JP7140635B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
パワーエレクトロニクスの分野では、省エネルギーのため、産業、鉄道、自動車、家電、エレベータ、家電、医療等広い分野で電力変換器としてインバータの導入が進んでいる。インバータ化により、例えば、ポンプではバルブによる制御に対して、約25%の消費電力の削減が見込まれる。また、鉄道では回生により停止時、モータのエネルギーを架線に戻すことができ、約50%消費電力を削減できる。
インバータの普及に当たっては、キーとなるパワーデバイス(半導体デバイス)の発展が大きな役割を果たしてきた。すなわち、サイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ、バイポーラトランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、以下、IGBTと呼ぶ)と発展するに従い、パワーデバイスは、低損失化とともに、高周波でのスイッチングが可能になった。特に、IGBTは、バイポーラトランジスタまでの電流制御から電圧制御になり、CPU(Central Processing Unit)による制御性が向上した。さらに、IGBTは、破壊しにくくなり、初期のインバータが数kW程度であったのに対して、現在では数10MWのインバータも実現可能になっている。
パワーデバイスとしては、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)がある。しかしながら、シリコンは抵抗が高いため、特に耐圧が600V以上のものには、伝導度変調によりオン時の抵抗を下げられるサイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ、バイポーラトランジスタ、IGBTが用いられてきた。IGBTまでは材料としてシリコン(以下Siと呼ぶ)が用いられた。これに対して、近年シリコンカーバイト(Silicon Carbide、以下SiCと呼ぶ)あるいは窒化ガリウム(Gallium Nitride、以下GaNと呼ぶ)を用いたパワーデバイスが製品化されている。SiC及びGaNの絶縁破壊電界強度は、おのおの3.0MV/cm、3.3MV/cmであり、シリコンの絶縁破壊電界強度0.3MV/cmに対して1ケタ高い。このため、同じ耐圧で比較すると、SiC及びGaNは、IGBTまでのパワーデバイスに対して、半導体層の厚さを約1/10に薄くできる。半導体層の厚さを薄くできるため、半導体層抵抗を小さくでき、パワーMOSFETとしてもシリコンIGBTと同等の定格電流を得ることができる。
さらに、IGBTは、伝導度変調のため、構造上pn接合を有し、このpn接合の電位障壁により印加電圧が約1Vまでは電流がほとんど流れない。一方、パワーMOSFETは、pn接合による電位障壁がなく、0Vより直線的に電流が流れる。このため、インバータ用パワーデバイスとして、IGBTと、SiC及びGaNパワーMOSFETとを比較すると、SiC及びGaNパワーMOSFETは、IGBTよりオン電圧が小さくなり、損失を低減することができる。
ところで、パワーデバイスには、その温度以上では破壊する可能性がある絶対最大定格温度が定められている。このため、パワーデバイスの破壊を防止するために、その温度を測定する手段が提案され、実用化されている。もっとも普及している方法は、パワーデバイスを冷却するフィンにサーミスタ等の温度センサを取り付け、間接的にパワーデバイスの温度を測定する手法である。しかし、この手法では、モータ等の制御対象の急激な変化、例えば、負荷が急激に重たくなりモータが回転しなくなった場合、出力電流が急激に増加してパワーデバイスの温度が急激に上昇すると、パワーデバイスの急激な温度上昇を迅速に測定できない。すなわち、フィンには熱時定数があるため、パワーデバイスの温度と温度センサの測定温度との間に差が生じ、パワーデバイスの温度上昇に伴って、温度センサが異常を感知したときには、パワーデバイスの温度が絶対最大定格温度を超える可能性がある。
これを解決する手法が、特許文献1で述べられている。この手法は、パワーデバイス内部に温度を検知するためのダイオードを設け、このダイオードに定電流を流し、その時、ダイオードの両端に発生する順方向降下電圧を測定する方法である。順方向降下電圧は、パワーデバイスが使用される-40℃から175℃までは温度に比例して電圧が下がる特性を示す。この順方向降下電圧の変化を測定することで、パワーデバイスの温度を測定することができる。一方、パワーデバイスの温度を検知するためのダイオードを使わない手法が、特許文献2に述べられている。この手法は、IGBTがターンオフするときのゲート電圧であって、IGBTの帰還容量の電圧依存性によりゲート電圧が一定となるミラー期間を測定する方法である。ゲート電圧のミラー期間は、温度依存性を持つため、ミラー期間を測定することでパワーデバイスの温度を測定することができる。
特開平10-41510号公報 特開2013-142704号公報
特許文献1の手法は、パワーデバイス内部に温度を検知するためのダイオードを設ける必要があり、チップサイズの増加及びプロセスの追加が必要なため、チップのコスト高になる。特に、SiC、GaNは、ウエハコストが高く、また欠陥密度が高いため、小型のチップしか量産化できず、パワーデバイス内部に温度検出ダイオードを設けることは、シリコン以上にコスト的に難しい。
一方、特許文献2の手法は、パワーデバイス内部に温度を検知するためのダイオードを設けることは不要である。しかしながら、SiC等のMOSFETは、スイッチング損失低減のため、ゲート駆動速度が速く、ミラー期間を正確に測定することは困難である。
本発明の目的は、温度センサを用いることなく、半導体デバイスのゲート電圧の時間変化を基に半導体デバイスの温度を推定することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、交流電力を直流電力あるいは直流電力を交流電力に変換する電力変換装置であって、電流を制御するMOSゲート構造を有する複数の半導体デバイスと、前記半導体デバイスに接続される負荷の負荷電流を測定する複数の電流センサと、前記半導体デバイスのスイッチング動作を制御するゲート駆動回路と、前記半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化を測定するゲート電圧時間変化測定回路と、前記半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化と前記半導体デバイスの温度との関係を示す温度依存性に関する情報を前記負荷電流に関連づけて記憶するメモリと、前記電流センサの測定による前記負荷電流と前記ゲート電圧時間変化測定回路の測定結果を基に前記メモリに記憶された前記温度依存性に関する情報を参照し、当該参照結果から前記半導体デバイスのうち少なくとも一つの温度を推定する演算回路と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、温度センサを用いることなく、半導体デバイスのゲート電圧の時間変化を基に半導体デバイスの温度を推定することができ、結果として電力変換装置のコストを低減することができる。
本発明の第1実施例に係る電力変換装置の基本構成を示す構成図。 本発明の第1実施例に係るMOSFETのターンオン時のゲート電圧と時間との関係を示す特性図。 本発明の第1実施例に係る電力変換装置の作用を説明するためのフローチャート。 本発明の第1実施例に係る電力変換システムの全体構成を示す構成図。 本発明の第2実施例に係る電力変換システムの全体構成を示す構成図。 本発明の第2実施例に係る電力変換装置の作用を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る電力変換装置の基本構成を示す構成図であって、電力変換装置に搭載されるパワーデバイスの温度を測定するときの基本構成を示す構成図である。図1において、交流電力を直流電力あるいは直流電力を交流電力に変換する電力変換装置として、例えば、インバータを備えている。このインバータは、パワーデバイスとして、電流を制御するMOSゲート構造を有する複数の半導体デバイス、例えば、SiCあるいはGaNによるMOSFET(IGBTよりもゲート駆動速度の速い半導体デバイス)であって、上アームを構成するMOSFET1aと、下アームを構成するMOSFET1bを備えている。MOSFET1aのソースと、MOSFET1bのドレインが互いに接続され、この接続点が、モータ等の負荷に接続される。また、MOSFET1aのソースとMOSFET1bのドレインとの接続点の近傍には、インバータの負荷電流を測定するための電流センサ16が配置されている。
ここで、インバータの1相分で、下アームのMOSFET1bの温度を測定するに際して、本実施例では、MOSFET1bのゲートに、ゲート抵抗11とゲート電圧測定回路12が接続されている。ゲート抵抗11には、ゲート駆動回路10を介して演算回路14が接続され、ゲート電圧測定回路12には、ゲート電圧上昇時間測定回路13を介して演算回路14が接続されている。ゲート駆動回路10には、演算回路14からオン・オフ指令が送られる。ゲート駆動回路10は、演算回路14からのオン・オフ指令に応答してゲートパルス信号(スイッチング信号)を生成し、生成したゲートパルス信号を、ゲート抵抗11を介してMOSFET1bのゲートに印加し、MOSFET1bのスイッチング動作、例えば、オン(ターンオン)・オフ(ターンオフ)動作を制御する。
ゲート電圧測定回路12は、MOSFET1bのスイッチング時、例えば、オン(ターンオン)・オフ(ターンオフ)時のゲート電圧を測定し、測定したゲート電圧をゲート電圧上昇時間測定回路13に出力する。ゲート電圧上昇時間測定回路13は、ゲート電圧測定回路12の測定によるゲート電圧(例えば、MOSFET1bのオン時のゲート電圧)の上昇時間(ゲート電圧上昇時間)を測定し、測定結果を演算回路14に出力する。
演算回路14は、メモリ15を内蔵し、ゲート電圧上昇時間測定回路13の測定結果と電流センサ16の測定電流(負荷電流)を基にメモリ15を参照し、参照結果を基にMOSFET1bの温度(チップ温度)を推定演算する。この際、メモリ15には、半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化と半導体デバイスの温度との関係を示す温度依存性に関する情報が、負荷電流に関連づけて記憶されている。例えば、メモリ15には、MOSFET1bの温度(チップ温度)と、MOSFET1bのゲート電圧上昇時間との関係を示す特性であって、インバータの負荷電流(MOSFET1bの負荷電流)をパラメータとする温度依存性に関する情報が格納されている。
なお、演算回路14は、例えば、CPU、入出力インタフェース等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置(マイコン)で構成することができる。また、ゲート電圧上昇時間測定回路13の代わりに、ゲート電圧測定回路12の測定によるゲート電圧(例えば、MOSFET1bのオフ時のゲート電圧)の下降時間(ゲート電圧下降時間)を測定し、測定結果を演算回路14に出力する、ゲート電圧下降時間測定回路を用いることもできる。この際、メモリ15には、MOSFET1bの温度(チップ温度)と、MOSFET1bのゲート電圧下降時間との関係を示す特性であって、インバータの負荷電流(MOSFET1bの負荷電流)をパラメータとする温度依存性に関する情報が格納される。また、演算回路14は、ゲート電圧下降時間測定回路の測定結果と電流センサ16の測定電流を基にメモリ15を参照し、参照結果を基にMOSFET1bの温度(チップ温度)を推定演算することになる。
また、SiCあるいはGaNのMOSFETは、IGBTよりもターンオン速度が速いので、ゲート電圧上昇時間測定回路13またはゲート電圧下降時間測定回路としては、時間測定専用の集積回路(IC)を使うことが望ましい。これにより、SiCあるいはGaNのMOSFETのゲート電圧上昇時間又はゲート電圧下降時間を正確に測定することができる。
次に、実施例における測定原理を説明する。
MOSFETの飽和電流領域におけるドレイン電流Idは、次の(1)式で表される。
Figure 0007140635000001
ここで、W:MOSFETのゲート幅、L:ゲート長、μ:電子移動度、V:ゲート電圧、Vth:しきい値電圧、負荷電流Iloadとすると、MOSFETに負荷電流を流すことができるゲートしきい値電圧VGS(th)は、次の(2)式で表され、Vthは、次の(3)式で表される。
Figure 0007140635000002
Figure 0007140635000003
ここで、εsi:シリコン誘電率、q:電気素量、N:p層不純物濃度、Qo:ゲート酸化膜の界面電荷密度、C:単位面積当たりのゲート容量であり、Cは、次の(4)式で表される。
Figure 0007140635000004
ここで、tSiO2:ゲート酸化膜厚さ、φB:半導体層のフェルミレベルとフェルミ中央との差であり、φBは、次の(5)式で表される。
Figure 0007140635000005
ここで、K:ボルツマン定数、n:真性キャリア濃度(1.45×1010/cm3)である。φmsは、ポリシリコンゲート電極とシリコンの電位差であり、次の(6)式で表される。
Figure 0007140635000006
ゲートしきい値電圧VGS(th)の温度変化は、次の(7)式で表される。
Figure 0007140635000007
半導体において、p層不純物濃度Ndは、高精度に管理されているため、チップ、ウエハ、ウエハロット間のばらつきは少ない。すなわち、半導体にある負荷電流を流すことができるゲートしきい値電圧VGS(th)を測定することで、その温度依存性から、半導体の温度を推定することができる。
IGBTの場合、コレクタ電流Icは、電子電流Ieとホール電流Ihの和で表される。電子電流Ieは、MOS電流のため、(1)式で表される。ホール電流Ihは、pnpトランジスタの電流増幅率をαとして、次の(8)式で表される。
Figure 0007140635000008
すなわちコレクタ電流Icは、次の(9)式で表される。
Figure 0007140635000009
コレクタ電流Icは、電子電流Ieに比例するため、IGBTに、ある負荷電流を流すことができるゲートしきい値電圧VGS(th)は、(2)式で表される。
しかしながら、ゲートしきい値電圧VGS(th)を測定するためには、インバータを停止する必要がある。そこで、本実施例では、インバータを停止することなく、稼働状態のインバータにおいて、MOSFETの温度を測定することとしている。
以下、稼働状態のインバータにおいて、MOSFETの温度を測定する原理を図2にて説明する。図2は、MOSFETのゲート電圧と時間との関係を示す特性図であって、図1に示す下アームのMOSFET1bがターンオンするときのゲート電圧の時間変化を示す。実線は、チップ温度Tj1のときのゲート電圧の変化を示し、点線は、チップ温度Tj2のときのゲート電圧の変化を示す。チップ温度Tj1<チップ温度Tj2である。
MOSFET1bのゲート電圧が第1のしきい値電圧Vref1を超えるまでは、MOSFET1bには電流(負荷電流)は流れないが、MOSFET1bのゲート電圧が第1のしきい値電圧Vref1を超えると、MOSFET1bには電流(負荷電流)が流れる。
この際、稼働状態のインバータにおいて、MOSFET1bの温度を測定するために、MOSFET1bに電流(負荷電流)が流れ始めたときのゲート電圧を、測定開始時のゲート電圧として測定し、その後、ゲート電圧が、第2のしきい値電圧Vref2を超えるまでゲート電圧の測定を継続し、ゲート電圧が、第1のしきい値電圧Vref1を超えた時間から、第2のしきい値電圧Vref2に達するまでの時間を、ゲート電圧上昇時間として測定する。例えば、チップ温度Tj1のときのゲート電圧上昇時間△t1と、チップ温度Tj2のときのゲート電圧上昇時間△t2を測定する。
ところで、前記(7)式から、温度(チップ温度)が高いほどゲートしきい値電圧VGS(th)は低くなる。すなわち、温度(チップ温度)が高いほど、早くMOSFET1bに電流が流れ始めるので、MOSFET1bのゲート電圧の立ち上がりが早くなる。このため、チップ温度Tj1<チップ温度Tj2の場合、チップ温度Tj1のときよりも、チップ温度Tj2のときの方が、MOSFET1bのゲート電圧の立ち上がりが早くなり、チップ温度Tj1のときのゲート電圧上昇時間△t1>チップ温度Tj2のときのゲート電圧上昇時間△t2となる。また、ゲート電圧上昇時間は、図2には図示されていないが、MOSFET1bに流れる負荷電流の値によって変化する特性を示す。すなわちゲート電圧上昇時間は、MOSFET1bのチップ温度と負荷電流に依存するという温度依存性を持つ。そこで、本実施例では、ゲート電圧上昇時間が、MOSFET1bのチップ温度と負荷電流に依存するという温度依存性の原理を利用し、ゲート電圧上昇時間を基にMOSFET1bの温度(チップ温度)を推定することとしている。
なお、図2では、MOSFET1bがターンオンする場合の特性を記載したが、ゲートしきい値電圧VGS(th)の温度依存性により、ゲート電圧下降時間(ターンオフ下降時間)も温度依存性を持つので、ゲート電圧下降時間(ターンオフ下降時間)を基に、MOSFETの温度(チップ温度)を推定することも可能である。
次に、ゲート電圧上昇時間を基にMOSFETのチップ温度を推定する方法を図3のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS100:演算回路14による処理が開始されると、演算回路14から、下アームのMOSFET1bをオンするためのオン指令が発生する。このオン指令がオン指令信号としてゲート駆動回路10に入力されると、ゲート駆動回路10は、オン指令信号を増幅し、増幅したオン指令信号を、ゲート抵抗11を介してMOSFET1bのゲートに印加し、MOSFET1bのゲート容量を充電する。これにより、下アームのMOSFET1bのゲート電圧が上昇し始める。
ステップS101:ゲート電圧測定回路12にて、MOSFET1bのゲート電圧を測定する。なお、ゲート電圧測定回路12は、演算回路14から発生するオン指令に関係なく、MOSFET1bのゲート電圧を測定していてもよい。
ステップS102:ゲート電圧測定回路12にて、MOSFET1bのゲート電圧を測定し、MOSFET1bのゲート電圧が第1のしきい値電圧Vref1に達したか否かを判定する。ゲート電圧測定回路12は、ゲート電圧が第1のしきい値電圧Vref1に達するまで、判定処理を繰り返し、ゲート電圧が第1のしきい値電圧Vref1に達した場合、ゲート電圧上昇時間測定回路13に測定開始指令を出力する。
ステップS103:ゲート電圧測定回路12からの測定開始指令を受けたことを条件に、ゲート電圧上昇時間測定回路13は、ゲート電圧測定回路12の測定結果を基に、MOSFET1bのゲート電圧上昇時間の測定を開始する。
ステップS104:ゲート電圧測定回路12にて、MOSFET1bのゲート電圧を測定し、MOSFET1bのゲート電圧が第2のしきい値電圧Vref2に達したか否かを判定する。ゲート電圧測定回路12は、ゲート電圧が第2のしきい値電圧Vref2に達するまで、判定処理を繰り返し、ゲート電圧が第2のしきい値電圧Vref2に達した場合、ゲート電圧上昇時間測定回路13に測定停止指令を出力する。
ステップS105:ゲート電圧測定回路12からの測定停止指令を受けたことを条件に、ゲート電圧上昇時間測定回路13は、ゲート電圧上昇時間の測定を停止する。測定停止後、ゲート電圧上昇時間測定回路13は、MOSFET1bのゲート電圧上昇時間に関するゲート電圧上昇時間情報を測定結果として演算回路14に伝える。この際、ゲート電圧上昇時間測定回路13は、ゲート電圧上昇時間情報を容易かつ正確に伝えるために、シリアル信号で演算回路14に伝送することが望ましい。
ステップS106:電流センサ16は、MOSFET1bの負荷電流(インバータの負荷電流)を測定し、測定結果を負荷電流情報として演算回路14に伝える。
ステップS107:演算回路14は、電流センサ16からの負荷電流情報とゲート電圧上昇時間測定回路13からのゲート電圧上昇時間情報に基に、メモリ15を参照し、負荷電流でのゲート電圧上昇時間の温度依存性から、MOSFET1bのチップ温度を推定し、その後、このルーチンでの処理を終了する。
図4は、第1実施例に係る2レベル3相インバータを含む電力変換システムの全体構成図である。図4において、2レベル3相インバータは、モータ(電動機)30を駆動する電力変換装置として構成されている。各相の上アームは、MOSFET1a、1c、1eで構成されている。下アームは、MOSFET1b、1d、1fで構成されている。MOSFET1a、1c、1eのドレインは、直流高電位電極20に接続されている。MOSFET1b、1d、1fのソースは、直流低電位電極21に接続されている。直流高電位電極20及び直流低電位電極21は、図示されていないバッテリあるいは交流を整流した直流電源と接続されている。
MOSFET1aのソースは、MOSFET1bのドレインと接続され、モータ30のU相端子と接続されている。MOSFET1cのソースは、MOSFET1dのドレインと接続され、モータ30のV相端子と接続されている。MOSFET1eのソースは、MOSFET1fのドレインと接続され、モータ30のW相端子と接続されている。モータ端子とMOSFET間には、U、V、W相用の電流センサ16a、16b、16cが接続されている。電流センサ16a、16b、16cの出力は、演算回路14に入力されている。電流センサ16a、16b、16cは、インバータの負荷電流(MOSFET1a、1b、1c、1d、1e、1fの負荷電流)とモータ30の電流(モータ電流)を検出することができ、モータ制御用と共用化することで、電力変換装置のコストを抑制できる。
MOSFET1a、1b、1c、1d、1e、1fのゲートには、各々ゲート抵抗11a、11b、11c、11d、11e、11fが接続されている。ゲート抵抗11a、11b、11c、11d、11e、11fは、各々ゲート駆動回路10と接続されている。また、MOSFET1a、1b、1c、1d、1e、1fのゲートは、各々ゲート電圧測定回路12に接続されている。ゲート電圧測定回路12は、上下U、V、W相用として計6回路あり、各々のゲート電圧測定回路12がゲート電圧上昇時間測定回路13に接続されている。ゲート電圧上昇時間測定回路13も上下U、V、W相用として計6回路あり、各々のゲート電圧上昇時間測定回路13が演算回路14と接続されている。演算回路14には、メモリ15が内蔵されている。メモリ15には、MOSFET1a~1fの温度(チップ温度)と、MOSFET1a~1fのゲート電圧上昇時間との関係を示す特性であって、MOSFET1a~1fの負荷電流(インバータの負荷電流)をパラメータとする温度依存性に関する情報が格納されている。
演算回路14は、各ゲート電圧上昇時間測定回路13の測定結果と電流センサ16a~16cの測定電流(負荷電流)を基にメモリ15を参照し、参照結果を基にMOSFET1a~1fの温度(チップ温度)を推定演算する。この際、演算回路14は、MOSFET1a~1fについて、計6回、図3に示すステップS100~ステップ107の処理を実行することで、上下U、V、W相用計6個のMOSFET1a~1fの温度(チップ温度)を推定することができる。
本実施例によれば、温度センサを用いることなく、半導体デバイスのゲート電圧の時間変化を基に半導体デバイスの温度を推定することができる。さらに、本実施例によれば、IGBTよりもゲート駆動速度の速い半導体デバイス(SiCあるいはGaNによるMOSFET)の温度を推定することができ、結果として電力変換装置のコストを低減することができる。
図5は、第2実施例に係る2レベル3相インバータを含む電力変換システムの全体構成図である。本実施例は、ゲート電圧測定回路12及びゲート電圧上昇時間測定回路13を1回路のみで構成したものであり、他の構成は、第1実施例と同様である。すなわち、本実施例では、演算回路14が、MOSFET1a~1fをオン・オフ制御するためのオン指令又はオフ指令をゲート駆動回路10に出力する過程で、MOSFET1a~1fのうちいずれか一つのMOSFETを測定対象デバイスとして順次選択する構成を採用している。この際、測定対象デバイスのゲート電圧をゲート電圧測定回路12で順次測定し、ゲート電圧測定回路12の測定結果を基に、測定対象デバイスのゲート電圧上昇時間をゲート電圧上昇時間測定回路13で順次測定し、ゲート電圧上昇時間測定回路13の測定結果を演算回路14に出力する構成である。
次に、上下U、V、W相用計6個のMOSFETの温度を推定する方法を図6のフローチャートを使って説明する。
演算回路14は、処理が開始されると、MOSFET1a~1fのうちいずれかをオンするためのオン指令を順次発生し(S100)、その後、MOSFET1a~1fのうちいずれか一つのMOSFETを測定対象デバイスとして選択する(S108)。次に、ゲート電圧測定回路12は、測定対象デバイスのゲート電圧を測定し、測定結果をゲート電圧上昇時間測定回路13に出力(S101)。以下、ステップS102~S107では、図3のステップS102~S107と同様の処理が実行される。この際、演算回路14から、MOSFET1a~1fのうちいずれかをオンするためのオン指令が順次発生する過程で、ステップS108において、MOSFET1a~1fのうちいずれかのMOSFETが測定対象デバイスとして順次選択され、選択された測定対象デバイスに対して、ステップS101~S107の処理が実行される。これにより、ゲート電圧測定回路12及びゲート電圧上昇時間測定回路13を1回路のみで構成しても、MOSFET1a~1fのうちいずれか一つのMOSFETを測定対象デバイスとして順次選択し、選択された各MOSFET1a~1fの温度(チップ温度)を順次推定することができる。
本実施例によれば、第1実施例と同様の効果を奏することができると共に、ゲート電圧測定回路12とゲート電圧上昇時間測定回路13を各々1回路で構成することができ、第1実施例よりも電力変換装置の構成の簡素化を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、図4と図5において、ゲート電圧上昇時間測定回路13の代わりに、ゲート電圧測定回路12の測定によるゲート電圧(例えば、MOSFET1bのオフ時のゲート電圧)の下降時間(ゲート電圧下降時間)を測定し、測定結果を演算回路14に出力する、ゲート電圧下降時間測定回路を用いることもできる。この際、メモリ15には、MOSFET1bの温度(チップ温度)と、MOSFET1bのゲート電圧下降時間との関係を示す特性であって、インバータの負荷電流(MOSFET1bの負荷電流)をパラメータとする温度依存性に関する情報が格納される。
また、第1実施例および第2実施例において、ゲート電圧測定回路12と、ゲート電圧上昇時間測定回路13又はゲート電圧下降時間測定回路の代わりに、半導体デバイス(SiCあるいはGaNによるMOSFET)のスイッチング動作時(ターンオン・ターンオフ)におけるゲート電圧の時間変化を測定するゲート電圧時間変化測定回路を用いることができる。この際、メモリ15には、半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化と半導体デバイスの温度との関係を示す温度依存性に関する情報を負荷電流に関連づけて記憶する。演算回路14は、電流センサ16a~16cの測定による負荷電流とゲート電圧時間変化測定回路の測定結果を基に、メモリ15に記憶された温度依存性に関する情報を参照し、この参照結果から、半導体デバイスのうち少なくとも一つの温度(チップ温度)を推定する。これにより、ゲート電圧測定回路12と、ゲート電圧上昇時間測定回路13又はゲート電圧下降時間測定回路を用いたときよりも、電力変換装置の構成の簡素化を図ることができる。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。さらに、上記の各構成、機能は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)メモリカード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録して置くことができる。
1a、1b、1c、1d、1e、1f:MOSFET、10:ゲート駆動回路、11a、11b、11c、11d、11e、11f:ゲート抵抗、12:ゲート電圧測定回路、13:ゲート電圧上昇時間測定回路、14:演算回路、15:メモリ、16、16a、16b、16c:電流センサ、20:直流高電位電極、21:直流低電位電極、30:モータ

Claims (7)

  1. 交流電力を直流電力あるいは直流電力を交流電力に変換する電力変換装置であって、
    電流を制御するMOSゲート構造を有する複数の半導体デバイスと、
    前記半導体デバイスに接続される負荷の負荷電流を測定する複数の電流センサと、
    前記半導体デバイスのスイッチング動作を制御するゲート駆動回路と、
    前記半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化を測定するゲート電圧時間変化測定回路と、
    前記半導体デバイスのスイッチング動作時におけるゲート電圧の時間変化と前記半導体デバイスの温度との関係を示す温度依存性に関する情報を前記負荷電流に関連づけて記憶するメモリと、
    前記電流センサの測定による前記負荷電流と前記ゲート電圧時間変化測定回路の測定結果を基に前記メモリに記憶された前記温度依存性に関する情報を参照し、当該参照結果から前記半導体デバイスのうち少なくとも一つの温度を推定する演算回路と、を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記ゲート電圧時間変化測定回路は、
    前記半導体デバイスのターンオン時又はターンオフ時におけるゲート電圧を測定する1以上のゲート電圧測定回路と、
    前記ゲート電圧測定回路の測定結果を基に前記半導体デバイスのターンオン時におけるゲート電圧上昇時間を測定する1以上のゲート電圧上昇時間測定回路又は前記半導体デバイスのターンオフ時におけるゲート電圧下降時間を測定する1以上のゲート電圧下降時間測定回路を含み、
    前記メモリは、
    前記ゲート電圧の時間変化を、前記ゲート電圧上昇時間又は前記ゲート電圧下降時間として記憶し、
    前記演算回路は、
    前記ゲート電圧時間変化測定回路の測定結果として、前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記ゲート電圧下降時間測定回路の測定結果を取り込むことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置であって、
    前記半導体デバイスは、
    シリコンカーバイトあるいは窒化ガリウムMOSFETであることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記ゲート電圧下降時間測定回路の測定結果による出力は、シリアル信号であることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記ゲート電圧下降時間測定回路は、集積回路であることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1又は2に記載の電力変換装置であって、
    前記負荷は、モータであり、
    前記電流センサは、
    前記負荷電流と共に、前記モータに流れるモータ電流を測定することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記ゲート電圧測定回路と、前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記ゲート電圧下降時間測定回路が、各々1回路で構成された場合、
    前記1回路による前記ゲート電圧測定回路は、
    前記半導体デバイスのうち測定対象デバイスのゲート電圧を順次測定し、各測定結果を前記1回路による前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記1回路による前記ゲート電圧下降時間測定回路を介して前記演算回路に伝送し、
    前記演算回路は、
    前記1回路による前記ゲート電圧上昇時間測定回路又は前記1回路による前記ゲート電圧下降時間測定回路の測定結果を順次取り込み、前記測定対象デバイスの温度を順次推定することを特徴とする電力変換装置。
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