流時の発熱を抑え、より耐久性を上げることができる。
また、SiCパワーMOSFET101は、上アーム110及び下アーム115の関係により、直列にも接続されており、ゲート駆動回路140は、温度回路150から温度Ts以上である旨の信号を受信した場合において、直列に接続された2つのSiCパワーMOSFET101の両方のMOSFETのゲートにソース・ドレイン間を非導通とする信号を、前記交流の少なくとも1/2周期以上連続して出力することとしてもよい。この場合には、特に電力変換装置がコンバータとして動作するときに、還流時の発熱を抑え、より耐久性を上げることができる。
また、温度回路150は、SiCパワーMOSFETチップ181内に形成された温度検知部257を有していてもよく、この場合には、各SiCパワーMOSFETチップ181の温度を直接検出できるため、より高精度に計測された温度に基づいて、ゲート駆動回路140を制御することができる。
また、ゲート駆動回路140は、所定温度以上である旨の信号の受信に基づいて、各相に含まれる少なくとも1つのSiCパワーMOSFET101のゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力することとしてもよい。この場合には、温度回路150における検出部は電力変換装置内に1か所とすることができ、コスト面製造面の負荷が少なく、更に電力変換装置の耐久性を向上させることができる。
本発明は、ポンプ、モータその他の装置・機器に適用することができる。
100 電力変換装置,101 SiCパワーMOSFET,102 ショットキダイオード,108 冷却フィン,110 上アーム,115 下アーム,120 上アーム,125 下アーム,130 上アーム,135 下アーム,140 ゲート駆動回路,150 温度回路,151 サーミスタ,161 直流高電位電極,162 直流低電位電極,163 U相出力,164 V相出力,165 W相出力,167 U相パッケージ,168 V相パッケージ,169 W相パッケージ,171 配線バスバー,181 SiCパワーMOSFETチップ,182 ゲート電極,183 ゲート配線,190 ソース電極,200 電力変換装置,210 上アーム,215 下アーム,220 上アーム,225 下アーム,230 上アーム,235 下アーム,250 温度回路,251 処理装置,252 メモリ,253 演算器,254 コンバータ,256 定電流源,257 温度検知部,258 アノード電極,259 カソード電極,500 電力変換装置,801 電極,802 電極,806 p型ポリシリコン層,807 n型ポリシリコン層,811 ゲート酸化膜,812 ゲート電極,813 絶縁膜,821 ドレイン電極,822 n+層,823 n−層,824 p−WELL層,825 酸化膜,831 pチャネル層,832 n+ソース層,834 pチャネル層,835 n+ソース層,836 n+ソース層,837 pチャネル層

Claims (6)

  1. SiCを含み、並列に接続された複数のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の回路を有する半導体素子と、
    温度を検出する温度回路と、
    前記温度回路から受信した所定温度以上である旨の信号に基づいて、前記複数のMOSFETのうちの少なくとも1つのMOSFETのゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力するゲート駆動回路と
    を備える電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記SiCを含む半導体素子は、前記並列に接続された複数のMOSFETに対して更に並列に接続された、少なくとも1つのショットキダイオードを有する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置において、
    前記SiCを含む半導体素子は、直列に接続された2つのMOSFETの回路を有し、
    前記ゲート駆動回路は、前記温度回路から前記所定温度以上である旨の信号を受信した場合において、前記直列に接続された2つのMOSFETのうち、一方のMOSFETのゲートに、ソース・ドレイン間が導通と非導通とを交互に繰り返す信号を出力している間に、他方のMOSFETのゲートにソース・ドレイン間を非導通とする信号を連続して出力する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電力変換装置において、
    交流を入力する入力端子を更に有し、
    前記SiCを含む半導体素子は、直列に接続された2つのMOSFETの回路を有し、
    前記ゲート駆動回路は、前記温度回路から所定温度以上である旨の信号を受信した場合において、前記直列に接続された2つのMOSFETの両方のMOSFETのゲートにソース・ドレイン間を非導通とする信号を、前記交流の少なくとも1/2周期以上連続して出力する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記温度回路は、前記SiCを含む半導体素子内に形成された温度検知部を有する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換装置は、複数相の交流を入力又は出力し、
    前記ゲート駆動回路は、前記所定温度以上である旨の信号の受信に基づいて、各相に含まれる少なくとも1つのMOSFETのゲートに対して、ソース・ドレイン間を非導通とする信号を出力する
    ことを特徴とする電力変換装置。
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